JP6222936B2 - 装置および画像生成方法 - Google Patents
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Description
光照射により発生する光音響波を探触子が検出することによって得られた第一の検出信号を用いて被検体の画像データを生成する装置であって、
前記探触子のインパルス応答の微分信号を用いて、前記第一の検出信号から、前記光音響波に由来する成分とは位相が反転した成分を低減することにより、第二の検出信号を生成する信号処理手段と、
前記第二の検出信号を用いて前記被検体の画像データを生成する画像生成手段と、
を有することを特徴とする装置である。
本発明はまた、以下の構成を採用する。すなわち、
光照射により発生する光音響波を探触子が検出することによって得られた第一の検出信号を用いて被検体の画像データを生成する画像生成方法であって、
前記探触子のインパルス応答の微分信号を用いて、前記第一の検出信号から、前記光音響波に由来する成分とは位相が反転した成分を低減することにより、第二の検出信号を生成するステップと、
前記第二の検出信号を用いて前記画像データを生成するステップと、
を有することを特徴とする画像生成方法である。
形成装置について説明する。代表的な被検体は生体の乳房であるが、これに限られない。本発明は、かかる光音響画像形成装置による光音響画像形成方法、または装置の制御方法としても捉えることができる。
図1を参照しながら本実施形態にかかる光音響画像形成装置の構成を説明する。なお、以下の記載において、同一の構成要素には原則として同一の参照番号を付して、説明を省略する。
光源11は被検体に光を照射する。被検体が生体の場合、光源11からは被検体中の特定の成分に吸収される波長の光を照射する。本発明においては、被検体内部まで光が伝搬するように、500nm以上1200nm以下の波長が好ましい。光源は、装置本体と一体化しても良いし、分離していても良い。光源としては、数ナノから数百ナノ秒オーダーのパルス光を発生可能なパルス光源が好ましい。効率的に光音響波を発生させるために、10ナノ秒程度のパルス幅が特に好適に使われる。光源としては大出力が得られるレーザーが好ましいが、発光ダイオードなども使用可能である。レーザーとしては、固体レーザー、ガスレーザー、ファイバーレーザー、色素レーザー、半導体レーザーなど様々なレーザーを使用することができる。照射のタイミング、波形、強度などは不図示の光源制御部によって制御される。
(光学系13)
光学系13は、光源11から照射された光12を、所望の光分布形状に加工しながら被検体に導く。光学系13は、典型的にはレンズやミラー、光拡散板、光ファイバなどの光導波路などで構成される。なお、光はレンズで集光させるより、ある程度の面積に広げる方が、被検体への安全性ならびに診断領域を広げられるという観点で好ましい。
これらは本発明の装置には含まれないが、以下に説明する。本発明の光音響画像形成装置は、人や動物の悪性腫瘍や血管疾患などの診断や化学治療の経過観察などを主な目的とする。よって、被検体15としては生体、具体的には人体や動物の乳房や指、手足などの診断の対象部位が想定される。被検体内部の光吸収体14としては、被検体内で相対的に吸収係数が高いものが想定される。例えば、人体が測定対象であれば酸化あるいは還元ヘモグロビンやそれらを含む多く含む血管あるいは新生血管を多く含む悪性腫瘍が該当する。また、被検体表面の光吸収体としては皮膚表面付近にあるメラニンなどである。
探触子17は、被検体の表面及び内部で発生する音響波を検出し、アナログ信号である電気信号に変換する検出器である。圧電現象を用いたトランスデューサ、光の共振を用い
たトランスデューサ、容量の変化を用いたトランスデューサなど音響波を検知できるものであれば、どのようなものでも良い。探触子17として、複数の受信素子が1次元あるいは2次元に配置された多次元配列素子を用いることで、同時に複数の場所で音響波を検出できる。その結果、検出時間の短縮や、体動によるノイズの低減が可能になる。
信号収集部18は、探触子17より得られた電気信号を増幅するとともに、アナログ信号からデジタル信号への変換を行う。信号収集部18は、典型的には増幅器、A/D変換器、FPGA(Field Programmable Gate Array)チップなどで構成される。探触子から得られる検出信号が複数の場合は、同時に複数の信号を処理できることが望ましい。それにより、画像を形成するまでの時間を短縮できる。なお、本明細書において「検出信号」とは、探触子17から取得されるアナログ信号も、その後AD変換されたデジタル信号も含む概念である。そして、検出信号は「光音響信号」ともいう。
