JP6226809B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
また、以下ではNANDフラッシュメモリの一例として、3次元積層型NANDフラッシュメモリを例に挙げて各実施形態を説明する。下記の各実施形態で単にNANDフラッシュメモリと称する場合は、3次元積層型NANDフラッシュメモリの事を意味する。
<不揮発性半導体記憶装置の構成>
図1を用いて、第1の実施形態に係わる3次元積層型不揮発性半導体記憶装置について説明する。
本実施形態の3次元積層型不揮発性半導体記憶装置(メモリシステムとも称す)100は、メモリコントローラ110と、NANDフラッシュメモリ120と、を有する。
メモリコントローラ110は、ホストインタフェース111、RAM(Random Access Memory)112、ECC(Error Correcting Code)回路113、CPU(Central Processing unit)114、ROM(Read Only Memory)115、フラッシュメモリインタフェース116を含んでいる。
NANDフラッシュメモリ120は、入出力バッファ(Input / Output buffer)121、制御回路(Control Circuit)122、カラムアドレスバッファ/カラムデコーダ(Column address buffer / Column decoder)123、フェイルビットカウンタ回路(Fail bit counter circuit)124、データラッチ回路(Data Latch Circuit)125、センスアンプ(Sense Amplifier)126、ロウアドレスバッファ(Row Address Buffer)127、ロウデコーダ(Row Decoder)128、及びメモリセルアレイ(Memory Cell Array)130を備えている。
図2に示すように、メモリセルアレイ130は、それぞれがワード線及びビット線に関連付けられた複数の不揮発性メモリセルの集合である複数(図2の例では3個)のブロックBLK(BLK0、BLK1、BLK2、…)を備えている。
図3に示すように、ブロックBLK0は例えば4つのストリングユニットSU(SU0〜SU3)を含む。また各々のストリングユニットSUは、複数のNANDストリング131を含む。
次に、図5を用いて、本実施形態に係るメモリセルトランジスタMTの取りうる閾値分布について説明する。
次に、本実施形態に係るデータの書込み動作につき、図6を参照して説明する。書込み動作は、電荷を電荷蓄積層に注入して閾値を上昇させるプログラム動作と、プログラム動作の結果としての閾値分布の変化を確認するプログラムベリファイ動作とを含む。なお図6に示す処理は、主に制御回路122の制御によって実行される。
NANDフラッシュメモリ120は、メモリコントローラ110から書込みコマンド、下位ページのアドレス、下位ページのデータ、及び書込み開始コマンドを順に受信する。その際、制御回路122は、第3のキャッシュ125cに、下位ページのデータを展開する。これとともに第2のキャッシュ125bにも下位ページのデータを展開する。この利用については後述する。尚、以下では簡単のために、書込みコマンド、アドレス、データ、及び書込み開始コマンドをまとめて「コマンドシーケンス」等と称す。
次に、制御回路122の命令に応答して、ロウデコーダ128は、ベリファイ電圧VPVFYを選択ワード線WLに印加して、プログラムベリファイ動作を実行する。ベリファイの結果は第3のキャッシュ125cに格納し、ここに都度上書きしていく。
制御回路122は、2ビットプログラム(書き込み)動作(フルシーケンス)へ移行可能か否かの判定を行う。2ビットプログラムとは、メモリセルトランジスタMTに対して下位ページのデータと上位ページのデータとを併せて書込む動作の事を意味する。
下記に、制御回路122による当該判定方法について説明する。
{方法1}制御回路122は、メモリコントローラ110から、当該下位ページと同一のワード線WLに属する上位ページに関するコマンドシーケンス(書込みコマンド、上位ページのアドレス、上位ページのデータ、及び書込み開始コマンド)を受信したか否かを判定する。制御回路122は、当該上位ページのデータを受信した場合、第1のキャッシュ125aに、当該上位ページのデータを展開する。尚、以下では、簡単のために書込み動作が行われている下位ページと同一のワード線WLに属する上位ページの事を単に「上位ページ」と称す。
{方法3}制御回路122は、ステップS101の下位ページのプログラム動作(またはプログラム動作及びプログラムベリファイ動作を含む書込み動作)の回数(パルスの印加回数、またはループ回数ともいう)をカウントし、所定の回数を超えたか否かの判定を行う。
