JP6221195B2 - 生体用電極 - Google Patents

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Description

本発明は、生体表面に取り付ける生体用電極に関するものである。
従来、生体内に発生する微弱電流を検出して心拍計等の測定装置に伝えたり、低周波治療器等の刺激装置からの電気刺激を生体に伝えたりするために、生体表面へ貼り付ける生体用電極が用いられている。例えば特許文献1には、粘着性を有する導電性部材、電子伝導性の層、それを支持する非導電性のシート状物及び外部装置と接続するための接続端子よりなり、互いに電気的に独立した複数の電極がシート状物を介して一体化された生体用電極が開示されている。このような生体用電極は、導電性部材の粘着力によって生体表面へ取り付けられ、通常は接続端子に繋いだコードを介して測定装置や刺激装置などの外部装置と電気的に接続される。
また、電極を胸部に取り付け、心拍計を接続して用いる場合等には、ベルトと一体化され、ベルトを生体の胸部に巻きつけて固定することによって生体に取り付ける電極も採用される(例えば、特許文献2参照)。
実開平5−70552号公報 特開平6−245913号公報
しかしながら、生体用電極を導電性部材の粘着力によって生体表面へ取り付ける場合、導電性部材の粘着力のみでは、生体の動作によって電極が外れてしまうことがある。特に、長時間電極を貼り続ける場合や、スポーツ時など、激しい動作を行う際に使用する場合には、正常に電極の機能を維持することは困難である。さらに、スポーツ時などでは、電極の接続端子と外部装置とをコードによって接続するのは煩わしいため、接続端子に直接
小型の外部装置を取り付けることもあるが、このように外部装置を生体表面に直接装着する場合、生体用電極によって外部装置を支持することも必要となる。
そこで、生体用電極を生体表面に長時間取り付け続ける場合や激しい動作を行う際に使用する場合には、粘着面を有するテープを用いて生体表面に取り付けることが考えられるが、テープによって取り付けると、生体表面とテープに覆われた導電性部材を保持するための部材との間の内部空間に汗が滞留してしまい、汗の水分によるテープの粘着力低下や導電性部材が膨張することによるテープの剥離が生じることがあり、また、導電性部材を複数備える場合には、滞留した汗による導電性部材同士の通電のおそれもあり、電極の機能を維持できなくなってしまう。
一方、ベルトによって生体用電極を身体に固定する場合も、身体表面の形状によってはうまく所定の位置に電極を取り付けることが困難となる場合があり、また、ベルトがずれることによる電極の位置ずれ、ベルトの締め付けによる息苦しさが生じるという問題や、激しい動作によりベルトとベルトを連結している箇所が外れてしまうおそれもある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、生体が激しい動作を行っても電極が位置ずれしたり剥がれたりすることを抑制し、電極を長時間取り付けておく場合や運動時に取り付ける場合にも、息苦しさを生じることのない生体用電極を提供することにある。
本発明は、係る目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の生体用電極は、導電性部材と、当該導電性部材を保持する保持部材と、粘着面を有し、前記保持部材を介して前記導電性部材を生体表面に貼付するシート状の貼付部材とを備え、前記貼付部材は、前記保持部材の略全ての部分を覆う大きさに形成され、前記生体表面と前記保持部材との間に形成される内部空間に滞留する汗を排出する通液孔を有していることを特徴とする。
ここで、本願において、「生体表面と保持部材との間に形成される内部空間」には、保持部材の外縁に接する、保持部材の厚みによって生じる貼付部材と生体表面との間の微小な空間を含むものとする。
このように構成すると、導電性部材を保持部材を介して生体表面に貼付する際に、保持部材の略全ての部分を覆う貼付部材によって貼付するため、生体が激しい動作を行っても導電性部材が位置ずれしたり剥がれたりすることを抑制することができる。また、貼付部材によって固定するのみなので、ベルトによって取り付ける場合のような息苦しさを生じず、運動時に取り付ける場合にも、競技に集中することが可能となる。さらに、生体表面と保持部材との間の内部空間に滞留する汗を排出する通液孔を有しており、内部空間に溜まった汗は生体の動作によって通液孔から押し出されるため、貼付部材が内部空間に溜まった汗によって内部空間に隣接する部分から剥がれることを抑制することができる。加えて、導電性部材が複数ある場合に、汗の水分によって導電性部材同士が通電することを防止することができる。
