JP6235463B2 - ポリテトラフルオロエチレン膜キャパシタ - Google Patents

ポリテトラフルオロエチレン膜キャパシタ Download PDF

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Description

関連出願
本出願は2011年6月3日に出願された同一権利者かつ同時係属米国特許仮出願第61/492,991号の利益を主張する。
発明の分野
本発明はポリマー膜キャパシタに関し、特に、約250℃までの温度で操作可能であるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)ポリマー膜を含む金属化膜及びホイル膜キャパシタの両方に関する。
発明の背景
一般に、ポリマー膜キャパシタは誘電膜の層により分離された2つの金属電極からなる。2つの金属電極は比較的に厚く、約3〜100μmであり、膜−ホイルキャパシタを形成することができる。又は、金属電極はポリマー膜上に厚さ1μm未満で直接的に堆積され、それにより、金属化膜キャパシタを形成することができる。当業者はこれらの電極スタイルを組み合わせて、ハイブリッド膜キャパシタを形成することができる。
膜キャパシタのより広い採用を妨げている問題の1つは温度範囲が限定されていることである。ほとんどのポリマー膜キャパシタはガラス転移温度が150℃未満のポリマー樹脂を使用する。このことは連続使用操作温度を、通常、120℃未満に限定する。より高いガラス転移温度のポリマーを用いて製造されるキャパシタはPPS(ポリフェニレンスルフィド)、PI(ポリイミド、例えば、Kapton)、PC(ポリカーボネート)及びPTFEを含む。しかしながら、これら及び他のポリマーは膜キャパシタを製造するのに要求される追加の特性を欠いている。これらの追加の望ましい特性の幾つかは低い誘電損失、自己浄化(self-clear)能力、高誘電耐力及び高機械強度である。
発明の要旨
本発明はポリマー膜キャパシタについての既知の膜の限界を克服するPTFEポリマー膜を有する高操作温度膜キャパシタを提供する。
詳細には、本発明は第一の電極、第二の電極、その第一の電極と第二の電極の間に挟まれた、誘電耐力が約500V/μmより大きく、引張り強さが約10,000psiより大きく(又は、代わりに、引張り降伏強さが約2,000psiより大きく)、厚さが約20ミクロン未満であるPTFE膜の誘電層を有するキャパシタを提供する。好ましくは、PTFE膜は緻密化延伸PTFE膜であり、第一の電極及び第二の電極のうちの少なくとも1つの電極の厚さは約100nm未満であり、蒸発又はスパッタリングなどにより真空蒸着法により堆積されている。このようなキャパシタは自己浄化性(self-clearing)である。又は、第一の電極及び第二の電極のうちの1つが約2ミクロンを超える厚さを有する金属ホイルである。また、好ましくは、誘電膜は厚さが約15ミクロン未満であり、より好ましくは約10ミクロン未満であり、最も好ましくは約6ミクロンである。本発明のキャパシタは、驚くべきことに、室温から約250℃の温度でのキャパシタンス変化が10%未満である。この驚くほど安定な高温操作性はキャパシタ技術の劇的な進歩である。
図面の簡単な説明
図1A及び1Bは本発明の例示の実施形態によるキャパシタ内部における誘電膜及び電極の側断面図を示す。 図1Cは本発明の例示の実施形態によるキャパシタ内部における金属化膜の上面図を示す。 図2は特定の本発明の実施例及び比較例についての誘電正接vs温度のグラフである。 図3は特定の本発明の実施例及び比較例についての正規化キャパシタンスvs温度のグラフである。 図4は特定の本発明の実施例及び比較例についての誘電正接vs温度のグラフである。 図5は特定の本発明の実施例及び比較例についての正規化キャパシタンスvs温度のグラフである。 図6は本発明の例示の実施形態に係る金属化膜キャパシタにおける自己浄化事象の上面図である。 図7は本発明の実施例及び比較例において使用される特定の膜の応力−歪み曲線である。 図8は本発明の実施例及び比較例において使用される特定の膜の絶縁破壊強度を比較するグラフである。
