JP6221558B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6221558B2
JP6221558B2 JP2013197142A JP2013197142A JP6221558B2 JP 6221558 B2 JP6221558 B2 JP 6221558B2 JP 2013197142 A JP2013197142 A JP 2013197142A JP 2013197142 A JP2013197142 A JP 2013197142A JP 6221558 B2 JP6221558 B2 JP 6221558B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
unit
side wall
mounting
wall surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013197142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015063719A (ja
Inventor
秀樹 落合
秀樹 落合
渡辺 智
智 渡辺
努 末永
努 末永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2013197142A priority Critical patent/JP6221558B2/ja
Publication of JP2015063719A publication Critical patent/JP2015063719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6221558B2 publication Critical patent/JP6221558B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

本発明は、搬送レールに沿って複数の搬送車を連続して走行させる搬送装置に関する。
自動車等の生産ラインにおいては、被処理物である自動車ボディを搭載する複数の搬送車を搬送レールに沿って走行させ、各自動車ボディに対して組付、塗装等の処理を順次行っている。また、生産ラインのうち電着塗装等を行う工程においては、自動車ボディを搭載する搭載部を電着塗料槽等のディップ槽内の処理液中に浸漬させながら、搬送車を走行させている。
例えば、特許文献1の前処理電着塗装装置においては、稼働効率を高めるために、搬送レールに沿って移動するトローリーに、自動車ボディを搭載するハンガー枠を一対のホイストによって昇降可能に設け、このハンガー枠を傾斜した状態に維持する。そして、処理槽内でハンガー枠を傾斜させた状態で、ハンガー枠に搭載する自動車ボディを搬送レールに沿って移動させている。また、一対のホイストによって吊り下げた際のハンガー枠の剛性を確保するために、トローリーとハンガー枠との間にパンタグラフを設けている。
また、例えば、特許文献2の表面処理装置においては、コンベアのレールに、車体を支持するハンガーが吊り下げられている。そして、ハンガーに設けられたハンガアームによって、車体を電着処理が行われる処理槽の処理液中に浸漬させながら、ハンガーを移動させている。
特開2007−77477号公報 特開平10−8292号公報
しかしながら、搭載部に搭載する自動車ボディを電着塗料槽等のディップ槽内の処理液中に浸漬させながら、搬送車を走行させる際には、搭載部及び自動車ボディが、処理液による流動抵抗を受ける。そして、搬送車の走行部に対する搭載部の追従性が悪くなり、搭載部及び自動車ボディが周辺装置等と干渉してしまうおそれがある。そのため、処理液による流動抵抗が搭載部の追従性に悪影響を及ぼさない程度に、搬送車の走行速度を制限する必要がある。また、特許文献1のパンタグラフを用いる場合においても、パンタグラフ自体の強度の限度もあり、走行速度を制限する必要がある。さらに、特許文献2のハンガアームを用いる場合においても、同様に走行速度を制限する必要がある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、搭載部及び被処理物が処理槽の処理液による流動抵抗を受ける場合でも、走行速度をあまり制限することなく搬送車を走行させることができる搬送装置を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、搬送レールに沿って複数の搬送車を連続して走行させる際に、処理槽に貯留された処理液中に上記搬送車に搭載する被処理物を浸漬させながら該搬送車を走行させるよう構成された搬送装置であって、
上記搬送車は、駆動源によって駆動されて上記搬送レールに沿って走行する走行部と、該走行部から吊り下げられ上記被処理物が搭載される搭載部と、上記走行部に配設され上記搭載部を昇降させる昇降部とを有しており、
