JP6229318B2 - 通信システム、通信制御方法、及び、伝送装置 - Google Patents

通信システム、通信制御方法、及び、伝送装置 Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、通信制御方法、及び、伝送装置に関する。
近年、ITU−T(International Telecommunication Union - Telecommunication sector)及びIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)によって、OTN(Optical Transport Network)の標準化が進められている。
OTNは、波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing)技術を適用した光ネットワークにおいて、種類の異なるクライアント信号をトランスペアレントに伝送できる。
OTNにおいて、障害に対する信頼性が高く、ネットワークリソースを有効に利用できる方法として、シェアード・リストレーション方式がある(例えば、下記特許文献1参照)。
シェアード・リストレーション方式では、前もって現用(ワーキング)パスとは完全に異なる経路に収容される予備(プロテクション)パスの帯域を確保するとともに、複数の現用パスで1つの予備パスの帯域を共有する。現用パスにおいて障害が発生した場合、APS(Automatic Protection Switching)信号等の制御信号を予備パスに流すことで、予備パスの物理的な接続を確保し、現用パスから予備パスへ切り替える。
国際公開第WO2004/075494号
シェアード・リストレーション方式におけるネットワーク構成例を図37に例示する。図37に示すネットワークは、例示的に、通信ノード#1〜#11を備えており、これらの通信ノード#1〜#11が例えばメッシュ状に接続される。
通信ノード#1、通信ノード#2、通信ノード#3及び通信ノード#4を経由する経路には、現用パスAが設定されている。また、通信ノード#8、通信ノード#10、通信ノード#11及び通信ノード#9を経由する経路には、現用パスBが設定されている。現用パスA及び現用パスBのそれぞれは、物理的な接続設定が該当する通信ノード#j(j=1〜11のいずれか)において確保されている。
一方、通信ノード#1、通信ノード#5、通信ノード#6、通信ノード#7及び通信ノード#4を経由する経路には、現用パスAに対する予備パスAが設定されている。また、通信ノード#8、通信ノード#5、通信ノード#6、通信ノード#7及び通信ノード#9を経由する経路には、現用パスBに対する予備パスBが設定されている。
予備パスA及び予備パスBについての物理的な接続設定は該当する通信ノード#jにおいて確保されておらず、帯域が予約されている状態である。また、通信ノード#5〜通信ノード#7間では、予備パスA及び予備パスBの予約帯域は現用パスA及び現用パスBに共有される。
現用パスA(又は現用パスB)に障害が発生した場合、現用パスA(又は現用パスB)を流れていた信号(トラフィック)が、予備パスA(又は予備パスB)を流れるようにパス切替が実施される。
ここで、上記特許文献1には、シェアード・リストレーション方式において、パスを高速に切り替える方法が記載されている。図38は障害発生前のネットワーク構成例を示し、図39は単一障害発生時のネットワーク構成例を示す。
図38に例示するように、障害発生前に、予備パスAが経由する経路における各通信ノード#1、#5、#6、#7及び#4において物理的な接続設定を確保しておく。一方、予備パスBが経由する経路における各通信ノード#8、#5、#6、#7及び#9においては物理的な接続設定は確保せず、予備パス帯域を予約する。
そして、図39に例示するように、現用パスA(例えば通信ノード#2及び#3間)に障害が発生したとする。この場合、予備パスAの始点ノード及び終点ノードである通信ノード#1及び#4間で物理的接続性が確保されているから、終点ノード#4においてAPS切替処理を実施すれば、現用パスAから予備パスAへの高速なパス切替が可能になる。
しかし、現用パスBに障害が発生した場合には、予備パスBについて物理的な接続設定が確保されていない。そのため、APS信号等の制御信号を通信ノード#8から通信ノード#5〜#7を経由して通信ノード#9に流して、予備パスBの物理的な接続設定を確保してから、現用パスBから予備パスBへ切り替える必要がある。
このように、シェアード・リストレーション方式において、前もって予備パスに物理的な接続性を確保できる現用パスは、予備パスを共有している複数の現用パスのうち1本のみである。そのため、前もって予備パスに物理的な接続性を確保していない現用パスに障害が発生した場合は、障害発生を検出してから制御信号を流す必要があり、現用パスを予備パスに高速に切り替えることができない。
本発明の目的の1つは、現用パスを予備パスに高速に切り替えることを可能にすることにある。
本発明の通信システムの一態様は、第1の現用パスの始点ノード及び終点ノードと、第2の現用パスの始点ノード及び終点ノードと、前記第1及び第2の現用パスに共通の予備パスである共通パスの始点ノード及び終点ノードと、を備え、前記第1及び第2の現用パスの始点ノードのそれぞれは、前記第1及び第2の現用パスに障害が発生していない場合に、前記共通パスの始点ノードへダミー信号を送信し、前記共通パスの始点ノードは、前記第1及び第2の現用パスの各始点ノードから受信される前記ダミー信号のいずれか一方を選択して前記共通パスの終点ノードに転送し、前記共通パスの終点ノードは、前記選択されたダミー信号を、前記第1及び第2の現用パスの各終点ノードのそれぞれに送信する。
現用パスを予備パスに高速に切り替えることが可能になる。
一実施形態に係る通信ネットワークの構成例を示す図である。 図1に例示する通信ノードのハードウェア構成例を示す図である。 図1に例示する通信ノードの機能ブロック図である。 ITU−Tの勧告G.709に準拠したODUkフレームのフォーマット例を示す図である。 図1に例示する通信ノード#1でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図1に例示する通信ノード#8でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図1に例示する通信ノード#5でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図1に例示する通信ノード#7でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図1に例示する通信ノード#4でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図1に例示する通信ノード#9でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図1に例示するネットワーク構成において現用パスの1つに障害が発生した場合(単一障害発生時)のパス切替制御の一例を説明するネットワーク構成図である。 図11に例示する通信ノード#1でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図11に例示する通信ノード#8でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図11に例示する通信ノード#5でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図11に例示する通信ノード#7でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図11に例示する通信ノード#4でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図11に例示する通信ノード#9でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図11に例示する通信ノード#1の動作例を説明するフローチャートである。 