JP6235108B1 - 情報処理装置、アプリ連携方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
また、従来のアプリ連携システムでは、例えばA,B,C,Dの4つのAPを相互に連携させようとすると、A−B,A−C,A−D,B−C,B−D,C−Dのように6回の連携を可能にするためのシステム開発作業が必要となる。連携させるAPをさらに増やす度に、それ以前に存在するAPとの連携のための開発作業がさらに必要となり、アプリ連携を実現する際の作業が飛躍的に増大する。さらに、用意された全てのAPにおいてデータを共用できない場合、あるいは共用の必要がない場合、当該データを有効に活用することができないという課題が残る。
CPU(Central Processing Unit)110は、本発明のコンピュータプログラムを実行することにより、中継サーバとして動作する上で、必要な機能を構築する。RAM(Random Access Memory)111は、CPU110の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる書換可能なメモリである。ROM(Read Only Memory)112は、各種デバイスドライバおよびパラメータデータなどが格納されている読出専用メモリである。
ユーザ管理部123は、登録された複数のAPへのアクセス先、各APの権限情報、ユーザのアカウント情報を含むユーザプロファイル、AP同士を連携させる意図を表す情報、ランドマーク、および、各APの実行結果などをユーザ毎に分類し、分類結果をユーザDB11へ蓄積する。アクセス先は、本実施形態では当該APのURL(Uniform Resource Locator)とする。各APの権限情報は、ID、パスワードなどである。ユーザのアカウント情報は、ユーザネーム、住所、勤務先およびその住所などである。AP同士を連携させる意図を表す情報は、あるAPを通じて入力されたデータに付加された特定記号ないしその組み合わせ、例えばアスタリスク記号や文字列をくくる鉤括弧などである。この情報は、ユーザが任意に設定可能なものである。
ユーザテーブルには、このアプリ連携システム1におけるユーザ認証に用いる権限情報と、ユーザが任意に選択した使用APの名称、そのアカウント情報、補助テーブル名などが格納される。補助テーブルには、AP毎の実行条件などが格納される。図5(a)はユーザテーブルの例示図、同(b),(c)はユーザの識別情報(MT001)により関連付けられた補助テーブルの例示図である。図5(b)は、経路案内APの実行条件が格納されている補助テーブルの例であり、MT0011のテーブル番号により、図5(a)のユーザテーブルと関連付けられている。図示の例では、経路探索を平均モードで行い、飛行機、新幹線、有料特急は利用するが、バスや船は利用しないという条件が格納されている。図5(c)は予約APの実行条件が格納されている補助テーブルの例である。すなわち、チケット予約の場合は乗車券のみ(指定席や特急券は不要)であり、宿泊予約の場合は、上限1万円という条件である。その他、禁煙ルームを希望するという希望情報や、宿泊予約に関しては仮予約にとどめ、正式予約は手動で確定するといった実行範囲を定める情報を含めてもよい。
次に、アプリ連携システム1の運用形態例について説明する。ユーザは、アプリ連携システム1に、まずユーザ登録を行う。このときの中継サーバ10の登録受付部122が行う処理の手順を示したのが図6である。図6を参照すると、登録受付部122は、前述のユーザプロファイルの入力を待つ(S101:N)。通信制御部121を通じてユーザプロファイルが入力されると(S101:Y)、登録受付部122は、そのユーザのユーザテーブルを作成し、ユーザDB11へ格納する。その後、ユーザが使用するAP、アカウント情報などの入力を待つ(S103:N)。これらの情報が入力されると(S103:Y)、登録受付部122はユーザテーブルへ登録する(S104)。このとき、AP毎の実行条件があるかどうかをユーザ端末30へ問い合わせる(S105:N)。条件入力がある場合(S105:Y)、登録受付部122は、そのユーザの補助テーブルを作成し、入力された実行条件を登録した後、ユーザテーブルと関連付けてユーザDB11へ格納する(S106)。その後、全てのAPについての登録が終了したかどうかをユーザ端末30へ問い合わせる(S107)。
次に、図2に示された連携関係に基づいて、ユーザが実際にアプリ連携システム1を利用する場合の具体例を説明する。
図8は、カレンダーAPサイト51のカレンダーAP、経路案内APサイト52の経路案内AP、旅費精算APサイト53の旅費精算APを連携させ、ユーザが、顧客先への訪問スケジュールをカレンダーAPに入力する場合の例を示す。前提として、ユーザDB11のユーザプロファイルは、自宅および勤務先の住所が東京23区内で、勤務時間が午前8時から午後6時のように設定されているものとする。なお、各APの実行状況は、ユーザ端末30が備える表示部の画面で随時確認することができる。
いま、11月7日の9時に自宅から港区田町(田町駅)にあるA社(ランドマーク登録有り)を1時間ほど訪問するスケジュールデータをカレンダーAPに入力したとする。ユーザは、アプリ連携の意思があることを表す特定記号として、鉤括弧でA社をくくるように入力する。そうすると、中継サーバ10は、第2APの例となる経路案内APに、A社を目的地とする経路探索を自動的に行わせ、その実行結果をカレンダーAPおよび第3APとなる旅費精算APが実行する処理に反映させる。図8(b)は、反映された各APの実行結果例を示す。つまり、9時の約1時間前に自宅からA社までの移動経路と、10時にA社を出たときの勤務先への帰社経路とがカレンダーAPのスケジュール内容に自動転記される。また、旅費精算APの所定のシートに旅費精算の内訳(日付、経路、運賃)を自動転記させる。
