新規なシステム、装置、および方法の様々な態様が、添付図面を参照して以下により完全に説明される。教示の開示は、しかしながら、多くの異なる形態で実施され得、本開示全体にわたって提示されているいかなる特定の構造または機能に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が徹底的かつ完全になり、当業者に本開示の範囲を完全に伝えることになるように提示されている。本明細書の教示に基づいて、当業者は、本開示の範囲が、単独で、または、本発明の任意の他の態様と組み合わせて実施されるかどうかにかかわらず、本明細書に開示されている新規なシステム、装置、および方法の任意の態様を包含することを理解すべきである。たとえば、本明細書に記載の任意の数の態様を使用して、装置は、実現され得、方法は、実施され得る。加えて、本発明の範囲は、本明細書に記載の本発明の様々な態様に加えて、またはそれ以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置または方法を包含することを意図している。本明細書に開示されている任意の態様は、請求項の1つまたは複数の要素によって具体化され得ることが理解されるべきである。
特定の態様が本明細書に記載されているが、これらの態様の多くの変形および入れ替えは、本開示の範囲内に入る。好ましい態様のいくつかの利益および利点が述べられているが、本開示の範囲は、特定の利益、用途、または目的に限定されることを意図していない。むしろ、本開示の態様は、異なるワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに、広範囲に適用できることが意図され、これらのうちのいくつかは、各図面および好ましい態様の以下の説明で、例として示される。詳細な説明および図面は、限定ではなく単なる本開示の例示であり、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲およびその等価物によって定義されている。
ワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み得る。WLANは、広く使われるネットワークプロトコルを利用して、近くのデバイスを一緒に相互接続するのに使用され得る。本明細書で説明される様々な態様は、WiFiまたはより一般的にワイヤレスプロトコルのIEEE802.11系列のすべてのメンバなどの任意の通信標準規格に適用され得る。たとえば、本明細書で説明される様々な態様を、サブ1GHz帯を使用するIEEE802.11ahプロトコルの一部として使用することができる。
いくつかの態様において、サブギガヘルツ帯域内のワイヤレス信号は、直交周波数分割多重化(OFDM)、直接シーケンススペクトラム拡散(DSSS)通信、OFDMとDSSS通信との組合せ、または他の方式を使用して、802.11ahプロトコルに従って送信され得る。802.11ahプロトコルの実施態様は、センサ、メータ、およびスマートグリッドネットワークのために使用され得る。有利なことに、802.11ahプロトコルを実施する特定のデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルを実施するデバイスよりも少ない電力を消費することができ、および/または、たとえば、約1キロメートル以上の比較的長い範囲にわたってワイヤレス信号を送信するために使用され得る。
いくつかの実施態様において、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスする構成要素である様々なデバイスを含む。たとえば、2つのタイプのデバイス、すなわち、アクセスポイント(「AP」)と、クライアント(局または「STA」とも呼ばれる)とが存在することができる。一般的に、APは、WLANのためのハブまたは基地局として機能し、STAは、WLANのユーザとして機能する。たとえば、STAは、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、などであり得る。一例において、STAは、インターネットまたは他の広域ネットワークへの一般的な接続性を得るために、WiFi(たとえば、802.11ahのようなIEEE802.11プロトコル)準拠のワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかの実施態様において、STAは、また、APとして使用され得る。
アクセスポイント(「AP」)は、また、NodeB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eNodeB、基地局コントローラ(「BSC」)、基地トランシーバ局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、またはなにか他の用語を備えることができ、これらとして実施され得、またはこれらとして知られ得る。
局「STA」は、また、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、またはなにか他の用語を備えることができ、これらとして実施され得、またはこれらとして知られ得る。いくつかの態様において、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、または、ワイヤレスモデムに接続されたなにか他の適切な処理デバイスを備えることができる。したがって、本明細書において教示されている1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話またはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、携帯通信デバイス、ヘッドセット、携帯コンピューティングデバイス(たとえば、携帯情報端末)、娯楽デバイス(たとえば、音楽もしくはビデオデバイス、もしくは衛星ラジオ)、ゲーミングデバイスもしくはシステム、全地球測位システムデバイス、または、ワイヤレス媒体を介して通信するように構成された任意の他の適切なデバイスに組み込まれ得る。
上述したように、本明細書に記載のデバイスのいくつかは、たとえば、802.11ah規格を実施することができる。そのようなデバイスは、STAもしくはAPまたは他のデバイスとして使用されるかどうかにかかわらず、スマートメータのために、またはスマートグリッドネットワーク内で使用され得る。そのようなデバイスは、センサ用途を提供することができ、または、ホームオートメーションにおいて使用され得る。デバイスは、ヘルスケアの状況において、たとえば、個人のヘルスケアのために、代わりにまたは追加で使用され得る。それらは、また、(たとえば、ホットスポットとともに使用するための)拡張された範囲のインターネット接続性を可能にするために、または、機械間通信を実施するために、監視のために使用され得る。
ワイヤレスネットワーク内のデバイスは、お互いの間で情報を送信/受信することができる。情報は、いくつかの態様においてデータ単位と呼ばれ得るパケットを含み得る。パケットは、パケットのペイロード中で運ぶこともできるデータ、たとえばユーザデータ、マルチメディアコンテンツなどと同様、ネットワークを通してパケットをルーティングし、パケット中のデータを識別し、パケットを処理することなどを助けるオーバーヘッド情報(たとえば、ヘッダ情報、パケットプロパティなど)を含み得る。
図1は、本開示の態様が使用され得るワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス規格、たとえば802.11ah規格に従って動作し得る。ワイヤレス通信システム100は、STA106と通信する(アクセスポイント)AP104を含み得る。
様々なプロセスおよび方法が、AP104とSTA106との間のワイヤレス通信システム100における送信のために使用され得る。たとえば、信号を、OFDM/OFDMA技術に従ってAP104とSTA106との間で送り、受信することができる。この場合、ワイヤレス通信システム100は、OFDM/OFDMAシステムと呼ばれ得る。代替的に、信号を、CDMA技法に従ってAP104とSTA106との間で送り、受信することができる。そうである場合には、ワイヤレス通信システム100は、CDMAシステムと呼ばれ得る。
AP104から1つまたは複数のSTA106への送信を容易にする通信リンクは、ダウンリンク(DL)108と呼ばれ得、1つまたは複数のSTA106からAP104への送信を容易にする通信リンクは、アップリンク(UL)110と呼ばれ得る。代替的に、ダウンリンク108は、順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれ得、アップリンク110は、逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれ得る。
AP104は、基地局として動作することができ、基本サービスエリア(BSA:basic service area)102内のワイヤレス通信カバレージを提供することができる。AP104は、通信のためのAP104を使用するAP104に関連付けられているSTA106とともに、基本サービスセット(BSS:basic service set)と呼ばれ得る。ワイヤレス通信システム100は、中央AP104を有していなくてもよく、むしろ、STA106間のピアツーピアネットワークとして機能することができることに留意すべきである。したがって、本明細書に記載のAP104の機能は、STA106のうちの1つまたは複数によって代替的に実行され得る。
いくつかの実装形態では、AP104およびSTA106は、データ伝送に対して自動再送要求(ARQ)誤り制御プロシージャを実施することができる。ARQは、信頼できるデータ伝送を容易にするために、確認応答(ACK)およびタイムアウトを使用することができる。ACKは、受信機がデータフレームまたはパケットを正しく受信したことを示す、受信機によって送られるメッセージを含み得る。タイムアウトは、メッセージが再送信される前に、経過することを許されている期間を含み得る。言い換えれば、送信者がタイムアウトの前にACKを受信しなかった場合、送信者がACKを受信するか、またはしきい値数の再送信を超過するまで、送信者はパケットを再送信し得る。いくつかの実装形態では、受信機は、復号が成功しなかったパケットを廃棄する。
いくつかの実装形態では、AP104およびSTA106は、データ伝送に対してハイブリッドARQ(HARQ)誤り制御プロシージャを実施することができる。HARQは、さらに、信頼できるデータ伝送を容易にするために、誤り訂正符号を実施することができる。様々な実装形態では、本明細書において、誤り訂正符号は、それだけには限らないが、パリティ情報、順方向誤り訂正(FEC)符号、ファウンテン符号、ラプター符号などを含む、任意の誤り訂正符号を包含し得る。いくつかの実装形態では、「パリティ」は、本明細書において使用されるとき、たとえば、データ単位の誤り訂正を可能にする情報を指す。本明細書で説明されるいくつかの実装形態では、パリティは、「プライマリデータ単位」と呼ばれるデータ単位に基づいて計算される。これらの実装形態では、「プライマリデータ単位」の「プライマリ」という用語は、「プライマリデータ単位」の「パリティデータ単位」との関係を表現するために使用される。これらの実装形態では、「パリティデータ単位」は、「プライマリデータ単位」の誤り訂正を可能にする。いくつかの実装形態では、FEC符号化は、低密度パリティチェック(LDPC)符号を用いてなされ得る。
一般に、HARQプロトコルは、受信機STAが、PPDUを受信すると受信されたコードワード信号に関する情報を記憶することを伴い、それらのコードワードが正しく復号できなかった場合でさえそうである。記憶された情報は、利用されるHARQの組合せ方法に応じて、復号されたビット、元の受信されたデータサンプル、ビットの尤度の値などであり得、それらの多くは当業者によく知られている。失敗したコードワードの識別情報は、明示的または暗示的のいずれかで、送信機STAへ戻されて提供される。この情報に応じて、送信機STAは、さらなるパリティ情報を伴う新しいPPDU、および/または前に送信されたビットのいくつかの再送信を送る。さらなるパリティ情報は、当初パンクチャされたパリティビットの一部または全部であってもよく、またはより低い符号レートで計算された新しいパリティ部分であってもよい。受信機STAによって受信されると、この新たに受信された情報は、失敗したコードワードを再び復号しようと試みるために、記憶されている情報と組み合わされる。
いくつかの実装形態では、ACKが受信されない場合、送信者は、さらなる誤り訂正符号を含むさらなるパケットを送信してもよい。受信機は、さらなる誤り訂正符号を含むさらなるパケットと後で組み合わせることができるように、復号が不成功であったパケットを記憶してもよい。したがって、受信機は、パケットをさらなる誤り訂正符号と整合させることによって、復号が不成功であったパケットを回復することができる。
STA106は、タイプにおいて限定されず、様々な異なるSTAを含むことができる。たとえば、図1に示すように、STA106は、いくつか名前を挙げれば、セルラー電話106a、テレビジョン106b、ラップトップ106c、およびいくつかのセンサ106d〜f(たとえば、気象センサ、または、ワイヤレスプロトコルを使用して通信することができる他のセンサ)を含むことができる。
図2は、図1のワイヤレス通信システム100内で使用され得る例示的なワイヤレスデバイス202の機能ブロック図を示す。ワイヤレスデバイス202は、本明細書に記載の様々な方法を実施するように構成され得るデバイスの一例である。たとえば、ワイヤレスデバイス202は、AP104、または、STA106のうちの1つを備えることができる。
ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含み得る。プロセッサ204は、中央処理ユニット(CPU)とも呼ばれ得る。読み出し専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含むことができるメモリ206は、命令およびデータをプロセッサ204に提供する。メモリ206の一部分は、また、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含むことができる。プロセッサ204は、典型的には、メモリ206内に記憶されたプログラム命令に基づいて、論理演算および算術演算を実行する。メモリ206内の命令は、本明細書に記載の方法を実施するために実行可能であり得る。