制御回路122は、方法1(判定方法1)、または方法1及び方法2の組み合わせ(判定方法2)、または方法1及び方法3の組み合わせ(判定方法3)、または方法1〜方法3の組み合わせ(判定方法4)を行う事により2ビットプログラム動作へ移行可能か否かの判定を行う。
制御回路122が判定方法1を用いる場合の例について説明する。制御回路122は、上位ページに関連するコマンドシーケンスを受信したと判定する場合(ステップS103、YES)、2ビットプログラム動作へ移行可能であるとしてステップS106に移行する。制御回路122は、当該コマンドシーケンスを受信していないと判定する場合(ステップS103、NO)、2ビットプログラム動作へ移行可能でないとしてステップS104に移行する。
次に、制御回路122が判定方法2を用いる場合の例について説明する。制御回路122は、上位ページに関連するコマンドシーケンスを受信し、且つプログラムが完了していないビット数が、所定のビット数以下であると判定する場合(ステップS103、YES)、2ビットプログラム動作へ移行可能であるとしてステップS106に移行する。制御回路122は、当該コマンドシーケンスを受信していない、若しくはプログラムが完了していないビット数が、所定のビット数よりも大きいと判定する場合(ステップS103、NO)、2ビットプログラム動作へ移行可能でないとしてステップS104に移行する。
次に、制御回路122が判定方法3を用いる場合の例について説明する。制御回路122は、上位ページに関連するコマンドシーケンスを受信し、且つプログラム動作の回数が所定値以上であると判定する場合(ステップS103、YES)、2ビットプログラム動作へ移行可能であるとしてステップS106に移行する。制御回路122は、当該コマンドシーケンスを受信していない、若しくはプログラム動作の回数が所定値に達していないと判定する場合(ステップS103、NO)、2ビットプログラム動作へ移行可能でないとしてステップS104に移行する。
次に、制御回路122が判定方法4を用いる場合の例について説明する。制御回路122は、上位ページに関連するコマンドシーケンスを受信し、プログラムが完了していないビット数が、所定のビット数以下であり、且つプログラム動作の回数が所定値以上である場合(ステップS103、YES)、2ビットプログラム動作へ移行可能であるとしてステップS106に移行する。制御回路122は、当該コマンドシーケンスを受信していない、若しくはプログラムが完了していないビット数が、所定のビット数よりも大きい、若しくはプログラムパルス印加回数が所定値に達していないと判定する場合(ステップS103、NO)、2ビットプログラム動作へ移行可能でないとしてステップS104に移行する。
ステップS103において、制御回路122が、2ビットプログラム動作を行えないと判定する場合(ステップS103、NO)、制御回路122は選択ページにおける全ビットがベリファイにパスしたか否かを判定する。
ステップS105において、制御回路122は、プログラム動作がフェイルしていると判定する場合は(ステップS104、NO)、プログラムのループ回数が予め設定されている最大値であるか否かを判定する。制御回路122は、プログラムのループ回数が最大値であると判定する場合(ステップS105、YES)、当該ページに対する書込み動作は終了する。
ステップS103において、制御回路122が、2ビットプログラム動作を行えると判定する場合(ステップS103、YES)、制御回路122は、下位ページ書込みを中断し、下位ページのデータ及びアドレス、並びに上位ページのデータ及びアドレスを用いて、2ビットプログラム動作を開始する。尚、2ビットプログラム動作への移行に際し、下位ページ書込みによって、図5(b)に示すような、2値の閾値分布が形成されている必要はない。
ステップS102と同様に、ロウデコーダ128は、プログラムベリファイ動作を実行する。
ステップS104と同様にして、そして制御回路122は、プログラムベリファイ動作を行う。選択ページにおけるプログラムベリファイにパスすれば(ステップS108、YES)、当該ページに対する書込み動作は終了する。
ステップS105と同様に、制御回路122は、プログラム動作がフェイルしていると判定する場合は(ステップS108、NO)、プログラムのループ回数が最大値であるか否かを判定する。制御回路122は、プログラムのループ回数が最大値であると判定する場合(ステップS109、YES)、当該ページに対する書込み動作を終了する。
