JP6221758B2 - 画像除去装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像除去装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、被記録材上に形成された熱可塑性画像形成物質よりなる画像を熱転写により剥離、除去する画像除去装置であって、回動可能な剥離部材と、前記剥離部材に圧接し、該剥離部材との間に前記被記録材を通過させるニップを形成する加圧部材と、前記ニップを通過する前記被記録材上の熱可塑性画像形成物質および前記剥離部材表面の熱可塑性組成物層を加熱し、軟化させて前記熱可塑性画像形成物質を前記剥離部材の表面に接着させるための加熱手段と、前記ニップを通過後の前記被記録材を前記剥離部材表面から分離するための分離部材と、を備えたことを特徴とする画像除去装置が記載されている。
特開2009-086625号公報
本発明の目的は、磁化率が閾値以上の記録媒体上に形成された磁性画像を除去する画像除去装置及びプログラムを提供することにある。ここで「磁性画像」とは、磁性金属を含む磁性トナーで形成された画像である。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、記録媒体の磁化率を示す情報を取得する取得手段と、取得された情報に基づいて磁化率が閾値以上の記録媒体を他の記録媒体から選別する選別手段と、選別された記録媒体から磁性画像を除去する除去手段と、を有する画像除去装置である。
請求項2に記載の発明は、前記磁化率が、前記記録媒体を複数の単位領域に分けて、予め定めた画像濃度以上の画像濃度が検出された単位領域の個数に対する、透磁率が検出された単位領域の個数の割合で表される請求項1に記載の画像除去装置である。
請求項3に記載の発明は、前記除去手段が、磁性画像を励磁して加熱する励磁加熱手段と、加熱後の磁性画像を記録媒体から剥離除去する剥離除去手段と、を有する請求項1または請求項2に記載の画像除去装置である。
請求項4に記載の発明は、前記励磁加熱手段が、磁界を発生させる励磁コイルを備え、前記記録媒体の表面温度が予め定めた温度になるまで磁界を印加する請求項3に記載の画像除去装置である。
請求項5に記載の発明は、前記剥離除去手段が、剥離部材と前記剥離部材に圧接する加圧部材とを備え、前記剥離部材と前記加圧部材との間に記録媒体を挟み込んで、加熱後の磁性画像を記録媒体から剥離除去する請求項3または請求項4に記載の画像除去装置である。
請求項6に記載の発明は、磁性画像が形成された記録媒体を選別する選別手段と、選別された記録媒体から磁性画像を除去する除去手段と、を有する画像除去装置を制御するプログラムであって、記録媒体の磁化率を示す情報を取得するステップと、取得された情報に基づいて磁化率が閾値以上の記録媒体か否かを判別するステップと、前記磁化率が閾値以上の記録媒体を他の記録媒体から選別するように前記選別手段に指示するステップと、選別された記録媒体から磁性画像を除去するように前記除去手段に指示するステップと、を実行するプログラムである。
請求項1、請求項6に記載の発明によれば、磁化率が閾値以上の記録媒体上に形成された磁性画像が除去される。
請求項2に記載の発明によれば、記録媒体の磁化率に応じて磁性画像が除去される。
請求項3に記載の発明によれば、磁性画像が加熱溶融されて剥離され易くなる。
請求項4に記載の発明によれば、磁性画像が記録媒体側まで予め定めた温度に加熱される。
請求項5に記載の発明によれば、加熱後の磁性画像が剥離部材に転移して剥離除去される。
画像除去装置の構成の一例を示す概略構成図である。 画像除去装置の電気的構成を示すブロック図である。 (A)は非磁性トナーの溶融時の状態を示す模式図であり、(B)は磁性トナーの溶融時の状態を示す模式図である。 磁性検知部の詳細構成と磁性画像の判定方法を示す模式図である。 「磁性画像の選別除去処理」の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
<画像除去装置>
まず、画像除去装置の構成について説明する。
図1は画像除去装置10の構成の一例を示す概略構成図である。図1に示すように、本実施の形態に係る画像除去装置10は、媒体供給部20、磁性検知部30、搬送路切替部40、励磁加熱部50、画像剥離部60、媒体廃棄部70及び媒体排出部80を備えている。磁性トナーで形成された磁性画像は、非磁性トナーで形成された非磁性画像よりも記録媒体からの除去が困難である。本実施の形態に係る画像除去装置10は、この磁性画像を記録媒体から除去する画像除去装置である。