プロセッサ204は、1つまたは複数のプロセッサを用いて実現された処理システムの構成要素を含むことができ、または構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、状態機械、ゲーテッドロジック、ディスクリートハードウェア構成要素、専用ハードウェア有限状態機械、または、情報の計算もしくは他の操作を実行することができる任意の他の適切なエンティティの任意の組合せを用いて実現され得る。
処理システムは、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体も含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、または他のいずれとして呼ばれようと、すべてのタイプの命令を意味するものとして広く解釈されなければならない。命令は、コード(たとえば、ソースコードフォーマット、バイナリコードフォーマット、実行可能コードフォーマット、またはコードの任意の他の適切なフォーマットでの)を含むことができる。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるときに、処理システムに、本明細書で説明される様々な機能を実行させる。
ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202と遠隔地との間のデータの送信および受信を可能にするための送信機210および受信機212を含み得る、ハウジング208も含み得る。さらに、送信機210および受信機212は、ワイヤレスデバイス202と、たとえば、APを含む遠隔地との間の、セットアップおよび/または構成パケットまたはフレームの送受信を可能にするように構成され得る。送信機210および受信機212は、トランシーバ214へ組み合わされ得る。アンテナ216は、ハウジング208に取り付けられ得、トランシーバ214に電気的に結合され得る。代替的には、または追加で、ワイヤレスデバイス202は、ハウジング208の一部として形成されたアンテナ216を含むことができ、または、内部アンテナであり得る。ワイヤレスデバイス202は、また、(図示しない)複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナを含むことができる。
ワイヤレスデバイス202は、また、トランシーバ214によって受信された信号のレベルを検出および定量化するために使用され得る信号検出器218を含むことができる。信号検出器218は、そのような信号を、総エネルギー、シンボルあたりのサブキャリアあたりのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号として検出することができる。ワイヤレスデバイス202は、また、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)220を含むことができる。DSP220は、送信用のデータ単位を生成するように構成され得る。いくつかの態様において、データ単位は、物理レイヤデータ単位(PPDU)を含み得る。いくつかの態様において、PPDUは、パケットまたはフレームと呼ばれる。
いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイス202は、また、信号を処理する際に使用するためのSIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230を含み得る。SIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230は、送信用のデータ単位を生成するように構成され得る。いくつかの態様では、データ単位は、物理レイヤデータ単位(PPDU)を備え得る。いくつかの態様では、PPDUは、パケットまたはフレームと呼ばれ得る。いくつかの実装形態では、SIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230は、データ単位のSIGフィールドの中へスクランブラシードを挿入し得る。本明細書で説明されるいくつかの実装形態では、「スクランブラシード」および「デスクランブラシード」という用語は、互換的に使用され得る。いくつかの実装形態では、SIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230は、データ単位のSIGフィールドの中へ挿入されたスクランブラシードに基づいて、データ単位をスクランブルし得る。SIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230は、いくつかの実装形態では、存在しない場合がある。その上、当業者には諒解されるように、ワイヤレスデバイス202の他の構成要素が、SIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230によって実行されるものとして本明細書で説明される動作を実行する場合、SIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230は、存在しなくてもよい。たとえば、プロセッサ204またはDSP220が、いくつかの状況において、これらの動作を実行するように設計され得る。反対に、SIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230が、プロセッサ204またはDSP220などの、ワイヤレスデバイス202の他の構成要素によって実行されるものとして本明細書で説明される機能を実行できる場合がある。
ワイヤレスデバイス202は、さらに、いくつかの態様において、ユーザインターフェース222を備えることができる。ユーザインターフェース222は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカ、および/またはディスプレイを備えることができる。ユーザインターフェース222は、ワイヤレスデバイス202のユーザに情報を伝える、および/または、ユーザからの入力を受信する任意の要素または構成要素を含むことができる。
ワイヤレスデバイス202の様々な構成要素は、ハウジング208内に収容され得る。さらに、ワイヤレスデバイス202の様々な構成要素は、バスシステム226によって一緒に結合され得る。バスシステム226は、データバスと、データバスに加えて、たとえば、電力バスと、制御信号バスと、ステータス信号バスとを含むことができる。当業者は、ワイヤレスデバイス202の構成要素は、一緒に結合され得る、または受け入れられ得る、または、なにか他のメカニズムを使用して互いに入力を提供し得ることを理解するであろう。
いくつかの別々の構成要素が図2において示されているが、当業者は、構成要素のうちの1つまたは複数が組み合わされ得る、または共通に実現され得ることを認識するであろう。たとえば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関連して上記で説明されている機能を実施するためだけでなく、信号検出器218および/またはDSP220に関連して上記で説明されている機能を実施するためにも使用され得る。さらに、図2に示された構成要素の各々を、複数の別々の要素を使用して実施することができる。
IEEE802.11ahプロトコルにおいて指定されたもののような特定のワイヤレス通信において、サブギガヘルツ帯域が使用され得る。この帯域は、同じ送信電力において、他のより高い帯域よりも長い範囲を有することができる。たとえば、これらの帯域は、IEEE802.11nにおいて使用されるように、2.4GHzまたは5GHz帯域の約2倍の範囲を有することができる。このより長い範囲は、デバイスがより大きい距離から通信することを可能にすることができる。
上述したように、ワイヤレスデバイス202は、AP104またはSTA106を含むことができ、通信を送信および/または受信するために使用され得る。図2のワイヤレスデバイス202は送信機210と受信機212の両方を含むように示されるが、いくつかの例示的な実装形態は、送信機210を含んで受信機212を含まなくてもよく、または代替において、受信機212を含んで送信機210を含まなくてもよい。ワイヤレスデバイス202が送信機210および/または受信機212を含む場合、ワイヤレスデバイス202は、それぞれ、図3および/または図4に関連して後で説明される機能ブロックのうちの1つまたは複数を、さらに含んでもよい。
図3は、図2のワイヤレスデバイス202において、ワイヤレス通信を送信するために利用され得る例示的な構成要素の機能ブロック図を示す。図3に示す構成要素は、たとえば、OFDM通信を送信するのに使うことができる。ワイヤレスデバイス202は、送信用ビットを変調するように構成された変調器302を備え得る。たとえば、変調器302は、たとえば、コンステレーションに従ってビットを複数のシンボルにマップすることによって、プロセッサ204またはユーザインターフェース222から受信されたビットから、複数のシンボルを決定することができる。ビットは、ユーザデータまたは制御情報に対応し得る。いくつかの態様において、ビットは、コードワードの中で受信される。一態様では、変調器302は、QAM(直交振幅変調)変調器、たとえば16QAM変調器や64QAM変調器を備える。他の態様では、変調器302は、バイナリ位相シフトキーイング(BPSK)変調器または四位相シフトキーイング(QPSK)変調器を備える。
ワイヤレスデバイス202は、変調器302からのシンボルあるいは変調ビットを時間領域にコンバートするように構成された変換モジュール304をさらに備え得る。図3において、変換モジュール304は、逆高速フーリエ変換(IFFT)モジュールによって実装されるものとして示されている。いくつかの実装形態では、様々なサイズのデータ単位を変換する複数の変換モジュール(図示せず)が存在し得る。
図3において、変調器302および変換モジュール304は、DSP220内で実装されるものとして示されている。ただし、いくつかの態様において、変調器302および変換モジュール304の一方または両方は、プロセッサ204内またはワイヤレスデバイス202の別の要素内で実装される。
上記で説明したように、DSP220は、送信用のデータ単位を生成するように構成され得る。いくつかの態様において、変調器302および変換モジュール304は、制御情報および複数のデータシンボルを含む複数のフィールドを備えるデータ単位を生成するように構成され得る。制御情報を含むフィールドは、たとえば、1つまたは複数のトレーニングフィールド、ならびに1つまたは複数の信号(SIG)フィールドを含み得る。トレーニングフィールドの各々は、既知のビットまたはシンボルのシーケンスを含み得る。SIGフィールドの各々は、データ単位についての情報、たとえばデータ単位の長さまたはデータレートの記述を含み得る。
図3の説明に戻ると、ワイヤレスデバイス202は、変換モジュールの出力をアナログ信号にコンバートするように構成されたデジタルアナログコンバータ(DAC)306をさらに備え得る。たとえば、変換モジュール304の時間領域出力は、デジタルアナログコンバータ306によって、ベースバンドOFDM信号にコンバートされ得る。デジタルアナログコンバータ306は、プロセッサ204内またはワイヤレスデバイス202の別の要素内で実装され得る。いくつかの態様において、デジタルアナログコンバータ306は、トランシーバ214内またはデータ送信プロセッサ内で実装される。
アナログ信号は、送信機210によってワイヤレスで送信され得る。アナログ信号は、送信機210によって送信される前に、たとえばフィルタリングされることによって、または中間周波数もしくはキャリア周波数にアップコンバートされることによって、さらに処理され得る。図3に示す態様において、送信機210は、送信増幅器308を含む。送信されるのに先立って、アナログ信号は、送信増幅器308によって増幅され得る。いくつかの態様において、増幅器308は、低雑音増幅器(LNA)を含む。
送信機210は、アナログ信号に基づくワイヤレス信号中で1つまたは複数のパケットまたはデータ単位を送信するように構成される。データ単位は、プロセッサ204および/またはDSP220を使って、たとえば上述した変調器302および変換モジュール304を使用して生成され得る。上述したように生成および送信され得るデータ単位については、後でさらに詳しく記載する。
図4は、図2のワイヤレスデバイス202において、ワイヤレス通信を受信するために利用され得る例示的な構成要素の機能ブロック図を示す。図4に示す構成要素は、たとえば、OFDM通信を受信するのに使うことができる。いくつかの態様では、図4に示した構成要素は、後でさらに詳しく説明するように、1つまたは複数のシグナルユニットを含むデータ単位を受信するために使用される。たとえば、図4に示す構成要素は、図3を参照して上で論じた構成要素によって送信されたデータ単位を受信するのに使われ得る。
受信機212は、ワイヤレス信号中で1つまたは複数のパケットまたはデータ単位を受信するように構成される。後で論じるように受信および復号され、あるいは処理され得るデータ単位については、図5〜図9を参照して詳しく記載する。
図4に示す態様において、受信機212は、受信増幅器401を含む。受信増幅器401は、受信機212によって受信されたワイヤレス信号を増幅するように構成され得る。いくつかの態様において、受信機212は、自動利得制御(AGC)プロシージャを使って、受信増幅器401の利得を調整するように構成される。いくつかの態様において、自動利得制御は、たとえば受信ショートトレーニングフィールド(STF)など、1つまたは複数の受信トレーニングフィールド中の情報を使って、利得を調整する。AGCを実施するための方法が、当業者には理解されよう。いくつかの態様において、増幅器401は、LNAを含む。
ワイヤレスデバイス202は、受信機212からの増幅ワイヤレス信号を、そのデジタル表現にコンバートするように構成されたアナログデジタルコンバータ402を備え得る。増幅されるのに加え、ワイヤレス信号は、アナログデジタルコンバータ402によってコンバートされる前に、たとえばフィルタリングされることによって、または中間周波数もしくはベースバンド周波数にダウンコンバートされることによって処理され得る。アナログデジタルコンバータ402は、プロセッサ204内またはワイヤレスデバイス202の別の要素内で実装され得る。いくつかの態様において、アナログデジタルコンバータ402は、トランシーバ214内またはデータ受信プロセッサ内で実装される。
ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレス信号の表現を周波数スペクトルにコンバートするように構成された変換モジュール404をさらに備え得る。図4において、変換モジュール404は、高速フーリエ変換(FFT)モジュールによって実装されるものとして示されている。変換モジュール404は、プログラム可能であってよく、相異なる構成でFFTを実行するように構成され得る。一態様では、たとえば、変換モジュール404は、32ポイントFFTまたは64ポイントFFTのいずれかを実行するように構成され得る。いくつかの態様において、変換モジュールは、モジュールが使用する各ポイントに対してシンボルを識別することができる。
