JP6229936B2 - 入力システム、入力装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、入力システム、入力装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、複数の電子ペンと、この電子ペン及び指によるタッチ操作が行われるタッチ面を備え、互いに並走する複数の送信電極および互いに並走する複数の受信電極格子状に配置されたパネル本体と、前記送信電極に対して駆動信号を印加する送信部と、
前記送信電極に印加する駆動信号に応じて前記受信電極から出力される応答信号を受信して電極交点ごとの検出データを出力する受信部と、前記受信部から出力される検出データに基づいてタッチ位置を検出する制御部と、を備え、前記送信部は、前記電子ペンと前記受信部との間でのペン識別信号の送受信を同期させるペン同期信号を前記送信電極に印加し、前記電子ペンは、タッチ操作時に前記送信電極のペン同期信号を検出するのに応じてペン識別信号を前記受信電極に送出し、前記制御部は、前記受信電極を介して前記受信部が受信したペン同期信号に基づいて、タッチ操作を行った指示物を判別することを特徴とするタッチパネルシステムが記載されている。
特許文献2には、画像を表示する表示装置と、前記表示装置の画面に画像を入力するための入力体と、前記入力体で入力した画像に関連する情報を取得する取得装置と、入力された画像と前記画像の関連情報を関連付けて管理する制御装置とを備え、
前記制御装置は、入力された画像を前記表示装置に表示させると共に、前記画像に対する操作があったときに、前記画像に関連する関連情報を報知することを特徴とする電子ボードシステムが記載されている。
特開2012−22543号公報 特開2009−53956号公報
本発明は、特定の入力用部材を用いての入力と他の入力とを区別することができる入力システム、入力装置及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、少なくとも2箇所以上の位置を同時に検知することができる検知部と、前記検知部により検知可能な少なくとも2つ以上の被検知部が予め定められた間隔で配置されている入力用部材と、前記検知部が2箇所以上の位置を検知した場合に、前記2箇所以上の位置を構成する各位置の間の距離を演算する演算手段と、前記演算手段によって演算された距離と前記予め定められた間隔とを比較して、入力が前記入力用部材によってなされたか否かを判別する判別手段と、を有し、前記判別手段は、前記演算手段によって演算された距離が前記予め定められた間隔以下である場合には入力が前記入力用部材によってなされたと判別し、前記演算手段によって演算された距離が前記予め定められた間隔よりも大きい場合に入力が前記入力用部材以外によってなされたと判別する入力システムである。
請求項に係る本発明は、前記判別手段は、前記検知部が1箇所の位置のみを検知した場合に、入力が前記入力用部材以外によってなされたと判別する請求項記載の入力システムである。
請求項に係る本発明は、前記少なくとも2つ以上の被検知部は、それぞれが凸部からなる請求項1又は2記載の入力システムである。
請求項に係る本発明は、前記少なくとも2つ以上の被検知部は、それぞれが周囲とは導電性が異なる請求項1乃至いずれか記載の入力システムである。
請求項に係る本発明は、前記入力用部材は、把持部を有し、前記把持部は太さの最大値が15mm以下であって、前記少なくとも2つ以上の被検知部は5mm以下の間隔で配置されている請求項1乃至いずれか記載の入力システムである。
請求項に係る本発明は、画面を表示する表示部をさらに有する請求項1乃至いずれか記載の入力システムである。
請求項に係る本発明は、少なくとも2箇所以上の位置を同時に検知することができる検知部と、前記検知部が2箇所以上の位置を検知した場合に、前記2箇所以上の位置を構成する各位置の間の距離を演算する演算手段と、前記演算手段によって演算された距離と、入力用部材に配置されている前記検知部により検知可能な少なくとも2つ以上の被検知部の予め定められた間隔とを比較して、入力が前記入力用部材によってなされたか否かを判別する判別手段と、を有し、前記判別手段は、前記演算手段によって演算された距離が前記予め定められた間隔以下である場合には入力が前記入力用部材によってなされたと判別し、前記演算手段によって演算された距離が前記予め定められた間隔よりも大きい場合に入力が前記入力用部材以外によってなされたと判別する入力装置である。
請求項に係る本発明は、画面を表示する表示部をさらに有する請求項記載の入力装置である。
