JP6236757B2 - 歌唱合成装置および歌唱合成プログラム - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、指示されたタイミングで音声合成する場合の問題を解決する技術を提供することにある。
本発明では、音符に対応付けられた歌詞データが演奏の進行よりも先行してバッファに格納される一方、指示部による発声が指示される毎に時系列順、すなわち音符の順に読み出されて、読み出された歌詞データに基づく音声信号が指定された音高で合成される。したがって、本発明によれば、バッファに歌詞データの1曲分を格納する構成と比較して、バッファに要求される容量を少なく済ませることができるとともに、演奏の進行に応じて指示したタイミングにて、音声合成による歌唱が可能になる。
また、本発明は、歌唱合成装置のみならず、コンピューターを当該歌唱合成装置として機能させるプログラムでも概念することが可能である。
図1は、実施形態に係る歌唱合成装置1のシステム構成例を示す図である。
この図に示されるように、歌唱合成装置1は、コンピューター10に指示部20とスピーカー30とを接続した構成となっている。このうち、コンピューター10には、音声合成用のアプリケーションプログラムがインストールされるとともに、音声合成用データや、楽曲データなどが予め格納されている。
指示部20は、88鍵からなる鍵盤22を含み、鍵の操作に応じた情報を例えばMIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格に準拠して出力する。鍵の操作に応じた情報には、例えば押鍵が発生したことを示す情報(キーオンデータ)や、当該鍵の音高(ノートデータ)などが含まれる。なお、本実施形態において歌詞に基づく音声合成(歌唱)の指示は、プレイヤーが演奏の進行に合わせて歌詞パートの旋律にしたがって鍵を操作することに行われる。
この歌唱合成装置1では、複数の楽曲データがディスクドライブなどの記憶部102に格納されている。楽曲データは、楽曲の伴奏音を1以上のトラックで規定する伴奏データと、歌詞を示す歌詞データとの組から構成される。ここで、プレイヤーが所望の楽曲を選択すると、当該楽曲の伴奏データがシーケンサー110にセットされる一方、当該楽曲の歌詞データがバッファ格納部122にセットされる構成となっている。
また、シーケンサー110は、楽音情報を出力するとともに、演奏開始からのデュレーションの積算値を出力する。この積算値によって、演奏の進行状態、すなわち楽曲のどの部分が演奏されているか把握することができる。
楽音合成部118は、いわゆる音源であり、シーケンサー110から供給される楽音情報にしたがって伴奏音の波形を示す楽音信号を合成する。
なお、本実施形態においては必ずしも伴奏演奏を音として出力する必要はないので、楽音合成部118は必須ではない。また、シーケンサー110もデュレーションの積算値を出力できれば良いので、楽音情報を出力することは必須ではない。
ライブラリ130には、単一の音素や音素から音素への遷移部分など、歌唱音声の素材となる各種の音声素片の波形を定義した音声素片データが予めデータベース化して登録されている。
音声合成部128は、読み出された歌詞データの1音符分の文字を指示部20から供給されたノートデータの音高で、ライブラリ130に登録された音声素片データを用いて音声合成して、歌唱音声の波形を示す音声信号として出力する。
歌詞データは、歌詞を示す文字情報であり、歌唱に対応した文字(文字列を含む。以下同じ)が図において破線で区切られて旋律の音符に対応付けられている。また、この例では、1つの音符に1つ文字が割り当てられているが、曲(歌詞)によっては、1つの音符に対して複数の文字が割り当てられる場合もある。
この例において、歌詞データは、1〜4小節分が第1ブロック、5〜8小節分が第2ブロック、9〜12小節分が第3ブロック、13および14小節分が第4ブロックとして、それぞれ分割されている。このブロックは、バッファ格納部122によってバッファ124に格納される単位である。
なお、「さくら」の著作権の保護期間は、我が国の著作権法第51条及び第57条の規定によりすでに満了している。