媒体供給部20、磁性検知部30、搬送路切替部40、励磁加熱部50、画像剥離部60及び媒体排出部80の各部は、記録媒体Mが搬送される搬送路R(点線で図示)に沿って、記載した順序で配置されている。また、記録媒体Mを搬送する搬送機構として、引込ローラ24と複数の搬送ローラ26とが搬送路Rに沿って配置されている。
媒体供給部20は、記録媒体Mが載せ置かれる供給トレイ22を備えている。供給トレイ22に載せ置かれた記録媒体Mは、引込ローラ24により画像除去装置10内に引き込まれて、磁性検知部30に供給される。
記録媒体Mは、複数の単位領域に分けられた画像形成領域を有している。複数の単位領域の各々は、予め定めた面積を有している。磁性検知部30は、少なくとも透磁センサを備えており、単位領域毎に記録媒体Mの透磁率を検出する。この透磁率が検出された画像部分の面積から、記録媒体Mの磁化率を示す情報が取得される。
記録媒体Mの磁化率が閾値以上の場合は、磁性画像が形成された記録媒体と判定される。一方、記録媒体Mの磁化率が閾値未満の場合は、非磁性画像が形成された記録媒体と判定される。そして、記録媒体Mは、搬送路Rに沿って搬送路切替部40に供給される。なお、磁性検知部30の詳細な構成については後述する。
搬送路切替部40は、上記の判定結果に応じて、記録媒体Mの搬送路を切り替える。磁性画像が形成された記録媒体と判定された場合、記録媒体Mは、搬送路R(点線で図示)に沿って励磁加熱部50に供給される。一方、非磁性画像が形成された記録媒体と判定された場合、記録媒体Mは、搬送路R(点線で図示)に沿って媒体廃棄部70に廃棄される。
励磁加熱部50は、交番磁界を発生させる励磁コイルを備えている。励磁コイルは、搬送路Rと対向するように配置されている。励磁加熱部50では、記録媒体M上の磁性画像に交番磁界が印加される。磁性画像は磁性金属を含む磁性トナーで形成されているので、交番磁界が印加されるとヒステリシス損により磁性金属が発熱し、磁性画像が加熱されて溶融する。磁性画像が加熱溶融されると、記録媒体Mから剥離され易くなる。
励磁加熱部50は、記録媒体Mの表面温度を計測する計測手段(例えば、温度センサ)を更に備えていてもよい。励磁加熱部50と対向する位置にある記録媒体Mの表面温度を計測し、記録媒体Mの表面温度が予め定めた温度になるまで交番磁界を印加する。これにより、磁性画像が記録媒体M側まで予め定めた温度に加熱される。励磁加熱後に、記録媒体Mは、搬送路Rに沿って画像剥離部60に供給される。
交番磁界の周波数は、25kHz〜250kHzの範囲としてもよい。この範囲の周波数の交番磁界を印加することで、磁性画像が加熱されて溶融する。周波数が高いほどヒステリシス損による発熱量は多くなるが、励磁コイルが大型化する。磁場の強さは、0.80kA/m以上の範囲としてもよい。磁場が小さい場合、画像中の励磁体によっては十分な発熱が得られないことが考えられる。上限については特に設ける必要がないが、装置が大型化することが予想されるため、8kA/m以下が現実的である。なお、記録媒体Mの磁化率の値が大きい場合は、交番磁界の周波数や磁場の強さを大きくする、印加時間を長くする等、記録媒体Mの磁化率に応じて励磁条件を変更してもよい。
画像剥離部60は、剥離部材62と剥離部材62に圧接する加圧部材64とを備えている。画像剥離部60は、記録媒体Mを剥離部材62と加圧部材64との間に挟み込み、加熱後の磁性画像を剥離部材62に転写することで、磁性画像を記録媒体Mから剥離除去する。例えば、矢印A方向に回転可能に支持された剥離ローラが、剥離部材62として用いられる。また、矢印B方向に回転可能に支持された加圧ローラが、加圧部材64として用いられる。そして、剥離ローラと加圧ローラとのニップ部を通過する記録媒体Mから、磁性画像が剥離除去される。
また、画像剥離部60は、剥離部材62を清掃する清掃部材66と、磁性トナーを回収する回収容器68とを備えている。剥離部材62に転写された磁性画像(即ち、磁性トナー)は、清掃ブレード等の清掃部材66により剥離部材62から掻き落とされる。掻き落とされた磁性トナーは、回収容器68内に回収される。媒体排出部80は、記録媒体Mが載せ置かれる排出トレイ82を備えている。画像剥離部60を通過した記録媒体Mは、搬送路Rに沿って媒体排出部80に送られ、排出トレイ82に排出される。
