JP6235856B2 - 管体連結装置 - Google Patents

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Description

本発明は、断面円形の第1管体と第2管体を相互に端部を突き合わせ状態に連結する装置であり、例えば、建設現場等において構築する仮設足場の支柱等を連結するための装置に関する。
従来、建設現場等における仮設足場の構築に際し、下支柱の上に上支柱を連結するため、相互に連結装置が設けられている。
連結装置は、下支柱の上端部に突設した短管から成る連結管に上支柱の下端部を外挿させると共に、前記連結管と上支柱を相互にロックピンにより係脱自在に係止するように構成されている。
ワンタッチ操作による係止を可能にするため、前記連結管にバネ手段が内装されており、該バネ手段の拡開方向に付勢された一対のバネアームにロックピンを設け、該ロックピンを連結管の直径方向に開設した挿入孔に挿通させている。これに対して、上支柱の下端部の直径方向には前記ロックピンを挿入係止させるための係止孔が開設されている。
そこで、下支柱の上方から上支柱を下降させつつ前記連結管に外挿させると、前記ロックピンがバネアームに抗して該連結管の外周面から後退し、両支柱の端部を当接した状態で上支柱を周方向に回動させることにより係止孔と挿通孔を合致させると、ロックピンが係止孔に挿入係止され、両支柱を回動不能かつ引抜き不能な状態に連結する。
尚、仮設足場の解体のため、上下支柱を分離させる際は、前記ロックピンをバネアームに抗して連結管の挿入孔の内部に後退させ、該連結管から上支柱を引抜けば良い。
特許第2758559号公報
特許文献1(以下「先行技術」という。)の場合、バネ手段は、平板状の弾性掛渡片の両端から折曲された一対の脚片を延設し、各脚片を断面コ字形に形成すると共に、各脚片の下端部にロックピンを固設している。
前記バネ手段は、下支柱から突設した連結管に内装した状態で、該連結管に挿入された一対の脚片のロックピンを該連結管の挿通孔に挿通させる。この際、前記弾性掛渡片の両端には、爪状の位置ずれ防止片が突設されており、該位置ずれ防止片を連結管の突出端面に載置し、弾性掛渡片を連結管の径方向に配置するように構成されている。
従って、先行技術の場合、連結管の突出端面に露出した状態で位置ずれ防止片と弾性掛渡片が露出状態で配置されており、このため、上支柱を下降させつつ連結管に外挿させる際に該位置ずれ防止片及び弾性掛渡片を破損してしまうおそれがある。
即ち、仮設足場を構築するための長尺の支柱は、相当の重量物であり、作業者が上支柱を保持した状態で下降させながら、一度に下支柱の連結管の軸心に一致させることは容易でないため、作業者は、下降させた上支柱の下端部を一旦は連結管の突出端面に預け置き、その後、連結管に外挿させるのが通例であり、しかも、上支柱を連結管に預け置く際、乱暴に落下させられることも珍しくない。
従って、先行技術の場合、バネ手段の位置ずれ防止片及び弾性掛渡片が上支柱の落下衝撃や荷重を受け、容易に破損するおそれがあり、その結果、ロックピンが所定機能を喪失すると、現場作業に多大の支障をきたす問題がある。
また、先行技術のバネ手段は、一対の位置ずれ防止片が連結管の突出端面から径方向に突出しているので、作業者の身体を負傷したり衣服を破損したりする危険がある。
更に、先行技術の場合、板バネにより形成したバネ手段は、弾性掛渡片の両端に切欠き部を形成し、該切欠き部の一側部から位置ずれ防止片を延設し、他側部から折曲部を介して脚片を延設し、これにより、前記弾性掛渡片と折曲部の弾性変形を介して両脚片を開閉させるように構成している。従って、両脚片の開閉に伴い弾性掛渡片が弾性変形すると、該弾性変形が位置ずれ防止片に波及するので、位置ずれ防止片が連結管の突出端面から該連結管の内部に向けて離脱するおそれがある。
その他、先行技術には改善を必要とする種々の課題がある。
本発明は、上記課題を解決した管体連結装置を提供するものであり、その手段として構成したところは、