上記処理槽の側壁面又は該処理槽が設けられた工場内の側壁面には、上記被処理物が上記処理液中を通過する際に、上記走行部から吊り下げられた上記搭載部を、上記走行部の走行に従動させて走行させるための同期走行手段が設けられており、
該同期走行手段は、
上記側壁面に回転可能に設けられ、上記走行部の側面に接触する上ローラ部と、
上記側壁面に回転可能に設けられ、上記搭載部の側面に接触し、上記上ローラ部と共に回転する下ローラ部と、を有しており、
上記上ローラ及び上記下ローラは、上記走行部の走行に従動して回転することにより、上記搭載部を上記走行部に従動させて走行させるよう構成されていることを特徴とする搬送装置にある。
本発明の他の態様は、搬送レールに沿って複数の搬送車を連続して走行させる際に、処理槽に貯留された処理液中に上記搬送車に搭載する被処理物を浸漬させながら該搬送車を走行させるよう構成された搬送装置であって、
上記搬送車は、駆動源によって駆動されて上記搬送レールに沿って走行する走行部と、該走行部から吊り下げられ上記被処理物が搭載される搭載部と、上記走行部に配設され上記搭載部を昇降させる昇降部とを有しており、
上記処理槽の側壁面又は該処理槽が設けられた工場内の側壁面には、上記被処理物が上記処理液中を通過する際に、上記走行部から吊り下げられた上記搭載部を、上記走行部の走行に従動させて走行させるための同期走行手段が設けられており、
該同期走行手段は、
上記側壁面に回転可能に設けられ、上記走行部の側面に接触する上ローラ部、及び上記搭載部の側面に接触する下ローラ部が同心状に配置された回転体によって構成されており、
該回転体は、上記走行部の走行に従動して回転することにより、上記搭載部を上記走行部に従動させて走行させるよう構成されていることを特徴とする搬送装置にある。
上記搬送装置は、走行部、搭載部及び昇降部を有する複数の搬送車を搬送レールに沿って連続して走行させるものである。また、搬送装置においては、処理槽に貯留された処理液中に、搬送車の搭載部に搭載する被処理物を浸漬させながら、搬送車を走行させる際の工夫をしている。
具体的には、処理槽の側壁面又は処理槽が設けられた工場内の側壁面には、同期走行手段が設けられており、この同期走行手段によって、被処理物が処理液中を通過する際に、走行部から吊り下げられた搭載部を走行部の走行速度に同期させて走行させる。これにより、被処理物を搭載する搭載部を、同期走行手段によって直接駆動して走行させることができる。
それ故、上記搬送装置によれば、搭載部及び被処理物が処理槽の処理液による流動抵抗を受ける場合でも、走行速度をあまり制限することなく搬送車を走行させることができる。
実施例にかかる、搬送装置が設けられた生産ラインを、側方から見た状態で模式的に示す説明図。 実施例にかかる、搬送装置を、側方から見た状態で模式的に示す説明図。 実施例にかかる、搬送装置を、搬送車の走行方向から見た状態で模式的に示す説明図。 実施例にかかる、他の搬送装置が設けられた生産ラインを、側方から見た状態で模式的に示す説明図。
上述した搬送装置における好ましい実施の形態につき説明する。
上記搬送装置において、上記同期走行手段は、上記処理槽の片側の側壁面に設けて、上記搭載部の片側の側面を駆動することができる。また、上記同期走行手段は、上記処理槽の両側の側壁面に設けて、上記搭載部の両側の側面を駆動することもできる。
上記処理槽の側壁面又は該処理槽が設けられた工場内の側壁面とは、処理槽又は工場内において、上記走行部及び上記搭載部の走行方向を横切る方向に位置する壁面のことをいう。
また、上記搬送装置においては、上記同期走行手段は、上記側壁面において上記処理液の液面よりも上側に設けられていてもよい。
この場合には、同期走行手段が搭載部を走行させる際に、同期走行手段が、処理液に浸漬されず、処理液による悪影響を受けないようにすることができる。
また、上記本発明の一態様において、上記同期走行手段は、上記側壁面に回転可能に設けられ、上記走行部の側面に接触する上ローラ部、及び上記走行部から吊り下げられた上記搭載部の側面に接触する下ローラ部が同心状に配置された回転体によって構成されており、該回転体は、上記走行部の走行に従動して回転することにより、上記搭載部を上記走行部に従動させて走行させるよう構成されてい
これにより、上ローラ部及び下ローラ部が設けられた回転体によって、極めて簡単に同期走行手段を形成することができる。また、回転体の回転を利用した機械的構成によって同期走行手段を形成することができ、電気的制御を利用することなく搭載部を駆動することができる。また、搭載部を駆動するための駆動源を別途用いる必要がなく、搬送装置全体の構造を簡素化することができる。
なお、上記同期走行手段は、電気、空気圧等で作動するモータを用いて搭載部を駆動する構成とすることもできる。この場合には、走行部を走行させるモータの回転動作と、搭載部を走行させるモータの回転動作とを、電気的制御を行って容易に同期させることができる。
