JP6230894B2 - サージ試験装置、サージ試験方法及び電子部品 - Google Patents

サージ試験装置、サージ試験方法及び電子部品 Download PDF

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本発明は、サージ試験装置、サージ試験方法及び電子部品に関する。
従来、アバランシェ特性を有する検査対象素子に対してサージ耐量試験を行うサージ試験装置がある。このサージ試験装置は、検査対象素子のクランプ電圧の範囲を予め想定しておき、その検査対象素子に流れる電流を検出する。これにより、規定のサージ電力がその検査対象素子に印加されたかどうかの判定を行っていた。
特開昭58−170382号公報
しかし、クランプ電圧の範囲は想定であるため、実際のクランプ電圧が上記範囲の下限値より低い場合に、規定のサージ電力が検査対象素子に印加されないことがある。これにより、規定のサージ電力が検査対象素子に印加されたことを確実に検出するには限界がある。一方、広範なクランプ電圧範囲を持つ検査対象素子に規定のサージ電力が確実に印加するために、必要以上のサージ電力を印加することが行われている場合がある。その場合、必要以上のサージ電力を検査対象素子に印加することで、検査対象素子の動作が不安定になり、検査対象素子が不良品でないにも関わらず不良品と誤判定する可能性がある。
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、規定のサージ電力が検査対象素子に印加されたことを確実に検出することを可能とするサージ試験装置、サージ試験方法および電子部品を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るサージ試験装置は、
サージ電圧を印加するサージ電圧発生回路と、
前記サージ電圧発生回路の出力に接続された第1の検査用端子と、
接地された第2の検査用端子と、
前記第1の検査用端子と前記第2の検査用端子との間に逆バイアスとなるように接続されたアバランシェ特性を有する検査対象素子に前記サージ電圧発生回路が印加したサージ電圧を検出する電圧検出部と、
前記サージ電圧発生回路が前記サージ電圧を印加することで前記検査対象素子に流れるサージ電流を検出する電流検出部と、
前記電圧検出部が検出した検出電圧と前記電流検出部が検出した検出電流に基づいて、前記検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否かを判定する判定部と、
を備える。
本発明の一態様は、前記サージ試験装置において、
前記電圧検出部は、前記第1の検査用端子と前記接地との間に接続された第1の検出抵抗を有し、該第1の検出抵抗の電圧降下に基づいて前記検出電圧を検出し、
前記電流検出部は、前記第2の検査用端子と前記接地との間に接続された第2の検出抵抗を有し、該第2の検出抵抗の電圧降下に基づいて前記検出電流を検出し、
前記電圧検出部の前記第1の検出抵抗の値は、前記電流検出部の前記第2の検出抵抗の値よりも大きい。
本発明の一態様は、前記サージ試験装置において、
前記判定部は、
前記電圧検出部が検出した検出電圧と前記電流検出部が検出した検出電流に基づいて、前記検査対象素子に印加された電力に対応する電力信号を生成する電力信号生成部と、
前記電力信号生成部が生成した電力信号が示す電圧が、予め設定された上限値と下限値で規定される規定の範囲内にあるか否か判定する比較検出部と、
前記比較検出部が規定の範囲内であると判定した場合に、前記検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたと判定する制御部と、
を備える。
本発明の一態様は、前記サージ試験装置において、
前記比較検出部は、
第1の入力に前記電力信号生成部が生成した電力信号が入力され、第2の入力に第1の基準電圧が入力され、第1のコンパレータの出力が前記制御部と接続された第1のコンパレータと、
第1の入力に前記電力信号生成部が生成した電力信号が入力され、第2の入力に第2の基準電圧が入力され、出力が前記制御部と接続された第2のコンパレータと、
を備え、
前記制御部は、前記第1のコンパレータの出力と前記第2のコンパレータの出力に基づいて、前記検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否か判定し、
前記第1の基準電圧は前記上限値で前記第2の基準電圧は前記下限値である。
本発明の一態様は、前記サージ試験装置において、
前記判定部は、
前記電圧検出部が検出した検出電圧が、規定の範囲内にあるか否か判定する電圧比較検出部と、
前記電流検出部が検出した検出電流が、規定の範囲内にあるか否か判定する電流比較検出部と、
を更に備え、
前記制御部は、前記比較検出部が規定の範囲内であると判定し、かつ前記電圧比較検出部が規定の範囲内であると判定し、かつ前記電流比較検出部が規定の範囲内であると判定した場合、前記検査対象素子に規定のサージ電圧が印加されたと判定する。
本発明の一態様は、前記サージ試験装置において、
前記判定部は、
前記電圧検出部が検出した検出電圧と前記電流検出部が検出した検出電流に基づいて、前記検査対象素子に印加された電力に対応する電力信号を生成する電力信号生成部と、
前記電力信号生成部が生成した電力信号のピークを検出する電力ピークホールド部と、
前記電力ピークホールド部が検出した電力のピーク値に基づいて、前記検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否か判定する制御部と、
を備える。
本発明の一態様は、前記サージ試験装置において、
前記ピーク検出部は、
一端が定電流回路の出力に接続されるスイッチと、
一端が前記スイッチの他端に接続され、他端が接地されているコンデンサと、
第1の入力が前記スイッチの他端と前記コンデンサの一端とに接続され、出力が第2の入力に接続されたオペアンプと、
前記電力信号生成部が生成した電力信号と前記オペアンプの出力とを比較し、この比較結果に基づいて前記スイッチを制御するコンパレータと、
を備える。
本発明の一態様は、前記サージ試験装置において、
前記コンパレータは、前記電力信号が前記オペアンプの出力以上の場合、前記スイッチに前記コンデンサの一端と前記定電流回路の出力とを導通させるよう制御し、前記電力信号が前記オペアンプの出力未満の場合、前記スイッチに前記コンデンサの一端と前記定電流回路の出力とを非導通にさせるよう制御する。