このうち、楽音信号合成処理は、シーケンサー110が演奏の進行に合わせて楽音情報を供給する一方、楽音合成部118が当該楽音情報に基づいて楽音信号を合成する処理であって、この処理自体は周知である(例えば特開平7−199975号公報等参照)。このため、楽音信号合成処理の詳細については説明を省略し、以下においては、格納処理と読出処理とについて説明する。
演奏開始が指示されると、バッファ格納部122は、歌詞データのうちの第1ブロックをバッファ124に格納する(ステップSa11)。次に、バッファ格納部122は、変数nに初期値の「2」をセットし(ステップSa12)、現時点において進行している演奏箇所が第n番目のセット地点に達しているか否か、つまり、演奏が当該セット地点の歌唱位置に対応する位置に達しているか否かを判別する(ステップSa13)。ここで、第n番目のセット地点とは、歌詞データにおける第nブロックの終了点よりも時間軸において手前となるように楽曲毎に予め定められた地点である。
図3の例でいえば、第2ブロックのセット地点P2は4小節目の開始点に設定され、第3ブロックのセット地点P3は8小節目の開始点に設定され、第4ブロックのセット地点P4は12小節目の開始点に設定される。
なお、第1ブロックのセット地点P1は、楽曲の開始地点であり、すでにステップSa11で処理済であるので、変数nに応じて次のステップSa13〜Sa16の処理を実行するにあたってnの初期値は「1」ではなく「2」としている。
この後、バッファ格納部122は現時点における変数nが最大値であるか否かを判別する(ステップSa15)。ここで、変数nの最大値とは、歌詞データのブロック個数であり、図3の例でいえば「4」である。 変数nが最大値であれば(ステップSa15の判別結果が「Yes」であれば)、この楽曲についての格納処理は終了する。
一方、変数nが最大値でなければ(ステップSa15の判別結果が「No」であれば)、バッファ格納部122は、変数を「1」だけインクリメントして(ステップSa16)、処理手順をステップSa13に戻す。
まず、演奏開始が指示されると、バッファ読出部126は、バッファ124に対する歌詞データの読出ポインタを先頭の音符にセットする(ステップSb11)。図3の例でいえば、符号Stが付された音符である。
次に、バッファ読出部126は、鍵盤22で押鍵が発生したか否か、具体的には指示部20からキーオンデータが供給されたか否かを判別する(ステップSb12)。
押鍵が発生していなければ(ステップSb12の判別結果が「No」であれば)、処理手順が再びステップSb12に戻る。一方、押鍵が発生したとき(ステップSb12の判別結果が「Yes」となったとき)、バッファ読出部126は、現時点においてセットされている読出ポインタの音符に対応した文字をバッファ124から読み出して歌唱合成部128に供給する(ステップSb13)。図3の例において読出ポインタが音符Stにセットされている場合に、「さ」の文字がバッファ124から読み出されて歌唱合成部128に供給される。
一方、この判別結果が「No」であれば、バッファ読出部126は、歌詞データの読出ポインタを次の音符にセットして(ステップSb15)、処理手順をステップSb12に戻す。これにより、押鍵が発生すると、読出ポインタの音符に対応した文字がバッファ124から読み出されて歌唱合成部128に供給された後、次の押鍵に備えて読出ポインタが例えば図3に示されるように次の音符に移動させられる。
なお、バッファ124の記憶領域はリングバッファとして使用され、ステップSb13で読み出された文字の記憶領域は、次のブロックの格納(図4のステップSa14)に利用される。したがって、バッファ124には、最大で1ブロックのセット地点以降の歌詞データと次の1ブロックの歌詞データとが格納されることになるので、それに相当するデータ量が十分格納可能な容量があれば良い。また、バッファ124はリングバッファ形式である必要はなく、FIFO形式等他の形式であっても良い。
