JP6227830B2 - 半芳香族ポリアミド繊維、半芳香族ポリアミド不織布及びその製造方法 - Google Patents
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(1)テレフタル酸成分とジアミン成分とを含み、ジアミン成分が1,8−オクタンジアミン、1,10−デカンジアミン、1,12−ドデカンジアミンのいずれかであり、ポリアミド中のジアミン単位に対するトリアミン単位が0.3モル%以下であることを特徴とする半芳香族ポリアミドからなる半芳香族ポリアミド繊維または半芳香族ポリアミド不織布。
(2)半芳香族ポリアミドの主成分であるテレフタル酸成分およびジアミン成分以外の共重合成分が、原料モノマーの総モル数に対して、0〜5モル%の割合で含有されることを特徴とする(1)に記載の半芳香族ポリアミド繊維または半芳香族ポリアミド不織布。
(3)示差走査型熱量計を用いて測定される融点が280℃〜340℃であることを特徴とする(1)または(2)に記載の半芳香族ポリアミド繊維または半芳香族ポリアミド不織布。
(4)示差走査型熱量計を用いて測定される過冷却度ΔTが40℃以下であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の半芳香族ポリアミド繊維または半芳香族不織布。
(5)次の(a)〜(d)の工程を順次行うことを特徴とする(1)〜(4)いずれかに記載の半芳香族ポリアミド繊維の製造方法。
(a)テレフタル酸とジアミンの合計100質量部に対し、水の配合量が5質量部以下の条件下、80℃以上150℃以下で溶融状態のジアミンと固体のテレフタル酸からなる懸濁液を攪拌混合し、混合物を得る工程。
(b)工程(a)で得られた混合物において、最終的に生成する半芳香族ポリアミドの融点未満の温度で、テレフタル酸とジアミンとの反応による塩の生成と、前記塩の重合による低重合体の生成反応とをおこない、塩および低重合物の混合物を得る工程。
(c)工程(b)で得られた塩および低重合物の混合物を重合して、示差走査型熱量計を用いて測定される融点が280℃〜340℃である半芳香族ポリアミドを得る工程。
(d)工程(c)で得られた半芳香族ポリアミドを溶融紡糸し、得られた糸条を延伸、熱処理する工程。
(6)次の(a)〜(d)の工程を順次行うことを特徴とする(1)〜(4)いずれかに記載の半芳香族ポリアミド繊維の製造方法。
(a)テレフタル酸粉末を予めジアミンの融点以上かつテレフタル酸の融点以下の温度に加熱し、ジアミンの融点以上かつテレフタル酸の融点以下の温度において、テレフタル酸の粉末の状態を保つように、実質的に水を含有させずに、ジアミンをテレフタル酸粉末に添加する工程。
(b)工程(a)で得られた混合物において、最終的に生成する半芳香族ポリアミドの融点未満の温度で、テレフタル酸とジアミンとの反応による塩の生成と、前記塩の重合による低重合体の生成反応とをおこない、塩および低重合物の混合物を得る工程。
(c)工程(b)で得られた塩および低重合物の混合物を重合して、示差走査型熱量計を用いて測定される融点が280℃〜340℃である半芳香族ポリアミドを得る工程。
(d)工程(c)で得られた半芳香族ポリアミドを溶融紡糸し、得られた糸条を延伸、熱処理する工程。
(7)工程(c)の重合工程が、工程(b)で得られた混合物を、生成するポリアミドの融点未満の温度を保ち固相重合する工程であることを特徴とする(5)又は(6)記載の半芳香族ポリアミド繊維の製造方法。
(8)工程(d)が、半芳香族ポリアミドを該融点〜360℃で溶融後、30分以内の溶融滞留時間で、紡糸口金ノズルより溶融紡糸し、得られる糸条を冷却後、温度120℃〜250℃、延伸倍率2倍以上で延伸を施した後、120〜270℃で定長熱処理、緊張熱処理または弛緩熱処理を行うことを特徴とする(5)〜(7)いずれかに記載の半芳香族ポリアミド繊維の製造方法。
本発明においては、ジカルボン酸成分として、テレフタル酸を用いる必要がある。その理由は、テレフタル酸は、芳香族ジカルボン酸の中でも化学構造の対称性が高く、高い結晶性を有する半芳香族ポリアミドからなる繊維および不織布を得る上で最も好ましいからである。
なお、本発明においては、下記式のように、過冷却度ΔTは、当該ポリアミドの融点(以下、Tmと略称する場合がある)と降温結晶化温度(以下、Tccと略称する場合がある)との差と定義される。
