JP6227995B2 - 可変容量型圧縮機 - Google Patents
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このようにして、クランク室の圧力調整に影響を与えることなく、簡易な構造で、高温時にクランク室内の潤滑油の吸入室への排出を促進可能な可変容量型圧縮機を提供することができる。
図1は、本発明が適用された可変容量型圧縮機の一例である斜板式のクラッチレス可変容量型圧縮機(以下において「可変容量型圧縮機」という)100の縦断面図である。
本実施形態において、可変容量型圧縮機100は、車両エアコンシステムに組み込まれて使用されるものとし、使用時には車両側のエンジンに取り付けられ、図示省略した冷媒回路(蒸発器及び凝縮器)に接続されている。ここで、冷媒としては、例えば、R134a、R1234yf及び二酸化炭素等の適宜冷媒が適用される。
図1において、この可変容量圧縮機100は、複数のシリンダボア101aが形成されたシリンダブロック101と、シリンダブロック101の一端に設けられたフロントハウジング102と、シリンダブロック101の他端にバルブプレート103等を介して設けられたシリンダヘッド104と、を備えている。
なお、本実施形態において、前記シリンダブロック101が、本発明に係る「形成体」に相当する。
なお、本実施形態において、前記第1センタボア101b1が、本発明に係る「凹部」に相当し、前記底壁101b12が、本発明に係る「底部」に相当する。
第2センタボア101b2は、複数のシリンダボア101aの内側に形成された周壁101b21と、バルブプレート103と対向する底壁101b22とで凹状に形成される。底壁101b22には、調整ネジ135を収容する収容部が形成されている。
第3センタボア101b3は、第1センタボア101b1の周壁101b11及び第2センタボア101b2の周壁101b21より径方向内側で貫通して形成される。
なお、本実施形態において、前記リンク機構120が、本発明に係る「連結手段」に相当する。
吸入室141は、駆動軸110の中心軸線Oの延長線上に配設され、例えば、ヘッドガスケット138b及び吐出弁形成体138aに形成された連通孔(図示せず)、バルブプレート103に設けられた吸入孔103a、吸入弁形成体139aに形成された吸入弁(図示せず)、を介してシリンダボア101aと連通する。
吐出室142は、例えば、ヘッドガスケット138bに形成された連通孔(図示せず)、吐出弁形成体138aに形成された吐出弁(図示せず)、バルブプレート103に設けられた吐出孔103b、吸入弁形成体139aに形成された連通孔(図示せず)、を介してシリンダボア101aと連通する。
なお、フロントハウジング102の外周面及びシリンダヘッド104の軸方向端面には、この圧縮機ハウジングをエンジンに固定するための取付け部(102b、104b)が、突出して形成されている。つまり、可変容量型圧縮機100は、この取付け部(102b、104b)を介して装着対象(エンジン)に取付けられる。図3に示すUは、取付け部102bの装着対象との取付け面を含む仮想平面を示し、Vは駆動軸110の中心軸線Oを含み、かつ、仮想平面Uと平行な平面を示す。可変容量圧縮機100は、平面Vが重力方向に対して、例えば±45°の範囲に収まるように、装着対象に取付けられる。
なお、圧力供給通路145は、シリンダブロック101のクランク室側端面の開口端145a(図3参照)で、クランク室140側に開口する。また、放圧通路147及びオリフィス103cについては、後に詳述する。
なお、上記放圧通路147の流量とは、この放圧通路147を流通するオイルミスト状の潤滑油を含む冷媒ガスの流量、つまり、潤滑油及び冷媒ガスの全体の流量であり、以下において、この流量を単に「冷媒ガス流量」と言う。
このため、本実施形態における可変容量型圧縮機100は、上記のような異常時に、クランク室140内で飛散する潤滑油の吸入室141側への排出を促進し、通常時には、クランク室140への潤滑油の排出を抑制する排出抑制手段170を備えて構成する。
