JP6233816B2 - 環境に優しいライターを備えたモバイルデバイス用カバー - Google Patents

Description

＜発明の分野及び背景＞
本発明は、携帯型モバイルデバイス用カバー、より具体的には、モバイルデバイスのカバー／保護具に統合され得る［タバコ用］ライターに関する。

技術が発展してきたため、携帯電話及びモバイルデバイスも同様に、飛躍的に発展してきた。今日、携帯電話、又は正確にはスマートホンは、毎日の生活をより容易なものにするよう意図される多くの構成要素（ハードウェア及びソフトウェアの両方）を含む、非常に精巧なハイテクデバイスである。

今日のモバイルデバイス、及び特に、スマートホン並びにタブレットは、カメラ（写真及びビデオ）、フラシュライト、目覚まし時計、ＧＰＳ、手帳などの更なる機能を、ユーザーに提供する。

スマートホン、タブレット、携帯型電子リーダ、携帯型コンピューティングデバイスなどが発展したため、及びそれら固有の壊れやすさのため、スクリーンプロテクター及びカバー、又はデバイス用ケースに関する更なる市場が発展した。ケース又はカバーの機能は主に、破損（例えば落下によるもの）からデバイスを保護することである。加えて、ケースは、幾分独特な外観を電話に設けるとともに、書類、チケット、金銭などを運ぶための余分なスペースを設けることができる。ケースは通常、ケースをベルト、バッグ、又はポケットに取り付けるための手段を、デバイスに設ける。手帳又は財布のケースが広く利用可能である。抗放熱ケースは、携帯電話の放熱を絶縁するための保護層を含む。多くの「ギャグ（ｇａｇ）」アクセサリが市場に現われ、それは、デバイス上で話す際にユーザーが保持しているように見える、携帯電話カバーに取り付けられた本物そっくりな手などである。栓抜きでさえも、様々なケースに含まれていた。幾つかのケースは、防水機能を設ける。他のものは、無線キーボードなどのためのホルダーを設ける。

環境に優しい又は「無公害の（ｇｒｅｅｎ）」電気式のタバコ用ライターをケース／カバーに統合する、モバイルデバイス用ケース／カバーを備えることは、非常に都合がよい。

モバイルデバイスは、本明細書で言及されるように、限定されないが携帯電話、衛星電話、Ｗｉ−Ｆｉベースの電話（例えば、ＶｏＩＰ電話）、スマートホン、タブレット、ｉＰａｄ（商標）、オーディオプレーヤー及びオーディオ／ビジュアルプレーヤー、携帯型プレイステーション、ゲームコンソールなどを含む、全てのタイプのモバイル通信装置を指す。

モバイルデバイスケースは、定期的な使用中にデバイスがアクセサリから取り外され及びそれを取り付ける（ｒｅｐｌａｃｅ）ことができるような方法で（例えば、通話に応答するためにデバイスを取り外し、及び、通話を終えた後にデバイスをケースに取り付けること）、モバイルデバイスを収容するのに適した、モバイルデバイス用の保護アクセサリである。ケースは一般的に、中に収容されるように意図されるモバイルデバイスよりもわずかに大きな寸法を有する。より大きなケースにより、かなりの障害を生じることなくモバイルデバイスが取り外され且つ取り付けられるようになるが、幾つかの状況において、ケースからデバイスを取り外すのは困難な場合がある。幾つかのケースは、中のデバイスの動きを制限するように設計され、それ故、ユーザーは、ケースからデバイスを取り外すために適切な量のエネルギーをかける必要がある。

モバイルデバイスカバーは、習慣的な使用中、カバーに収容したままモバイルデバイスが使用されるような方法で、モバイルデバイスに通常は適合し、及び幾つかの場合においては取り付けられる、モバイルデバイス用の保護アクセサリである。カバーは、ジャック、スピーカー、及びマイクロホンの穴、充電ポート／ジャックなどの開口部を塞ぐことなく、又はセンサー、ＬＥＤ、又はカメラレンズを妨害することなく、モバイルデバイスの外形及び寸法に適合するように意図される。カバーの中にはデバイスのボタンを覆うものがある一方で、覆わないものもある。カバーは取り外し及び取り付け可能であるが、習慣的な現在行われているものを根拠とするような使用には意図されていない。