また、導電性部材を生体表面に取り付けた状態で外部装置の取り付け、取り外しを行うことを可能とするとともに、生体用電極を生体表面に繰り返し取り付け・取り外しする際に、貼付部材のみを取り替えることによって、保持部材の再利用を可能とするためには、前記保持部材は生体表面側で導電性部材を保持するとともに、反生体表面側に当該導電性部材と電気的に接続する接続端子が設けられており、前記貼付部材は前記接続端子を突出させる貫通孔を有し、前記保持部材から剥離可能であることが好ましい。
さらに、保持部材を貼付部材に貼付する際に、容易に位置決めを行うためには、前記貼付部材は、粘着面を保護するシート状の保護部材を剥離することで粘着面が露出するようになっており、当該保護部材は前記保持部材に沿う形状に分割されていることが有効である。
加えて、汗によって貼付部材が剥がれることを抑制しつつ、保持部材を貼付部材に貼付する際の位置決めをより容易にするためには、前記保持部材に貫通孔が設けられており、前記貼付部材に設けられた前記通液孔が前記保持部材に設けられた前記貫通孔と重複することによって前記内部空間と連通していることが効果的である。
導電性部材を安定して保持するとともに、導電性部材の厚みによって保持部材と生体表面との間の内部空間が広くなり、内部空間に汗が溜まりやすくなることを抑制するためには、前記保持部材は生体表面側の第1保持部材と反生体表面側の第2保持部材とが接着される2重構造をなし、前記第1保持部材に設けられた孔と前記第2保持部材の生体表面側の面とによって筒状の保持空間が形成され、当該保持空間に前記導電性部材が保持されていることが望ましい。
また、内部空間に汗が溜まることをより効果的に抑制し、第1保持部材と第2保持部材を接着する際に、容易に位置決めを行うためには、前記保持部材が少なくとも3つの貫通孔を備えていることが好ましい。
さらに、心拍計等の外部装置を生体表面に直接取り付ける場合に、導電性部材の生体との追従性を向上させ、導電性部材が生体から剥離することを抑制するためには、2つの導電性部材を備え、当該2つの導電性部材は対応する接続端子よりも外方に持ち出されており、前記導電性部材及び対応する接続端子は前記保持部材に印刷された導電性インクによって電気的に接続されていることが効果的である。
そして、導電性部材の生体との追従性を向上させるためには、前記保持部材が前記導電性部材毎に分離されていることも有効である。
以上説明した本発明によれば、生体が激しい動作を行っても電極が位置ずれしたり剥がれたりせず、長時間取り付けておく場合や運動時に取り付ける場合にも、息苦しさを生じることのない生体用電極を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る生体用電極の分解斜視図。 同生体用電極の電極本体の分解斜視図。 同電極本体を示す平面図及び底面図。 同電極本体を示す正面図、右側面図、左側面図及び図2のA−A位置において切断したときの断面図。 本発明の第1実施形態に係る生体用電極の貼付部材を示す平面図、底面図及び正面から見たときの一部分を示す模式図。 本発明の第1実施形態に係る生体用電極を生体表面に取り付けたときの模式図。 本発明の第2実施形態に係る生体用電極の分解斜視図。 同生体用電極の電極本体を示す平面図及び底面図。 同電極本体を示す正面図、側面図及び図8のA−A位置において切断したときの断面図。 本発明の第2実施形態に係る生体用電極の貼付部材を示す平面図、底面図及び正面から見たときの一部分を示す模式図。 本発明の他の実施形態に係る生体用電極を生体表面に取り付けたときの模式図。 本発明の変形例を示す生体用電極の構成図。 同生体用電極の使用状態を示す図。
以下、本発明の実施形態に係る生体用電極を、図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る生体用電極1を示す斜視図である。同図に示すように、生体用電極1は主に2つの電極本体10,10と貼付部材30とから構成され、電極本体10,10を貼付部材30に貼り合わせた状態で生体表面Sに貼付することで取り付け、この状態で心拍計等の外部装置Dを生体表面Sに直接装着して用いるものである。