信号処理部19は、画像再構成により被検体内部の画像データを取得する。信号処理部19には典型的にはワークステーションなどが用いられる。信号処理や画像再構成処理などは、ワークステーションの情報処理装置(CPUなど)を利用して、プログラミングされたプログラムにより実行される。図1の例では、信号処理部19で使われるソフトウェアは、位相が反転した反射信号を選択的に低減する処理を行う信号処理モジュール19aと、画像データを生成する画像再構成モジュール19bを含む。信号収集部18と信号処理部19は一体化される場合もある。この場合、ハードウェア処理により被検体の画像データを生成することもできる。信号処理モジュールと画像再構成モジュールはそれぞれ、本発明の信号処理部と画像生成部に相当する。
表示装置20は信号処理部19から出力される画像データを表示する。例えば液晶ディスプレイなどが利用される。なお、表示装置20は、本発明の光音響画像形成装置とは別に提供されていても良い。
被検体保持部材21は、被検体を保持する。また、被検体と探触子の音響インピーダンスをマッチングさせるための液体を保持する部材を含んでも良い。被検体保持部材あるいはマッチング液の保持部材は、光が通過する側においては、透明であることが好ましい。例えば、ポリメチルペンテンやアクリルなどのプラスチックプレート、あるいはガラスプレートなどが用いられる。一般的に、これらの部材は生体より硬いため、生体よりも音響インピーダンスが大きい。そのため、詳しくは後述するが、被検体15から被検体保持部材21からに光音響波が入射する際に、界面での反射波の位相は180°反転する。被検体保持部材の形状としては、典型的には被検体を保持する板状の部材が想定される。被検体保持部材は、本発明の保持部材に相当する。
また、探触子17も被検体保持部材21として考えることができる。通常、探触子の検出素子(例えば、PZTなど)の音響インピーダンスは被検体の音響インピーダンスよりも大きい。そのため、探触子から被検体へ入射した光音響波の反射波の位相は同様に180°反転するため、本発明の手法により低減することが可能となる。
図1においては、2枚の被検体保持部材21aと21bを用いて被検体を挟持している。これにより、被検体が動かないよう固定される。また被検体の厚みが薄くなり、光が被検体深部に届くようになる。本明細書において、2枚の部材を区別する必要がないときは、まとめて被検体保持部材21と記載する。
本発明の特徴である信号処理部19で行う処理に関して、図2〜6を参照しつつ、詳細に説明する。ここでは、被検体内部で発生した光音響波16が被検体保持部材21で多重反射し、その多重反射信号を探触子17で受信した場合について検討する。この場合、多重反射信号が被検体からの信号に含まれるような場合であっても、本説明にかかる光音響画像形成方法によれば、再構成画像における多重反射の影響によるアーティファクトを軽減できる。
まず、前提として、音響波の反射の物理現象について説明する。図3において、領域301の音響インピーダンス(Z)はZ1であり(Z=Z1)、領域302の音響インピーダンスはZ2である(Z=Z2)。そして、領域302の音響インピーダンスは、相対的に領域301より大きいものとする(Z1<Z2)。この状況で領域301から領域302に音響波が入射すると、界面での反射波の位相は180°反転することが知られている。
この現象を、図1の被検体15と被検体保持部材21に当てはめて検討する。被検体15と被検体保持部材21を比較すると、通常、剛性の強い後者の方が、音響インピーダンスが高い。そのため、被検体内部で発生した光音響波16が被検体保持部材21に入射した場合、その界面で反射した光音響波の位相は入射波に対して180°変化する。そのため、単一周波数で構成された音響波を例に挙げると、図3に示したように形状が反転する。
光音響波の伝搬を記述する方程式は、式(1)のような波動方程式である。
この式(1)において、グリーン関数の解、つまり、デルタ音源・デルタパルスでの解pδ(r、t)は、以下の式(2)で表現される。なお、この解は球面状に広がる球面波を示している。
図4と式(6)を用いて、通常、受信される光音響波(入射波)と位相が反転した反射光音響波の違いを考察する。ここで、図4(a)は、反射などにより位相反転していない「正常な光音響波」の解析の一例を示す模式図である。図4(b)は、「正常な光音響波」が反射して位相が反転した光音響波の解析の一例を示す模式図である。