放圧通路147は、図2に示すように、クランク室140と吸入室141とを連通する通路であり、本実施形態においては、クランク室側から、第1センタボア101b1、導入通路101c、第2センタボア101b2、吸入弁形成体139aに形成された連通孔(図示せず)、バルブプレート103に形成されたオリフィス103c、吐出弁形成体138a及びヘッドガスケット138bに形成された連通孔(図示せず)を経由してなる。このようにして、放圧通路147は、一経路からなるように構成される。
なお、本実施形態において、前記オリフィス103cが、本発明に係る「絞り手段」に相当する。
なお、本実施形態において、前記導入通路101cが、本発明に係る「クランク室側放圧通路の一部」に相当する。
具体的には、導入通路101cは、第1センタボア101b1の底壁101b12から、駆動軸110の中心軸線Oと平行して吸入室141側に向かって延設されて、第2センタボア101b2の底壁101b22を開口して、第1センタボア101b1と第2センタボア101b2とを連通して形成される。導入通路101cの一端(第1センタボア側)は、底壁101b12の一部にクランク室140側に突出形成された部分で、第1センタボア101b1側に開口する。
排出抑制手段170は、一経路からなる放圧通路147のうちオリフィス103cよりクランク室140側のクランク室側放圧通路に配置され、クランク室140内で飛散する潤滑油の吸入室141側への排出を抑制する後述の抑制部170bを有するものであって、抑制をしているとき、抑制部170bの配置箇所におけるクランク室側放圧通路の開口面積を、オリフィス103cの流路断面積(例えば直径1.6mm程度)より大きく設定(例えば、直径2〜3mm程度)し、クランク室140の温度が所定温度以上のとき、抑制部170bの配置箇所におけるクランク室側放圧通路の開口面積を増大させて抑制を解除可能に構成される。この排出抑制手段170によって、クランク室141で飛散する潤滑油の排出が抑制されて、クランク室140内の冷媒ガスと一緒に放圧通路147を介して吸入室141に排出される潤滑油の量が減少する。
上記所定温度は、駆動軸110の回転数が常用回転数の範囲(外部駆動源としての車両のエンジンのアイドリング相当回転数から5000rpm程度まで)におけるクランク室140の温度より高く、可変容量型圧縮機100が適切に作動する限界温度(150℃程度)未満で設定される。
排出抑制手段170は、一端側(感温部側)が第1センタボア101b1の底壁101b12に面接触して固定部材160により固定され、他端側(抑制部170b側)が導入通路101cのクランク室140側の開口端部に当接(図4)、離間(図5)するように構成される。この板状の排出抑制手段170の他端側は、抑制部170bとしてクランク室側に突出する凸部を有する。排出抑制孔172は、この凸部を貫通し、潤滑油の排出抑制時に導入通路101cの開口端と対峙するように形成される。この排出抑制孔172により、潤滑油の排出が抑制される。
具体的には、クランク室140内に飛散している潤滑油(オイルミスト粒子)には、直接、冷媒ガスの流れと合流して排出抑制孔172を通過する粒子があるが、一方で、抑制部170bの表面に沿ってゆっくりと排出抑制孔172側に移動し冷媒ガス流れに合流して排出抑制孔172を通過する粒子や、排出抑制部170bの表面に衝突して跳ね返る粒子等がある。このように、抑制部170bによって、その冷媒ガス流れに向かう粒子の移動速度を低減させたり、粒子を跳ね返したりすることで、粒子(潤滑油)の冷媒ガス流れへの合流を抑制することができる。したがって、抑制部170bによって、導入通路101cの開度を最小にすることにより、吸入室141への潤滑油の排出を、導入通路101cの開度を増大させた場合と比較して抑制することができる。
一方、吸入室141に排出された潤滑油は、シリンダボア101a及び吐出室142を経由して外部冷媒回路へ流出される。そして、この潤滑油は、外部冷媒回路の蒸発器で冷却されて、再度、吸入ポート104a、吸入室141に戻って、シリンダボア101aに取り込まれ、ブローバイガス等と伴にクランク室140に還流され、各機構部間の潤滑が効果的に行われる。