ここで、以下において方向の説明を行う場合には、生体用電極1に対して生体表面S側を生体表面方向、これと反対側を反生体表面方向とし、生体表面Sと略平行な平面において、2つの電極本体10が並ぶ方向を長手方向、これと垂直な方向を短手方向と定義する。
また、2つの電極本体10,10は同一の構成をしているため、以下では1つの電極本体10について説明を行う。
電極本体10は、具体的には、図2の分解斜視図、図3の平面図及び底面図、図4の正面図、右側面図、左側面図及び断面図に示すように、薄肉円盤状の導電性部材である導電性ゲル11と、これを保持する保持部材12と、外部装置Dと接続するための接続端子であるバネホック13とから構成される。
導電性ゲル11は、保持部材12及び生体表面Sに接着するよう粘着性を有するゲル状の樹脂材料からなり、本実施形態では、特に銀ペーストが用いられている。
保持部材12は、大円部12xと小円部12yとが滑らかに接続された、輪郭が8の字形状をなすウレタン製シートであり、生体表面側の第1保持部材20と、これとほぼ同一形状をなす反生体表面側の第2保持部材21とが、同じくほぼ同一形状のホットメルト22によって接着することで形成されている。この接着の際、小円部12yの第1保持部材20と第2保持部材21との間には、後述するバネホック13のホックベース13aのフランジ状の頭部13a2が挟み込まれるようになっている。
保持部材12には、第1保持部材20の大円部12xに開けられた導電性ゲル11とほぼ同径の円筒状の孔20aと、第2保持部材21の生体表面側の面21aとによって、導電性ゲル11を収容する扁平な円筒状の保持空間Vが形成されている。また、第1保持部材20は、孔20aの外方の、短手方向の対角2ヶ所に孔20aと連続する切り欠き20b,20bを備え、第2保持部材21は、この切り欠き20b,20bに対応する位置に生体表面方向に貫通する孔21b,21bを備えており、これら切り欠き20b,20b及び孔21b,21bによって、保持部材12には生体表面方向に連通する貫通孔12b,12bが形成されている(図1参照)。さらに、保持部材12には、第1保持部材20の中央部分に設けられた孔20cと第2保持部材21中央部分の対応する位置に設けられた孔21cとによって、生体表面方向に連通する貫通孔12cが形成されている(図1参照)。
なお、第1保持部材20と第2保持部材21とを接着させる際には、正確に位置決めを行う必要があるが、本実施形態においては、上述のように1つの保持部材12に3つの貫通孔が設けられているため、所定の間隔で設置された3本のガイドピン(図示せず)に第1保持部材20の切り欠き20b,20b、孔20c及び第2保持部材21の孔21b,21b、21cを順に嵌め込むことで、容易に接着することが可能となっている。
また、第2保持部材21の生体表面側の面21aには導電性インク21dが大円部12x側から小円部12y側の領域に亘って連続してプリントされており、導電性ゲル11及びバネホック13を構成するホックベース13aの頭部13a2の反生体表面側の面と当接している。
バネホック13は、導電性を有するホックベース13aと、スペーサ13bと、導電性を有するバネ部13cとからなり、ホックベース13aの凸部13a1に第2保持部材21の孔21e及びスペーサ13bの孔13b1を通し、さらにこの凸部13a1をバネ部13cの凹部13c1に挿入してかしめ止めすることで保持部材12に取り付けられている(図4(d)参照)。このように、導電性を有するホックベース13aとバネ部13cとが電気的に接続され、また、上述した導電性インク21dと導電性ゲル11及びホックベース13aの頭部13a2とがそれぞれ電気的に接続されていることから、導電性ゲル11とバネホック13のバネ部13cとが電気的に接続されるようになっている。
なお、ホックベース13aの頭部13a2の生体表面側の面は、第1保持部材20によって覆われ、直接生体に当たらないようになっており、ホックベース13aがニッケル等のアレルゲン物質を含んでいる場合にも、生体に影響を与えないようになっている。また、導電性インク21dも生体表面側を第1保持部材20及び導電性ゲル11によって覆われており、直接生体に当たらないようになっている。バネホック13の構成については種々の構造のものが周知であるため、詳細は省略する。