請求項に係る本発明は、少なくとも2箇所以上の位置を同時に検知することができる検知部が2箇所以上の位置を検知した場合に、前記2箇所以上の位置を構成する各位置の間の距離を演算させる演算ステップと、前記演算ステップによって演算された距離と、入力用部材に配置されている前記検知部により検知可能な少なくとも2つ以上の被検知部の予め定められた間隔とを比較して、入力が前記入力用部材によってなされたか否かを判別させる判別ステップと、をコンピュータに実行させ、前記判別ステップにおいて、前記演算ステップにおいて演算された距離が前記予め定められた間隔以下である場合には入力が前記入力用部材によってなされたと判別させ、前記演算ステップにおいて演算された距離が前記予め定められた間隔よりも大きい場合に入力が前記入力用部材以外によってなされたと判別させるプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、特定の入力用部材を用いての入力と他の入力とを区別することができる入力システムを提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、特定の入力用部材を用いての入力と他の入力とを区別することができる入力システムを提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、操作者が特定の入力用部材を識別しやすい入力システムを提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、特定の入力用部材を用いての入力と他の入力とを区別することができる入力システムを提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、操作性の低下を抑制させることができる入力システムを提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、入力の結果を表示することができる入力システムを提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、特定の入力用部材を用いての入力と他の入力とを区別することができる入力装置を提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、入力の結果を表示することができる入力装置を提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、特定の入力用部材を用いての入力と他の入力とを区別することができるプログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る入力システムを示す図である。 図1に示す入力システムが有する入力装置を示し、図1におけるA−A面における断面を示す図である。 図2に示す入力装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す入力システムが有する入力用部材を示し、(a)は入力用部材を正面から示す図であり、(b)は(a)における矢印B−B方向から入力用部材を示す図である。 図1に示す入力システムにおいて、入力用部材により入力がなされる際における入力用部材と検知部との接触状態を説明する図である。 図2に示す入力装置に入力がなされる状態を示す第1の図であり、(a)は一般の入力用部材により入力がなされる状態を示す図であり、(b)は1本の指を用いて入力がなされる状態を示す図であり、(c)は2本の指を用いて入力がなされる状態を示す図であり、(d)は一般の入力用部材と1本の指とを用いて入力がなされる状態を示す図である。 図2に示す入力装置に入力がなされる状態を示す第2の図であり、(e)は特定の入力用部材により入力がなされる状態を示す図であり、(f)は特定の入力用部材と1本の指とを用いて入力がなされる状態を示す図である。 図1に示す入力システムの動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る入力システムを示す図である。 入力用部材の変形例を示し、(a)は入力用部材の変形例を正面から示す図であり、(b)は(a)における矢印D−D方向から入力用部材の変形例を示す図である。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の第1の実施形態に係る入力システム10が示されている。入力システム10は、入力装置として用いられている携帯型タブレット装置100と、入力用部材として用いられているペン300とを有する。ペン300は、スタイラスと称されることがある。