本発明の一態様は、前記サージ試験装置において、
前記判定部は、前記電圧検出部が検出した検出電圧のピーク値を検出する電圧ピークホールド部と、前記電流検出部が検出した検出電流のピーク値を検出する電流ピークホールド部と、
を更に備え、
前記制御部は、前記電力ピークホールド部が検出した電力のピーク値、前記電圧ピークホールド部が検出した検出電圧のピーク値及び前記電流ピークホールド部が検出した検出電流のピーク値に基づいて、前記検査対象素子に規定のサージ電圧が印加されたか否か判定する。
本発明の一態様は、前記サージ試験装置において、
前記電圧検出部は、前記検査対象素子に係る電圧を、所定の分圧比で分圧して検出し、
前記判定部は、前記電圧検出部が分圧して検出した電圧と前記電流検出部が検出した検出電流に基づいて、前記検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否かを判定する。
本発明の一態様は、前記サージ試験装置において、
前記電圧検出部は、前記電力信号生成部に接続された出力端子と、一端が前記第1の検査用端子に接続され、他端が前記出力端子に接続された第1の分圧抵抗と、
一端が前記出力端子に接続され、他端が接地された第2の分圧抵抗と、
一端が前記第1の分圧抵抗の一端に接続され、他端が前記第1の分圧抵抗の他端に接続された第1のコンデンサと、
一端が前記第2の分圧抵抗の一端に接続され、他端が前記第2の分圧抵抗の他端に接続された第2のコンデンサと、
を備え、
前記第1の分圧抵抗の抵抗値に対する前記第2の分圧抵抗の抵抗値の比は、前記所定の分圧比である。
本発明の一態様は、前記サージ試験装置において、
前記第1の分圧抵抗の抵抗値と前記第1のコンデンサの容量との積が、前記第2の分圧抵抗の抵抗値と前記第2のコンデンサの容量との積と等しい。
本発明の一態様は、前記サージ試験装置において、
前記検査対象素子は、カソードが前記第1の検査用端子に接続され、アノードが前記第2の検査用端子に接続されたダイオードである。
本発明の一態様に係るサージ試験方法は、
サージ電圧を印加するサージ電圧発生回路と、前記サージ電圧発生回路の出力に接続された第1の検査用端子と、接地された第2の検査用端子と、を備えるサージ試験装置が実行するサージ試験方法であって、
電圧検出部が、前記第1の検査用端子と前記第2の検査用端子との間に逆バイアスとなるように接続されたアバランシェ特性を有する検査対象素子に前記サージ電圧発生回路が印加したサージ電圧を検出するステップと、
電流検出部が、前記サージ電圧発生回路が前記サージ電圧を印加することで前記検査対象素子に流れるサージ電流を検出するステップと、
判定部が、前記電圧検出部が検出した検出電圧と前記電流検出部が検出した検出電流に基づいて、前記検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否かを判定するステップと、
を有する。
本発明の一態様に係る電子部品は、
アバランシェ特性を有する電子部品であって、
サージ電圧を印加するサージ電圧発生回路と、
前記サージ電圧発生回路の出力に接続された第1の検査用端子と、
接地された第2の検査用端子と、
前記第1の検査用端子と前記第2の検査用端子との間に逆バイアスとなるように接続された当該電子部品に前記サージ電圧発生回路が印加したサージ電圧を検出する電圧検出部と、
前記サージ電圧発生回路が前記サージ電圧を印加することで当該電子部品に流れるサージ電流を検出する電流検出部と、
前記電圧検出部が検出した検出電圧と前記電流検出部が検出した検出電流に基づいて、当該電子部品に規定の電力以上の電力が印加されたか否かを判定する判定部と、
を備えるサージ試験装置によって試験された電子部品である。
したがって、本発明の一態様に係るサージ試験装置は、検査対象素子のクランプ電圧にばらつきがあったとしても、そのばらつきに応じて得られる検出電圧と検出電流に基づいて検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否かを判定することができるので、規定のサージ電力が検査対象素子に印加されたことを確実に検出することができる。
さらに、本発明の一態様に係るサージ試験方法は、検査対象素子のクランプ電圧にばらつきがあったとしても、そのばらつきに応じて得られる検出電圧と検出電流に基づいて検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否かを判定することができるので、規定のサージ電力が検査対象素子に印加されたことを確実に検出することができる。
図1は、本発明の一態様である第1の実施形態に係るサージ試験装置1の構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る判定部JUDの構成の一例を示す図である。 図3は、電圧検出部VD及び電流検出部CDの回路構成の一例である。 図4は、第2のコンデンサC2と第3のコンデンサC3とを備えない場合のサージ電圧波形W1と備える場合のサージ電圧波形W2の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る電力比較検出部PCMPの回路構成の一例である。 図6は、第2の実施形態に係る判定部JUDの構成の一例を示す図である。 図7は、第2の実施形態に係る電力ピークホールド部PPHの回路構成の一例である。 図8は、第2の実施形態に係る電力ピークホールド部PPHの入力電圧と出力電圧の波形の一例である。 図9は、第2の実施形態に係る電力ピークホールド部PPHの回路構成の別の例である。 図10は、比較例に係るサージ試験装置100の構成の一例を示す図である。
<比較例>
図10に示すように、比較例に係るサージ試験装置100は、一端が電源V+に接続され、他端が接地された電圧源VSと、一端が電源VSの出力に接続された第1の抵抗R1とを備える。サージ試験装置100は、更に、一端が第1の抵抗R1の他端に接続された第1のスイッチSW1と、一端が第1のスイッチSW1の他端に接続され、他端が接地されたコンデンサCとを備える。サージ試験装置100は、更に、一端が第1のスイッチSW1の他端とコンデンサCの一端に接続された第2の抵抗R2と、一端が第2の抵抗R2の他端に接続された第2のスイッチSW2とを備える。
サージ試験装置100は、更に、一端が第2のスイッチSW2の他端に接続された第1の検査用端子T1と、第2の検査用端子T2とを備える。この比較例において、サージ試験装置100が行うサージ耐量試験の対象になる検査対象素子は、ダイオードD1である。ダイオードD1は、カソードが第1の検査用端子T1に接続され、アノードが第2の検査用端子T2に接続されている。
