JP6224223B2 - 穀物製品を加工する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、包括的には、ゼラチン化した安定的な穀物製品中のデンプンマトリクスを変性させて、穀物製品を比較的軟質で成形可能な穀物ペレット又は穀物片に変える方法に関する。
ペレット化された穀類(穀物)製品の従来の製造業者は、ペレットをフレーク又は他のインスタント(「RTE」)穀類製品に変える前に、ペレットの水分含量を調整することによって、穀物ペレットの所望の手触り、稠度、硬さ及び/又は脆性を調節する。通常、そのような手順は、実質的に連続的な製造プロセスにおいて順次の実質的に中断されない工程のシーケンスで穀物を調理、ペレット化、乾燥、フレーク化及び焼く工程を含む。順次のプロセスにおける作業の個々の工程間の遅延又は隔たりは、穀物製品の特性の望ましくない物理的及び/又は化学的な変化のリスクを高め、この結果として、消費者への完成品の望ましさに影響を与える、一貫性のない製品の特性を生じる可能性がある。
典型的なプロセスでは、穀物ペレット中の水分の存在によって穀物ペレットが比較的軟質で柔軟になるため、「バンピング」(すなわち、実質的に同じ速度で回転する2つのローラ間の圧縮)、フレーク化(例えば、異なる速度で動作する2つのローラを用いる)、パフ形成、又は、他の製粉動作のような後続の成形作業を用いて、インスタント穀類製品において使用されるような穀物製品の所望の完成形状に到達するか又は近づくために、ペレット、粗粒子又は他の片の形状を変えることができる。穀物ペレット又は穀物片が十分に軟質で柔軟ではない場合、フレーク化又は他の製粉作業によって穀物ペレット又は穀物片を粉々にしてしまう可能性があり、それによって所望の完成形状に成形することができない。
通常、部分的にゼラチン化した穀物ペレットの満足のいくフレーク化、バンピング、パフ形成又は他の製粉を達成するには、およそ0.75以上の水分活性値が必要とされている。「水分活性」は、所与の温度で物質(例えば穀物製品)中に含まれる水の蒸気圧を、同じ温度の純水の蒸気圧で割ったものとして規定される、単位のない比率であり、一般的に、かび又は細菌の成長を回避する製品の能力の確実な基準とみなされる。水分活性は、異なる水分レベルを有する隣接する製品間の水分の移動にも影響を与える。説明上、水分活性は、簡単に、穀物製品内の粒子間の空隙に位置する空気の相対湿度に関連するものと考えることができる。
従来のプロセスでは、穀物ペレットは、フレーク化、バンピング又はパフ形成されて概ね所望の形状になると、通常、インスタント穀類製品を達成するために焼かれる。典型的なプロセスでは、約0.75以上の水分活性値を有する部分的にゼラチン化した穀物ペレットは、乾燥工程を終えるとおよそ32℃(華氏90度)〜65.6℃(華氏150度)の温度を有し、フレーク化、バンピング、パフ形成等の最終的な成形段階に入る。穀物製品は通常、乾燥工程又は冷却及びテンパリング期間から最終的な成形段階に直接的に移動され、乾燥後の穀物製品中の水分を均質化するのを助けて、穀物製品におけるかびの形成を制限又は防止する。
本発明は、長期間にわたって常温保存可能であるように十分に低い水分活性まで乾燥されている穀物片(ペレット、粗粒子又は他の自然に形成された片等)を軟化する方法を提供し、それによって、穀物片は、最終的な成形段階(バンピング、フレーク化、パフ形成等)を経ることができ、実質的に水分が付加されない。この軟化は、所与の穀物ペレット、粗粒子又は他の粒子若しくは片のデンプンマトリクス中のデンプン分子及び分子結合を整列させることによって、穀物片中のデンプンマトリクス(すなわち、デンプン分子、及び、デンプン分子のポケット又は細胞内の分子結合の配列)を変性する、一連の加熱及び冷却/テンパリングサイクルを伴う調整プロセスによって達成される。調整プロセスの前に、穀物粒子は、通常は約0.65以下の低い水分活性値を有し、これは、かびの成長を阻止するか又は実質的に防止するが、デンプン分子も整列されず、少なくとも部分的にゼラチン化され、これによって、穀物粒子に脆性又は「ガラス質」の特性を与え、これによって最終的な成形プロセスにつながらなくなる。本発明の調整プロセスは、デンプンマトリクスの内部構造及び整列を変更し、それによって、穀物ペレット、穀物片又は粗粒子の手触り又は特性を、概ね硬質の結晶形態から比較的軟質で柔軟な形態に変えるが、穀物製品のかびの成長を受けやすくする水分の付加を必要としない。
