JP6238036B2 - 送信端末装置及び通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、マルチレートを有する伝送方式において、伝送路の状況に応じて適応的に伝送レートを選択する通信システムのための送信端末装置、受信端末装置、及び当該通信システムに関する。
例えば電力線通信(以下、PLC(Power Line Communication)という。)方式は、低速PLC(10kHz〜450kHz)の通信でスペクトラム拡散方式を用い、1次変調方式がBPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)などの複数の変調方式を用いている。PLC方式では、家電機器の使用状況に応じて、通信路である電力線におけるノイズレベルが変動し、ノイズレベルの変動に追従する伝送レートの制御方式が必要であるが、従来の適応レート制御は無線LAN(Local Area Network)方式で開発されたものが主であった。
例えばIEEE802.11システムにおいては、データフレーム送信は、データフレームを送信した無線基地局及び各無線端末装置がそのデータ送信に対する肯定応答であるACKフレームを送信先の無線端末装置あるいは無線基地局から受け取った場合に、「送信成功」となる。一方、データフレーム送信は、ACKフレームを受け取らなかった場合には、「送信失敗」となる。
従来技術に係る方法では、複数の伝送レートR1、R2、R3(昇順)を有している場合に、伝送レートR1で送信している場合に、複数回連続して送信失敗したときに、伝送レートR1より低速な伝送レートR2で送信する。一方、伝送レートR2で送信している場合に、複数回連続で送信成功したときに、伝送レートR2よりも高速な、伝送レートR1で送信することにより、効率の向上を図る。このように、従来のマルチレート制御においては、送信の成功/失敗に基づいて、伝送路の状況に合わせて適応的に伝送レートを制御していた。
特開2003−319007号公報 特開2000−049663号公報
しかし、高い伝送レートに変更する場合に、元の伝送レートで複数回送信成功したからといって、変更した伝送レートでのエラー率が保証できるわけではない。変更しようとする高い伝送レートのエラー率が高い場合、再送率が高くなり、トラフィック負荷を高くしてしまい、効率を落としてしまう場合があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、従来技術に比較して少ないトラフィック負荷で効率的に伝送レートの適応制御を行うことができる送信端末装置、受信端末装置及びそれらを備える通信システムを提供することにある。
第1の発明に係る送信端末装置は、送信端末装置と受信端末装置とが伝送路を介して接続され、複数の伝送レートが選択可能であり、上記送信端末装置から上記受信端末装置に送るトレーニング信号の受信成否情報を用いて適応的に伝送レートを制御する通信システムのための送信端末装置であって、次回設定した伝送レートよりも高い伝送レートでトレーニング信号を送信し、上記受信端末装置からの受信成否情報に基づいて伝送レートを判断して選択する制御回路を備えることを特徴とする。
上記送信端末装置において、上記制御回路は、トレーニング信号のデータサイズを、伝送レートに応じて最低限保証したいビットエラー率を検出可能なデータ数に設定することを特徴とする。
また、上記送信端末装置において、上記制御回路は、上記受信端末装置からの受信成否情報において複数回連続して受信失敗である場合に、トレーニング信号の送信間隔を広げることを特徴とする。
さらに、上記送信端末装置において、上記受信端末装置からの受信成否情報は受信品質を含み、上記制御回路は、上記受信品質から前回の受信品質を減算してなる受信品質差が所定のしきい値以上である場合に、トレーニング信号の送信間隔を短くすることを特徴とする。
またさらに、上記送信端末装置において、上記受信端末装置からの受信成否情報は受信品質を含み、上記制御回路は、上記受信品質から前回の受信品質を減算してなる受信品質差が所定のしきい値以上である場合に、トレーニング信号の伝送レートを通常設定の伝送レート差よりも高い伝送レート差だけ高くすることを特徴とする。