式(6)から、「正常な光音響波」の受信信号(A)は、インパルス応答の微分(B)(すなわち、インパルス応答微分信号)と、正の値の速度ポテンシャル(C)のコンボリューションで表現できることが分かる。図4(a)は、この様子を模式的に示したものである。
一方、「反射により位相反転した光音響波」の受信信号(A’)は、インパルス応答微分信号(B)と、負の値の速度ポテンシャル(C’)のコンボリューションとなる。図4(b)は、この様子を模式的に示したものである。
つまり、反射により光音響波の位相が180°反転することは、信号をインパルス応答微分信号と分離すれば、速度ポテンシャルの位相が反転することに相当すると考えられる。したがって、信号をインパルス応答微分信号で分離した後に得られる速度ポテンシャル成分の値(正と負)を比較することにより、「正常な光音響波」と「反射により位相反転した光音響波」を区別することができる。
、スペクトル信号、すなわち、速度ポテンシャルに変換できることが分かる。なお、ここでの受信信号のスペクトル分解とは、受信信号をインパルス応答微分信号でデコンボリューションすること、あるいは、受信信号をインパルス応答微分信号の基底で展開することと等価である。
図5に、図1の光音響画像形成装置で受信された典型的な検出信号(第一の検出信号)をスペクトル分解した例を示す。図5中、縦軸は音圧の強度である。横軸はサンプリング回数であり、検出時間に対応する。図5(a)は探触子から出力される受信信号の一例で、これを第一の検出信号とする。図5(a)中の矢印は、探触子表面への光照射により発生した光音響波16のうち、被検体保持部材21と被検体15との界面における反射により位相が反転した成分に由来する受信信号の位置を示している。
図5(b)は使用した探触子のインパルス応答を時間微分したものである。本発明の特徴は、図5(a)で示した第一の検出信号を図5(b)で示したインパルス応答微分信号でスペクトル分解することにある。図5(c)にスペクトル分解で得られたスペクトル信号を示す。図5(c)で示されているように、スペクトル信号、すなわち、対応する速度ポテンシャル成分は正負の値を含んでおり、負の値は主に位相が180°反転した反射波によるものである。図5(d)、図5(e)については後述する。
以上のような音響波の反射時に起こる現象を前提として、図2のフロー図を参照しつつ、信号処理部19における処理の概要を説明する。
[処理1](ステップS201):第一の検出信号をインパルス応答微分信号でスペクトル分解する工程:
この処理では、上で説明したように、スペクトル分解によってスペクトル信号が得られる。
[処理2](ステップS202):スペクトル信号において、負の値の係数を削除する工程:
この処理では、図5(c)に示されるようなスペクトル信号において、負の信号を選択的に削除する。これは上記で述べたように、スペクトル分解した後の係数は、速度ポテンシャルと同じであるため、その負の値は反射により位相が反転した光音響信号に基づく係数を示している。そのため、その負の値を消すことで、反射により位相が反転した光音響信号に関係したスペクトル成分を削除できる。図5(d)は、負の係数をゼロにしたスペクトル信号である。
[処理3](ステップS203):処理2で生成されたスペクトル信号を再構築処理して第二の検出信号に変換する工程:
処理2で負の係数を削除したスペクトル信号を時間信号に変換する、再構築処理を行う。その方法としては例えば、インパルス応答微分信号でコンボリューションすることや、基底変換することがある。これにより、位相が180°変換した反射信号を低減した第二の検出信号(光音響波信号)を生成できる。図5(e)に上記の処理で得られた第二の検出信号を示す。図5(e)中の矢印は、界面反射により位相が反転した成分に由来する受信信号の位置であるが、図5(a)と比較するとその値が大きく低減されていることが分かる。
このように、インパルス応答微分信号を用いたスペクトル分解を行い、スペクトル信号の負の値を低減し、再び、時間領域に戻すことで、インパルス応答に対して位相が180°反転した反射光音響信号のみを低減することが可能になる。
[処理4](ステップS204):処理3で再構築処理された第二の検出信号を用いて被検体の光学特性値分布を推定する工程:
処理3で得られた第二の検出信号を用いて画像再構成処理を行い、被検体の光学特性値分布を推定して画像データを形成する。この際、第二の検出信号においては、位相反転し
た反射光音響波が低減されているので、被検体内部にある光吸収体のみを画像データ化でき、画像劣化のない診断画像を形成できる。
