JP6224309B2 - 電子機器、制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、外部機器に接続される接続部を有する電子機器と、当該電子機器を制御する制御方法及びプログラムに関する。
携帯端末等とテレビとを接続するためのインターフェイスとして、HDMI(登録商標)規格が存在する。
携帯端末等とテレビとが、HDMI規格を採用したインターフェイスで接続されている場合には、例えば、携帯端末等に保存されているコンテンツをテレビへ送信し、当該コンテンツをテレビで表示させることができる(例えば、特許文献1を参照)。
また、近年、HDMI規格をベースとしたMHL(登録商標)規格も存在している。
MHLとは、携帯端末向けの高速映像伝送用のインターフェイス規格である。MHLは、非圧縮なまま水平解像度が1080pで、30fpsの動画データを3端子でテレビに伝送することができる。なお、実際には、MHLは、5端子を持つUSB(登録商標)コネクタを流用している。
また、携帯端末等とPCとをUSBコネクタにより接続し、携帯端末等とPCとの間で相互にデータを送受信するシステムが知られている。
特開2011−091699号公報
ところで、携帯端末等と、PC及びテレビ等の外部機器とをHDMI等の規格に準拠したインターフェイスによって接続し、例えば、携帯端末から外部機器にデータを送信しているときに、誤って接続状態を解除(ケーブルを抜くこと)してしまい、データの送信を強制的に中断してしまうことがある。
本発明は、外部インターフェイスを介して外部機器と通信を行っている状態において、誤って接続状態を解除されないように制御する電子機器、制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る電子機器は、外部機器に接続される接続部と、加速度センサ部と、報知部と、前記接続部を介して前記外部機器と通信を行っている際に、前記加速度センサ部において検出された検出値が所定の閾値以上の場合には、前記報知部により前記接続部を介して前記外部機器と通信を行っている旨を報知する制御部とを備える構成である。
電子機器では、前記報知部は、ディスプレイであり、前記制御部は、前記接続部を介して前記外部機器と通信を行っている旨の情報を前記ディスプレイに表示する構成でもよい。
電子機器では、前記制御部は、所定の条件を満たしている場合に、前記ディスプレイをOFF状態にし、前記ディスプレイがOFF状態で、かつ、前記接続部を介して前記外部機器と通信を行っている際に、前記加速度センサ部において検出された検出値が所定の閾値以上の場合には、前記ディスプレイをON状態にして、前記接続部を介して前記外部機器と通信を行っている旨を前記ディスプレイに表示する構成でもよい。
本発明に係る制御方法は、接続部を介して外部機器と通信を行っている際に、加速度センサ部において検出された検出値が所定の閾値以上の場合には、前記接続部を介して前記外部機器と通信を行っている旨を報知する報知工程を備える構成である。
本発明に係るプログラムは、接続部を介して外部機器と通信を行っている際に、加速度センサ部において検出された検出値が所定の閾値以上の場合には、前記接続部を介して前記外部機器と通信を行っている旨を報知する報知工程をコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、外部インターフェイスを介して外部機器と通信を行っている状態において、誤って接続状態を解除されないように制御することができる。
実施形態に係るスマートフォンの外観を示す斜視図である。 実施形態に係るスマートフォンの外観を示す背面図である。 スマートフォンの構成を示すブロック図である。 外部機器とスマートフォンがケーブルで接続されている様子を示す図である。 ケーブルの構成を示す図である。 スマートフォンのディスプレイに所定のメッセージが表示される様子を模式的に示す図である。 スマートフォンの動作についての説明に供するフローチャートである。
本発明を実施するための実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下では、電子機器の一例として、スマートフォンについて説明する。
図1及び図2を参照しながら、実施形態に係るスマートフォン1の外観について説明する。図1及び図2に示すように、スマートフォン1は、ハウジング20を有する。ハウジング20は、フロントフェイス1Aと、バックフェイス1Bと、サイドフェイス1C1〜1C4とを有する。フロントフェイス1Aは、ハウジング20の正面である。バックフェイス1Bは、ハウジング20の背面である。サイドフェイス1C1〜1C4は、フロントフェイス1Aとバックフェイス1Bとを接続する側面である。以下では、サイドフェイス1C1〜1C4を、どの面であるかを特定することなく、サイドフェイス1Cと総称することがある。
スマートフォン1は、タッチスクリーンディスプレイ2と、ボタン3A〜3Cと、照度センサ4と、近接センサ5と、レシーバ7と、マイク8と、カメラ12とをフロントフェイス1Aに有する。スマートフォン1は、カメラ13をバックフェイス1Bに有する。スマートフォン1は、ボタン3D〜3Fと、外部インターフェイス14とをサイドフェイス1Cに有する。以下では、ボタン3A〜3Fを、どのボタンであるかを特定することなく、ボタン3と総称することがある。
タッチスクリーンディスプレイ2は、ディスプレイ2Aと、タッチスクリーン2Bとを有する。ディスプレイ2Aは、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)、有機ELパネル(Organic Electro−Luminescence panel)、又は無機ELパネル(Inorganic Electro−Luminescence panel)等の表示デバイスにより構成される。ディスプレイ2Aは、文字、画像、記号又は図形等を表示する。