サージ試験装置100は、更に、一端が第2の検査用端子T2に接続され、他端が接地に接続された電流検出部CDと、一端が電流検出部CDの出力に接続された比較検出部CMPと、比較検出部CMPに接続された制御部CONとを備える。
まず、第2のスイッチSWが開いた状態で、第1のスイッチSW1が閉じたときに、第1のコンデンサC1に電圧源VSから供給された電荷が蓄積される。第1のスイッチSW1が開き、第2のスイッチSW2が閉じたときに、第1のコンデンサC1に充電された電荷がダイオードD1のカソードに供給される。これにより、アバランシェ特性(クランプ特性)を有する検査対象素子の一つであるダイオードD1のカソードにサージ電圧がかかる。
電流検出部CDは、ダイオードD1のカソードにサージ電圧がかかった際に、ダイオードD1に流れる電流を検出し、検出した電流に応じた電圧を示す電流信号を比較検出部CMPへ出力する。
比較検出部CMDは、電流検出部CDから入力された電流信号と、規定の電圧とを比較し、この比較結果を制御部CONへ出力する。
制御部CONは、比較検出部CMPから入力された比較結果に基づいて、規定以上のサージ電力がダイオードD1にかかったか否かを判定する。具体的には、例えば、制御部CONは、この比較結果が上記電流信号が規定の電圧以上の場合、規定以上の電流信号がダイオードD1にかかったと判定する。一方、制御部CONは、この比較結果が上記電流信号が規定の電圧未満の場合、規定以上の電流信号がダイオードD1にかからなかったと判定する。
この比較例において、ダイオードD1のクランプ電圧の変動などによって、ダイオードD1のクランプ電圧の範囲は想定であるため、実際のクランプ電圧が上記範囲の下限値より低い場合に、規定のサージ電力がダイオードD1に印加されない場合があり、規定のサージ電力がダイオードD1に印加されたことを確実に検出するには限界がある。一方、ダイオードD1に規定のサージ電力が確実に印加するために、必要以上のサージ電力を印加することが行われている場合がある。その場合、必要以上のサージ電力を検査対象素子に印加することで、ダイオードD1の動作が不安定になり、ダイオードD1が不良品でないにも関わらず不良品と誤判定してしまう場合がある。
そこで、以下では、規定のサージ電力が検査対象素子に印加されたことを確実に検出することを可能とする実施形態に係るサージ試験装置、サージ試験方法およびサージ試験装置により試験された電子部品について説明する。以下、本発明に係る各実施形態について図面に基づいて説明する。
<第1の実施形態>
本発明の一態様である第1の実施形態について説明する。図1に示すように、本発明の一態様である第1の実施形態に係るサージ試験装置1は、サージ電圧発生回路SCと、サージ電圧発生回路SCの出力に接続された第1の検査用端子T1と、一端が第1の検査用端子T1に接続され、他端が接地された電圧検出部VDを備える。サージ試験装置1は、更に、第2の検査用端子T2と、一端が第2の検査用端子T2に接続され、他端が接地された電流検出部CDとを備える。このように、第2の検査用端子T2は電流検出部CDを介して接地されている。
サージ試験装置1が行うサージ耐量試験の対象になる検査対象素子は、アバランシェ特性(クランプ特性)を有する電子部品である。サージ耐量試験はPN接合に逆バイアスをかける試験であるので、検査対象素子は、例えば、ダイオードまたはMOSトランジスタなどである。
各実施形態において、一例として、検査対象素子は、カソードが第1の検査用端子T1に接続され、アノードが第2の検査用端子T2に接続されたダイオードD1である。
サージ試験装置1は、更に、電圧検出部VDの出力及び電流検出部CDの出力に接続された判定部JUDを備える。
サージ電圧発生回路SCは、サージ電圧を印加する。なお、サージ電圧発生回路SCは比較例と同様に、一端に電源電圧V+が供給され他端が接地された電源VSと、一端が電源VSに接続された第1の抵抗R1と、一端が第1の抵抗R1の他端に接続された第1のスイッチSW1とを備える。サージ電圧発生回路SCは更に、一端が第1のスイッチSW1の他端に接続され、他端が接地されたコンデンサCと、一端が第1のスイッチSW1の他端とコンデンサCの一端に接続された第2の抵抗R2とを備える。サージ電圧発生回路SCは更に、一端が第2の抵抗R2の他端に接続され、他端が第1の検査用端子T1に接続された第2のスイッチSWを備える。サージ電圧発生回路SCの動作は比較例のサージ電圧発生回路SCの動作と同じであるので、その説明を省略する。
電圧検出部VDは、第1の検査用端子T1と第2の検査用端子T2との間に逆バイアスとなるように接続されたアバランシェ特性を有する検査対象素子(ここでは、一例としてダイオードD1)にサージ電圧発生回路SCが印加したサージ電圧を検出する。電圧検出部VDは、例えば、検出したサージ電圧に応じた電圧を示す電圧信号を判定部JUDの後述する電流比較検出部CCMPと電力信号生成部MPへ出力する。
電流検出部CDは、サージ電圧発生回路SCがサージ電圧を印加することで検査対象素子(ここでは、一例としてダイオードD1)に流れるサージ電流を検出する。電流検出部CDは、例えば、検出したサージ電流に応じた電圧を示す電流信号を判定部JUDの後述する電流比較検出部CCMPと電力信号生成部MPへ出力する。
電圧検出部VDは、第1の検査用端子T1と接地との間に接続された第1の検出抵抗を有し、この第1の検出抵抗の電圧降下に基づいて検出電圧を検出する。電流検出部CDは、第2の検査用端子T2と接地との間に接続された第2の検出抵抗を有し、この第2の検出抵抗の電圧降下に基づいて検出電流を検出する。ここで、電圧検出部VDの第1の検出抵抗の値は、電流検出部CDの第2の検出抵抗の値よりも大きい。これにより、検査対象素子(ここでは、一例としてダイオードD1)に流れる電流に対して、電圧検出部VDに流れる電流を無視できるほど小さくできるので、検出される電流に影響を与えないようにすることができる。
なお、電圧検出部VDは、一例として、検査対象素子(ここでは、一例としてダイオードD1)に係る電圧を、所定の分圧比(例えば、100分の1)で分圧して検出する。
判定部JUDは、電圧検出部VDが検出した検出電圧と電流検出部CDが検出した検出電流に基づいて、検査対象素子(ここでは、一例としてダイオードD1)に規定の電力以上の電力が印加されたか否かを判定する。具体的には、例えば、判定部JUDは、電圧検出部VDが分圧して検出した電圧と電流検出部CDが検出した検出電流に基づいて、検査対象素子(ここでは、一例としてダイオードD1)に規定の電力以上の電力が印加されたか否かを判定する。