また、上記送信端末装置において、上記制御回路は、上記受信端末装置に対して複数のトレーニング信号を送信し、上記受信端末装置からの複数の受信成否情報に係る統計情報に基づいて伝送レートを判断して選択することを特徴とする。
さらに、上記送信端末装置において、上記受信端末装置からの受信成否情報は受信品質を含み、上記制御回路は、上記受信端末装置に対して互いに異なる複数の伝送レートのデータを含むトレーニング信号を送信し、上記受信端末装置からの異なる複数の伝送レートのデータに対する複数の受信品質に基づいてエラー率を推定し、上記推定したエラー率に基づいて伝送レートを判断して選択することを特徴とする。
第2の発明に係る受信端末装置は、送信端末装置と受信端末装置とが伝送路を介して接続され、複数の伝送レートが選択可能であり、上記送信端末装置から上記受信端末装置に送るトレーニング信号の受信成否情報を用いて適応的に伝送レートを制御する通信システムのための受信端末装置であって、上記送信端末装置からのトレーニング信号に応答して、受信成否情報を送信するように制御する制御回路を備えることを特徴とする。
第3の発明に係る通信システムは、上記送信端末装置と、上記受信端末装置とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る送信端末装置を含む通信システムによれば、次回設定した伝送レートよりも高い伝送レートでトレーニング信号を送信し、上記受信端末装置からの受信成否情報に基づいて伝送レートを判断して選択する。従って、従来技術に比較して少ないトラフィック負荷で効率的に伝送レートの適応制御を行うことができる。
図1は、実施の形態1に係るPLC通信システムの構成を示すブロック図である。 図2は、図1のPLC通信システムにおける伝送レートに対する所要SNRテーブルの一例を示す表である。 図3は、図1の受信端末装置から送信端末装置に向けて送信されるパケット信号のパケットフォーマットを示す図である。 図4は、実施の形態1に係るPLC通信において用いる伝送レートをパラメータとするSNRに対するFER(再送なし)の特性例を示すグラフである。 図5は、実施の形態1に係るPLC通信においてスペクトル拡散方式を用いたときの伝送レートをパラメータとするSNRに対する成功率の特性例を示すグラフである。 図6Aは、実施例1−1に係るPLC通信の一例を示すタイミングチャートである。 図6Bは、実施例1−2に係るPLC通信の一例を示すタイミングチャートである。 図7は、実施例1−3に係るPLC通信の一例を示すタイミングチャートである。 図8は、実施例1−4に係る送信端末装置によるトレーニング信号制御処理を示すフローチャートである。 図9は、実施例1−5に係る送信端末装置によるトレーニング信号制御処理を示すフローチャートである。 図10は、実施例1−6に係る複数のトレーニング信号を用いた伝送レートの適応制御処理を示すタイミングチャートである。 図11は、実施例1−7に係る複数の伝送レートを含むトレーニング信号を用いた伝送レートの適応制御処理を示すタイミングチャートである。 図12は、変形例に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。
以下では、本発明の実施の形態に係るPLC通信システム等について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明の実施の形態に係るPLC通信システムは、PLC通信方法又はプログラムとして実現されることも可能である。
なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施の形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態に係るPLC通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態に係るPLC通信システムは、送信端末装置1Aと、受信端末装置2Aと、それらを接続する電力線3とを備えて構成され、送信端末装置1Aと受信端末装置2Aとの間でパケット通信を行う。ここで、送信端末装置1Aは、伝送レート制御回路10Aと、送信フレーム生成回路11と、変調器12と、PLC送信回路13と、結合器14と、PLC受信回路15と、復調器16と、分離回路17とを備えて構成される。また、受信端末装置2Aは、伝送レート制御回路20Aと、送信フレーム生成回路21と、変調器22と、PLC送信回路23と、結合器24と、PLC受信回路25と、復調器26と、SNR測定回路27とを備えて構成される。