それぞれ断面円形とされた第1管体と第2管体を同軸上で相互に端部を突き合わせ状態に連結する連結装置であり、第1管体の端部に突設され且つ先端に縮径端部を備えた連結管に第2管体を外挿すると共に、該連結管と第2管体のそれぞれの直径方向に開設した挿通孔と係止孔を合致させた状態で、該連結管に内装したバネ手段の一対のバネアームに付設したロックピンを前記挿通孔を介して前記係止孔に挿入係止する構成において、円板手段と、該円板手段に吊持固着された前記バネ手段によりバネユニットを構成し、前記バネ手段は、前記円板手段の下面に固着された平板部の両端から円弧湾曲部を介して前記バネアームを延設し、一対のバネアームを連結管の内周面に弾接することにより、前記円板手段の中心を縮径端部の中心に合致させるように該円板手段をセンタリングするセンタリング手段を構成しており、前記円板手段は、前記連結管の縮径端部の開口部を被う保護蓋手段を構成すると共に、該保護蓋手段の上に連結前の第2管体を預け置き自在とするように、該円板手段の縁部全周により前記縮径端部の全周に載置される支持部を構成して成る点にある。
本発明の好ましい実施形態は、前記円板手段とバネ手段を相互に頭付き軸部材により固着すると共に、該軸部材の頭部を円板手段の上面に配置しており、前記円板手段は、連結管の内部に向けて凹入された凹陥部と、該凹陥部の周囲の環状縁部を形成し、前記凹陥部により前記軸部材の頭部を格納する格納部を構成すると共に、前記環状縁部により連結管の突出端面に載置される支持部を構成している。
前記バネ手段は、前記平板部の側縁部を折曲することにより、剛性部を形成し、前記バネアームの全体と前記円弧湾曲部を弾性変形させたとき前記平板部を撓み変形させないように構成している
本発明の好ましい実施形態は、外径R1とした連結管(3)に内径R4(R4>R1)とした第2管体(2)を外挿する構成において、前記連結管(3)は、前記突出端部に外径R2(R2<R1)とされる縮径端部(3a)を形成し、前記円板手段(9)は、外径R3(R2<R3<R4)に形成されている。
請求項1に記載の本発明によれば、バネ手段6を連結管3に内装した状態で、円板手段9が連結管3の突出端部を被うことにより保護蓋手段21を構成しているので、該連結管3に第2管体2を外挿させ連結する直前に、該第2管体2を保護蓋手段21の上に預け置くことにより、連結作業が容易となり、この際、第2管体2は保護蓋手段21により好適に支持されるので、連結管3の突出端面やバネ手段6を破損するおそれはない。しかも、円板手段9は、周囲に突起物を有しないので、作業中、作業者の身体を負傷したり衣服を破損したりする危険はない。
そして、円板手段9とバネ手段6により構成されたバネユニットUは、円板手段9により保護蓋手段21を構成し、バネ手段6により該円板手段9のセンタリング手段22を構成しているため、仮に円板手段9がずれ動いて縮径端部3aから偏位した場合でも、自動的にセンタリングされる円板手段9により、縮径端部3aの開口部を被う保護蓋手段21を提供することができ、これにより、縮径端部3aを保護した状態で保護蓋手段21の上に連結前の第2管体2を預け置くことが可能となる。しかも、センタリングされた円板手段9の縁部全周により、縮径端部3aの全周に載置された支持部19を提供することができるので、預け置かれた第2管体2を好適に支持することが可能となる。
請求項2に記載の本発明によれば、バネユニットUを構成するために円板手段9とバネ手段6を固着する頭付き軸部材13は、頭部13aを凹陥部16の格納部18に格納されているので、第2管体2を円板手段9に預け置いた際、前記頭部13aが破損されるおそれはない。
請求項3に記載の本発明によれば、バネ手段6の円弧湾曲部11、11からバネアーム7、7を延設した構成に関して、該円弧湾曲部11、11を架橋する平板部10に剛性部12を設けることにより該平板部10の撓み変形を防止しているので、連結管3に外挿した第2管体2を下降させることによりロックピン8、8を押動させる際、平板部10が撓むことによりロックピン8、8を第2管体2に追従して下降させ、挿通孔4の下端に咬み合わせるおそれはなく、円弧湾曲部11、11とバネアーム7、7だけを弾性変形させることにより、ロックピン8、8を挿通孔4に押し込むことが可能となる。
そして、連結と連結解除の作業のたびに、バネ手段6は、バネアーム7の弾性変形を繰り返して行うが、円板手段9に固着された平板部10に剛性部12を設け、該平板部10の撓み変形を防止しているので、該平板部10と円板手段9の固着部分に歪み等による疲労を生じることはなく、該平板部10が円板手段9から脱落するおそれはない。