上記式においては、示差走査熱量計(DSC)を用いて、不活性ガス雰囲気下、当該ポリアミドからなる繊維を溶融状態から20℃/分の降温速度で25℃まで降温した後、20℃/分の昇温速度で昇温した場合に現れる吸熱ピークの温度を融点(Tm)と定義する。また、同様に溶融状態から20℃/分の降温速度で25℃まで降温した場合に現れる発熱ピークの温度を降温結晶化温度(Tcc)と定義する。この過冷却度ΔTが小さい程、ポリマー溶融状態からの結晶化が速く、高結晶性を有するポリマーであることを示す。
工程(b)は、工程(a)で得られた混合物を、最終的に生成するポリアミドの融点未満の温度で、テレフタル酸とジアミンとの反応による塩の生成と、前記塩の重合による低重合体の生成反応とをおこない、塩および低重合体の混合物を得る工程である。工程(b)においては、前述の生成反応をさせながら破砕を行なってもよいし、反応後に一旦取り出してから破砕を行なってもよい。
工程(c)は、工程(b)で得られた塩や低重合体を、最終的に生成する半芳香族ポリアミドからなる繊維および不織布の原料となる半芳香族ポリアミドの融点未満の温度で固相重合し、所定の分子量まで高分子量化させ、半芳香族ポリアミドを得る工程である。
工程(d)は、工程(c)で得られた半芳香族ポリアミドを溶融紡糸などにより溶融成形し、得られた糸条などを延伸、熱処理などすることにより半芳香族ポリアミド繊維を得る工程である。
実施例および比較例で用いた原料を以下に示す。
(1)ジカルボン酸成分
・テレフタル酸(融点:300℃以上)
・イソフタル酸(融点:343℃)
・アジピン酸(融点:153℃)
(2)ジアミン成分
・1,8−オクタンジアミン(融点:51℃)
・1,9−ノナンジアミン(融点:36℃)
・1,10−デカンジアミン(融点:62℃)
・1,12−ドデカンジアミン(融点:68℃)
以下のような方法にしたがって、樹脂特性の測定の性能評価を行った。
ウベローデ型粘度計を用い、96%硫酸を溶媒とし、濃度1g/dL、25℃で測定した。
パーキンエルマー社製示差走査型熱量計DSC−7を用い、昇温速度20℃/分で350℃まで昇温した後、350℃で5分間保持した。その後、降温速度20℃/分で25℃まで降温した際の発熱ピークのトップを与える温度を降温結晶化温度(Tcc)、さらに25℃で5分間保持後、再び昇温速度20℃/分で昇温測定した際の吸熱ピークのトップを融点(Tm)とした。融点と降温結晶化温度の差(Tm−Tcc)を過冷却度(ΔT)とした。
ポリアミド(樹脂、繊維、不織布)10mgに47%臭化水素酸を3mL加え、130℃で16時間加熱後、室温まで放冷した。そこに20%水酸化ナトリウム水溶液を5mL加えて試料溶液をアルカリ性にした後、分液ロートに移してクロロホルムを8mL加えて撹拌した後静置し、クロロホルム層のみを試験管に移し、ガスブロー濃縮機にて濃縮した。濃縮した試料にクロロホルム1.5mLを加え、これをメンブランフィルターで濾過したものを測定試料とした。この測定試料を、質量分析計を備えたガスクロマトグラフィー装置(アジレント・テクノロジー社製、商品名「Agilent 6890N」)で分析した。ジアミンとトリアミンを標準試料として作成した検量線を用いて、ポリアミド中のジアミンとトリアミンを定量し、ジアミンに対するトリアミンのモル比を算出した。ジアミンの標準物質は、重合に用いたジアミンを用いた。また、トリアミンの標準物質は、酸化パラジウムを触媒として用いて、オートクレーブ中にて重合に用いたジアミンを240℃で3時間加熱攪拌して反応させて得たトリアミン化合物を用いた。
エクストルーダー型単軸押出機を使用し、表1に記載の条件にて、溶融紡糸した。ブレーカープレートとその背面に有する68mmφの濾過面積を有する金属不織布フィルター(ナスロンNF−12)で濾過後、孔径0.35mmφ24個の孔を有する口金から1.45g/min・holeの条件で、溶融押出し、その後、400m/minの速度のローラーにて引取り、巻き取った。ノズルパック内滞留時間は、7分であった。その際、フィルターの単位時間当たりの圧力変化を測定した。