この蒸発器により冷却された潤滑油の還流により、クランク室140の温度上昇が抑制される等して、クランク室140の温度が第2温度以下になると、抑制部170bが再び導入通路101cの開口端部に当接して、潤滑油の排出が再び抑制される。これを、クランク室140の温度に応答して繰り返す。このように、排出抑制手段170は、抑制解除後に、再び抑制動作をすることが可能な、可逆動作可能な抑制手段である。
なお、吸入室141から吐出室142を介して外部冷媒回路へ流出する潤滑油量が増加するが、常用回転数より異常に高い場合における過渡的な増加であるため、エアコンシステムの冷房性能に対する実質的な影響は無視できるほどである。
このようにして、クランク室の圧力調整に影響を与えることなく、簡易な構造で、高温時にクランク室内の潤滑油の吸入室への排出を促進可能な可変容量型圧縮機を提供することができる。
なお、排出抑制手段170は、シリンダブロック101のクランク室側壁面に配置する構成に限らず、例えば、導入通路101cの中間部に設けるようにしてもよく、クランク室140の温度を感知し該感知温度に応じて潤滑油の排出抑制の解除方向に変位可能な感温部を備え、抑制部を感温部の変位端に設けると共に、該抑制部に絞り手段の流路断面積より大きく開口される排出抑制孔を有し、排出抑制孔を介して抑制をし、感知温度が所定温度以上のとき、抑制部を抑制の解除方向に変位させて、抑制を解除する構成であればよい。さらに、このように、抑制部に排出抑制孔を設ける構成に限らず、以下に説明する第2実施形態のように構成してもよい。
排出抑制手段170’は、感温部170aと抑制部170b’とが一体形成された単なる板状の感温部材である。抑制部170b’は、第1実施形態とは異なり板状に形成されている。
また、本実施形態においては、導入通路101cのクランク室側の開口端部(通路開口周縁部)の形状を工夫することで、抑制部170bに排出抑制孔を形成する必要がなく、排出抑制手段の形状を簡素化することができる。
参考発明の可変容量型圧縮機100’は、センタボアと該センタボアを囲むように配置される複数のシリンダボアとが区画形成されたシリンダブロックと、各シリンダボア内のピストンを駆動軸の回転により往復動させて、吸入室からシリンダボア内に吸入した冷媒ガスを圧縮して吐出室を介して外部に吐出する圧縮機構と、前記吐出室と前記ピストン背方のクランク室とを連通する圧力供給通路と、前記クランク室と前記吸入室とを連通する放圧通路と、前記放圧通路に設けられ、常時、前記放圧通路の前記冷媒ガス流量を前記所定値で規制可能とする絞り手段と、を備え、前記放圧通路の流量を所定値に規制すると共に、前記圧力供給通路の開度を調整することで、前記クランク室の圧力を調整して冷媒の吐出容量を変更可能な可変容量型圧縮機において、前記放圧通路のうち前記絞り手段よりクランク室側のクランク室側放圧通路は、一端がクランク室側に開口する第1導入通路と、第1導入通路と別経路で一端がクランク室側に開口する第2導入通路と、第1導入通路の他端と第2導入通路の他端とを合流させる合流部と、を有し、前記センタボアは、前記クランク室側に開口する第1センタボアと、前記吸入室側に開口する第2センタボアと、を有する構成とし、前記第1導入通路に開閉手段が設けられ、前記第2センタボアが前記合流部を成し、前記第1導入通路及び第2導入通路のうち、少なくとも前記第1導入通路を前記第1センタボアに開口させて構成したことを特徴とする。この構成を、以下において、参考発明の基本構成を成す参考構成1と言う。
この参考構成2によれば、第1導入通路101c1は、駆動軸110と略平行に延設されているので通路構成がより容易となる。また、開閉手段170’は、第1センタボア101b1の底壁101b12に面接触で固定され、クランク室140に対峙しているので、第1センタボア101b1の底壁101b12の温度とクランク室内の流体温度のどちらか高い方の温度に確実に応答して動作し、信頼性向上に寄与する。
