JP6236106B2 - ステンレスのレーザ切断加工方法及びレーザ切断加工装置 - Google Patents

ステンレスのレーザ切断加工方法及びレーザ切断加工装置 Download PDF

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Description

本発明は、ステンレス鋼板のレーザ切断加工方法及びレーザ切断加工装置に係り、さらに詳細には、ファイバーレーザ又はダイレクトダイオードレーザによりステンレスのレーザ切断加工を行う際の、ドロスフリーのレーザ切断加工方法及びレーザ切断加工装置に関する。
従来、CO2レーザによってステンレス鋼板のレーザ切断加工を行うとき、アシストガスとして窒素ガスが使用されている。CO2レーザによってステンレス鋼板のレーザ切断加工を行うときに、アシストガスとして窒素ガスを使用すると、ワークとしてのステンレス鋼板の切断面は光沢感のある切断面であって、切断面の下縁にドロスが付着することのないドロスフリーの切断が可能である。
しかし、ファイバーレーザやダイレクトダイオードレーザによって、ワークとしてのステンレス鋼板のレーザ切断を行うと、薄板に関しては、CO2レーザの場合における切断速度の数倍という速度でもって切断加工を行うことができる。この際、ワークの切断面は滑らかに見えるものの、切断面の下縁にはドロス高さが数ミクロンオーダで付着する。なお、アシストガスとして窒素ガスを使用して、CO2レーザとファイバーレーザによってレーザ出力4KWにおいてステンレス鋼板をレーザ切断したときの、板厚とドロス高さの関係は、図1に示すとおりであった。
図1の結果から理解されるように、ワーク(ステンレス鋼板)の板厚が1mm〜8mmに変化する場合であっても、CO2レーザの場合は、ドロス高さは約4μm以下である。それに対して、ファイバーレーザの場合には、板厚1mmの場合にドロス高さが約3μmである。そして、板厚が2mmのときには6μmであり、3mm〜8mmにおいては、前記ドロス高さは、約17μm〜約170μmで大きなものである。したがって、板厚が2mm以上になると、親指で切断面に触れると、ざらつき、ドロスが生じていることが分かるものである。よって、より高精度の製品が要求される場合には、ドロスを除去する後加工が必要である。なお、本発明に関係あると思われる先行例として特許文献1がある。
特許第4869640号公報
前記特許文献1には、アシストガスとして酸素ガスと窒素ガスとを混合した混合ガスを使用することが記載されている。しかし、特許文献1において切断対象としているワークの材質はアルミニウムである。また、レーザ加工に使用するレーザ発振器は、CO2レーザ発振器なのか、又はファイバーレーザ発振器或はダイレクトダイオードレーザ発振器なのか不明である。
ところで、ファイバーレーザの波長はCO2レーザの波長の約1/10であり、より小さなスポット径とすることができる。そして、金属材料でのファイバーレーザの反射率はCO2レーザに比較して小さなものである。すなわち、ファイバーレーザとCO2レーザにおいては、加工特性が異なるものであるから、前記特許文献1に記載の内容をそのまま適用することは難しいものである。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、ファイバーレーザ又はダイレクトダイオードレーザによるステンレスのレーザ切断加工方法であって、アシストガスとして空気と窒素ガスとの混合ガスを使用するに際し、発生するドロスの高さが15μm以下となるように、アシストガス中の酸素濃度を0.06%〜0.3%に調整してあることを特徴とするものである。
また、前記ステンレスのレーザ切断加工方法において、切断対象とするステンレスの板厚は、1mm〜10mmであることが望ましいものである。
また、前記ステンレスのレーザ切断加工方法において、前記アシストガスのガス圧は1.0MPa〜2.0MPaであることが望ましいものである。
また、ステンレスのレーザ切断加工を行うレーザ切断加工装置であって、
ファイバーレーザ又はダイレクトダイオードレーザのレーザ発振器と、
圧縮した空気と窒素ガスとを混合してアシストガスを生成するに際し、発生するドロスの高さが15μm以下となるように、アシストガス中の酸素濃度を0.06%〜0.3%に調整する濃度調整器と、
前記アシストガスを昇圧する昇圧装置と、
前記レーザ発振器において発振されたレーザ光を導入してワークとしてのステンレス鋼板に照射すると共に、前記昇圧装置から供給されるアシストガスを前記ワークのレーザ切断加工位置へ噴出するレーザ加工ヘッドと、
前記レーザ発振器、前記濃度調整器、前記昇圧装置、前記レーザ加工ヘッドの動作を制御する制御装置と、