図11に例示する通信ノード#5の動作例を説明するフローチャートである。 図11に例示する通信ノード#4の動作例を説明するフローチャートである。 図11に例示する通信ノード#9の動作例を説明するフローチャートである。 図1に例示するネットワーク構成例において複数の現用パスに障害が発生した場合(多重障害発生時)のパス切替制御の一例を説明するネットワーク構成図である。 図22に例示する通信ノード#1でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図22に例示する通信ノード#8でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図22に例示する通信ノード#5でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図22に例示する通信ノード#7でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図22に例示する通信ノード#4でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図22に例示する通信ノード#9でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図22に例示する通信ノード#5の動作例を説明するフローチャートである。 図22に例示するネットワーク構成において1つの現用パスの障害が解除された場合のパス切替制御の一例を説明するネットワーク構成図である。 図30に例示する通信ノード#1でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図30に例示する通信ノード#8でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図30に例示する通信ノード#5でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図30に例示する通信ノード#7でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図30に例示する通信ノード#4でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 図30に例示する通信ノード#9でのクロスコネクト設定を模式的に例示する図である。 シェアード・リストレーション方式におけるネットワーク構成例を示す図である。 障害発生前のネットワーク構成例を示す図である。 図38において単一障害発生時のネットワーク構成例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一符号を付した部分は、特に断らない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
図1は、一実施形態に係る通信ネットワークの構成例を示す図である。図1に示す通信ネットワークは、例示的に、伝送装置の一例としての複数の通信ノード#1〜#11を備える。通信ノード#1〜#11は、例示的に、メッシュ状に接続されて、メッシュネットワークを成す。
通信ノード#1は、現用パスA及び当該現用パスAに対する予備パスAの始点ノードである。現用パスAは、第1の現用パスの一例であり、始点ノード#1から通信ノード#2及び通信ノード#3を経由して通信ノード#4に到達するよう設定されている。すなわち、各通信ノード#1、#2、#3及び#4において現用パスAについて物理的な接続設定(クロスコネクト設定等)がなされている。
通信ノード#8は、現用パスB及び当該現用パスBに対する予備パスBの始点ノードである。現用パスBは、第2の現用パスの一例であり、始点ノード#8から通信ノード#10及び通信ノード#11を経由して通信ノード#9に到達するよう設定されている。すなわち、各通信ノード#8、#10、#11及び#9において現用パスBについて物理的な接続設定(クロスコネクト設定等)がなされている。
予備パスAは、例示的に、現用パスAの始点ノード#1から通信ノード#5、#6及び#7を経由して現用パスAの終点ノードである通信ノード#4に到達するよう設定されている。すなわち、予備パスAには物理的な接続が確保されており、予備パスAを通じて信号を伝送することが可能である。
ただし、通常運用時において、始点ノード#1では、予備パスAについて物理的な接続設定はなされておらず(点線参照)、予備パスAについての帯域予約がなされている。始点ノード#1は、現用パスAに障害が生じた場合に、現用パスAについての物理的な接続設定を解除し、予備パスAについて予約しておいた帯域で物理的な接続設定を行なう。これにより、現用パスAへ伝送していた信号を予備パスA(通信ノード#5)に伝送することが可能となる。
同様に、予備パスBは、現用パスBの始点ノード#8から通信ノード#5、#6及び#7を経由して現用パスBの終点ノードである通信ノード#9に到達するよう設定されている。すなわち、予備パスBには物理的な接続が確保されており、予備パスBを通じて信号伝送することが可能である。
ただし、通常運用時において、始点ノード#8では、予備パスBについて物理的な接続設定はなされておらず(点線参照)、予備パスBについての帯域予約がなされている。始点ノード#8は、現用パスBに障害が生じた場合に、現用パスBについての物理的な接続設定を解除し、予備パスBについて予約しておいた帯域で物理的な接続設定を行なう。これにより、現用パスBへ伝送していた信号を予備パスB(通信ノード#5)に伝送することが可能となる。
予備パスA及び予備パスBは、一部の区間、例えば通信ノード#5と通信ノード#7との間において共通である。別言すると、通信ノード#5は、現用パスA及びBに共通の予備パスである共通パスCの始点ノードに相当する。また、通信ノード#7は、共通パスCの終点ノードに相当する。共通パスCには、物理的な接続設定がなされている。
すなわち、共通パスCの始点ノードである通信ノード#5と共通パスの中間ノードである通信ノード#6との間には、共通パスCを通じて信号が疎通するよう物理的な接続設定がなされている。同様に、共通パスCの中間ノード#6と共通パスCの終点ノードである通信ノード#7との間には、共通パスCを通じて信号が疎通するよう物理的な接続設定がなされている。
共通パスCの始点ノード#5は、複数の予備パスA及びBを通じてそれぞれ受信される信号の一方を共通パスCへ送信する。別言すると、共通パスCの始点ノード#5は、予備パスA及びBのいずれか一方を共通パスCに接続する。したがって、共通パスCには、予備パスAの信号及び予備パスBの信号の一方が通信ノード#7に向けて伝送される。
共通パスCの終点ノード#7には、現用パスAの終点ノード#4及び現用パスBの終点ノード#9のそれぞれに対して物理的な接続設定がなされている。すなわち、共通パスCの終点ノード#7は、各終点ノード#4及び#9のそれぞれに信号を送信できる状態にある。その際、共通パスCの終点ノード#7は、共通パスを通じて受信した信号を複製(コピー)して同じ信号を各終点ノード#4及び#9に伝送することができる。
現用パスAの終点ノード#4は、現用パスA(通信ノード#3)からの信号と、共通パスC(終点ノード#7)を経由した予備パスAからの信号とを受信し、受信した信号のいずれか一方を出力する。同様に、現用パスBの終点ノード#9は、現用パスB(通信ノード#11)からの信号と、共通パスC(通信ノード#7)を経由した予備パスBからの信号とを受信し、受信した信号のいずれか一方を出力する。