送信端末装置1Aにおいて、受信端末装置2Aから受信した受信信号は、電力線3を送信端末装置1A及び受信端末装置2Aに接続するための結合器14を介してPLC受信回路15に送られる。PLC受信回路15では、受信信号が増幅され、中間周波数又はベースバンド周波数に周波数変換される。周波数変換された信号は、復調器16で復調される。復調後のデータ信号は、分離回路17に送られ、分離回路17で受信データと伝送レート切り替え制御のための制御信号とに分離される。伝送レート制御回路10Aでは、受信端末装置2Aから受信した肯定応答信号であるACK信号を送信フレーム生成回路11に送る。
図2は図1の通信システムにおける伝送レートに対する所要SNRテーブル31の一例を示す表である。図2に示すように、用いる変調方式における伝送レートモード毎に、伝送速度、所要SNRが定まる。本実施の形態では、例えば、図2のテーブル31に示すように、9個の伝送レートR1〜R9を有する。ここで、伝送レートR1に近づくほど伝送速度が高速である一方、伝送レートR9に近づくほど伝送速度は低速である。
図3は図1の受信端末装置2Aから送信端末装置1Aに向けて送信されるパケット信号のパケットフォーマットを示す図である。送信フレーム生成回路21は図3に示すように、送信データ(肯定応答のACK)に、「受信品質に関する情報」を含めてパケットフォーマットの送信フレームとして生成して変調器22に送る。
本実施の形態では、送信端末装置1Aは、次回設定した伝送レートよりも高い伝送レートでトレーニング信号を受信端末装置2Aに送信し、受信端末装置2AからのACK信号に基づいてデータを送信するときの伝送レートを適応制御することを特徴としている。特に、変調度及び符号化率により、複数段階の伝送レートを選択可能な伝送方式において、それぞれの伝送レートのエラー率とSNRの関係が既知であるとしている。そして、伝送レートを高くする際に、試験用の伝送レートを用いたトレーニング信号の送信成否情報に基づき、保証できるエラー率を推測し、伝送レートを決定することにより、目標のエラー率を満たす伝送レートを確実に選択できるようになる。
ここで、ACK信号は、例えば以下の3種類のうちのいずれである。
(1)ただ単に、受信端末装置2Aにおいて受信成功のときに返信される肯定応答信号(実施例1−1)(なお、トレーニング信号を送信した後、所定時間内にACK信号を受信すれば「受信成功」と判断し、所定時間内に受信できなければ「受信失敗」と判断する)、
(2)受信成否信号(受信成功又は受信失敗の情報を含む)を含むACK信号(実施例1−2)、
(3)受信成否信号(受信成功及び受信SNRの情報を含む)を含むACK信号(実施例1−2、1−4、及び1−5)。
なお、後述する実施例1−3においては、ACK信号は受信成功又は受信失敗を送信端末装置1Aで判断できれば、いずれであってもよい。
また、送信端末装置1Aにおいて、送信フレーム生成回路11は送信データに基づいて、伝送レート制御回路10Aによる伝送レートで送信するパケット信号のための送信フレームを生成して変調器12に送る。送られた送信フレームは伝送レート制御回路10Aによる伝送レートでPLCのための所定の変調方式で変調され、変調された信号がPLC送信回路13に送られる。PLC送信回路13では、変調された信号を周波数変換し、更に電力増幅して送信信号を生成し、当該送信信号は結合器14及び電力線3を介して受信端末装置2Aに送信される。
受信端末装置2Aにおいて、送信端末装置1Aから受信した受信信号は、送信と受信で同一の伝送路を用いるための結合器24を介してPLC受信回路25に送られる。PLC受信回路25では、受信信号が低雑音増幅され、中間周波数又はベースバンド周波数に周波数変換される。周波数変換された信号は復調器26及びSNR測定回路27に送られる。周波数変換された信号は復調器26で復調された後、受信データとして伝送レート制御回路20A及び外部回路に送られる。一方、SNR測定回路27は、受信時のノイズレベル(干渉波電力及びノイズ電力のレベルを含む。なお、干渉波電力を含まない場合もある。)に対する受信信号レベルの比の値であるSNIR(Signal to Noise and Interference Ratio)(以下、SNR(Signal−to−Noise Ratio)という。)(dB)を受信品質として測定して伝送レート制御回路20Aに出力する。SNRの測定方法は例えば特許文献2において開示されており公知である。
