JP6237252B2 - 録画再生装置および常時録画チャンネル指定方法 - Google Patents
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Description
特許文献2は、選択したジャンルの番組を録画する放送局システム及び受信機に関する。請求項30には、視聴者が好みのジャンルを選択すると、そのジャンルの放送番組を自動的に録画するとの開示がある。
特許文献4は、ジャンル別に分類した番組表を表示する録画予約装置及びプログラム記録媒体に関する。請求項19には、番組がジャンル別に分類されている番組表を有し、その番組表から番組を選択するとの開示がある。
一方、チャンネルごとに指定して常に録画し続ける機能が利用されてきている。丸録、全録、タイムシフト機能、ループ録画など、各種の呼び名で呼ばれているが、複数のチャンネルの放送内容を常時受信して録画する。
しかし、タイムシフト機能の場合は、チャンネル単位で指定するため、個別の番組に対する嗜好での選択はできない。
例えば、タイムシフト機能モデルにおいて、常時録画チャンネル(タイムシフト機能チャンネル)の設定時、地上デジタル放送(地デジ)/BS/CSとチャンネル数が多い為、ユーザは常時録画チャンネルに設定する際、設定に手間がかかっていた。また、どのような放送が行われるチャンネルか分からない場合、どのチャンネルを常時録画チャンネルに設定すべきか判断しにくい状況があった。
また、特許文献1は、指定ジャンルによる選択候補の抽出ではない。特許文献2〜4は、指定ジャンルの番組比率が高いチャンネルを選択するものではない。また、いずれもタイムシフト機能への示唆もない。
例えば、タイムシフト機能モデルにおいて、未来番組表の番組情報から各チャンネルのジャンル特性を割り出し、丸録チャンネル選択時に、ユーザにまずジャンルを選択してもらい、そのジャンルの番組放送が多いチャンネルを候補として絞り込んだ一覧を表示することで、簡便に丸録チャンネル設定を行えるようできる。
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる録画再生装置をブロック図により示している。
同図において、本録画再生装置10は、複数のチューナ(デジタルチューナ)11を備えている。具体的には、地デジチューナ11a1〜11a3、BSチューナ11b1,11b2、CSチューナ11c1,11c2を備えている。地デジであれば同時に三つのテレビ放送を受信でき、BSであれば同時に二つのテレビ放送を受信でき、CSであれば同時に二つのテレビ放送を受信できる。各チューナ11で受信して復調されエラー処理まで行われた復調信号はそれぞれ個別にデマルチプレクサ12に入力されている。なお、図示していないがチューナ11には復調器を含むものとする。
タイムシフト機能で録画するチャンネルは、所定のメニューを介してユーザは直に設定可能となっている。しかし、地デジ、BS、CSというように、チャンネルが多くなると、限られた常時録画可能なチャンネル数の中でチャンネルを指定するのは困難を伴う。すなわち、操作手順というよりも、対象の選択という意味で困難である。以下、常時録画するチャンネルの指定を容易にするための、データベース蓄積プログラムと、チャンネル指定プログラムについて説明する。
番組表のデータの中には、放送チャンネルと番組名と開始時刻と放送時間やジャンルといった基本となる情報と、番組の内容に関する情報などが含まれている。ステップS130では、CPUは番組表に含まれる各番組のジャンルを取得し、ステップS120で取得済みの番組のジャンル(分類情報の項目)で分類する。
タイムシフト機能で録画するチャンネルを指定する場合、メニューを操作して本体設定の中で指定する。この例では、六つのチャンネルを指定できる。このとき、リモコン22の色分けボタンの一つに「ジャンルから設定」が割り振られており、他の色分けボタンの一つに「ジャンル自動設定」が割り振られている。
図4は、録画再生装置が実施するチャンネル指定の処理手順をフローチャートにより示している。なお、同図に示すフローチャートの中で一点鎖線で囲んでいる部分は第二実施例以降の内容であるので、ここでは省略する。
図5と図6は、指定ジャンルを含むチャンネル毎の構成割合を図により示している。
図において、左側には指定ジャンルを含むチャンネルの一覧が表示され、一行ずつハイライト表示されている。右欄はハイライト表示されているチャンネルのジャンル毎の構成割合を表示している。図5に示すものでは、チャンネル番号1がハイライト表示されており、チャンネル番号1のチャンネルのジャンル毎の構成割合として、「映画50%、ドラマ20%」という算出結果が縦方向に並べて表示されている。もし、ユーザが下矢印キーを押した場合、図6に示すように、チャンネル番号2がハイライト表示され、右欄にはチャンネル番号2のチャンネルのジャンル毎の構成割合として、「映画45%、ドラマ20%」という算出結果が縦方向に並べて表示されている。ステップS240で、指定ジャンル毎に大きいもの順に並べ替えられているので、「映画50%」となっているチャンネル番号1のチャンネルが、「映画45%」となっているチャンネル番号2のチャンネルよりも上に表示されている。
