JP6236339B2 - シンブル - Google Patents

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Description

本発明は、電線や支持線、通信ケーブル等の吊線の端部を引留めるシンブルに関する。
電線や支持線、通信ケーブル等の吊線の端部を引留めるシンブルとして、柱上変圧器などからの漏電流が装柱金物を通じて通信ケーブルに悪影響を与える可能性があるため、円環状の絶縁性の碍子を使用したものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭47−29590号公報
しかし、前述の特許文献1に記載のシンブルでは、碍子を使用しているため、漏電流の入口側である電柱側での絶縁性については問題がないものの、円環状の碍子の内周面が直線状で吊線の連結方向に従って首振りができないため、柱間で引き留めた吊線の水平角を調整できないという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、漏電流の入口側である電柱側で絶縁が可能であると共に、吊線の連結方向に従って首振りを行うことにより吊線の水平角を調整可能なシンブルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るシンブルは、吊線の端部を引留めるシンブルであって、金属部材からなり、内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲した円筒状の金属管部と、絶縁部材からなり、内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲しており、前記金属管部の外周面に取り付けられた吊線支持部とを有することを特徴とする。
ここで、前記吊線支持部には、その内周面の幅方向の中央に前記吊線支持部の中心軸の方向とは反対方向に向かって窪んだ所定の幅および深さを有する内周面側円環状中央凹部が形成されており、その内周面側円環状中央凹部には、その幅および厚さがその内周面側円環状中央凹部の幅および深さとほぼ同一の前記金属管部が嵌めて取り付けられていると良い。
また、前記吊線支持部には、その外周面の幅方向の中央に前記吊線支持部の中心軸の方向に向かって窪んだ所定の幅および深さを有する外周面側円環状中央凹部が形成されており、その外周面側円環状中央凹部には、ほぼU字形状であって、その幅および厚さがその外周面側円環状中央凹部の幅および深さとほぼ同一の金属製の吊線当接部が嵌めて取り付けられているとさらに良い。
また、前記吊線支持部には、半径方向に対し垂直方向を向くその左右両側の側面に円環状に1または複数の外周面側左右両側面凹部を設けるとさらに良い。
また、前記吊線支持部には、円周方向の側面に円環状に1または複数の外周面側上下両側面凹部を設けても良い。
また、前記吊線支持部は、ほぼU字形状をなしていて、内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲して形成された絶縁カバー断面湾曲部と、その絶縁カバー断面湾曲部の両端部から水平に突出する絶縁カバー両側平板部とを有する絶縁カバーであって、前記金属管部の外周面全体を覆うように設けられているとさらに良い。
本発明に係るシンブルは、金属部材からなり、内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲した円筒状の金属管部と、絶縁部材からなり、内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲しており、金属管部の外周面に取り付けられた吊線支持部とを有するので、絶縁部材の吊線支持部により漏電流の入口側である電柱側で絶縁が可能であると共に、吊線支持部の切断面形状が凸形状の内周面によって吊線の連結方向に従って首振りを行うことにより吊線の水平角を調整できる。
本発明に係る実施形態1のシンブルの斜視図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態1のシンブルの平面図、正面図である。 本発明に係る実施形態1のシンブルの図2(a)におけるA−A線断面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態1のシンブルの図2(b)におけるB−B線断面図、C部分の拡大断面図である。 本発明に係る実施形態1のシンブルを電柱に装着して吊線の端部を引き留めた状態を示す部分断面図である。 本発明に係る実施形態1のシンブルを電柱に装着して吊線の端部を引き留めると共に、その吊線の方向に従って首振りを行い吊線の水平角を調整した状態を示す部分断面図である。 本発明に係る実施形態1のシンブルにおける絶縁距離を示す説明図である。 本発明に係る実施形態2のシンブルの斜視図である。 (a)〜(c)それぞれ本発明に係る実施形態2のシンブルの平面図、正面図、左側面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態2のシンブルのD−D線断面図、E−E線断面図である。 本発明に係る実施形態2のシンブルを構成する吊線支持部としての絶縁カバーの斜視図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態2のシンブルを構成する吊線支持部としての絶縁カバーの平面図、正面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態2のシンブルを構成する絶縁カバーの右側面図、F−F線断面図である。 本発明に係る実施形態3のシンブルの斜視図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態3のシンブルの平面図、正面図である。 本発明に係る実施形態3のシンブルの図15(a)におけるG−G線断面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態3のシンブルの図2(b)におけるH−H線断面図、I部分の拡大断面図である。
次に、本発明に係るシンブルの実施形態1,2について説明する。
実施の形態1.