請求項4に記載の本発明によれば、連結管3の突出端部に外径R2とした縮径端部3aを形成し、円板手段9の外径R3を該縮径端部3aの外径R2よりも大径に形成しているので、常に、円板手段9により縮径端部3aの全周を被うことができ、その下面に吊持固着されたバネ手段6を上方から好適に遮蔽する。
本発明に係る管体連結装置の1実施形態を示しており、第1管体に第2管体を連結する前の状態を示す縦断面図である。 第1管体に第2管体を連結する際の作用を示しており、(A)はロックピンが後退する前の状態を示す縦断面図、(B)はロックピンが後退した状態を示す縦断面図、(C)はロックピンが係止孔に係止され第2管体の連結を完了した状態を示す縦断面図である。 第1管体と第2管体の連結を解除する際の作用を示しており、(A)はロックピンが後退する前の状態を示す横断面図、(B)はロックピンが後退を開始した状態を示す横断面図、(C)はロックピンが後退した状態を示す横断面図である。 本発明の1実施形態に係る管体連結装置におけるバネユニットの実施形態を示しており、(A)は分解状態の斜視図、(B)はバネ手段と円板手段を組付けることにより構成されたバネユニットの斜視図である。 バネユニットにおけるロックピンの好ましい実施形態を示しており、(A)はロックピンの素材を示す正面図、(B)(C)はガイド面を形成した状態を示す平面図及び正面図、(D)(E)はロックピンをバネアームに固着した状態を示す平面図及び正面図である。 連結管とバネユニットの分解状態を示す斜視図である。 バネユニットを内装した連結管と第2管体の分解状態を示す斜視図である。 連結装置により第1管体と第2管体を連結した状態を示す斜視図である。 ロックピンのガイド面に関する別の実施形態に関して、バネユニットの作用を示しており、(A)はバネユニットの斜視図、(B)は第1管体に第2管体を連結する際のロックピンが後退する前の状態を示す縦断面図、(C)はロックピンが後退した状態を示す縦断面図である。
(本発明の実施形態)
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
図面は、建設現場等における仮設足場の構築に際し、それぞれ断面円形の同径とされた下支柱の上に上支柱を同軸上で相互に端部を突き合わせ状態に連結するための連結装置を例示している。しかしながら、本発明の連結装置は、主として上下方向の管体の連結を目的とするものであるが、仮設足場の上下支柱に限らず、種々の管体連結装置として適用可能であり、従って、以下、下支柱を第1管体1、上支柱を第2管体2として説明する。
図1に示すように、連結装置は、第1管体1の端部に溶接等で固着することにより突設した短管から成る連結管3に対して、第2管体2を外挿すると共に、該連結管3と第2管体2のそれぞれの直径方向に開設した挿通孔4、4と係止孔5、5を合致させた状態で、該連結管3に内装したバネ手段6の一対のバネアーム7、7に付設したロックピン8を前記挿通孔4を介して前記係止孔5に挿入係止する構成とされており、前記バネ手段6を円板手段9に吊持固着することによりバネユニットUを構成している。
図4に示すように、バネ手段6は、1枚の板バネを折曲することにより形成され、下向きに傾斜して拡開させられた一対のバネアーム7、7と、両バネアームを架橋する平板部10を備えており、平板部10とバネアーム7の連設部分に円弧湾曲部11を形成し、バネアーム7、7の下端近傍部にロックピン8、8を外向きに突設している。
前記平板部10は、両側縁部を下向きに折曲することにより剛性部12を形成している。従って、一対のバネアーム7、7を図4(B)の鎖線で示すように相互に近接する閉脚方向に変形し、該バネアーム7の全体と前記円弧湾曲部11を弾性変形させたとき、該弾性変形の波及により平板部10が撓み変形することはなく、常に平板部10の平板形態を保持するように構成している。尚、図例では、平板部10の舌片を折曲することにより剛性部12を形成しているが、これに限られるものではなく、例えば、平板部10に別の金属板を積層一体化することにより剛性部12を構成しても良い。
前記円板手段9は、ステンレス等の金属板から成り、連結管3の突出端面を被う円形板により構成されており、下面に、前記平板部10がリベット等の頭付き軸部材13により固着される。このため、円板手段9と平板部10の中心部にはそれぞれ固着孔14、15が開設されている。
