JP6227242B2 - 光学式エンコーダ、光学式エンコーダ付きモータおよびその製造方法 - Google Patents

光学式エンコーダ、光学式エンコーダ付きモータおよびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、エンコーダディスクの構造に特徴のある光学式エンコーダ、光学式エンコーダ付きモータおよびその製造方法に関する。
モータと光学式エンコーダを一体化させる場合、モータの軸方向の端面に光学式エンコーダおよび関連回路を搭載した電子基板を取り付ける構造が取られる。この構造では、各部品の干渉を考慮した組み立て手順や構造が必要となる。特許文献1には、エンコーダセンサモジュールを搭載した回路基板を回転軸と垂直な方向から挿入(スライド)したエンコーダの組立方法が開示されている。特許文献2には、受光素子モジュールと発光素子モジュールとが一対の別部品にて構成された構造が開示されている。特許文献3には、モータの側面に回路基板を固定し、回路基板上のセンサモジュールの開口部を基板と垂直方向にすることでエンコーダディスクを容易に取り付けることができる構造が開示されている。
特開2002−357457号公報 特開2007−202382号公報 特開2008−206244号公報
上述した従来技術では、組立手順が煩雑になる、あるいは構造が複雑化する、といった問題がある。このような背景において、本発明は、構造が簡素化され、組み立てが容易な光学式エンコーダ、光学式エンコーダ付きモータ、およびその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、回転するシャフトに取り付けられたエンコーダディスクと、対向配置した発光部と受光部との間に非接触な状態で前記エンコーダディスクを挟む構造のフォトインタラプタとを備え、前記エンコーダディスクは、前記シャフトが貫通する取付孔を有し、前記取付孔は、軸中心から離れる方向に向かって扇形に広がる略扇形形状を有し、前記取付孔の最外周部分と前記エンコーダディスクの外周との間の径方向における距離は、前記シャフトの外周と前記フォトインタラプタとの間の径方向における距離よりも短いことを特徴とする光学式エンコーダである。
請求項1に記載の発明によれば、エンコーダディスクの取付孔にシャフトを通す際に取付孔の略扇形形状部分が逃げとなり、エンコーダディスクをシャフトに組み付ける工程において、エンコーダディスクとフォトインタラプタとが干渉しないようにできる。このため、エンコーダディスクとフォトインタラプタの干渉に起因して、エンコーダディスクのシャフトへの取り付けが困難となる問題が回避される。また、取付孔の最外周部分とエンコーダディスクの外周との間の径方向における距離がシャフトの外周とフォトインタラプタとの間の径方向における距離よりも短いことにより、エンコーダディスクをシャフトに組み付ける工程において、エンコーダディスクとフォトインタラプタとが干渉しないようにできる。なお、請求項1におけるシャフトは、モータのシャフトであってもよいし、モータにギア機構等の何らかの伝達機構を介して接続されるシャフトであってもよい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記エンコーダディスクは、前記シャフトに固定されたディスクホルダと前記エンコーダディスクの上から押し付けるカバーとによって挟まれた状態で保持され、前記エンコーダディスクには、前記ディスクホルダに対して位置を決める複数の位置決め孔と前記カバーの係合部が貫通する複数のカバー通し孔が形成されていることを特徴とする。請求項2に記載の発明によれば、より簡素な作業でエンコーダディスクの位置合わせ、および取り付けが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記エンコーダディスクは、前記受光部が検出する光を透過する材料で構成され、且つ、前記エンコーダディスクの片面には、特定のパターンで形成された遮光パターンが形成されており、前記複数の位置決め孔は、軸中心に対して非対称な位置に形成されていることを特徴とする。請求項4に記載の発明によれば、エンコーダディスクを容易に作成することができ、エンコーダディスクの表裏を間違える不都合が防止される。
