JP6221558B2 - 搬送装置 - Google Patents
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Description
また、例えば、特許文献2の表面処理装置においては、コンベアのレールに、車体を支持するハンガーが吊り下げられている。そして、ハンガーに設けられたハンガアームによって、車体を電着処理が行われる処理槽の処理液中に浸漬させながら、ハンガーを移動させている。
上記搬送車は、駆動源によって駆動されて上記搬送レールに沿って走行する走行部と、該走行部から吊り下げられ上記被処理物が搭載される搭載部と、上記走行部に配設され上記搭載部を昇降させる昇降部とを有しており、
上記処理槽の側壁面又は該処理槽が設けられた工場内の側壁面には、上記被処理物が上記処理液中を通過する際に、上記走行部から吊り下げられた上記搭載部を、上記走行部の走行に従動させて走行させるための同期走行手段が設けられており、
該同期走行手段は、
上記側壁面に回転可能に設けられ、上記走行部の側面に接触する上ローラ部と、
上記側壁面に回転可能に設けられ、上記搭載部の側面に接触し、上記上ローラ部と共に回転する下ローラ部と、を有しており、
上記上ローラ及び上記下ローラは、上記走行部の走行に従動して回転することにより、上記搭載部を上記走行部に従動させて走行させるよう構成されていることを特徴とする搬送装置にある。
本発明の他の態様は、搬送レールに沿って複数の搬送車を連続して走行させる際に、処理槽に貯留された処理液中に上記搬送車に搭載する被処理物を浸漬させながら該搬送車を走行させるよう構成された搬送装置であって、
上記搬送車は、駆動源によって駆動されて上記搬送レールに沿って走行する走行部と、該走行部から吊り下げられ上記被処理物が搭載される搭載部と、上記走行部に配設され上記搭載部を昇降させる昇降部とを有しており、
上記処理槽の側壁面又は該処理槽が設けられた工場内の側壁面には、上記被処理物が上記処理液中を通過する際に、上記走行部から吊り下げられた上記搭載部を、上記走行部の走行に従動させて走行させるための同期走行手段が設けられており、
該同期走行手段は、
上記側壁面に回転可能に設けられ、上記走行部の側面に接触する上ローラ部、及び上記搭載部の側面に接触する下ローラ部が同心状に配置された回転体によって構成されており、
該回転体は、上記走行部の走行に従動して回転することにより、上記搭載部を上記走行部に従動させて走行させるよう構成されていることを特徴とする搬送装置にある。
具体的には、処理槽の側壁面又は処理槽が設けられた工場内の側壁面には、同期走行手段が設けられており、この同期走行手段によって、被処理物が処理液中を通過する際に、走行部から吊り下げられた搭載部を走行部の走行速度に同期させて走行させる。これにより、被処理物を搭載する搭載部を、同期走行手段によって直接駆動して走行させることができる。
上記搬送装置において、上記同期走行手段は、上記処理槽の片側の側壁面に設けて、上記搭載部の片側の側面を駆動することができる。また、上記同期走行手段は、上記処理槽の両側の側壁面に設けて、上記搭載部の両側の側面を駆動することもできる。
上記処理槽の側壁面又は該処理槽が設けられた工場内の側壁面とは、処理槽又は工場内において、上記走行部及び上記搭載部の走行方向を横切る方向に位置する壁面のことをいう。
この場合には、同期走行手段が搭載部を走行させる際に、同期走行手段が、処理液に浸漬されず、処理液による悪影響を受けないようにすることができる。
これにより、上ローラ部及び下ローラ部が設けられた回転体によって、極めて簡単に同期走行手段を形成することができる。また、回転体の回転を利用した機械的構成によって同期走行手段を形成することができ、電気的制御を利用することなく搭載部を駆動することができる。また、搭載部を駆動するための駆動源を別途用いる必要がなく、搬送装置全体の構造を簡素化することができる。
この場合には、案内レールによって、昇降部によって昇降させる搭載部の昇降位置を適切に案内することができる。
また、案内レールによって、搭載部が同期走行手段から離れないようにすることができ、搭載部に接触する同期走行手段にスリップ(滑り)等の現象が生じることを抑制することができる。
この場合には、自動車ボディに、塗装前処理(脱脂、表面調整等)、洗浄又は電着塗装を行う際の走行部及び搭載部の走行速度をあまり制限せず、これらを効率的に行うことができる。
本例の搬送装置1は、図1に示すごとく、搬送レール3に沿って複数の搬送車2を連続して走行させる際に、処理槽4に貯留された処理液W中に搬送車2に搭載する被処理物としての自動車ボディ7を浸漬させながら搬送車2を走行させるよう構成されている。搬送車2は、図2、図3に示すごとく、駆動源211によって駆動されて搬送レール3に沿って走行する走行部21と、走行部21から吊り下げられ自動車ボディ7が搭載される搭載部22と、走行部21に配設され搭載部22を昇降させる昇降部23とを有している。処理槽4が設けられた工場内の側壁面43には、自動車ボディ7が処理液W中を通過する際に、走行部21から吊り下げられた搭載部22を、走行部21の走行速度に同期させて走行させるための同期走行手段としての回転体5が設けられている。