なお、図3の例において、スラーのように複数の音符列にまたがって文字が対応付けられている箇所では、当該音符列における最初の音符に対応した押鍵の操作によって当該文字が読み出され、当該音符列における2番目以降の音符に対応した押鍵の操作では当該文字に対応して合成した音声(当該文字の母音)の音高を当該鍵のノートに応じて変更する処理となる。
この図では、「さくら」(図3参照)が楽曲として選択された場合において、プレイヤーが、伴奏音を聞きながら演奏の進行に合わせて旋律における「ラ」の鍵を矩形状の枠51において横方向の長さで示される時間分押下したときに、「さ」が当該期間分、音声合成されることを示している。同様にして縦方向で音高が規定される鍵を、プレイヤーが枠52〜57で示されるように押下したときに、「く」、「ら」、「さ」、「く」、「ら」、「や」が順番に音声合成されることを示している。
なお、例えば、枠53ではなく、旋律の「シ」とは異なる「ファ」の鍵が押下されたとき、音声合成部128には、歌詞データの文字である「ら」とともに、当該鍵のノートデータとして「ファ」が供給されるので、「ら」の歌詞は「ファ」の音高で合成される。
第1実施形態では、音声合成による歌唱の指示が、プレイヤーが伴奏音に合わせて鍵盤22を操作することによって行われるので、適切なタイミングで鍵盤22が操作されないと、伴奏音に対しずれて歌唱されてしまう。そこで、この点を考慮した第2実施形態について説明する。
この図において、第1実施形態(図2参照)と相違する点は、第1に、シーケンサー110から出力されるデュレーションの積算値がバッファ読出部126にも供給される点である。このため、第2実施形態ではバッファ読出部126が、バッファ格納部122と同様に演奏の進行状態を把握することができる構成となっている。第2実施形態では、第2に、バッファ読出部126が、バッファ124に格納された歌詞データをスキャニングして、当該歌詞データに予め定められた設定地点を特定する構成となっている。
第2実施形態に係る歌唱合成装置1の動作にあっては、楽音信号合成処理および格納処理については第1実施形態と同様であるが、読出処理が第1実施形態と相違している。そこで、第2実施形態の動作については、読出処理を中心に説明する。
まず、演奏開始が指示されると、バッファ読出部126は、バッファ124に格納された第1ブロックの歌詞データをスキャニングして、当該歌詞データに予め定められた設定地点を特定する(ステップSb101)。この後、バッファ読出部126は、読出ポインタを先頭の音符にセットし(ステップSb11)、鍵盤22で押鍵が発生したか否かを判別する(ステップSb12)。
読出ポインタが設定地点よりも後である場合、すなわち設定地点よりも後の歌詞データが読み出しの対象になっている場合(ステップSb202の判別結果が「Yes」である場合)、バッファ読出部126は、当該設定地点よりも後に位置する読出ポインタの音符に対応した文字の読み出しを禁止する(ステップSb203)。
この後、バッファ読出部126は、音声合成部128に対して音声合成の禁止を指示する(ステップSb204)。このため、指示部20で押鍵操作されても、発声しないことになる。
この後、処理手順がステップSb12に戻る。
この後、バッファ読出部126は、現時点においてセットされている読出ポインタの音符に対応した文字をバッファ124から読み出して歌唱合成部128に供給し(ステップSb13)、読出ポイントが歌詞データの最終音符であるか否かを判別し(ステップSb14)。判別結果が「Yes」であれば、この楽曲についての読出処理が終了する一方、この判別結果が「No」であれば、バッファ読出部126は、歌詞データの読出ポインタを次の音符にセットして(ステップSb15)、処理手順をステップSb12に戻す。
この図において、「さくら」(図8参照)が楽曲として選択された場合に、(a)は、演奏の進行に合致したタイミングで鍵盤を操作したときの動作を示しており、図6とは同一である。これに対して(b)は、演奏の進行に対してやや早めて鍵を操作したときの動作を示している。