次に、第1の実施形態に係るデータの書込み動作の具体例1につき、図7を参照して説明する。具体例1では、ステップS103において、判定方法3を採用した場合の動作について説明する。図7に示すレディ/ビジーは、図示せぬNANDフラッシュメモリ120に設けられたピンの状態を示し、NANDフラッシュメモリの内部動作でキャッシュが占有されているか否かを示す。たとえば”H”レベルであればすくなくとも1つのキャッシュが解放されていて、たとえばデータ入力が可能であることを示す
[時刻T0]
時刻T0より、NANDフラッシュメモリ120は、メモリコントローラ110から、下位ページに関連するコマンドシーケンス(書込みコマンド(80)、下位ページのアドレス、下位ページのデータ、及び書込み開始コマンド(15))の受信を開始する。
時刻T1より、制御回路122は、第3のキャッシュ125cに、下位ページのデータの展開を開始する。時刻T1から時刻T2の間、NANDフラッシュメモリ120はビジー状態になる。
[時刻T2]
本具体例1の場合、制御回路122は、上位ページに関連するコマンドシーケンスを受信可能とし、且つ書込み動作の回数が所定の回数(ここでは、一例として3回)以上であると判定する場合、2ビットプログラム動作を開始するものとする。
時刻T3までに、メモリセルアレイ130への下位ページの書込み動作が行われている間に、上位ページに関連するコマンドシーケンスがNANDフラッシュメモリ120に入力される。
時刻T4において、制御回路122は、書込み動作が3回行われた後のステップS103に係る判定において、2ビットプログラム動作への移行することができると判定するため、2ビットプログラム動作を開始する。
次に、第1の実施形態に係るデータの書込み動作の具体例2につき、図8を参照して説明する。具体例2では、ステップS103において、判定方法3を採用した場合の動作について説明する。図8に示すレディ/ビジーは、NANDフラッシュメモリ120NANDフラッシュメモリ120のレディ/ビジーを示している。 [時刻T0]〜[時刻T2]
図7で説明した時刻T0〜時刻T2の動作と同様である。
時刻T4において、書込み動作が3回行われた直後のステップS103において、未だ、上位ページに関連するコマンドシーケンスがNANDフラッシュメモリ120に入力されていない。そのため、制御回路122は、2ビットプログラム動作へ移行できないと判定し、4回目の書込み動作に移行する。
時刻T5において、メモリセルアレイ130への下位ページの書込み動作が行われている間に、上位ページに関連するコマンドシーケンスのNANDフラッシュメモリ120への入力が完了する。
制御回路122は、プログラム動作が4回行われた後のステップS103に係る判定において、2ビットプログラム動作への移行することができると判定するため、2ビットプログラム動作を開始する。
上述した実施形態によれば、メモリセルアレイ130への下位ページの書込み動作において、選択ページにおける全ビットがベリファイにパスしていなくても、所定の条件下で、2ビットプログラム動作を開始することができるメモリシステム100を開示している。
続いて、図9及び図10を用いて、第2の実施形態に係るメモリシステム100ついて説明する。第2の実施形態では、制御回路122は、所定のコマンドを受信した場合、下位ページ書込み動作を行わず、一気に上位ページ書込み動作を行う点で、第1の実施形態と異なっている。尚、第2の実施形態において、上述した第1の実施形態と略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
次に、第2の実施形態に係るデータの書込み動作につき、図9を参照して説明する。なお図9に示す処理は、主に制御回路122の制御によって実行される。
制御回路122は、2ビットプログラム動作(フルシーケンス)に移行可能かを判定する。具体的には、制御回路122は、メモリコントローラ110から、書込み開始コマンドではなく待機コマンドを含むコマンドシーケンスを受信するか否かを判定する。
制御回路122は、メモリコントローラ110から、待機コマンドを含まない、下位ページに関連するコマンドシーケンスを受信する場合(ステップS201、NO)、ステップS101と同様の動作を行う。
次に、ロウデコーダ128は、ステップS102と同様の動作を行う。
続いて、制御回路122は、ステップS104と同様の動作を行う。選択ページにおけるプログラムベリファイにパスすれば(ステップS204、YES)、当該ページに対する書込み動作は終了する。
ステップS105と同様に、制御回路122は、選択ページにおけるプログラムベリファイにフェイルしていると判定する場合は(ステップS204、NO)、プログラムのループ回数が最大値であるか否かを判定する。制御回路122は、プログラムのループ回数が最大値であると判定する場合(ステップS205、YES)、当該ページに対する書込み動作を終了する。