図2には、携帯型タブレット装置100が示されている。携帯型タブレット装置100は、タブレット装置本体112を有する。タブレット装置本体112の上向きの面には装着用開口部114形成されていて、装着用開口部114に嵌め込むようにして、画面を表示する表示部として用いられている液晶表示装置120が装着されている。また、携帯型タブレット装置100は、タッチパネル130を有する。
タッチパネル130は、検知部として用いられているとともに、データを入力するための入力部として用いられていて、液晶表示装置120に重なるように液晶表示装置120の下側に配置されている。利用中のアプリケーションを操作するためのアイコン等が液晶表示装置120に表示され、タッチパネル130のこれらのアイコンに重なる位置を操作者が操作することのより、アプリケーションを操作するための入力がなされる。より具体的には、タッチパネル130の表示されているアイコンに重なる位置を操作者が例えば操作者自身の指やペン300(図1を参照)で触れると、タッチパネル130が指やペン300の位置を検知する。
タッチパネル130は、少なくとも2箇所以上の複数箇所を同時に検知することができる。例えば、ペン300等の2本のペンが同時にタッチパネル130に接触した場合、タッチパネル130は2本のペンの位置をそれぞれ独立して検知することができる。また、例えば、ペン300等の1本のペンと1本の指とがタッチパネル130に接触した場合、タッチパネル130は、1本のペンと1本の指との位置をそれぞれ独自に検知することができる。また、例えば、2本の指がタッチパネル130に接触した場合、タッチパネル130は、2本の指の位置を同時に検知することができる。このように、複数の位置を同時に検知することができるタッチパネルは、一般にマルチタッチ対応タイプのタッチパネルと称されている。
また、タッチパネル130は、同時に検知することができる複数の位置の間の最小距離が、後述する凸部322(図4を参照)であって互いに隣接するもの同士の予め定められた間隔d(図4を参照)よりも短くなっている。
タッチパネル130としては、例えばペンや指等が接触等することによる静電容量の変化を捉えて、ペンや指等の位置を検出する静電容量方式のタッチパネルを用いることができる。タッチパネル130として静電容量方式のタッチパネルを用いた場合、例えばペン300等が接触することによる静電容量の変化により位置を検出することに替えて又は静電容量の変化により位置を検出することと併せて、ペン300や指等が接近することによる静電容量の変化を捉えて、位置を検出するようにしてもよい。また、タッチパネル130として、静電容量方式のタッチパネルを用いることに替えて、少なくとも2箇所以上の複数箇所を同時に検知することができる他の方式のタッチパネルを用いても良い。
また、携帯型タブレット装置100は、電源スイッチ140を有する。電源スイッチ140は、携帯型タブレット装置100の電源をオンにし、オフにするために用いられ、タブレット装置本体112の例えば上向きの面から操作することができるようにタブレット装置本体112に取り付けられている。
また、携帯型タブレット装置100は、CCDカメラ150を有する。CCDカメラ150は、撮影装置として用いられていて、タブレット装置本体112の例えば上向きの面に装着さていて、タブレット装置本体112に形成された撮影用開口部116を介して、タブレット装置本体112外側を撮影することができるようになっている。
また、携帯型タブレット装置100は、電装基板200を有する。電装基板200は、例えば液晶表示装置120の下側に配置されていて、後述するシステムコントローラ210(図3を参照)、メモリ220(図3を参照)、制御部230(図3を参照)等が装着されている。
図3は、携帯型タブレット装置100の制御部の構成を示すブロック図である。図3に示すように、携帯型タブレット装置100は、システムコントローラ210、メモリ220及び制御部230を有する。
システムコントローラ210は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)を有し、予め定められた制御プログラムを実行することにより携帯型タブレット装置100全体の動作を制御する。
メモリ220は、RAM(Random Access Memory)とROM(Read Only Memory)とを有し、さらには例えばフラッシュメモリからなる二次記憶部を有する。RAMは各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられ、例えば揮発性の記憶素子を用いることができる。ROMは、各種プログラム、各種パラメータ、各種テーブル情報等を予め記憶しておくために用いられている。二次記憶部は、電源スイッチ140が切られても保持しなければならない各種情報を記憶するために用いられていて、例えば不揮発性の記憶媒体を用いることができる。