次に、貼付部材30は、図1及び図5の平面図、底面図及び正面図(模式図)に示すように、所定の間隔を隔てた2つの電極本体10,10の略すべての部分を覆うよう長手方向に延在する、細長い8の字形状をなすシート状部材であり、生体表面側を粘着面31aとする本体部31と、この本体部31と同形状であり、粘着面31aを保護するための保護部材であるシート状の剥離紙32とを備える。また、本体部31は厚さが約20μmの薄膜状とされており、本体部31を支持するため、図5(c)に示すように、反生体表面側にも同形状の保護紙33が貼付されている。なお、この図5(c)の正面図は、貼付部材30の一部分を拡大したものであるとともに、本体部31を実際よりも厚く記載している。この貼付部材30は、図1に示すように、電極本体10,10を中央部分に対して長手方向両側の線対称な位置に、保持部材12の大円部12xが小円部12yよりも長手方向外側にある様態、言い換えれば、導電性ゲル11,11が対応するバネホック13,13よりも長手方向外側に持ちだされた様態で貼付されるようになっている。また、貼付部材30には、電極本体10,10の貫通孔12b〜12b,12c,12cの位置と対応する位置に通液孔30b〜30b,30c,30cが設けられ、バネホック13に対応する位置には、図1及び図5に示すように、このバネホック13を反生体表面側に突出させるための貫通孔30e,30eが設けられている。さらに、2つの貫通孔30e,30eよりも長手方向内側の、貼付部材30の中央部分には、短手方向の幅の約半分以上を占める略矩形状の貫通孔30fも設けられており、これら通液孔30b〜30b,30c,30c及び貫通孔30e,30e,30f,30fは、全て本体部31、剥離紙32、保護紙33に亘って貫通している。
剥離紙32は、電極本体10の保持部材12に沿う形状に分割されており、保持部材12と略同一形状の第1剥離紙32a,32aと、その他の部分である第2剥離紙32bとを別々に剥離することが可能となっている。また、第2剥離紙32bも、長手方向中央部分で2つに分割されている。
なお、貼付部材30の材質及び輪郭形状は、上述の機能を有する限り本実施形態のものに限定されず、医療やスポーツに用いられる一般のテープを用いることができる。ただし、貼付部材30の粘着面31aの面積は広くするほど剥がれにくくなるものの、広すぎると生体表面から剥離するのが困難になる。そのため、貼付部材30は保持部材12よりも大きく形成しつつも、あまり表面積が大きくならないよう保持部材12の形状に沿った形状とすることが好ましい。
以上のように構成された生体用電極1を生体表面Sに貼付し、心拍計等の外部装置Dを装着するには、まず、図1に示すように、貼付部材30の第1剥離紙32a,32aを剥離させてこの部分の粘着面31aを表出させ、電極本体10のバネホック13を貫通孔30eから反生体表面側に突出させつつ、表出した粘着面31aに保持部材12を貼付させる。この際、貼付部材30側の通液孔30b,30cと保持部材12側の貫通孔12b,12cが一致するようにすると位置決めが容易である。次に、貼付部材30の第2剥離紙32bを剥離させ、2つの導電性ゲル11,11が生体表面Sの所定位置に当接するように生体用電極1を貼付する。そして、最後に電極本体10,10のバネホック13,13の凹状のバネ部13c,13cと外部装置Dのゲンコとも称される凸状の接続端子Da,Daとを嵌合することで、外部装置Dを生体表面Sに直接装着することが可能となっている。このようにして、バネホック13,13のバネ部13c,13cと外部装置Dの接続端子Da,Daとが嵌合されると、これらが電気的にも接続され、これによって生体用電極1の導電性ゲル11,11と外部装置Dとが電気的に接続されることとなる。
なお、上記のような手順で生体表面Sに貼付された生体用電極1は、保持部材12,12と貼付部材30とが別体となっていることから、貼付部材30を生体から剥がす際に、保持部材12,12からも剥がすことで、保持部材12を再利用することが可能となっている。
このようにして生体用電極1を生体表面Sに貼付すると、保持部材12と生体表面Sとの間には貼付部材30の粘着力が及ばないため、図6の模式図に示すように、生体表面Sと保持部材12との間に、保持部材12の直下に形成される空間R1と、この空間R1と連続し、保持部材12の厚みによって保持部材12の周囲に形成される断面が楔型の微小空間R2とからなる内部空間がR形成される。なお、空間R1内には導電性ゲル11が存在するが、図6では図示を省略している。そして、生体用電極1を貼付した状態で長時間過ごしたり運動を行ったりすると、この内部空間Rに汗が滞留することになる。