伝送レート制御回路20Aでは、受信データ及びSNRに基づいて「受信成功」であるか「受信失敗」であるかを判断し、上述の3種類のACK信号のうちのいずれかを実施例に応じて生成して送信フレーム生成回路21に出力する。送信フレーム生成回路21は図4に示すように、送信データ(ACK信号)を含むパケットフォーマットの送信フレームを生成して変調器22に送る。送られた送信フレームは伝送レート制御回路10Aによる伝送レートでPLCのための所定の変調方式で変調され、変調された信号がPLC送信回路23に送られる。PLC送信回路23では、変調された信号を周波数変換し、更に電力増幅して送信信号を生成し、当該送信信号は結合器24及び電力線3を介して送信端末装置1Aに送信される。
図4は本実施の形態に係るPLC通信において用いる伝送レートをパラメータとするSNRに対するフレームエラー率(FER(Frame Error Rate))(再送なし)の特性例を示すグラフである。本実施の形態に係る通信システムでは、次回設定した伝送レートよりも高い伝送レートをトレーニング信号に設定して送信して、当該トレーニング信号の送信成功のときに、当該次回設定した伝送レートでデータを送信することを特徴としている。図4に示すように、高い伝送レートR7は設定したい伝送レートR8よりも所要SNRが高く、エラーが発生しやすいため、高い伝送レートR7でトレーニング信号を送信して成功すれば、少ないパケット数で、短いデータビット数でエラー率を確保した伝送レートが選択可能となる。例えば、図4のようなフレームエラー率とSNRの関係がある場合に、伝送レートR7でフレームエラー率(FER)が0.8の伝送路状態では、伝送レートR8のフレームエラー率は10−2である。よって、伝送レートR7で5パケットのトレーニング信号を送信し、1パケットのトレーニング信号でも受信成功すれば、伝送レートR8のフレームエラー率が10−2以下であるといえる。なお、伝送レートR8で同条件のエラー率を測定するとすると、100回中99回以上受信成功する必要がある。
本実施の形態において、トレーニング信号のデータサイズを最低限保証したいビットエラー率を検出可能なデータ数に伝送レートに応じて変更する。これにより、冗長なトレーニング信号を最低限必要なサイズに制限することで、トラフィックの効率化がはかれる。
図5は本実施の形態に係るPLC通信においてスペクトル拡散方式を用いたときの伝送レートをパラメータとするSNRに対する成功率の特性例を示すグラフである。図5から明らかなように、伝送レートが高いほど所要SNRが高くなり、各伝送レートでは、SNRが高いほど成功率が高い。
図6Aは実施例1−1に係るPLC通信の一例を示すタイミングチャートである。図6Aに示すように、送信端末装置1Aは、現在伝送レートR9でデータを送信していて、次回設定した伝送レートR8よりも高い伝送レートR7をトレーニング信号に設定して送信する。そして、受信端末装置2AからのACK信号に基づいて当該トレーニング信号の送信成功のときに、当該次回設定した伝送レートR8でデータを送信する。従って、高い伝送レートR7は設定したい伝送レートR8よりも所要SNRが高く、エラーが発生しやすいため、高い伝送レートR7でトレーニング信号を送信して成功すれば、少ないパケット数で、短いデータビット数でエラー率を確保した伝送レートが選択可能となる。
図6Bは実施例1−2に係るPLC通信の一例を示すタイミングチャートである。図6Bにおいて、送信端末装置1Aは、伝送レートR9でデータを送信した後、伝送レートR7でトレーニング信号を送信する。これに応答して、受信端末装置2Aは、受信成否情報を含むACK信号を送信端末装置1Aに返信する。送信端末装置1AはACK信号により「受信成功」を確認したとき、次回設定する伝送レートR8でデータの送信を開始する。