ワイヤレスデバイス202は、データ単位がそれを介して受信されるチャネルの推定値を形成するように、およびチャネル推定値に基づいて、チャネルのいくつかの影響を取り除くように構成されたチャネル推定器およびイコライザ405をさらに備え得る。たとえば、チャネル推定器は、チャネルの関数を近似するように構成することができ、チャネルイコライザは、その関数の逆を周波数スペクトル内のデータに適用するように構成することができる。
いくつかの態様において、チャネル推定器およびイコライザ405は、たとえばロングトレーニングフィールド(LTF)など、1つまたは複数の受信トレーニングフィールド中の情報を使って、チャネルを推定する。チャネル推定値は、データ単位の先頭で受信された1つまたは複数のLTFに基づいて形成され得る。このチャネル推定値はその後、1つまたは複数のLTFに続くデータシンボルを均等化するのに使われ得る。一定の期間の後またはある特定の数のデータシンボルの後、1つまたは複数の追加LTFが、データ単位中で受信され得る。チャネル推定値は、追加LTFを使用して更新され得、または、追加LTFを使用して形成される新たな推定値であり得る。この新規または更新チャネル推定値は、追加LTFに続くデータシンボルを均等化するのに使われ得る。いくつかの態様において、新規または更新チャネル推定値は、追加LTFに先行するデータシンボルを均等化し直すのに使われる。チャネル推定値を形成するための方法が、当業者には理解されよう。
ワイヤレスデバイス202は、均等化データを復調するように構成された復調器406をさらに備え得る。たとえば、復調器406は、変換モジュール404およびチャネル推定器およびイコライザ405によって出力されたシンボルから、たとえばコンステレーション中のシンボルへのビットのマッピングを逆にすることによって、複数のビットを決定することができる。ビットは、プロセッサ204によって処理もしくは評価され、またはユーザインターフェース222に情報を表示し、もしくは他のやり方で出力するのに使われ得る。このようにして、データおよび/または情報が復号され得る。いくつかの態様において、ビットは、コードワードに対応する。一態様では、復調器406は、QAM(直交振幅変調)復調器、たとえば16QAM復調器や64QAM復調器を含む。他の態様では、復調器406は、バイナリ位相シフトキーイング(BPSK)復調器または四位相シフトキーイング(QPSK)復調器を含む。
図4において、変換モジュール404、チャネル推定器およびイコライザ405、ならびに復調器406は、DSP220内で実装されるものとして示されている。ただし、いくつかの態様において、変換モジュール404、チャネル推定器およびイコライザ405、ならびに復調器406のうちの1つまたは複数は、プロセッサ204内またはワイヤレスデバイス202の別の要素内で実装される。
上述したように、受信機212において受信されるワイヤレス信号は、1つまたは複数のデータ単位を含む。上述した機能または構成要素を使用して、データ単位またはその中のデータシンボルは、復号または評価され、あるいは評価または処理され得る。たとえば、プロセッサ204および/またはDSP220は、変換モジュール404、チャネル推定器およびイコライザ405、ならびに復調器406を使用して、データ単位中のデータシンボルを復号するのに使われ得る。
AP104およびSTA106によって交換されるデータ単位は、上述したように、制御情報またはデータを含み得る。物理(PHY)レイヤにおいて、これらのデータ単位は、物理レイヤプロトコルデータ単位(PPDU)と呼ばれ得る。いくつかの態様において、PPDUは、パケットまたは物理レイヤパケットと呼ばれ得る。各PPDUは、プリアンブルおよびペイロードを含み得る。プリアンブルは、トレーニングフィールドおよびSIGフィールドを含み得る。ペイロードは、たとえば、メディアアクセス制御(MAC)ヘッダもしくは他のレイヤ用のデータ、および/またはユーザデータを含み得る。様々な実装形態では、データ単位は、Macプロトコルデータ単位(MPDU)および/またはアグリゲーテッドMacプロトコルデータ単位(A-MPDU)を含むことができる。ペイロードは、1つまたは複数のデータシンボルを使用して送信され得る。本明細書におけるシステム、方法、およびデバイスは、ピーク対電力比が最小限にされたトレーニングフィールドを有するデータ単位を利用することができる。
本明細書に記載するいくつかの実装形態は、スマートメータのために使うことができ、またはスマートグリッドネットワークにおいて使うことができるワイヤレス通信システムを対象とし得る。これらのワイヤレス通信システムは、センサ用途を提供するのに使うこともでき、ホームオートメーションにおいて使うこともできる。そのようなシステムにおいて使われるワイヤレスデバイスは、代わりに、または追加的に、ヘルスケアの状況において、たとえば個人のヘルスケアのために使うことができる。デバイスは、(たとえば、ホットスポットとともに使用するための)拡張された範囲のインターネット接続性を可能にするために、または機械間通信を実施するために、監視のために使うこともできる。したがって、いくつかの実装形態は、約150Kbpsなどの低データレートを使うことができる。実装形態はさらに、802.11bなど、他のワイヤレス通信よりも、リンクバジェット利得を(たとえば、約20dB)増大させることができる。低データレートによれば、ワイヤレスノードがホーム環境で使用するために構成される場合、いくつかの態様は、電力増幅なしに良好なホーム内カバレージを伴う実装形態を対象とし得る。さらに、いくつかの態様は、MESHプロトコルを使用しないシングルホップネットワーキングを対象とし得る。さらに、いくつかの実装形態は、電力増幅を用いて、他のワイヤレスプロトコルよりも屋外カバレージを大幅に改善し得る。さらに、いくつかの態様は、屋外での大きい遅延分散およびドップラーに対する感度の低下に適応し得る実装形態を対象とし得る。いくつかの実装形態は、従来のWiFiと同様のLO精度を達成し得る。
したがって、いくつかの実装形態は、サブギガヘルツ帯域内の低帯域幅を有するワイヤレス信号を送ることを対象とする。たとえば、例示的な一実装形態では、シンボルは、1MHzの帯域幅を使用して送信または受信されるように構成され得る。図2のワイヤレスデバイス202は、いくつかのモードのうちの1つで動作するように構成され得る。あるモードでは、OFDMシンボルなどのシンボルは、1MHzの帯域幅を使用して送信または受信され得る。別のモードでは、シンボルは、2MHzの帯域幅を使用して送信または受信され得る。4MHz、8MHz、16MHz、20MHz、40MHz、80MHzなどの帯域幅を使用してシンボルを送信または受信するために、追加モードも提供され得る。帯域幅は、チャネル幅とも呼ばれ得る。
各モードは、情報を送信するための、異なる数のトーン/サブキャリアを使い得る。たとえば、一実装形態では、1MHzモード(1MHzの帯域幅を使う、シンボルの送信または受信に対応する)は、32個のトーンを使うことができる。一態様では、1MHzモードの使用により、20MHzなどの帯域幅と比較して、13dBのノイズ削減がもたらされ得る。さらに、チャネル状態に依存して4〜5dBの損失を生じ得る、より低い帯域幅による周波数ダイバーシティ損失などの影響を克服するのに、低レート技法が使用され得る。32個のトーンを使用して送られ、または受信されるシンボルを生成/評価するために、上の図3および図4を参照して上述した変換モジュール304または404は、32ポイントモード(たとえば、32ポイントIFFTまたはFFT)を使用するように構成され得る。32個のトーンは、複数のデータトーン、複数のパイロットトーン、複数のガードトーン、および1つのDCトーンとして割り振られ得る。一実装形態では、24個のトーンがデータトーンとして割り振られてよく、2つのトーンがパイロットトーンとして割り振られてよく、5つのトーンがガードトーンとして割り振られてよく、1つのトーンがDCトーン用に予約されてよい。この実装において、シンボル持続時間は、サイクリックプレフィックスを含めて40μsとなるように構成され得る。他のトーンアロケーションも可能である。
たとえば、ワイヤレスデバイス202(図2および/または図3)は、1MHzの帯域幅を使う、ワイヤレス信号による送信用のパケットを生成するように構成され得る。一態様では、帯域幅は約1MHzでよく、約1MHzとは、0.8MHz〜1.2MHzの範囲内であり得る。パケットは、DSP320(図3)または上述した他のプロセッサを使用して説明したように、割り振られた32個のトーンを有する1つまたは複数のOFDMシンボルから形成され得る。送信チェーン中の変換モジュール304(図3)は、パケットを時間領域信号にコンバートするために32ポイントモードに従って動作する、IFFTモジュールとして構成され得る。送信機310(図3)は次いで、パケットを送信するように構成され得る。
同様に、ワイヤレスデバイス202(図2および/または図4)は、1MHzの帯域幅にわたるパケットを受信するように構成され得る。一態様では、帯域幅は約1MHzでよく、約1MHzとは、0.8MHz〜1.2MHzの範囲内であり得る。ワイヤレスデバイス202は、時間領域信号を周波数スペクトルに変換するために32ポイントモードに従って動作するFFTモジュールとして構成され得る、受信チェーン中の変換モジュール404(図4)を含むDSP420を含み得る。DSP420は、パケットを評価するように構成され得る。1MHzモードは、低データレートと「通常」レートの両方のための変調および符号化方式(MCS)をサポートすることができる。いくつかの実装形態によれば、プリアンブル702は、後でさらに説明するように、信頼できる検出および改善されたチャネル推定を提供する低レートモード用に設計され得る。各モードは、モードおよび所望の特性に対して送信を最適化するように構成された、対応するプリアンブルを使用するように構成され得る。
1MHzモードに加え、64個のトーンを使用してシンボルを送受信するのに使うことができる2MHzモードがさらに利用可能であり得る。一実装形態では、64個のトーンは、52個のデータトーン、4つのパイロットトーン、1つのDCトーン、および7つのガードトーンとして割り振られ得る。したがって、図3および図4の変換モジュール304または404は、2MHzシンボルを送信または受信するとき、64ポイントモードに従って動作するように構成され得る。シンボル持続時間は、サイクリックプレフィックスを含めて40μsであり得る。対応する相異なるサイズ(たとえば、128ポイントFFT、256ポイントFFT、512ポイントFFTなど)のモードで動作する変換モジュール304または404を使用し得る相異なる帯域幅(たとえば、4MHz、8MHz、および16MHz)を用いる追加モードも、提供され得る。さらに、上述したモードの各々は、さらにシングルユーザモードとマルチユーザモードの両方に従って構成され得る。2MHz以下の帯域幅を使用するワイヤレス信号は、広範囲の帯域幅、電力、およびチャネル制限にわたるグローバル規制制約を満たすように構成されたワイヤレスノードを提供するための様々な利点をもたらし得る。
上述のように、ワイヤレスデバイス202は、AP104またはSTA106を備え得、相異なるタイプのメディアアクセス制御(MAC)フレームを、送信および/または受信するために使用され得る。
図5Aは、ワイヤレスプロトコルのIEEE802.11系列の少なくともいくつかに従って、データを符号化する前にデータをスクランブルするための機能ブロック図500Aを示す。機能ブロック図500Aにおいて、データ単位は、符号化される前にスクランブラ510Aによってスクランブルされ得る。たとえば、スクランブラ510Aは、スクランブラ510Aの入力において受け取ったデータをスクランブルし得、スクランブルされたデータをエンコーダパーサ512Aへ出力し得る。エンコーダパーサ512Aは、スクランブルされたデータを、複数の順方向誤り訂正(FEC)エンコーダ(たとえば、FECエンコーダ514Aおよび514B)の間で分割または多重分離し得る。いくつかの実装形態では、エンコーダパーサ512Aは、スクランブルされたデータを、ラウンドロビン方式で分割または多重分離し得る。FECエンコーダ514A/1514Bの各々は、次いで、スクランブルされ分割または多重分離されたデータを符号化し得、スクランブルされ符号化されたデータをストリームパーサ516Aへ転送し得る。ストリームパーサ516Aは、さらに、スクランブルされ符号化されたデータを、複数のインターリーバ(たとえば、インターリーバ518A、518B、518Cおよび518D)の間で分割または多重分離し得る。インターリーバ518A〜518Dの各々は、FEC性能を改善するために、スクランブルされ符号化されたデータの1つまたは複数のシンボルを、複数のコードワードの間でシャッフルし得る。インターリーバ518A〜518Dの各々は、次いで、スクランブルされ符号化されインターリーブされたデータを、それぞれのコンスタレーションマッパー(たとえば、それぞれコンスタレーションマッパー520A〜520D)へ出力し得る。コンスタレーションマッパー520A〜520Dの各々は、スクランブルされ符号化されインターリーブされ受け取られたデータを、対応する信号コンスタレーションにマップし得る。コンスタレーションマッパー520A〜520Dは、次いで、受け取られマップされた、スクランブルされ符号化されインターリーブされたデータの空間時間ブロックコーディングを提供し得る空間時間ブロックコーダ522Aへ、出力を供給し得る。空間時間ブロックコーダ522Aの出力の少なくともいくつかは、それぞれの回路スイッチ524A、524B、524Cへ入力され得、次いで、空間マッパー526Aへ出力され得る。空間マッパー526Aは、次いで、複数の逆離散フーリエ変換器(たとえば、IDFT528A〜528D)の各々へ、出力を供給し得る。IDFT528A〜528Dの各々は、データの中へ少なくともガードインターバル(GI)を挿入するためのそれぞれのモジュール(たとえば、モジュール530A〜530D)へ、出力を供給し得る。モジュール530A〜530Dの各々は、次いで、複数のデジタルアナログおよび無線周波数モジュール(たとえば、モジュール532A〜532D)のうちのそれぞれの1つに、出力を供給し得る。モジュール532A〜532Dの各々は、受け取った信号をデジタル信号からアナログ信号へコンバートし得る。モジュール532A〜532Dは、さらに、アナログにコンバートされた信号を、伝送のために無線周波数(RF)キャリア信号の上に変調し得る。