制御部230は、システムコントローラ210と同様にCPUを有し、液晶表示装置120、タッチパネル130、電源スイッチ140、CCDカメラ150が接続されている。そして、制御部230には、CCDカメラ150、電源スイッチ140及びタッチパネル130からの入力がなされ、制御部230によりCCDカメラ150、液晶表示装置120及びタッチパネル130が制御される。
より具体的には、制御部230は、システムコントローラ210からの指示により、メモリ220から読み出したプログラム、パラメータ、テーブル情報等に基づいて、タッチパネル130に対する操作者による操作の把握をしたり、例えば画像、文字、図柄、記号等のメモリ220から読み出した情報を液晶表示装置120に表示をさせたり、タッチパネル130に対するユーザの操作に応じて、画像、文字、図柄、記号等の情報を液晶表示装置120へ表示させたりする。
また、制御部230は、タッチパネル130が2箇所以上の位置を検知した場合に、これら2箇所以上の位置を構成する各位置の間の距離を演算することができ、タッチパネル130が2箇所以上の位置を検知した場合に、これら2箇所以上の各位置を構成する各位置の間の距離を演算する演算手段として用いられている。また、制御部230は、タッチパネル130によって検知された2箇所以上位置を構成する各位置の間の距離と、後述する凸部322(図4を参照)であって互いに隣接するもの同士の予め定められた間隔d(図4を参照)とを比較して、入力がペン300によってなされたものであるのか否かを判別することができ、タッチパネル130によって検知された2箇所以上の位置を構成する各位置の間の距離と間隔dとを比較して、ペン300による入力がなされた否かを判別する判別手段として用いられている。
また、制御部230は、タッチパネル130によって検知された2箇所以上位置を構成する各位置の間の距離が、凸部322であって互いに隣接するもの同士の予め定められた間隔d以下である場合にペン300による入力がなされたと判別し、タッチパネル130によって検知された2箇所以上位置を構成する各位置の間の距離が、少なくとも2つ以上の凸部322であって互いに隣接するもの同士の予め定められた間隔dよりも大きい場合にペン300以外による入力がなされたと判別する判別手段として用いられている。
さらには、制御部230は、タッチパネル130が1箇所の位置のみを検知した場合に、ペン300以外による入力がなされたと判別することができ、タッチパネル130が1箇所の位置のみを検知した場合にペン300以外による入力がなされたと判別する判別手段として用いられている。
図4には、ペン300が示されている。ペン300は、操作者が把持する部分である把持部310を有する。把持部310は、略円柱形状であって、最も太い部分の太さ(直径)Dが15mm以下となっている。また、把持部310の一端部側は、端部に近づくにつれて直径が小さくなるテーパ形状となっている。また、ペン300は、複数の凸部形成部材320と、これらの凸部形成部材320を支持する支持部材330とを有する。なお、図4(a)において斜線で示される領域はペン300の断面形状を表している。
支持部材330は、例えば略半球形状であって、把持部310のテーパが形成された側の端部に装着されている。また、凸部形成部材320は、例えば略球形であって、例えば半分の部分が支持部材330に埋め込まれるようにして支持部材330に支持され、支持部材330に固定されている。そして、凸部形成部材320の支持部材340から突出した部分が凸部322を形成する。凸部322は、タッチパネル130により検知可能な被検知部として用いられている。
凸部322が予め定められた均一な間隔dで形成されるように、凸部形成部材320は、支持部材330に対して均一に埋め込まれている。ここで、間隔dとは、互いに隣り合う凸部322の各頂点間の距離とする。間隔dは5mm以下であることが望ましく、この実施形態においては4mmに定められている。凸部形成部材320は、周囲とは導電性が異なる材料、即ち少なくとも支持部材330とは導電率が異なる材料から形成されていてもよいし、支持部材330と導電率が同じ材料から形成されていてもよい。ここで、凸部形成部材320を支持部材330と導電率が等しい材料から形成する場合、凸部形成部材320と支持部材330とを別体として形成することに替えて、凸部形成部材320と支持部材330とを一体として形成してもよい。凸部形成部材320と支持部材330とを一体に形成する具体的な方法としては、例えば、形成しようとする形状の反対形状を有する型(不図示)に、凸部322と支持部材330とを形成する材料である例えばゴム等を押し付け、上述の反対形状をゴム等の材料に転写するとの方法を用いることができる。凸部322がタッチパネル130(図2を参照)に接触又は接近することによる静電容量の変化をタッチパネル130が捉えることにより、タッチパネル130による検知が可能となっている。