請求項に記載の発明は、回転するシャフトを備えたモータと、前記シャフトに取り付けられたエンコーダディスクと、対向配置した発光部と受光部との間に非接触な状態で前記エンコーダディスクを挟む構造のフォトインタラプタとを備え、前記エンコーダディスクは、前記シャフトが貫通する取付孔を有し、前記取付孔は、軸中心から離れる方向に向かって扇形に広がる略扇形形状を有し、前記取付孔の最外周部分と前記エンコーダディスクの外周との間の径方向における距離は、前記シャフトの外周と前記フォトインタラプタとの間の径方向における距離よりも短いことを特徴とする光学式エンコーダ付きモータである。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記エンコーダディスクは、前記シャフトに固定されたディスクホルダと前記エンコーダディスクの上から押し付けるカバーとによって挟まれた状態で保持され、前記エンコーダディスクには、前記ディスクホルダに対して位置を決める複数の位置決め孔と前記カバーの係合部が貫通する複数のカバー通し孔が形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記エンコーダディスクは、前記受光部が検出する光を透過する材料で構成され、且つ、前記エンコーダディスクの片面には、特定のパターンで形成された遮光パターンが形成されており、前記複数の位置決め孔は、軸中心に対して非対称な位置に形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、(1)フォトインタラプタを取り付けた電子基板を、シャフトを備えたモータの端面に取り付ける工程、(2)前記シャフトに対して前記エンコーダディスクを偏心させた状態で前記取付孔の最外周部に前記シャフトを通し、前記エンコーダディスクを前記シャフトに取り付ける工程、(3)カバーで前記エンコーダディスクを固定する工程の順に組み立てられており、前記取付孔は、軸中心から離れる方向に向かって扇形に広がる略扇形形状を有しており、前記取付孔の最外周部分と前記エンコーダディスクの外周との間の径方向における距離は、前記シャフトの外周と前記フォトインタラプタとの間の径方向における距離よりも短いことを特徴とする光学式エンコーダ付きモータの製造方法である。
本発明によれば、構造が簡素化され、組み立てが容易な光学式エンコーダ、光学式エンコーダ付きモータ、およびその製造方法が提供される。
実施形態の光学式エンコーダ付きモータの斜視図である。 実施形態の光学式エンコーダ付きモータの側面図である。 実施形態の光学式エンコーダ付きモータの分解斜視図である。 実施形態の部品の平面図(A)と側面図(B)である。 実施形態の部品の平面図(A)とその一部拡大図(B)である。 実施形態の部品の側面図(A)と平面図(B)である。
(構造)
図1〜図3には、実施形態の光学式エンコーダ付きモータ100が示されている。光学式エンコーダ付きモータ100は、モータ101を備えている。この例において、モータ101は、ブラシ付きDCモータである。モータ101としては、電流が供給されてシャフトが回転する形式のものであれば、ブラシレスモータやステッピングモータ等の他の形式のモータであってもよい。
モータ101は、回転軸となるシャフト102を備えている。シャフト102は、モータ101の軸方向(図のZ軸方向)における両端から外側に向って突出している。図の下方向に突出したシャフト102(こちら側が出力軸となる)には、ギア103が取り付けられている。図のギア103は、詳細に描かれていないが、一般的には周方向に溝が形成されており、ギア103を介してシャフト102の回転が図示しない駆動対象に伝達される。
モータ101の軸方向における他方の端面(ギア103が取り付けられた端面とは反対側)には、電子基板105が導電性のネジ104によって固定されている。ネジ104は、モータ101と電子基板105を固定する機能の他に、導電性のネジを使用することで電子基板105をアース(フレーム接地)している。電子基板105には、シャフト102が貫通する孔105a(図3参照)が設けられており、孔105aからシャフト102が電子基板105上に突出している。電子基板105には、図示省略した配線パターン(回路パターン)が形成され、フォトインタラプタ200、コネクタ106、その他図示省略した電子部品が電気的に接続され取り付けられている。
光学式エンコーダは、フォトインタラプタ200とエンコーダディスク112を備えている。フォトインタラプタ200は、発光ダイオード等の発光素子を備えた発光部201とフォトダイオードやフォトトランジスタ等の受光素子を備えた受光部202を対向した状態で一体に形成されている。発光部201と受光部202とは、互いに離間した位置に配置されており、これらの間にエンコーダディスク112の外周部が配置され、透過型の光学式エンコーダが構成されている。
コネクタ106は、発光部201への電源電圧を供給するための端子、受光部202からの検出信号を外部に出力するための端子、モータ101を駆動するための端子等を備えている。