次に、画像除去装置の電気的構成の一例について説明する。
図2は画像除去装置10の電気的構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施の形態に係る画像除去装置10は、媒体供給部20、磁性検知部30、搬送路切替部40、励磁加熱部50、画像剥離部60及び制御部90を備えている。
制御部90は、装置全体の制御及び各種演算を行うコンピュータとして構成されている。即ち、制御部90は、CPU(中央処理装置; Central Processing Unit)90A、各種プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)90B、プログラムの実行時にワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)90C、各種情報を記憶する不揮発性メモリ90D、及び入出力インターフェース(I/O)90Eを備えている。CPU90A、ROM90B、RAM90C、不揮発性メモリ90D、及びI/O90Eの各々は、バス90Fを介して接続されている。
媒体供給部20、磁性検知部30、搬送路切替部40、励磁加熱部50及び画像剥離部60の各部は、制御部90のI/O90Eに接続されている。制御部90は、媒体供給部20、磁性検知部30、搬送路切替部40、励磁加熱部50及び画像剥離部60の各部を制御する。また、制御部90は、磁性検知部30から検知結果を取得する。更に、制御部90は、引込ローラ24と複数の搬送ローラ26とを含む搬送機構を制御する。
<磁性画像の除去が困難な理由>
次に、磁性画像の除去が困難な理由について説明する。
図3(A)は非磁性トナー100の溶融時の状態を示す模式図であり、図3(B)は磁性トナー200の溶融時の状態を示す模式図である。図3(A)に示すように、記録媒体M上の非磁性トナー100では、加熱溶融時に、結着樹脂102に対し粒子104が均一に分散される。一方、図3(B)に示すように、記録媒体M上の磁性トナー200では、加熱溶融時に、結着樹脂202に対し粒子204が不均一に分散される。
非磁性トナー100と磁性トナー200とは含有粒子や組成が異なる。非磁性トナー100に含まれる粒子104は、有機又は無機の顔料粒子であり、その粒子サイズはサブミクロンである。粒子104の含有比率は10質量%未満である。これに対し、磁性トナー200に含まれる粒子204は、磁性体粒子又は顔料粒子の無機粒子であり、その粒子サイズはサブミクロン〜ミクロンである。粒子204の含有比率は10質量%以上である。
上記の含有粒子や組成の相違に起因して、加熱溶融時に、非磁性トナー100では粒子104が均一に分散されるが、磁性トナー200では粒子204が不均一に分散される。即ち、記録媒体M上に磁性トナー200により形成された磁性画像では、加熱溶融時に、結着樹脂202と粒子204との分離が進み、下側(記録媒体M側)ほど粒子204の密度が高く、上側ほど結着樹脂202の割合が高くなる。
結着樹脂202の割合が高い部分(上部)は、融け易いので剥離除去されるが、粒子204の密度が高い部分(下部)は、融け難いので剥離除去されずに残留する。従って、磁性トナー200で形成された磁性画像は、記録媒体Mから除去することが困難である。
<磁性検知>
次に、磁性検知について説明する。
図4は磁性検知部30の詳細構成と磁性画像の判定方法を示す模式図である。図4に示すように、本実施の形態に係る磁性検知部30は、ガウスメータ等の残留磁化検出部32、透磁センサ等の透磁率検出部34、及びイメージセンサ等の画像検出部36を備えている。残留磁化検出部32、透磁率検出部34、及び画像検出部36の各々は、記録媒体Mの搬送方向下流側から記載した順序で配置されている。なお、記録媒体Mの搬送方向を矢印で図示する。
残留磁化検出部32は、記録媒体Mの搬送方向と交差(例えば、直交)するように配列された複数のプローブ32〜32を備えている。複数のプローブ32〜32は、記録媒体Mの画像領域Iの幅に応じて配列されている。これらを区別する必要が無い場合は、プローブ32と総称する。複数(ここではn個)のプローブ32の各々は、各プローブ32に対向する単位領域の残留磁化を検出する。各プローブ32は単位領域毎に配置されており、各プローブ32は単位領域毎に残留磁化を検出する。