上記処理槽において、上記同期走行手段が設けられた側壁面とは反対側の側壁面には、上記走行部が走行する際に、上記昇降部による上記搭載部の昇降位置を案内する案内レールが設けられていてもよい。
この場合には、案内レールによって、昇降部によって昇降させる搭載部の昇降位置を適切に案内することができる。
また、案内レールによって、搭載部が同期走行手段から離れないようにすることができ、搭載部に接触する同期走行手段にスリップ(滑り)等の現象が生じることを抑制することができる。
また、上記被処理物は、自動車ボディであり、上記処理槽に貯留する処理液は、上記自動車ボディに、塗装前処理を行うための薬品、洗浄を行うための洗浄液、又は電着塗装を行うための塗料であってもよい。
この場合には、自動車ボディに、塗装前処理(脱脂、表面調整等)、洗浄又は電着塗装を行う際の走行部及び搭載部の走行速度をあまり制限せず、これらを効率的に行うことができる。
以下に、搬送装置にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
本例の搬送装置1は、図1に示すごとく、搬送レール3に沿って複数の搬送車2を連続して走行させる際に、処理槽4に貯留された処理液W中に搬送車2に搭載する被処理物としての自動車ボディ7を浸漬させながら搬送車2を走行させるよう構成されている。搬送車2は、図2、図3に示すごとく、駆動源211によって駆動されて搬送レール3に沿って走行する走行部21と、走行部21から吊り下げられ自動車ボディ7が搭載される搭載部22と、走行部21に配設され搭載部22を昇降させる昇降部23とを有している。処理槽4が設けられた工場内の側壁面43には、自動車ボディ7が処理液W中を通過する際に、走行部21から吊り下げられた搭載部22を、走行部21の走行速度に同期させて走行させるための同期走行手段としての回転体5が設けられている。
以下に、本例の搬送装置1につき、図1〜図4を参照して詳説する。
図示は省略するが、本例の搬送装置1は、自動車の生産ラインにおいて電着塗装工程を行うために用いられる。生産ラインにおいて、電着塗装工程の前には、洗浄、脱脂、表面調整等を行う前処理工程が設けられている。生産ラインには、洗浄、脱脂、表面調整、電着塗装等を行うための種々の処理液Wを貯留する複数の処理槽が並んで設けられている。図1に示すごとく、自動車ボディ7を処理液Wに浸漬させながら搬送車2を走行させる処理槽4は、電着塗装を行うための電着処理槽であり、この処理槽4に貯留する処理液Wは、自動車ボディ7に電着塗装を行うための塗料である。図3に示すごとく、生産ラインの前処理工程及び電着塗装工程には、搬送レール3に沿って複数の搬送車2が順次巡回するようになっている。搬送レール3は、複数の搬送車2を吊り下げて走行させるよう、工場内の天面46に設けられている。
図1に示すごとく、生産ラインを形成する搬送レール3は、種々の処理槽が設けられた場所の上方に位置する、工場内の天面46において連続して設けられている。処理槽4の入口部分401の底部41は、搬送車2の走行方向前方に向かって徐々に深くなるよう傾斜しており、本体部分402の底部41は水平方向に略平行になっており、出口部分403の底部41は、搬送車2の走行方向前方に向かって徐々に浅くなるよう傾斜している。そして、搬送車2は、処理槽4の入口部分401において前方側が下がるよう傾斜する状態で処理液Wに入ることにより、自動車ボディ7に残留する空気を処理液Wの外へ容易に排出することができる。また、搬送車2は、処理槽4の出口部分403において後方側が下がるよう傾斜する状態で処理液Wから出ることにより、自動車ボディ7に残留する処理液Wを処理槽4に戻すことができる。
図2、図3に示すごとく、回転体5は、処理槽4が設けられた工場内の側壁面43において、処理液Wの液面W1よりも上側に回転可能に設けられている。ここで、処理槽4が設けられた工場内の側壁面43は、処理槽4の側壁面42から連続して形成されていてもよく、工場内に設けられた種々の壁面であってもよい。本例の回転体5は、処理槽4の本体部分402の片側の側壁面42から連続して形成された、工場内の片側の側壁面43に設けられている。
回転体5には、走行部21の側面に接触する上ローラ部51と、走行部21から吊り下げられた搭載部22の側面に接触する下ローラ部52とが同心状に一体的に設けられている。回転体5は、その中心軸線が鉛直方向に伸びる状態で、工場内の片側の側壁面43に設けられた軸受44によって空転可能に支持されている。処理槽4の本体部分402の片側の側壁面42の上側に位置する、工場内の片側の側壁面43には、搬送車2の走行方向に並んで複数(本例では3つ)の回転体5が設けられている。各回転体5は、走行部21の走行に従動して回転することにより、搭載部22を走行部21に同期させて走行させるよう構成されている。