前記円板手段9は、前記固着孔14を含む中心領域を連結管3の内部に向けて凹入した凹陥部16と、該凹陥部16の周囲の環状縁部17を形成しており、前記凹陥部16により前記軸部材13の頭部13aを格納する格納部18を構成し、前記環状縁部17により連結管3の突出端面に載置される支持部19を構成する。尚、環状縁部17には、水抜き孔17aを貫設することが好ましい。
従って、円板手段9と平板部10は、上下に重ねられた状態で、前記頭付き軸部材13により固着され、これによりバネユニットUを構成し、前記軸部材13の頭部11aは、前記格納部18に格納され、円板手段9の上面(環状縁部17の上面)から突出しない。
図5は、前記ロックピン8の好ましい実施形態を示している。ロックピン8は、円柱部8aの尾端に軸部8bを備えた図5(A)に示す素材8Aに対して、図5(B)(C)に示すように、前記円柱部8aの周面を軸線Axに交差する斜面となるように切削加工を施すことによりガイド面20を形成している。そこで、ガイド面20を形成したロックピン8は、図5(D)(E)に示すように、前記軸部8bをバネアーム7の先端近傍部の固着孔に挿入した状態でカシメ固着するに際し、軸線Axの廻りに回動調節することにより、前記ガイド面20が斜め上方を向く姿勢とした状態で固着される。これにより、バネアーム7の先端に固着されたロックピン8は、前記ガイド面20が上方に臨む第1ガイド面20aと側方に臨む第2ガイド面20bを構成する。
上記バネユニットUは、図6に示すように、一対のバネアーム7、7を相互に閉脚方向に弾性変形した状態で連結管3に内装され、内装後は、図7に示すように、一対のバネアーム7、7を拡開方向に弾性復元することにより連結管3の内周面に弾接させ、ロックピン8、8を挿通孔4、4に挿通する。この状態で、円板手段9の環状縁部17により形成された支持部19が連結管3の突出端面に載置され、これにより、円板手段9は、連結管3の突出端部を被う保護蓋手段21を構成する。
図示実施形態において、連結管3の外径R1は、第2管体2の内径R4(図7参照)に対して、R1<R4に形成されており、図6に示すように、該連結管3の突出端部の外径R2をR2<R1とするように縮径加工され、これによりテーパ部3bを介して縮径端部3aを形成している。これに対して、バネユニットUの円板手段9は、外径R3をR2<R3<R4に形成されており、好ましくは、R2<R3≦R1<R4に形成されている。
また、図7に示すように、連結管3に内装されたバネ手段6は、一対のバネアーム7、7を連結管3の内周面に弾接することにより、円板手段9の中心を連結管3の中心に位置させるセンタリング手段22を構成している。
このように、円板手段9にバネ手段6を吊持固着することにより構成したバネユニットUは、バネ手段6を連結管3に内装し、ロックピン8を挿通孔4に挿通させると共にバネアーム7、7を連結管3の内周面に弾接させると、円板手段9がセンタリングされた状態で連結管3の突出端部に載置され、該突出端部を被う保護蓋手段21を構成する。
そこで、円板手段9は、連結管3と同心状態となるように保持され、環状縁部17(支持部19)により縮径端部3aの全周を被うと共に該縮径端部3aを閉塞し、その下面に吊持固着されたバネ手段6を上方から遮蔽する。ところで、ロックピン8を挿通孔4に押し込むことによりバネアーム7が弾性変形する際、円板手段9がずれ動き、該円板手段9の中心を縮径端部3aの中心から偏位する可能性があるが、偏位した場合でも、上述のようにR2<R3に形成しているので、縮径端部3aが露出することはなく、円板手段9により被われた状態を維持する。そして、バネアーム7、7が弾性復元して連結管3の内周面に弾接されると、円板手段9は、その中心が縮径端部3aの中心に合致するように自動的にセンタリングされる。
(連結時の作用)
図7に示すように、バネユニットUは、バネ手段6の全体が連結管3に内装され、保護蓋手段21を構成する円板手段9により連結管3の突出端部を被っている。この状態で、第1管体1に第2管体2を連結するためには、第1管体1から突出する連結管3に対して、上方から第2管体2を下降させつつ連結管3に外挿すれば良い。
この際、連結管3の突出端部に位置する円板手段9は、周囲に突起物を有しないので、作業中、作業者の身体を負傷したり衣服を破損したりする危険はない。