本発明の一態様によると、常温保存可能な加工された穀物製品を調製する方法は、約0.65以下の水分活性値を有する加工された穀物製品に対して行われる一連の加熱及び冷却/テンパリング工程を含む。この方法は、第1の加熱工程と、第2の加熱工程と、第3の加熱工程とを含み、第1のテンパリング工程が第1の加熱工程と第2の加熱工程との間で行われ、第2のテンパリング工程が第2の加熱工程と第3の加熱工程との間で行われる。加工された穀物製品は、最初に、比較的硬質で脆性の特性を有し、一連の加熱及びテンパリング工程を通して、比較的より軟質でより可撓性の特性を達成する。第1の加熱工程によって、加工された穀物製品を第1の高温にする。加工された穀物製品の第1のテンパリング工程によって、加工された穀物製品を、第1の高温よりも低い第1の低温にする。加工された穀物製品の第2の加熱工程によって、加工された穀物製品を、第1の低温よりも高い第2の高温にする。加工された穀物製品の第2のテンパリング工程によって、加工された穀物製品が、第2の高温よりも低い第2の低温に達する。加工された穀物製品の第3の加熱工程によって、加工された穀物製品を、第2の低温よりも高い第3の高温にする。加工された穀物製品が一連の加熱及びテンパリング工程を完了して所望のより軟質でより可撓性の特性を達成すると、フレーク化、バンピング、パフ形成等のような最終的な成形の準備が整う。
したがって、本発明は、インスタント穀類において用いられるような、加工された穀物製品のデンプン分子の構造を変性させる方法又はシステムを提供する。この方法は、一連の交互の加熱及び冷却/テンパリング工程を使用して、比較的脆性であるが低水分活性の穀物製品を、水分活性値が低いままであるが、軟化され、完成した又はほぼ完成した穀類製品を達成するようにバンピング、フレーク化又はパフ形成される準備が整った軟化された穀物製品に変える。低水分活性値を有する脆性の高密度半製品(穀物ペレット、粗粒子又は自然に形成された片)を、低水分活性値を保持する比較的軟質であるか若しくは非脆性の材料特性又は特徴を有するものに調整する能力は、製品をフレーク化、バンピング又はパフ形成によって最終的に成形する前の、半製品の無限の長さの保管及び/又は輸送を可能にする。これによって、製造プロセスに自由度が加わり、連続的な段階的なプロセスを実行する必要性を低減又は排除すること等によって、穀物加工において用いられる商品及び設備のより有利な利用を可能にする。
本発明のこれら及び他の対象、利点、目的並びに特徴は、図面とともに以下の明細書を検討すると明らかになるであろう。
本発明による、穀物製品を加工する方法を示すフロー図である。 図1の方法の加熱及びテンパリング部分を行うときに用いられる製造エリアの図である。 図1の方法の加熱及びテンパリング部分を行うときに用いられる製造エリアの別の実施形態の図である。 本発明の方法を実施するときに用いることができる穀物調整及びフレーク化装置の側面図である。 図4の穀物調整及びフレーク化装置の端面図である。 図4の穀物調整及びフレーク化装置の平面図である。
ここで、図面と、図面に示される例示的な実施形態とを参照すると、加工された穀物製品中のデンプン分子の構造を変性させる方法は、軟質で成形可能な穀物片(通常はペレット、粗粒子又は自然に形成された片)を、以前は硬質で脆性の稠度であったが、低水分活性値に起因して比較的常温保存可能であった(常温保存可能なままである)乾燥穀物片から作り出すことを可能にする。穀物片の軟質で成形可能な特性は、フレーク化、パフ形成、バンピング等のような最終的な成形を容易にする。しかし、前の乾燥工程の結果から、穀物片の水分活性値は、かびの成長を阻止するほど十分に低いため、その後の加工工程は、従来の穀物加工方法において通常は可能であったよりも長く遅らせることができる。したがって、未加工の穀物を完成した穀類製品に変えるプロセスは、別個の位置において、未完成の穀物製品を、乾燥され常温保存可能な穀物ペレット又は粗粒子又は自然に形成された片の製造と、完成したインスタント穀類製品を生じる最終的な加工工程との間で長期間、数週間又は数ヶ月でさえも保管するという選択肢を伴い、最終製品の質又は稠度に実質的に悪影響を与えることなく、別個のプロセスに分けるか又は分割することができる。