図7は実施例1−3に係るPLC通信の一例を示すタイミングチャートである。図7において、伝送レートR10でデータを送信していて、トレーニング信号を伝送レートR8でかつ複数回連続で送信して、受信端末装置2Aがそれを受信失敗した場合に、トレーニング信号の送信間隔を広げる。すなわち、データの送信回数を増やし、トレーニング信号の送信間隔を広げることを特徴とする。すなわち、伝送路状態をACK信号に含まれる受信成否情報で監視するためには何回かに1回送信するが、伝送路に変動がない場合は、無駄な負荷になってしまうため、極力トラフィックは抑える必要がある。より高い伝送レートのトレーニング信号を送信して、複数回失敗した場合に現在の伝送レートが最適と判断することで、負荷を抑制することが可能である。
図8は実施例1−4に係る送信端末装置1Aによるトレーニング信号制御処理を示すフローチャートである。
図8のステップS31において、トレーニング信号の送信間隔をTtrに設定し、ステップS32においてACK信号(受信成功)を受信したか否かが判断され、YESのときはステップS33に進む一方、NOのときはステップS32に戻る。次いで、ステップS33において、ACK信号内の受信SNRから前回の受信SNRを減算してなるSNR差が所定のしきい値SNRth+(例えば3dB)以上であるか否かが判断され、YESのときはステップS34に進む一方、NOのときはステップS32に戻る。ステップS34において、トレーニング信号の送信間隔TTrをTtr−ΔTtrに短くするように設定してステップS32に戻る。
以上説明したように実施例1−4によれば、受信端末装置2Aは、トレーニング信号に応答して受信SNRの情報を含むACK信号を送信端末装置1Aに返信する。ここで、現時の受信SNRから前回の受信SNRを減算してなるSNR差が所定のしきい値SNRth+以上であるとき、トレーニング信号の送信間隔を短くする。これにより、当該通信システムは、より多数のトレーニング信号を用いて伝送レートを適応制御することで、伝送路の変動に対してすばやく追従可能となる。
図9は実施例1−5に係る送信端末装置1Aによるトレーニング信号制御処理を示すフローチャートである。
図9のステップS41において、トレーニング信号の伝送レートをRtrに設定し、ステップS42において、ACK信号(受信成功)を受信したか否かが判断され、YESのときはステップS43に進む一方、NOのときはステップS42に戻る。ステップS43において、ACK信号内の受信SNRから前回の受信SNRを減算してなるSNR差が所定のしきい値SNRth+(例えば3dB)以上であるか否かが判断され、YESのときはステップS44に進む一方、NOのときはステップS45に進む。ステップS44では、トレーニング信号の伝送レートRtrを4段階(伝送レート差)上げて設定し、ステップS42に戻る。また、ステップS45では、トレーニング信号の伝送レートRtrを通常設定の通り例えば2段階(伝送レート差)上げて設定し、ステップS42に戻る。
以上説明したように実施例1−5によれば、受信端末装置2Aは、トレーニング信号に応答して受信SNRの情報を含むACK信号を送信端末装置1Aに返信する。ここで、現時の受信SNRから前回の受信SNRを減算してなるSNR差が所定のしきい値SNRth+以上であるとき、トレーニング信号の伝送レートを高くする。これにより、当該通信システムは、より高速のトレーニング信号を用いて伝送レートを適応制御することで、伝送路の大きな変動に対してすばやく追従可能となる。
以上の実施例1−4又は1−5では、現時の受信SNRから前回の受信SNRを減算してなるSNR差が所定のしきい値SNRth+以上であるとき、トレーニング信号の送信間隔を短くし、もしくは、トレーニング信号の伝送レートを高くする。本発明はこれに限られず、現時の受信SNRから前回の受信SNRを減算してなるSNR差が所定のしきい値SNRth+以上であるとき、トレーニング信号の送信間隔を短くし、かつ、トレーニング信号の伝送レートを高くしてもよい。
図10は実施例1−6に係る複数のトレーニング信号を用いた伝送レートの適応制御処理を示すタイミングチャートである。以上の実施例1−1〜1−5では、1つのトレーニング信号に対する1つのACK信号に基づいて、伝送レートの制御を行っている。しかし、本発明はこれに限らず、図10に示すように、複数のトレーニング信号に対する複数のACK信号に基づいて、伝送レートの制御を行ってもよい。このとき、複数のACK信号に基づいて、受信成否の統計情報(成功率)を算出し、それに基づいて伝送レートの制御を行ってもよい。例えば、成功率が60%〜79%であれば、伝送レートを2段階上げるが、成功率が80%以上あれば、伝送レートを3又は4段階上げるように適応制御してもよい。本実施例によれば、統計情報を元にレートを選択することにより、よりエラー率の保証を正確に行うことができる。