電子基板105には、モータ101の端面に設けられた給電端子107、108が貫通する端子孔が設けられており、この端子孔の周囲には、半田パッド109、110が設けられている。図1には示されていないが、給電端子107は半田パッド109に半田接続され、給電端子108は半田パッド110に半田接続されている。半田パッド109、110は、図示しない配線パターンによりコネクタ106に電気的に接続されている。
電子基板105上に突出したシャフト102には、エンコーダディスク112がディスクホルダ111とカバー113に挟まれた状態で取り付けられている。このディスクホルダ111、エンコーダディスク112、及びカバー113について、詳しくは後述する。この構造により、エンコーダディスク112は、シャフト102と共に回転する。エンコーダディスク112は、その外周部が電子基板105上のフォトインタラプタ200の発光部201と受光部202との間に位置し、発光部201と受光部202に接触しない状態で回転する。この際、受光部202が検出する発光部201からの光の検出の有無が生じ、その検出タイミングにより、シャフト102の回転位置(回転角)や回転速度が検出される。
(ディスクホルダ)
図4(A)には、軸方向から見たディスクホルダ111の平面図が示され、図4(B)には、側面図が示されている。ディスクホルダ111は、エンコーダディスク112をシャフト102に取り付けるための部材である。ディスクホルダ111は、軸長の短い略円柱形状(ドラム形状)を有している。ディスクホルダ111の軸中心には、シャフト102が圧入される貫通孔121が設けられている。
ディスクホルダ111の軸方向の端面には、突起122a、122bおよび122cが設けられている。突起122aは、エンコーダディスク112の後述する位置決め孔133aに嵌合し、突起122bは、エンコーダディスク112の後述する位置決め孔133bに嵌合し、突起122cは、エンコーダディスク112の後述する位置決め孔133cに嵌合する。ディスクホルダ111の外周面には、軸方向に延在する溝123a、123bおよび123cが設けられている。溝123a、123bおよび123cは、カバー113の後述する係合ピン(係合部)142a、143bおよび143cをガイドするために設けられている。また、溝123a、123bおよび123cには、後述する係合ピン142a、143bおよび143cの係合を容易にするための傾斜が設けられている。
(エンコーダディスク)
図5(A)には、軸方向から見たエンコーダディスク112の平面図が示され、図5(B)には、その一部を拡大した状態が示されている。エンコーダディスク112は、フォトインタラプ200の発光部201が発光し、受光部202が受光する光を透過する材質で構成された円盤形状を有している。この例の場合、フォトインタラプタ200が使用する光の波長は、950nmであり、エンコーダディスク112として、この波長の光を透過するPET(ポリエチレンテレフタレート)を材料とする薄板を用いているが、ガラスを材料とした薄板でもよい。
エンコーダディスク112の片面の外周近くには、周方向に沿って円環状の遮光パターン131が形成されている。この遮光パターン131は、PETを感光することにより色出しを行って形成しているが、これに限定されるものではなく、インク等を印刷して形成してもよい。遮光パターン131は、回転中心から離れる方向に延在する黒い線状のパターンで、周方向に沿って特定の間隔で繰り返し配置されたパターンが等間隔に形成されている。図5には、周方向の一部に遮光パターン131が形成されているかのように記載されているが、実際には、周方向に沿って途切れなく形成されている。遮光パターン131が有る部分は光が遮断し、遮光パターン131が無い部分は光が透過する構造で、光学スリットとして機能する。スリットの数はフォトインタラプタ200の性能にもよるが、例えば約300個が円周方向の全周に渡って等間隔で形成されている。なお、エンコーダディスク112は、一般的に知られている金属製の円板にして用いてもよく、この場合、光をオン/オフさせるために光学式窓が開けられている。
エンコーダディスク112が取り付けられたシャフト102が回転すると、エンコーダディスク112が回転し、上記遮光パターンとスリットが発光部201と受光部202との間を通過する。この際、発光部201からの光が受光部202で検出する光の有無(受光)が生じ、その検出タイミングにより、シャフト102の回転位置(回転角)や回転速度が検出される。