を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、ファイバーレーザによってステンレスのレーザ切断を行うとき、ドロス高さがミクロン単位の微小なドロスの付着を生じることのないドロスフリーの切断加工を行い得るものである。
CO2レーザとファイバーレーザによってステンレス板のレーザ切断加工を行った際の、板厚とドロス高さとの関係を示した説明図である。 レーザ切断加工装置の構成を示す機能ブロック図である。 アシストガス中の窒素濃度とドロス付着との関係を示す拡大写真である。 アシストガス中の窒素濃度とドロス付着との関係を示す拡大写真である。 ステンレスの板厚と、酸素濃度と、ドロス高さとの関係を示すグラフで表わした説明図である。 ステンレスの板厚と、酸素濃度と、ドロス高さとの関係を示すグラフで表わした説明図である。 アシストガスとして窒素ガスを使用した場合と、2000ppmの酸素を含んだアシストガスを使用した場合における、ワーク下面の溶融金属粉体の飛散状態を示す説明図である。
図2を参照するに、概念的、概略的に示すように、本発明の実施形態に係るレーザ切断加工装置1は、ワークWとして板厚1mm〜10mmのステンレスのレーザ切断加工を行うもので、ファイバーレーザ又はダイレクトダイオードレーザであるレーザ発振器3を備えている。前記レーザ発振器3は、出力を2KW〜6KWの間で調節自在であり、このレーザ発振器3とレーザ加工ヘッド5は、プロセスファイバー6によって接続してある。したがって、前記レーザ発振器3において発振されたレーザ光LBを、レーザ加工ヘッド5からワークWへ照射することにより、ワークWのレーザ切断加工を行うことができるものである。なお、ワークWのレーザ切断を行うに際しては、レーザ加工ヘッド5は、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の各サーボモータMによってX,Y,Z軸方向に移動されるものである。
前記ワークWのレーザ切断加工を行う際に、前記レーザ加工ヘッド5に対してアシストガスを供給するアシストガス供給手段7が備えられている。上記アシストガス供給手段7は、アシストガスとして空気と窒素ガスとの混合ガスを供給するものである。したがって、アシストガス供給手段7は、例えばガスボンベなどのごとき窒素ガス供給手段9を備えていると共に、空気を圧縮するエアーコンプレッサなどとごとき空気供給手段11を備えている。
さらに、前記アシストガス供給手段7は、前記窒素供給手段9から供給された窒素ガスと空気供給手段11から供給された空気とを混合する混合装置(濃度調整装置)13を備えている。上記混合装置は、既知のように、窒素ガス供給手段9から供給される窒素ガスの圧力と空気供給手段11から供給される空気の圧力とを制御すると共に、窒素ガス及び空気の流量を制御して、アシストガス中の空気の濃度を調整して酸素濃度又は窒素ガスの濃度を所望の濃度に制御する機能を有するものである。
また、前記アシストガス供給手段7は、前記混合装置13において混合されたアシストガスを昇圧するコンプレッサ等のごとき昇圧装置15を備えている。そして、この昇圧装置15は、圧力調整装置17を介して、前記レーザ加工ヘッド5に接続してある。したがって、窒素ガスと空気とを混合した状態のアシストガスは、圧力調整装置17によって適正な圧力、例えば1.0MPa〜2.0MPaの圧力に調整されて、レーザ加工ヘッド5へ供給されるものである。
さらに、前記レーザ切断加工装置1は、制御装置19を備えている。この制御装置19は、例えばNC制御装置から構成してあって、前記レーザ発振器3、混合装置(濃度調整装置)13、昇圧装置15及び圧力調整装置17の動作等を制御する機能と、前記レーザ加工ヘッド5をX,Y,Z軸方向へ移動制御する機能を有するものである。
上記構成により、窒素ガス供給手段9から供給される窒素ガスと、空気供給手段11から供給される空気とを、混合装置13において混合した混合ガスをアシストガスとして使用するとき、窒素混合割合を増減することにより、窒素濃度と酸素濃度とを種々調整することができるものである。そこで、窒素ガス供給手段9から供給される窒素ガス(濃度100%)に対して、空気供給手段11から供給される空気の量を種々変更して、窒素濃度が種々の混合ガス(アシストガス)を製造した。そして、ワークとして板厚5mmのステンレスをファイバーレーザによって切断するとき、窒素濃度が種々の濃度のアシストガスを使用したところ、図3,4の拡大写真に示す結果が得られた。なお、この際の切断条件は、レンズの焦点距離190mm、ノズル径4.0mm、Fp−1.0、切断速度4500mm/min、出力4kw、cw、ガス圧1.4MPaであった。