なお、図1では、現用パスAが経由する通信ノード(中間ノード)として通信ノード#2及び#3の2台を例示しているが、中間ノードは3台以上の場合もあるし存在しない場合もある。同様に、現用パスBについても、中間ノードは3台以上の場合もあるし存在しない場合もある。また、図1では、共通パスCが経由する通信ノード(中間ノード)として通信ノード#6の1台を例示しているが、共通パスCについての中間ノードは、2台以上の場合もあるし存在しない場合もある。
上述のネットワーク構成において、通常運用時には、通信ノード#1は、受信したユーザ信号(ユーザトラフィック)を現用パスAへ伝送し、通信ノード#8は、受信したユーザトラフィックを現用パスBへ伝送する。ユーザトラフィックは、クライアント信号の一例であり、例示的に、OTNフレームにマッピングされたODUk(k=0,1,2,3,4等)である。
その一方で、通信ノード#1は、予備パスAへアラーム信号を伝送し、通信ノード#8は、予備パスBへアラーム信号を伝送する。アラーム信号は、ダミー信号の一例であり、例示的に、ユーザトラフィックが未接続状態であることを示すOCI−ODUk(Open Connection Indication - ODUk)アラームである。
したがって、通常運用時において、通信ノード#5は、現用パスA及びBの各始点ノード#1及び#8からそれぞれアラーム信号(例示的にOCI−ODUkアラーム)を受信することになる。通信ノード#5は、受信した各アラーム信号のいずれか一方を所定の優先度に従って選択して共通パスCへ伝送する。図1の例では、通信ノード#5は、予備パスAを通じて受信したOCI−ODUkアラームを選択し、当該OCI−ODUkアラームを共通パスCへ伝送する。
OCI−ODUkアラームは、共通パスCを通じて通信ノード#6及び#7の順に伝送される。共通パスCの終点ノード#7は、共通パスCを通じて受信したOCI−ODUkアラームを複製して現用パスA及びBの終点ノード#4及び#9へそれぞれOCI−ODUkアラームを伝送する。
これにより、現用パスAの終点ノード#4では、現用パスA(通信ノード#3)からユーザトラフィックが受信されるとともに、予備パスA(共通パスCの終点ノード#7)からアラーム信号が受信されることになる。終点ノード#4は、アラーム信号でない現用パスAからのユーザトラフィックを選択して出力する。
同様に、現用パスBの終点ノード#9では、現用パスB(通信ノード#11)からユーザトラフィックが受信されるとともに、予備パスB(共通パスCの終点ノード#7)からアラーム信号が受信されることになる。終点ノード#9は、アラーム信号でない現用パスBからのユーザトラフィックを選択して出力する。
なお、上記の例では、現用パスA(又はB)の始点ノード#1(又は#8)は、予備パスA(又はB)にダミー信号の一例としてアラーム信号を送信しているが、アラーム信号でない信号、例えば現用パスA(又はB)へ送信した信号と同じ信号を送信してもよい。
(通信ノードの構成例)
図2は、図1に例示する通信ノード#j(j=1〜11のいずれか)のハードウェア構成例を示す図であり、図3は、図1に例示する通信ノード#jの機能ブロック図である。
図2に示す通信ノード#jは、例示的に、シェルフ10内に、光ファイバ(光伝送路)40が接続される複数のOTNインタフェースカード(OTNインタフェース部)20と、OTNスイッチカード(OTNスイッチ部)30と、を備える。各OTNインタフェースカード20は、インターコネクション50によりOTNスイッチカード0とそれぞれ接続されている。いずれかの光ファイバ40を通じてOTNインタフェースカード20に入力された光信号は、OTNスイッチカード30にて出力先が切り替えられて、異なるOTNインタフェースカード20に入力され、当該OTNインタフェースカード20から対応する光ファイバ40へ出力される。
そのため、OTNスイッチカード30は、例示的に、マトリックススイッチ(光スイッチ機能部)31を含み、OTNインタフェースカード20は、例示的に、光送受信器(光送受信部)21及びOTNフレーマー22を含む。OTNフレーマー22は、例示的に、LSIやFPGAを用いて実現できる。
OTNフレーマー22は、ITU−Tの勧告G.709に準拠したODUkフレームの多重収容及び多重分離を行なう。例えばイーサネット(登録商標)等のユーザトラフィックを収容したODUフレームを「LO−ODU(Lower Order ODU)」と呼び、ODUフレームを複数多重収容したODUフレームを「HO−ODU(Higher Order ODU)と呼ぶ。例えばODU1は、より高速な信号速度をもつHO−ODUkフレーム(例えばODU2,ODU3,ODU4等)に多重収容される。
図4に、ITU−Tの勧告G.709に準拠したODUkフレームのフォーマット例を示す。ODUkフレームは、第1列(column)〜第16列の16バイト×4行(row)のサイズを有するオーバーヘッド部と、第17列〜第3824列の3808バイト×4行のサイズを有するOPUk(Optical Channel Payload Unit k)ペイロード部と、を含む。
オーバーヘッド部は、FA(Frame Alignment)オーバーヘッド、OTUkオーバーヘッド、ODUkオーバーヘッド、OPUk(Optical Channel Payload Unit k)オーバーヘッドを有しており、接続及び品質の管理に用いられる。ODUkフレームのHO−ODUkへの多重収容は、HO−ODUkフレームのペイロード部分(OPUkペイロードエリア)を例えばバイト単位で分割したタイムスロット(トリビュータリスロット(TS))にODUkを収容することにより実現される。
なお、図4中に例示する略語の正式名称は以下のとおりである。
PM:Path Monitoring
TCM:Tandem Connection Monitoring
RES:Reserved for future international standardization
ACT:Activation/deactivation control channel
FTFL:Fault Type & Fault Location reporting channel
EXP:Experiment
GCC:General Communication Channel
APS:Automatic Protection Switching coordination channel
PCC:Protection Communication Control channel
本実施形態では、後述するように、始点ノード#1及び#8においてRESフィールドにユーザトラフィックのリンク識別情報(リンクID)を挿入する。これにより、終点ノード#4及び#9では、RESフィールドに挿入されたリンクIDを基にユーザトラフィックの転送可否を判断することが可能になる。
次に、上述した通信ノード#jは、機能的にみると、図3に例示するように、OTNインタフェース部20、管理制御機能部60、及び、OTNスイッチ部30を備える。
OTNインタフェース部20は、光送受信部21、OTNフレーマー22、アラーム挿入部23、リンクID挿入部24、送受信部25、アラーム検出部26、及び、リンクID検出部27を備える。
管理制御機能部60は、OTNスイッチ部30に対する物理的な接続設定(クロスコネクト設定等)を制御する。例示的に、共通パスCの始点ノードである通信ノード#5及び共通パスCの終点ノードである通信ノード#7において、管理制御機能部60は、共通パスCについて物理的な接続設定を確保する接続設定部の一例として機能する。
管理制御機能部60は、例示的に、アラーム状態管理部61、リンクID管理部62、及び、リンク優先度管理部63を備える。