従来の穀物加工とは対照的に、本発明の加工方法10(図1)は、穀物片を調理してから比較的低い水分活性値(通常は約0.65以下)まで乾燥させることを可能にし、その状態で、穀物片は長期間保管することができ、次に、穀物片を続いて軟化させ、穀物片の交互の加熱及び冷却/テンパリングを使用して軟質又は成形可能な特性を達成することができ、従来の方法のより高い水分活性値を必要としない。図1の例示的な実施形態では、未加工の穀物製品12(米、小麦、オート麦、大麦、ソルガム、トウモロコシ、実質的に任意の形態のふすま等のうちの任意の1つ又は複数であり得る)を、実質的に任意の公知の方法によって最初に調理し(14)、この結果、自然に形成された粒子又は片の形態であり得る調理された穀物製品16が生じる。調理された穀物製品16は、例えば自然に形成された片又は粗粒子19aとして乾燥工程18に直接送ることができる。任意に、中間のペレット化工程20を造粒器等において行い、調理された穀物製品16の選択された穀物成分19b(例えば、ふすま、ひび割れた小麦等のうちの1つ又は複数のタイプ)を穀物ペレット22に変えることができ、これを次に乾燥工程18に渡す。調理された穀物製品16は、自然に形成された粒子または粗粒子19aの形態であるか若しくは穀物ペレット22としてであるかにかかわらず、乾燥工程18に入る前に、デンプン分子が各穀物ペレット又は粒子中で実質的にずらされ、約0.93〜約0.96の水分活性値及び比較的軟質の手触り又は特性を有して、少なくとも部分的にゼラチン化される。調理14と乾燥18とペレット化20とを含む加工方法10の上述した工程は、当該技術分野において公知の方法を用いて行うことができる。
乾燥された穀物片24は、乾燥工程18に入ったときのそれらの水分レベル及び水分活性と比較して低減した水分含量及び水分活性を有して乾燥工程18を出る。乾燥された穀物片24の水分活性値はおよそ0.65以下であり、通常は約0.5〜0.63の範囲内である。好ましくは、乾燥された穀物片24の水分活性値は約0.60〜約0.63である。加えて、乾燥された穀物片24は、乾燥工程18に入ったときはもはや軟質又は変形可能ではなく、この時点で、乾燥工程18を出ると比較的硬質であるか又はガラス質である。任意に、乾燥工程18の後で、冷却工程26を用いて、乾燥された穀物片24の温度をおよそ室温まで下げる。この状態では、冷却され乾燥された穀物片29は、実質的に整列されていないデンプン分子と、およそ0.65以下の水分活性値とを有し、それによって、冷却され乾燥された穀物片29は、従来の穀物製品の保管及び/又は出荷方法並びに条件を用いて、製品の品質を実質的に損なうことなく、例えば6ヶ月以上である長期間にわたって保管することができる。しかし、この状態では、冷却され乾燥された穀物片29は十分に硬質でガラス質であるので、脆性の穀物片は、望まない小さい粒子に粉々になって粉砕されるため、更なる加工(フレーク化、バンピング、パフ形成等)を、所望の結果を伴って行うことが概してできない。
一方で、より従来のプロセスでは、乾燥された穀物片は、乾燥機を出るときに十分に高い水分活性値を有するため、フレーク化、バンピング、パフ形成等といった最終的な成形プロセスに直接送られるほど十分に軟質で成形可能である。本発明の加工方法10では、乾燥された穀物片は通常、保管又は出荷/輸送には好適であるが、上述した理由から最終的な成形プロセスにはあまり好適ではない乾燥状態で冷却及び硬化されている。本発明の方法10は、冷却され乾燥された穀物片31(この少なくとも幾らかは長期間保管されているものとすることができる)に、複数工程の加熱及び冷却/テンパリングプロセス30を加え、このプロセスは、穀物片中のデンプン分子を整列させ、穀物片の不定形の可塑性又は弾性又は柔軟な稠度を達成し、これによって、穀物片を最終的な成形のために調整し、またこれは実質的に水分を付加することなく達成される。これは、冷却され乾燥された穀物片29を、最終的な成形の前に、常温保存可能状態において長期間にわたって任意に保管及び/または出荷若しくは輸送すること(28)を可能にする。