ここで、演奏箇所が設定地点Qよりも前であって、読出ポインタが設定地点Qよりも後である場合に、音符57pに対応して「ラ」の音高の鍵がプレイヤーによって枠61のようなタイミングで操作されても、音符57pに対応した歌詞データは読み出されず(ステップSb203)、発声も禁止されるので(ステップSb204)、結果的に当該鍵の操作が無視される。このため、枠61の×印で示されるように音声合成されない。再度、同一の鍵が枠62のように操作されても、読出ポインタが設定地点Qよりも後であるので、当該鍵の操作が無視されて、音声合成されない。
やがて演奏が進行して設定地点Qより前でなくなった場合、音符57pに対応した鍵が枠57のように操作されると、禁止されていた歌詞データの読み出しが解禁されるとともに(ステップSb211)、発声も解禁されるので(ステップSb213)、当該鍵の操作によって「や」の歌詞が音声合成される。
なお、読出ポインタが設定地点Qよりも後でない場合に、第1実施形態と同様な処理となる。
第1実施形態では、音符に対応付けられた歌詞データが、鍵盤22に対する操作の順に読み出されるので、図6において枠53bのような鍵の操作により音高を異ならせる程度でしか、歌唱をアレンジすることができない。そこで、この点を考慮した第3実施形態について説明する。
この第3実施形態において構築される機能ブロックについては、図7に示した第2実施形態と同様であり、歌詞データについても、設定地点が定められている点において第2実施形態と同様である。第3実施形態に係る歌唱合成装置1では、第2実施形態と比較して読出処理が相違している。
この図11が、図9と相違する点は、第1に図9におけるステップSb203の後のSb204がステップSb205に置き換わった点、および、第2に図9におけるステップSb212、Sb213がなくなった点にある。
詳細には、押鍵が発生して、現在の演奏箇所が設定地点よりも時間的に手前であって、読出ポインタが設定地点よりも時間的に過ぎているとき、バッファ読出部126は、当該設定地点よりも後に位置する読出ポインタの音符に対応した文字の読み出しを禁止する(ステップSb203)までは第2実施形態と同様であるが、この後、バッファ読出部126は、音声合成部128に対して最後に合成されていた音声の母音部分を押鍵で指示された音高に変更または継続するように指示する(ステップSb205)。
このため、現在の演奏箇所が設定地点よりも時間的に手前であって、読出ポインタが設定地点よりも時間的に過ぎているときに、押鍵が発生すると、読出ポインタに対応した音符に関連付けられた歌詞データは読み出されないが、最後に合成されていた音声の伸ばし部分である母音が押鍵で指示された音高に変更される。
なお、第2実施形態におけるステップSb212、Sb213が第3実施形態でなくなった理由は、ステップSb204における発声の禁止がなくなったことに伴って、当該禁止を解除するための処理が不要となったためである。
この図に示されるように、読出ポインタが設定地点Qよりも前の音符56pであるとき、当該音符56pにしたがって「シ」の鍵が枠56aに示されるように押下されたとき、「ら」の歌詞データが読み出されて音声合成されるとともに、読出ポインタが次の音符57pに移動する(ステップSb15)。
この状態において、例えば「ラ」の鍵が枠56bに示されるように押下されたとき、演奏箇所が設定地点Qよりも前であって、読出ポインタが設定地点Qよりも後であるので、音符57pに対応した歌詞データは読み出されないが(ステップSb203)、音声合成部128によって、最後に合成されていた「ら」の母音「あ」が、押下された鍵の「ラ」の音高に変更される(ステップSb205)。
引き続き「ソ」の鍵が枠56cで、「ラ」の鍵が枠56dで、「シ」の鍵が枠56eで、それぞれ順番に押下されたとき、演奏箇所が設定地点Qよりも前であって、読出ポインタが設定地点Qよりも後であるので、母音「あ」が、押下された鍵の「ソ」、「ラ」、「シ」の音高に順番に変更される(ステップSb205)。
なお、演奏が進行して設定地点Qより前でなくなった場合、音符57pに対応した鍵が枠57のように操作されると、禁止されていた歌詞データの読み出しが解禁されるので(ステップSb211)、当該鍵の操作によって「や」の歌詞が音声合成される。
本発明は、上述した第1乃至第3実施形態に限定されるものではなく、例えば次に述べるような各種の応用・変形が可能である。なお、次に述べる応用・変形の態様は、任意に選択された一または複数を適宜に組み合わせることもできる。