OTNスイッチ部30は、管理制御機能部60からの接続設定に応じてクロスコネクト設定等を行なう。共通パスCの始点ノード#5において、OTNスイッチ部30は、現用パスA及びBの各始点ノード#1及び#8(第1及び第2ノード)から受信される各信号(第1及び第2信号)のいずれか一方を共通パスC(通信ノード#5)に転送する信号転送部の一例として機能する。また、共通パスCの終点ノード#7において、OTNスイッチ部30は、共通パスCを通じて上流側の通信ノード#6から受信した信号を、現用パスA及びBの各終点ノード#4及び#9のそれぞれに送信する送信部の一例として機能する。
OTNスイッチ部30は、例示的に、光スイッチ機能部31を備える。光スイッチ機能部31は、後述するようにスプリッタ及びセレクタを含む。
OTNインタフェース部20において、光送受信部21は、ユーザトラフィック(クライアント信号)を含むOTNフレームの送受信を行なう。
OTNフレーマー22は、既述のとおりのODUkフレームの多重収容及び多重分離を行なう。
アラーム挿入部23は、既述のOCI−ODUkアラームや、後述するBDI−ODUk(Backward Defect Indication - ODU k)アラーム、AIS−ODUkアラーム等のアラーム信号の挿入を行なう。
OCI−ODUkアラームは、例えば、図4に例示したFAオーバーヘッド、OTUkオーバーヘッド及びFTFLフィールドを除くODUkフレームの全部を所定のパターン(例えば“0110 0110”)の繰り返しとした信号により表示される。
BDI−ODUkアラームは、例えば、図4に例示したFAオーバーヘッドにおいて定義されたSM(Section Monitoring)フィールドに挿入され、例示的に、“1”で信号故障(逆方向欠陥)を表示する。
AIS−ODUkアラームは、図4に例示したFAオーバーヘッド、OTUkオーバーヘッド及びFTFLフィールドを除くODUkフレームの全部を“1”とした信号により表示される。
リンクID挿入部24は、ユーザトラフィック(クライアント信号)に現用パスA又はBに関するリンクIDを挿入(付与)するリンク識別情報付与部の一例として機能し、既述のとおりRESフィールドにリンクIDを挿入する。リンクIDは、例示的に、管理制御機能部60のリンクID管理部62にて管理される。
送受信部25は、OTNインタフェース部20とOTNスイッチ部30との間の信号送受信を行なう。
アラーム検出部26は、上述のOCI−ODUkアラームやBDI−ODUkアラーム、AIS−ODUkの検出を行なう。アラームの有無を示すアラーム検出結果(アラーム状態)が、管理制御機能部60のアラーム状態管理部61に通知される。現用パスA及びBの始点ノード#1及び#8において、アラーム検出部26は、BDI−ODUkアラームを検出することで、現用パスの障害を検出する障害検出部の一例として機能する。
リンクID検出部27は、受信したユーザトラフィックのRESフィールドに挿入されているリンクIDを検出する。検出したリンクIDは、管理制御機能部60のリンクID管理部62に通知される。
現用パスA及びBの始点ノード#1及び#8に着目すると、光送受信部21、OTNフレーマー22、送受信部25、及び、OTNスイッチ部30は、第1送信部及び第2送信部の一例として機能する。第1送信部は、現用パスA又はBにクライアント信号を送信する。第2送信部は、現用パスA(又はB)と他現用パスB(又はA)の共通の予備パスである共通パスC(通信ノード#5)にダミー信号の一例であるOCI−ODUkアラームを送信する。また、第2送信部は、アラーム検出部26にてBDI−ODUkアラームが検出されると、OCI−ODUkアラームの送信を解除し、受信したクライアント信号を共通パスCの始点ノード#5へ送信する。
一方、現用パスA及びBの終点ノード#4及び#9に着目すると、OTNインタフェース部20は、現用パスA又はBで伝送された第1信号を受信する第1受信部としての機能を含む。また、当該OTNインタフェース部20は、現用パスA(又はB)と他現用パスB(又はA)の共通の予備パスである共通パスCで伝送される第2信号を受信する第2受信部としての機能を含む。この場合、OTNスイッチ部30は、第1及び第2受信部で受信した第1及び第2信号のいずれか一方を転送する信号転送部の一例として機能する。そして、第2受信部は、他現用パスB(又はA)で伝送された信号を受信する他ノード#9(又は#4)に伝送した信号と同一の信号を、共通パスCから受信する。
さらに、共通パスCの始点ノード#5に着目すると、OTNインタフェース部20は、第1現用パスAに信号を送信する第1ノード#1から第1信号を受信する第1受信部としての機能を含む。また、当該OTNインタフェース部20は、第2現用パスBに信号を送信する第2ノード#8から第2信号を受信する第2受信部としての機能を含む。そして、第1受信部は、第1現用パスAで障害が発生すると、第1現用パスAで伝送されるクライアント信号を、第1ノード#1から受信し、信号転送部30は、クライアント信号と第2信号とを受信すると、クライアント信号を共通パスCへ転送する。
また、共通パスCの終点ノード#7に着目すると、OTNインタフェース部20は、第1現用パスAと第2現用パスの共通の予備パスである共通パスCで伝送された信号を受信する受信部としての機能を含む。そして、終点ノード#7のOTNスイッチ部30は、当該受信部で受信した信号を、各通信ノード#4及び#9に送信する送信部の一例として機能する。この場合、通信ノード#4は、第1現用パスAで伝送される信号を受信する第1ノードに相当し、通信ノード#9は、第2現用パスBで伝送される信号を受信する第2ノードに相当する。
次に、管理制御機能部60において、アラーム状態管理部61は、アラーム検出部26によるアラーム検出結果を管理する。また、アラーム状態管理部61は、アラーム検出結果に応じてOTNスイッチ部30の光スイッチ機能部31に対してパスの切り替え要求を与える。
例えば、現用パスA(又はB)におけるAIS−ODUkアラーム又はBDI−ODUkアラームの検出を契機に、現用パスA(又はB)を予備パスA(又はB)に切り替える要求が光スイッチ機能部31に与えられる。また、例えば、現用パスA(又はB)におけるAIS−ODUkアラーム又はBDI−ODUkアラームの解除を契機に、予備パスA(又はB)を現用パスA(又はB)に切り替える(切り戻す)要求が光スイッチ機能部31に与えられる。
OCI−ODUkアラームが検出された場合、アラーム状態管理部61は、リンク優先度管理部63に対して優先度判定要求を送信する。
リンク優先度管理部63は、アラーム状態管理部61から優先度判定要求を受信すると、所定のリンク優先度に従い下流側へ転送するパスを判断(選択)し、その選択結果に応じたパス切り替え要求を光スイッチ機能部31に与える。
例えば、図1に例示した通信ノード#5であれば、予備パスA及びBの双方を通じてOCI−ODUkアラームが受信されるので、リンク優先度管理部63は、リンク優先度に従って下流側の通信ノード#6に転送する予備パスを選択する。図1の例では予備パスBよりも予備パスAのリンク優先度が高い場合で、予備パスAが選択される様子を示している。また、図1に例示した終点ノード#4及び#9であれば、リンク優先度管理部63は、OCI−ODUkアラームを受信していない現用パスA及びBを選択する。
リンクID管理部62は、下流側へ転送可能なリンクIDを管理し、リンクID検出部2から通知されるリンクIDとの比較で、当該リンクIDの挿入されたユーザトラフィックを下流側へ転送してよいか否か(転送可否)を判断する。その判断結果に応じて、リンクID管理部62は、光スイッチ機能部31に対してパスの切り替え要求を与える。