本発明に従い、携帯可能な電気式のタバコ用ライターを統合したモバイルデバイスアクセサリが提供され、該モバイルデバイスアクセサリは：（ａ）モバイルデバイス用の保護アクセサリ；（ｂ）保護アクセサリに統合される電気式ライター機構であって、該電気式ライター機構は、（ｉ）発熱体、（ｉｉ）電源、及び（ｉｉｉ）発熱体を電源に動作可能に結合することによって発熱体を起動するのに適した電源アクチュエーターを含む電気式ライター機構、とを含む。

以下に記載される本発明の好ましい実施形態における更なる特徴に従い、電源は、独立した電源である。

記載された好ましい実施形態におけるまた更なる特徴に従い、電源は、保護アクセサリに覆われるモバイルデバイスの電源である。

また更なる特徴に従い、独立した電源は、再充電電池、非再充電電池、ソーラーパワーバッテリー、及び上記の何れかの組み合わせを含む群から選択される。

また更なる特徴に従い、保護アクセサリは携帯用ケースである。

また更なる特徴に従い、保護アクセサリはモバイルデバイスカバーである。

また更なる特徴に従い、ライター機構は、（ｉｖ）発熱体を可逆的に露出するのに適したスライドシャッターを更に含む。

また更なる特徴に従い、スライドシャッターは、発熱体を露出する際にアクチュエーターを作動させるのに更に適している。

また更なる特徴に従い、スライドシャッターは、視界から発熱体を隠す際にアクチュエーターを作動させるのに更に適している。

また更なる特徴に従い、アクチュエーターは、発熱体を可逆的に露出するのに適したスライドシャッターである。

また更なる特徴に従い、ライター機構（ｌｉｇｈｔｉｎｇ ｍｅｃｈａｎｉｓｍ）は、（ｅ）独立した電源を充電するために電源から電力線を受け取るのに適した電力ポートを更に含む。

また更なる特徴に従い、電力ポートは、保護アクセサリに覆われるモバイルデバイスの電源を充電するのに更に適している。

また更なる特徴に従い、電力ポートは、ミニＵｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ（ＵＳＢ）ポート、及びマイクロＵＳＢポートを含む群から選択される。

また更なる特徴に従い、モバイルデバイスアクセサリは、（ｃ）覆われたモバイルデバイスの電源を発熱体に結合するのに適した結合機構を更に含む。

また更なる特徴に従い、ライター機構は、保護アクセサリに動作可能に結合されるハウジングに収容される。

別の実施形態に従い、携帯可能な電気式のタバコ用ライターが提供され、該ライターは：（ａ）発熱体；（ｂ）電源；（ｃ）発熱体がパワーソースに発熱体を操作上連結することによって発熱体を起動するのに適したアクチュエーター；及び（ｄ）発熱体を可逆的に露出するのに適したスライドシャッター、を含む。

また更なる特徴に従い、携帯可能な電気式のタバコ用ライターは、（ｅ）電源を充電するために電力線を受け取るのに適した電力ポートを更に含む。

本発明は、以下の利点の少なくとも幾つかを提供することにより、現在知られる構成の欠点に上手く対処する：

消費者にとって毎日の生活をより容易なものにすること。

他のアクセサリに加えてライターを持ち運ぶ必要性を否定すること。

ライターの製造において製作されたプラスチックの量を減らすことによる、環境保護。

ライターのための燃焼ベースのエネルギーとは対照的な、「グリーンエネルギー」に交換すること。

必要な場合、携帯電話／モバイルデバイスは、自然界（高い湿気条件においてさえも）で生存するためのサバイバルツールになる。

ライターアクセサリーは、喫煙者に固定費を加える、新しいライターを購入する一定の必要性を否定する。

革新的なライターは、ガスに作用するライターに対立するものとして、風がある場合でさえ、タバコに火を付けることを可能にするフィラメント又は他の発熱体に作用する、環境に優しい（電気式）ライターである。