例えば、ある歌詞データのブロックの代替となるブロックを1ないし複数予め用意しておき、次にセットする歌詞データのブロックとして、その代替となるブロックを含めてプレイヤーに選択させるようにしても良い。
指示部20としては、鍵盤22を有するものを例に挙げて説明したが、キーオンやノートなどを出力することができる演奏機器であればなんでも良い。例えばドラムパッドのようなものを用いても良い。
なお、コンピューター10は、携帯電話機や、タブレット型であっても良いし、外部スピーカー30に頼らずにこれらの機器に内蔵されたスピーカーを用いても良いのはもちろん、指示部20とコンピューター10とが一体となっている構成など、歌唱合成装置1はあらゆる形態であっても良い。
Claims (5)
- 発声を指示する指示部と、
音符に対応付けられた歌詞データを演奏の進行よりも先んじてバッファに格納するバッファ格納部と、
前記指示部による指示がある毎に前記バッファから前記歌詞データを時系列順に読み出すバッファ読出部と、
前記バッファ読出部により読み出された歌詞データに基づく音声信号を指定された音高で合成する音声合成部と、
を具備し、
前記演奏が予め定められた地点に到達する前に、当該地点よりも後の歌詞データが読み出しの対象になっているとき、
前記バッファ読出部は、前記演奏が前記地点に到達するまで、当該地点よりも後の歌詞データの読み出しを禁止する
ことを特徴とする歌唱合成装置。 - 発声を指示する指示部と、
音符に対応付けられた歌詞データを演奏の進行よりも先んじてバッファに格納するバッファ格納部と、
前記指示部による指示がある毎に前記バッファから前記歌詞データを時系列順に読み出すバッファ読出部と、
前記バッファ読出部により読み出された歌詞データに基づく音声信号を指定された音高で合成する音声合成部と、
を具備し、
前記演奏が予め定められた地点に到達する前に、当該地点よりも後の歌詞データが読み出しの対象になっている場合に、前記指示部による指示があったとき、
前記音声合成部は、前記バッファ読出部によって最後に読み出された歌詞データに基づく音声信号を、指定された音高で再度合成する
ことを特徴とする歌唱合成装置。 - 前記指示部は、前記発声の指示とともに、合成する音声信号の音高を指定するものであり、
前記演奏の進行にしたがった楽音信号を合成する楽音合成部と、
前記楽音信号と、前記指示部により指定された音高で合成された音声信号とを混合するミキシング部と、
を有することを特徴とする請求項1または2に記載の歌唱合成装置。 - コンピューターを、
音符に対応付けられた歌詞データを演奏の進行よりも先んじてバッファに格納するバッファ格納部と、
発声の指示がある毎に前記バッファから前記歌詞データを時系列順に読み出すバッファ読出部、および、
前記バッファ読出部により読み出された歌詞データに基づく音声信号を指定された音高で合成する音声合成部、
として機能させ、
前記演奏が予め定められた地点に到達する前に、当該地点よりも後の歌詞データが読み出しの対象になっているとき、
前記バッファ読出部は、前記演奏が前記地点に到達するまで、当該地点よりも後の歌詞データの読み出しを禁止する
ことを特徴とする歌唱合成プログラム。 - コンピューターを、
音符に対応付けられた歌詞データを演奏の進行よりも先んじてバッファに格納するバッファ格納部と、
発声の指示がある毎に前記バッファから前記歌詞データを時系列順に読み出すバッファ読出部、および、
前記バッファ読出部により読み出された歌詞データに基づく音声信号を指定された音高で合成する音声合成部、
として機能させ、
前記演奏が予め定められた地点に到達する前に、当該地点よりも後の歌詞データが読み出しの対象になっている場合に、発声を指示する指示部による指示があったとき、
前記音声合成部は、前記バッファ読出部によって最後に読み出された歌詞データに基づく音声信号を、指定された音高で再度合成する
ことを特徴とする歌唱合成プログラム。
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