図9は、図8に示した例の変形として、旅費精算APのシートに先に旅費の実績データを入力したことによって移動のスケジュールを自動転記する場合の例を示す。この場合の第1APは旅費精算AP、第2APは経路案内AP、第3APはカレンダーAPとなる。図9(a)は、未だ実績データの入力がない状態を示す。図9(b)は、8時に自宅を出発してA社への旅費の実績データを入力した場合の例である。このとき、カレンダーAPの8時からのスケジュール内容にA社までの移動経路が自動転記される。また、A社から勤務先に戻ったときの実績データを入力すると、カレンダーAPのスケジュール内容には、10時から移動経路が自動転記される。なお、この後にカレンダーAPの9時のスケジュールに鉤括弧でくくったA社を入力しても、旅費精算APの実行結果は反映済であるため、カレンダーAPのスケジュール内容への移動経路の自動転記は行われない。
東京の自宅から札幌への出張の場合の例を図10に示す。連携させるAPは、カレンダーAP、経路案内AP、旅費精算AP、予約サーバ43を通じてアクセス可能なチケット予約APと宿泊予約APである。この例では、第1APがカレンダーAP、第2APが経路案内AP、第3APが旅費精算AP、第4APがチケット予約APおよび宿泊予約APとなる。図10(a)はデータの入力がない状態の各APの実行状態を示す。カレンダーAPの11月7日、札幌のC社(ランドマーク登録有り)へ9時から1時間だけ訪問するスケジュールデータを入力したとする。この場合、経路案内APの探索によれば、C社へ9時前に到着する航空機がない。そのため、中継サーバ10は前泊が最適のスケジュールと判断する。そして、図10(b)に示されるように、旅費精算APのシートに前日移動分と当日移動分の明細行を自動転記させる。また、チケット予約APに航空券を仮予約させ、宿泊予約APに宿泊先を仮予約させる(仮予約の実行条件が登録されている場合)。すなわち、カレンダーAPの11月7日のスケジュールには、9時前の移動経路と10時以降の帰社経路とが自動転記される。また、宿泊予約APによる前日(11月6日)の仮予約の状況も表示される。
旅費精算APで11月7日に、沖縄のD社へ17時に訪問した後、Cホテルへ宿泊し、翌日東京に戻るときのアプリ連携の例を図11に示す。連携させるAPは、カレンダーAP、経路案内AP、旅費精算AP、チケット予約AP、宿泊予約APである。この例では、第1APが旅費精算AP、第2APが経路案内AP、第3APがカレンダーAP、第4APがチケット予約APおよび宿泊予約APとなる。
具体例4により沖縄のD社訪問に関わる各APの実行結果が確定した後、同じく沖縄のE社に14時に訪問するスケジュールをカレンダーAPへ追加入力した場合の例を説明する。この場合、カレンダーAPが第1AP、旅費精算APが第3APとなる。それ以外は、具体例4と同じである。本例では、修正データが入力された場合の各APの連携処理の例となる。図12(a)はE社訪問の直前までに確定してい各APの実行結果であり、図11(b)と同じである。しかし、E社への訪問時間の予定は、直前に確定したスケジュールによれば、E社へ訪問する時間帯は飛行機で移動している。そのため、新たに入力されたデータに基づくカレンダーAPの実行結果は図12(b)のようになり、中継サーバ10は、これらの一連のスケジュールは、変更前後で両立できないと判断する。
具体例5の各APの実行結果に基づき、ユーザが、具体例5のスケジュールを破棄し、沖縄のE社だけを訪問するスケジュールを新たに入力する例について説明する。Cホテルの予約は、既に決まっており、それ故に、宿泊予約APにCホテルを予約することについて、ユーザが鉤括弧でくくって連携の意図を表したとする。つまり、本例ではCホテルへの宿泊予約を先行させる。連携するAPは、具体例5と同じであるが、本例の場合、宿泊予約APが第1AP、経路案内APが第2AP、カレンダーAPと旅費精算APの一方が第3AP、他方が第4APとなる。
次に、ユーザDB11に登録されているAPに入力されるデータが、名詞のほかに動詞ないし形容詞を含む文字列で、登録されているAPのいくつかが、ユーザ以外の他者に向けて情報を発信する発信型APであり、解析部124は、メールAPを通じて入力された文字列の意味合いを解釈するとともに、当該文字列を発信型APに向けた文字列に編集するように構成される場合の例を説明する。発信型APとなるのは、メールAP、SNS APである。
ユーザにとっては、通常使用している任意のAP同士を連携させることができるので、使用感を高めることが期待される。システム運用者側も、連携させるAPに増減が生じても、ユーザDB11の登録内容を変更するだけで足りる。そのため、ユーザが使用するAPが増えても連携のための開発作業が不要となり、ユーザの使用感を高めたアプリ連携を容易に実現することができる。
Claims (7)
- ユーザが操作するユーザ端末と、連携の対象として前記ユーザにより任意に選択されそれぞれ入力されたデータに基づいて所定の情報処理を実行する複数のAPの実行手段とが接続される装置であって、