図5に示すように、実施形態1のシンブル1は、電線や支持線、通信ケーブル等の吊線5を引留めるもので、図1〜図4に示すように、絶縁部材からなる吊線支持部11と、金属部材からなる吊線当接部12および金属管部13とから構成されている。
吊線支持部11は、図1〜図4等に示すように、内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲した円筒状の絶縁部材から構成されている。また、吊線支持部11の円環状の外周面の左右両側面の表面および裏面には、吊線支持部11の材料を減らしたり、さらには表面絶縁距離である沿面距離を稼ぐため、図1や図2、図4等に示すように、半径方向に対し垂直方向を向くその左右両側の側面に所定長の複数の外周面側左右両側面凹部11aを設けている。
また、吊線支持部11の外周面の幅方向の中央には、図4(a),(b)に示すように吊線支持部11の中心軸の方向に向かって窪んだ所定の幅および深さの外周面側円環状中央凹部111が形成されている。同様に、吊線支持部11の内周面の幅方向の中央には、図4(a),(b)に示すように吊線支持部11の中心軸の方向と反対方向に向かって窪んだ所定の幅および深さの内周面側円環状中央凹部113が形成されている
吊線当接部12は、図1や図3に示すように、ほぼU字形状をなしており、その幅w1および厚さh1が図4(a),(b)に示すように吊線支持部11の外周面に形成された外周面側円環状中央凹部111の幅および深さとほぼ同一の金属製部材から構成され、吊線支持部11の外周面側円環状中央凹部111に嵌めて取り付けられている。
そのため、吊線支持部11の外周側に吊線当接部12を確実かつ安定して取り付けることができる。また、図4(a),(b)に示すように吊線支持部11の外周面側湾曲面112と、吊線当接部12の外周面121とがほぼ面一になるため、後述する図5や図6等に示すように吊線5を支持する際に金属製の吊線当接部12によって主に吊線5を支持することができると共に、このシンブル1が首振りを行っても吊線当接部12および吊線支持部11の外周面で円滑かつ安定して吊線5を支持することができる。
金属管部13は、図1〜図4に示すように内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲した円筒状の金属管から構成され、その幅w2および厚さh2が図4(a)に示すように吊線支持部11の内周面に形成された内周面側円環状中央凹部113の幅および深さとほぼ同一で、内周面側円環状中央凹部113に嵌めて取り付けられている。ただし、金属管部13の幅w2は、内周面側円環状中央凹部113の開口側の幅よりは隙間が空く程小さい。
そのため、吊線支持部11の内周側に金属管部13を確実かつ安定して取り付けることができる。また、図4(a)に示すように吊線支持部11の内周面側湾曲面114と、金属管部13の外周面131とは、大きな隙間が空いているもののほぼ面一になるため、後述する図6に示すようにシンブル1が首振りを行っても吊線支持部11の内周面側湾曲面114と金属管部13の外周面131とが面一であることにより、シンブル1は円滑かつ安定して首振りを実行することができる。
ここで、金属管部13の中心軸と平行方向の最大幅w2は、図4(a)に示すように吊線当接部12の中心軸と平行方向の最大幅w1よりも広くする一方、絶縁部材からなる吊線支持部11の中心軸と平行方向の最大幅w3よりも狭くしている。これにより、後述するように実施形態1のシンブル1の絶縁距離をより長く確保している。
次に、本発明に係る実施形態1のシンブル1を電柱に装着した状態と、その際に首振りを行って吊線5の水平角を調整した状態について説明する。
図5は、電柱2にバンド3を介してシンブル1をボルト4aおよびナット4bにより取り付けて吊線5の端部を引留めた状態で、バンド3の挟持部31,31によりシンブル1との間で隙間がほとんど空かないように固定した場合を示している。この場合、挟持部31,31の内側面とシンブル1との間に隙間がほとんど空かないため、シンブル1は首振りしない。