アクセサリの標的グループ−全てのモバイルデバイスユーザー、特にタバコを吸う人。

様々な実施形態は、ほんの一例ではあるが添付図面を参照するとともに、本明細書に記載される。
本発明の実施形態のバックパネルの等角正面図である。 革新的な機構の無い、図１のバックパネルの内面図である。 革新的な機構を含む図２Ａの図である。 図１のバックパネルの背面図である。 本発明の実施形態のフロントパネルの正面図である。 本発明の典型的なモバイルデバイスカバーの分解図である。 図４の典型的なデバイスカバーの側面図である。 図４の典型的なデバイスカバーの等角図である。 図４の典型的なデバイスカバーの平面図である。 図４の典型的なデバイスカバーの底面図である。 本発明の実施形態のスライドシャッターの正面図である。 本発明の実施形態のスライドシャッターの側面図である。 本発明の実施形態のスライドシャッターの平面図である。 本発明の実施形態のスライドシャッターの等角図である。 本発明の実施形態の摺動子の正面図である。 本発明の実施形態の摺動子の等角図である。 本発明の実施形態のライター機構の平面図である。 本発明の実施形態のライター機構の等角図である。 本発明の実施形態のライター機構の正面図である。 本発明の実施形態のライター機構の側面図である。

＜好ましい実施形態の記載＞
本発明に従う電気式ライターを統合した、モバイルデバイス用のケースの原理及び操作は、図面及び付随の記載を参照することでより良く理解され得る。

幾つかの実施形態において、発熱体は、作動時に発熱体を起動するスライド又はボタンに接続される。他の実施形態において、発熱体は、起動直後に露出される。また他の実施形態において、一旦所望の温度に達した場合にのみ、発熱体は自動的に露出される。

前述の実施形態の配列は、手動、自動、又は機械的の何れかであり得る。手動配置の例は、図１−８に描かれ、更なる詳細を以下に議論する。描かれた実施形態において、スライドシャッター（図３Ａにおいて最も良く見られ、図６Ａ−６Ｄにおいては別々に示される）は、発熱体を露出するためにユーザーにより手動で動かされるのに適しており、それにより、要素の露出は要素の起動と一致する（より詳しくは以下で議論する）。自動配列の例は、発熱体を起動するためのボタンが設けられる（図示せず）ものである。一旦ボタンを作動すると、温度制御ユニット（図示せず）が、発熱体の温度を監視し、一旦所望の温度に達すると、自動的にシャッターを引き戻す。代替的に、スライド機構は、カバー内に位置付けられ、及び、使用のために視界（ｖｉｅｗ）に手動又は自動的に滑り込まれ得る。

機械的な配列の例は、自動車ライターの配列に類似する配列である。自動車ライターは、機械的なサーモスタットアクションの原理に作用する。ハンドルは、押された時に圧縮されるバネを有する。また、ハンドルを押し込むと、「ライター」のバレルの上半分にあるタブは、バレルの下半分にあるスロットに「ロック」され、且つ、発熱体は、ライター受容部の土台の「熱い」電気接触点に押し付けられる。発熱体が熱くなるため、バレルの下半分も熱くなり、スロット開口部を拡張させる。拡張するバレルとの接触をタブが緩め、及びバネがライターを原位置に押し戻し、電気点との接触を緩めて準備時に「突然飛び出す」ため、バレルの上部は放たれる。

直前の発明において、同様の機構が、２つの典型的な構成によって利用され得る。第１構成において、シャッターの内面は、発熱体を加熱する接点を収容する。露出状態（図３Ａに描かれる装置の状態など）は、初期状態である。発熱体は、発熱体上にシャッターを摺動させることにより加熱される。シャッターはバネ押上式である。タブ（図示せず）は、対応する溝（図示せず）に入り込み、覆われた状態又は閉じた状態でシャッターを保持する。発熱体が熱くなると、溝はタブから離れて拡張し、シャッターは最初の露出状態に戻る。発熱体は現在熱く、使用の準備ができている。

第２構成において、覆われた状態は初期状態である。シャッターはバネ押上式である。タブ（図示せず）は、対応する溝（図示せず）に入り込み、第１構成について記載されるような覆われた状態でシャッターを保持する。ボタン、スライド、又は他のアクチュエーター（図示せず）は、加熱プロセスを起動する。電気／電力接触点は、シャッターの内面上に収容される。（他の実施形態において、接点は他の場所に収容され、ボタン、スライド、又はアクチュエーターが作動されると起動される、或いは発熱体に接触させられる。）発熱体が熱くなると、溝はタブから離れて拡張し、シャッターは露出状態へと開く（ｓｎａｐｓ ｏｐｅｎ）。発熱体は現在熱く、使用の準備ができている。ライターが発熱体からの突発損傷を防ぐために使用された後、スライドは、最初の閉鎖状態に戻され得る。他の変形、修正、及び熟慮は、当業者に明らかであろう。