ステップS260では、常時録画させるチャンネルの指定を受け付ける。図5と図6の最下欄には別の色分けボタンの一つに「チャンネル指定」が割り振られ、他の一つに「キャンセル」が割り振られている。ユーザが上下矢印キーでチャンネルのハイライトを指定したいチャンネルに切り替え、「チャンネル指定」が割り振られている色分けボタンを押せば、そのチャンネルが、常時録画対象として空いている枠のチャンネルとして指定される。また、「キャンセル」が割り振られている色分けボタンを押せば、「ジャンルから設定」の色分けボタンを押す前の段階に処理を戻す。
図5に示すように、チャンネル番号1がハイライト表示されている状態で、「チャンネル指定」が割り振られている色分けボタンを押したとすると、チャンネル番号1のチャンネルが、六つ空いていた常時録画対象の枠の最初のチャンネルとして設定される。なお、ステップS200〜ステップS260の処理は、常時録画チャンネルを指定するときに各チャンネル毎に分類情報の各項目ごとの構成割合を表示して前記チャンネルの指定を受け付ける常時録画チャンネル指定手段(工程)に相当する。
上述した実施例では、チャンネル毎の各項目の構成割合を表示した後で、ユーザが現実に「チャンネル指定」の色分けボタンを押すことでチャンネル指定が行われていた。しかし、第二実施例では、チャンネル指定まで完結させる。
本実施例では、図4に示すステップS260の処理に代え、ステップS262の処理を実行する。
ステップS200でチャンネルを指定する処理は、複数の項目の中から優先する項目を受け付けたことに相当し、ステップS262で構成比の大きいもの順でチャンネルを設定していく処理は、優先する項目の構成割合が多いチャンネルを優先して常時録画させる受け付けることに相当している。
ところで、特番時期など、バラエティのスペシャル番組が多く放送される時期もあり、未来番組表だけでチャンネル毎のジャンルの割合を算出すると、時期によって大きく割合が変化することがある。
これを防ぐために、一つには過去の番組表から算出したジャンル割合も消去せず記憶し、未来番組表の新規情報を加算して、平均的な割合を算出することが有効である。
このため、図2において、一点鎖線で示したステップS400の処理を実施する。
ステップS400では、データベース14aを更新するか否かを、該当期間か否かを判定することで決めている。一例として、特番期間であれば更新しない。また、上述したように、特番期間以外では、ある一定期間に含まれないものは更新しないし、それ以外であれば全期間を指定していることとして更新することにする。
(第四実施例)
常時録画チャンネルをユーザが選択する時に、ジャンル情報以外にも、出演者、急上昇ワード、視聴率、オススメ番組などを指標に常時録画チャンネルを設定しても良い。
ステップS300では、ジャンル以外のキーワードを受け付ける。キーワードを単独で受け付けることもできるし、ジャンル以外の分類情報とその項目を受け付けることもできる。後者の受付として、例えば分類情報として出演者というキーワードと、出演者の項目として具体的に出演者A、出演者B、出演者C、出演者D・・といった出演者を受け付けていく。分類情報としては、出演者、急上昇ワード、視聴率、オススメ番組などが考えられる。これらは番組内容に一般的に含まれる分類である。従って、このような汎用的な分類情報を選択した場合は、番組表を得たときに逐次当該分類に該当する項目(具体的な出演者、具体的な急上昇ワード、視聴率、具体的なオススメ番組)を取得していき、分類情報14bのようにHDD14に記録していってもよい。
また、データベースを更新するため、図2に示すフローチャートの一部を変更して実施する。まず、ステップS120で、分類情報14bを読み込んで番組のジャンルを取得していたのに対し、ステップS122ではステップS300,ステップS310で受け付けたキーワード(KW)を取得する。
ステップS150では、その割合に基づいてジャンル毎に構成割合を算出していたのに対し、ステップS152では、各チャンネル毎にキーワードごとに構成割合を算出する。そして、ステップS160では、算出された構成割合でデータベースを更新する。この結果、データベース14aは、少なくとも各チャンネルのIDと、各チャンネル毎にキーワードと構成割合とを対応づけて記憶する。そして、データベース14aを参照することにより、いつでもチャンネル毎にキーワード毎の構成割合が得られるようになった。
図4に示した常時録画チャンネルの指定の処理では、ジャンルを指定していたが、図10に示すように、本実施例では、ジャンルに代えて出演者をキーワードとして指定している。このため、図4に示した常時録画チャンネルの指定の処理では、単にジャンルに代えてキーワードを使用して処理を行えばよい。具体的には、ステップS200では、キーワード指定を行ない、ステップS210では、指定キーワードを含むチャンネル絞り込みを行ない、ステップS220では、絞り込みチャンネル毎にキーワードの構成比を取得し、ステップS240では、指定キーワードの構成比の大きいもの順に並べ替えている。
以上のようにすれば、ジャンル指定の場合とほぼ同様の処理を経て、ステップS250では、図11に示すように、キーワードで指定した番組構成比の多いものからチャンネル毎に表示される。