画像再構成方法はどのようなものでも良い。例えば、一般的な光音響トモグラフィーで利用されるタイムドメインあるいはフーリエドメインでの逆投影法や、モデルベース法(繰り返し再構成法)などが適応できる。なお、フォーカス探触子を用いた光音響イメージングのように画像再構成処理が必要ない場合は、処理3で得られたデジタル検出信号データをそのまま画像に変換する。
図6を用いて、従来の手法による再構成画像と、本発明の手法による再構成画像を比較する。ここでは再構成手法としてバックプロジェクション法を用いた。
図6(a)は、反射信号を低減していない光音響信号から得られた初期音圧分布poの一例である。すなわち図6(a)は、図5(a)に示したような第一の検出信号を用いた再構成画像である。図中、黒い領域が音圧の高い領域を示し、白い領域が音圧の低いところを示している。白い領域(特に破線で囲まれた領域)は、主に反射信号によるアーティファクトであり、不要な画像である。
図6(b)は、反射信号を低減した光音響信号から得られた初期音圧分布poの一例である。すなわち図6(b)は、図5(e)に示したような、位相反転した反射信号を低減した第二の検出信号を用いた再構成画像である。図6(a)と比べて、反射信号によるアーティファクトが低減されており、反射光音響信号による画像劣化が低減されていることが分かる。
従って、本発明の手法により、被検体保持部材21での反射波に由来するアーティファクトの影響による画像劣化を低減できる。
なお、本説明では被検体保持部材21による多重反射の抑制を例にとって説明した。しかし、被検体保持部材に限らず、被検体より音響インピーダンスが高い部材が被検体に接触している場合には、反射波のせいでアーティファクトが発生する。本発明は、そのようなアーティファクトについても有効に適用出来る。
光音響画像形成装置の実施例について説明する。装置構成は、上記の図1で説明したものと同じである。本実施例においては、光源11として、2倍波のYAGレーザー励起のTi:saレーザーシステムを用いた。このレーザーシステムは、波長700−900nmの光を照射できる。照射されたレーザー光は、ミラー、ビームエキスパンダーなどの光学システム13により半径約1cm程度まで広げられた後に、被検体に照射される。探触子17としては、15×23素子の2次元配列型ピエゾ探触子を用いた。また、信号収集部18は、探触子17からの345ch全データを同時に受信し、アナログ信号を増幅し、デジタル変換した後に、信号処理部19であるPCへ転送する機能を有する。被検体15は被検体を模擬したファントムであり、1%のイントラリピッドと希釈したインクを寒天で固めたものである。また、このファントム内には、光吸収体14として、直径2mmの球状のインクで着色した物体が埋め込まれている。また、ファントムを保持する被検体保持部材21として、ファントム15と探触子17の間には、ポリメチルペンテンで作成した平板状のファントム用保持板を配置した。
ルス応答に対して位相反転した反射信号を低減した信号(第二の検出信号)を生成した。
その後、画像再構成モジュール19bにおいて、図2のステップS204のように画像再構成を行い、初期音圧分布データを算出した。ここでは、バックプロジェクション法を用いた。そのときに得られる再構成画像は、図6(b)のようになった。一方、比較のために、反射信号を低減してない第一の検出信号から得られる再構成画像は、図6(a)のようになった。
このように、被検体保持部材による反射により位相反転した反射光音響信号を選択的に低減することで、再構成された画像内のアーティファクトを低減できることが可能となった。
実施例2では、光音響画像形成装置において、探触子17を被検体保持部材とした例について、図7を参照して説明する。図1との相違点は、探触子17と被検体15の間に被検体保持部材である保持板が存在せず、探触子が直接、被検体に接していることである。被検体15としては、実施例1と同様のファントムを用いる。
このように、探触子が被検体保持部材であるような場合でも、本発明の手法により、再構成画像内の反射によるアーティファクトを低減できることが分かった。
Claims (19)
- 光照射により発生する光音響波を探触子が検出することによって得られた第一の検出信号を用いて被検体の画像データを生成する装置であって、
前記探触子のインパルス応答の微分信号を用いて、前記第一の検出信号から、前記光音響波に由来する成分とは位相が反転した成分を低減することにより、第二の検出信号を生成する信号処理手段と、