図示は省略するが、本例の搬送装置1は、自動車の生産ラインにおいて電着塗装工程を行うために用いられる。生産ラインにおいて、電着塗装工程の前には、洗浄、脱脂、表面調整等を行う前処理工程が設けられている。生産ラインには、洗浄、脱脂、表面調整、電着塗装等を行うための種々の処理液Wを貯留する複数の処理槽が並んで設けられている。図1に示すごとく、自動車ボディ7を処理液Wに浸漬させながら搬送車2を走行させる処理槽4は、電着塗装を行うための電着処理槽であり、この処理槽4に貯留する処理液Wは、自動車ボディ7に電着塗装を行うための塗料である。図3に示すごとく、生産ラインの前処理工程及び電着塗装工程には、搬送レール3に沿って複数の搬送車2が順次巡回するようになっている。搬送レール3は、複数の搬送車2を吊り下げて走行させるよう、工場内の天面46に設けられている。
自動車の生産ラインにおいて前処理工程及び電着塗装工程を行うに当たっては、搬送装置1を稼働させ、各搬送車2の搭載部22に対して自動車ボディ7を搭載する。また、自動車ボディ7が搭載された各搬送車2を順次走行させる。そして、前処理工程の各処理槽においては、昇降部23によって搭載部22を下降させ、搭載部22に搭載された自動車ボディ7を処理液Wに浸漬させて、洗浄、脱脂、表面調整等の処理を行う。
その後、走行部21の側面が上ローラ部51から離れるとともに、搭載部22の上方フレーム部221の側面が下ローラ部52から離れる。そして、搭載部22の載置フレーム部223及び連結フレーム部222と自動車ボディ7とは、昇降部23における前後のホイスト230の操作によって、後方側が下がるよう傾斜する状態で処理槽4の出口部分403から、処理液Wの外に引き上げられる。
それ故、本例の搬送装置1によれば、搭載部22及び自動車ボディ7が処理槽4の処理液Wによる流動抵抗を受ける場合でも、走行速度をあまり制限することなく搬送車2を走行させることができる。
2 搬送車
21 走行部
211 駆動源
22 搭載部
23 昇降部
3 搬送レール
4 処理槽
42,43 側壁面
5 回転体(同期走行手段)
51 上ローラ部
52 下ローラ部
6 案内レール
7 自動車ボディ(被処理物)
W 処理液
Claims (5)
- 搬送レールに沿って複数の搬送車を連続して走行させる際に、処理槽に貯留された処理液中に上記搬送車に搭載する被処理物を浸漬させながら該搬送車を走行させるよう構成された搬送装置であって、
上記搬送車は、駆動源によって駆動されて上記搬送レールに沿って走行する走行部と、該走行部から吊り下げられ上記被処理物が搭載される搭載部と、上記走行部に配設され上記搭載部を昇降させる昇降部とを有しており、
上記処理槽の側壁面又は該処理槽が設けられた工場内の側壁面には、上記被処理物が上記処理液中を通過する際に、上記走行部から吊り下げられた上記搭載部を、上記走行部の走行に従動させて走行させるための同期走行手段が設けられており、
該同期走行手段は、
上記側壁面に回転可能に設けられ、上記走行部の側面に接触する上ローラ部と、
上記側壁面に回転可能に設けられ、上記搭載部の側面に接触し、上記上ローラ部と共に回転する下ローラ部と、を有しており、
上記上ローラ及び上記下ローラは、上記走行部の走行に従動して回転することにより、上記搭載部を上記走行部に従動させて走行させるよう構成されていることを特徴とする搬送装置。 - 搬送レールに沿って複数の搬送車を連続して走行させる際に、処理槽に貯留された処理液中に上記搬送車に搭載する被処理物を浸漬させながら該搬送車を走行させるよう構成された搬送装置であって、
上記搬送車は、駆動源によって駆動されて上記搬送レールに沿って走行する走行部と、該走行部から吊り下げられ上記被処理物が搭載される搭載部と、上記走行部に配設され上記搭載部を昇降させる昇降部とを有しており、
上記処理槽の側壁面又は該処理槽が設けられた工場内の側壁面には、上記被処理物が上記処理液中を通過する際に、上記走行部から吊り下げられた上記搭載部を、上記走行部の走行に従動させて走行させるための同期走行手段が設けられており、
該同期走行手段は、
上記側壁面に回転可能に設けられ、上記走行部の側面に接触する上ローラ部、及び上記搭載部の側面に接触する下ローラ部が同心状に配置された回転体によって構成されており、
該回転体は、上記走行部の走行に従動して回転することにより、上記搭載部を上記走行部に従動させて走行させるよう構成されていることを特徴とする搬送装置。 - 上記同期走行手段は、上記側壁面において上記処理液の液面よりも上側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送装置。
- 上記処理槽において、上記同期走行手段が設けられた側壁面とは反対側の側壁面には、上記走行部が走行する際に、上記昇降部による上記搭載部の昇降位置を案内する案内レールが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の搬送装置。
- 上記被処理物は、自動車ボディであり、上記処理槽に貯留する処理液は、上記自動車ボディに、塗装前処理を行うための薬品、洗浄を行うための洗浄液、又は電着塗装を行うための塗料であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の搬送装置。
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JP2015063719A JP2015063719A (ja) | 2015-04-09 |
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