発明の詳細な説明
本発明を具現化しうるPTFEポリマー膜キャパシタは膜−ホイル型キャパシタ又は金属化膜型キャパシタあるいはその2つのハイブリッドであることができる。PTFE膜はKnoxらの米国特許第5,374,473号明細書("Knox '473") 及びKennedyらの同第7,521,010号明細書("Kennedy '010")に記載される新規の処理技術により得られる。Knox '473及びKennedy '010に詳説されている方法で製造される、このユニークなPTFE膜は、高操作温度膜キャパシタの製造において試みられた他のポリマーの制限を克服する、改良された特性を示す。
金属化膜キャパシタはその自己治癒能力のために、高い信頼性の用途で好ましい。自己治癒は薄膜金属電極が電界破壊事象の間に蒸発することによるプロセスであり、結果として、有意でない電極面積が損失するが、キャパシタはなおも機能し続けることができる。この現象は、一般に「グレイスフル破損(graceful failure)」と呼ばれ、高信頼性用途だけでなく、駆動モータの切り替え変調電圧などの一時的な電圧スパイクに耐性でなければならない用途でも望ましい属性である。すべての誘電性ポリマーが有効に自己治癒性であるわけではない。
ポリマー膜キャパシタの製造プロセスは、ロール状に巻かれた(又は、互いに積層された)誘電膜及び電極の交互の層を、アノード電極がロールの一方の端部にありそしてカソード電極が他方の端部にあるようにして電極の交互の層の間に互い違いにすることを含む。それらの端部を、その後、金属、通常には、亜鉛でアークスプレイし、そして電極リードを適用し、そしてデバイスを適切な様式でパッケージする。幾つかの一般的に使用されている電極はアルミニウム、銅、銀及び亜鉛である。幾つかの一般的に使用されているプラスチック膜はポリプロピレン(PP)及びポリエステル(PET)である。これらのデバイスはパワーエレクトロニクス工業に広く使用されている。
図1Aは本発明の例示の実施形態の誘電膜及び電極の交互の層の断面図を示す。膜10はアノード電極11に隣接して配置されている。膜12はカソード電極13に隣接して配置されている。電極11及び13はマージン14が存在するように誘電膜10及び12よりも狭い。通常、誘電膜10及び12は同一の材料であり、そして、通常、電極11及び13は同一の材料である。電極は金属ホイルであることができ、通常、2μmよりも大きく、それは膜とともに巻かれていることができる。又は、電極は誘電膜上に直接的に真空堆積され、それにより、金属化膜を形成していることができる。膜上の金属層の厚さは、通常、100nm未満である。
本発明の金属化膜の実施形態の自己浄化態様に関して、アノード電極11(例えば)が電界破壊事象を経験したときに、図1Bに示すとおりの電極が失なわれている蒸発領域15を生じる。しかしながら、図1C中の電極11の上面図により示されるとおり、蒸発領域15は電極11が機能し続けるのに十分に独立している。