この参考構成3によれば、重力方向上側である第2導入通路101c2を介して潤滑油が第2センタボア101b2側に向かって流入しても、第2センタボア101b2が潤滑油の貯留部となる上、クランク室140側の開口端が閉塞された第1導入通路101c1を潤滑油の貯留部として機能させることができるため、吸入室141への潤滑油の排出をより効果的に抑制することができる。なお、これに限らず、上記参考構成1において、単に、参考構成3を含む参考構成としてもよい。
この参考構成4によれば、単に、第1センタボア101b1と第2センタボア101b2との間に2つの通路を形成するだけであるので、通路形成が容易で、かつ、開閉手段170’により第1導入通路101c1が閉塞されているとき、冷媒回路への潤滑油の流出が効果的に抑制され、冷媒性能を向上させることができる。なお、これに限らず、上記各参考構成において、単に、参考構成4を含む参考構成としてもよい。
この参考構成5によれば、2系統の通路形成がより一層容易となる。なお、これに限らず、上記各参考構成において、単に、参考構成5を含む参考構成としてもよい。
この参考構成6によれば、第2導入通路101c2の中心軸線O方向の長さを短くすることができ、単に、駆動軸110の軸端及び外周から通路を形成するだけでよいため、通路形成が容易である。また、連通孔110bの開口は第1センタボア101b1の周壁101b11に対峙し、オイルプアな第1センタボア101b1内に位置し、かつ、その開口部が駆動軸110と共に回転するため、第2導入通路101c2から第2センタボア101b2への潤滑油の流出を著しく抑制することができ、第1開閉手段170’により第1導入通路101c1を閉塞しているときのエアコンシステムの冷房性能をより向上させることができる。
制御弁300が閉状態から開状態になると、吐出室142からクランク室140に向かう高圧の冷媒ガス流れが発生する。この冷媒ガスは第2センタボア101b2、第2導入通路101c2、第1センタボア101b1を経由してクランク室140に流入するが、冷媒ガスには潤滑油も含まれているため、冷媒ガスの噴流に沿って潤滑油が飛散してクランク室140内の各摺動部間を潤滑する。連通孔110bは第1センタボア101b1の周壁101b11に対峙して開口しているため、連通孔110bの開口から冷媒ガスとともに潤滑油が周壁101b11に向けて噴射される。周壁101b11に衝突した潤滑油は、クランク室140側に向けて飛散し、特に圧縮側の斜板111とシュー137との摺動面の潤滑に寄与する。
なお、可変容量型圧縮機100’が吐出容量制御状態において、制御弁300の開度を全閉と全開の間の任意の開度にしているときは、その開度により規定された量の冷媒ガスが第2センタボア101b2に導入されるため、この導入された冷媒ガス量に応じて、圧力供給通路145と導入通路147との共通の通路に双方向の流れが生じ、これにより、クランク室140の圧力を変化させ、ピストン136のストロークを変化させることにより吐出容量の可変制御をすることができる。
この参考構成7によれば、圧力供給通路及び放圧通路全体の形成が極めて容易となる。
101a・・・・・シリンダボア
103c・・・・・絞り手段(オリフィス)
170・・・・・・排出抑制手段
170a・・・・・感温部
170b、170b’・・・抑制部
172・・・・・・排出抑制孔
101c・・・・・クランク室側放圧通路の一部(導入通路)
101・・・・・・形成体(シリンダブロック)
101d・・・・・突出部
101f・・・・・突出端部
101e・・・・・切欠き溝
101b1・・・・凹部(第1センタボア)
101b12・・・底部(底壁)
110・・・・・・駆動軸
111・・・・・・斜板
136・・・・・・ピストン
140・・・・・・クランク室
141・・・・・・吸入室
142・・・・・・吐出室
145・・・・・・圧力供給通路
147・・・・・・放圧通路
O・・・・・・・・中心軸線
Claims (9)