図5Bは、図2のワイヤレスデバイス内で使用され得るような、データをスクランブルする前にデータを符号化するための機能ブロック図500Bを示す。ブロック図500Bは、スクランブラ510Aがエンコーダパーサ512Aから上流に配置されていないことを除いて、図5Aに関連して前に説明されたものと同じ構成要素を備え得る。代わりに、スクランブラ510Bが、複数のモジュール530A〜530Dと複数のモジュール532A〜532Dとの間に配置される。したがって、機能ブロック図500Bにおいて、データ単位は符号化された後、スクランブラ510Bによってスクランブルされる。いくつかの実装形態では、図500Bの機能ブロックは、以下の図9、図11、図14、図16、図18および図20に関連してより詳細に説明される方法の任意のもののステップの一部または全部を実行するように構成され得る。
図5Cは、図2のワイヤレスデバイスにおいて使用され得る例示的な構成要素の別の機能ブロック図500Cを示す。機能ブロック図500Cに示す構成要素は、図3および/または図5Bに関連して前に説明されたような、1つまたは複数の構成要素に相当し得る。たとえば、エンコーダ550は、図5Bに関連して前に説明されたような、エンコーダパーサ512Aからモジュール530A〜530Dへの信号フロー内に配置される1つまたは複数の構成要素に相当し得る。スクランブラ510Cは、図5Bに関連して前に説明されたようなスクランブラ510Bに相当し得る。デジタルアナログ(D/A)コンバータ306は、図3に関連して前に説明されたものと同じD/Aコンバータ306であり得、および/または図5Bに関連して前に説明されたような、モジュール532A〜532D内の1つまたは複数の回路に相当し得る。送信機210内の送信増幅器308は、図3に関連して前に説明されたものと同じ送信機210内の同じ送信増幅器308であり得る。図5Cの構成要素により、データ単位(たとえば、図5B/図5Cのデータ単位500b/500c)が、エンコーダ550によって符号化され、次いで、D/A306によるデジタルアナログ変換および送信機210による送信の前に、スクランブラ510Cによってスクランブルされることが可能になり得る。一実装形態では、スクランブラ510Cは、図2のプロセッサ204またはDSP220などのプロセッサを備え得る。スクランブラ510Cは、また、プロセッサ、信号発生器、トランシーバ、デコーダ、またはハードウェアおよび/もしくはソフトウェアの構成要素、回路、および/もしくはモジュールの組合せのうちの1つまたは複数を含み得る。一実装形態では、エンコーダ550は、図2のプロセッサ204またはDSP220などのプロセッサを備え得る。エンコーダ550は、また、プロセッサ、信号発生器、トランシーバ、デコーダ、またはハードウェアおよび/もしくはソフトウェアの構成要素、回路、および/もしくはモジュールの組合せのうちの1つまたは複数を含み得る。
いくつかの実装形態では、機能ブロック図500Cの構成要素は、受信デバイスにおいて、不正確に復号されたデータを回復しようとして、プライマリデータ単位とパリティデータ単位とを、またはプライマリデータ単位とプライマリデータ単位の再送信とを、直接組み合わせることを有利に可能にする。いくつかの実装形態では、機能ブロック図500Cの構成要素は、データ単位が符号化の前に相異なるシーケンスでスクランブルされることから生じる、プライマリデータ単位とパリティデータ単位またはプライマリデータ単位の再送信とを直接組み合わせることに伴う問題を克服する。いくつかの実装形態では、図500Cの機能ブロックは、以下の図9、図11、図14、図16、図18および図20に関連してより詳細に説明される方法の任意のもののステップの一部または全部を実行するように構成され得る。
図5Dは、図2のワイヤレスデバイスにおいて使用され得る例示的な構成要素の別の機能ブロック図500Dを示す。機能ブロック図500Dに示す構成要素のうちの少なくともいくつかは、図4および/または図5Cに関連して前に説明されたような、1つまたは複数の構成要素に相当し得る。たとえば、アナログデジタルコンバータ402は、図4に関連して前に説明されたものと同じA/Dコンバータ402であり得る。受信機212内の受信増幅器401は、受信機212内の図4に関連して前に説明されたものと同じ受信増幅器401であり得る。デスクランブラ510Dは、図5Cのスクランブラ510Cに対応し得、それと逆の動作を有し得る(たとえば、スクランブラ510Cによって前にスクランブルされたデータ単位をデスクランブルする)。同様に、デコーダ560は、図5Cのエンコーダ550に対応し得、それと逆の動作を有し得る(たとえば、エンコーダ550によって前に符号化されたデータ単位を復号する)。ブロック図500Dの構成要素により、図5B/図5Cのデータ単位500b/500cなどのデータ単位が、デスクランブラ510Dによってデスクランブルされ、デコーダ560によって復号され、次いで、パリティデータ単位または代替的にデータ単位500b/500cの再送信と組み合わされることが可能になり得る。一実装形態では、デスクランブラ510Dは、図2のプロセッサ204またはDSP220などのプロセッサを備え得る。デスクランブラ510Dは、また、プロセッサ、信号発生器、トランシーバ、デコーダ、またはハードウェアおよび/もしくはソフトウェアの構成要素、回路、および/もしくはモジュールの組合せのうちの1つまたは複数を含み得る。一実装形態では、デコーダ560は、図2のプロセッサ204またはDSP220などのプロセッサを備え得る。デコーダ560は、また、プロセッサ、信号発生器、トランシーバ、デコーダ、またはハードウェアおよび/もしくはソフトウェアの構成要素、回路、および/もしくはモジュールの組合せのうちの1つまたは複数を含み得る。一実装形態では、コンバイナ570は、図2のプロセッサ204またはDSP220などのプロセッサを備え得る。コンバイナ570は、また、プロセッサ、信号発生器、トランシーバ、デコーダ、またはハードウェアおよび/もしくはソフトウェアの構成要素、回路、および/もしくはモジュールの組合せのうちの1つまたは複数を含み得る。
いくつかの実装形態では、機能ブロック図500Dの構成要素は、受信デバイスにおいて、不正確に復号されたデータを回復しようとして、プライマリデータ単位とパリティデータ単位またはプライマリデータ単位の再送信とを、直接組み合わせることを有利に可能にする。いくつかの実装形態では、機能ブロック図500Dの構成要素は、データ単位が符号化の前に相異なるシーケンスでスクランブルされることから生じる、プライマリデータ単位とパリティデータ単位またはプライマリデータ単位の再送信とを直接組み合わせることに伴う問題を克服する。いくつかの実装形態では、図500Dの機能ブロックは、以下の図10、図12、図13、図15、図17、図19および図21に関連してより詳細に説明される方法の任意のもののステップの一部または全部を実行するように構成され得る。
図6Aは、データ単位またはワイヤレスフレーム600aの一例を示す。データ単位600aは、ワイヤレスデバイス202とともに使用するためのPPDUを備え得る。データ単位600aは、ショートトレーニングフィールド(STF)および/またはロングトレーニングフィールド(LTF)610aを含む。シグナルフィールド620aが、データ単位600aの中でSTF/LTF610aの後に続く。「シグナル(SIGNAL)ユニット」「シグナル(SIGNAL)フィールド」「シグナル(signal)ユニット」「シグナル(signal)フィールド」「SIGフィールド」および「sigフィールド」という用語は、本明細書で互換的に使用され得る。シグナルフィールド620aは、データ単位600aの伝送レート、長さなどに関する様々な情報を含み得る。シグナルフィールド620aは、データ単位600aのプリアンブルの中に含まれる。データ単位600aは、さらに、サービスフィールド630aを備え得る。図6Aに反映されるように、サービスフィールド630aは、スクランブラシード650aを含み得る。データ/FCS640aは、1つまたは複数のデータフィールドおよび/またはフレームチェックシーケンス(FCS)フィールドを含み得る。データ/FCS640aは、スクランブラシード650aに基づいてスクランブルされ得る。重要なことに、スクランブラシード650aがサービスフィールド630aの中に含まれると、サービスフィールド630aが含まれるコードワードが損なわれ、または不完全に受信される場合、データ単位600aを受信するワイヤレスデバイス202においてボトルネッキングが発生する場合がある。そのような状況では、第1のコードワードの後のコードワード上のさらなるパリティは、有用でない。
図6Bは、いくつかの実装形態による、データ単位またはワイヤレスフレーム600bの一例を示す。データ単位600bは、ワイヤレスデバイス202とともに使用するためのPPDUを備え得る。いくつかの実装形態では、データ単位600bは、ワイヤレスデバイス202のSIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230によって作成され得る。データ単位600bは、STF/LTF610bを含む。シグナルフィールド620bが、データ単位600bの中でSTF/LTF610bの後に続く。一実装形態では、シグナルフィールド620bは、データ単位600bの伝送レート、長さなどに関する様々な情報を含み得る。シグナルフィールド620bは、データ単位600bのプリアンブルの中に含まれる。
一実装形態では、シグナルフィールド620bは、スクランブラシード650bを含み得る。データ/FCS640bは、1つまたは複数のデータフィールドおよび/またはフレームチェックシーケンス(FCS)フィールドを含み得る。データ/FCS640b(たとえば、データ単位600bの一部分)は、スクランブラシード650bに基づくスクランブラシードでスクランブルされ得る。データ単位600bは、任意選択で、サービスフィールド630bを含み得る。有利なことに、シグナルフィールド620bの中のスクランブラシード650bの配置は、データ単位600aに関して論じたボトルネッキングを防止する。シグナルフィールド620bは、データ単位600bのプリアンブルの一部として、サービスフィールド630bよりも頑強な変調レベルで(たとえば、より低いデータレートで)伝達されるので、ボトルネッキングが防止される。さらに、データ単位600bのプリアンブルが失敗した場合、完全なパケットはいずれにしても再送信されなければならず、したがって、ボトルネックを発生させない。さらに、一実装形態では、スクランブラシード650bをシグナルフィールド620bの中に含めることによって、データ単位600bは、任意選択で、サービスフィールド630bを含まなくてもよい。別の実装形態では、サービスフィールド630bは、また、データ単位600bの現在の設計を維持するために、任意選択で維持されてもよいが、単に使用されなくてよい。別の実装形態では、サービスフィールド630bは、任意選択で、そのビットのすべてが0に設定されてもよい。別の実装形態では、スクランブラシード650bは、7ビットより小さくてもよい。たとえば、この実装形態では、スクランブラシード650bは1または2ビットであってもよい。
一実装形態では、シグナルフィールド620bの中のスクランブラシード650bの配置は、また、そのシグナルフィールドの中にスクランブラシードも含むパリティデータ単位をより効率よく使用できるようにするので、有利である。この実装形態では、データ単位600bおよびパリティデータ単位を受信するワイヤレスデバイス202は、各々のスクランブラシードを知ることになり、スクランブラシードの差異を補償することができる。一実装形態では、補償は、受信機において記憶されているデータ値の符号を、データ単位600bのスクランブラシードとパリティデータ単位のスクランブラシードとの差異に基づいて変えることを備える。ワイヤレスデバイス202がスクランブラシードの差異を補償した後、ワイヤレスデバイス202は、次いで、パリティを直接組み合わせることができる。
一実装形態では、シグナルフィールド620bは、スクランブラシード650bを含まない。代わりに、スクランブラシード650bは、シグナルフィールド620bの中で示される1つまたは複数のパラメータから決定され、したがって、スクランブラシード650bをシグナルフィールド620bの中へ挿入する必要がなくなる。有利なことに、シグナルフィールド620bの中で示される1つまたは複数のパラメータの中からスクランブラシード650bを決定することは、データ単位600aに関して論じたボトルネッキングを防止する。シグナルフィールド620bは、データ単位600bのプリアンブルの一部として、サービスフィールド630bよりも頑強な変調レベルで(たとえば、より低いデータレートで)伝達されるので、ボトルネッキングが防止される。さらに、データ単位600bのプリアンブルが失敗した場合、完全なパケットはいずれにしても再送信されなければならず、したがって、ボトルネックを発生させない。さらに、一実装形態では、シグナルフィールド620bの中の1つまたは複数のパラメータの中からスクランブラシード650bを決定することによって、データ単位600bは、任意選択で、サービスフィールド630bを含まなくてもよい。別の実装形態では、サービスフィールド630bは、また、データ単位600bの現在の設計を維持するために、任意選択で維持されてもよいが、単に使用されなくてよい。別の実装形態では、サービスフィールド630bは、任意選択で、そのビットのすべてが0に設定されてもよい。別の実装形態では、サービスフィールド630bは、任意選択で、7ビット未満を含んでもよい。
図6Cは、いくつかの実装形態による、データ単位またはワイヤレスフレーム600cの一例を示す。データ単位600cは、ワイヤレスデバイス202とともに使用するためのPPDUを備え得る。いくつかの実装形態では、データ単位600cは、ワイヤレスデバイス202のDSP220によって作成され得る。データ単位600cは、STF/LTF610cを含む。シグナルフィールド620cが、データ単位600cの中でSTF/LTF610cの後に続く。一実装形態では、シグナルフィールド620cは、データ単位600cの伝送レート、長さなどに関する様々な情報を含み得る。シグナルフィールド620cは、データ単位600cのプリアンブルの中に含まれる。一実装形態では、図6Cに反映されるように、複数のスクランブラシードは、各スクランブラシード(650c1、650c2、650cN)が特定のコードワード/データフィールド(640c1、640c2、640cN)に関連付けられて、データ単位600cの中に含まれ得る。この実装形態では、各スクランブラシード(650c1、650c2、650cN)は、それらが関連付けられたコードワード/データフィールド(640c1、640c2、640cN)の前に含まれる。この実装形態では、各コードワードの前にスクランブルできるようにするためにデータ部分のサイズが事前定義されるように、ワイヤレスデバイス202において使用されるスクランブル/符号化のプロシージャが適合されなければならない。いくつかの実装形態では、事前定義されるサイズは、シグナルフィールド620cの中で示され得る。有利なことに、この実装形態は、各コードワード/データフィールド(たとえば、データ単位600cの一部分)は、他のコードワード/データフィールドから独立にスクランブルされるので、データ単位600aに関して論じたボトルネッキングを防止する。スクランブラシードおよび関連したコードワード/データフィールドの、図6Cで反映されたものより多数と少数の両方のセットが可能であることが、当業者には認識されよう。