従来のPTFE膜が要求の厳しい高操作温度キャパシタで広く普及できなかった主な理由は従来のPTFE膜の品質が低いことにある。PTFE膜は、通常、PTFE樹脂をライナー上で「キャスティング」し、その後、溶融させて膜を形成するキャストフィルム法により製造されている。別の一般的に使用されているPTFE膜の製造方法は切削であり、より厚い予備成形品から、より薄いPTFE膜を切断し又は削り取る。これらのPTFE膜の製造方法の両方はマンドレル上に膜を巻くことを要求するキャパシタ製造プロセスに耐えるために要求される機械強度を有する膜を製造するのには不十分である。キャスト又は切削されたPTFE膜はマンドレル上に巻かれるときに延伸しそしてネックダウンする傾向があり、それらは十分に高い機械引張り強度を有しない。Kennedy '010に詳説されている方法により製造される膜は機械方向に10,000psiを超える引張り強さを示し、延伸なしにマンドレル上に膜を巻くことができるのに十分である。最も驚くべきことに、本発明では、このような膜を有するキャパシタは約250℃までの高温でさえ適切な性能が可能である。
下記に記載されるとおりに、種々の膜を得て、そしてキャパシタとしての使用のために試験した。
膜A:緻密化延伸PTFE膜、18ミクロン厚、W.L. Gore & Associates, Inc.から入手。
膜B:緻密化延伸PTFE膜、6ミクロン厚、W.L. Gore & Associates, Inc.から入手。
膜C:キャストPTFE膜、7μm厚、Saint-Gobain Performance Plastics Corporationから入手。
膜D:切削PTFE膜、14μm厚、DeWAL Industries, Inc.から入手。
膜E:ポリイミド(Kapton)、12μm厚、American Durafilm Co., Inc.から入手。
膜F:ポリカーボネート(PC)、6μm厚、Arizona Capacitors, Inc.から入手。
膜G:金属化 (Al, 約2 Ω/sq.)ポリフェニレンスルフィド(PPS)、6μm厚、Arizona Capacitors, Inc.から入手。
膜H:金属化(Al, 約2 Ω/sq.) ポリプロピレン(PP)、4μm厚、Arizona Capacitors, Inc.から入手。
膜I:金属化(Al, 約2 Ω/sq.)ポリエステル(PET)、6μm厚、Arizona Capacitors, Inc.から入手。

金属化膜及びホイルキャパシタの両方のために平凡な「ジェリーロール」製造方法を用いて、プロトタイプのキャパシタを製造した。巻回膜の端部を、銅又はバビット合金のいずれかでサーマルアークエンドスプレイした。その後、ワイヤ接続リードをエンドスプレイにハンダ付けして、試験クリップへの接続を可能にした。Instek LCR-819メータ又はKiethley 3330 LCZメータのいずれかを用いて、温度に対するキャパシタンス及び誘電正接の変化をキャパシタに関して測定した。
本発明例1
膜−ホイルキャパシタを、12μm厚の銅ホイルとともに巻いた膜Aを用いて製造した。電極端部のために銅エンドスプレイを用いた。
本発明例2
膜−ホイルキャパシタを、12μm厚の銅ホイルとともに巻いた膜Bを用いて製造した。電極端部のために銅エンドスプレイを用いた。
比較例A
膜−ホイルキャパシタを、12μm厚の銅ホイルとともに巻いた膜Eを用いて製造した。電極端部のために銅エンドスプレイを用いた。
比較例B
膜−ホイルキャパシタを、5μm厚のアルミニウムホイルとともに巻いた膜Fを用いて製造した。電極端部のためにバビットエンドスプレイを用いた。
図2は比較例A及びBvs本発明例1及び2の膜−ホイルキャパシタ構造についての時間に対する誘電正接の比較を示す。誘電正接は1kHzで1V試験シグナルでKiethley 3330 LCRメータを用いて測定した。ポリイミド膜を含む比較例Aは室温から約200℃までで0.1%損失を示し、それより高い温度で損失係数は劇的に増加した。ポリカーボネート膜を含む比較例Bは、150℃より高い温度で損失の増加を示した。これらの膜の両方は200℃を超える温度でのキャパシタとしての操作に適さない。対照的に、本発明例1は室温から300℃までの温度範囲全体にわたって測定フロアにとどまった。本発明例2も、極端に低い損失係数であるが、約250℃で損失の増加を観測した。本発明の実施例の両方は約250℃までで操作する膜−ホイルキャパシタの製造に適する。