エンコーダディスク112の円環状の遮光パターン131の内側(中心側)には、シャフト102を取り付けるための取付孔132が設けられている。取付孔132は、長孔の形状に形成されており、エンコーダディスク112の軸中心の部分にシャフト102の中心がくる状態で貫通するシャフト貫通部132aを有し、そのシャフト貫通部132aから離れる一方向に延在している。この取付孔132は、円を引き延ばして形成した略楕円形状の長孔でも良いが、図5(A)のように、取付孔132の外周部132bが中心から離れる方向に向かって扇形に広がる略扇形形状を形成していてもよい。この場合、詳細は後述するが、エンコーダディスク112をシャフト102に通す時に作業が容易になる。
取付孔132の形状は、以下の条件を満足することが好ましい。すなわち、取付孔132の最外周部分132cと、エンコーダディスクの外周との間の径方向における距離をa(図5参照)とし、シャフト102の外周とフォトインタラプタ200の受光部202との間における径方向における距離をb(図2参照)とした場合に、a<bとすることが好ましい。この条件によれば、後述するエンコーダディスク112を組み付ける工程において、エンコーダディスク112とフォトインタラプタ200とが干渉しない構造とできる。
エンコーダディスク112の中心軸の周囲には、位置決め孔133a、133bおよび133cが形成されている。位置決め孔133a、133bおよび133cに、ディスクホルダ111の位置決め用突起122a、122bおよび122cが嵌ることでディスクホルダ111に対するエンコーダディスク112の位置、すなわち回転中心位置にエンコーダディスク112の中心が合わせられる。すなわち、エンコーダディスク112の相対的な位置合わせは、この位置決め孔133を用いているため、シャフト102とエンコーダディスク112の位置関係は、非接触で多少のすき間(ギャップ)があった方が好ましい。換言すると、図5では曲線を用いた取付孔132が描かれているが、直線を用いた角形形状の取付孔にしてもよいことは、おのずとわかる。
位置決め孔133aは、長孔に形成され、位置決め孔133bと133cは、丸孔に形成されている。位置決め孔133bと133cは、中心(軸中心)に対して非対称な位置に形成されている。こうすることで、ディスクホルダ111に対するエンコーダディスク112の表裏の向きが特定の向きとなる。すなわち、予め決められた向きを反転させてエンコーダディスク112をディスクホルダ111に装着しようとしても、ディスクホルダ111側の位置決め用突起122bおよび122cと位置決め孔133bおよび133cの位置が合わず、その場合の装着が行なえないようにしている。
更に、エンコーダディスク112の中心の周囲には、カバー通し孔134aおよび134bが形成されている。カバー通し孔134aおよび134bは、カバー113の後述する係合ピン142a、142bおよび142cのうちの2本を貫通させるために設けられている。係合ピンの残りの1本は、取付孔132を貫通する。
(カバー)
図6(A)には、カバー113の側面から見た側面図が示され、図6(B)には、(A)における矢印Aの方向で見た平面図が示されている。カバー113は、凸部141、凸部141の先端から軸方向に突出した係合ピン(係合部)142a、142bおよび142cを備えている。係合ピン142a、142bおよび142cは、ディスクホルダ111に係合する爪143を先端に備えている。また、凸部141の中心には、シャフト102が貫通するシャフト孔141aが設けられている。
(組立工程)
以下、主に図3を参照して、エンコーダ付きモータ100の組み立て工程の一例を説明する。まず、モータ101を用意して、出力軸側のシャフト102にギア103を所定の位置まで圧入し固定する。また、別工程で図示省略した配線パターンを形成した電子基板105にフォトインタラプタ200、コネクタ106その他電子部品を実装する。次に、モータ101の出力軸とは反対側(図3の上の側)に電子部品を実装した電子基板105をネジ104により固定し、モータ101の給電端子107、108と電子基板105の端子孔周囲の半田パッド109、110とを半田接続することで固定する。
次に、ディスクホルダ111の孔121にシャフト102を所定の位置まで圧入する。そして、エンコーダディスク112の裏表を確認し、取付孔132をシャフト102に通す。この際、取付孔132の外周部132b(扇形に膨らんだ部分)をシャフト102が通過するようにエンコーダディスク112をシャフト102に対して偏心させた状態でシャフト102に通す。こうすることで、エンコーダディスク112がフォトインタラプタ200と干渉しない状態で容易に作業を行なうことができる。