このように、内部空間Rに汗が滞留すると、停留した汗の水分によって内部空間Rに隣接する貼付部材30の粘着面31aの粘着力が低下し、また、導電性ゲル11が膨張することもあるため、汗の量が増加することによって貼付部材30が生体表面Sから内側より剥離してしまうおそれがある。しかしながら、本実施形態の生体用電極1には通液孔30b,30b,30cが設けられ、この通液孔30b,30b,30cは保持部材12の貫通孔12b,12b,12cを介してそれぞれ内部空間Rと連通しているため、内部空間Rに滞留した汗は、これら貫通孔12b,12b,12c及び通液孔30b,30b,30cを通って貼付部材30よりも反生体表面側に排出されるようになっている。そのため、本実施形態の生体用電極1は、内部空間Rに汗が滞留することが抑制され、貼付部材30の剥離を抑えることが可能となっている。なお、導電性ゲル11が保持される保持空間Vにも汗が滞留する可能性があるが、本実施形態においては、保持部材12の貫通孔12b,12bを形成する第1保持部材20の切り欠き20b,20bが保持空間Vと連通しているため、保持空間Vに汗が滞留することも抑制されている。
また、貼付部材30の中央部分には貫通孔30fが設けられているため、電極本体10,10及び外部装置Dの固定力を維持しつつ、生体表面Sと貼付部材30の中央部分に生じる汗が貼付部材30内部に留まらないようになっており、また、2つの電極本体10,10を連結する部分の幅を削減したことによって、2つの電極本体10,10を多少独立して動作させることが可能となるため、電極本体10,10の生体表面Sとの追従性を向上させることが可能となっている。加えて、貫通孔30fを設けることで、貼付部材30を生体表面Sに貼付する面積が減っていることから、生体表面Sの突っ張り感が増して装着感が増すことを抑制し、使用後に貼付部材30を生体表面Sから剥がす時の生体表面Sへの負担を軽減することも可能となっている。
以上のように、本実施形態の生体用電極は、導電性部材である導電性ゲル11,11と、導電性ゲル11,11を保持する保持部材12,12と、粘着面31aを有し、保持部材12,12を介して導電性ゲル11,11を生体表面Sに貼付するシート状の貼付部材30とを備え、貼付部材30は、保持部材12,12の略全ての部分を覆う大きさに形成され、生体表面Sと保持部材12,12との間に形成される内部空間R,Rに滞留する汗を排出する通液孔30b〜30b,30c,30cを有するように構成したものである。
このように構成しているため、生体が激しい動作を行っても導電性ゲル11,11が位置ずれしたり剥がれたりすることを抑制することができる。また、貼付部材30によって固定するのみなので、ベルトによって取り付ける場合のような息苦しさを生じず、運動時に取り付ける場合にも、競技に集中することが可能となる。さらに、生体表面Sと保持部材12,12との間の内部空間R,Rに滞留する汗を排出する通液孔30b〜30b,30c,30cを有しており、内部空間R,Rに溜まった汗は生体の動作によって通液孔30b〜30b,30c,30cから押し出されるため、貼付部材30が内部空間R,Rに溜まった汗によって内部空間R,Rに隣接する部分から剥がれることを抑制することができる。加えて、2つの導電性ゲル11,11同士が汗の水分によって通電することを防止することすることも可能である。
また、保持部材12,12は生体表面側で導電性ゲル11,11を保持するとともに、反生体表面側に導電性ゲル11,11と電気的に接続する接続端子であるバネホック13,13が設けられており、貼付部材30はバネホック13,13を突出させる貫通孔30e,30eを有し、保持部材12,12から剥離可能であるため、導電性ゲル11,11を生体表面Sに取り付けた状態で外部装置Dの取り付け、取り外しを行うことを可能とするとともに、生体用電極1を生体表面Sに繰り返し取り付け・取り外しする際に、貼付部材30のみを取り替えることによって、保持部材12,12の再利用が可能となっている。
さらに、貼付部材30は、粘着面31aを保護するシート状の保護部材である剥離紙32を剥離することで粘着面31aが露出するようになっており、剥離紙32は保持部材12,12に沿う第1剥離紙32a,32aとその他の部分である第2剥離紙32b,32bに分割されているため、貼付部材に貼付する際に、容易に位置決めを行うことが可能となっている。
加えて、保持部材12,12に貫通孔12b〜12b,12c,12cが設けられており、貼付部材30に設けられた通液孔30b〜30b,30c,30cが保持部材12,12に設けられた貫通孔12b〜12b,12c,12cと重複することによって内部空間R,Rと連通しているため、汗によって貼付部材30が剥がれることを抑制しつつ、保持部材12,12を貼付部材30に貼付する際の位置決めがより容易となっている。