図1の例示的な実施形態では、複数工程の加熱及びテンパリングプロセス30は、加熱及び冷却/テンパリング工程が、冷却され乾燥された穀物片31中のデンプン分子が整列されて、実質的に水分を更に付加することなく最終的な成形に備えて適切で準備が整った所望の不定形の可塑性又は弾性又は柔軟な稠度を達成するように交互にされる、5工程のプロセスである。約0.65以下の水分活性値と、比較的硬質で脆性の特性又は稠度とを有する冷却され乾燥された穀物片31は、約76.7℃(華氏170度)の第1の高温を達成する、第1の加熱工程32に入る。第1の加熱工程32では、約0.7ミクロンの波長を有する赤外線放射を加えること等によって、約76.7℃(華氏170度)の第1の高温を約5秒〜15秒の第1の加熱期間内で達成するのに十分な速さで、穀物片を室温から加熱するのが望ましい。穀物片は、第1の加熱工程32を出て、約5秒〜10秒の期間にわたって第1の冷却/テンパリング工程34において冷却及びテンパリングされ、これによって、各穀物片中のデンプン分子のマトリクスが緩み(すなわち、それらの分子結合を緩めるか又は弱め)、それによって、デンプン分子のその後の整列を容易にする。
第1のテンパリング工程34に続いて、第2の加熱工程36によって穀物片の温度を約98.9℃(華氏210度)の第2の高温に上昇させる。好ましくは、第2の加熱工程36は、任意に約0.5ミクロンの波長を有する赤外線放射を用いて約10秒〜20秒の期間にわたって行い、第1のテンパリング工程34の第1の低温から第2の高温に達する。穀物片を次に、第2の加熱工程36から第2のテンパリング工程38に向け、望ましくは約3秒〜10秒で到達する第2の低温に達し、デンプンマトリクス内のデンプン分子及び分子結合を整列させる。第2のテンパリング工程38に続いて、穀物片は第3の加熱工程40に入り、ここで、約98.9℃(華氏210度)の第3の高温に到達し、それによって、穀物片中のデンプン分子を互いに整列させる。好ましくは、約0.7ミクロンの波長を有する赤外線放射を用いて、約5秒〜20秒の加熱期間内で約98.9℃(華氏210度)の第3の高温に到達する。
加熱されテンパリングされた穀物片42は、不定形の可塑性又は弾性又は柔軟な稠度と、低いまま(約0.65以下)である水分活性値とを有して第3の加熱工程40を出て、フレーク化46、パフ形成48及びバンピング50のうちの任意の1つ又は複数を伴い得る最終的な成形プロセス44の準備が整い、成形された穀物製品52を達成する。成形された穀物製品52は次に、焼き54及び1つ又は複数のコーティング56の塗布のような最終的な加工工程に向けられ、完成したインスタント穀類製品58を得ることができる。加熱されテンパリングされた穀物片42が、その温度が第3の加熱工程40のおよそ98.9℃(華氏210度)に続いて少なくとも約85.0℃(華氏185度)であるほど十分に迅速に、最終的な成形プロセス44に入ることが概して望ましく、それによって、穀物片42は最終的な成形プロセス44に備えて脆性になりすぎることがない。
任意に、加熱されテンパリングされた穀物片42を冷却工程57に向けることができ、それによって、テンパリングされた穀物片42の温度が、最終的な成形プロセス44の前に約85.0℃(華氏185度)未満に降下し、穀物片を、常温保存可能な穀物片59として保管又は(例えば陸上トラック、列車、船又は他の車両によって)出荷/輸送することができる。しかし、その場合、通常は、冷却/テンパリングプロセス30に関して上述したよりも高い温度で穀物片59に対して別の複数工程の加熱及びテンパリングプロセスを行い、それによって、予めテンパリングされた穀物片59が最終的な成形プロセス44に備えて十分に軟質で柔軟であるように再び調整する必要がある。
図1の複数工程の加熱及びテンパリングプロセス30は、第1の加熱工程32と第2の加熱工程36と第3の加熱工程40とをそれぞれ行うのに用いられる第1〜3の赤外線ヒータ62a〜cを有するシステム60(図2)を用いて行うことができる。好ましい実施形態では、第1の赤外線ヒータ62aは、約0.7ミクロンの波長の赤外線放射を放出し、第2の赤外線ヒータ62bは、約0.5ミクロンの波長の赤外線放射を放出し、第3の赤外線ヒータ62cは、約0.7ミクロンの赤外線放射を放出する。任意には、赤外線ヒータ62a〜cは、石英赤外線ヒータである。冷却され乾燥された穀物片31は、赤外線ヒータ62a〜cの下方を通るベルトコンベヤ64に沿って運ばれる。