図6は、電柱2にバンド3を介してシンブル1をボルト4aおよびナット4bにより取り付けて吊線5の端部を引留めた状態で、バンド3の挟持部31,31によりシンブル1との間で隙間が空くように固定した場合を示している。この場合、挟持部31,31の内側面とシンブル1との間に隙間が空いており、吊線支持部11の内周面および金属管部13の内周面の切断面形状が凸形状に湾曲しているため、シンブル1は、吊線5に従って首振りを実行することができる。
図7は、実施形態1のシンブル1における絶縁距離を示す説明図である。図4に示したように実施形態1のシンブル1では、金属管部13の中心軸と平行方向の最大幅w2が吊線当接部12の中心軸と平行方向の最大幅w1よりも広いものの、吊線支持部11の中心軸と平行方向の最大幅w3よりも狭くしている。そのため、図7に示すように、実施形態1のシンブル1の場合、空気を介しての絶縁距離である空間距離αは、吊線支持部11の内周面に嵌めた金属管部13の端部から吊線支持部11の外周面に連結した吊線5までの吊線支持部11の外周側の最短距離を通った距離となり、空間距離αをより確保できる。
また、吊線支持部11の円環状の外周面の左右両側面の表面および裏面には、図1や図2、図4等に示すように、複数の所定長の外周面側左右両側面凹部11aが設けられているため、表面絶縁距離である沿面距離もより確保することが可能となり、空間距離αだけでなく沿面距離もより確保することが可能になる。その結果、雨等でシンブル1が濡れた場合でも、沿面距離が長いので、シンブル1の絶縁性能をより向上させるこができる。なお、吊線支持部11の円環状の側面に設けている複数の所定長の外周面側左右両側面凹部11aの代わりに、円環状に連続した1の凹部を設けるようにすると、さらに、沿面距離を確保することが可能になる。
以上説明したように、本実施形態1のシンブル1では、金属部材からなり、内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲した円筒状の金属管部13と、絶縁部材からなり、内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲しており、金属管部13の外周面に取り付けられた吊線支持部11とを有するので、漏電流の入口側である電柱2側で絶縁が可能であると共に、吊線5の連結方向に従って首振りを行うことにより吊線5の水平角を調整できる。
特に、実施形態1のシンブル1では、吊線支持部11の外周面の幅方向の中央には吊線支持部11の中心軸の方向に向かって窪んだ所定の幅および深さを有する外周面側円環状中央凹部111が形成されており、その外周面側円環状中央凹部111には、ほぼU字形状であって、その幅w1および厚さh1が外周面側円環状中央凹部111の幅および深さとほぼ同一の金属製の吊線当接部12が嵌めて取り付けられているため、吊線5によって吊線支持部11が削られたり磨耗することを減少させることができ、シンブル1自体の耐久性が向上する。
また、実施形態1のシンブル1では、吊線支持部11の内周面の幅方向の中央には吊線支持部11の中心軸の方向とは反対方向に向かって窪んだ所定の幅および深さを有する内周面側円環状中央凹部111が形成されており、その内周面側円環状中央凹部113には、その幅w2および厚さh2が内周面側円環状中央凹部113の幅および深さとほぼ同一の金属管部13が嵌めて取り付けられているため、吊線支持部11に吊線当接部12を確実かつ安定して取り付けることができると共に、シンブル1が首振りを行っても吊線当接部12および吊線支持部11の外周面で円滑かつ安定して吊線5を支持することができる。
また、実施形態1のシンブル1では、金属管部13の中心軸と平行方向の最大幅w2は、吊線支持部11の中心軸と平行方向の最大幅w3よりも狭いため、図7に示すように絶縁距離αをより長く確保することができる。
実施の形態2.