図11は実施例1−7に係る複数の伝送レートを含むトレーニング信号を用いた伝送レートの適応制御処理を示すタイミングチャートである。実施例1−6において、図11に示すように、トレーニング信号を複数の伝送レートのデータから構成してもよい。各伝送レート毎に受信端末装置2Aは受信SNRを測定して送信端末装置1AにACKを用いて返信する。送信端末装置1Aの伝送レート制御回路10Aは、例えば所定の方式のSNRに対するBER(Bit Error Rate)又はFERのテーブルに基づいて、上記測定後返信された各伝送レート毎の受信SNRに基づいてエラー率を推定する。そして、例えば最小のエラー率の伝送レートを最適な伝送レートとして次回のデータ送信で用いるように伝送レートを適応制御してもよい。従って、本実施例によれば、トレーニング信号に複数の伝送レートのデータを挿入することで、各伝送レートのエラー率がわかり、受信SNRの推定範囲を絞ることができ、少ないトレーニング信号の送信回数で最適レートを決定することが可能となる。
以上の実施の形態1において、実施例1−1〜1−6について説明しているが、本発明はこれに限らず、各実施例1−1〜1−6を互いに組み合わせて行ってもよい。
(変形例1)
図12は本変形例に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。変形例に係る無線通信システムは、図1のPLC通信システムに比較して、
(1)PLC送信回路13及び23に代えてそれぞれ、無線送信回路13A及び23Aを備え、
(2)PLC受信回路15及び25に代えてそれぞれ、無線受信回路15A及び25Aを備え、
(3)結合器14及び24に代えてそれぞれ、共用器14A及び24Aを備え、
(4)電力線3に代えて、アンテナ18及び28を備え、
PLC通信に代えて、無線通信によりパケット信号を送受信することを特徴としている。その他の作用効果については、同様である。
(変形例2)
なお、上記の実施の形態又は変形例に係る送信端末装置等は、以下のように表現することもできる。
すなわち、上記の実施の形態又は変形例に係る送信端末装置は、送信端末装置と受信端末装置とが伝送路を介して接続され、複数の伝送レートが選択可能であり、上記送信端末装置から上記受信端末装置に送るトレーニング信号の受信成否情報を用いて適応的に伝送レートを制御する通信システムのための送信端末装置であって、次回設定した伝送レートよりも高い伝送レートでトレーニング信号を送信し、上記受信端末装置からの受信成否情報に基づいて伝送レートを判断して選択する制御回路を備える。
これにより、送信端末装置は、従来技術に比較して少ないトラフィック負荷で効率的に伝送レートの適応制御を行うことができる。
また、上記の実施の形態又は変形例に係る送信端末装置の制御方法は、送信端末装置と受信端末装置とが伝送路を介して接続され、複数の伝送レートが選択可能であり、上記送信端末装置から上記受信端末装置に送るトレーニング信号の受信成否情報を用いて適応的に伝送レートを制御する通信システムのための送信端末装置の制御方法であって、前記制御方法は、次回設定した伝送レートよりも高い伝送レートでトレーニング信号を送信する送信ステップと、上記受信端末装置からの受信成否情報に基づいて伝送レートを判断して選択する選択ステップとを含む。
これにより、上記送信端末装置と同様の効果を奏する。
また、上記の実施の形態又は変形例に係るプログラムは、上記送信端末装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
これにより、上記送信端末装置と同様の効果を奏する。
なお、上記実施の形態に係る包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又は記録媒体の任意の組み合わせで実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1A、1B 送信端末装置
2A、2B 受信端末装置
3 電力線
10A、20A 伝送レート制御回路