ここで、例えば図2に示すように判定部JUDは、入力が電圧検出部VDに接続された電圧比較検出部VCMPと、入力が電流検出部CDに接続された電流比較検出部CCMPとを備える。判定部JUDは、更に、第1入力が電圧検出部の出力に接続され、第2入力が電流検出部CDの出力に接続された電力信号生成部MPと、電力信号生成部MPの出力に接続された電力比較検出部PCMPとを備える。判定部JUDは、更に、第1入力が電圧比較検出部VCMPの出力に接続され、第2入力が電力比較検出部PCMPの出力に接続され、第3入力が電流比較検出部CCMPの出力に接続された制御部CONを備える。
電力信号生成部MPは、電圧検出部VDが検出した検出電圧と電流検出部CDが検出した検出電流に基づいて、検査対象素子(ここでは、一例としてダイオードD1)に印加された電力に対応する電力信号を生成する。電力信号生成部MPは、一例として、乗算器である。具体的には、例えば、電力信号生成部MPは、電圧検出部VDが検出した検出電圧と電流検出部CDが検出した検出電流とを乗算した電力信号を生成する。電力信号生成部MPは、生成した電力信号を電力比較検出部PCMPへ出力する。
電力比較検出部PCMPは、電力信号生成部MPが生成した電力信号が示す電圧が、予め設定された上限値と下限値で規定される規定の範囲内にあるか否か判定する。電力比較検出部PCMPは、判定結果を制御部CONへ出力する。
電圧比較検出部VCMPは、電圧検出部VDが検出した検出電圧が、規定の範囲内にあるか否か判定する。電圧比較検出部VCMPは、判定結果を制御部CONへ出力する。
電流比較検出部CCMPは、電流検出部CDが検出した検出電流が、規定の範囲内にあるか否か判定する。電流比較検出部CCMPは、判定結果を制御部CONへ出力する。
制御部CONは、電力比較検出部PCMPが規定の範囲内であると判定した場合に、検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたと判定する。一方、制御部CONは、電力比較検出部PCMPが規定の範囲内でないと判定した場合に、検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されなかったと判定する。
なお、制御部CONは、電力比較検出部PCMPが規定の範囲内であると判定し、かつ電圧比較検出部VCMPが規定の範囲内であると判定し、かつ電流比較検出部CCMPが規定の範囲内であると判定した場合、検査対象素子に規定のサージ電圧が印加されたと判定してもよい。一方、制御部CONは、それ以外の場合、検査対象素子に規定のサージ電圧が印加されなかったと判定してもよい。
また、図3に示すように、電圧検出部VDは、電力信号生成部MPに接続された出力端子TOUTと、一端が第1の検査用端子T1に接続され、他端が出力端子TOUTに接続された第1の分圧抵抗R3と、を備える。電圧検出部VDは、更に、一端が出力端子TOUTに接続され、他端が接地に接続された第2の分圧抵抗R4と、を備える。ここで、第1の分圧抵抗R3と第2の分圧抵抗R4との合成抵抗が上述した第1の検出抵抗である。また、第1の分圧抵抗R3の抵抗値に対する第2の分圧抵抗R4の抵抗値の比は、上述した所定の分圧比である。
電圧検出部VDは、一端が第1の分圧抵抗R3の一端に接続され、他端が第1の分圧抵抗R3の他端に接続された第1のコンデンサC1と、一端が第2の分圧抵抗R4の一端に接続され、他端が第2の分圧抵抗R4の他端に接続された第2のコンデンサC2と、を更に備える。また、一例として、第1の分圧抵抗R3の抵抗値と第1のコンデンサC1の容量との積が、第2の分圧抵抗R4の抵抗値と第2のコンデンサC2の容量との積と等しい。
ここで図4の波形W1に示すように、第1のコンデンサC1と第2のコンデンサC2とを備えない場合、サージ電圧の立ち上がり時の電圧変化が、所望のサージ電圧の立ち上がり時の電圧変化よりも急峻になる。それに対し、第1のコンデンサC1と第2のコンデンサC2とを備えることで、図4の波形W2に示すように、サージ電圧の立ち上がり時の急峻な電圧変化をなくすことができ、所望のサージ電圧変化を得ることができる。
電流検出部CDは、一端が第2の検査用端子T2に接続され他端が接地された第5の抵抗R5を備える。電流検出部CDは、第5の抵抗R5の両端の電圧を示す電流信号を電力比較検出部PCMPへ出力する。
例えば図5に示すように、電力比較検出部PCMPは、第1の入力(反転入力端子)に電力信号生成部MPが生成した電力信号が入力され、第2の入力(非反転入力端子)に第1の基準電圧が入力され、第1のコンパレータCMP1の出力が制御部CONと接続された第1のコンパレータCMP1を備える。ここで、一例として、第1のコンパレータCMP1の第2の入力は、両端の電圧がこの第1の基準電圧でありかつ陰極が接地された第1の基準電圧源Vref1の陽極に接続されている。
電力比較検出部PCMPは、更に、第1の入力(反転入力端子)に電力信号生成部が生成した電力信号が入力され、第2の入力(非反転入力端子)に第2の基準電圧が入力され、出力が制御部CONと接続された第2のコンパレータCMP2を備える。ここで、一例として、第2のコンパレータCMP2の第2の入力は、両端の電圧がこの第2の基準電圧でありかつ陰極が接地された第2の基準電圧源Vref2の陽極に接続されている。
第1のコンパレータCMP1は、電力信号生成部MPが生成した電力信号が第1の基準電圧以上の場合、ハイレベルの信号を第1のコンパレータCMP1の出力として制御部CONへ出力する。一方、第1のコンパレータCMP1は、電力信号生成部MPが生成した電力信号が第1の基準電圧未満の場合、ローレベルの信号を第1のコンパレータCMP1の出力として制御部CONへ出力する。
第2のコンパレータCMP2は、電力信号生成部MPが生成した電力信号が第2の基準電圧以上の場合、ハイレベルの信号を第2のコンパレータCMP2の出力として制御部CONへ出力する。一方、第2のコンパレータCMP2は、電力信号生成部MPが生成した電力信号が第2の基準電圧未満の場合、ローレベルの信号を第2のコンパレータCMP2の出力として制御部CONへ出力する。
制御部CONは、第1のコンパレータCMP1の出力と第2のコンパレータCMP2の出力に基づいて、検査対象素子(ここでは、一例としてダイオードD1)に規定の電力以上の電力が印加されたか否か判定する。ここで、第1の基準電圧は上述した上限値で第2の基準電圧は上述した下限値である。