図3は比較例A及びBvs本発明例1及び2の膜−ホイルキャパシタ構造についての時間に対するキャパシタンスの相対変化の比較を示す。キャパシタンスは1kHzで1V試験シグナルでKiethley 3330 LCRメータを用いて測定した。ポリイミド膜を含む比較例Aは室温から約250℃まででほとんど変化を示さなかった。ポリカーボネート膜を含む比較例Bは、150℃より高い温度で損失の増加を示した。これらの膜の両方は高温でのキャパシタとしての操作に適さない。対照的に、本発明例1及び本発明例2の両方は約250℃までずっと室温キャパシタンスの5%以内にとどまった。本発明の実施例の両方は約250℃までで操作する膜−ホイルキャパシタの製造に適する。
本発明例1及び2は驚くべき結果である。競合するPTFE膜を用いて巻こうとする以前の試みでは、膜の機械強度が巻回張力に耐えることができないので、膜が延伸された。このため、キャパシタ製造者はより厚いPTFE膜を用いるであろう。さらに、キャパシタ製造者は、しばしば、絶縁破壊をもたらす膜内のピンホール又は欠陥が重ならないようにして多層のPTFE膜を用いるであろう。本発明は膜−ホイル構造キャパシタにおいて使用されてきたPTFE膜を単一層で提供する。さらに、この結果は本発明例2が6μm厚しかないことを考えると、さらにより優れている。
次に、プロトタイプのキャパシタを平凡な「ジェリーロール」製造方法を用いて金属化膜を製造した。
本発明例3
蒸着アルミニウム(約6 Ω/□)を用いて、約0.875" 幅で、0.125" 自由マージンでもって膜Aを金属化し、その後、約1" ストリップにスリットした。従来の巻回金属化膜キャパシタ製造技術を用いて、左マージンストリップを右マージンストリップとともに巻いた。銅エンドスプレイを用い、そしてワイヤリードをエンドスプレイにエポキシ接着した。
本発明例4
蒸着アルミニウム(約6 Ω/□)を用いて、約0.875" 幅で、0.125" 自由マージンでもって膜Bを金属化し、その後、約1" ストリップにスリットした。従来の巻回金属化膜キャパシタ製造技術を用いて、左マージンストリップを右マージンストリップとともに巻いた。銅エンドスプレイを用い、そしてワイヤリードをエンドスプレイにエポキシ接着した。
比較例C
膜G(金属化PPS)の1" 幅スリットの対(左、右マージン)を上記のとおりにロールしてキャパシタとした。バビット合金エンドスプレイを両端部に適用し、そしてワイヤリードを端部にハンダ付けした。
比較例D
膜H(金属化PP)の1" 幅スリットの対(左、右マージン)を上記のとおりにロールしてキャパシタとした。バビット合金エンドスプレイを両端部に適用し、そしてワイヤリードを端部にハンダ付けした。
比較例E
膜I(金属化PET)の1" 幅スリットの対(左、右マージン)を上記のとおりにロールしてキャパシタとした。バビット合金エンドスプレイを両端部に適用し、そしてワイヤリードを端部にハンダ付けした。
比較例C、D及びEとともに本発明例3及び4を、上記のホイルキャパシタに関するのと同一の手順を用いて試験した。図4は本発明例3及び4の誘電正接が室温から250℃を超える温度まで1%未満であり、一方、比較例C、D及びEはすべて200℃を超える温度で約1%を超えることを示している。図5は金属化膜キャパシタのキャパシタンスの相対変化を示している。本発明例3及び4のみが室温から250℃までの温度でキャパシタンスが10%未満の変化であることを示す。
これまで、約200℃を超える温度で操作される金属化膜キャパシタは存在しなかった。比較例C、D及びEはこの結果を確認した。しかしながら、本発明例3及び4は約200℃を超える温度で操作することができる金属化膜キャパシタを実際に製造することができることを示した。