11、21 送信フレーム生成回路
12、22 変調器
13、23 PLC送信回路
13A、23A 無線送信回路
14、24 結合器
14A、24A 共用器
15、25 PLC受信回路
15A、25A 無線受信回路
16、26 復調器
17 分離回路
20m 内部メモリ
27 SNR測定回路

Claims (9)

  1. 送信端末装置と受信端末装置とが伝送路を介して接続され、複数の伝送レートが選択可能であり、上記送信端末装置から上記受信端末装置に送るトレーニング信号の受信成否情報を用いて適応的に伝送レートを制御する通信システムのための送信端末装置であって、
    次回設定した伝送レートよりも高い伝送レートでトレーニング信号を送信し、上記受信端末装置からの受信成否情報に基づいて伝送レートを判断して選択する制御回路を備える
    送信端末装置。
  2. 上記制御回路は、トレーニング信号のデータサイズを、伝送レートに応じて最低限保証したいビットエラー率を検出可能なデータ数に設定する
    請求項1記載の送信端末装置。
  3. 上記制御回路は、上記受信端末装置からの受信成否情報において複数回連続して受信失敗である場合に、トレーニング信号の送信間隔を広げる
    請求項1又は2記載の送信端末装置。
  4. 上記受信端末装置からの受信成否情報は受信品質を含み、
    上記制御回路は、上記受信品質から前回の受信品質を減算してなる受信品質差が所定のしきい値以上である場合に、トレーニング信号の送信間隔を短くする
    請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載の送信端末装置。
  5. 上記受信端末装置からの受信成否情報は受信品質を含み、
    上記制御回路は、上記受信品質から前回の受信品質を減算してなる受信品質差が所定のしきい値以上である場合に、トレーニング信号の伝送レートを通常設定の伝送レート差よりも高い伝送レート差だけ高くする
    請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の送信端末装置。
  6. 上記制御回路は、上記受信端末装置に対して複数のトレーニング信号を送信し、上記受信端末装置からの複数の受信成否情報に係る統計情報に基づいて伝送レートを判断して選択する
    請求項1〜5のうちのいずれか1つに記載の送信端末装置。
  7. 上記受信端末装置からの受信成否情報は受信品質を含み、
    上記制御回路は、上記受信端末装置に対して互いに異なる複数の伝送レートのデータを含むトレーニング信号を送信し、上記受信端末装置からの異なる複数の伝送レートのデータに対する複数の受信品質に基づいてエラー率を推定し、上記推定したエラー率に基づいて伝送レートを判断して選択する
    請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の送信端末装置。
  8. 請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載の送信端末装置と、
    受信端末装置とを備え、
    上記受信端末装置は、上記送信端末装置と上記受信端末装置とが伝送路を介して接続され、複数の伝送レートが選択可能であり、上記送信端末装置から上記受信端末装置に送るトレーニング信号の受信成否情報を用いて適応的に伝送レートを制御する通信システムのための受信端末装置であって、
    上記送信端末装置からのトレーニング信号に応答して、受信成否情報を送信するように制御する制御回路を備える
    通信システム。
  9. 送信端末装置と受信端末装置とが伝送路を介して接続され、複数の伝送レートが選択可能であり、上記送信端末装置から上記受信端末装置に送るトレーニング信号の受信成否情報を用いて適応的に伝送レートを制御する通信システムのための送信端末装置の制御方法であって、
    前記制御方法は、
    次回設定した伝送レートよりも高い伝送レートでトレーニング信号を送信する送信ステップと、
    上記受信端末装置からの受信成否情報に基づいて伝送レートを判断して選択する選択ステップとを含む
    制御方法。
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