作業者は、第2管体2を下降させながら連結管3の軸心に一致させる前に、該第2管体2を保護蓋手段21の上に預け置き、その後、第2管体2を持ち上げて軸心を一致させつつ連結管3に外挿することができる。従って、連結作業が容易である。この際、第2管体2が乱暴に落下された場合でも、該第2管体2の下端面2aは、保護蓋手段21により好適に支持されるので、連結管3の突出端面やバネ手段6を破損するおそれはない。
また、バネユニットUを構成するために円板手段9とバネ手段6を固着した頭付き軸部材13は、頭部13aを凹陥部16の格納部18に格納されているので、第2管体2を円板手段9に預け置く際に、前記頭部13aを破損するおそれはない。
図2(A)に示すように、第2管体2の下端部を連結管3に外挿しつつ下降させると、該第2管体2の下端面がロックピン8の第1ガイド面20aに当接する。この状態から更に第2管体2を下降させると、該第2管体2の下端面による第1ガイド面20aの押動と、バネアーム7の弾性変形により、図2(B)に示すように、ロックピン8を挿通孔4の内部に押し込む。引き続き第2管体2を下降させ、係止孔5を挿通孔4に合致させると、図2(C)に示すように、バネアーム7の弾性復元により、ロックピン8が該係止孔5に挿入係止され、第2管体2を引き抜き不能に連結する。尚、この状態で、第2管体2の下端面2aは、図8に示すように、第1管体1の下端面1aに突き合わせ状態で当接し、第1管体1により第2管体2の荷重が支持される。
前記ロックピン8の押し込み動作に関して、図2(B)に鎖線で示すように、仮に、バネ手段6の平板部10に剛性部12を設けていない場合は、平板部10が下向きに撓み、ロックピン8が挿通孔4の下端縁に咬み合い、押し込み動作を妨げるおそれがある。これに対して、本発明の図示実施形態の場合、剛性部12により平板部10の撓み変形を防止し、該平板部10から円弧湾曲部11を介してバネアーム7を吊持しているので、ロックピン8が第2管体2の押動に追従して下降することを抑制し、ロックピン8を挿通孔4に好適に押し込むことが可能となる。
(連結解除時の作用)
前記連結状態を解除し、第1管体1の連結管3から第2管体2を引き抜く場合は、図3に示すように、第2管体2を周方向に回動すれば良い。図3(A)に示すように、ロックピン8が第2管体2の係止孔5に挿入係止した状態から、第2管体2を図示矢印Mで示すように回動すると、図3(B)に示すように、係止孔5の縁部がロックピン8の第2ガイド面20bに当接し、該第2ガイド面20bの押動と、バネアーム7の弾性変形により、ロックピン8を挿通孔4の内部に押し込む。更に第2管体2を回動すると、図3(C)に示すように、係止孔5が挿通孔4から外れた位置まで移動し、第2管体2の周壁によりロックピン8の押し込み状態を保持しているので、第2管体2を連結管3から引き抜くことができる。
上述のような連結と連結解除のたびに、バネ手段6は、円弧湾曲部11とバネアーム7の弾性変形を繰り返して行うが、平板部10は、剛性部12を設けることにより、撓み変形が防止されている。従って、平板部10と円板手段9の頭付き軸部材13を含む固着部分に歪み等による疲労を生じることはなく、該平板部10が円板手段9から脱落するおそれはない。
(別の実施形態)
図9は、ロックピン8のガイド面20に関する別の実施形態を示している。
図示実施形態において、ロックピン8は、図5(D)(E)のように軸線Axの廻りに回動調整されておらず、図9(A)に示すように、ガイド面20を真横に向けた状態でバネ手段6のバネアーム7に固着されている。従って、上記実施形態の第1ガイド面20aは設けられていない。
前記ロックピン8を挿通する連結管3の挿通孔4は、図9(B)に示すように、上下方向に長い長孔4aを形成しており、バネアーム7を連結管3の内周面に弾接させた状態で、ロックピン8を長孔4aの上部領域に挿通させている。その他の構成は、上述の実施形態と同様である。