- シリンダボア内のピストンを駆動軸の回転により往復動させて、吸入室からシリンダボア内に吸入した冷媒ガスを圧縮して吐出室を介して外部に吐出する圧縮機構と、
前記吐出室と前記ピストン背方のクランク室とを連通する圧力供給通路と、
前記クランク室と前記吸入室とを連通する放圧通路と、
を備え、前記放圧通路の流量を所定値に規制すると共に、前記圧力供給通路の開度を調整することで、前記クランク室の圧力を調整して冷媒の吐出容量を変更可能な可変容量型圧縮機において、
前記放圧通路は、一経路からなり、
前記放圧通路に設けられる絞り手段と、
前記放圧通路のうち前記絞り手段よりクランク室側のクランク室側放圧通路に配置され前記クランク室内の潤滑油の前記吸入室側への排出を抑制する抑制部を有する排出抑制手段であって、前記抑制をしているとき、前記抑制部の配置箇所におけるクランク室側放圧通路の開口面積を、前記絞り手段の流路断面積より大きく設定し、前記クランク室の温度が所定温度以上のとき、前記開口面積を増大させて前記抑制を解除可能に構成される排出抑制手段と、
を備えて構成される、可変容量型圧縮機。 - 前記排出抑制手段は、
前記クランク室の温度を感知し該感知温度に応じて前記抑制の解除方向に変位可能な感温部を備え、
前記抑制部を前記感温部の変位端に設けると共に、該抑制部に前記絞り手段の流路断面積より大きく開口される排出抑制孔を有し、
前記排出抑制孔を介して前記抑制をし、前記感知温度が前記所定温度以上のとき、前記抑制部を前記抑制の解除方向に変位させて、前記抑制を解除する構成とした、請求項1に記載の可変容量型圧縮機。 - 前記感温部は、前記クランク室側放圧通路の一部を形成する形成体のクランク室側壁面に配置され、
前記抑制部は、前記感温部の感知温度に応じて前記形成体に対して接離する、請求項2に記載の可変容量型圧縮機。 - 前記クランク室側放圧通路の一部を形成する形成体はクランク室側壁面において通路開口周縁部を突出形成させた突出部を有し、該突出部は突出端部に切欠き溝を有し、該切欠き溝の溝断面積は前記絞り手段の流路断面積より大きく開口形成される構成であって、
前記排出抑制手段は、
前記形成体のクランク室側壁面に配置され、前記クランク室の温度を感知し該感知温度に応じて前記抑制の解除方向に変位可能な感温部を備え、
前記抑制部を前記感温部の変位端に設けると共に、該抑制部を前記感温部の感知温度に応じて前記突出端部に対して接離させ、
前記切欠き溝のみをクランク室側に開口可能に前記抑制部を前記突出端部に当接させて、前記切欠き溝を介して前記抑制をし、前記感知温度が前記所定温度以上のとき、前記抑制部を前記抑制の解除方向に変位させて、前記抑制を解除する構成とした、請求項1に記載の可変容量型圧縮機。 - 前記形成体は、クランク室側壁面に凹部を有し、
前記クランク室側放圧通路の一部は、前記凹部の底部でクランク室側に向かって開口される構成であって、
前記排出抑制手段は、前記凹部の底部に配置される、請求項3又は4に記載の可変容量型圧縮機。 - 前記シリンダボアは、前記形成体内に、周方向に複数配設される構成であって、
前記凹部は、前記各シリンダボアに囲まれるように配設される、請求項5に記載の可変容量型圧縮機。 - 前記駆動軸は、前記クランク室内の中央を横断し前記凹部の底部を貫通して支持され、
前記クランク室側放圧通路の一部は、前記駆動軸の中心軸線より重力方向下側で開口される、請求項5又は6に記載の可変容量型圧縮機。 - 前記排出抑制手段は、バイメタル又は形状記憶合金からなる、請求項1〜7のいずれか1つに記載の可変容量型圧縮機。
- 前記圧縮機構は、前記クランク室内に、前記駆動軸に固定されるロータと、該ロータに連結手段を介して前記駆動軸の中心軸線に対する傾角を可変可能に連結される斜板と、を含む構成であって、
前記斜板の回転運動により前記ピストンを往復運動させ、前記斜板の傾角を変化させて前記ピストンのストローク量を変化させ、前記シリンダボアからの冷媒の吐出容量を変更する、請求項1〜8のいずれか1つに記載の可変容量型圧縮機。
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