前記第二の検出信号を用いて前記被検体の画像データを生成する画像生成手段と、
を有することを特徴とする装置。 - 前記被検体を保持する保持部材をさらに有し、
前記信号処理手段は、前記光音響波が前記保持部材で反射した反射波に由来する成分を、前記位相が反転した成分として低減する
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記反射波とは、前記光照射により前記被検体で発生した前記光音響波が前記保持部材に入射したときに、前記被検体と前記保持部材との界面で反射したものである
ことを特徴とする請求項2に記載の装置。 - 前記信号処理手段は、前記光照射により前記探触子で発生した前記光音響波が前記探触子の表面で反射して発生した反射波に由来する成分を、前記位相が反転した成分として低減する
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記信号処理手段は、前記光照射により前記被検体で発生した前記光音響波が前記被検体の表面で反射して発生した反射波に由来する成分を、前記位相が反転した成分として低減する
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記信号処理手段は、前記光音響波が、前記被検体と、当該被検体と前記探触子との間
に配置された部材と、の界面で反射して発生した反射波に由来する成分を、前記位相が反転した成分として低減する
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記探触子が前記光音響波を検出することにより出力したアナログ信号をデジタル信号に変換することにより、当該デジタル信号を前記第一の検出信号として生成する信号収集手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の装置。 - 前記信号処理手段は、前記インパルス応答の微分信号により、前記第一の検出信号をスペクトル分解する
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。 - 前記信号処理手段における前記スペクトル分解は、前記第一の検出信号を前記インパルス応答の微分信号でデコンボリューションすることにより行われる
ことを特徴とする請求項8に記載の装置。 - 前記信号処理手段における前記スペクトル分解は、前記第一の検出信号を前記インパルス応答の微分信号を基底とした基底変換することにより行われる
ことを特徴とする請求項8に記載の装置。 - 前記信号処理手段は、前記スペクトル分解で得られたスペクトル信号に対して、負の係数を低減したのち再構築処理を行うことで、前記第二の検出信号を生成する
ことを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の装置。 - 前記信号処理手段における前記再構築処理は、前記インパルス応答の微分信号を用いたコンボリューションにより行われる
ことを特徴とする請求項11に記載の装置。 - 前記信号処理手段における前記再構築処理は、前記インパルス応答の微分信号を用いた基底変換により行われる
ことを特徴とする請求項11に記載の装置。 - 前記保持部材は、前記被検体を保持する板状の部材である
ことを特徴とする請求項2に記載の装置。 - 前記探触子は、前記保持部材を含む
ことを特徴とする請求項2に記載の装置。 - 前記インパルス応答は、デルタパルス信号を入力された前記探触子が出力する波形として取得される
ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の装置。 - 前記画像データを表示装置に表示させる表示制御手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の装置。 - 光照射により発生する光音響波を探触子が検出することによって得られた第一の検出信号を用いて被検体の画像データを生成する画像生成方法であって、
前記探触子のインパルス応答の微分信号を用いて、前記第一の検出信号から、前記光音響波に由来する成分とは位相が反転した成分を低減することにより、第二の検出信号を生
成するステップと、
前記第二の検出信号を用いて前記画像データを生成するステップと、
を有することを特徴とする画像生成方法。 - 請求項18に記載の画像生成方法の各ステップを情報処理装置に実行させるプログラム。
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