ステップS201において、制御回路122が、メモリコントローラ110から、待機コマンド(1A)を含むコマンドシーケンスを受信する場合(ステップS201、YES)、下位ページの書込み動作は行わず、上位ページに関連するコマンドシーケンスを受信するまで待機する。
制御回路122は、メモリコントローラ110から上位ページに関連するコマンドシーケンスを受信した場合、下位ページのデータ及びアドレス、並びに上位ページのデータ及びアドレスを用いて2ビットプログラム動作(フルシーケンス)のためのプログラム動作を開始する。尚、2ビットプログラム動作において初回のプログラム印加は、電圧VPGM(initial for 2bit)である。
ステップS107と同様に、ロウデコーダ128は、プログラムベリファイ動作を実行する。
ステップS204と同様にして、そして制御回路122は、プログラムベリファイ動作を行う。選択ページにおけるプログラムベリファイにパスすれば(ステップS209、YES)、当該ページに対する書込み動作は終了する。
ステップS205と同様に、制御回路122は、選択ページにおけるプログラムベリファイにフェイルしていると判定する場合は(ステップS209、NO)、プログラムのループ回数が最大値であるか否かを判定する。制御回路122は、プログラムのループ回数が最大値であると判定する場合(ステップS210、YES)、当該ページに対する書込み動作を終了する。
次に、第2の実施形態に係るデータの書込み動作の具体例につき、図10を参照して説明する。図10に示すレディ/ビジーは、NANDフラッシュメモリ120のレディ/ビジーを示している。
時刻T0において、NANDフラッシュメモリ120は、メモリコントローラ110から、下位ページに関連するコマンドシーケンスを受信する。
時刻T1において、制御回路122は、当該コマンドシーケンスに、待機コマンド(1A)が含まれていると判定する場合、下位ページの書込み動作は行わず、上位ページに関連するコマンドシーケンスを受信するまで待機する。
時刻T2において、第3のキャッシュ125cへの、下位ページのデータの展開が完了すると、NANDフラッシュメモリ120はレディ状態になる。
時刻T3において、制御回路122は、メモリコントローラ110から上位ページに関連するコマンドシーケンスを受信すると、2ビットプログラム動作(フルシーケンス)を開始する。
上述した実施形態によれば、メモリコントローラ110は、待機コマンド(1A)を用いて、NANDフラッシュメモリ120の下位ページ書込み動作を待機させている。そして、メモリコントローラ110は、上位ページに係るコマンドシーケンスをNANDフラッシュメモリ120に入力させることにより、NANDフラッシュメモリ120に2ビットプログラム動作を行わせることができる。
続いて、図11を用いて、第3の実施形態に係るメモリシステム100ついて説明する。第3の実施形態では、第1の実施形態と、第2の実施形態とを組み合わせた動作を説明している。尚、第3の実施形態において、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態と略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
第3の実施形態に係るデータの書込み動作につき、図11を参照して説明する。なお図11に示す処理は、主に制御回路122の制御によって実行される。
制御回路122は、ステップS201と同様に動作する。
制御回路122は、ステップS202と同様に動作する(ステップS301、NO)。
次に、ロウデコーダ128は、ステップS203と同様に動作する。
続いて、制御回路122は、ステップS103と同様に動作する。
更に、制御回路122は、ステップS104と同様に動作する(ステップS304、NO)。
続いて、制御回路122は、ステップS105と同様に動作する(ステップS305、NO)。
制御回路122は、S206と同様に動作する。
制御回路122は、ステップS106、またはS207と同様に動作する(ステップS304、S301、YES)。
ロウデコーダ128は、ステップS107と同様に動作する。
制御回路122は、ステップS108と同様に動作する。
制御回路122は、ステップS109と同様に動作する(ステップS310、NO)。
上述した実施形態によれば、第1の実施形態に係るデータの書込み方法と、第2の実施形態に係るデータの書込み方法とを組み合わせている。そのため、第1の実施形態及び第2の実施形態の作用効果を享受することが可能となる。