図2、図3に示すごとく、処理槽4において、複数の回転体5が設けられた側壁面43とは反対側の側壁面45には、走行部21が走行する際に、昇降部23による搭載部22の昇降位置を案内する案内レール6が設けられている。搬送車2の搭載部22には、案内レール6に転がり接触して、案内レール6に沿って搭載部22を移動させるための案内ローラ224が設けられている。回転体5が設けられた側壁面43とは反対側の側壁面45に案内レール6が設けられていることにより、搭載部22が回転体5から離れないようにすることができる。そして、搭載部22の側面に接触する下ローラ部52に、スリップ(滑り)等の現象が生じにくくすることができる。
本例の搬送車2は、走行部21に走行のためのモータ等の駆動源211を有する自走式のものである。走行部21には、搬送レール3に対して回転接触する車輪212が設けられている。走行部21は、駆動源211によって車輪212を駆動することによって、搬送レール3に沿って自走するよう構成されている。また、昇降部23は、走行部21に設けられたホイスト230であり、ホイスト230は、走行部21の前後に設けられている。ホイスト230は、本体部231に吊下げ用チェーン232を巻き取り及び引き出し可能にして構成されている。
図2、図3に示すごとく、ホイスト230の吊下げ用チェーン232の下端部は、搭載部22に取り付けられている。搭載部22は、本体部231から吊下げ用チェーン232が引き出されるときに下降し、本体部231に吊下げ用チェーン232が巻き取られるときに上昇する。ホイスト230は、モータ等の駆動源によって吊下げ用チェーン232の巻き取り及び引き出しを行うよう構成されている。また、前後のホイスト230の吊下げ用チェーン232の引き出し量を調整することにより、処理槽4に出入りするときの搭載部22を傾斜させることができる。
搭載部22は、自動車ボディ7が載置される載置フレーム部223と、載置フレーム部223の上方に配置されてホイスト230の吊下げ用チェーン232が取り付けられた上方フレーム部221と、上方フレーム部221の端部と載置フレーム部223の端部とを上下方向に連結する連結フレーム部222とを有している。回転体5の下ローラ部52は、処理液W中に浸漬されない、搭載部22の上部フレーム部221の側面に接触する。
次に、搬送装置1を用いて自動車ボディ7に電着塗装を行う動作と、搬送装置1による作用効果とを説明する。
自動車の生産ラインにおいて前処理工程及び電着塗装工程を行うに当たっては、搬送装置1を稼働させ、各搬送車2の搭載部22に対して自動車ボディ7を搭載する。また、自動車ボディ7が搭載された各搬送車2を順次走行させる。そして、前処理工程の各処理槽においては、昇降部23によって搭載部22を下降させ、搭載部22に搭載された自動車ボディ7を処理液Wに浸漬させて、洗浄、脱脂、表面調整等の処理を行う。
また、電着塗装工程の処理槽4においては、昇降部23によって搭載部22を下降させ、搭載部22に搭載された自動車ボディ7を処理液Wに浸漬させる。このとき、昇降部23における前後のホイスト230を操作して、搭載部22の傾斜角度が調整される。そして、搭載部22の載置フレーム部223及び連結フレーム部222と自動車ボディ7とは、前方側が下がるよう傾斜する状態で処理槽4の入口部分401から処理液Wに入り、次いで、前後のホイスト230の操作によって、処理槽4の本体部分402において平行な状態に戻される。
また、搭載部22の傾斜状態の調整を行いながら搬送車2を走行させ、自動車ボディ7が搭載された搭載部22が処理液W中を通過する。このとき、搬送車2の走行部21の側面が、回転体5の上ローラ部51に接触するとともに、搬送車2の搭載部22における上方フレーム部221の側面が、回転体5の下ローラ部52に接触する。そして、駆動源211に駆動される走行部21の走行に従動して、上ローラ部51及び下ローラ部52を含む回転体5の全体が回転する。
また、駆動源211によって走行部21を走行させようとする駆動力が、回転体5の回転によって搭載部22に伝達され、搭載部22が直接駆動される。そして、別途駆動源を用いず、かつ電気的制御を利用することなく搭載部22を駆動することができ、搬送装置1全体の構造を簡素化することができる。
その後、走行部21の側面が上ローラ部51から離れるとともに、搭載部22の上方フレーム部221の側面が下ローラ部52から離れる。そして、搭載部22の載置フレーム部223及び連結フレーム部222と自動車ボディ7とは、昇降部23における前後のホイスト230の操作によって、後方側が下がるよう傾斜する状態で処理槽4の出口部分403から、処理液Wの外に引き上げられる。
このように、本例の搬送装置1においては、搭載部22及び自動車ボディ7が処理槽4の処理液Wによる流動抵抗を受けていても、搭載部22を直接駆動することにより、搭載部22が処理液Wの流動抵抗によって後方側へ押し流されることを抑制することができる。