例示的な実施形態では、冷却され乾燥された穀物片31が、約2.5cm(1インチ)〜3.8cm(1.5インチ)の厚さである層でベルトコンベヤ64に沿って堆積されることが望ましい。赤外線ヒータ62a〜cは、穀物片31の層の上方で約0.1m(4インチ)〜0.2m(8インチ)、又は、ベルトコンベヤ64の上面64aの上方で約0.13m(5インチ)〜0.24m(9.5インチ)離間する。任意には、本方法の加熱工程は、加熱空気を乾燥された穀物片に向けることによって達成できることが想定され、それによって、各加熱工程の少なくとも一部は、上述したシステム60におけるように実質的に放射によってではなく、対流によって達成される。
図2の例示的な実施形態では、乾燥された穀物片31の冷却及びテンパリングは、第1の赤外線ヒータ62aと第2の赤外線ヒータ62bとの間(すなわち第1のテンパリング工程34)と、再び第2の赤外線ヒータ62bと第3の赤外線ヒータ62cとの間(すなわち第2のテンパリング工程36)とで行われる。乾燥された穀物片31は、赤外線ヒータ間で十分な時間を経るため、自然の冷却及びテンパリングが、穀物片が次の赤外線ヒータの下を通る前に、周囲空気の存在下で生じる。任意に、また図2に仮想線で示されるように、第1のテンパリング工程34及び第2のテンパリング工程38をそれぞれ行うときに用いるために、第1のテンパリング装置66を、第1の赤外線ヒータ62aと第2の赤外線ヒータ62bとの間に配置することができ、一方で、第2のテンパリング装置68を、第2の赤外線ヒータ62bと第3の赤外線ヒータ62cとの間に配置することができる。第1のテンパリング装置66及び第2のテンパリング装置68は、例えば周囲空気又は冷えた空気を吹き付けるエアブロワであり、所望の量の冷却及びテンパリングが乾燥された穀物片に対して加熱工程間で生じることを確実にすることができる。任意には、温度センサをシステム60に沿って配置し、ベルトコンベヤ64に沿う乾燥された穀物片31の温度を監視し、また任意に、コンベヤ速度、赤外線ヒータ62a〜cのうちの1つ又は複数の出力、または任意の第1のテンパリング装置66及び第2のテンパリング装置68の出力を自動的に調整するための温度情報を使用することができる。
任意に、加熱及びテンパリングプロセス30中に、穀物片が赤外線ヒータ62a〜cの下及び任意の第1のテンパリング装置66及び第2のテンパリング装置68の下を通るときに、穀物片を混合及び/又は撹拌するために混合装置をベルトコンベヤ64に沿って配置することができる。混合装置は、混合パドル又はベルトコンベヤ64の振動を用いて、穀物片がベルトコンベヤ64に沿って移動するにつれて穀物片を混合及び撹拌することができる。穀物片を、振動、若しくは、固定床またはシュートを通って上方に移動する加圧空気によって「流動化」することができ、それによって、穀物片が、移動するコンベヤ表面を必要とせず床に沿って本質的に流れることが更に想定される。例えば、約6.7Hz〜8.3Hzの振動数で動作する振動コンベヤ床が、加熱及びテンパリングプロセス中に十分な混合を提供すると分かっている。加熱及びテンパリングプロセス30中の乾燥された穀物片の混合又は撹拌は、システム60を通る穀物片の全ての均質さを改善する。任意に、また図3に示されるように、別のシステム60’は、乾燥された穀物片が加熱及びテンパリングプロセス30を経るときに乾燥された穀物片を撹拌又は混合し、穀物片の実質的に全ての面が赤外線ヒータ62a〜cからの放射エネルギーに晒されることを確実にするのを助ける、一連の降下段部を含むベルトコンベヤ64’を有している。
複数工程の加熱及びテンパリングプロセス30並びにその後の最終的な成形プロセス44を、単一の機械又は機器において行うことができることが想定される。例えば、図4及び図5を参照して、組み合わせ型穀物−調整及びフレーク化ミル70は、その上側端部に、赤外線ヒータ62a〜c及び段状のコンベヤ64”を備えている。乾燥された穀物片は、給送シュート72を介してコンベヤ64”の上流端部に給送され、コンベヤ64”に沿って(図4において見て右側から左側へ)移動され、コンベヤ64”上で、穀物片は赤外線ヒータ62a〜cによって順に加熱され、冷却/テンパリングエリアが第2の赤外線ヒータ62bから上流及び下流に位置している。任意に、赤外線ヒータ62a〜cを、ヒンジ76を介して骨組み74の上側部分に回動可能に取り付けることができ、それによって、赤外線ヒータを、コンベヤ64”の清掃又は修理等のために持ち上げることができる(図5に仮想線で示されている)。