続いて、図11を用いて、第4の実施形態に係るメモリシステム100ついて説明する。第4の実施形態では、下位ページ書込み動作時において、ベリファイがフェイルとなった場合において、下位ページデータを訂正する方法について説明する。尚、第4の実施形態において、上述した第1の実施形態と略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
次に、第4の実施形態に係るデータの書込み動作につき、図12を参照して説明する。なお図12に示す処理は、主に制御回路122の制御によって実行される。
ステップS101〜S105と同様に動作する。
制御回路122は、センスアンプ126を介して、下位ページ書込み動作後の現在のセル状態を検査読み出しする。検査読み出しを実施せずに、第3のキャッシュ125cに残留しているプログラムベリファイの結果を用いてもよい。
図13に示すように、プログラムベリファイの結果(Lower page program result)が、第3のキャッシュ125cに格納される。図13において“P”はベリファイパスビット、“F”はベリファイフェイルビットを示している。また、下位ページデータは第2のキャッシュ125bに格納される。図13では、bit2と、bit6の下位ページがフェイルしているものとする。
ここで、制御回路122は、下記の3通りの方法で、下位ページのフェイルを救済する。尚、ここでは、詳細に記載しないが、例えばページ単位のデータにページECCパリティが付与され、ECC回路113で、演算されることにより、所定のビット数のエラーを救済することが可能である。したがって、NANDフラッシュメモリ120においては、ECC回路113にデータ訂正が可能な範囲で、書き込みデータの変更や書き込み未完了ビットの放置が許容できる場合がある。ここで述べる救済とは、前記データの変更、またはプログラムベリファイの判断基準の変更のことを意味している。
図13において、bit2は下位ページデータが”0”、上位ページデータが”0”で、最終的な閾値分布到達位置は”B”レベルである。しかし、下位ページ書き込みから2ビット書込みに移行する段階、具体的にはステップS406において、閾値分布のA分布を超えていることが確認できれば、制御回路122は、bit2の下位ページデータを”0”データから”1”データに変更する処理を行う。これにより、当該2ビットプログラムでは、bit2は下位ページデータのビット不良として処理することができる。
下位ページでプログラムベリファイがフェイルとなったビットは、書き込みが困難な不良ビットである可能性があり、このビットは上位ページ書き込みでもまたプログラムベリファイがフェイルとなる可能性がある。そこで、制御回路122は、2ビット書込みに移行する段階で、上位ページと下位ページのデータを変更する。具体的には図14において、bit6は下位ページデータが”0”、上位ページデータが”1”で最終的な閾値分布到達位置は”C”である。ここで制御回路122は、bit6の下位ページ書き込みデータを”0”データから”1”データに変更する処理を行う。これにより、2ビット書込みではbit6に対して非書込みとなり、以降書き込みが行われない。
救済方法1、救済方法2では、2ビットプログラムに移行する段階で、上位または下位ページデータを変更する方法を開示した。救済方法3では、上位ページや下位ページデータを変更せずに、前記現在のセルの状態の検査読み出しの結果、もしくは第3のキャッシュ125cに残留しているプログラムベリファイの結果により、プログラムベリファイがパスしているか否かの判断基準を変更する。
ステップS106〜S108と同様の動作を行う。
ステップS109と同様の動作を行い、ループ回数が最大値では無い場合は、ステップS407に戻る。
上述した実施形態によれば、フェイルとなった下位ページに関連する上位ページの書込み状態によって、処置する方法を変えている。
尚、上述した各実施形態では、2値書込みから4値書込みへの移行、あるいは最初から4値書込みをする方法について説明した。しかし、これに限らず、超多値の場合、例えば2値書込みから8値書込み、4値書込みから8値書込み、または最初から8値書込みを行う場合なども同様の方法を使用することができる。換言すると、メモリセルトランジスタMTが2ビット以上のデータを保持可能な場合でも、上述する各実施形態を適用することが可能である。
(1)読み出し動作では、
Aレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば0V〜0.55Vの間である。これに限定されることなく、0.1V〜0.24V, 0.21V〜0.31V, 0.31V〜0.4V, 0.4V〜0.5V, 0.5V〜0.55Vいずれかの間にしてもよい。