前記複数のAP、各APの実行手段へのアクセスを可能にするユーザ情報、および、前記複数のAPに入力するデータの範囲を定める特定記号を登録する登録手段と、
前記ユーザ端末から、登録された前記複数APのうち第1APに入力される第1データを取得する取得手段と、
取得した前記第1データを所定基準に従って解析することにより前記第1データに前記特定記号が含まれているかどうかを判別する解析手段と、
前記第1データに前記特定記号が含まれている場合、前記登録された複数のAPのうち前記第1APと異なる第2APの実行手段に前記ユーザ端末からの指示を待つことなく前記ユーザ情報を用いてアクセスして、前記特定記号によりその範囲が定まる第2データを前記第2APへ入力させるとともに前記第2APによる情報処理の実行結果を受領し、前記第1APの実行手段に前記ユーザ端末からの指示を待つことなく前記ユーザ情報を用いてアクセスして、前記実行結果を前記第1APに入力させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 前記特定記号は、ユーザ毎に設定可能な単一又は複数の組み合わせであり、前記第2データの前後文字列をくくる鉤括弧に付加されることを特徴とする、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記ユーザ情報は、前記複数のAPの実行手段へのアクセス先、各APの権限情報、前記ユーザのアカウント情報を含むユーザプロファイルであり、
前記情報処理装置は、前記ユーザ情報と共に各APの実行結果をユーザ毎に分類し、分類結果を所定のユーザDBへ蓄積するユーザ管理手段をさらに備えており、
前記制御手段は、前記ユーザDBに蓄積されたアクセス先、前記権限情報および前記アカウント情報を用いて前記第2APにアクセスするとともに前記実行結果を前記ユーザDBに蓄積することを特徴とする、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記ユーザの実行指示を待つことなく前記登録された複数のAPのうち前記第1APおよび第2APと異なる第3APの実行手段にアクセスして、前記第2APの実行結果を前記第3APにも入力することを特徴とする、
請求項1ないし3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記第2データは、名詞のほかに動詞ないし形容詞を含む文字列であり、
前記第2APは、前記ユーザ以外の他者に向けて情報を発信する発信型APであり、
前記解析手段は、前記第2データを含む文字列に編集し、編集した文字列を前記発信型APに入力することを特徴とする、
請求項1ないし3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - ユーザが操作するユーザ端末と、連携の対象として前記ユーザにより任意に選択されそれぞれ入力されたデータに基づいて所定の情報処理を実行する複数のAPの実行手段とが接続されているネットワークに、前記ユーザ端末および前記複数のAPの実行手段とを中継する情報処理装置とを接続し、
前記情報処理装置が、
前記複数のAP、各APの実行手段へのアクセスを可能にするユーザ情報、および、前記複数のAPに入力するデータの範囲を定める特定記号を登録する工程と、
前記ユーザ端末から、登録された前記複数APのうち第1APに入力される第1データを取得する工程と、
取得した前記第1データを所定基準に従って解析することにより前記第1データに前記特定記号が含まれているかどうかを判別する工程と、
前記第1データに前記特定記号が含まれている場合、前記登録された複数のAPのうち前記第1APと異なる第2APの実行手段に前記ユーザ端末からの指示を待つことなく前記ユーザ情報を用いてアクセスして、前記特定記号によりその範囲が定まる第2データを前記第2APへ入力させるとともに前記第2APによる情報処理の実行結果を受領し、前記第1APの実行手段に前記ユーザ端末からの指示を待つことなく前記ユーザ情報を用いてアクセスして、前記実行結果を前記第1APに入力させる
工程と、
を有することを特徴とするアプリ連携方法。 - コンピュータを請求項6に記載された情報処理装置として動作させ、前記アプリ連携方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
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CN112673353A (zh) * | 2019-05-28 | 2021-04-16 | 株式会社日立制作所 | 信息处理系统及信息处理系统的控制方法 |
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JP2001195418A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-19 | Fujitsu Ltd | 情報提供サービス装置 |
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WO2012114889A1 (ja) * | 2011-02-23 | 2012-08-30 | 日本電気株式会社 | アプリケーション構築配置システム、アプリケーション構築配置方法、およびプログラム |
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