また、ステップS260では、ユーザにより指定を受けるか、自動的に設定される。
常時録画の場合、チューナ11は、テレビ放送の種類によって分類される。地デジテレビ放送に対応するチューナ群である地デジチューナ11a1〜11a3と、BSテレビ放送に対応するチューナ群であるBSチューナ11b1,11b2と、CSテレビ放送に対応するチューナ群であるCSチューナ11c1,11c2である。
図12は、チューナ群毎に指定ジャンルを含むチャンネル毎の構成割合を図により示している。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
Claims (11)
- 複数のテレビ放送を個別に受信するチューナと、テレビ放送の内容を記録再生する記録手段と、指定された複数のチャンネルの放送内容を前記チューナで常時受信して前記記録手段で録画させる常時録画制御手段とを備える録画再生装置であって、
各チャンネルの放送内容の情報を含む番組表を取得する番組表取得手段と、
放送内容を分類する複数の項目を含む分類情報を保持する分類情報保持手段と、
各チャンネルの各番組を分類情報の前記項目で分類し、各番組が各チャンネルに占める割合を算出し、同割合に基づいて各チャンネル毎に分類情報の各項目で構成割合を算出する構成割合算出手段と、
常時録画させる前記チャンネルを指定するときに各チャンネル毎に分類情報の各項目ごとの構成割合を表示して前記チャンネルの指定を受け付ける常時録画チャンネル指定手段とを備えることを特徴とする録画再生装置。 - 前記常時録画チャンネル指定手段は、各項目ごとの構成割合を表示し、常時録画させる前記チャンネルを指定する操作を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の録画再生装置。
- 前記常時録画チャンネル指定手段は、複数の項目の中から優先する項目を受け付け、同項目の構成割合が多いチャンネルを優先して常時録画させる前記チャンネルとして受け付けることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の録画再生装置。
- 前記構成割合算出手段は、所定の期間にわたって各チャンネル毎に分類情報の各項目で構成割合を算出して同構成割合を蓄積し、また、所定の期間を指定して構成割合の算出に反映させないことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の録画再生装置。
- 前記構成割合算出手段は、特定のチャンネルについて前記構成割合の初期値を有しており、以後、前記構成割合を算出して合算していくことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の録画再生装置。
- 前記常時録画チャンネル指定手段は、各チャンネル毎に分類情報の各項目ごとの構成割合を表示するときに、並行して受信可能なチューナ群毎に、分けて表示することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の録画再生装置。
- 前記構成割合は、各番組の放送時間の長短に基づいて各番組が各チャンネルに占める割合を算出することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の録画再生装置。
- 前記構成割合は、各番組の数に基づいて各番組が各チャンネルに占める割合を算出することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の録画再生装置。
- 前記分類情報は、放送内容のジャンルに指定される項目を含むことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の録画再生装置。
- 前記分類情報は、放送内容のジャンル以外のキーワードを受け付ける手段を含み、前記構成割合算出手段は、各番組の内容の中に受け付けた前記キーワードが含まれる番組が同チャンネルに占める割合を算出し、同割合に基づいて各チャンネル毎にキーワード毎に構成割合を算出することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の録画再生装置。
- 複数のテレビ放送を個別に受信するチューナと、テレビ放送の内容を記録再生する記録手段と、指定された複数のチャンネルの放送内容を前記チューナで常時受信して前記記録手段で録画させる常時録画制御手段とを備える録画再生装置における常時録画チャンネル指定方法であって、
各チャンネルの放送内容の情報を含む番組表を取得する工程と、
放送内容を分類する複数の項目を含む分類情報を保持する工程と、
各チャンネルの各番組を分類情報の前記項目で分類し、各番組が各チャンネルに占める割合を算出し、同割合に基づいて各チャンネル毎に分類情報のキーワード毎に構成割合を算出する工程と、
各チャンネル毎に分類情報の各項目ごとの構成割合を表示する工程と、
常時録画させる前記チャンネルを指定する操作を受け付ける工程とを含むことを特徴とする常時録画チャンネル指定方法。
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