それ故、本例の搬送装置1によれば、搭載部22及び自動車ボディ7が処理槽4の処理液Wによる流動抵抗を受ける場合でも、走行速度をあまり制限することなく搬送車2を走行させることができる。
本例においては、各搬送車2が案内レール6に沿って連続的に処理槽4内に浸漬されて行く搬送装置1について示した。これ以外にも、図4に示すごとく、各搬送車2が、前進、搭載部22の下降、前進、搭載部22の上昇、前進を順次行うバッチ方式の搬送装置1を採用することもできる。この場合には、搬送車2が処理槽4の手前まで前進し、処理槽4の上方に位置したときに、自動車ボディ7が搭載された搭載部22を昇降部23によって下降させて、搭載部22及び自動車ボディ7を処理槽4中の処理液Wに浸漬させる。そして、搬送車2の走行部21が走行するときに、回転体5によって走行部21と搭載部22とを同期させて走行させることができる。なお、昇降部23による搭載部22の昇降は、走行部21及び搭載部22が回転体5から離れている状態で行う。
また、処理槽4は、処理液Wによって電着塗装を行うための電着処理槽とする以外にも、薬品によって塗装前処理としての脱脂、表面調整等を行うディップ槽(浸漬槽)とすることもでき、洗浄液によって洗浄を行うディップ槽とすることもできる。
1 搬送装置
2 搬送車
21 走行部
211 駆動源
22 搭載部
23 昇降部
3 搬送レール
4 処理槽
42,43 側壁面
5 回転体(同期走行手段)
51 上ローラ部
52 下ローラ部
6 案内レール
7 自動車ボディ(被処理物)
W 処理液

Claims (5)

  1. 搬送レールに沿って複数の搬送車を連続して走行させる際に、処理槽に貯留された処理液中に上記搬送車に搭載する被処理物を浸漬させながら該搬送車を走行させるよう構成された搬送装置であって、
    上記搬送車は、駆動源によって駆動されて上記搬送レールに沿って走行する走行部と、該走行部から吊り下げられ上記被処理物が搭載される搭載部と、上記走行部に配設され上記搭載部を昇降させる昇降部とを有しており、
    上記処理槽の側壁面又は該処理槽が設けられた工場内の側壁面には、上記被処理物が上記処理液中を通過する際に、上記走行部から吊り下げられた上記搭載部を、上記走行部の走行に従動させて走行させるための同期走行手段が設けられており、
    該同期走行手段は、
    上記側壁面に回転可能に設けられ、上記走行部の側面に接触する上ローラ部と、
    上記側壁面に回転可能に設けられ、上記搭載部の側面に接触し、上記上ローラ部と共に回転する下ローラ部と、を有しており、
    上記上ローラ及び上記下ローラは、上記走行部の走行に従動して回転することにより、上記搭載部を上記走行部に従動させて走行させるよう構成されていることを特徴とする搬送装置。
  2. 搬送レールに沿って複数の搬送車を連続して走行させる際に、処理槽に貯留された処理液中に上記搬送車に搭載する被処理物を浸漬させながら該搬送車を走行させるよう構成された搬送装置であって、
    上記搬送車は、駆動源によって駆動されて上記搬送レールに沿って走行する走行部と、該走行部から吊り下げられ上記被処理物が搭載される搭載部と、上記走行部に配設され上記搭載部を昇降させる昇降部とを有しており、
    上記処理槽の側壁面又は該処理槽が設けられた工場内の側壁面には、上記被処理物が上記処理液中を通過する際に、上記走行部から吊り下げられた上記搭載部を、上記走行部の走行に従動させて走行させるための同期走行手段が設けられており、
    該同期走行手段は、
    上記側壁面に回転可能に設けられ、上記走行部の側面に接触する上ローラ部、及び上記搭載部の側面に接触する下ローラ部が同心状に配置された回転体によって構成されており、
    該回転体は、上記走行部の走行に従動して回転することにより、上記搭載部を上記走行部に従動させて走行させるよう構成されていることを特徴とする搬送装置。
  3. 上記同期走行手段は、上記側壁面において上記処理液の液面よりも上側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 上記処理槽において、上記同期走行手段が設けられた側壁面とは反対側の側壁面には、上記走行部が走行する際に、上記昇降部による上記搭載部の昇降位置を案内する案内レールが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の搬送装置。
  5. 上記被処理物は、自動車ボディであり、上記処理槽に貯留する処理液は、上記自動車ボディに、塗装前処理を行うための薬品、洗浄を行うための洗浄液、又は電着塗装を行うための塗料であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の搬送装置。