具体的には例えば、制御部CONは、第1のコンパレータCMP1の出力がハイレベルで、かつ第2のコンパレータCMP2の出力がローレベルの場合、検査対象素子(ここでは、一例としてダイオードD1)に規定の電力以上の電力が印加されたと判定する。一方、第1のコンパレータCMP1の出力がローレベルまたは第2のコンパレータCMP2の出力がハイレベルの少なくともいずれかに該当する場合、制御部CONは、検査対象素子(ここでは、一例としてダイオードD1)に規定の電力以上の電力が印加されていないと判定する。
電圧比較検出部VCMP及び電流比較検出部CCMPも、電力比較検出部PCMPと同様の回路構成で実現できる。
以上、第1の実施形態におけるサージ試験装置1は、サージ電圧を印加するサージ電圧発生回路SCと、サージ電圧発生回路SCの出力に接続された第1の検査用端子T1と、接地された第2の検査用端子T2と、第1の検査用端子T1と第2の検査用端子T2との間に逆バイアスとなるように接続されたアバランシェ特性を有する検査対象素子にサージ電圧発生回路SCが印加したサージ電圧を検出する電圧検出部VDと、サージ電圧発生回路SCがサージ電圧を印加することで検査対象素子に流れるサージ電流を検出する電流検出部CDと、電圧検出部VDが検出した検出電圧と電流検出部CDが検出した検出電流に基づいて、検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否かを判定する判定部JUDと、を備える。
これにより、サージ試験装置1は、検査対象素子のクランプ電圧にばらつきがあったとしても、そのばらつきに応じて得られる検出電圧と検出電流に基づいて検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否かを判定することができる。このため規定のサージ電力が検査対象素子に印加されたことを確実に検出することができる。
また、第1の実施形態のサージ試験装置1において、電力信号生成部MPは、電圧検出部VDが検出した検出電圧と電流検出部CDが検出した検出電流とを乗算した電力信号を生成する。これにより、電力信号生成部MPは、サージ電圧を印加後、直ちに印加されたサージ電力を検出することができる。そして、電力比較検出部PCMPは、電力信号生成部MPが生成した電力信号が示す電圧が、予め設定された上限値と下限値で規定される規定の範囲内にあるか否か判定する。これにより、電力比較検出部PCMPは、印加されたサージ電力が規定の値以上であるかを検出することができる。
<第2の実施形態>
続いて、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態のサージ試験装置1は、サージ電力が規定の値以上であるか検出する比較検出部PCMPを有した。それに対し、第2の実施形態のサージ試験装置1は、サージ電力のピーク値を保持するピーク検出部を有し、サージ電力のピーク値をAD変換した後に規定の値以上であるか検出する。
第2の実施形態のサージ試験装置1は、第1の実施形態と比べて、判定部JUDの構成のみが異なっている。
図6に示すように、判定部JUDは、第1の入力が電圧検出部VDに接続され第2の入力が電流検出部CDに接続された電力信号生成部MPと、第1の入力が電圧検出部VDに接続され第2の入力が制御部CONの第1の入力に接続された電圧ピークホールド部VPHと、第1の入力が電力信号生成部MPの出力に接続され第2の入力が制御部CONの第2の出力に接続された電力ピークホールド部PPHと、を備える。判定部JUDは、更に、第1の入力が電流検出部CDに接続され第2の入力が制御部CONの第3の出力に接続された電流ピークホールド部CPHと、第1の入力が電圧ピークホールド部VPHに接続され、第2の入力が電力ピークホールド部PPHに接続され、第3の入力が電流ピークホールド部CPHに接続された切替部SLとを備える。判定部JUDは、更に、入力が切替部SLの出力に接続されたADコンバータADCと入力がADコンバータADCの出力に接続された制御部CONとを備える。
電力信号生成部MPは、電圧検出部VDが検出した検出電圧と電流検出部CDが検出した検出電流に基づいて、検査対象素子(ここでは、一例としてダイオードD1)に印加された電力に対応する電力信号を生成する。電力信号生成部MPは、一例として、乗算器である。具体的には、例えば、電力信号生成部MPは、電圧検出部VDが検出した検出電圧と電流検出部CDが検出した検出電流とを乗算した電力信号を生成する。電力信号生成部MPは、生成した電力信号を電力ピークホールド部PPHへ出力する。
電圧ピークホールド部VPHは、電圧検出部VDが検出した電圧のピーク値を検出し、この検出したピーク電圧信号を切替部SLへ出力する。電圧ピークホールド部VPHは、例えば、制御部CONからリセット信号が入力された場合、このピーク電圧信号を0Vにする。
電力ピークホールド部PPHは、電力信号生成部MPが生成した電力信号のピークを検出し、この検出したピーク電力信号を切替部SLへ出力する。電力ピークホールド部PPHは、例えば、制御部CONからリセット信号が入力された場合、このピーク電力信号を0Vにする。
電流ピークホールド部CPHは、電流検出部CDが検出した電流のピーク値を検出し、この検出したピーク電流信号を切替部SLへ出力する。電流ピークホールド部CPHは、例えば、制御部CONからリセット信号が入力された場合、このピーク電流信号を0Vにする。
切替部SLは、例えば、所定の周期で、電圧ピークホールド部VPHが出力したピーク電圧信号、電力ピークホールド部PPHが出力したピーク電力信号、及び電流ピークホールド部CPHが出力したピーク電流信号を順にADコンバータADCへ出力することを繰り返す。
ADコンバータADCは、切替部SLから入力される信号をアナログ信号からデジタル信号に変換し、変換後のデジタル信号を制御部CONへ出力する。
制御部CONは、電力ピークホールド部PPHが検出したピーク値に基づいて、検査対象素子(ここでは、一例としてダイオードD1)に規定の電力以上の電力が印加されたか否か判定する。具体的には例えば、制御部CONは、電力ピークホールド部PPHが検出したピーク値が規定の値以上である場合、検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたと判定する。一方、制御部CONは、例えば、電力ピークホールド部PPHが検出したピーク値が規定の値未満である場合、検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されていないと判定する。