また、保持部材12,12は生体表面側の第1保持部材20,20と反生体表面側の第2保持部材21,21とが接着される2重構造をなし、第1保持部材20,20に設けられた孔20a,20aと第2保持部材21,21の生体表面側の面21a,21aとによって筒状の保持空間V,Vが形成され、保持空間V,Vに導電性ゲル11,11が保持されているため、導電性ゲルを安定して保持するとともに、導電性ゲルの厚みによって保持部材12,12と生体表面Sとの間の内部空間R,Rが広くなり、内部空間R,Rに汗が溜まりやすくなることを抑制することが可能となっている。
さらに、保持部材12,12がそれぞれ3つの貫通孔12b,12b,12cを備えていることから、内部空間R,Rに汗が溜まることをより効果的に抑制し、第1保持部材20,20と第2保持部材21,21を接着する際に、容易に位置決めを行うことも可能となっている。
加えて、2つの導電性ゲル11,11を備え、2つの導電性ゲルは対応する接続端子13,13よりも外方に持ち出されており、導電性ゲル11,11及び対応する接続端子13,13は保持部材12,12に印刷された導電性インク21d,21dによって電気的に接続されているため、心拍計等の外部装置Dを生体表面Sに直接取り付ける場合に、導電性ゲル11,11の生体表面Sとの追従性を向上させ、導電性ゲル11,11が生体表面Sから剥離することを抑制することが可能となっている。
そして、保持部材12が導電性ゲル11毎に分離されていることからも、導電性ゲル11,11の生体表面Sとの追従性を向上させることが可能となっている。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る生体用電極101を、図7〜図10を用いて説明する。図7の分解斜視図に示すように、本実施形態では、2つの導電性ゲル11,11とこれらを保持する1つの保持部材112によって1つの電極本体110(図8の平面図及び底面図、図9の正面図、側面図及び断面図参照)が構成され、この電極本体110を1つの貼付部材130(図10の平面図、底面図及び正面図参照)に貼付することによって1つの生体用電極101を構成している点が主に第1実施形態と異なっている。なお、本実施形態において、第1実施形態と共通する部分には基本的に同じ符号を付しており、これらの部分の説明を省略する。
生体用電極101の保持部材112は、図7〜図9に示すように、輪郭が8の字形状をなす長手方向に線対称な非導電性のシートであり、生体表面側の第1保持部材120と、これとほぼ同一形状をなす反生体表面側の第2保持部材121とが、バネホック13,13のホックベース13a,13aのフランジ状の頭部13a2を挟んだ状態で図示しないホットメルトによって接着することで形成される。なお、生体用電極101では、導電性ゲル11,11とバネホック13,13のホックベース13a,13aの頭部13a2とが当接することよって、これらが電気的に接続される(図9(c)参照)。
保持部材112には、第1保持部材120の長手方向両側に開けられた円筒状の孔120a,120a、ホックベース13aの頭部13a2と、第2保持部材121の生体表面側の面121aとによって、導電性ゲル11,11を収容する扁平な円筒状の保持空間V2が形成されている。また、第1保持部材120は、孔120a,120aの外方の、短手方向のそれぞれ対角2ヶ所に孔120a,120aと連続する切り欠き120b〜120bを備え、第2保持部材121は、この切り欠き120b〜120bに対応する位置に生体表面方向に貫通する孔121b〜121bを備えており、これら切り欠き120b〜120b及び孔121b〜121bによって、保持部材112には生体表面方向に連通する貫通孔112bが形成されている。さらに、保持部材112には、第1保持部材120の中央部分に設けられた孔120cと第2保持部材121中央部分の対応する位置に設けられた孔121cとによって、生体表面方向に連通する貫通孔112cが形成されている。加えて、第1保持部材120の孔120a,120aの中心に対応する位置には、ホックベース13a,13aを挿入する孔121e,121eが形成されている。