図6Bおよび図6Cに示すデータ単位600bおよび600cは、システム100の中で、および/またはワイヤレスデバイス202とともに使用され得るデータ単位の単なる例である。図6Bおよび図6Cに示されない1つまたは複数のシンボルまたはフィールドがデータ単位600bおよび600cの中に含まれてもよく、示されているフィールドまたはシンボルのうちの1つまたは複数が省略されてもよいことが当業者には諒解されよう。
ワイヤレスネットワークのいくつかの実装形態は、ワイヤレスフレームを受信するために必要とされるオーバーヘッドまたは電力を低減するために、ワイヤレスフレーム600の異なるバージョンを利用し得る。たとえば、いくつかの実装形態は、フレーム600bおよび/または600cよりも物理的に短く、またはそれらよりも少ないバイトを含むワイヤレスフレームを利用し得る。
図7Aは、メディアアクセス制御プロトコルデータ単位(MPDU)フレーム700aの例示的な構造を示す。図示のように、MPDUフレーム700は、11個の相異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド710、持続時間/識別(dur)フィールド725、受信機アドレス(a1)フィールド730、送信機アドレス(a2)フィールド735、宛先アドレス(a3)フィールド740、シーケンス制御(sc)フィールド745、第4のアドレス(a4)フィールド750、サービス品質(QoS)制御(qc)フィールド755、高スループット(HT)制御フィールド760、フレーム本体765、およびフレームチェックシーケンス(FCS)フィールド770を含む。フィールド710〜760は、MACヘッダ702を構成する。
メディアアクセス制御フレームのフィールドの各々は、メディアアクセス制御パラメータと見なされ得る。さらに、各フィールドは、1つまたは複数のサブフィールドまたはフィールドから成り得る。たとえば、メディアアクセス制御ヘッダ702のフレーム制御フィールド710は、プロトコルバージョン、タイプフィールド、サブタイプフィールド、および他のフィールドなどの、多数のサブフィールドから成り得る。これらのサブフィールドまたはフィールドの各々も、メディアアクセス制御パラメータと見なされ得る。いくつかの実装形態では、メディアアクセス制御フレームの個々のビットは、メディアアクセス制御パラメータと見なされ得る。
a1、a2、a3、およびa4フィールド730、735、740、および750の各々は、48ビット(6オクテット)の値であるデバイスの完全なMACアドレスを備える。図7Aは、さらに、フィールド710〜770の各々の、オクテットでのサイズを示す。フレーム本体フィールド765は、可変数のオクテット(たとえば、0から7951まで)を備える。フィールドサイズのすべての値を合計すると、MACヘッダ702の全体的なサイズが与えられ、それは38オクテットである。所与のMPDUの合計サイズは、200オクテット程度であり得る。
異なるタイプのMPDUフレームは、図7Aに示すフィールドの一部分だけを含む場合がある。たとえば、MPDUフレームが制御フレームの場合、MPDUフレームのMACヘッダは、QoS制御フィールド760またはHT制御フィールド760を含まない場合がある。加えて、タイプに応じて、MPDUフレーム700は、さらなるフィールドを含む場合がある。しかしながら、場合によっては、タイプにかかわらず、MPDUフレーム700は、フレーム制御フィールド710を含み得る。
図7Bは、スクランブラシード780を含むメディアアクセス制御プロトコルデータ単位(MPDU)フレーム700bの例示的な実装形態を示す。この実装形態では、スクランブラシード780は、MACヘッダ702の前に付加され、したがって、各MPDUに対して相異なるスクランブラシードを有利に可能にする。
図8Aは、アグリゲーテッドMPDU(A-MPDU)フレーム800aの例示的な構造を示す。図示のように、A-MPDUフレーム800aは、図示される805a、805b、および805nのような、可変数(n)のA-MPDUサブフレームを含む。A-MPDUサブフレーム805a、805b、および805nの各々は、いくつかの態様では、MPDUデリミタフィールド810a、MPDUフレーム700a、および1つまたは複数のパッドバイトから成り得る。MPDUフレーム700aは、いくつかの態様では、図7Aに示すMPDUフレーム700aに実質的に一致し得る。MPDUデリミタフィールドの各々、たとえば、MPDUデリミタフィールド810aは、フレーム終了(EOF)フィールド812a、予約済みフィールド814a、MPDU長さフィールド817a、CRCフィールド818a、およびデリミタシグネチャフィールド820aを含み得る。
図8Bは、スクランブラシード850bを含むMPDUデリミタフィールド800bの例示的な実装形態を示す。いくつかの実装形態では、MPDUデリミタフィールド800bは、ワイヤレスデバイス202のDSP220によって作成され得る。図示のように、スクランブラシード850bは、MPDUデリミタフィールド800bの予約済みビット814bの中に含まれる。有利なことに、この実装形態は、各MPDUに対して相異なるスクランブラシードを可能にし、したがって、データ単位600aに関して論じたボトルネッキングを防止する。
図8Cは、スクランブラシード850cを含むMPDUデリミタフィールド800cの別の例示的な実装形態を示す。いくつかの実装形態では、MPDUデリミタフィールド800cは、ワイヤレスデバイス202のDSP220によって作成され得る。図示のように、スクランブラシード850cは、MPDUデリミタフィールド800cのデリミタシグネチャ820cの中に含まれる。有利なことに、この実装形態は、各MPDUに対して相異なるスクランブラシードを可能にし、したがって、データ単位600aに関して論じたボトルネッキングを防止する。
図9は、図2のワイヤレスデバイス内で使用され得る例示的な方法900のフローチャートを示す。方法900は、図2に示すワイヤレスデバイス202などの、本明細書で説明するデバイスによって全体または一部が実施されてよい。図9は、AP104またはSTA106のいずれかで実行され得る。図示した方法900は、図1に関して上で論じられたワイヤレス通信システム100、および図2で論じられたワイヤレスデバイス202を参照して本明細書では説明されるが、図示した方法900は、本明細書で説明された別のデバイス、または任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが当業者には諒解されよう。図示した方法900は、特定の順序を参照して本明細書に記載されるが、様々な実装形態では、本明細書のブロックが異なる順序で実施されるか、または省略される場合があり、かつさらなるブロックが追加される場合がある。
ブロック902において、スクランブリングシーケンスが決定される。ブロック904において、スクランブリングシーケンスを示すスクランブラシードは、ワイヤレスで送信されるように構成される第1のデータ単位のシグナルフィールドの中へ挿入される。たとえば、図6Bを参照すると、スクランブラシード650bは、データ単位600bのシグナルフィールド620bの中へ挿入される。図2のSIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230などのプロセッサは、そのような挿入を実行することができるが、ブロック904が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック906において、データ単位の少なくとも一部は、スクランブラシードに少なくとも部分的に基づいてスクランブルされる。たとえば、再び図6Bを参照すると、データ単位600bは、スクランブラシード650bに少なくとも部分的に基づいてスクランブルされる。図2のSIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230などのプロセッサは、そのようなスクランブリングを実行することができるが、ブロック906が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
図10は、図2のワイヤレスデバイス内で使用され得る別の例示的な方法1000のフローチャートを示す。方法1000は、図2に示すワイヤレスデバイス202などの、本明細書で説明するデバイスによって全体または一部が実施されてよい。図10は、AP104またはSTA106のいずれかで実行され得る。図示した方法1000は、図1に関して上で論じられたワイヤレス通信システム100、および図2で論じられたワイヤレスデバイス202を参照して本明細書では説明されるが、図示した方法1000は、本明細書で説明された別のデバイス、または任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが当業者には諒解されよう。図示した方法1000は、特定の順序を参照して本明細書に記載されるが、様々な実装形態では、本明細書のブロックが異なる順序で実施されるか、または省略される場合があり、かつさらなるブロックが追加される場合がある。
ブロック1002において、少なくとも部分的にスクランブルされた第1のデータ単位が受信される。図2の受信機212などの受信機は、そのような機能を実行することができるが、ブロック1002が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1004において、スクランブラシードは、少なくとも部分的にスクランブルされた第1のデータ単位のシグナルフィールドの中で識別される。たとえば、図6Bを参照すると、スクランブラシード650bは、データ単位600bのシグナルフィールド620bの中で識別される。図2のSIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230などのプロセッサは、そのような識別を実行することができるが、ブロック1004が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1006において、少なくとも部分的にスクランブルされた第1のデータ単位の少なくとも一部分は、識別されたスクランブラシードに少なくとも部分的に基づいてデスクランブルされる。たとえば、図6Bを参照すると、データ単位600bの少なくとも一部は、スクランブラシード650bに少なくとも部分的に基づいてデスクランブルされる。図2のSIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230などのプロセッサは、そのようなデスクランブリングを実行することができるが、ブロック1006が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
図11は、図2のワイヤレスデバイス内で使用され得るさらに別の例示的な方法1100のフローチャートを示す。方法1100は、図2に示すワイヤレスデバイス202などの、本明細書で説明するデバイスによって全体または一部が実施されてよい。図11は、AP104またはSTA106のいずれかで実行され得る。図示した方法1100は、図1に関して上で論じられたワイヤレス通信システム100、および図2で論じられたワイヤレスデバイス202を参照して本明細書では説明されるが、図示した方法1100は、本明細書で説明された別のデバイス、または任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが当業者には諒解されよう。図示した方法1100は、特定の順序を参照して本明細書に記載されるが、様々な実装形態では、本明細書のブロックが異なる順序で実施されるか、または省略される場合があり、かつさらなるブロックが追加される場合がある。
ブロック1102において、スクランブラシードが決定される。図2のDSP220などのプロセッサは、そのような決定を実行することができるが、ブロック1102が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1104において、スクランブリングシーケンスを示す1つまたは複数のパラメータは、ワイヤレスで送信されるように構成される第1のデータ単位のシグナルフィールドの中へ挿入される。たとえば、図6Bを参照すると、1つまたは複数のパラメータは、データ単位600bのシグナルフィールド620b内のスクランブラシード650bを示すために利用され得る。図2のDSP220などのプロセッサは、そのような挿入を実行することができるが、ブロック1104が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1106において、第1のデータ単位の少なくとも一部分は、ブロック1102で決定されブロック1104で挿入された1つまたは複数のパラメータによって示されるスクランブラシードに少なくとも部分的に基づいてスクランブルされる。たとえば、再び図6Bを参照すると、データ単位600bは、スクランブラシード650bに少なくとも部分的に基づいてスクランブルされる。図2のDSP220などのプロセッサは、そのようなスクランブルを実行することができるが、ブロック1106が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1108において、スクランブルされた第1のデータ単位が送信され、データ単位のシグナルフィールドは、第1のデータ単位のサービスフィールドとは異なる変調方式を介して送信される(たとえば、シグナルフィールドはサービスフィールドよりも低いデータレートで送信され、または相補的に記載すると、サービスフィールドはシグナルフィールドよりも高いデータレートで送信される)。図2の送信機210などの送信機は、そのような機能を実行することができるが、ブロック1108が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