ここで、図5の寸法aと図2の寸法bの関係がa<bとなるように設定しておくことで、上述した取付孔132の外周部132bをシャフト102が通過するようにエンコーダディスク112をシャフト102に対して偏心させた状態でシャフト102に通す工程において、エンコーダディスク112とフォトインタラプタ200とが干渉しないようにすることができる。
エンコーダディスク112の取付孔132をシャフト102に通したら、エンコーダディスク112の中心とシャフト102の中心を合わせた状態でエンコーダディスク112をディスクホルダ111の上面に接触させる。この際、突起122aを位置決め孔133aに嵌合させ、突起122bを位置決め孔133bに嵌合させ、突起122cを位置決め孔133cに嵌合させる。もし、それぞれの位置決め孔133a、133b、133cとそれぞれの突起122a、122b、122cが同位置にない場合は、表裏反対であることがわかる。具体的には、突起122aを位置決め孔133aに嵌合させた時に、突起122b上に位置決め孔133cがあった場合、嵌合しようとしても嵌合できない。
次に、カバー113を取り付ける。この際、図6のカバー113の係合ピン142a、142bおよび142cを、カバー通し孔134a、134bおよび取付孔132に通し、更にディスクホルダ111の溝123a、123bおよび123c(図4参照)に通し、その先端の爪143をディスクホルダ111の下側の縁の部分に引っ掛けて係合させる。また、この際、シャフト孔141aにシャフト102が挿入される。こうして、カバー113がディスクホルダ111に引っ掛かって係合し、カバー113とディスクホルダ111に挟まれる形でエンコーダディスク112がシャフト102に対して固定される。以上のようにして、図1に示す状態を得る。
(動作)
コネクタ106を介して、図示しない外部の駆動回路から、駆動信号が供給されることで、モータ101が駆動し、シャフト102が回転する。この際、シャフト102の回転に伴ってエンコーダディスク112が回転し、この動作がフォトインタラプタ200によって検出される。フォトインタラプタ200からの検出信号は、コネクタ106を介して外部に出力される。
(優位性)
エンコーダディスク112の長孔の取付孔132を利用してシャフト102に通す構造とすることで、フォトインタラプタ200と接触することなく、また、電子基板105をスライドさせる等の作業が必要でないため、構造が簡素化され、各部品の位置合わせが容易となる。特に、フォトインタラプタ200の光軸合わせや電子基板105とモータ101の位置合わせが容易となる。このため、構造が簡素化され、組み立てが容易な光学式エンコーダ付きモータ100を得ることができる。
また、エンコーダディスク112の表裏を間違わずに組み付けができるので、エンコーダディスク112の表裏を間違えることによる読み取り精度の低下が防止される。また、カバー113を軸方向から押し付けるだけで装着できるので、組み立て作業が簡素化される。
(その他)
本実施の形態では、エンコーダディスク112とディスクホルダ111を別体で説明したが、一体で形成してもよい。この場合、ディスクホルダは側面方向からシャフトに嵌るための切り欠き部が形成されていて、この切り欠き部とエンコーダディスクの長孔形状の取付孔132は同じ方向に形成されている。
また、本実施の形態では、モータのシャフトに直接エンコーダディスクを取り付けた構造を説明したが、モータのシャフトに取り付けられたギアを介して、その先のギアの軸に本発明を利用した光学式エンコーダを取り付けてもよい。この場合、モータのシャフトとは別部材のシャフトにディスクホルダ111、エンコーダディスク112およびカバー113が取り付けられたアセンブル部材が構成され、このアセンブル部材がフォトインタラプタ200およびコネクタ106を備えた電子基板105に対して回転自在な状態で取付けられて光学式エンコーダユニットが構成される。この光学式エンコーダユニットは、ギア機構を介してモータ等のシャフトの回転を検出する。なお、この光学式エンコーダユニットは、継ぎ手を介して、モータのシャフト等に接続することもできる。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
本発明は、光学式エンコーダ付きモータに利用することができる。