一方、貼付部材130は、図7及び図10に示すように、電極本体110を覆うよう長手方向に延在する8の字形状をなし、生体表面側を粘着面131aとする本体部131と、この本体部131と同形状であり、粘着面131aを保護するための保護部材であるシート状の剥離紙132とを備える。この貼付部材130には、電極本体110の貫通孔の位置と対応する位置に通液孔130b〜130b,130cが設けられ、バネホック13に対応する位置には、このバネホック13を反生体表面側に突出させるための貫通孔130e,130eが設けられている。そして、剥離紙132は、電極本体110の保持部材112に沿う形状に分割されており、保持部材112と略同一形状の第1剥離紙132aと、その他の部分である第2剥離紙132bとを別々に剥離することが可能となっている。
以上のような構成をしていることで、本第2実施形態の生体用電極101によっても、第1実施形態に準じた効果を得ることが可能である。さらに、1つの保持部材112が2つの導電性ゲル11,11を保持しているため、保持部材112の貼付部材130への取り付けの手間を減らすことが可能となっている。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、上記第1実施形態では、生体用電極1は主に2つの電極本体10,10と1つの貼付部材30とから構成され、電極本体10,10を貼付部材30に貼り合わせた状態で生体表面Sに貼付することで取り付けられるもので、各々の電極本体10は導電性ゲル11と、これを保持する保持部材12と、外部装置Dと接続するための接続端子であるバネホック(接続端子)13とから構成されていたが、図12に示すように、全体として1つの電極本体A10と1つの貼付部材A30とから生体用電極A1を構成してもよい。この場合電極本体10は、一対の導電性ゲルA11を所定距離隔てて対向配置し、一対のバネホック(接続端子)A13を前記導電性ゲルA11の対向方向と交差(直交)する方向に所定距離隔てて対向配置し、これらを中央に抜き孔A12zを有する十字状の保持部材A12に保持させたものである。すなわち、保持部材A12のうち生体表面側に導電性ゲルA11を配置し、反生体表面側にバネホックA13を配置して、保持部材の一部に設けたプリント線Apを介して導電性ゲルA11とバネホックA13を接続したものである。貼付部材A30はバネホックA13,A13を突出させる貫通孔A30e,A30eを有し、保持部材A12から剥離可能とされている。
貼付部材A30は、保持部材A12の略全ての部分を覆う大きさに形成され、生体表面と保持部材12との間に形成される内部空間に滞留する汗を排出する通液孔A30b〜A30b,A30c,A30cを有しているとともに、保持部材A12に貫通孔A12b〜A12b,A12c,A12cが設けられており、貼付部材A30に設けられた通液孔A30b〜A30b,A30c,A30cが保持部材A12に設けられた貫通孔A12b〜A12b,A12c,A12cと重複することによって内部空間と連通している。
このように構成しても、上記第1実施形態と同様の作用効果が奏される。そのうえ、左右の胸筋が不均等な動きをしても、図13(a)に示すようにバネホックA13を左右の胸筋の内側に位置づけ、導電性ゲルA11を体の中心線に沿って上下に生体表面に貼り付けて、貼付部材A30で覆えば、上下の導電性ゲルA11が左右の胸筋の動きに影響されて動くことが少なくなるので、図13(b)に示すように左右のバネホックA13に心拍計等の外部装置Dを取り付ければ、導電性ゲルA11を通じて精度の高い心拍計測等を行うことが可能となる。中央に比較的開口の大きい抜き孔A12zを設けることができる点も奏功する。しかも、保持部材12は一対の導電性ゲルA11と一対のバネホックA13を一体に保持するため、より一層取り扱いの便が向上されたものとなる。
また、上述した実施形態においては、保持部材12(112)に設けられた貫通孔20b,20c(120b,120c)と貼付部材30(130)の通液孔30b,30c(130b,130c)とが連通することによって内部空間Rに生じた汗を外部に排出するように構成されていたが、図11に示す生体用電極201のように、保持部材212に貫通孔を設けず、貼付部材230の、保持部材212を貼付する部分の近傍に通液孔230bを設けることで、保持部材212の厚みによって保持部材212の周囲に生じる微小空間R2を介して内部空間R内に滞留した汗を通液孔230bから排出させることも可能である。
また、上述した実施形態においては、保持部材12(112,212)は導電性ゲル11よりも大きく形成されていたが、保持部材を導電性ゲルよりも小さく形成することも可能である。