上記の誘電性材料が膜−ホイルキャパシタのために必要であることに加えて、金属化膜キャパシタは自己浄化する誘電性材料を必要とする。Kaptonなどの幾つかのポリマーは、破壊事象が生じ、このようにして、キャパシタの絶縁抵抗が低減したときに、抵抗チャンネルを形成する。絶縁破壊事象が起こるまで試験電圧を上げることにより、本発明例3及び4キャパシタを自己浄化性に関して試験した。キャパシタを、その後、巻出し、そして金属化膜を破壊領域で調べた。図6は浄化事象の写真を示す。ポリマー中の孔61は約25 μm直径であり、そして金属浄化領域62は約1.6 mm直径である。本発明例3及び4キャパシタの高電圧試験は誘電膜が適切に自己浄化することを示した。
本発明は、キャパシタにおいて使用されてきた金属化PTFE膜を単一層で提供する。さらに、この結果は本発明例4が6μm厚しかないことを考えると、さらにより優れている。PTFEキャパシタを製造する際の以前の試みでは、入手可能なPTFE膜の低い誘電耐力及び低い機械強度を回避するために、複数層のPTFE膜の使用が要求された。
高操作温度キャパシタのためには、ロールに巻かれたときに延伸せず、より高い操作電圧を可能にするために高い絶縁破壊強度を有し、より小さい体積のパッケージが可能であるほど薄く、金属化できそして自己浄化できる膜が要求される。本発明の実施例において使用される膜のユニークさを理解するために、引用した比較PTFE膜(膜C及びD) を試験し、そして膜Bと比較した。
PTFE膜の引張り強さを、ドッグボーン形状のサンプルを用いて、ASTM D882-10に示される手順に従ってTA.xt Plus Texture Analyzerを用いて測定した。ゴア(the Gore)PTFE膜である膜Bの最大引張り強さは20,780 PSIであると測定され、一方、膜C(キャストPTFE)は4,571 PSIであり、膜D(切削PTFE)は5,050 PSIであった。膜Aの引張り降伏強さは4,267 PSIであると測定され、一方、膜Cは711 PSIであり、そして膜Dは1,422 PSIであった。図7はこれらの異なるPTFE膜についての引張り強さをグラフの形で示す。
図8は、種々のPTFE膜の絶縁破壊強さを比較している。試験手順はASTM D3755-97 (2004)に従った。このプロセスにおいて、25より多い個々の試験ポイントを、金属化二軸配向ポリプロピレンからなる電極間を直接接触にもっていく。0.25インチの直径を特徴とする画定された円形孔(又は窓)を有する3ミルのKapton膜をPTFE膜の上に配置し、接触領域の位置及びサイズを拘束した。PTFE膜に対する接触は底部金属化プロピレン膜と上部金属化プロピレン膜との間でKapton膜において見られる孔の内部においてのみ起こった。Associated Research Hypot Dielectric Analyzer Model 7720を用いて電圧を絶縁破壊が起こるまで500V/sで上げ、その点で電圧を記録する。
正確な絶縁破壊電圧測定値を得るために、正確な膜厚を測定する方法が要求される。これを達成するために、MeasureItAll LE 1000-2測定ゲージは、ゆっくりと下がる空気圧式アクチュエータを備え、そして振動及び空気流分離エンクロージャー中に配置し、0.1 μm未満まで正確性及び再現性を増加させた。
図8は膜B、C及びDに関して絶縁破壊電界強度(厚さで正規化)を比較するWeibull プロットを示す。ゴア(the Gore)PTFE膜である膜Bは、63.2%の破損の可能性でもって絶縁破壊強度として定義される特徴的絶縁破壊強度が756 V/μmであり、膜Cでは403 V/μmであり、そして膜Dでは180 V/μmであることと比較される。