プログラム動作時に選択されたワード線に最初に印加される電圧は、例えば13.7V〜14.3Vの間である。これに限定されることなく、例えば13.7V〜14.0V, 14.0V〜14.6Vいずれかの間としてもよい。
半導体基板上部に形成され、かつ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V, 14.8V〜19.0V, 19.0〜19.8V, 19.8V〜21Vの間であってもよい。
半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、またはSiONなどの絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRuなどの金属が添加されていても良い。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfOなどが挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることができる。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの仕事関数調整用の材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで仕事関数調整用の材料はTaOなどの金属酸化膜、TaNなどの金属窒化膜である。制御電極にはWなどを用いることができる。
111…ホストインタフェース、 112…RAM、 113…ECC回路
114…CPU、 115…ROM、 116…フラッシュメモリインタフェース
120…NANDフラッシュメモリ、 121…入出力バッファ
122…制御回路、 123…カラムデコーダ 124…フェイルビットカウンタ回路
125…データラッチ回路、 125a…第1のキャッシュ
125b…第2のキャッシュ、 125c…第3のキャッシュ
126…センスアンプ、 127…ロウアドレスバッファ、 128…ロウデコーダ
130…メモリセルアレイ、 131…NANDストリング、
200…ホストデバイス。
Claims (4)
- 第1ビットデータと第2ビットデータを保持可能な不揮発性のメモリセルと、
前記メモリセルにデータを書き込む制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、前記メモリセルに前記第1ビットデータを保持させる第1の書込みの最中に、前記第2ビットデータを保持させる第2の書込みを行うために、前記第1の書込みの途中で前記第2ビットデータを外部から受信したとき、前記第1の書込みを中断して、前記メモリセルに対して前記第1ビットデータと前記第2ビットデータとを併せて書込む第3の書込みを行い、
前記第1の書込みの際にベリファイ動作を行い、
前記ベリファイ動作の結果に基づいて、前記第3の書込みデータの供する第1ビットデータを変更する
半導体記憶装置。 - 前記制御回路は、
前記第1ビットデータに続いて待機コマンドを受信した場合、前記第2ビットデータの受信を待って、前記メモリセルに対して前記第1ビットデータ及び第2ビットデータを併せて書込む第4の書込みを行う請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 第1ビットデータと第2ビットデータを保持可能な不揮発性のメモリセルと、
前記メモリセルにデータを書き込む制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、
前記メモリセルに前記第1ビットデータを保持させる第1の書込みの最中に、前記第2ビットデータを保持させる第2の書込みを行うために、前記第1ビットデータに続いて待機コマンドを受信した場合、前記第2ビットデータの受信を待って、前記メモリセルに対して前記第1ビットデータ及び第2ビットデータを併せて書込む第3の書込みを行い、
前記第1の書込みの際にベリファイ動作を行い、
前記ベリファイ動作の結果に基づいて、前記第3の書込みデータの供する第1ビットデータを変更する
半導体記憶装置。 - 前記制御回路は、前記第1の書込みの際に、前記メモリセルのゲートに電圧を印加するプログラム動作及びベリファイ動作を行い、
前記第1の書込みの最中に前記第2ビットデータを受信し、前記プログラム動作の回数、及び前記ベリファイ動作の結果の少なくとも一方の所望の条件を満たす場合、前記第3の書込みを行う請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
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