次に、実施形態2のシンブル1’について説明する。
実施形態2のシンブル1’は、図8〜図10に示すように金属部材からなり、内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲した円筒状の金属管部13’と、絶縁部材からなる吊線支持部である絶縁カバー11’とから構成されている。
吊線支持部である絶縁カバー11’は、図11〜図13等にも示すように、ほぼU字形状をなしていて、内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲して形成された絶縁カバー断面湾曲部11a’と、その絶縁カバー断面湾曲部11a’の両端部から水平に突出する絶縁カバー両側平板部11b’とを有する。
そのため、実施形態2の吊線支持部である絶縁カバー11’は、図8〜図10に示すように金属管部13’の断面形状が凹形状に湾曲した外周面に嵌めて密着状態で装着することができる。
特に、この絶縁カバー11’は、図8〜図10に示すように吊線支持部11”’の切断面形状が凹形状の外周面を絶縁カバー断面湾曲部11a’によって覆うだけでなく、絶縁カバー両側平板部11b’によっても絶縁カバー11’の外周面の端部まで覆うことができる。
従って、本実施形態2のシンブル1’でも、金属部材からなり、内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲した円筒状の金属管部13’と、絶縁部材からなり、ほぼU字形状をなしていて、内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲して形成された吊線支持部である絶縁カバー11’とから構成されているため、漏電流の入口側である電柱2側で絶縁が可能であると共に、吊線5の連結方向に従って首振りを行うことにより吊線の水平角を調整できる。
特に、実施形態2のシンブル1’では、吊線支持部である絶縁カバー11’が図10(b)に示すように吊線支持部11”’の凹形状の外周面を絶縁カバー断面湾曲部11a’によって覆うだけでなく、絶縁カバー両側平板部11b’によって絶縁カバー11’の外周面端部まで覆っている。その結果、絶縁カバー両側平板部11b’が絶縁カバー11’の外周面端部まで覆うことによって、絶縁距離を稼ぐ(長くする)ことができる。
また、周知の金属製のシンブルを円筒状の金属管部13’であるとみなした場合、周知の金属製のシンブルに吊線支持部である絶縁カバー11’を取り付けるだけで実施形態2のシンブル1’を構成することができる。
また、図13(a),(b)に示すように絶縁カバー断面湾曲部11a’の厚さは、絶縁カバー両側平板部11b’の水平方向への突出量と同じ3mmとしているのに対し、絶縁カバー両側平板部11b’の厚さは2mmとして絶縁カバー断面湾曲部11a’の厚さより薄くしている。これにより、絶縁距離を稼ぐ(長く)機能は確保しつつも、吊線5が接触する絶縁カバー断面湾曲部11a’は厚いので、より長期に吊線5を支持することが可能となり、シンブル1’自体の耐久性も向上させることができる。
実施の形態3.
次に、実施形態3のシンブル1”について説明する。
実施形態3のシンブル1”は、図14〜図17に示すように絶縁部材からなる吊線支持部11”と、上述の実施形態1のものと同様に金属部材からなる吊線当接部12および金属管部13とから構成されている。従って、吊線当接部12および金属管部13の説明は省略し、実施の形態3特有の吊線支持部11”について説明する。
実施の形態3のシンブル1”の吊線支持部11”は、図14〜図17、特に図17(a)等に示すように、内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲した円筒状の絶縁部材から構成されている。
吊線支持部11”の外周面の幅方向の中央には、図17(a),(b)に示すように吊線支持部11”の中心軸の方向に向かって窪んだ所定の幅および深さの外周面側円環状中央凹部111”が形成されている。同様に、吊線支持部11”の内周面の幅方向の中央には、図17(a),(b)に示すように吊線支持部11”の中心軸の方向と反対方向に向かって窪んだ所定の幅および深さの内周面側円環状中央凹部113”が形成されている。
また、この実施例3のシンブル1”の場合、実施例1のシンブル1の吊線支持部11の横側面に複数の外周面側左右両側面凹部11aを設ける代わりに、図17(a)に示すように吊線支持部11の外周面の図上左右両側に吊線支持部11の円周方向の側面に図上上下方向に向かって窪んだ所定の幅および深さの外周面側上下両側面凹部115”,115”を形成し、その外周面側上下両側面凹部115”,115”それぞれの両側に外周面側円環状低凸部116”,116”と、その外周面側円環状低凸部116”,116”よりも高さの高い外周面側円環状高凸部117”,117”とを設けている。
ここで、この実施例3のシンブル1”では、例えば、外周面側円環状高凸部117”,117”の高さを外周面側円環状低凸部116”,116”よりも高くすることにより、図17(a)に示すように、外周面側円環状低凸部116”,116”と外周面側円環状高凸部117”,117”との間の近接する角部間の斜め方向の間隔w7を、外周面側円環状低凸部116”,116”と外周面側円環状高凸部117”,117”との水平方向の間隔w6よりも大きくして、空間距離や沿面距離等の絶縁距離の向上を図っている。ただし、これとは逆に、外周面側円環状低凸部116”,116”の高さを外周面側円環状高凸部117”,117”の高さよりも高くすることにより、外周面側円環状低凸部116”,116”と外周面側円環状高凸部117”,117”との間の近接する角部間の斜め方向の間隔w7を、外周面側円環状低凸部116”,116”と外周面側円環状高凸部117”,117”との水平方向の間隔w6よりも大きくして、空間距離や沿面距離等の絶縁距離の向上を図るようにしても良い。