透磁率検出部34は、記録媒体Mの搬送方向と交差(例えば、直交)するように配列された複数のプローブ34〜34を備えている。複数のプローブ34〜34は、記録媒体Mの画像領域Iの幅に応じて配列されている。区別する必要が無い場合は、プローブ34と総称する。複数(ここではn個)のプローブ34の各々は、各プローブ34に対向する単位領域の透磁率を検出する。各プローブ34は単位領域毎に配置されており、各プローブ34は単位領域毎に透磁率を検出する。
画像検出部36は、記録媒体Mの搬送方向と交差(例えば、直交)するように配列された複数のプローブ36〜36を備えている。複数のプローブ36〜36は、記録媒体Mの画像領域Iの幅に応じて配列されている。区別する必要が無い場合は、プローブ36と総称する。複数(ここではn個)のプローブ36の各々は、各プローブ36に対向する単位領域の画像濃度を検出する。各プローブ36は単位領域毎に配置されており、各プローブ36は単位領域毎に画像濃度を検出する。ここでの「画像濃度」は、画像の有無を表し、予め定めた画像濃度以上の場合は「画像有り」、予め定めた画像濃度未満の場合は「画像無し」とする。
搬送方向に配列されたプローブ32、プローブ34k、及びプローブ36の各々は、同じ単位領域について残留磁化、透磁率及び画像の有無を検出する。本実施の形態では、単位領域を「スポットS」と称し、図4では黒丸又は白丸で表す。黒丸は「画像有り」のスポットであり、白丸は「画像無し」のスポットである。図示した例では、記録媒体Mの画像領域Iには、搬送方向と交差(例えば、直交)する方向にm行、搬送方向にn列と、m行n列で(m×n)個のスポットSが配列されている。j行k列のスポットをスポットSjkと図示する。これらを区別する必要が無い場合はスポットSと総称する。
残留磁化、透磁率及び画像の有無に基づいて、下記表1に従い、各スポットSが磁性スポットか非磁性スポットかを判定する。以下では、残留磁化が閾値以上を「残留磁化有り」とし、残留磁化が閾値未満を「残留磁化無し」とする。また、透磁率が閾値以上を「透磁率有り」とし、透磁率が閾値未満を「透磁率無し」とする。
上記表1に示すように、「画像有り」のスポットSであっても、「残留磁化無し」且つ「透磁率無し」なら、非磁性のスポットSと判定される。一方、「残留磁化有り」且つ「透磁率有り」なら、強磁性のスポットSと判定される。また、「残留磁化無し」且つ「透磁率有り」なら、超常磁性のスポットSと判定される。即ち、「透磁率有り」なら、残留磁化の有無に拘らず、磁性のスポットSと判定される。従って、残留磁化検出部32は省略してもよい。
本実施の形態では、記録媒体Mの磁化率が閾値以上の場合は、磁性画像が形成された記録媒体と判定される。磁性画像が形成された記録媒体と判定された場合、記録媒体Mは励磁加熱部50に供給される。一方、記録媒体Mの磁化率が閾値未満の場合、非磁性画像が形成された記録媒体と判定される。非磁性画像が形成された記録媒体と判定された場合は、記録媒体Mは媒体廃棄部70に廃棄される。
記録媒体Mの磁化率は、「画像有り」のスポットSの個数に対する「透磁率有り」のスポットSの個数の割合(百分率)で表される。即ち、画像部分の面積に対する磁性スポットの面積の占める割合(百分率)が、記録媒体Mの磁化率である。例えば、磁化率の閾値を75%とし、記録媒体Mの磁化率が75%以上の場合に「磁性画像」が形成された記録媒体と判定して、記録媒体Mを励磁加熱部50に供給してもよい。図示した例では、黒丸で表される「画像有り」のスポットSは68個ある。このうち51個以上が磁性スポットであれば、磁性画像が形成された記録媒体と判定される。
また、例えば、励磁加熱部50の下流側に配置される画像剥離部60が、加熱下で画像剥離を行う構成である場合は、磁化率の閾値を25%とし、記録媒体Mの磁化率が25%以上の場合に「磁性画像」が形成された記録媒体と判定して、記録媒体Mを励磁加熱部50に供給してもよい。
<磁性画像の選別除去処理>
次に、磁性画像の選別除去処理について説明する。
図5は「磁性画像の選別除去処理」の手順の一例を示すフローチャートである。「磁性画像の選別除去処理」のプログラムは、ROM90B等の制御部90の記憶装置に記憶されている。制御部90のCPU90Aは、「磁性画像の選別除去処理」のプログラムを、これら記憶装置から読み出して実行する。このプログラムは、記録媒体Mが媒体供給部20から磁性検知部30に供給され、制御部90が磁性検知部30から検知結果を取得すると開始される。
まず、ステップ100で、磁性検知部30から検知結果に基づいて記録媒体Mの磁化率を算出し、算出された磁化率に基づいて磁性画像の判別処理を実施する。上記の通り、記録媒体Mの磁化率が閾値以上の場合は、磁性画像が形成された記録媒体と判定され、記録媒体Mの磁化率が閾値未満の場合は、非磁性画像が形成された記録媒体と判定される。