＜電源＞
ライター用のエネルギー／電源は、独立している、又は、一方向或いは双方向の方式でデバイスの電源に繋がれ得る。

多数の実施形態は、独立した電源を含む本発明の構成に向けて構想される。独立した電源が充電される限り、発熱体は、ケース又はカバーにあるモバイルデバイスにより、又は該モバイルデバイス無しで加熱され得る。この点は、革新的なライターが、正常な環境下（即ち、カバーが幾つかの理由で取り外されなかった場合）で、モバイルデバイスに絶えず接触するカバー（例えば、添付の図面に描かれるカバー（１０）など）に統合される実施形態に従い、議論の余地がある（ｍｏｏｔ）。しかし、モバイルデバイスカバーの実施形態において、ライター機構は独立した電源を有する又は有さない場合がある。

本発明の１つの実施形態において、独立した電源は非再充電電池である。他の実施形態において、電源は再充電電池である。１つの実施形態において、再充電電池は、ローカルの電源出力に接続される従来の充電器において充電される。別の実施形態において、電池は、ローカルの電源出力などの電源、又はコンピューター／ラップトップ（例えば、ＵＳＢケーブルを介して）に接続される電源コードを介して、適所で充電される（ｃｈａｒｇｅｒ ｉｎ−ｐｌａｃｅ）。また別の実施形態において、独立した電源は、ケース又はカバーに位置付けられるソーラーパネル（図示せず）によって充電される。

好ましい実施形態において、電池は、ケース／カバーに収容されるモバイルデバイスによって充電される及び／又は電力供給される。１つの実施形態において、ケース中のコネクタ片は、中に収容されるモバイルデバイスの電源を、再充電電池に接続する。別の実施形態において、再充電電池は、モバイルデバイスの電源と接触して充電される。また別の実施形態において、二重目的のパワージャックは、ケース又はカバーに収容される一方でモバイルデバイスの電源に接続し、且つ、モバイルデバイスの電源コードジャックを受け取り、モバイルデバイスと再充電電池の両方を同時に充電することを可能にするのに、更に適している。

別の構成において、ケース／カバーは、独立した電源を含まない。独立した電源なしで、電気式ライターは、中に収容されるモバイルデバイスの電源によって電力供給され、且つ、モバイルデバイスが存在する場合のみ起動され得る。

前述の構成及び実施形態の何れかにおいて、電力潮流は、一方向性（即ち、［例えば、モバイルデバイスの］電源から革新的なケースの動力電池まで）、又は双方向性（即ち、電源又は他の電源からの電力の何れかのデバイス）であり得る。前述の機能の何れかの任意の実現可能な組み合わせは、革新的なケースの単一の実施形態に組み合わせられ得る。

好ましい実施形態において、発熱体は、プロセスの速度を上げるのと同様にユーザーを不注意な火傷から保護するために、加熱する間は覆われる。この目的のために、シャッター又は同様のカバーは、好ましくは、燃えず、捻れず、曲がらず、又は他に使用中に変形しないよう十分に丈夫である、非伝導性及び／又は熱に抵抗のある材料で作られる。幾つかの実施形態において、指示光又は化学的なローテクのインジケータは、「加熱」及び「準備」の状態を示すために使用される。

ここで、本発明の典型的な好ましい実施形態を描く図面について言及する。図１は、電気式ライターを統合したスマートホン用カバーである、直前の発明の実施形態のバックパネル（１００）の等角正面図を示す。

図２Ａは、革新的な機構のない、図１のバックパネル（１００）の内面図を示す。図中、バックカバー（１００）の予め成型した形態のみが、様々な構成要素のための開口部と共に、視認できる。標準のカメラ開口部（１０８）は、図の右上角に位置する。円形開口部（１０２）は、極右端部に位置する。円形開口部（１０２）は、タバコの発熱体へのアクセスを可能にするように、発熱体（１４０）に位置する。スライド開口部（１０４）は、開口部（１０２）の左側に位置する。ガイドレール（１０６）は、スライド開口部（１０４）の左側に位置する。

図２Ｂは、現在、革新的な加熱機構を含む、図２Ａのバックパネル（１００）を示す。ＰＣＢ（プリント回路基板）（１７０）は、図中で視認できる。ＰＣＢ（１７０）は、発熱体（１４０）、マイクロＵＳＢポート（１８０）、及びスイッチ（１３０）（何れも、直前の図で視認できない（以下図８Ａ−Ｄを参照））を含む、電気式ライター機構（２０）の上に取り付けられる。摺動子（１２４）は、部分的に視認でき、バックパネル（１００）とＰＣＢ（１７０）の間に位置する。