例えば、後述するように図1に例示した現用パスA及びBの一方又は双方に障害が発生して通信ノード#7から終点ノード#4及び#9にそれぞれ同じリンクIDが挿入されたユーザトラフィックが転送される場合がある。この場合、終点ノード#4及び#9は、リンクIDを基に下流側へ転送するパスを選択する。
次に、OTNスイッチ部30において、光スイッチ機能部31は、上述した管理制御機能部60から与えられたパスの切り替え要求に従って入出力信号のクロスコネクト設定を行なう。クロスコネクト設定は、ODUkフレームのTS単位で実施することが可能である。
光スイッチ機能部31は、図5〜図10に例示するように、スプリッタ311とセレクタ312とを含み、スプリッタ311により受信信号をセレクタ312の複数の入力ポートに分岐し、セレクタ312により出力する信号を選択する。なお、図5は図1に示す通信ノード#1でのクロスコネクト設定、図6は図1に示す通信ノード#8でのクロスコネクト設定、図7は図1に示す通信ノード#5でのクロスコネクト設定をそれぞれ模式的に例示している。また、図8は図1に示す通信ノード#7でのクロスコネクト設定、図9は図1に示す通信ノード#4でのクロスコネクト設定、図10は、図1に示す通信ノード#9でのクロスコネクト設定をそれぞれ模式的に例示している。
図5に例示するように、現用パスAの始点ノード#1は、上流側から受信したOTU2フレームにマッピングされているODU2フレーム(ユーザトラフィックA)を現用パスAへ転送する。なお、図5には、ユーザトラフィックAが、例示的に、LO−ODU2のTS3−10にマッピングされ、OTU4フレームに収容されて転送される様子を例示している。その一方で、始点ノード#1は、既述のように予備パスBへOCI−ODU2アラームを送信する。
同様に、図6に例示するように、現用パスBの始点ノード#8は、上流側から受信したOTU2フレームにマッピングされているODU2フレーム(ユーザトラフィックB)を現用パスBへ転送する。その一方で、始点ノード#8は、既述のように予備パスBへOCI−ODU2アラームを送信する。
また、図7に例示するように、共通パスCの始点ノード#5は、予備パスA及びBの双方を通じてそれぞれ受信されるOCI−ODU2アラームの一方(例えば予備パスAからのOCI−ODU2アラーム)を選択して下流側の通信ノード#6へ転送する。
さらに、図8に例示するように、共通パスCの終点ノード#7は、上流側の通信ノード#6から受信したOCI−ODU2アラームを複製し、現用パスA及びBの各終点ノード#4及び#9へそれぞれOCI−ODU2アラームを転送する。
また、図9に例示するように、現用パスAの終点ノード#4は、上流側の通信ノード#3から受信したユーザトラフィックA及び通信ノード#7から受信したOCI−ODU2アラームのうちユーザトラフィックAを選択して下流側へ転送する。
さらに、図10に例示するように、現用パスBの終点ノード#9は、上流側の通信ノード#11から受信したユーザトラフィック及び通信ノード#7から受信したOCI−ODU2アラームのうちユーザトラフィックBを選択して下流側へ転送する。
(単一障害発生時)
次に、上述したネットワーク構成及び通信ノード構成において、図11に例示するように、現用パスA及びBの一方、例えば現用パスA(通信ノード#2及び#3間)に障害が発生した場合のパス切替制御の一例について説明する。なお、図12〜図17は、それぞれ、当該障害発生時の通信ノード#1、#8、#5、#7、#4、及び、#9でのクロスコネクト設定の様子を模式的に例示している。
通信ノード#2及び#3間の現用パスAに信号伝送障害が発生すると、下流側の通信ノード#3においてODUkフレームが受信されないことから当該障害発生が検出される。障害発生を検出した通信ノード#3は、AIS−ODUkアラームを生成し、当該AIS−ODUkアラームを下流側の通信ノード#4へ送信する。その一方で、通信ノード#3は、BDI−ODUkアラームを生成し、当該BDI−ODUkアラームを上流側の通信ノード#2へ送信する。なお、図11には図示を省略しているが、BDI−ODUkアラームは、障害の発生した光伝送路とペアを成し、光信号を現用パスAとは反対方向に伝送する光伝送路を通じて上流側へ伝送される。他の通信ノード#j間についても同様に双方向の光伝送路が設置されている(以下、同様)。
通信ノード#2は、BDI−ODUkアラームを下流側の通信ノード#2から受信すると、当該BDI−ODUkアラームを更に上流側の通信ノード#1へ転送する。
現用パスA及び予備パスAの始点ノード#1では、現用パスAと接続するOTNインタフェース部20の光送受信部21にてBDI−ODUkアラームが受信され(図18の処理P11)、アラーム検出部26にて当該BDI−ODUkアラームが検出される。
アラーム検出部26は、BDI−ODUkアラームを検出したことをアラーム状態管理部61へ通知する(図18の処理P12)。アラーム状態管理部61は、光スイッチ機能部31に対して予備パスAへの切り替えを要求する(図18の処理P13)。光スイッチ機能部31は、当該切り替え要求に応じて予備パスAへの切り替えを実施する(図18の処理P14)。
すなわち、通信ノード#1は、現用パスAについての物理的な接続設定(クロスコネクト設定等)を解除し、予備パスAについて物理的な接続設定を行なう。これにより、予備パスAにユーザトラフィックAが送信される(図12参照)。ここで、始点ノード#1は、予備パスAと接続するOTNインタフェース部20のリンクID挿入部24にてユーザトラフィックAのリンクID(例えばリンクA)をユーザトラフィックAのRESフィールドに挿入する(図18の処理P15)。
リンクIDが挿入されたユーザトラフィックAのODUkフレームは、予備パスAと接続するOTNインタフェース部20の光送受信部21から予備パスAへ送信される(図18の処理P16)。このようして、始点ノード#1が予備パスAで送信するユーザトラフィックAのODUkフレームには、リンクAのIDが含まれる。
一方、現用パスB及び予備パスBの始点ノード#8は、現用パスBについての物理的な接続設定を維持したまま、予備パスBに対してOCI−ODUkアラームを送信する(図13参照)。ここで、通信ノード#8が現用パスBで送信するトラフィックのODUkフレームには、リンクID挿入部24によって例えばリンクBのIDが含められる。
共通パスCの始点ノード#5は、予備パスAを通じてOCI−ODUkアラームを受信しなくなる(アラーム解除)。その代わりに、通信ノード#5は、予備パスAと接続するOTNインタフェース部20の光送受信部21にてユーザトラフィックAを受信する(図19の処理P21)。その一方で、通信ノード#5は、予備パスBと接続するOTNインタフェース部20の光送受信部21にてOCI−ODUkアラームを受信する。
したがって、アラーム検出部26では予備パスAについてのOCI−ODUkアラームの解除が検出され、アラーム検出部26は、その旨をアラーム状態管理部61へ通知する(図19の処理P22)。OCI−ODUkアラーム解除の通知を受けたアラーム状態管理部61は、光スイッチ機能部31に対し予備パスAへの切り替えを要求する(図19の処理P23)。
光スイッチ機能部31は、当該切り替え要求に応じて予備パスAへの切り替えを実施する(図19の処理P24)。このように、通信ノード#5は、予備パスAのOCI−ODUkアラームが解除されることにより、予備パスAを通じて受信されるユーザトラフィックAの転送をセレクタ312にて選択する(図14参照)。これにより、ユーザトラフィックAは、共通パスCと接続するOTNインタフェース部20から当該共通パスCへ送信される(図19の処理P25)。その結果、ユーザトラフィックAは、共通パスCを通じて通信ノード#6及び#7の順に転送される。
共通パスCの終点ノード#7は、通信ノード#6から受信したユーザトラフィックAをスプリッタ311にて複製し、現用パスA及びBの終点ノード#4及び#9の双方にユーザトラフィックAを送信する(図15参照)。