本発明の特定の実施形態を工業的に一般的な巻回膜構造で製造した。本発明は工業的にも実施されている積層膜又は平面構造でも具現化できる。本発明の特定の実施形態は本明細書中に例示されそして記載されてきたが、本発明はこのような例示及び記載に限定されるべきでない。添付の特許請求の範囲内で本発明の一部として変更及び修飾は取り込まれてよくそして具現化されてよいことは明らかなはずである。
以下、本発明の態様を列挙する。
(1)第一の電極、第二の電極、前記第一の電極と前記第二の電極との間に挟まれた、誘電耐力が約500V/μmより大きく、少なくとも1つの方向で引張り強さが約10,000psiより大きく、厚さが約20ミクロン未満であるPTFE膜を含む誘電層を含む、キャパシタ。
(2)前記PTFE膜は緻密化延伸PTFE膜である、(1)記載のキャパシタ。
(3)前記第一の電極及び第二の電極のうちの少なくとも一方の厚さは約100nm未満である、(1)記載のキャパシタ。
(4)前記第一の電極及び第二の電極のうちの少なくとも一方は真空蒸着法により堆積されている、(3)記載のキャパシタ。
(5)前記第一の電極及び第二の電極のうちの少なくとも一方は約2ミクロンより大きい厚さの金属ホイルである、(1)記載のキャパシタ。
(6)自己浄化性である、(1)記載のキャパシタ。
(7)前記誘電膜は室温での絶縁破壊強度が700V/ミクロンより大きい、(1)記載のキャパシタ。
(8)室温から約250℃でのキャパシタンスの変化が10%未満である、(1)記載のキャパシタ。
(9)前記誘電膜は厚さが約15ミクロン未満である、(1)記載のキャパシタ。
(10)前記誘電膜は厚さが約10ミクロン未満である、(1)記載のキャパシタ。
(11)前記誘電膜は厚さが約6ミクロンである、(1)記載のキャパシタ。
(12)第一の電極、第二の電極、前記第一の電極と前記第二の電極との間に挟まれた、誘電耐力が約500V/μmより大きく、少なくとも1つの方向で引張り降伏強さが約2,000psiより大きく、厚さが約20ミクロン未満であるPTFE膜を含む誘電層を含む、キャパシタ。
(13)前記PTFE膜は緻密化延伸PTFE膜である、(11)記載のキャパシタ。
(14)前記第一の電極及び第二の電極のうちの少なくとも一方の厚さは約100nm未満である、(11)記載のキャパシタ。
(15)前記第一の電極及び第二の電極のうちの少なくとも一方は真空蒸着法により堆積されている、(13)記載のキャパシタ。
(16)前記第一の電極及び第二の電極のうちの少なくとも一方は約2ミクロンより大きい厚さの金属ホイルである、(11)記載のキャパシタ。
(17)自己浄化性である、(11)記載のキャパシタ。
(18)前記誘電膜は室温での絶縁破壊強度が700V/ミクロンより大きい、(11)記載のキャパシタ。
(19)室温から約250℃でのキャパシタンスの変化が10%未満である、(11)記載のキャパシタ。
(20)前記誘電膜は厚さが約15ミクロン未満である、(11)記載のキャパシタ。
(21)前記誘電膜は厚さが約10ミクロン未満である、(11)記載のキャパシタ。
(22)前記誘電膜は厚さが約6ミクロンである、(11)記載のキャパシタ。

Claims (22)

  1. 第一の電極、第二の電極、第一の誘電層および第二の誘電層を含み、かつ、第一の端部と第二の端部とを有するキャパシタであって、
    該第一および第二の誘電層の各々がPTFE膜であり
    前記PTFE膜は緻密化延伸PTFE膜であり、
    該PTFE膜は、絶縁破壊強度が約500V/μmより大きく、少なくとも1つの方向における引張り強さが約10,000psiより大きく、かつ、厚さが約20ミクロン未満であり、
    該第一の誘電層は該第一の電極と該第二の電極との間に配置され、
    該第二の誘電層は該第二の電極の該第一の電極とは反対側の面に配置され、
    該第一の電極の該第一の誘電層とは反対側は露出しており、