なお、制御部CONは、電力ピークホールド部PPHが検出した電力のピーク値、電圧ピークホールド部VPHが検出した電圧のピーク値及び電流ピークホールド部CPHが検出した電流のピーク値に基づいて、検査対象素子(ここでは、一例としてダイオードD1)に規定のサージ電圧が印加されたか否か判定してもよい。具体的には例えば、制御部CONは、電力のピーク値、電圧のピーク値および電流のピーク値がそれぞれについて設定された規定の値以上である場合、検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたと判定してもよい。一方、制御部CONは、例えば、電力のピーク値、電圧のピーク値および電流のピーク値がそれぞれについて設定された規定の値未満である場合、検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されていないと判定してもよい。
例えば図7に示すように、電力ピークホールド部PPHは、入力に電源電圧Vpの電圧が供給される定電流回路CCCと、一端が定電流回路CCCの出力に接続されるスイッチSW3と、一端がスイッチSW3の他端に接続され、他端が接地されているコンデンサC3と、を備える。
更に、電力ピークホールド部PPHは、第1の入力(非反転入力端子)がスイッチSW3の他端とコンデンサC3の一端とに接続され、出力が第2の入力(反転入力端子)と切替部SLの第2の入力に接続されたオペアンプAMP1と、第1の入力(非反転入力端子)が電力信号生成部MPに接続され、第2の入力(反転入力端子)がオペアンプAMP1の第2の入力(反転入力端子)及び出力に接続され、出力がスイッチSW3に接続されたコンパレータCMP3とを備える。
更に、電力ピークホールド部PPHは、一端がオペアンプAMP1の第1の入力(非反転入力端子)に接続され他端が接地され、制御部CONによる制御に応じて開閉する放電用スイッチSW4を備える。
コンパレータCMP3は、電力信号生成部MPが生成した電力信号とオペアンプAMP1の出力とを比較し、この比較結果に基づいてスイッチSW3を制御する。具体的には例えば、コンパレータCMP3は、電力信号生成部MPが生成した電力信号がオペアンプAMP1の出力以上の場合、スイッチSW3にコンデンサC3の一端と定電流回路CCCの出力とを導通させるよう制御する。その制御に応じて、スイッチSW3は、電力信号生成部MPが生成した電力信号がオペアンプAMP1の出力以上の場合、コンデンサC3の一端と定電流回路CCCの出力とを導通させる。
これにより、電力信号生成部MPが生成した電力信号がオペアンプAMP1の出力以上の間、定電流回路CCCからコンデンサC3に電流が供給され、コンデンサC3が電荷を蓄積することで、コンデンサC3の一端の電圧すなわちオペアンプAMP1の第1の入力の電圧が上昇する。
オペアンプAMP1は、一例として第1の入力の電圧と同じ電圧を出力する。このため、電力信号生成部MPが生成した電力信号がオペアンプAMP1の出力以上の間、オペアンプAMP1の出力の電圧が上昇する。このため、図8に示すように、オペアンプAMP1の出力すなわち電力ピークホールド部PPHの出力の電圧は、この電力信号すなわち電力ピークホールド部PPHの入力の電圧の上昇に追従して上昇する。
一方、例えば、コンパレータCMP3は、電力信号がオペアンプAMP1の出力未満の場合、スイッチSW3にコンデンサC3の一端と定電流回路CCCの出力とを非導通にさせるよう制御する。その制御に応じて、スイッチSW3は、電力信号生成部MPが生成した電力信号がオペアンプAMP1の出力未満の場合、コンデンサC3の一端と定電流回路CCCの出力とを非導通にさせる。
これにより、この電力信号がオペアンプAMP1の出力未満の間、定電流回路CCCからコンデンサC3には電流が供給されないので、コンデンサC3に蓄積される電荷が、それまでに蓄積された電荷量で維持され、コンデンサC3の一端の電圧すなわちオペアンプAMP1の第1の入力の電圧が、一定の電圧で維持される。その結果、この電力信号がオペアンプAMP1の出力未満の間、オペアンプAMP1の出力の電圧がほぼ一定の電圧で維持される。このため、図8に示すように、オペアンプAMP1の出力すなわち電力ピークホールド部PPHの出力の電圧は、この電力信号すなわち電力ピークホールド部PPHの入力の電圧が下降しても、ほぼ一定の電圧を維持する。
放電用スイッチSW4は、例えば、制御部CONから出力されたリセット信号に応じて開閉する。例えば、放電用スイッチSW4がNMOSトランジスタの場合、リセット信号がハイレベルの場合、放電用スイッチSW4は、スイッチを閉じて一端と他端とを導通させることで、コンデンサC3に蓄積された電荷を0にする。これにより、電力ピークホールド部PPHの出力がリセットされて0Vを示す。
なお、電力ピークホールド部PPHは、上述した回路構成に限ったものではない。例えば図9に示すように、電力ピークホールド部PPHは、以下の回路構成であってもよい。電力ピークホールド部PPHは、アノードが電力信号生成部MPの出力に接続されたダイオードD2と、一端がダイオードD2のカソードに接続され他端が接地されたコンデンサC4とを備えてもよい。そして、電力ピークホールド部PPHは、更に、第1の入力(非反転入力端子)がダイオードD2のカソード及びコンデンサC4の一端と接続され、出力が第2の入力(反転入力端子)に接続されたオペアンプAMP2を備えてもよい。
続いて、この電力ピークホールド部PPHの回路動作について説明する。ダイオードD2は、電力信号生成部MPから供給された電力信号の電圧がコンデンサC4の一端の電圧以上の間、アノードからカソードに向かって電流を流す。これにより、この電流がコンデンサC4に供給され、コンデンサC4が電荷を蓄積することで、コンデンサC3の一端の電圧すなわちオペアンプAMP2の第1の入力の電圧が上昇する。その場合、オペアンプAMP2は、オペアンプAMP2の第1の入力とオペアンプAMP2の出力の差に応じた電圧を切替部SLへ出力する。これにより、電力信号生成部MPから供給された電力信号の電圧がコンデンサC4の一端の電圧以上の間、オペアンプAMP2の出力すなわち電力ピークホールド部PPHの出力は、この電力信号の電圧すなわち電力ピークホールド部PPHの入力に追従する。