タッチスクリーン2Bは、タッチスクリーンディスプレイ2に対する指、又はスタイラスペン等の接触を検出する。タッチスクリーン2Bは、複数の指、又はスタイラスペン等がタッチスクリーンディスプレイ2に接触した位置を検出することができる。
タッチスクリーン2Bの検出方式は、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式(又は超音波方式)、赤外線方式、電磁誘導方式、及び荷重検出方式等の任意の方式でよい。以下では、説明を簡単にするため、タッチスクリーン2Bがタッチスクリーンディスプレイ2に対する接触を検出する指、又はスタイラスペン等を単に「指」ということがある。
スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bにより検出された接触、接触位置、接触時間又は接触回数に基づいてジェスチャの種別を判別する。ジェスチャは、タッチスクリーンディスプレイ2に対して行われる操作である。スマートフォン1によって判別されるジェスチャには、タッチ、ロングタッチ、リリース、スワイプ、タップ、ダブルタップ、ロングタップ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、ピンチアウト等が含まれる。
スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bを介して判別するこれらのジェスチャに従って動作を行う。したがって、利用者にとって直感的で使いやすい操作性が実現される。判別されるジェスチャに従ってスマートフォン1が行う動作は、タッチスクリーンディスプレイ2に表示されている画面に応じて異なる。
ボタン3は、利用者によって操作される。ボタン3は、ボタン3A〜ボタン3Fを有する。コントローラ10はボタン3と協働することによってボタンに対する操作を検出する。ボタンに対する操作は、例えば、クリック、ダブルクリック、プッシュ、及びマルチプッシュである。
例えば、ボタン3A〜3Cは、ホームボタン、バックボタン又はメニューボタンである。例えば、ボタン3Dは、スマートフォン1のパワーON/OFFボタンである。ボタン3Dは、スリープ/スリープ解除ボタンを兼ねてもよい。例えば、ボタン3E及び3Fは、音量ボタンである。
照度センサ4は、照度を検出する。例えば、照度とは、光の強さ、明るさ、輝度等である。照度センサ4は、例えば、ディスプレイ2Aの輝度の調整に用いられる。
近接センサ5は、近隣の物体の存在を非接触で検出する。近接センサ5は、例えば、タッチスクリーンディスプレイ2が顔に近付けられたことを検出する。
レシーバ7は、コントローラ10から送信される音声信号を音声として出力する。マイク8は、利用者等の音声を音声信号へ変換してコントローラ10へ送信する。なお、スマートフォン1は、レシーバ7に加えて、スピーカをさらに有してもよい。スマートフォン1は、レシーバ7に代えて、スピーカをさらに有してもよい。
カメラ12は、フロントフェイス1Aに面している物体を撮影するインカメラである。カメラ13は、バックフェイス1Bに面している物体を撮影するアウトカメラである。
外部インターフェイス(接続部)14は、他の装置が接続される端子である。外部インターフェイス14は、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)、MHL(Mobile High−definition Link)、ライトピーク(サンダーボルト)、イヤホンマイクコネクタのような汎用的な端子であってもよい。外部インターフェイス14は、Dockコネクタのような専用に設計された端子でもよい。
本実施例に係るスマートフォン1は、外部インターフェイス14を利用して外部機器と通信を行っている状態において、誤って接続状態を解除されないように制御する。以下に、具体的な構成について説明する。
スマートフォン1は、図3に示すように、外部インターフェイス14と、加速度センサ部21と、報知部22と、制御部23とを備える。
外部インターフェイス14は、所定の信号伝送用規格(例えば、映像信号及び/又は音声信号の伝送用規格)に準拠しており、外部機器に接続される。所定の信号伝送用規格とは、例えば、HDMI規格又はMHL規格等である。
本実施例では、図4(a)に示すように、外部機器であるテレビ101とスマートフォン1がケーブル102で相互に接続される利用形態(第1利用形態)と、図4(b)に示すように、外部機器であるPC201とスマートフォン1がケーブル202で相互に接続される利用形態(第2利用形態)を想定している。
第1利用形態では、スマートフォン1のディスプレイ2Aよりも大画面で、スピーカから大きな音を出力することができるテレビ101の特徴を活かした利用形態が考えられる。例えば、スマートフォン1は、映画等のコンテンツをテレビ101に送信し、テレビ101で映像と音声を出力させて視聴する利用形態が考えられる。また、スマートフォン1は、ゲームアプリケーションによる映像と音声をテレビ101に送信して、テレビ101で当該映像と音声を出力させ、ディスプレイ2Aにゲームアプリケーションを操作するUIを表示する利用形態が考えられる。
第2利用形態では、PC201に格納されているデータをスマートフォン1に送信したり、スマートフォン1に格納されているデータをPC201に送信したり、PC201に格納されているデータと、スマートフォン1に格納されているデータとを同期する利用形態が考えられる。