現用パスAの終点ノード#4は、通信ノード#3から現用パスAを通じてAIS−ODUkアラームを受信する。その一方で、終点ノード#4は、通信ノード#7と接続するOTNインタフェース部20の光送受信部21にて予備パスA(共通パスC)からリンクAのリンクIDを含むユーザトラフィックAを受信する(図20の処理P31)。
受信したユーザトラフィックAは、リンクID検出部27に転送され、リンクID検出部27は、ユーザトラフィックAのリンクID(リンクA)を検出し、検出したリンクIDをリンクID管理部62へ通知する(図20の処理P32)。
リンクID管理部62は、通知されたリンクIDがリンクAであることから、受信したユーザトラフィックAの転送が可能と判断する。したがって、リンクID管理部62は、光スイッチ機能部31に対し通信ノード#7からのユーザトラフィックAを転送するよう切り替え要求を送信する(図20の処理P33)。これにより、光スイッチ機能部31は、ユーザトラフィックAの転送を選択するよう切り替えられ(図20の処理P34)、通信ノード#7から受信したユーザトラフィックAを下流側へ転送する(図20の処理P35及び図16参照)。
一方、現用パスBの終点ノード#9は、通信ノード#11から現用パスBを通じてリンクBのリンクIDを含むユーザトラフィックBを受信する。その一方で、終点ノード#9は、通信ノード#7と接続するOTNインタフェース部20の光送受信部21にて予備パスB(共通パスC)からリンクAのリンクIDを含むユーザトラフィックAを受信する(図21の処理P41)。
受信したユーザトラフィックAは、リンクID検出部27に転送され、リンクID検出部27は、ユーザトラフィックAのリンクID(リンクA)を検出し、検出したリンクIDをリンクID管理部62へ通知する(図21の処理P42)。
リンクID管理部62は、通知されたリンクIDを基に転送可能なユーザトラフィックを判断する。この場合、リンクID管理部62は、リンクBのリンクIDを含むユーザトラフィックBの転送が可能と判断する。したがって、リンクID管理部62は、光スイッチ機能部31に対しユーザトラフィックBを転送するよう切り替え要求を行なう。これにより、通信ノード#9は、現用パスBを通じて受信したユーザトラフィックBの転送をセレクタ312にて選択する(図21の処理P43及び図17参照)。
以上のようにして、現用パスAに信号伝送障害が発生しても、ユーザトラフィックAは予備パスAを通じて、ユーザトラフィックBは現用パスBを通じて、それぞれ正常に伝送されるので、現用パスAの障害を予備パスAにより救済することができる。
なお、信号伝送障害の発生した現用パスが現用パスBであった場合は、上述した例と同様の要領にて、ユーザトラフィックAは現用パスAを通じて、ユーザトラフィックBは予備パスBを通じて、それぞれ正常に伝送することが可能である。
すなわち、現用パスBの始点ノード#8は、下流側の通信ノード#10からBDI−ODUkアラームを受信すると、予備パスB(通信ノード#5)へのOCI−ODUkアラームの送信を解除し、ユーザトラフィックBの送信先を予備パスBに切り替える。ユーザトラフィックBにはリンクBのリンクIDが含まれる。
通信ノード#5では、予備パスAからはOCI−ODUkアラームを受信し、予備パスBからはユーザトラフィックBを受信するため、予備パスBからのユーザトラフィックBの転送を選択する。これにより、ユーザトラフィックBは、通信ノード#6を経由して通信ノード#7に転送される。
通信ノード#7は、上流側の通信ノード#6から受信したユーザトラフィックBを複製して、下流側の通信ノード#4及び#9のそれぞれにユーザトラフィックBを転送する。
現用パスAの終点ノードである通信ノード#4では、現用パスA(通信ノード#3)からリンクAのリンクIDを含むユーザトラフィックAを受信し、予備パスA(共通パスCの終点ノード#7)からリンクBのリンクIDを含むユーザトラフィックを受信する。通信ノード#4は、リンクAのリンクIDを含むユーザトラフィックAが転送可能なユーザトラフィックであると判断し、ユーザトラフィックAの転送を選択する。
現用パスBの終点ノードである通信ノード#9では、現用パスBからAIS−ODUkアラームを受信し、予備パスB(共通パスCの終点ノード#7)からリンクBのリンクIDを含むユーザトラフィックBを受信する。通信ノード#9は、リンクBのリンクIDを含むユーザトラフィックの転送を選択する。
これにより、現用パスBに信号伝送障害が発生しても、ユーザトラフィックBは予備パスBを通じて、ユーザトラフィックAは現用パスAを通じて、それぞれ正常に伝送されるので、現用パスBの障害を予備パスBにより救済することができる。
(多重障害発生時)
次に、図22に例示するように、現用パスA及び現用パスBの双方に信号伝送障害が発生した場合のパス切替制御の一例について説明する。なお、図23〜図28は、それぞれ、当該障害発生時の通信ノード#1、#8、#5、#7、#4、及び、#9でのクロスコネクト設定の様子を模式的に例示している。
既述のように、通信ノード#2及び#3間の現用パスAに信号伝送障害が発生すると、下流側の通信ノード#3においてODUkフレームが受信されないことから当該障害発生が検出される。障害発生を検出した通信ノード#3は、AIS−ODUkアラームを生成し、当該AIS−ODUkアラームを下流側の通信ノード#4へ送信する。その一方で、通信ノード#3は、BDI−ODUkアラームを生成し、当該BDI−ODUkアラームを上流側の通信ノード#2へ送信する。
同様に、通信ノード#10及び#11間の現用パスBに信号伝送障害が発生すると、下流側の通信ノード#11においてODUkフレームが受信されないことから当該障害発生が検出される。障害発生を検出した通信ノード#11は、AIS−ODUkアラームを生成し、当該AIS−ODUkアラームを下流側の通信ノード#9へ送信する。その一方で、通信ノード#11は、BDI−ODUkアラームを生成し、当該BDI−ODUkアラームを上流側の通信ノード#10へ送信する。
現用パスAについてのBDI−ODUkアラームは、通信ノード#2を経由して通信ノード#1へ転送され、現用パスBについてのBDI−ODUkアラームは、通信ノード#10を経由して通信ノード#8へ転送される。
現用パスA及び予備パスAの始点ノードである通信ノード#1は、現用パスAを通じてBDI−ODUkアラームの受信を検出すると、現用パスAについての物理的な接続設定(クロスコネクト設定等)を解除する。そして、始点ノード#1は、予備パスAについて物理的な接続設定を行ない、予備パスAにユーザトラフィックAを送信する(図23参照)。ここで、始点ノード#1が予備パスAで送信するユーザトラフィックAのODUkフレームには、例えばリンクAのIDが含まれる。
一方、現用パスB及び予備パスBの始点ノードである通信ノード#8は、現用パスBを通じてBDI−ODUkアラームの受信を検出すると、現用パスBについての物理的な接続設定(クロスコネクト設定等)を解除する。そして、始点ノード#8は、予備パスBについて物理的な接続設定を行ない、予備パスBにユーザトラフィックBを送信する(図24参照)。ここで、始点ノード#8が予備パスBで送信するユーザトラフィックBのODUkフレームには、例えばリンクBのIDが含まれる。
予備パスA及び予備パスBに共有される共通パスCの始点ノードである通信ノード#5では、予備パスA及び予備パスBの双方からOCI−ODUkアラームが受信されなくなる(アラーム解除)。代わりに、通信ノード#5では、予備パスA及びBと接続する各OTNインタフェース部20の光送受信部21にてユーザトラフィックA及びBが受信される(図29の処理P51及びP52)。