ダイオードD2は、電力信号生成部MPから供給された電力信号の電圧がコンデンサC4の一端の電圧未満の間、アノードからカソードに向かって電流を流さない。これにより、電流がコンデンサC4に供給されず、コンデンサC4に蓄積された電荷がそのまま維持される。その結果、コンデンサC4の一端の電圧すなわちオペアンプAMP2の第1の入力の電圧は、電力のピーク値のまま維持される。その場合、オペアンプAMP2は、この電力のピーク値とオペアンプAMP2の出力の差に応じた電圧を切替部SLへ出力する。これにより、電力信号生成部MPから供給された電力信号の電圧がコンデンサC4の一端の電圧未満の間、オペアンプAMP2の出力すなわち電力ピークホールド部PPHの出力は、ほぼ一定の電圧に維持される。
以上、第2の実施形態におけるサージ試験装置1において、判定部JUDは、電圧検出部VDが検出した検出電圧と電流検出部CDが検出した検出電流に基づいて、検査対象素子に印加された電力に対応する電力信号を生成する電力信号生成部MPと、電力信号生成部MPが生成した電力信号に基づいて電力のピーク値を検出する電力ピークホールド部PPHと、電力ピークホールド部PPHが検出した電力のピーク値に基づいて、検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否か判定する制御部CONとを備える。
これにより、制御部CONは、ピーク電力と規定の電力とを比較することで、検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否か検出することができる。よって、第1の実施形態と同様に、第2の実施形態におけるサージ試験装置1は、検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否かを確実に検出することができる。
また、本発明の一態様に係るサージ試験方法は、サージ電圧を印加するサージ電圧発生回路SCと、サージ電圧発生回路SCの出力に接続された第1の検査用端子T1と、接地された第2の検査用端子T2と、を備えるサージ試験装置が実行するサージ試験方法であって、以下の手順を有する。
(第1ステップ)電圧検出部VDが、第1の検査用端子T1と第2の検査用端子T2との間に逆バイアスとなるように接続されたアバランシェ特性を有する検査対象素子にサージ電圧発生回路SCが印加したサージ電圧を検出する。
(第2ステップ)第1のステップと並行して、電流検出部CDが、サージ電圧発生回路SCがサージ電圧を印加することでこの検査対象素子に流れるサージ電流を検出する。
(第3ステップ)次に、判定部JUDが、電圧検出部VDが検出した検出電圧と電流検出部CDが検出した検出電流に基づいて、この検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否かを判定する。
また、本発明の一態様に係る電子部品は、アバランシェ特性を有する電子部品であって、以下の構成を備えるサージ試験装置によって試験された電子部品である。サージ試験装置は、サージ電圧を印加するサージ電圧発生回路SCと、サージ電圧発生回路SCの出力に接続された第1の検査用端子T1と、接地された第2の検査用端子T2と、第1の検査用端子T1と第2の検査用端子T2との間に逆バイアスとなるように接続された当該電子部品にサージ電圧発生回路SCが印加したサージ電圧を検出する電圧検出部VDと、サージ電圧発生回路SCが上記サージ電圧を印加することで当該電子部品に流れるサージ電流を検出する電流検出部CDと、電圧検出部VDが検出した検出電圧と電流検出部CDが検出した検出電流に基づいて、当該電子部品に規定の電力以上の電力が印加されたか否かを判定する判定部JUDと、を備える。
なお、実施形態は例示であり、発明の範囲はそれらに限定されない。
1、100 サージ試験装置
VS 電圧源
R1 第1の抵抗
SW1 第1のスイッチ
C コンデンサ
R2 第2の抵抗
SW2 第2のスイッチ
T1 第1の検査用端子
D1、D2 ダイオード
T2 第2の検査用端子
CD 電流検出部
CMP 比較検出部
PCMP 電力比較検出部
CON 制御部
SC サージ電圧発生回路
VD 電圧検出部
JUD 判定部
VCMP 電圧比較検出部
CCMP 電流比較検出部
MP 電力信号生成部
TOUT 出力端子
R3、R4、R5 抵抗
C1 第1のコンデンサ
C2 第2のコンデンサ
C3、C4 コンデンサ
CMPCMP1 第1のコンパレータ
CMPCMP2 第2のコンパレータ
VPH 電圧ピークホールド部CPH 電流ピークホールド部
PPH 電力ピークホールド部
SL 切替部
ADC ADコンバータ
CCC 定電流回路
SW3、SW4 スイッチ
AMP1、AMP2 オペアンプ
CMP3 コンパレータ
Vref1 第1の基準電圧源
Vref2 第2の基準電圧源

Claims (14)

  1. サージ電圧を印加するサージ電圧発生回路と、
    前記サージ電圧発生回路の出力に接続された第1の検査用端子と、
    第2の検査用端子と、
    前記第1の検査用端子と前記第2の検査用端子との間に逆バイアスとなるように接続されたアバランシェ特性を有する検査対象素子に前記サージ電圧発生回路が印加したサージ電圧を検出する電圧検出部と、
    前記サージ電圧発生回路が前記サージ電圧を印加することで前記検査対象素子に流れるサージ電流を検出する電流検出部と、
    前記電圧検出部が検出した検出電圧と前記電流検出部が検出した検出電流に基づいて、前記検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記第2の検査用端子は、前記電流検出部を介して接地に接続されているサージ試験装置。
  2. 前記電圧検出部は、前記第1の検査用端子と前記接地との間に接続された第1の検出抵抗を有し、該第1の検出抵抗の電圧降下に基づいて前記検出電圧を検出し、
    前記電流検出部は、前記第2の検査用端子と前記接地との間に接続された第2の検出抵抗を有し、該第2の検出抵抗の電圧降下に基づいて前記検出電流を検出し、
    前記電圧検出部の前記第1の検出抵抗の値は、前記電流検出部の前記第2の検出抵抗の値よりも大きい請求項1に記載のサージ試験装置。
  3. 前記判定部は、
    前記電圧検出部が検出した検出電圧と前記電流検出部が検出した検出電流に基づいて、前記検査対象素子に印加された電力に対応する電力信号を生成する電力信号生成部と、
    前記電力信号生成部が生成した電力信号が示す電圧が、予め設定された上限値と下限値で規定される規定の範囲内にあるか否か判定する比較検出部と、