以下では、外部機器は、テレビ101であるとして説明する。テレビ101のインターフェイスとスマートフォン1の外部インターフェイス14とは、同一の規格に準拠しているものとして説明するが、これに限られない。
例えば、テレビ101のインターフェイスは、HDMI規格に準拠し、スマートフォン1の外部インターフェイス14は、MHL規格に準拠していてもよい。このような構成の場合には、ケーブル102は、図5に示すように、HDMIとMHLを相互に変換するアダプタ102aを備えており、一方の端子102bがHDMI規格に対応してテレビ101に接続され、他方の端子102cがMHL規格に対応してスマートフォン1に接続される。
加速度センサ部21は、例えば、スマートフォン1に働く加速度の方向及び大きさを検出し、検出結果を制御部23に出力する。加速度センサ部21は、例えば、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の加速度を検出する3軸(3次元)タイプであって、スマートフォン1の外部から加わった力(F)とスマートフォン1の質量(m)に基づいて、加速度(a)を測定する(加速度(a)=力(F)/質量(m))。
なお、加速度センサ部21は、圧電素子(圧電式)に限らず、ピエゾ抵抗型、静電容量型、熱検知型等によるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)式や、可動コイルを動かしてフィードバック電流によってもとに戻すサーボ式や、加速度によって生じる歪を歪ゲージによって測定する歪ゲージ式等により構成されてもよい。
制御部23は、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている際に、加速度センサ部21において検出された検出値が所定の閾値以上の場合には、報知部22により外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている旨を報知する。
所定の閾値とは、机等に載置されているスマートフォン1をユーザが手に持ったときに加速度センサ部21で検出される程度の検出値である。
スマートフォン1は、ユーザに持ち上げられたときに、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている旨を報知部22によって報知するので、通信中であることをユーザに気付かせることができる。
このようにして、スマートフォン1は、外部インターフェイス14を利用して外部機器と通信を行っている状態において、誤って接続状態を解除されないように制御する。
報知部22は、ディスプレイ2Aであってもよい。
制御部23は、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている状態において、加速度センサ部21から検出された検出値が所定の閾値以上の場合には、図6に示すように、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている旨のメッセージをディスプレイ2Aに表示するように制御する。
なお、「警告!現在、テレビが接続中です」(図6中のA)は、メッセージの一例であってこれに限定されない。スマートフォン1は、テレビ101に対して送信しているデータの種類が分かっているので、例えば、「警告!現在、テレビにコンテンツを送信中です」等のメッセージでもよい。
なお、報知部22は、音声を出力するスピーカ、振動を伝えるバイブレータ、発光する発光部等を含む概念でもよい。
報知部22がスピーカの場合の制御部23の動作について説明する。
制御部23は、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている状態において、加速度センサ部21から検出された検出値が所定の閾値以上の場合には、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている旨を示す音データをスピーカから出力する。
報知部22がバイブレータの場合の制御部23の動作について説明する。
制御部23は、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている状態において、加速度センサ部21から検出された検出値が所定の閾値以上の場合には、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている旨を示す振動パターンで振動するようにバイブレータを制御する。
報知部22が発光部の場合の制御部23の動作について説明する。
制御部23は、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている状態において、加速度センサ部21から検出された検出値が所定の閾値以上の場合には、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている旨を示す発光パターンで発光するように発光部を制御する。
なお、制御部23は、ディスプレイ2A、スピーカ等の複数の構成要素から、外部インターフェイス14にテレビ101が接続されている状態である旨を示す報知を行う構成でもよい。
スマートフォン1は、ユーザに持ち上げられたときに、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている旨を報知部22によって報知するので、通信中であることをユーザに気付かせることができる。
このようにして、スマートフォン1は、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている状態において、誤って接続状態を解除されないように制御する。