JP2013197142A 2013-09-24 2013-09-24 搬送装置 Active JP6221558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013197142A JP6221558B2 (ja) 2013-09-24 2013-09-24 搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013197142A JP6221558B2 (ja) 2013-09-24 2013-09-24 搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015063719A JP2015063719A (ja) 2015-04-09
JP6221558B2 true JP6221558B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=52831851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013197142A Active JP6221558B2 (ja) 2013-09-24 2013-09-24 搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6221558B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0343236Y2 (ja) * 1988-02-29 1991-09-10
JPH061264Y2 (ja) * 1988-02-29 1994-01-12 トリニティ工業株式会社 被塗物搬送用ハンガーコンベア
JPH0417566Y2 (ja) * 1988-02-29 1992-04-20
JPH0613260Y2 (ja) * 1989-04-12 1994-04-06 株式会社ダイフク 塗装用の搬送設備
JP2607982B2 (ja) * 1991-05-30 1997-05-07 日大工業株式会社 電着塗装装置
JP2007077477A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Parker Engineering Kk 前処理電着塗装装置及び前処理電着塗装装置の被処理物搬送方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015063719A (ja) 2015-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6190856B2 (ja) 吊下げ搬送装置
JP5560974B2 (ja) 走行型浸漬処理装置
CN103492259B (zh) 车架浸渍处理站
JP2007008621A (ja) 搬送設備
JP2004516136A (ja) 対象物、特に車両ボディの処理、特に塗装のためのシステム
RU2623785C2 (ru) Установка для обработки окунанием
JP5788902B2 (ja) 物を搬送するためのコンベヤーシステム及びそのようなコンベヤーシステムを有する浸漬処理システム
KR20170099837A (ko) 차체 침지 플랜트
JP2015505717A (ja) 車体を浸漬するためのプラント
JP6221558B2 (ja) 搬送装置
JP4807621B2 (ja) 塗装処理装置及び塗装処理方法
JPH0465917B2 (ja)
KR102022117B1 (ko) 산세·피막 처리장치
JP3776166B2 (ja) 表面処理装置及び表面処理方法
JP4832205B2 (ja) 連続浸漬処理装置
JP5669017B2 (ja) 走行型浸漬処理装置
JP4428204B2 (ja) 搬送装置
KR101479442B1 (ko) 습식표면처리 라인용 캐리어
EP2234909B1 (en) Improved handling device for driving, immersing/ removing and rotating motor vehicle, truck cabin, van and metal article vessel bodyworks into/from processing basins
JP2007031742A (ja) 下塗り塗装方法及び下塗り塗装装置
CN214570173U (zh) 大摆角行车
JP2007077477A (ja) 前処理電着塗装装置及び前処理電着塗装装置の被処理物搬送方法
JP4122794B2 (ja) 吊り下げ搬送設備
JP2009052127A (ja) 自動車ボディ電着塗装方法、及び自動車ボディ電着塗装装置
JPH06247680A (ja) 自動搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6221558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250