図12は、図2のワイヤレスデバイス内で使用され得るさらに別の例示的な方法1200のフローチャートを示す。方法1200は、図2に示すワイヤレスデバイス202などの、本明細書で説明するデバイスによって全体または一部が実施されてよい。図12は、AP104またはSTA106のいずれかで実行され得る。図示した方法1200は、図1に関して上で論じられたワイヤレス通信システム100、および図2で論じられたワイヤレスデバイス202を参照して本明細書では説明されるが、図示した方法1200は、本明細書で説明された別のデバイス、または任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが当業者には諒解されよう。図示した方法1200は、特定の順序を参照して本明細書に記載されるが、様々な実装形態では、本明細書のブロックが異なる順序で実施されるか、または省略される場合があり、かつさらなるブロックが追加される場合がある。
ブロック1202において、少なくとも部分的にスクランブルされた第1のデータ単位が受信される。図2の受信機212などの受信機は、そのような機能を実行することができるが、ブロック1202が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1204において、デスクランブラシードは、少なくとも部分的にスクランブルされた第1のデータ単位のシグナルフィールドの中で示される1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、決定される。たとえば、図6Bを参照すると、スクランブラシード650bは、データ単位600bのシグナルフィールド620bの中で示される1つまたは複数のパラメータに基づいて、決定される。図2のDSP220などのプロセッサは、そのような決定を実行することができるが、ブロック1204が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1206において、少なくとも部分的にスクランブルされた第1のデータ単位の少なくとも一部分は、決定されたデスクランブラシードに少なくとも部分的に基づいてデスクランブルされる。たとえば、図6Bを参照すると、データ単位600bの少なくとも一部は、スクランブラシード650bに少なくとも部分的に基づいてデスクランブルされる。図2のDSP220などのプロセッサは、そのようなデスクランブルを実行することができるが、ブロック1206が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
図13は、図2のワイヤレスデバイス内で使用され得るさらに別の例示的な方法1300のフローチャートを示す。方法1300は、図2に示すワイヤレスデバイス202などの、本明細書で説明するデバイスによって全体または一部が実施されてよい。図13は、AP104またはSTA106のいずれかで実行され得る。図示した方法1300は、図1に関して上で論じられたワイヤレス通信システム100、および図2で論じられたワイヤレスデバイス202を参照して本明細書では説明されるが、図示した方法1300は、本明細書で説明された別のデバイス、または任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが当業者には諒解されよう。図示した方法1300は、特定の順序を参照して本明細書に記載されるが、様々な実装形態では、本明細書のブロックが異なる順序で実施されるか、または省略される場合があり、かつさらなるブロックが追加される場合がある。
最初に、ブロック1302において、少なくとも部分的にスクランブルされた第1のデータ単位が受信される。図2の受信機212などの受信機は、そのような機能を実行することができるが、ブロック1302が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック1304において、スクランブラシードは、少なくとも部分的にスクランブルされた第1のデータ単位のシグナルフィールドの中で識別される。たとえば、図6Bを参照すると、スクランブラシード650bは、データ単位600bのシグナルフィールド620bの中で識別される。図2のSIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230などのプロセッサは、そのような識別を実行することができるが、ブロック1304が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック1306において、少なくとも部分的にスクランブルされた第1のデータ単位の少なくとも一部分は、識別されたスクランブラシードに少なくとも部分的に基づいてデスクランブルされる。たとえば、図6Bを参照すると、データ単位600bの少なくとも一部分は、スクランブラシード650bに少なくとも部分的に基づいてデスクランブルされる。図2のSIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230などのプロセッサは、そのようなデスクランブリングを実行することができるが、ブロック1306が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1308において、パリティデータ単位のシグナルフィールドの中に含まれるスクランブラシードに少なくとも部分的に基づいてスクランブルされたパリティデータ単位が受信される。図2の受信機212などの受信機は、そのような機能を実行することができるが、ブロック1308が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1310において、スクランブラシードは、パリティデータ単位のシグナルフィールドの中で識別される。たとえば、図6Bを参照すると、スクランブラシード650bは、データ単位600bのシグナルフィールド620bの中で識別される。図2のSIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230などのプロセッサは、そのような識別を実行することができるが、ブロック1310が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1312において、補償が、第1のデータ単位のスクランブラシードとパリティデータ単位のスクランブラシードとの差異に対して行われる。一実装形態では、補償は、受信機において記憶されているデータ値の符号を、第1のデータ単位のスクランブラシードとパリティデータ単位のスクランブラシードとの差異に基づいて変えることを備える。図2のSIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230などのプロセッサは、そのような補償を実行することができるが、ブロック1312が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1314において、第1のデータ単位およびパリティデータ単位は組み合わされる。ブロック1314の結果は、第1のデータ単位の中の情報が正確に伝送されたかどうかを示すはずである。図2のSIGフィールドスクランブラシードプロセッサ230などのプロセッサは、そのような組合せを実行することができるが、ブロック1314が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
図14は、図2のワイヤレスデバイス内で使用され得るさらに別の例示的な方法1400のフローチャートを示す。方法1400は、図2に示すワイヤレスデバイス202などの、本明細書で説明するデバイスによって全体または一部が実施されてよい。図14は、AP104またはSTA106のいずれかで実行され得る。図示した方法1400は、図1に関して上で論じられたワイヤレス通信システム100、および図2で論じられたワイヤレスデバイス202を参照して本明細書では説明されるが、図示した方法1400は、本明細書で説明された別のデバイス、または任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが当業者には諒解されよう。図示した方法1400は、特定の順序を参照して本明細書に記載されるが、様々な実装形態では、本明細書のブロックが異なる順序で実施されるか、または省略される場合があり、かつさらなるブロックが追加される場合がある。いくつかの実装形態では、方法1400は、誤って復号されたデータを回復しようとして、第1のデータ単位とパリティデータ単位とを直接組み合わせることを可能にするので、有利である。いくつかの実装形態では、方法1400は、データ単位が符号化の前に相異なるシーケンスでスクランブルされることに起因して生じる、第1のデータ単位とパリティデータ単位とを直接組み合わせることに伴う問題を克服する。
最初に、ブロック1402において、第1のデータ単位が符号化される。図2のDSP220などのプロセッサは、図5Cのエンコーダ520Cができるように、そのような符号化を実行することができるが、ブロック1402が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック1404において、符号化された第1のデータ単位はスクランブルされる。ブロック1404は、ブロック1402の後、行われなければならない。図2のDSP220などのプロセッサは、図5Cのスクランブラ510Cができるように、そのようなスクランブルを実行することができるが、ブロック1404が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック1406において、符号化されスクランブルされた第1のデータ単位は、ワイヤレスで送信される。図2および図5Cの送信機210などの送信機は、そのような機能を実行することができるが、ブロック1406が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック1408において、パリティデータ単位が符号化される。図2のDSP220などのプロセッサは、図5Cのエンコーダ520Cができるように、そのような符号化を実行することができるが、ブロック1408が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック1410において、符号化されたパリティデータ単位はスクランブルされる。ブロック1410は、ブロック1408の後、行われなければならない。図2のDSP220などのプロセッサは、図5Cのスクランブラ510Cができるようにそのようなスクランブルを実行することができるが、ブロック1410が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック1412において、符号化されスクランブルされたパリティデータ単位は、ワイヤレスで送信される。図2および図5Cの送信機210などの送信機は、そのような機能を実行することができるが、ブロック1412が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
図15は、図2のワイヤレスデバイス内で使用され得るさらに別の例示的な方法1500のフローチャートを示す。方法1500は、図2に示すワイヤレスデバイス202などの、本明細書で説明するデバイスによって全体または一部が実施されてよい。図15は、AP104またはSTA106のいずれかで実行され得る。図示した方法1500は、図1に関して上で論じられたワイヤレス通信システム100、および図2で論じられたワイヤレスデバイス202を参照して本明細書では説明されるが、図示した方法1500は、本明細書で説明された別のデバイス、または任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが当業者には諒解されよう。図示した方法1500は、特定の順序を参照して本明細書に記載されるが、様々な実装形態では、本明細書のブロックが異なる順序で実施されるか、または省略される場合があり、かつさらなるブロックが追加される場合がある。いくつかの実装形態では、方法1500は、それが、誤って復号されたデータを回復しようとして、プライマリデータ単位とパリティデータ単位とを直接組み合わせることを可能にするので、有利である。いくつかの実装形態では、方法1500は、データ単位が符号化の前に相異なるシーケンスでスクランブルされることに起因して生じる、プライマリデータ単位とパリティデータ単位とを直接組み合わせることを伴う問題を克服する。
最初に、ブロック1502において、符号化されスクランブルされたプライマリデータ単位が受信される。図2および図5Dの受信機212などの受信機は、そのような機能を実行することができるが、ブロック1502が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック1504において、符号化されスクランブルされたプライマリデータ単位は、デスクランブルされる。図2のDSP220などのプロセッサは、図5Dのデスクランブラ510Dができるようにそのようなデスクランブルを実行することができるが、ブロック1504が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック1506において、デスクランブルされた符号化されているプライマリデータ単位は、復号される。図2のDSP220などのプロセッサは、図5Dのデコーダ520Dができるように、そのような復号を実行することができるが、ブロック1506が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック1508において、符号化されスクランブルされたパリティデータ単位が受信される。図2および図5Dの受信機212などの受信機は、そのような機能を実行することができるが、ブロック1508が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック1510において、符号化されスクランブルされたパリティデータ単位は、デスクランブルされる。図2のDSP220などのプロセッサは、図5Dのデスクランブラ510Dができるように、そのようなデスクランブルを実行することができるが、ブロック1510が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック1512において、デスクランブルされた符号化されているパリティデータ単位は、復号される。図2のDSP220などのプロセッサは、図5Dのデコーダ520Dができるように、そのような復号を実行することができるが、ブロック1512が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック1514において、デスクランブルされ復号されたプライマリデータ単位は、デスクランブルされ復号されたパリティデータ単位と組み合わされる。図2のDSP220などのプロセッサは、図5Dのコンバイナ530Dができるように、そのような組合せを実行することができるが、ブロック1514が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