したがって、アラーム検出部26ではOCI−ODUkアラームの解除が検出され、当該アラーム検出部26は、当該解除の旨をアラーム状態管理部61へ通知する(図29の処理P53及びP54)。アラーム状態管理部61は、OCI−ODUkアラームの解除通知を受けると、リンク優先度管理部63へリンクの優先度判定を要求する(図29の処理P55)。
リンク優先度管理部63は、予備パスA及びBの優先度に従い、転送するパス(ユーザトラフィック)を選択する。例示的に、予備パスBよりも予備パスAの優先度が高い場合、リンク優先度管理部63は、光スイッチ機能部31に対し予備パスA(ユーザトラフィックA)の転送を選択するよう切り替え要求を行なう(図29の処理P56)。
光スイッチ機能部31は、上記切り替え要求に応じて予備パスAを通じて受信されるユーザトラフィックAが転送されるよう切り替えを実施する(図29の処理P57及び図25参照)。これにより、ユーザトラフィックAは、共通パスCと接続するOTNインタフェース部20を通じて通信ノード#6へ転送される(図29の処理P58)。
その一方で、通信ノード#5は、BDI−ODUkアラームを生成し、現用パスBの始点ノードである通信ノード#8に対して当該BDI−ODUkアラームを送信する(図22参照)。これにより、現用パスBの始点ノードである通信ノード#8は、現用パスAの予備パスBへの接続(救済)が失敗したことを認識できる。
共通パスCの終点ノード#7では、通信ノード#6から受信されるユーザトラフィックAをスプリッタ311にて複製し、現用パスA及びBの各終点ノードである通信ノード#4及び#9のそれぞれにユーザトラフィックAを送信する(図26参照)。
現用パスAの終点ノード#4では、現用パスAからはAIS−ODUkアラームを受信し、予備パスA(共通パスCの終点ノード#7)からはODUkフレームにリンクAのリンクIDを含むユーザトラフィックAを受信する。したがって、通信ノード#4は、通信ノード#7から受信したユーザトラフィックAの転送をセレクタ312にて選択する(図27参照)。
現用パスBの終点ノードである通信ノード#9では、現用パスBからはAIS−ODUkアラームを受信し、予備パスB(共通パスCの終点ノード#7)からはODUkフレームにリンクAのリンクIDを含むユーザトラフィックAを受信する。通信ノード#9は、リンクIDが転送可能なリンクIDと一致しないので、現用パスBから受信したAIS−ODUkアラームの転送を選択する(図28参照)。
以上のようにして、現用パスA及びBの双方に信号伝送障害が発生した場合でも、予備パスA及びBの優先度に応じて少なくとも一方のユーザトラフィックを救済することができる。
(障害解除時)
次に、上述したように現用パスA及び現用パスBの双方に信号伝送障害が発生した状態から、図30に例示するように、一方の現用パス(例えば現用パスA)の信号伝送障害が復旧した場合のパス切替制御の一例について説明する。なお、図31〜図36は、それぞれ、当該障害復旧時の通信ノード#1、#8、#5、#7、#4、及び、#9でのクロスコネクト設定の様子を模式的に例示している。
通信ノード#2及び#3間の信号伝送障害が復旧すると、通信ノード#3は、上流側へのBDI−ODUkアラームの送信、及び、下流側へのAIS−ODUkアラームの送信を解除する。
これにより、現用パスA及び予備パスAの始点ノードである通信ノード#1では、現用パスAを通じてBDI−ODUkアラームを受信しなくなる。すると、通信ノード#1は、予備パスAについての物理的な接続設定を解除し、現用パスAについての物理的な接続設定を行ない、現用パスAにユーザトラフィックAを送信する。その一方で、通信ノード#1は、予備パスAに対してOCI−ODUkアラームを送信する(図31参照)。ここで、通信ノード#1が現用パスAで送信するユーザトラフィックAのODUkフレームには、例えばリンクAのリンクIDが含まれる。
一方、現用パスB及び予備パスBの始点ノードである通信ノード#8では、現用パスBを通じてBDI−ODUkアラームの受信を検出するので、予備パスBについての物理的な接続設定を維持し、予備パスBに対してユーザトラフィックBを送信する(図32参照)。ここで、通信ノード#8が予備パスBで送信するユーザトラフィックBのODUkフレームには、例えばリンクBのリンクIDが含まれている。
共通パスCの始点ノードである通信ノード#5では、予備パスAを通じてOCI−ODUkアラームの受信を検出する一方、予備パスBを通じてユーザトラフィックBを受信する(OCI−ODUkアラームは解除されている)。したがって、通信ノード#5は、予備パスBを通じて受信されるユーザトラフィックBの転送をセレクタ312にて選択する(図33参照)。これにより、ユーザトラフィックBは、通信ノード#6を経由して通信ノード#7に転送される。
共通パスCの終点ノード#7では、通信ノード#6から受信したユーザトラフィックBをスプリッタ311にて複製し、現用パスA及びBの各終点ノードである通信ノード#4及び#9のそれぞれにユーザトラフィックBを送信する(図34参照)。
現用パスAの終点ノード#4は、現用パスAからODUkフレームにリンクAのリンクIDを含むユーザトラフィックAを受信する。その一方で、通信ノード#4は、予備パスA(共通パスCの終点ノード#7)からODUkフレームにリンクBのリンクIDを含むユーザトラフィックBを受信する。通信ノード#4は、リンクIDを基に例えば現用パスA(ユーザトラフィックA)の転送をセレクタ312にて選択する(図35参照)。
一方、現用パスBの終点ノードである通信ノード#9は、現用パスBからAIS−ODUkアラームを受信し、予備パスB(共通パスCの終点ノード#7)からODUkフレームにリンクBのリンクIDを含むユーザトラフィックBを受信する。通信ノード#9は、AIS−ODUkアラームを受信していない、通信ノード#7からのユーザトラフィックBの転送をセレクタ312にて選択する(図36参照)。
以上のようにして、現用パスA及びBの双方に障害が発生した状態から現用パスAの障害が復旧した場合、予備パスAを現用パスAに切り戻すとともに、現用パスBのユーザトラフィックBを予備パスBで救済することが可能となる。
なお、上述した例では、現用パスAの障害が復旧した場合に予備パスAを現用パスAに切り戻しているが、切り戻さないようにしてもよい。ただし、その場合には現用パスBのユーザトラフィックBを予備パスBで救済できないから、切り戻すようにした方が好ましい。
以上に説明した実施形態の動作をまとめると、現用パスA及びBの始点ノード#1及び#8は、ODUkフレームにリンクIDを付与してユーザトラフィックA及びBを下流側の通信ノード#2及び#10にそれぞれ転送する。その一方で、始点ノード#1及び#8は、予備パスA及びBへOCI−ODUkアラームを送信する。
現用パスA又はBに障害が発生し、AIS−ODUkアラーム又はBDI−ODUkアラームを検出すると、始点ノード#1(又は#8)は、現用パスA(又は現用パスB)を予備パスA(又は予備パスB)に切り替える。
複数の予備パスA及びBを共有する始点ノード#5は、OCI−ODUkアラームの検出、解除、もしくは、パスの優先度に応じて下流側の通信ノード#6(共通パスC)へ転送するODUkフレームを選択する。
複数の予備パスA及びBを共有する終点ノード#7は、共通パスCを通じて上流側の通信ノード#6から受信したODUkフレームを複製し、現用パスA及びBの終点ノード#4及び#9へ同じODUkフレームをそれぞれ転送する。
現用パスA(又はB)の終点ノード#4(又は#9)は、現用パスA(又はB)及び通信ノード#7から受信したODUkフレームのリンクIDが転送可能なリンクを示すかを判断し、転送するODUkフレームを選択する。
以上のように、本実施形態によれば、予備パスを共有している全ての現用パスにおいて、障害発生時にAPS信号等の制御信号を流すことなく、高速なパス切替を実現することができる。
(その他)