ペン300は、複数の凸部322を有するため、例えば後述するペン400(図6(a)を参照)等の他のペンと容易に識別することができる。また、ペン300は、把持部310の太さの最大部Dが15mm以下であるので、把持しやすく操作しやすい。また、ペン300は、凸部322が5mm以下の間隔で配置されているため、5mmよりも大きい間隔で凸部322が形成されていた場合と比較して、タッチパネル130への入力の精度を向上させることができる。
図5には、ペン300によりタッチパネル130に入力がなされ際におけるペン300とタッチパネル130との接触状態が示されている。図5に示されているように、ペン300により入力がされる場合は、必ず2箇所以上の凸部322がタッチパネル130に接触する。このため、ペン300により入力がなされる場合は、必ず2箇所以上の位置がタッチパネル130によって同時に検知される。
支持部材330は、先述のように半円形状であって、端部へ向けて細くなるテーパ形状の把持部310の端部に装着されている。このため、図5の矢印Cに示す方向へとペン300をタッチパネル130に対して傾けて接触させたとしても、複数の凸部322がタッチパネル130に接触した状態となる。このため、操作者が文字等を入力する場合に、ペン300を傾けた状態としてペン300をタッチパネル130に接触させた場合であっても、複数の凸部322がタッチパネル130に接触した状態となる。なお、図5のにおいて斜線で示される領域はペン300の断面形状を表している。
図6及び図7には、携帯型タブレット装置100のタッチパネル130に対して入力がなされる様々な形態が示されている。図6(a)には、これまでに説明をしたペン300とは異なるペン400を用いてタッチパネル130に入力がなされている状態が示されている。ペン300を用いて入力がなされる場合、少なくとも2つ以上の凸部322がタッチパネル130に接触し、タッチパネル130に接触する少なくとも2箇所以上の凸部322がタッチパネル130によって同時に検知された(図5参照)。これに対して、ペン400は、被検知部として用いられている凸部422を1つしか有せず、タッチパネル130に対して入力がなされる場合、1個の凸部422だけがタッチパネル130に接触し、凸部422が接触する1箇所の場所だけがタッチパネル130によって検知される。
また、ペン300においては、凸部322は、凸部形成部材320が支持部材330を介して把持部310に装着されることで形成されたり、支持部材330と同じ材料で一体として形成されたりしたことに対して、ペン400においては、凸部形成部材420が直接に把持部410に装着されることによって凸部422が形成されている。
図6(b)には、1本の指を用いてタッチパネル130に入力がなされる状態が示されている。このように1本の指で入力がなされる場合、指が接触する1箇所の位置だけがタッチパネル130によって検知される。
図6(c)には、2本の指を用いてタッチパネル130に入力がなされる状態が示されている。このように2本の指で入力がなされる場合、指が接触する2箇所の位置が同時にタッチパネル130によって検知される。
図6(d)には、ペン400と1本の指とを用いてタッチパネル130に入力がなされる状態が示されている。このようにペン400と指1本とを用いてタッチパネル130に入力がなされる場合、凸部422が接触する位置と1本の指が接触する位置との2箇所が同時にタッチパネル130によって検知される。
図7(e)には、ペン300を用いてタッチパネル130に入力がなされる状態が示されている。この場合、先述のように2つ以上の凸部322がタッチパネル130に接触するため、凸部322がタッチパネル130に接触する2箇所以上の位置がタッチパネル130によって同時に検知される。
図7(f)には、ペン300と1本の指とを用いてタッチパネル130に入力がなされる状態が示されている。この場合、凸部322がタッチパネル130に接触する2箇所以上の位置と、1本の指がタッチパネル130に接触する1つの位置とを合計した少なくとも3箇所以上の位置がタッチパネル130により同時に検知される。