溶融紡糸工程において、ノズル昇圧が小さく、フィラメント中に含有される気泡やゲル化物など異物がなく、引き取り工程において、糸切れない状況であり、加熱延伸工程においても糸切れのない状態を良好な状況と判断し、○として示した。溶融紡糸工程でのノズル昇圧が顕著である、引き取り工程における糸切れが頻発する、加熱延伸工程において糸切れが頻発するなど、繊維の製造工程において障害となる状況を不良と判断し、×として示した。不良ではないが、ノズル昇圧や糸切れなどの現象が起こった条件を、問題ありとして、△で示した。
[工程a]
ジアミン成分として1,10−デカンジアミン(5050質量部)、体積平均粒径80μmのテレフタル酸粉末(4870質量部)、末端封鎖剤として安息香酸(72質量部)、重合触媒として次亜リン酸ナトリウム一水和物(6質量部)をオートクレーブに入れ、100℃に加熱後、ダブルヘリカル型の攪拌翼を用いて回転数28rpmで撹拌を開始し、1時間加熱した。原料モノマーのモル比は、1,10−デカンジアミン:テレフタル酸=50:50であった。
[工程b]
工程aで得られた混合物を、回転数を28rpmに保ったまま230℃に昇温し、その後230℃で3時間加熱した。塩と低重合体の生成反応と破砕を同時に行った。反応により生じた水蒸気を放圧後、得られた反応物を取り出した。
[工程c]
工程bで得られた反応物を、乾燥機中、常圧窒素気流下、230℃で5時間加熱して重合しポリアミドを得た。得られたポリアミドの特性値を表1に示した。
[工程d]
工程cで得られたポリアミドをエクストルーダー型単軸押出機に投入し、表1に記載の条件にて、溶融紡糸した。ブレーカープレートとその背面に有する68mmφの濾過面積を有する金属不織布フィルター(ナスロンNF−12)で濾過後、孔径0.35mmφ24個の孔を有する口金から1.45g/min・holeの条件で、溶融押出し、その後、400m/minの速度のローラーにて引取り、巻き取った。ノズルパック内滞留時間は、7分であった。引き続き、表1に記載の延伸温度と延伸倍率にて延伸を施し、ポリアミド繊維を得た。得られたポリアミド繊維の特性値を表2に示した。
[工程a及び工程b]
体積平均粒径80μmのテレフタル酸粉末(4870質量部)、重合触媒としての次亜リン酸ナトリウム(6質量部)、末端封鎖剤としての安息香酸(72質量部)からなる混合物を、リボンブレンダー式の反応装置に供給し、窒素密閉下、ダブルヘリカル型の攪拌翼を用いて回転数30rpmで撹拌しながら170℃に加熱した。その後、温度を170℃に保ち、かつ回転数を30rpmに保ったまま、液注装置を用いて、100℃に加温したデカンジアミン(50質量部、100質量%)を、28質量部/分の速度で、3時間かけて連続的(連続液注方式)にテレフタル酸粉末に添加し反応物を得た。
[工程c]
工程a及び工程bで得られた反応物を、引き続き工程a及び工程bで用いたリボンブレンダー式の反応装置内で、窒素気流下、230℃に昇温し、230℃で5時間加熱して重合し半芳香族ポリアミドを得た。得られた半芳香族ポリアミドの特性値を表1に示した。
[工程d]
工程cで得られた半芳香族ポリアミドをエクストルーダー型単軸押出機を使用し、表1に記載の条件にて、溶融紡糸、加熱延伸を施し、半芳香族ポリアミド繊維を得た。得られた半芳香族ポリアミド繊維の特性値を表1に示した。
使用するモノマーの種類、製造条件を表1のように変更する以外は、実施例2と同様にして、半芳香族ポリアミドを得た後に溶融紡糸及び加熱延伸法により半芳香族ポリアミド繊維を得た。得られた半芳香族ポリアミド繊維の特性値を表2に示した。
[工程a]
ジアミン成分として1,10−デカンジアミン(5050質量部)、体積平均粒径80μmのテレフタル酸粉末(4870質量部)、末端封鎖剤として安息香酸(72質量部)、重合触媒として次亜リン酸ナトリウム一水和物(6質量部)、蒸留水400質量部(原料モノマーの合計量100質量部に対して、4質量部)をオートクレーブに入れ、100℃に加熱後、回転数28rpmで撹拌を開始し、1時間加熱した。
[工程b]
工程aで得られた混合物を、回転数を28rpmに保ったまま230℃に昇温し、その後230℃で3時間加熱した。塩と低重合体の生成反応を行ないながら、得られた固形物を破砕した。水蒸気を放圧後、得られた反応物を取り出した。
[工程c]
工程bで得られた反応物を、乾燥機中、常圧窒素気流下、230℃で5時間加熱して重合し半芳香族ポリアミドを得た。得られた半芳香族ポリアミドの特性値を表1に示した。
[工程d]