    前記比較検出部が規定の範囲内であると判定した場合に、前記検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたと判定する制御部と、
    を備える請求項1または2に記載のサージ試験装置。
  4. 前記比較検出部は、
    第1の入力に前記電力信号生成部が生成した電力信号が入力され、第2の入力に第1の基準電圧が入力され、第1のコンパレータの出力が前記制御部と接続された第1のコンパレータと、
    第1の入力に前記電力信号生成部が生成した電力信号が入力され、第2の入力に第2の基準電圧が入力され、出力が前記制御部と接続された第2のコンパレータと、
    を備え、
    前記制御部は、前記第1のコンパレータの出力と前記第2のコンパレータの出力に基づいて、前記検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否か判定し、
    前記第1の基準電圧は前記上限値で前記第2の基準電圧は前記下限値である
    請求項3に記載のサージ試験装置。
  5. 前記判定部は、
    前記電圧検出部が検出した検出電圧が、規定の範囲内にあるか否か判定する電圧比較検出部と、
    前記電流検出部が検出した検出電流が、規定の範囲内にあるか否か判定する電流比較検出部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記比較検出部が規定の範囲内であると判定し、かつ前記電圧比較検出部が規定の範囲内であると判定し、かつ前記電流比較検出部が規定の範囲内であると判定した場合、前記検査対象素子に規定のサージ電圧が印加されたと判定する
    請求項3または4に記載のサージ試験装置。
  6. 前記判定部は、
    前記電圧検出部が検出した検出電圧と前記電流検出部が検出した検出電流に基づいて、前記検査対象素子に印加された電力に対応する電力信号を生成する電力信号生成部と、
    前記電力信号生成部が生成した電力信号のピークを検出する電力ピークホールド部と、 前記電力ピークホールド部が検出した電力のピーク値に基づいて、前記検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否か判定する制御部と、
    を備える請求項1または2に記載のサージ試験装置。
  7. 前記電力ピークホールド部は、
    一端が定電流回路の出力に接続されるスイッチと、
    一端が前記スイッチの他端に接続され、他端が接地されているコンデンサと、
    第1の入力が前記スイッチの他端と前記コンデンサの一端とに接続され、出力が第2の入力に接続されたオペアンプと、
    前記電力信号生成部が生成した電力信号と前記オペアンプの出力とを比較し、この比較結果に基づいて前記スイッチを制御するコンパレータと、
    を備える請求項6に記載のサージ試験装置。
  8. 前記コンパレータは、前記電力信号が前記オペアンプの出力以上の場合、前記スイッチに前記コンデンサの一端と前記定電流回路の出力とを導通させるよう制御し、前記電力信号が前記オペアンプの出力未満の場合、前記スイッチに前記コンデンサの一端と前記定電流回路の出力とを非導通にさせるよう制御する
    請求項7に記載のサージ試験装置。
  9. 前記判定部は、前記電圧検出部が検出した検出電圧のピーク値を検出する電圧ピークホールド部と、前記電流検出部が検出した検出電流のピーク値を検出する電流ピークホールド部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記電力ピークホールド部が検出した電力のピーク値、前記電圧ピークホールド部が検出した検出電圧のピーク値及び前記電流ピークホールド部が検出した検出電流のピーク値に基づいて、前記検査対象素子に規定のサージ電圧が印加されたか否か判定する
    請求項6から8のいずれか一項に記載のサージ試験装置。
  10. 前記電圧検出部は、前記検査対象素子に係る電圧を、所定の分圧比で分圧して検出し、 前記判定部は、前記電圧検出部が分圧して検出した電圧と前記電流検出部が検出した検出電流に基づいて、前記検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否かを判定する
    請求項1から9のいずれか一項に記載のサージ試験装置。
  11. 前記電圧検出部は、前記電力信号生成部に接続された出力端子と、一端が前記第1の検査用端子に接続され、他端が前記出力端子に接続された第1の分圧抵抗と、
    一端が前記出力端子に接続され、他端が接地された第2の分圧抵抗と、
    一端が前記第1の分圧抵抗の一端に接続され、他端が前記第1の分圧抵抗の他端に接続された第1のコンデンサと、
    一端が前記第2の分圧抵抗の一端に接続され、他端が前記第2の分圧抵抗の他端に接続された第2のコンデンサと、
    を備え、
    前記第1の分圧抵抗の抵抗値に対する前記第2の分圧抵抗の抵抗値の比は、前記所定の分圧比である
    請求項10に記載のサージ試験装置。
  12. 前記第1の分圧抵抗の抵抗値と前記第1のコンデンサの容量との積が、前記第2の分圧抵抗の抵抗値と前記第2のコンデンサの容量との積と等しい
    請求項11に記載のサージ試験装置。
  13. 前記検査対象素子は、カソードが前記第1の検査用端子に接続され、アノードが前記第2の検査用端子に接続されたダイオードである
    請求項1から12のいずれか一項に記載のサージ試験装置。
  14. サージ電圧を印加するサージ電圧発生回路と、前記サージ電圧発生回路の出力に接続された第1の検査用端子と、接地された第2の検査用端子と、を備えるサージ試験装置が実行するサージ試験方法であって、
    電圧検出部が、前記第1の検査用端子と前記第2の検査用端子との間に逆バイアスとなるように接続されたアバランシェ特性を有する検査対象素子に前記サージ電圧発生回路が印加したサージ電圧を検出するステップと、
    電流検出部が、前記サージ電圧発生回路が前記サージ電圧を印加することで前記検査対象素子に流れるサージ電流を検出するステップと、
    判定部が、前記電圧検出部が検出した検出電圧と前記電流検出部が検出した検出電流に基づいて、前記検査対象素子に規定の電力以上の電力が印加されたか否かを判定するステップと、
    を有するサージ試験方法。
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