制御部23は、所定の条件を満たしている場合に、ディスプレイ2AをOFF状態にする機能を有している。所定の条件とは、ディスプレイ2AがON状態で、所定時間以上、操作を受け付けなかった場合等である。スマートフォン1は、当該機能により省電力を図ることができる。
制御部23は、ディスプレイがOFF状態で、かつ、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている際に、加速度センサ部21において検出された検出値が所定の閾値以上の場合には、ディスプレイをON状態にして、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている旨をディスプレイ2Aに表示する。
スマートフォン1は、ユーザに持ち上げられたときに、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている状態である旨(外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている旨)をディスプレイ2Aに表示するの、通信中であることをユーザに気付かせることができる。
このようにして、スマートフォン1は、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている状態において、誤って接続状態を解除されないように制御する。
つぎに、スマートフォン1の動作について、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。以下では、外部機器をテレビ101であるとして説明する。また、スマートフォン1からテレビ101に映画コンテンツを送信する使用形態を想定して説明する。
ステップST1において、制御部23は、外部インターフェイス14を介してテレビ101が接続されているかどうかを判断する。テレビ101が接続されていると判断した場合(Yes)には、ステップST2に進む。テレビ101接続されていないと判断した場合(No)には、ステップST1の工程を繰り返す。
ステップST2において、制御部23は、映画コンテンツを再生し、テレビ101に出力する。具体的には、制御部23は、ユーザの操作に応じて、映画コンテンツの再生が指示された場合、映画コンテンツの再生処理を開始する。また、制御部23は、外部インターフェイス14を介してテレビ101が接続されているので、処理後の映像コンテンツをテレビ101に出力する。
ステップST3において、制御部23は、省電力設定の時間が経過したかどうかを判断する。省電力設定の時間とは、ディスプレイ2AをON状態からOFF状態にする機能を働かせる時間のことである。制御部23は、ユーザによる操作がなくなった時点から省電力設定の時間が経過したかどうかを判断する。省電力設定の時間が経過したと判断した場合(Yes)には、ステップST4に進み、省電力設定の時間が経過していない場合(No)には、本工程を繰り返す。
ステップST4において、制御部23は、ディスプレイ2AをON状態からOFF状態に遷移し、加速度センサ部21を駆動させる。なお、制御部23は、スマートフォン1が起動した際に、加速度センサ部21を駆動させてもよく、加速度センサ部21を駆動させるタイミングは、任意のタイミングであってもよい。
ステップST5において、制御部23は、ユーザによってスマートフォン1が持ち上げられてかどうかを判断する。具体的には、制御部23は、加速度センサ部21から検出された検出値が所定の閾値以上だった場合には、ユーザによってスマートフォン1が持ち上げられたと判断する。持ち上げられたと判断した場合(Yes)には、ステップST6に進み、持ち上げられていないと判断した場合(No)には、本工程を繰り返す。
ステップST6において、制御部23は、ディスプレイ2AをOFF状態からON状態に遷移して、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている状態である旨をディスプレイ2Aに報知する。なお、制御部23は、ディスプレイ2Aによる報知に限られず、スピーカから所定の音データに基づく音声を出力してもよいし、所定の振動パターンで振動するようにバイブレータを駆動してもよいし、所定の発光パターンで発光するように発光部を制御してもよい。
スマートフォン1は、ユーザに持ち上げられたときに、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている状態である旨をディスプレイ2Aに表示するの、通信中であることをユーザに気付かせることができる。
このようにして、スマートフォン1は、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている状態において、誤って接続状態を解除されないように制御する。
また、スマートフォン1は、具体的に以下のような効果も奏する。
スマートフォン1は、外部機器(テレビ、PC等)とHDMI規格、MHL規格、USB規格等によりと接続されて、コンテンツの表示、再生、データ通信を行っているときには、無操作状態になるので、省電力モードによりディスプレイ2AがOFF状態になる。このときに、ユーザが通信中であることに気付かずに、外部インターフェイス14からケーブルを不意に抜いてしまうケースがある。本実施形態に係るスマートフォン1は、ユーザが手に持ったタイミングで、所定の報知を行うので、当該ケースを回避することができる。
また、PCとスマートフォン1をUSB規格等で接続して、通信を行っている最中に(PC201に格納されているデータをスマートフォン1に送信したり、スマートフォン1に格納されているデータをPC201に送信したり、PC201に格納されているデータと、スマートフォン1に格納されているデータとを同期したりしている最中に)、ケーブルを引き抜いた場合には、通信エラーを引き起こし、再度セットアップして最初からやり直す必要がある。本実施形態に係るスマートフォン1は、ユーザが手に持ったタイミングで、所定の報知を行うので、このような事態を回避することができる。