図3,4から明らかなように、窒素濃度が98%、99%の場合には、ワークの下部(下面)に比較的大きな玉状のドロスの付着が見られた。そして、窒素濃度99.5%〜99.9%においては、ドロスの付着は見られなかった。すなわち、ドロスフリーのレーザ切断加工が行われた。しかし、窒素濃度99.94%〜99.9999%においては、ミクロン単位の小さな玉状のドロスの付着が見られた。
図3,4に示された結果から理解されるように、例えば板厚5mm以下の薄いステンレスのワークを、ファイバーレーザによって切断するとき、アシストガス中の窒素ガスの濃度を適正値に保持することにより、ミクロン単位の小さなドロスの付着を生じることのないドロスフリーのレーザ切断加工を行い得ることを見出した。なお、レーザ出力4KWで板厚5mmのステンレス板のレーザ切断を行うことができたものであるから、板厚5mm以下のステンレス板のレーザ切断は当然可能である。
ところで、空気中には、窒素が78%、酸素が21%、アルゴンが1%、二酸化炭素が約0.03%存在する。しかし、ワークとしてのステンレスの板材をレーザ切断する際にドロスが発生するか否かは、酸素濃度が大きく影響するものである。そこで、図3,4の結果を参考にして、レーザ出力4KWにおいて、板厚がt3=3mm,t4=4mm,t5=5mm,t6=6mmのステンレス板を、ファイバーレーザによって切断する際に、窒素混合割合を増減することにより、アシストガス中における酸素濃度を種々変更し、発生したドロス高さを測定した。測定結果は図5,6に示すとおりであった。なお、各種板厚のステンレス板のレーザ切断を行うに際しては、板厚に応じてレーザ出力及びアシストガスのガス圧を適正な出力及びガス圧に調節することが望ましいものである。
図5,6から明らかなように、酸素濃度が5000ppm(0.5%)以上になると、例えば板厚6mmのワークにおいては、ドロス高さが急激に大きくなるものである。したがって、酸素濃度は0.5%以下が望ましいものである。また、図6から明らかなように、酸素濃度が約0.06%以下になると、板厚5mmにおいてのドロス高さは約19μmとなる。そして、板厚6mmにおいてのドロス高さは80μmとなり、ドロス高さが大きくなるものである。よって、窒素ガスと空気とを混合したアシストガスを使用する場合には、板厚3mm、4mmの場合におけるドロス高さをも考慮すると、酸素濃度は0.06%〜0.5%の範囲が望ましいものである。そして、図5,6から理解されるように、ドロス高さが小さな望ましい範囲(板厚5mm以下でドロス高さが15μm以下の範囲)は0.1%(1000ppm)〜0.3%(3000ppm)の範囲である。
図5,6示したワークの板厚と、酸素濃度と、ドロス高さとの関係を示すデータは、前記レーザ切断加工装置1における制御装置19のデータテーブル(図示省略)に格納されている。したがって、レーザ切断加工装置1によってステンレス板のレーザ切断加工を行うとき、入力手段21から切断対象とする板厚のデータを入力すると、アシストガス中の酸素濃度は、0.06%〜0.5%に調節されるものである。したがって、ファイバーレーザ又はダイレクトダイオードによって薄いステンレス板の切断加工を行うとき、ドロスフリーのレーザ切断加工を行い得るものである。
ところで、酸素濃度が0.06%〜0.5%の範囲においては、何故にドロス高さが約15μm以下になるのかは明らかでない。そこで、切断条件を同一にして、アシストガスが窒素100%の場合と、酸素2000ppm(0.2%)の場合においてワークを、ファイバーレーザによって切断した。そして、そのときのワーク下面における溶融金属粉体の飛散状態を、高速度カメラによって撮影し観察したところ、図7(A),(B)に示す結果が得られた。
図7(A),(B)から明らかなように、アシストガスとして窒素ガス100%を使用した場合、溶融金属粉体の飛散角(飛散幅)は、アシストガス中の酸素量が2000ppm(0.2%)の場合における飛散角よりも大きなものであった。図7(A),(B)から明らかなように、窒素ガス100%の場合(図7(A)の場合)には、レーザ光が照射されてワーク下面から下方向へ噴出される溶融金属部分(白く上下に長く見える部分)は、図7(B)の場合に比較して細く現れている。逆に、アシストガス中の酸素量が0.2%の場合(図7(B)の場合)には、レーザ光が照射されてワーク下面から下方向へ噴出される溶融金属部分(白く、かつ太く見える部分)は太く現れている。そして、溶融金属粉体の飛散幅(飛散角)は、図7(A),(B)より明らかなように、図7(B)に表された方が小さくなっている。