さらに、上述した実施形態においては、1つの電極本体20につき3つの通液孔が設けられていたが、内部空間Rに滞留する汗を排出するためには、貼付部材が少なくとも1つの通液孔を備えていれば足りる。この場合でも、生体の動きによって内部空間R内に圧力がかかり、内部空間Rの汗は通液孔を通じて外部に排出されることとなる。なお、通液孔を1つだけ設ける場合には、生体用電極を生体表面に取り付けた際に、通液孔が内部空間Rの最下部近傍位置するよう構成することが好適である。もちろん、通液孔を4つ以上設けることも可能である。
加えて、上述した実施形態における生体用電極1,101は導電性部材である導電性ゲル11を2つ有していたが、本発明を導電性部材を1つだけ備える生体用電極に適用することも可能である。
また、上述した実施形態においては、保持部材12(112)と貼付部材30(130)とが分離可能に構成されていたが、バネホックを保持部材及び貼付部材を共に挟持した状態でかしめることによって、保持部材と貼付部材とが一体になった生体用電極を構成してもよい。
さらに、上述した実施形態では、心拍計等の外部装置Dを生体用電極に直接装着する構成を想定していたが、生体用電極をコードによって外部装置と電気的に接続することも可能である。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
R…内部空間
S…生体表面
1,101,201、A1…生体用電極
11、A11…導電性ゲル(導電性部材)
12,112,212、A12…保持部材
12b,12c,112b,112c、A12b、A12c…貫通孔
13、A13…バネホック(接続端子)
20,120…第1保持部材
20a,120a…孔
21,121…第2保持部材
21a,121a…面
21d…導電性インク
30,130,230、A30…貼付部材
30b,30c,130b,130c,230b、A30b、A30c…通液孔
30e,130e、A30e…貫通孔
31a,131a…粘着面
32,132…剥離紙(保護部材)

Claims (8)

  1. 導電性部材と、
    当該導電性部材を保持する保持部材と、
    粘着面を有し、前記保持部材を介して前記導電性部材を生体表面に貼付するシート状の貼付部材とを備え、
    前記貼付部材は、前記保持部材の略全ての部分を覆う大きさに形成され、前記生体表面と前記保持部材との間に形成される内部空間に滞留する汗を排出する通液孔を有していることを特徴とする生体用電極。
  2. 前記保持部材は生体表面側で導電性部材を保持するとともに、反生体表面側に当該導電性部材と電気的に接続する接続端子が設けられており、
    前記貼付部材は前記接続端子を突出させる貫通孔を有し、前記保持部材から剥離可能であることを特徴とする請求項1記載の生体用電極。
  3. 前記貼付部材は、粘着面を保護するシート状の保護部材を剥離することで粘着面が露出するようになっており、当該保護部材は前記保持部材に沿う形状に分割されていることを特徴とする請求項1又は2記載の生体用電極。
  4. 前記保持部材に貫通孔が設けられており、前記貼付部材に設けられた前記通液孔が前記保持部材に設けられた前記貫通孔と重複することによって前記内部空間と連通していることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の生体用電極。
  5. 前記保持部材は生体表面側の第1保持部材と反生体表面側の第2保持部材とが接着される2重構造をなし、前記第1保持部材に設けられた孔と前記第2保持部材の生体表面側の面とによって筒状の保持空間が形成され、当該保持空間に前記導電性部材が保持されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の生体用電極。
  6. 前記保持部材が少なくとも3つの貫通孔を備えていることを特徴とする請求項5記載の生体用電極。
  7. 2つの導電性部材を備え、当該2つの導電性部材は対応する接続端子よりも外方に持ち出されており、前記導電性部材及び対応する接続端子は前記保持部材に印刷された導電性インクによって電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の生体用電極。
  8. 前記保持部材が前記導電性部材毎に分離されていることを特徴とする請求項7記載の生体用電極。
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