図4〜図6の例示的な実施形態では、コンベヤ64”は、骨組み74上で支持される振動モータ80(図4及び図5)によって振動される段状のパン78を有し、骨組み74は、複数の防振装置82を介して段状のパン78も支持している。例示的な実施形態では、別の給送シュート81が、調整された穀物を、段状のパン78の下流端部から、一対のモータ駆動ローラ84に向け、一対のモータ駆動ローラ84は穀物片をフレークに成形する。ローラ84は、約40インチの長手方向長さ及び約26インチの直径を有することができ、1200rpmで回転するそれぞれの75hpモータ86(図5)によって約167rpm(表面において約1137リニアフィート/分)で回転することができる。調整された穀物片がローラ間を通るのと実質的に同じ速度でローラが回転する場合、これは「バンピング」と称することができ、一方で、ローラが互いから異なる速度で回転することは、穀物片の「フレーク化」と称することができる。ローラ84、モータ86及び実質的に全体的な穀物−調整及びフレーク化ミル70を、特定のスループットの必要性を満たすように実質的に任意の所望のサイズに拡大縮小できることが理解されるであろう。モータ86は、それぞれのベルトドライバ88(図5)を介してローラ84に接続されている。ローラ84から、フレークが出口給送シュート90を通って落下し、ホッパに入るか、又は、梱包前にフレークの最終的な加工(例えば、図1に示されるような焼き54、コーティング56等)のための別のコンベヤに入る。所望であれば、フレーク化ミル70のローラ84を、パフ形成装置、粉砕ミル又は他の成形機器を置き換えて、パフ形成又は粉砕された穀物製品を達成することができ、これは本発明の主旨及び範囲から逸脱しないことが理解されるであろう。
したがって、本発明は、穀物粒子を、最終的な成形のために、但しかび又は細菌の成長を受けやすくすることなく調製するために、常温保存可能な穀物粒子を硬質の結晶質構造から柔軟な弾性又は軟質の手触りに変える方法を提供する。これは、加工に伴う種々の工程間の穀物の保管及び/又は出荷/輸送の遅延を可能にし、これによって、製造プロセスの自由度が高まり、機器のより効率的な使用が可能となる。例えば、穀物加工方法の初期の工程を行うことができ、結果として生じる部分的に加工された製品は、後の加工工程において用いられる機器が保守修理のために非稼働中である場合であっても、更なる加工を行う前に保管される。部分的に加工された穀物製品は、必要であるか又は所望であれば、最終的な成形及び加工のために別個の設備に輸送することができる。
具体的に記載した実施形態に対する変形及び変更を、本発明の原理から逸脱することなく行うことができ、これは、均等論を含む特許法の原則に従って解釈されるように、添付の特許請求の範囲のみによって限定されることが意図される。

Claims (20)

  1. 常温保存可能な加工された穀物製品を調製する方法であって、
    初期温度で0.65以下の水分活性値を有するとともに硬質で脆性な最初の特性を更に有する加工された穀物製品が前記初期温度よりも高い第1の高温に達する第1の加熱と、
    前記加工された穀物製品が、前記第1の高温よりも低い第1の低温に達する第1の冷却と、
    前記加工された穀物製品が、前記第1の低温よりも高い第2の高温に達する第2の加熱と、
    前記加工された穀物製品が、前記第2の高温よりも低い第2の低温に達する第2の冷却と、
    前記加工された穀物製品が、前記第2の低温よりも高い第3の高温に達する第3の加熱と
    を含み、
    前記第1の加熱、前記第2の加熱及び前記第3の加熱の各々は、前記加工された穀物製品に実質的に水分を付加せずに行われ、
    前記加工された穀物製品の前記第3の加熱の後で、前記加工された穀物製品は、0.65以下の水分活性値を有するとともに、前記第1の加熱前の前記加工された穀物製品の前記最初の特性と比較してより軟質でより柔軟な調製後の特性を有する方法。
  2. 前記加工された穀物製品の前記第1の冷却は、十分な時間にわたって、前記加工された穀物製品のデンプンマトリクス中の分子結合を弱めるのに十分な温度まで行い、