図8には、入力システム10の動作が説明されている。より具体的には、タッチパネル130への入力に用いられた入力用部材がペン300であるか否かを判別する動作が説明されている。この動作は、メモリ220の例えばROMに記憶されたプログラムに基づいて、主として制御部230によりなされる。以下の説明において、マルチタッチとはタッチパネル130に複数の被検知部(凸部322、凸部422、指等)が接触することを指し、シングルタッチとはタッチパネル130に単一の被接触部が接触することを指す。
図8に示すように、一連の制御が開始されると、ステップS10において、制御部230は、タッチパネル130に対してマルチタッチがなされたか否かに基づいて、マルチタッチがなされた場合にはステップS20に進み、マルチタッチではない場合は、ペン300以外によるシングルタッチがなされたと判別する。先に説明をした入力の形態を例として説明をすると、図6(c)、図6(d)、図7(e)及び図7(f)のそれぞれの場合はステップS20に進み、図6(a)、図6(b)の各場合においてはペン300以外によるシングルタッチがなされたと制御部230が判別する。
ステップS20において、制御部230は、複数の被検知部(凸部322、凸部422、指等)の間の距離を演算するとともに、演算された距離の中に間隔d以下のものがあるか否か、すなわち演算された距離の中に4mm以下のものがあるか否かに基づいて、演算された距離の中に間隔d以下のものがある場合にペン300を用いた入力がなされたと判別し、演算された距離の中に間隔d以下のものがない場合に、ペン300を用いないマルチタッチがなされたと判別する。先に説明をした入力の形態を例として説明をすると、図7(e)、図7(f)の各場合においてはペン300を用いた入力がなされたと判別し、図6(c)、図6(d)の各場合においてはペン300を用いないマルチタッチがなされたと判別する。
入力システム10においては、複数の操作者によって入力システム10の操作がなされる場合に、特定の操作者が專らペン300を用いて操作をし、他の操作者がペン400等を用いて操作をすることにより、特定の操作者による入力であるのか他の操作者による入力であるかを判別することができるようになる。例えば、入力システム10に対して、医師とMR(medical representative、医薬情報担当者)とによる操作がなされる場合、MRが專らペン300を用いて操作をし、医師が例えばペン400等のペン300以外を用いて操作をすることで、MRによる操作を医師による操作とを判別することができるようになる。
図9には、本発明の第2の実施形態に係る入力システム10が示されている。先述の第1の実施形態に係る入力システム10においては、入力装置として携帯型タブレット装置100が用いられ、携帯型タブレット装置100は、表示装置として用いられている液晶表示装置120を有していた。これに対して、この第2の実施形態に係る入力システム10は、携帯型タブレット装置100に替えてグラフィックタブレット装置500を入力装置として有している。グラフィックタブレット装置500は、液晶表示装置120に相当するような表示装置は有せず、例えばパーソナルコンピュータ等に接続して用いられ、パーソナルコンピュータ等への入力に用いられる。また、この場合、パーソナルコンピュータ等が表示装置を有していたり、パーソナルコンピュータ等に表示装置が接続されていたりすることが一般的である。
図10には、ペン300の変形例が示されている。先述の本発明の実施形態に係るペン300は、被検知部として用いられている複数の凸部322を有していた。これに対して、この変形例に係るペン300は、凸部322に替えて、被検知部として用いられている複数の被検知面342を有している。これらの複数の被検知面342は、支持部材330にから突出しておらず、支持部材330とともに例えば1つの半球面を形成している。
被検知面342は、被検知面形成部材340が支持部材330に埋め込まれるようにして形成されている。被検知面形成部材340は、少なくとも支持部材330とは導電率が異なる材料から形成されていて、タッチパネル130に接触又は接近することによる静電容量の変化をタッチパネル130が捉えることにより、タッチパネル130による検知が可能となっている。
また、先述の本発明の実施形態に係るペン300においては、複数の凸部322の予め定められた間隔dは、互いに隣り合う凸部322の各頂点間の距離とされていた。これに対して、この変形例に係るペン300においては互いに隣り合う被検知面342の最短距離が、複数の被検知面342の予め定められた間隔dとされている。この変形例においても、間隔dは5mm以下であることが望ましく、この実施形態においては間隔dが4mmに定められている。