工程cにより得られた半芳香族ポリアミドを用いて、表1に示した条件で、実施例1と同様な方法により半芳香族ポリアミド繊維を得た。得られた半芳香族ポリアミド繊維の特性値を表2に示した。
[工程a及び工程b]
実施例1と同様の方法にて反応物を得た。
[工程c]
工程a及び工程bで得られた反応物を、二軸押出機(30mmφ、L/D=45、2ベント)に供給して溶融重合に付し、ペレット状の半芳香族ポリアミドを得た。二軸押出機のシリンダー温度を330℃に設定し、樹脂温度を335℃に調節した。平均滞留時間は3分に設定した。ホッパーは酸素含有量が50ppm以下の窒素ガスでシールした。また、第1ベントは開放し、前記の窒素ガスでシールし、第2ベントは真空ポンプを使用して50mmHgの減圧度を保った。スクリュー回転数は40rpmに設定し、ホッパーからの低重合体の供給量は1kg/時間とした。得られた半芳香族ポリアミドの特性値を表1に示した。
[工程d]
工程cにより得られた半芳香族ポリアミドを用いて、表1に示した条件にて、実施例1と同様な方法により、半芳香族ポリアミド繊維を得た。得られた半芳香族ポリアミド繊維の特性値を表2に示した。
[工程a、工程b及び工程c]
工程aにおいて、蒸留水400質量部(原料モノマーの合計量100質量部に対して、4質量部)に代えて、蒸留水9200質量部(原料モノマーの合計量100質量部に対して、92質量部)とした以外は、実施例7と同様にして半芳香族ポリアミドを得た。得られた半芳香族ポリアミドの特性値を表1に示した。
[工程d]
工程a、工程b及び工程cにより得られた半芳香族ポリアミドを用いて、表1に示した条件にて、実施例1と同様な方法により、半芳香族ポリアミド繊維を得た。得られた半芳香族ポリアミド繊維の特性値を表2に示した。
[工程a、工程b及び工程c]
工程aにおいて、蒸留水400質量部(原料モノマーの合計量100質量部に対して、4質量部)に代えて、蒸留水600質量部(原料モノマーの合計量100質量部に対して、6質量部)とした以外は、実施例7と同様にして半芳香族ポリアミドを得た。得られた半芳香族ポリアミドの特性値を表1に示した。
[工程d]
工程a、工程b及び工程cにより得られた半芳香族ポリアミドを用いて、表1に示した条件にて、実施例1と同様な方法により、半芳香族ポリアミド繊維を得た。得られた半芳香族ポリアミド繊維の特性値を表2に示した。
一方、比較例1においては、ジアミン成分として、奇数個の炭素数を有する1,9−ノナンジアミンを用いたため、過冷却度が高く、得られた半芳香族ポリアミドは、結晶性が低いものとなり、得られる繊維の機械的物性の低下が見られた。比較例2、3は、テレフタル酸とジアミンの合計100質量部に対して、5質量部を超えた水の存在下、ポリアミドを重合した。そのため、ポリアミド中のトリアミン含有量が0.3モル%を超えており、ポリアミド中にゲルが多く含まれており、ノズル昇圧が顕著であり、実用には適さないと推測される。
Claims (6)
- テレフタル酸成分とジアミン成分とを含み、前記ジアミン成分が1,8−オクタンジアミン、1,10−デカンジアミン、1,12−ドデカンジアミンのいずれかであり、前記半芳香族ポリアミドの主成分であるテレフタル酸成分およびジアミン成分以外の共重合成分が、原料モノマーの総モル数に対して0〜5モル%の割合で含有されており、前記半芳香族ポリアミド中の前記ジアミン単位に対するトリアミン単位が0.3モル%以下である半芳香族ポリアミド。
- 前記半芳香族ポリアミドが、テレフタル酸成分以外のジカルボン酸成分を含まない半芳香族ポリアミドである請求項1に記載の半芳香族ポリアミド。
- 示差走査型熱量計を用いて測定される融点が280℃〜340℃であることを特徴とする請求項1または2に記載の半芳香族ポリアミド。
- 示差走査型熱量計を用いて測定される過冷却度ΔTが40℃以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半芳香族ポリアミド。
- 前記ジアミン成分が、1,10−デカンジアミン、1,12−ドデカンジアミンのいずれかである請求項1〜4いずれか1項に記載の半芳香族ポリアミド。
- 前記半芳香族ポリアミド中の前記ジアミン単位に対するトリアミン単位が0.25モル%以下である請求項1〜5いずれか1項に記載の半芳香族ポリアミド。
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