    前記加工された穀物製品の前記第2の冷却は、十分な時間にわたって、前記デンプンマトリクス中の前記分子結合を整列させるのに十分な温度まで行い、
    前記加工された穀物製品の前記第3の加熱は、十分な時間にわたって、前記加工された穀物製品の前記デンプンマトリクス中のデンプン分子を互いに整列させるのに十分な温度まで行う、請求項1に記載の方法。
  3. 前記加工された穀物製品の前記第1の加熱は、前記加工された穀物製品が前記第1の高温としての76.7℃(華氏170度)に達するのに十分な速さで、5秒〜15秒の期間行い、
    前記加工された穀物製品の前記第1の冷却は、前記加工された穀物製品が5秒〜10秒の第1の冷却期間内で前記第1の低温に達するのに十分な速さで行い、
    前記加工された穀物製品の前記第2の加熱は、前記加工された穀物製品が前記第2の高温としての98.9℃(華氏210度)に達するのに十分な速さで、10秒〜20秒の期間行い、
    前記加工された穀物製品の前記第2の冷却は、前記加工された穀物製品が3秒〜10秒の第2の冷却期間内で前記第2の低温に達するのに十分な速さで行い、
    前記加工された穀物製品の前記第3の加熱は、前記加工された穀物製品が前記第3の高温としての98.9℃(華氏210度)に達するのに十分な速さで、5秒〜20秒の期間行う、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第3の加熱の後の前記加工された穀物製品の最終的な成形を更に含み、該最終的な成形は、前記加工された穀物製品の(i)バンピングと、(ii)パフ形成と、(iii)フレーク化とから選択される少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記加工された穀物製品の前記第1の加熱の前に、(i)前記加工された穀物製品を少なくとも6時間の期間にわたって保管することと、(ii)前記加工された穀物製品を、第1の場所から、前記第1の加熱と前記第2の加熱と前記第3の加熱と前記第1の冷却と前記第2の冷却とを行う第2の場所に出荷することとから選択される少なくとも1つを更に含む、請求項1に記載の方法。
  6. 常温保存可能な加工された穀物製品を調製する方法であって、
    .65以下の水分活性値及び硬質で脆性な最初の特性を有する加工された穀物製品が76.7℃(華氏170度)の温度に達する第1の加熱と、
    前記加工された穀物製品のデンプンマトリクスを緩める、前記加工された穀物製品の第1の冷却と、
    前記加工された穀物製品が98.9℃(華氏210度)の温度に達する第2の加熱と、
    前記デンプンマトリクスが弱まり、分子結合が該デンプンマトリクスの個々のデンプン分子中で整列される、前記加工された穀物製品の第2の冷却と、
    前記デンプンマトリクスの前記デンプン分子が前記加工された穀物製品中で互いに実質的に整列され、前記加工された穀物製品が98.9℃(華氏210度)の温度に達する第3の加熱と
    を含み、
    前記加工された穀物製品の前記第3の加熱の後で、前記加工された穀物製品は、前記第1の加熱前の前記加工された穀物製品の前記最初の特性と比較してより軟質でより柔軟な調製後の特性を有し、
    前記加熱の各々及び前記冷却の各々は前記加工された穀物製品に実質的に水分を付加せずに行われる方法。
  7. 前記加工された穀物製品の前記第1の加熱を5秒〜15秒の期間にわたって行うことと、
    前記加工された穀物製品の前記第1の冷却を5秒〜10秒の期間にわたって行うことと、
    前記加工された穀物製品の前記第2の加熱を10秒〜20秒の期間にわたって行うことと、
    前記加工された穀物製品の前記第2の冷却を3秒〜10秒の期間にわたって行うことと、
    前記加工された穀物製品の前記第3の加熱を5秒〜20秒の期間にわたって行うことと
    のうちの少なくとも1つである、請求項6に記載の方法。
  8. 前記加工された穀物製品の前記第1の加熱は、0.7ミクロンの波長を有する赤外線放射を用いて行うことと、
    前記加工された穀物製品の前記第2の加熱は、0.5ミクロンの波長を有する赤外線放射を用いて行うことと、
    前記加工された穀物製品の前記第3の加熱は、0.7ミクロンの波長を有する赤外線放射を用いて行うことと