図３Ａは、本発明の現在の例示的実施形態の、組み立てられたカバー（１０）の背面図である。スライドシャッター（１２０）は、引っ込められた状態であり、開口部（１０２）を介して発熱体（１４０）を視認できるようにする。実例となる矢印は、スライドシャッター（１２０）の後退の方向を指す。本発明の現在の実施形態において、発熱体（１４０）は、矢印方向にスライドシャッター（１７０）を後退させることにより、起動される。更なる詳細は、少なくとも図８Ａ−Ｄを参照することで、以下に議論される。

図３Ｂは、本発明の現在描かれる実施形態の、組み立てられたカバー（１０）の正面図である。スマートホン（図示せず）が革新的なカバーに挿入されると、スマートホンのバックパネルは、フロントパネル（２００）の前面に対して平らに（ｆｌｕｓｈ）位置付けられる。

図４は、バックパネル（１００）に取り付けられる革新的な加熱機構が無い、本発明のカバー（１０）の分解図である。カバー（１０）は、革新的なバックパネル（１００）、挿入したスマートホンを保持し且つ保護するフロントパネル（２００）、及び適所にあるスマートホンとパネルを共に保持するのを支援する上部部材（３００）を含む。

図５Ａは、カバー（１０）の側面図を示す。図５Ｂは、カバー（１０）の等角図を示す。マイクロＵＳＢポート（１８０）は、図５Ａと同様に図５Ｂにおいて視認できる。（ミニＵＳＢポートは、マイクロＵＳＢポート（１８０）と互換的に使用され得るが、マイクロＵＳＢ（１８０）のより小さなフォームファクターは、できるだけ薄いカバーの全体の厚みを維持するのが好ましいことは、明らかである。）図５Ｃは、カバー（１０）、即ち、上部部材（３００）の平面図を示す（オン／オフのボタン及びヘッドホンジャックの開口部は、はっきりと視認できる）。図５Ｄは、カバーの底面図を示す。充電器の開口部は、図中で視認できる。

図６Ａは、スライダ（１２０）の正面図を示す。図６Ｂは、シャッター（１２０）の側面図である。図６Ｃは、シャッターの平面図であり、図６Ｄは、シャッター（１２０）の等角図である。ガイドレッグ（１２２）は、図６Ｂ及び６Ｃにおいて視認できる。

図７Ａは、本発明の現在の実施形態の摺動子（１２４）の正面図である。図７Ｂは、摺動子（１２４）の等角図である。スライドシャッター（１２０）は、開口部（１０４）を通じて摺動子（１２４）と連結する。ガイドレッグ（１２２）は、ガイドレール（１０６）にロックされる（図２Ａを参照）。摺動子（１２４）は、開口部（１０２）の方向に付勢され、その結果静止状態で、スライドシャッター（１２０）は開口部（１０２）と発熱体（１４０）を覆う。

図８Ａは、ライター機構（２０）の平面図である。図８Ｂは、ライター機構（２０）の等角図である。図８Ｃは、ライター機構（２０）の正面図である。図８Ｄは、ライター機構（２０）の側面図である。ＰＣＢ（１７０）は、発熱体（１４０）、マイクロＵＳＢポート（１８０）、及びスイッチ（１３０）が取り付けられる、典型的な基板である。使用時、発熱体（１４０）及びスイッチ（１３０）は、電池（図示せず）と共に動作可能に結合される。スイッチ（１３０）が作動すると、タバコに火をつけるのに十分な熱に達するまで、発熱体（１４０）は動力供給される。描かれた実施形態において、スイッチ（１３０）は、付勢したプランジャーを押し下げることにより作動する。プランジャーは、スライドシャッター（１２０）が、図３Ａに示されるように発熱体（１４０）を示すために後退される、摺動子（１２４）によって押し下げられる。マイクロＵＳＢポート（１８０）は、ライター機構（２０）の電池に電力供給するための、壁ソケット又は他のバッテリー電源から（カバー（１０）に据え付けられたモバイルデバイスのバッテリーからも）、電源コードを受け取るのに適している。

本発明は限られた数の実施形態に関して記載されてきたが、多くの変形、修正、及び本発明の他の用途が行われ得ることが認識されるであろう。構想された実施形態の幾つかは以前に議論されてきた一方、多くの他の実施形態は当業者に明白であろう。それ故、以下の特許請求の範囲内に挙げられる、請求された発明は、本明細書に記載される実施形態に限定されない。