図16は、図2のワイヤレスデバイス内で使用され得るさらに別の例示的な方法1600のフローチャートを示す。方法1600は、図2に示すワイヤレスデバイス202などの、本明細書で説明するデバイスによって全体または一部が実施されてよい。図16は、AP104またはSTA106のいずれかで実行され得る。図示した方法1600は、図1に関して上で論じられたワイヤレス通信システム100、および図2で論じられたワイヤレスデバイス202を参照して本明細書では説明されるが、図示した方法1600は、本明細書で説明された別のデバイス、または任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが当業者には諒解されよう。図示した方法1600は、特定の順序を参照して本明細書に記載されるが、様々な実装形態では、本明細書のブロックが異なる順序で実施されるか、または省略される場合があり、かつさらなるブロックが追加される場合がある。
ブロック1602において、スクランブリングシーケンスが決定され得る。いくつかの実装形態では、スクランブリングシーケンスは、たとえば、技術規格またはアクセスポイントに従って、固定である。いくつかの実装形態では、スクランブリングシーケンスは不規則である。また他の実装形態では、図18および図19に関連してより詳細に説明されるように、スクランブリングシーケンスは、第1のデータ単位が送信される時間に対するタイミングに少なくとも部分的に基づいて、決定され得る。たとえば、いくつかの実装形態では、AP104またはSTA106は、ビーコンインターバル(すなわち、連続するビーコン伝送の間の間隔)の開始または終了に対する、第1のデータ単位の送信のタイミングに基づいて、どのスクランブリングシーケンスを利用するのかを決定し得る。
ブロック1604において、スクランブリングシーケンスの指示は、ワイヤレスで送信されるように構成される第1のデータ単位のシグナルフィールドの中へ挿入される。たとえば、いくつかの実装形態では、図6Bを参照すると、スクランブリングシーケンスを示すスクランブラシード650bは、データ単位600bのシグナルフィールド620bの中へ挿入される。いくつかの他の実装形態では、指示は、スクランブリングシーケンスを示す1つまたは複数のパラメータを備え得る。図2のDSP220などのプロセッサは、ブロック1604において実行されるそのような挿入を実行することができるが、ブロック1604が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1606において、第1のデータ単位の少なくとも一部分は、第1のデータ単位のシグナルフィールドの中へ挿入された指示に少なくとも基づいてスクランブルされる。一実装形態では、図6Bを参照すると、データ単位600bの少なくとも一部分は、スクランブラシード650bに少なくとも基づいてスクランブルされる。図2のDSP220などのプロセッサは、ブロック1606において実行されるそのようなスクランブルを実行することができるが、ブロック1606が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1608において、第2のデータ単位の少なくとも一部分はスクランブルされ、第2のデータ単位はワイヤレスで送信されるように構成される。いくつかの実装形態では、第2のデータ単位は、第1のデータ単位の中へ挿入されたスクランブリングシーケンスの指示に少なくとも基づいて、スクランブルされる。いくつかの他の実装形態では、第2のデータ単位は、第2のデータ単位の中へ挿入されたスクランブリングシーケンスの指示に少なくとも基づいて、スクランブルされる。いくつかの実装形態では、第2のデータ単位は、第1のデータ単位の再送信を備える。いくつかの実装形態では、第2のデータ単位はパリティデータ単位を備え、パリティデータ単位は第1のデータ単位に関連付けられる。図2のDSP220などのプロセッサは、ブロック1608において実行されるそのようなスクランブルを実行することができるが、ブロック1608が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
図17は、図2のワイヤレスデバイス内で使用され得るさらに別の例示的な方法1700のフローチャートを示す。方法1700は、図2に示すワイヤレスデバイス202などの、本明細書で説明するデバイスによって全体または一部が実施されてよい。例示的な方法1700は、AP104またはSTA106のいずれかで実行され得る。図示した方法1700は、図1に関して上で論じられたワイヤレス通信システム100、および図2で論じられたワイヤレスデバイス202を参照して本明細書では説明されるが、図示した方法1700は、本明細書で説明された別のデバイス、または任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが当業者には諒解されよう。図示した方法1700は、特定の順序を参照して本明細書に記載されるが、様々な実装形態では、本明細書のブロックが異なる順序で実施されるか、または省略される場合があり、かつさらなるブロックが追加される場合がある。
ブロック1702において、少なくとも部分的にスクランブルされた第1のデータ単位がワイヤレスで受信される。図2の受信機212などの受信機は、そのような機能を実行することができるが、ブロック1702が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。一実装形態では、図6Bを参照すると、データ単位600bは第1のデータ単位である。
ブロック1704において、少なくとも部分的にスクランブルされた第1のデータ単位の少なくとも一部分は、第1のデータ単位のシグナルフィールドの中に配置されているスクランブリングシーケンスの指示に少なくとも基づいてデスクランブルされる。一実装形態では、図6Bを参照すると、データ単位600bは、スクランブラシード650bに基づいてデスクランブルされる。いくつかの他の実装形態では、データ単位は、シグナルフィールドの中に挿入されているスクランブリングシーケンスを示す1つまたは複数のパラメータに基づいてデスクランブルされ得る。図2のDSP220などのプロセッサは、ブロック1704において実行されるそのようなデスクランブルを実行することができるが、ブロック1704が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1706において、少なくとも部分的にスクランブルされた第2のデータ単位が、ワイヤレスで受信される。図2の受信機212などの受信機は、そのような機能を実行することができるが、ブロック1706が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。いくつかの実装形態では、第2のデータ単位は、第1のデータ単位の再送信を備える。いくつかの実装形態では、第2のデータ単位はパリティ伝送を備え、パリティ伝送は第1のデータ単位に関連付けられる。
ブロック1708において、少なくとも部分的にスクランブルされた第2のデータ単位の少なくとも一部分は、デスクランブルされる。いくつかの実装形態では、デスクランブルすることは、第1のデータ単位のシグナルフィールドの中に配置されているスクランブラシードまたはスクランブリングシーケンスの指示に、少なくとも基づき得る。いくつかの他の実装形態では、デスクランブルすることは、第2のデータ単位のシグナルフィールドの中に挿入されているスクランブラシードまたはスクランブリングシーケンスの指示に、少なくとも基づき得る。図2のDSP220などのプロセッサは、ブロック1708において実行されるそのようなデスクランブルを実行することができるが、ブロック1708が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
図18は、図2のワイヤレスデバイス内で使用され得るさらに別の例示的な方法1800のフローチャートを示す。方法1800は、図2に示すワイヤレスデバイス202などの、本明細書で説明するデバイスによって全体または一部が実施されてよい。図18は、AP104またはSTA106のいずれかで実行され得る。図示した方法1800は、図1に関して上で論じられたワイヤレス通信システム100、および図2で論じられたワイヤレスデバイス202を参照して本明細書では説明されるが、図示した方法1800は、本明細書で説明された別のデバイス、または任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが当業者には諒解されよう。図示した方法1800は、特定の順序を参照して本明細書に記載されるが、様々な実装形態では、本明細書のブロックが異なる順序で実施されるか、または省略される場合があり、かつさらなるブロックが追加される場合がある。
ブロック1802において、複数のスクランブラシードは、複数のデータ部分を備えるデータ単位の中へ挿入され、各スクランブラシードはそれぞれのデータ部分に関連付けられる。一実装形態では、図6Cを参照すると、スクランブラシード(650c1、650c2、650cN)は、データ単位600cの中へ、その各々がそれぞれ関連付けられたコードワード/データフィールド(640c1、640c2、640cN)の前に挿入される。この実装形態では、データ部分は、各コードワード/データフィールド(640c1、640c2、640cN)から成る。別の実装形態では、図8Aを参照すると、A-MPDU800aの各特定のMPDUフレーム700aは、図7Bにおいて、スクランブラシード780が前に付加されるそのMACヘッダ702を有するMPDU700bを用いて反映されるように、挿入される関連付けられたスクランブラシードを有し得る。この実装形態では、データ部分は、各MPDUフレーム700aから成る。別の実装形態では、図8Aを参照すると、各A-MPDUサブフレーム(805a、805b、805n)は、図8Bにおいて、予約済みビット814bの中へ挿入されたスクランブラシード850bを有するMPDUデリミタフィールド800bを用いて反映されるように、また図8Cにおいて、デリミタシグネチャ820cの中へ挿入されたスクランブラシード850cを有するMPDUデリミタフィールド800cを用いて反映されるように、挿入される関連付けられたスクランブラシードを有し得る。この実装形態では、データ部分は、各MPDUフレーム700aから成る。図2のDSP220などのプロセッサは、ブロック1802において実行されるそのような挿入を実行することができるが、ブロック1802が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1804において、各データ部分は、関連付けられたスクランブラシードに少なくとも部分的に基づいてスクランブルされる。一実装形態では、図6Cを参照すると、コードワード/データフィールド(640c1、640c2、640cN)は、それらのそれぞれ関連付けられたスクランブラシード(650c1、650c2、650cN)に少なくとも部分的に基づいてスクランブルされる。別の実装形態では、図7Bを参照すると、各MPDUフレーム700bは、スクランブラシード780に基づいてスクランブルされる。別の実装形態では、図8Aおよび図8Bを参照すると、各MPDUフレーム700aは、それらの関連付けられたスクランブラシード850bに基づいて、スクランブルされる。別の実装形態では、図8Aおよび図8Cを参照すると、各MPDUフレーム700aは、それらの関連付けられたスクランブラシード850cに基づいて、スクランブルされる。図2のDSP220などのプロセッサは、ブロック1804において実行されるそのようなスクランブルを実行することができるが、ブロック1804が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1806において、データ単位が送信される。図2の送信機210などの送信機は、そのような機能を実行することができるが、ブロック1806が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
図19は、図2のワイヤレスデバイス内で使用され得るさらに別の例示的な方法1900のフローチャートを示す。方法1900は、図2に示すワイヤレスデバイス202などの、本明細書で説明するデバイスによって全体または一部が実施されてよい。図19は、AP104またはSTA106のいずれかで実行され得る。図示した方法1900は、図1に関して上で論じられたワイヤレス通信システム100、および図2で論じられたワイヤレスデバイス202を参照して本明細書では説明されるが、図示した方法1900は、本明細書で説明された別のデバイス、または任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが当業者には諒解されよう。図示した方法1900は、特定の順序を参照して本明細書に記載されるが、様々な実装形態では、本明細書のブロックが異なる順序で実施されるか、または省略される場合があり、かつさらなるブロックが追加される場合がある。
ブロック1902において、複数のデータ部分を備えるデータ単位が受信される。一実装形態では、図6Cを参照すると、データ単位600cは、コードワード/データフィールド(640c1、640c2、640cN)という形態で、複数のデータ部分から成る。別の実装形態では、図8Aを参照すると、A-MPDUフレーム800aは、MPDUフレーム700aという形態で、複数のデータ部分から成る。図2の受信機212などの受信機は、そのような機能を実行することができるが、ブロック1902が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1904において、複数のスクランブラシードは、データ単位の中で識別される。一実装形態では、図6Cを参照すると、スクランブラシード(650c1、650c2、650cN)は、識別される。別の実装形態では、図7Bを参照すると、スクランブラシード780は、各MPDU700bに対して識別される。別の実装形態では、図8Bを参照すると、スクランブラシード850bは、各MPDUに対して識別される。別の実装形態では、図8Cを参照すると、スクランブラシード850cは、各MPDUに対して識別される。図2のDSP220などのプロセッサは、ブロック1904において実行されるそのような識別を実行することができるが、ブロック1904が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