そこで、この別の実施形態によれば、第1管体1に第2管体2を連結する際に、連結管3に第2管体2を外挿し下降することにより、図9(B)に示すように、第2管体2の下端面をロックピン8に当接した後、更に第2管体2を下降させると、図9(C)に示すように、バネ手段6の円弧湾曲部11の弾性変形を介してロックピン8が長孔4aの下部領域に移動させられる。この際、ロックピン8は、第2管体2の下端面による下向きの力F1と、前記円弧湾曲部11の弾性復元による上向きの力F2を受けるので、図9(C)に軸線Xで示すように、長孔4aを移動しながら該ロックピン8の軸線Xを傾ける。その結果、上記実施形態のような第1ガイド面20aを設けていなくても、ロックピン8を挿通孔4に押し込むことが可能となる。従って、第2管体2を下降し続ければ、ロックピン8を挿通孔4に押し込み、その後、第2管体2の係止孔5をロックピン8に臨ませると、ロックピン8が係止孔5に挿入係止され、第2管体2を引き抜き不能に連結する。
尚、連結状態を解除するときは、第2管体2を回動すれば、上記実施形態と同様に、ロックピン8がガイド面20aを介して挿通孔4に押し込まれ、第2管体2を引き抜き可能とする。
1 第1管体
1a 第1管体の上端面
2 第2管体
2a 第2管体の下端面
3 連結管
3a 縮径端部
3b テーパ部
4 挿通孔
4a 長孔
5 係止孔
6 バネ手段
7 バネアーム
8 ロックピン
8a 円柱部
8b 軸部
9 円板手段
10 平板部
11 円弧湾曲部
12 剛性部
13 頭付き軸部材
13a 頭部
14、15 固着孔
16 凹陥部
17 環状縁部
18 格納部
19 支持部
20 ガイド面
20a 第1ガイド面
20b 第2ガイド面
21 保護蓋手段
22 センタリング手段

Claims (4)

  1. それぞれ断面円形とされた第1管体(1)と第2管体(2)を同軸上で相互に端部を突き合わせ状態に連結する連結装置であり、
    第1管体(1)の端部に突設され且つ先端に縮径端部(3a)を備えた連結管(3)に第2管体(2)を外挿すると共に、該連結管と第2管体のそれぞれの直径方向に開設した挿通孔(4,4)と係止孔(5,5)を合致させた状態で、該連結管(3)に内装したバネ手段(6)の一対のバネアーム(7,7)に付設したロックピン(8,8)を前記挿通孔(4,4)を介して前記係止孔(5,5)に挿入係止する構成において、
    円板手段(9)と、該円板手段(9)に吊持固着された前記バネ手段(6)によりバネユニット(U)を構成し
    前記バネ手段(6)は、前記円板手段(9)の下面に固着された平板部(10)の両端から円弧湾曲部(11,11)を介して前記バネアーム(7,7)を延設し、一対のバネアーム(7,7)を連結管(3)の内周面に弾接することにより、前記円板手段(9)の中心を縮径端部(3a)の中心に合致させるように該円板手段をセンタリングするセンタリング手段(22)を構成しており
    前記円板手段(9)は、前記連結管(3)の縮径端部(3a)の開口部を被う保護蓋手段(21)を構成すると共に、該保護蓋手段(21)の上に連結前の第2管体(2)を預け置き自在とするように、該円板手段(9)の縁部全周により前記縮径端部(3a)の全周に載置される支持部(19)を構成して成ることを特徴とする管体連結装置。
  2. 前記円板手段(9)とバネ手段(6)の平板部(10)を相互に頭付き軸部材(13)により固着すると共に、該軸部材の頭部(13a)を円板手段(9)の上面に配置しており、
    前記円板手段(9)は、連結管(3)の内部に向けて凹入された凹陥部(16)と、該凹陥部の周囲の環状縁部(17)を形成し、
    前記凹陥部(16)により前記軸部材の頭部(13a)を格納する格納部(18)を構成すると共に、前記環状縁部(17)により連結管(3)の突出端面に載置される支持部(19)を構成して成ることを特徴とする請求項1に記載の管体連結装置。
  3. 前記バネ手段(6)は、前記平板部(10)の側縁部を折曲することにより、剛性部(12)を形成し、前記バネアーム(7,7)の全体と前記円弧湾曲部(11,11)を弾性変形させたとき前記平板部(10)を撓み変形させないように構成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の管体連結装置。
  4. 連結管(3)の外径R1及び縮径部(3a)の外径R2と、第2管体(2)の内径R4と、円板手段(9)の外径R3は、R2<R3≦R1<R4に形成されて成ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の管体連結装置。
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