テレビ放送波を受信できる機能を有するスマートフォン1とテレビ101とが、HDMI規格、MHL規格で接続されている状態において、テレビ101で放送コンテンツを視聴している場合には、当該放送コンテンツの供給先がスマートフォン1かテレビ101自身かは、一見して判別できず、誤ってケーブルを抜いてしまい、接続状態を強制的に解除するケースがある。
また、スマートフォン1からテレビ101に映画コンテンツを出力している場合において、接続状態が強制的に解除されてしまうと、スマートフォン1側の再生処理が進んでしまい、その後に再接続を行った場合、中断した場所をサーチする手間がかかってしまう可能性がある。本実施形態に係るスマートフォン1は、ユーザが手に持ったタイミングで、所定の報知を行うので、このような事態も回避することができる。
また、本実施例では、主にスマートフォンの構成と動作について説明したが、これに限られず、各構成要素を備え、外部インターフェイス14を介して外部機器と通信を行っている状態において、誤って接続状態を解除されないように制御する制御方法、及びプログラムとして構成されてもよい。
さらに、スマートフォンの機能を実現するためのプログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータで読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータで読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでもよい。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、本実施例では、外部インターフェイス(接続部)14は、他の装置が接続される端子であるとして説明したが、本発明はこれに限定されず、外部インターフェイス(接続部)は、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(登録商標)などの無線通信規格に準拠する無線インターフェイスであってもよい。したがって、本願発明の電子機器は、外部機器と無線通信規格に準拠する無線通信により通信可能に接続されていてもよい。
また、本実施例では、制御部は、報知部により接続部を介して外部機器と通信を行っている旨を報知するが、接続部を介して外部機器と通信を行っている旨の報知は、接続部を介して外部機器と通信を行っている際に、加速度センサ部において検出された検出値が所定の閾値以上である場合に報知されるものであれば、報知手段及び報知パターンが制限されることはなく、任意の報知手段及び報知パターンによる報知を採用することができる。
1 スマートフォン
2A ディスプレイ
14 外部インターフェイス
21 加速度センサ部
22 報知部
23 制御部

Claims (6)

  1. 外部機器に接続される接続部と、
    加速度センサ部と、
    ディスプレイと、
    御部とを備え
    前記制御部は、
    所定の条件を満たしている場合に、前記ディスプレイをOFF状態にし、
    前記ディスプレイをOFF状態にすると、前記加速度センサ部を駆動させ、
    前記ディスプレイがOFF状態で、かつ、前記接続部を介して前記外部機器と通信を行っている際に、前記加速度センサ部において検出された検出値が所定の閾値以上の場合には、前記ディスプレイをON状態にして、前記接続部を介して前記外部機器と通信を行っている旨の情報を前記ディスプレイに表示する電子機器。
  2. 前記制御部は、前記外部機器に送信しているデータの種類を前記ディスプレイに表示する請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御部は、前記接続部に対する接続方向と同じ向きで前記情報を前記ディスプレイに表示する請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記制御部は、前記接続部を介して前記外部機器と通信を行っている際に、前記加速度センサ部の検出結果に基づき、前記電子機器が持ち上げられたと判定した場合に、前記情報前記ディスプレイに表示する請求項1からいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 所定の条件を満たしている場合に、ディスプレイをOFF状態にし、
    前記ディスプレイをOFF状態にすると、加速度センサ部を駆動させ、
    前記ディスプレイがOFF状態で、かつ、接続部を介して外部機器と通信を行っている際に、前記加速度センサ部において検出された検出値が所定の閾値以上の場合には、前記ディスプレイをON状態にして、前記接続部を介して前記外部機器と通信を行っている旨の情報前記ディスプレイに表示る制御方法。
  6. コンピュータに、
    所定の条件を満たしている場合に、ディスプレイをOFF状態にさせ、
    前記ディスプレイをOFF状態にすると、加速度センサ部を駆動させ、
    前記ディスプレイがOFF状態で、かつ、接続部を介して外部機器と通信を行っている際に、前記加速度センサ部において検出された検出値が所定の閾値以上の場合には、前記ディスプレイをON状態にして、前記接続部を介して前記外部機器と通信を行っている旨の情報前記ディスプレイに表示させるためのプログラム。
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