なお、上述した実施形態においては、通信ネットワークの一例としてOTNを挙げたが、例えばSDH(Synchronous Digital Hierarchy)やSONET(Synchronous Optical NETwork)に準拠した他のネットワークであってもよい。
#1〜#11 通信ノード
10 シェルフ
20 OTNインタフェースカード(OTNインタフェース部)
21 光送受信器(光送受信部)
22 OTNフレーマー
23アラーム挿入部
24 リンクID挿入部
25 送受信部
26 アラーム検出部
27 リンクID検出部
30 OTNスイッチカード(OTNスイッチ部)
31 マトリックススイッチ(光スイッチ機能部)
311 スプリッタ
312 セレクタ
40 光ファイバ(光伝送路)
50 インターコネクション
60 管理制御機能部
61 アラーム状態管理部
62 リンクID管理部
63 リンク優先度管理部

Claims (17)

  1. 第1の現用パスの始点ノード及び終点ノードと、
    第2の現用パスの始点ノード及び終点ノードと、
    前記第1及び第2の現用パスに共通の予備パスである共通パスの始点ノード及び終点ノードと、を備え、
    前記第1及び第2の現用パスの始点ノードのそれぞれは、前記第1及び第2の現用パスに障害が発生していない場合に、前記共通パスの始点ノードへダミー信号を送信し、
    前記共通パスの始点ノードは、前記第1及び第2の現用パスの各始点ノードから受信される前記ダミー信号のいずれか一方を選択して前記共通パスの終点ノードに転送し、
    前記共通パスの終点ノードは、前記選択されたダミー信号を、前記第1及び第2の現用パスの各終点ノードのそれぞれに送信する、通信システム。
  2. 前記第1及び第2の現用パスの一方に障害が発生すると、前記障害の発生した現用パスの始点ノードは、前記障害の発生した現用パスへ送信すべきクライアント信号を前記共通パスの始点ノードへ送信する、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記共通パスの始点ノードは、
    前記第1及び第2の現用パスの各始点ノードの一方から前記クライアント信号を受信し、当該各始点ノードの他方から前記ダミー信号を受信すると、前記クライアント信号を前記共通パスの終点ノードへ転送する、請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記第1及び第2の現用パスの各始点ノードのそれぞれは、前記クライアント信号に当該現用パスに関するリンク識別情報を付与し、
    前記第1及び第2の現用パスの各終点ノードのそれぞれは、受信した前記クライアント信号に付与された前記リンク識別情報に基づいて転送する信号を選択する、請求項2又は3に記載の通信システム。
  5. 前記障害の発生した現用パスが復旧すると、前記復旧した現用パスの前記始点ノードは、前記共通パスの始点ノードへ転送していた前記クライアント信号を前記復旧した現用パスへ送信し、前記共通パスの始点ノードへ前記ダミー信号を送信する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 第1の現用パスの始点ノード及び終点ノードと、第2の現用パスの始点ノード及び終点ノードと、前記第1及び第2の現用パスに共通の予備パスである共通パスの始点ノード及び終点ノードと、を備えた通信システムにおける通信制御方法であって、
    前記第1及び第2の現用パスの始点ノードのそれぞれは、前記第1及び第2の現用パスに障害が発生していない場合に、前記共通パスの始点ノードへダミー信号を送信し、
    前記共通パスの始点ノードは、前記第1及び第2の現用パスの各始点ノードから受信される前記ダミー信号のいずれか一方を選択して前記共通パスの終点ノードに転送し、
    前記共通パスの終点ノードは、前記選択されたダミー信号を、前記第1及び第2の現用パスの各終点ノードのそれぞれに送信する、通信制御方法。
  7. 第1及び第2の現用パスに障害が発生していない場合に、
    前記第1の現用パスに信号を送信する第1ノードから第1信号を受信する第1受信部と、
    前記第2の現用パスに信号を送信する第2ノードから第2信号を受信する第2受信部と、
    前記第1受信部で受信された第1信号と前記第2受信部で受信された第2信号のいずれか一方を選択して、前記第1の現用パスと前記第2の現用パスの共通の予備パスである共通パスに転送する信号転送部と、
    を有する、伝送装置。
  8. 前記第1受信部は、前記第1の現用パスで障害が発生すると、前記第1の現用パスで伝送されるクライアント信号を、前記第1ノードから受信し、
    前記信号転送部は、前記クライアント信号と前記第2信号とを受信すると、前記クライアント信号を前記共通パスへ転送する、請求項7に記載の伝送装置
  9. 前記第1及び第2の現用パスの始点ノードのそれぞれは、前記第1及び第2の現用パスに障害が発生した場合に、前記共通パスの始点ノードへクライアント信号を送信し、
    前記共通パスの始点ノードは、前記第1及び第2の現用パスの各始点ノードから受信される前記クライアント信号のいずれか一方を選択して前記共通パスの終点ノードに転送する、請求項1に記載の通信システム。
  10. 前記共通パスの始点ノードは、優先度に応じて、前記第1及び第2の現用パスの各始点ノードから受信される前記ダミー信号のいずれか一方を選択して、前記選択したダミー信号を前記共通パスの終点ノードに転送する、請求項1に記載の通信システム。
  11. 前記共通パスの始点ノードは、優先度に応じて、前記第1及び第2の現用パスの各始点ノードから受信される前記クライアント信号のいずれか一方を選択して、前記選択したクライアント信号を前記共通パスの終点ノードに転送する、請求項に記載の通信システム。
  12. 前記第1及び第2の現用パスの始点ノードのそれぞれは、前記第1及び第2の現用パスに障害が発生した場合に、前記共通パスの始点ノードへクライアント信号を送信し、
    前記共通パスの始点ノードは、前記第1及び第2の現用パスの各始点ノードから受信される前記クライアント信号のいずれか一方を選択して前記共通パスの終点ノードに転送する、請求項6に記載の通信制御方法。
  13. 前記共通パスの始点ノードは、優先度に応じて、前記第1及び第2の現用パスの各始点ノードから受信される前記ダミー信号のいずれか一方を選択して、前記選択したダミー信号を前記共通パスの終点ノードに転送する、請求項6に記載の通信制御方法。
  14. 前記共通パスの始点ノードは、優先度に応じて、前記第1及び第2の現用パスの各始点ノードから受信される前記クライアント信号のいずれか一方を選択して、前記選択したクライアント信号を前記共通パスの終点ノードに転送する、請求項12に記載の通信制御方法。
  15. 前記第1及び第2の現用パスに障害が発生した場合に、
    前記第1受信部は、前記第1の現用パスで伝送されるクライアント信号を、前記第1ノードから受信し、
    前記第2受信部は、前記第2の現用パスで伝送されるクライアント信号を、前記第2ノードから受信し、
    前記信号転送部は、前記第1ノード及び前記第2ノードで受信された前記クライアント信号のいずれか一方を選択して前記共通パスに転送する、請求項7に記載の伝送装置。
  16. 前記信号転送部は、優先度に応じて、前記第1信号と前記第2信号とのいずれか一方を選択して、前記選択した信号を前記共通パスに転送する、請求項7に記載の伝送装置。
  17. 前記信号転送部は、優先度に応じて、前記第1ノード及び前記第2ノードで受信された前記クライアント信号のいずれか一方を選択して、前記選択したクライアント信号を前記共通パスに転送する、請求項15に記載の伝送装置。
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