次に、ステップ102で、磁性画像か否か、即ち、磁性画像が形成された記録媒体か否かを判断する。磁性画像が形成された記録媒体の場合は、ステップ104で、記録媒体Mの搬送路を搬送路Rに切り替えるように、搬送路切替部40に指示する。即ち、磁性画像が形成された記録媒体Mが、他の記録媒体から選別される。磁性画像が形成された記録媒体Mは、搬送路Rに沿って下流側の励磁加熱部50に供給される。
次に、ステップ106で、算出された磁化率に応じた励磁条件で、供給された記録媒体M上の磁性画像を励磁して加熱するように、励磁加熱部50に指示する。記録媒体M上に形成された磁性画像は、励磁加熱部50により加熱されて溶融する。磁性画像が加熱溶融された記録媒体Mは、搬送路Rに沿って下流側の画像剥離部60に供給される。
次に、ステップ108で、加熱溶融された磁性画像を剥離除去するように、画像剥離部60に指示して、ルーチンを終了する。記録媒体Mは、剥離部材62と加圧部材64との間に挟み込まれ、加熱溶融された磁性画像が剥離部材62に転写されて、磁性画像が記録媒体Mから剥離除去される。磁性画像が剥離除去された記録媒体Mは、搬送路Rに沿って下流側の媒体排出部80に排出される。
一方、ステップ102で、非磁性画像が形成された記録媒体と判定された場合は、ステップ110で、記録媒体Mの搬送路を搬送路Rに切り替えるように、搬送路切替部40に指示して、ルーチンを終了する。非磁性画像が形成された記録媒体Mは、搬送路Rに沿って媒体廃棄部70に廃棄される。
また、上記実施の形態で説明した画像除去装置及びプログラムの構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内においてその構成を変更してもよいことは言うまでもない。
10 画像除去装置
20 媒体供給部
22 供給トレイ
24 引込ローラ
26 搬送ローラ
30 磁性検知部
32 残留磁化検出部
32 プローブ
34 透磁率検出部
34 プローブ
36 画像検出部
36 プローブ
40 搬送路切替部
50 励磁加熱部
60 画像剥離部
62 剥離部材
64 加圧部材
66 清掃部材
68 回収容器
70 媒体廃棄部
80 媒体排出部
82 排出トレイ
90 制御部
100 非磁性トナー
102 結着樹脂
104 粒子
200 磁性トナー
202 結着樹脂
204 粒子
M 記録媒体
I 画像領域
S スポット

Claims (6)

  1. 記録媒体の磁化率を示す情報を取得する取得手段と、
    取得された情報に基づいて磁化率が閾値以上の記録媒体を他の記録媒体から選別する選別手段と、
    選別された記録媒体から磁性画像を除去する除去手段と、
    を有する画像除去装置。
  2. 前記磁化率が、前記記録媒体を複数の単位領域に分けて、予め定めた画像濃度以上の画像濃度が検出された単位領域の個数に対する、透磁率が検出された単位領域の個数の割合で表される請求項1に記載の画像除去装置。
  3. 前記除去手段が、磁性画像を励磁して加熱する励磁加熱手段と、加熱後の磁性画像を記録媒体から剥離除去する剥離除去手段と、を有する請求項1または請求項2に記載の画像除去装置。
  4. 前記励磁加熱手段が、磁界を発生させる励磁コイルを備え、前記記録媒体の表面温度が予め定めた温度になるまで磁界を印加する請求項3に記載の画像除去装置。
  5. 前記剥離除去手段が、剥離部材と前記剥離部材に圧接する加圧部材とを備え、前記剥離部材と前記加圧部材との間に記録媒体を挟み込んで、加熱後の磁性画像を記録媒体から剥離除去する請求項3または請求項4に記載の画像除去装置。
  6. 記録媒体を選別する選別手段と、選別された記録媒体から磁性画像を除去する除去手段と、を有する画像除去装置を制御するプログラムであって、
    記録媒体の磁化率を示す情報を取得するステップと、
    取得された情報に基づいて磁化率が閾値以上の記録媒体か否かを判別するステップと、
    前記磁化率が閾値以上の記録媒体を他の記録媒体から選別するように前記選別手段に指示するステップと、
    選別された記録媒体から磁性画像を除去するように前記除去手段に指示するステップと、
    を実行するプログラム。
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