    のうちの少なくとも1つである、請求項6に記載の方法。
  9. 前記加工された穀物製品の前記第1の加熱は、0.7ミクロンの波長を有する赤外線放射を用いて、5秒〜15秒の期間にわたって行い、
    前記加工された穀物製品の前記第1の冷却は、5秒〜10秒の期間にわたって行い、
    前記加工された穀物製品の前記第2の加熱は、0.5ミクロンの波長を有する赤外線放射を用いて、10秒〜20秒の期間にわたって行い、
    前記加工された穀物製品の前記第2の冷却は、3秒〜10秒の期間にわたって行い、
    前記加工された穀物製品の前記第3の加熱は、0.7ミクロンの波長を有する赤外線放射を用いて、5秒〜20秒の期間にわたって行う、請求項6に記載の方法。
  10. 前記加工された穀物製品を、移動するコンベヤ表面に沿って、ペレット、片又は粗粒子の層として分配することを更に含む、請求項6に記載の方法。
  11. 前記第1の加熱と、前記第2の加熱と、前記第3の加熱とのうちの少なくとも1つは、
    前記コンベヤ表面に沿う前記ペレット、片又は粗粒子の層から0.1m(4インチ)〜0.2m(8インチ)離間した赤外線加熱素子を用いて行う、請求項10に記載の方法。
  12. 前記コンベヤ表面に沿う前記ペレット、片又は粗粒子の層は、2.5cm(1インチ)〜3.8cm(1.5インチ)の厚さを有する、請求項10に記載の方法。
  13. 前記コンベヤ表面に沿う前記ペレット、片又は粗粒子の層を混合又は撹拌することを更に含む、請求項10に記載の方法。
  14. 前記加工された穀物製品の前記第1の加熱の前に、(i)前記加工された穀物製品を少なくとも6時間の期間にわたって保管することと、(ii)前記加工された穀物製品を、第1の場所から、前記第1の加熱と前記第2の加熱と前記第3の加熱と前記第1の冷却と前記第2の冷却とを行う第2の場所に出荷することとから選択される少なくとも1つを更に含む、請求項6に記載の方法。
  15. 前記加工された穀物製品の前記第1の加熱の前に、前記加工された穀物製品を少なくとも1ヶ月の期間にわたって保管することを更に含む、請求項6に記載の方法。
  16. 前記加工された穀物製品の前記第3の加熱に続いて、前記加工された穀物製品をバンピング又はフレーク化して、丸められた又はフレーク状になった穀物製品を生成することを更に含む、請求項6に記載の方法。
  17. 前記加工された穀物製品の前記第1の加熱の前に、前記加工された穀物製品を乾燥させて0.65以下の水分活性値を達成することを更に含む、請求項6に記載の方法。
  18. 常温保存可能な加工された穀物製品を調製する方法であって、
    .65以下の水分活性値及び硬質で脆性な最初の特性を有する加工された穀物製品が76.7℃(華氏170度)の温度に達する第1の加熱と、
    前記加工された穀物製品のデンプンマトリクスを緩める、前記加工された穀物製品の第1の冷却と、
    前記加工された穀物製品が98.9℃(華氏210度)の温度に達する第2の加熱と、
    前記デンプンマトリクスが弱まり、分子結合が該デンプンマトリクスの個々のデンプン分子中で整列される、前記加工された穀物製品の第2の冷却と、
    前記デンプンマトリクスの前記デンプン分子が前記加工された穀物製品中で互いに実質的に整列され、前記加工された穀物製品が98.9℃(華氏210度)の温度に達する第3の加熱と
    を含み、
    前記加工された穀物製品の前記第3の加熱の後で、前記加工された穀物製品は、前記第1の加熱前の前記加工された穀物製品の前記最初の特性と比較してより軟質でより柔軟な調製後の特性を有し、
    さらに、前記加工された穀物製品を、移動するコンベヤ表面に沿って、ペレット、片又は粗粒子の層として分配することを含む方法。
  19. 前記第1の加熱と、前記第2の加熱と、前記第3の加熱とのうちの少なくとも1つは、
    前記コンベヤ表面に沿う前記ペレット、片又は粗粒子の上方に離間した赤外線加熱素子を用いて行う、請求項18に記載の方法。
  20. 前記コンベヤ表面に沿う前記ペレット、片又は粗粒子の層を混合又は撹拌することを更に含む、請求項18に記載の方法。
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