Claims (16)

1. 携帯可能な電気式のタバコ用ライターを統合したモバイルデバイスアクセサリであって、該モバイルデバイスアクセサリは：
   （ａ）モバイルデバイス用の保護アクセサリであって、モバイルデバイスが取り外され及び取り付けられるような方法で、前記モバイルデバイスを保持及び保護し、且つ前記モバイルデバイスを収容するのに適したモバイルデバイスカバーである、モバイルデバイス用の保護アクセサリ；
   （ｂ）前記保護アクセサリのバックパネルに取り外し不能に構築される電気式ライター機構であって、該電気式ライター機構は：
   （ｉ）発熱体、
   （ｉｉ）電源、及び
   （ｉｉｉ）前記電源に前記発熱体を動作可能に結合することによって前記発熱体を起動するのに適したアクチュエーター
   を含む、電気式ライター機構
   を含むモバイルデバイスアクセサリ。
2. 前記電源は独立した電源である、ことを特徴とする請求項１に記載のモバイルデバイスアクセサリ。
3. 前記電源は、前記保護アクセサリに覆われるモバイルデバイスから電源を受け取るのに適している、ことを特徴とする請求項１に記載のモバイルデバイスアクセサリ。
4. 前記独立した電源は、再充電電池、非再充電電池、ソーラーパワーバッテリー、及び上述の何れかの組み合わせを含む群から選択される、ことを特徴とする請求項２に記載のモバイルデバイスアクセサリ。
5. 前記保護アクセサリは携帯用ケースである、ことを特徴とする請求項１に記載のモバイルデバイスアクセサリ。
6. 前記電気式ライター機構は：
   （ｉｖ）前記発熱体を可逆的に露出するのに適したスライドシャッター
   を更に含む、ことを特徴とする請求項１に記載のモバイルデバイスアクセサリ。
7. 前記スライドシャッターは、前記発熱体を露出する際に前記アクチュエーターを作動させるのに更に適している、ことを特徴とする請求項６に記載のモバイルデバイスアクセサリ。
8. 前記スライドシャッターは、視界から前記発熱体を隠す際に前記アクチュエーターを作動させるのに更に適している、ことを特徴とする請求項６に記載のモバイルデバイスアクセサリ。
9. 前記アクチュエーターは、前記発熱体を可逆的に露出するのに適したスライドシャッターである、ことを特徴とする請求項１に記載のモバイルデバイスアクセサリ。
10. 前記電気式ライター機構は：
    （ｉｖ）前記独立した電源を充電するために電源から電力線を受け取るのに適した電力ポート
    を更に含む、請求項２に記載のモバイルデバイスアクセサリ。
11. 前記電力ポートは、前記保護アクセサリに覆われるモバイルデバイスの電源を充電するのに更に適している、ことを特徴とする請求項１０に記載のモバイルデバイスアクセサリ。
12. 前記電力ポートは、ミニＵｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ（ＵＳＢ）ポート、及びマイクロＵＳＢポートを含む群から選択される、ことを特徴とする請求項１０に記載のモバイルデバイスアクセサリ。
13. （ｃ）覆われた前記モバイルデバイスの前記電源を前記発熱体に結合するのに適した結合機構
    を更に含む、請求項３に記載のモバイルデバイスアクセサリ。
14. 前記モバイルデバイスカバーは更にフロントパネルを更に含み、該フロントパネルは、前記モバイルデバイスを保持及び保護し、並びに、前記フロントパネルが前記バックパネルと前記モバイルデバイスとの間に挟まれるように、前記バックパネルに動作可能に結合されるのに適している、ことを特徴とする請求項１に記載のモバイルデバイスアクセサリ。
15. 前記フロントパネルは、前記フロントパネルの外側に延びる側部を含み、該側部は内側に延びるリップにおいて終端となり、前記フロントパネルは、前記モバイルデバイスの周縁部を摩擦係合するのに適した前記リップを含む、ことを特徴とする請求項１４に記載のモバイルデバイスアクセサリ。
16. 前記モバイルデバイスカバーは更に、前記フロントパネルの開口縁部を取り外し可能に係合するように構成された上部パネルを含み、それにより、係合状態において、前記モバイルデバイスは前記モバイルデバイスカバーに固定される、ことを特徴とする請求項１５に記載のモバイルデバイスアクセサリ。

Images