100…エンコーダ付きモータ、101…モータ、102…シャフト、103…ギア、104…ネジ、105…電子基板、105a…孔、106…コネクタ、107…給電端子、108…給電端子、109…半田パッド、110…半田パッド、111…ディスクホルダ、112…エンコーダディスク、113…カバー、121…貫通孔、122a…突起、122b…突起、122c…突起、123a…溝、123b…溝、123c…溝、131…遮光パターン、132…取付孔(長孔)、132a…シャフト貫通部、132b…長孔の外周部、132c…取付孔132の最外周部分、133a…位置決め孔、133b…位置決め孔、133c…位置決め孔、134a…カバー通し孔、134b…カバー通し孔、141…凸部、141a…シャフト孔、142a…係合ピン、142b…係合ピン、142c…係合ピン、143…爪、200…フォトインタラプタ、201…発光部、202…受光部。

Claims (7)

  1. 回転するシャフトに取り付けられたエンコーダディスクと、
    対向配置した発光部と受光部との間に非接触な状態で前記エンコーダディスクを挟む構造のフォトインタラプタと
    を備え、
    前記エンコーダディスクは、前記シャフトが貫通する取付孔を有し、
    前記取付孔は、軸中心から離れる方向に向かって扇形に広がる略扇形形状を有し、
    前記取付孔の最外周部分と前記エンコーダディスクの外周との間の径方向における距離は、前記シャフトの外周と前記フォトインタラプタとの間の径方向における距離よりも短いことを特徴とする光学式エンコーダ。
  2. 前記エンコーダディスクは、前記シャフトに固定されたディスクホルダと前記エンコーダディスクの上から押し付けるカバーとによって挟まれた状態で保持され、
    前記エンコーダディスクには、前記ディスクホルダに対して位置を決める複数の位置決め孔と前記カバーの係合部が貫通する複数のカバー通し孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光学式エンコーダ。
  3. 前記エンコーダディスクは、前記受光部が検出する光を透過する材料で構成され、且つ、前記エンコーダディスクの片面には、特定のパターンで形成された遮光パターンが形成されており、
    前記複数の位置決め孔は、軸中心に対して非対称な位置に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の光学式エンコーダ。
  4. 回転するシャフトを備えたモータと、
    前記シャフトに取り付けられたエンコーダディスクと、
    対向配置した発光部と受光部との間に非接触な状態で前記エンコーダディスクを挟む構造のフォトインタラプタと
    を備え、
    前記エンコーダディスクは、前記シャフトが貫通する取付孔を有し、
    前記取付孔は、軸中心から離れる方向に向かって扇形に広がる略扇形形状を有し、
    前記取付孔の最外周部分と前記エンコーダディスクの外周との間の径方向における距離は、前記シャフトの外周と前記フォトインタラプタとの間の径方向における距離よりも短いことを特徴とする光学式エンコーダ付きモータ。
  5. 前記エンコーダディスクは、前記シャフトに固定されたディスクホルダと前記エンコーダディスクの上から押し付けるカバーとによって挟まれた状態で保持され、
    前記エンコーダディスクには、前記ディスクホルダに対して位置を決める複数の位置決め孔と前記カバーの係合部が貫通する複数のカバー通し孔が形成されていることを特徴とする請求項に記載の光学式エンコーダ付きモータ。
  6. 前記エンコーダディスクは、前記受光部が検出する光を透過する材料で構成され、且つ、前記エンコーダディスクの片面には、特定のパターンで形成された遮光パターンが形成されており、
    前記複数の位置決め孔は、軸中心に対して非対称な位置に形成されていることを特徴とする請求項に記載の光学式エンコーダ付きモータ。
  7. エンコーダディスクが取付孔を有する光学式エンコーダ付きモータの製造方法であって、
    (1)フォトインタラプタを取り付けた電子基板を、シャフトを備えたモータの端面に取り付ける工程、
    (2)前記シャフトに対して前記エンコーダディスクを偏心させた状態で前記取付孔の最外周部に前記シャフトを通し、前記エンコーダディスクを前記シャフトに取り付ける工程、
    (3)カバーで前記エンコーダディスクを固定する工程、
    の順に組み立てられており、
    前記取付孔は、軸中心から離れる方向に向かって扇形に広がる略扇形形状を有しており、
    前記取付孔の最外周部分と前記エンコーダディスクの外周との間の径方向における距離は、前記シャフトの外周と前記フォトインタラプタとの間の径方向における距離よりも短いことを特徴とする光学式エンコーダ付きモータの製造方法。
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