従って、本実施形態3のシンブル1”では、上述の実施形態1等と同様に、絶縁部材からなり内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲しており、金属管部13の外周面に取り付けられた吊線支持部11”を有するので、漏電流の入口側である電柱2側で絶縁が可能であると共に、吊線5の連結方向に従って首振りを行うことにより吊線5の水平角を調整できる。
特に、本実施形態3のシンブル1”では、吊線支持部11の外周面の図上左右両側に吊線支持部11の図上上下方向に向かって窪んだ所定の幅および深さの外周面側上下両側面凹部115”,115”を形成することにより、実施形態1のシンブル1と同様に、吊線支持部11”の材料を減らすことができると共に、外周面側上下両側面凹部115”,115”と、その両側の外周面側円環状低凸部116”,116”および外周面側円環状高凸部117”,117”とを設け、外周面側円環状高凸部117”,117”の高さを外周面側円環状低凸部116”,116”よりも高く、あるいはその逆にすることにより、空間距離や沿面距離等の絶縁距離の向上を図ることができる。
その結果、雨等でシンブル1”が濡れた場合でも、沿面距離が長いので、シンブル1”の絶縁性能をより向上させるこができる。
また、本実施形態3のシンブル1”によれば、上述の実施形態1等と同様に、吊線当接部12が嵌めて取り付けられているため、吊線5によって吊線支持部11”が削られたり磨耗することを減少させることができ、シンブル1”自体の耐久性を向上させることができると共に、金属管部13が嵌めて取り付けられているため、吊線支持部11”に吊線当接部12を確実かつ安定して取り付けることができると共に、シンブル1”が首振りを行っても吊線当接部12および吊線支持部11”の外周面で円滑かつ安定して吊線5を支持することができる。
1,1’,1” シンブル
11,11” 吊線支持部
11a 外周面側左右両側面凹部
111,111” 外周面側円環状中央凹部
112 外周面側湾曲面
113 内周面側円環状中央凹部
114 内周面側湾曲面
115”,115” 外周面側上下両側面凹部
116”,116” 外周面側円環状低凸部
117”,117” 外周面側円環状高凸部
11’ 絶縁カバー(吊線支持部)
11a’ 絶縁カバー断面湾曲部
11b’ 絶縁カバー両側平板部
12 吊線当接部
13,13’ 金属管部
2 電柱
3 バンド
4a ボルト
4b ナット
5 吊線

Claims (6)

  1. 吊線の端部を引留めるシンブルであって、
    金属部材からなり、内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲した円筒状の金属管部と、
    絶縁部材からなり、内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲しており、前記金属管部の外周面に取り付けられた吊線支持部と
    を有することを特徴とするシンブル。
  2. 請求項1記載のシンブルにおいて、
    前記吊線支持部には、その内周面の幅方向の中央に前記吊線支持部の中心軸の方向とは反対方向に向かって窪んだ所定の幅および深さを有する内周面側円環状中央凹部が形成されており、その内周面側円環状中央凹部には、その幅および厚さがその内周面側円環状中央凹部の幅および深さとほぼ同一の前記金属管部が嵌めて取り付けられていることを特徴とするシンブル。
  3. 請求項1または請求項2記載のシンブルにおいて、
    前記吊線支持部には、その外周面の幅方向の中央に前記吊線支持部の中心軸の方向に向かって窪んだ所定の幅および深さを有する外周面側円環状中央凹部が形成されており、その外周面側円環状中央凹部には、ほぼU字形状であって、その幅および厚さがその外周面側円環状中央凹部の幅および深さとほぼ同一の金属製の吊線当接部が嵌めて取り付けられていることを特徴とするシンブル。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一つの請求項に記載のシンブルにおいて、
    前記吊線支持部には、
    半径方向に対し垂直方向を向くその左右両側の側面に円環状に1または複数の外周面側左右両側面凹部を設けたことを特徴とするシンブル。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか一つの請求項に記載のシンブルにおいて、
    前記吊線支持部には、
    円周方向の側面に円環状に1または複数の外周面側上下両側面凹部を設けたことを特徴とするシンブル。
  6. 請求項1記載のシンブルにおいて、
    前記吊線支持部は、ほぼU字形状をなしていて、内周面の切断面形状が凸形状に湾曲している一方、外周面の切断面形状が凹形状に湾曲して形成された絶縁カバー断面湾曲部と、その絶縁カバー断面湾曲部の両端部から水平に突出する絶縁カバー両側平板部とを有する絶縁カバーであって、前記金属管部の外周面全体を覆うように設けられていることを特徴とするシンブル。
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