したがって、考察するに、アシストガス中に酸素が0.2%含まれる場合には、溶融金属部分の湯流れが向上し、レーザ切断による切断溝からワークの下面に溶融金属が流出した位置で固まることなく、アシストガスによって効果的に吹き飛ばされるものと思われる。
以上のごとき説明より理解されるように、ファイバーレーザ又はダイレクトダイオードレーザによって、1mm〜10mmのステンレス板のレーザ切断加工を行う際、空気と窒素ガスとの混合ガスをアシストガスとして使用するに当たり、アシストガス中の酸素濃度を0.06%〜0.5%、望ましくは0.1%〜0.3%に調整してレーザ切断加工を行うものである。したがって、レーザ切断加工時の切断溝からの溶融金属の流出(排出)が良好に行われ、ドロスフリーのレーザ切断加工を行い得るものである。
ところで、図6に表われた結果から、ファイバーレーザによってステンレス板のレーザ切断を行う際のアシストガスは、空気と窒素ガスとを混合したアシストガスを使用する場合、アシストガス中の酸素濃度を0.06%〜0.5%の範囲に調節することが望ましいものである。そして、図1,3,4の実験結果から明らかなように、レーザ出力4KWにおいて、板厚6mm以下のステンレス板のレーザ切断が可能である。なお、板厚が1mm〜4mmの場合には、レーザ出力2KWであってもレーザ切断が可能である。
ここで、アシストガス中の酸素濃度を0.06%〜0.5%の範囲に調節して、板厚10mmのステンレス板のレーザ切断を試みた。この場合、板厚が100mmと厚くなったので、レーザ出力を6KWに調節した。そして、アシストガスのガス圧を2.0MPaに調節してレーザ切断を行ったところ、ドロスフリーのレーザ切断が可能であった。すなわち、アシストガス中の酸素濃度を0.06%〜0.5%に調節し、板厚(例えば10mm)に対応してレーザ出力を大きく(例えば6KW)し、かつアシストガスのガス圧を高く(例えば2.0MPa)に調節することにより、板厚10mmのステンレス板のレーザ切断が可能なものである。
なお、アシストガスのガス圧も板厚に対応して調節することが望ましいものである。この場合、切断対象とするステンレス板の板厚が1mm〜10mmの範囲である場合には、レーザ出力は2KW〜6KWでレーザ切断可能である。そして、ガス圧は1.0MPa〜2.0MPaの範囲であることが望ましいものであった。
1 レーザ切断加工装置
7 アシストガス供給手段
9 窒素ガス供給手段
11 空気供給手段
13 混合装置(濃度調整装置)
19 制御装置

Claims (5)

  1. ファイバーレーザ又はダイレクトダイオードレーザによるステンレスのレーザ切断加工方法であって、アシストガスとして空気と窒素ガスとの混合ガスを使用するに際し、発生するドロスの高さが15μm以下となるように、アシストガス中の酸素濃度を0.06%〜0.3%に調整してあることを特徴とするステンレスのレーザ切断加工方法。
  2. 請求項1に記載のステンレスのレーザ切断加工方法において、切断対象とするステンレスの板厚は、1mm〜10mmであることを特徴とするステンレスのレーザ切断加工方法。
  3. 請求項1又は2に記載のステンレスのレーザ切断加工方法において、前記アシストガスのガス圧は1.0MPa〜2.0MPaであることを特徴とするステンレスのレーザ切断加工方法。
  4. ステンレスのレーザ切断加工を行うレーザ切断加工装置であって、
    ファイバーレーザ又はダイレクトダイオードレーザのレーザ発振器と、
    圧縮した空気と窒素ガスとを混合してアシストガスを生成するに際し、発生するドロスの高さが15μm以下となるように、アシストガス中の酸素濃度を0.06%〜0.3%に調整する濃度調整器と、
    前記アシストガスを昇圧する昇圧装置と、
    前記レーザ発振器において発振されたレーザ光を導入してワークとしてのステンレス鋼板に照射すると共に、前記昇圧装置から供給されるアシストガスを前記ワークのレーザ切断加工位置へ噴出するレーザ加工ヘッドと、
    前記レーザ発振器、前記濃度調整器、前記昇圧装置、前記レーザ加工ヘッドの動作を制御する制御装置と、
    を備えていることを特徴とするレーザ切断加工装置。
  5. ファイバーレーザ又はダイレクトダイオードレーザによるステンレスのレーザ切断加工方法であって、アシストガスとして空気と窒素ガスとの混合ガスを使用してステンレスのレーザ切断加工を行うに際し、発生するドロスの高さが15μm以下となるように、アシストガス中の酸素濃度を0.06%〜0.5%に調整してあり、好ましくは、0.1%〜0.3%に調整してあることを特徴とするステンレスのレーザ切断加工方法。
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