この変形例に係るペン300は、被検知面形成部材340が凸部形成部材320と比較して外部からの力を受けにくく、被検知面形成部材340が凸部形成部材320と比較して支持部材330から離間しにくい。このため、この変形例に係るペン300は、先述の本発明の実施形態に係るペン300よりも破損が生じにくい。この変形例に係るペン300は、先述の第1の実施形態に係る入力システム10と先述の第2の実施携形態に係る入力システム10との双方に用いることができる。なお、図10(a)において斜線で示される領域はペン300の断面形状を表している。
以上述べたように、本発明は、入力システム、入力装置、入力用部材及びプログラムに適用することができる。
10・・・入力システム
100・・携帯型タブレット装置
120・・・液晶表示装置
130・・・タッチパネル
210・・・システムコントローラ
220・・・メモリ
230・・・制御部
300・・・ペン
310・・・把持部
322・・・凸部
342・・・被検知面
500・・グラフィックタブレット装置

Claims (9)

  1. 少なくとも2箇所以上の位置を同時に検知することができる検知部と、
    前記検知部により検知可能な少なくとも2つ以上の被検知部が予め定められた間隔で配置されている入力用部材と、
    前記検知部が2箇所以上の位置を検知した場合に、前記2箇所以上の位置を構成する各位置の間の距離を演算する演算手段と、
    前記演算手段によって演算された距離と前記予め定められた間隔とを比較して、入力が前記入力用部材によってなされたか否かを判別する判別手段と、
    を有し、
    前記判別手段は、
    前記演算手段によって演算された距離が前記予め定められた間隔以下である場合には入力が前記入力用部材によってなされたと判別し、
    前記演算手段によって演算された距離が前記予め定められた間隔よりも大きい場合に入力が前記入力用部材以外によってなされたと判別する
    入力システム。
  2. 前記判別手段は、前記検知部が1箇所の位置のみを検知した場合に、入力が前記入力用部材以外によってなされたと判別する請求項1記載の入力システム。
  3. 前記少なくとも2つ以上の被検知部は、それぞれが凸部からなる請求項1又は2記載の入力システム。
  4. 前記少なくとも2つ以上の被検知部は、それぞれが周囲とは導電性が異なる請求項1乃至3いずれか記載の入力システム。
  5. 前記入力用部材は、把持部を有し、
    前記把持部は太さの最大値が15mm以下であって、前記少なくとも2つ以上の被検知部は5mm以下の間隔で配置されている請求項1乃至4いずれか記載の入力システム。
  6. 画面を表示する表示部をさらに有する請求項1乃至5いずれか記載の入力システム。
  7. 少なくとも2箇所以上の位置を同時に検知することができる検知部と、
    前記検知部が2箇所以上の位置を検知した場合に、前記2箇所以上の位置を構成する各位置の間の距離を演算する演算手段と、
    前記演算手段によって演算された距離と、入力用部材に配置されている前記検知部により検知可能な少なくとも2つ以上の被検知部の予め定められた間隔とを比較して、入力が前記入力用部材によってなされたか否かを判別する判別手段と、
    を有し、
    前記判別手段は、
    前記演算手段によって演算された距離が前記予め定められた間隔以下である場合には入力が前記入力用部材によってなされたと判別し、
    前記演算手段によって演算された距離が前記予め定められた間隔よりも大きい場合に入力が前記入力用部材以外によってなされたと判別する
    入力装置。
  8. 画面を表示する表示部をさらに有する請求項7記載の入力装置。
  9. 少なくとも2箇所以上の位置を同時に検知することができる検知部が2箇所以上の位置を検知した場合に、前記2箇所以上の位置を構成する各位置の間の距離を演算させる演算ステップと、
    前記演算ステップによって演算された距離と、入力用部材に配置されている前記検知部により検知可能な少なくとも2つ以上の被検知部の予め定められた間隔とを比較して、入力が前記入力用部材によってなされたか否かを判別させる判別ステップと、
    をコンピュータに実行させ、
    前記判別ステップにおいて、
    前記演算ステップにおいて演算された距離が前記予め定められた間隔以下である場合には入力が前記入力用部材によってなされたと判別させ、
    前記演算ステップにおいて演算された距離が前記予め定められた間隔よりも大きい場合に入力が前記入力用部材以外によってなされたと判別させる
    プログラム。
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