ブロック1906において、各データ部分は、関連付けられたスクランブラシードに少なくとも部分的に基づいて、デスクランブルされる。一実装形態では、図6Cを参照すると、コードワード/データフィールド(640c1、640c2、640cN)は、それらのそれぞれ関連付けられたスクランブラシード(650c1、650c2、650cN)に少なくとも部分的に基づいて、デスクランブルされる。別の実装形態では、図7Bを参照すると、各MPDUフレーム700bは、スクランブラシード780に基づいて、デスクランブルされる。別の実装形態では、図8Aおよび図8Bを参照すると、各MPDUフレーム700aは、それらの関連付けられたスクランブラシード850bに基づいて、デスクランブルされる。別の実装形態では、図8Aおよび図8Cを参照すると、各MPDUフレーム700aは、それらの関連付けられたスクランブラシード850cに基づいて、デスクランブルされる。図2のDSP220などのプロセッサは、ブロック1906において実行されるそのようなデスクランブルを実行することができるが、ブロック1906が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
図20は、図2のワイヤレスデバイス内で使用され得るさらに別の例示的な方法2000のフローチャートを示す。方法2000は、図2に示すワイヤレスデバイス202などの、本明細書で説明するデバイスによって全体または一部が実施されてよい。図20は、AP104またはSTA106のいずれかで実行され得る。図示した方法2000は、図1に関して上で論じられたワイヤレス通信システム100、および図2で論じられたワイヤレスデバイス202を参照して本明細書では説明されるが、図示した方法2000は、本明細書で説明された別のデバイス、または任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが当業者には諒解されよう。図示した方法2000は、特定の順序を参照して本明細書に記載されるが、様々な実装形態では、本明細書のブロックが異なる順序で実施されるか、または省略される場合があり、かつさらなるブロックが追加される場合がある。
最初に、ブロック2002において、スクランブラシードが、タイミングに少なくとも部分的に基づいて決定される。いくつかの実装形態では、タイミングは、ビーコンインターバルの開始または終了に対するタイミングから成る。いくつかの実装形態では、タイミングは、パケットが送信される時間に対するタイミングから成る。図2のDSP220などのプロセッサは、ブロック2002において実行されるそのような決定を実行することができるが、ブロック2002が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック2004において、パケットは、ブロック2002において決定されたスクランブラシードに基づいてスクランブルされる。図2のDSP220などのプロセッサは、ブロック2004において実行されるそのようなスクランブルを実行することができるが、ブロック2004が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック2006において、スクランブルされたパケットは、ワイヤレスで送信される。図2の送信機210などの送信機は、そのような機能を実行することができるが、ブロック2006が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
図21は、図2のワイヤレスデバイス内で使用され得るさらに別の例示的な方法2100のフローチャートを示す。方法2100は、図2に示すワイヤレスデバイス202などの、本明細書で説明するデバイスによって全体または一部が実施されてよい。図21は、AP104またはSTA106のいずれかで実行され得る。図示した方法2100は、図1に関して上で論じられたワイヤレス通信システム100、および図2で論じられたワイヤレスデバイス202を参照して本明細書では説明されるが、図示した方法2100は、本明細書で説明された別のデバイス、または任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが当業者には諒解されよう。図示した方法2100は、特定の順序を参照して本明細書に記載されるが、様々な実装形態では、本明細書のブロックが異なる順序で実施されるか、または省略される場合があり、かつさらなるブロックが追加される場合がある。
最初に、ブロック2102において、スクランブルされたパケットが、ワイヤレスで受信される。図2の受信機212などの受信機は、そのような機能を実行することができるが、ブロック2102が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック2104において、デスクランブラシードは、タイミングに少なくとも部分的に基づいて決定される。いくつかの実装形態では、タイミングは、ビーコンインターバルの開始または終了に対する送信のタイミングから成る。いくつかの実装形態では、タイミングは、パケットが送信される時間に対するタイミングから成る。図2のDSP220などのプロセッサは、ブロック2104において実行されるそのような決定を実行することができるが、ブロック2104が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
次に、ブロック2106において、スクランブルされたパケットは、ブロック2104において決定されたデスクランブラシードに基づいてデスクランブルされる。図2のDSP220などのプロセッサは、ブロック2106において実行されるそのようなデスクランブルを実行することができるが、ブロック2106が、本明細書で説明される別のデバイスまたは任意の他の適切なデバイスによって実施され得ることが、当業者には諒解されよう。
本明細書において使用されるとき、「決定する」という用語は、多種多様な動作を包含する。たとえば、「決定する」は、計算する、演算する、処理する、導出する、調査する、探索する(たとえば、表、データベース、または別のデータ構造内を探索する)、確認する、などを含むことができる。また、「決定する」は、受信する(たとえば、情報を受信する)、アクセスする(たとえば、メモリ内のデータにアクセスする)、などを含むことができる。また、「決定する」は、解決する、選出する、選択する、確立する、などを含むことができる。さらに、本明細書において使用される「チャネル幅」は、特定の態様において、帯域幅を包含することができ、または、帯域幅を指すこともできる。
本明細書において使用されるとき、項目のリストの「少なくとも1つ」を参照するフレーズは、単一のメンバを含むこれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-cを包含することが意図される。
上記で説明されている方法の様々な動作は、様々なハードウェアおよび/もしくはソフトウェア構成要素、回路、ならびに/またはモジュールのような、動作を実行することができる任意の適切な手段によって実行され得る。一般に、図中に示されている任意の動作は、動作を実行することができる対応する機能的手段によって実行され得る。
本開示に関連して説明されている様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)もしくは他のプログラマブルロジックデバイス(PLD)、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア構成要素、または、本明細書に記載の機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実施または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替において、プロセッサは、市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、また、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPおよびマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連動する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成の組合せとして実現され得る。
1つまたは複数の態様において、説明されている機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実施され得る。ソフトウェアにおいて実施される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され得、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。例として、限定はしないが、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM、もしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含むことができる。また、任意の接続は、適切にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、デジタル加入者線(DSL)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、DSL、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義内に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびblu-rayディスクを含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザを用いて光学的にデータを再生する。したがって、いくつかの態様において、コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形の媒体)を含むことができる。加えて、いくつかの態様において、コンピュータ可読媒体は、一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、信号)を含むことができる。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
本明細書において開示されている方法は、説明されている方法を達成するための1つまたは複数のステップまたは動作を含む。方法のステップおよび/または動作は、特許請求の範囲から逸脱することなく、交換され得る。言い換えれば、ステップまたは動作の特定の順序が指定されていない限り、特定のステップおよび/または動作の順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく、変更され得る。
説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアにおいて実施された場合、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令として記憶され得る。記憶媒体は、コンピュータによりアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。例として、限定はしないが、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM、もしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含むことができる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびBlu-ray(登録商標)ディスクを含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザを用いて光学的にデータを再生する。
したがって、特定の態様は、本明細書に記載の動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を含むことができる。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、命令が記憶(および/または符号化)されたコンピュータ可読媒体を備えることができ、命令は、本明細書に記載の動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。特定の態様に関して、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料を含むことができる。
ソフトウェアまたは命令は、また、伝送媒体を介して送信され得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、デジタル加入者線(DSL)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、DSL、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
さらに、本明細書に記載の方法および技術を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、場合に応じて、ユーザ端末および/または基地局によってダウンロードされ得るおよび/または他の方法で取得され得ることが理解されるべきである。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書に記載の方法を実行するための手段の転送を容易にするために、サーバに結合され得る。代替的には、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段をデバイスに結合または提供することに応じて様々な方法を取得することができるように、本明細書に記載の様々な方法は、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピー(登録商標)ディスクのような物理的記憶媒体、など)を介して提供され得る。さらに、本明細書に記載の方法および技術をデバイスに提供するための任意の他の適切な技術は、利用され得る。
特許請求の範囲は、上記に示されている正確な構成および構成要素に限定されないことが理解されるべきである。様々な修正、変更、および変形が、特許請求の範囲から逸脱することなく、上記で説明されている方法および装置の配置、動作、および詳細においてなされ得る。
上記は、本開示の態様に向けられているが、本開示の他のおよびさらなる態様は、その基本的な範囲と、以下の特許請求の範囲によって決定されるその範囲とから逸脱することなく、考案され得る。