    該第一の電極、該第二の電極、該第一の誘電層および該第二の誘電層は、該第一の電極が該キャパシタの該第一の端部に位置し、かつ、該第二の電極が該キャパシタの該第二の端部に位置するように互い違い形状を有する交互層を構成する
    ことを特徴とするキャパシタ。
  2. 前記第一の電極及び第二の電極のうちの少なくとも一方の厚さは約100nm未満である、請求項1記載のキャパシタ。
  3. 前記第一の電極及び第二の電極のうちの少なくとも一方は真空蒸着法により堆積されている、請求項2記載のキャパシタ。
  4. 前記第一の電極及び第二の電極のうちの少なくとも一方は約2ミクロンより大きい厚さの金属ホイルである、請求項1記載のキャパシタ。
  5. 自己治癒性を備える、請求項1記載のキャパシタ。
  6. 前記第一および第二の誘電層の各々の室温における絶縁破壊強度が700V/μmより大きい、請求項1記載のキャパシタ。
  7. 室温から約250℃でのキャパシタンスの変化が10%未満である、請求項1記載のキャパシタ。
  8. 前記第一および第二の誘電層の各々の厚さが約15ミクロン未満である、請求項1記載のキャパシタ。
  9. 前記第一および第二の誘電層の各々の厚さが約10ミクロン未満である、請求項1記載のキャパシタ。
  10. 前記第一および第二の誘電層の各々の厚さが約6ミクロンである、請求項1記載のキャパシタ。
  11. 第一の電極、第二の電極、第一の誘電層および第二の誘電層を含み、かつ、第一の端部と第二の端部とを有するキャパシタであって、
    該第一および第二の誘電層の各々がPTFE膜であり
    前記PTFE膜は緻密化延伸PTFE膜であり、
    該PTFE膜は、絶縁破壊強度が約500V/μmより大きく、少なくとも1つの方向における引張り降伏強さが約2,000psiより大きく、かつ、厚さが約20ミクロン未満であり、
    該第一の誘電層は該第一の電極と該第二の電極との間に配置され、
    該第二の誘電層は該第二の電極の該第一の電極とは反対側の面に配置され、
    該第一の電極の該第一の誘電層とは反対側は露出しており、
    該第一の誘電層および該第二の誘電層は、該第一の電極が該キャパシタの該第一の端部に位置し、かつ、該第二の電極が該キャパシタの該第二の端部に位置するように互い違い形状を有する交互層を構成する
    ことを特徴とするキャパシタ。
  12. 前記第一の電極及び第二の電極のうちの少なくとも一方の厚さは約100nm未満である、請求項11記載のキャパシタ。
  13. 前記第一の電極及び第二の電極のうちの少なくとも一方は真空蒸着法により堆積されている、請求項12記載のキャパシタ。
  14. 前記第一の電極及び第二の電極のうちの少なくとも一方は約2ミクロンより大きい厚さの金属ホイルである、請求項11記載のキャパシタ。
  15. 自己治癒性を備える、請求項11記載のキャパシタ。
  16. 前記第一および第二の誘電層の各々の室温における絶縁破壊強度が700V/μmより大きい、請求項11記載のキャパシタ。
  17. 室温から約250℃でのキャパシタンスの変化が10%未満である、請求項11記載のキャパシタ。
  18. 前記第一および第二の誘電層の各々の厚さが約15ミクロン未満である、請求項11記載のキャパシタ。
  19. 前記第一および第二の誘電層の各々の厚さが約10ミクロン未満である、請求項11記載のキャパシタ。
  20. 前記第一および第二の誘電層の各々の厚さが約6ミクロンである、請求項11記載のキャパシタ。
  21. 巻回膜構造を有する、請求項1または請求項11記載のキャパシタ。
  22. 積層膜構造を有する、請求項1または請求項11記載のキャパシタ。
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