JP2020110417A - 生体データ取得シート、及び、生体データ取得装置 - Google Patents

生体データ取得シート、及び、生体データ取得装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単に廃棄できる生体データ取得シート、及び、生体データ取得装置を提供する。【解決手段】生体データ取得シート100は、第1面に設けられる粘着剤111を有し、前記第1面が生体に貼り付けられるシートと、前記シートの前記第1面の一部に設けられる一対の電極120と、前記シートの第2面側に設けられ、前記シートの開口部110A、111Aを介して前記一対の電極にそれぞれ接続される一対の導電性面ファスナとを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、生体データ取得シート、及び、生体データ取得装置に関する。
従来より、導電性部材と、当該導電性部材を保持する保持部材と、粘着面を有し、前記保持部材を介して前記導電性部材を生体表面に貼付するシート状の貼付部材とを備え、前記貼付部材は、前記保持部材の略全ての部分を覆う大きさに形成され、前記生体表面と前記保持部材との間に形成される内部空間に滞留する汗を排出する通液孔を有していることを特徴とする生体用電極がある(例えば、特許文献1参照)。
前記保持部材は生体表面側で導電性部材を保持するとともに、反生体表面側に当該導電性部材と電気的に接続する接続端子が設けられており、前記貼付部材は前記接続端子を突出させる貫通孔を有し、前記保持部材から剥離可能であることを特徴とする。接続端子としては金属製のバネホックが用いられている。
特許第6221195号
ところで、従来の生体用電極は金属製のバネホックを含むため、使用後に廃棄する際には少なくともバネホックを取り外す必要がある。バネホックの取り外しは容易ではないため、廃棄に手間が掛かる。
そこで、簡単に廃棄できる生体データ取得シート、及び、生体データ取得装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の生体データ取得シートは、第1面に設けられる粘着剤を有し、前記第1面が生体に貼り付けられるシートと、前記シートの前記第1面の一部に設けられる一対の電極と、前記シートの第2面側に設けられ、前記シートの開口部を介して前記一対の電極にそれぞれ接続される一対の導電性面ファスナとを含む。
簡単に廃棄できる生体データ取得シート、及び、生体データ取得装置を提供することができる。
実施の形態の生体データ取得シート100を示す図である。 図1におけるA−A矢視断面を示す図である。 生体データ取得シート100を分解した状態を示す図である。 実施の形態の生体データ取得装置300を示す図である。 図4のB−B矢視断面を示す図である。 実施の形態の第1変形例の生体データ取得シート100Aを示す図である。 実施の形態の第2変形例の生体データ取得装置300Bを示す図である。 実施の形態の第3変形例の生体データ取得シート100Cを示す図である。
以下、本発明の生体データ取得シート、及び、生体データ取得装置を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、実施の形態の生体データ取得シート100を示す図である。図2は、図1におけるA−A矢視断面を示す図である。図3は、生体データ取得シート100を分解した状態を示す図である。以下では、XYZ座標系を用いて説明する。また、平面視とはXY面視をいう。また、以下では生体とは、一例として人体である。また、生体信号とは一例として心電波形を表す信号(典型的には電圧信号)であり、生体データとは、一例として生体信号を表すデータである。
生体データ取得シート100は、シート110、一対の電極120、及び、一対の導電性面ファスナ130を含む。
シート110は、一例として樹脂製で伸縮性を有するフィルムタイプのシートであり、−Z方向側の表面に粘着剤層111を有する。−Z方向側の表面は、第1面の一例である。シート110は、一例として生体の胸部に貼り付けられるため、肌の凹凸に応じて伸縮可能なシート状の部材であることが好ましく、例えば、ポリウレタンエラストマーや非塩化ビニール系のポリオレフィン等を用いることができる。また、粘着剤層111は、例えばアクリル系粘着剤を用いることができる。シート110の厚さは、一例として0.01mm〜0.5mmである。
シート110は、肌の凹凸形状等への追従性、保形性(形状を保持する性質)の高さ、肌触りの良い触感、及び、粘着剤層111の付き易さを有していればよい。粘着剤層111を有するシート110としては、例えば、積水化学工業株式会社の4891HT(ポリエチレンフィルム基材)、日東電工株式会社のベタ4アイ(ポリプロピレン製の不織布基材)、スリーエム(3M)社の1533L(レーヨン不織布基材)を用いることができる。
シート110は、一例として平面視で矩形状であり、X方向に配列される2つの開口部110Aを有する。また、粘着剤層111は、2つの開口部110Aと同一サイズで同一の位置に設けられる2つの開口部111Aを有する。
シート110の2つの開口部110Aは、シート110のX軸方向における中心の両側に設けられており、粘着剤層111の2つの開口部111Aは、粘着剤層111のX軸方向における中心の両側に設けられている。開口部110A、111Aには導電性面ファスナ130が1つずつ設けられている。
電極120は、一例として銀繊維製である。銀繊維とは、フィラメント糸に銀メッキを施したものや、不織布又は織布等の布地の全体に銀メッキを施したものである。電極120は、平面視で矩形状であり、シート110及び粘着剤層111の開口部110A及び111Aよりも大きい。なお、電極120は、銀繊維にゲル等を塗布したウェット型の電極であってもよい。また、電極120は、銀メッキを施した銀繊維製に限らず、金等の銀以外の金属メッキを施した繊維製であってもよい。また、電極120は、繊維製のものに限らず、その他の形態の電極であってもよい。
電極120は、2つ(一対)設けられており、シート110の−Z方向側の粘着剤層111に、平面視でそれぞれ2つの開口部110A及び111Aと重なるように貼り付けられている。このため、導電性面ファスナ130を取り付けていない状態では、電極120は、+Z方向側から見ると開口部110A及び111Aから表出する。電極120の厚さは、一例として0.1mm〜10mmである。
導電性面ファスナ130は、導電性を有するマジックテープ(登録商標)であり、2つの電極120に対応して2つ(一対)設けられている。導電性面ファスナ130は、基部131と起毛部132を有し、電極120の銀繊維と同様に、フィラメント糸に銀メッキを施した繊維や布帛に銀メッキを施したもので構成される。導電性面ファスナ130は、第1導電性面ファスナの一例である。
基部131は、平面視でシート110の開口部110Aより少し小さなサイズを有する矩形状のナイロンやポリエステル等の化学繊維製の布地であり、銀メッキが全体に施されている。基部131は、平面視で開口部110A及び111Aの内部に配置される。基部131の+Z方向側の面には起毛部132が設けられている。導電性面ファスナ130は、一例としてメス型である。導電性面ファスナ130としてメス型を用いるのは、一般的に面ファスナはオス型よりメス型の方が柔らかいため、生体に貼り付けられる生体データ取得シート100に、より適しているからである。
基部131は、平面視でシート110及び粘着剤層111の開口部110A及び111Aと中心が合うように位置合わせをした状態で矩形環状の両面テープ135によって電極120に接合されている。すなわち、導電性面ファスナ130は、平面視で両面テープ135の中央にある開口部135Aの内部では電極120に直接的に接続されている。なお、基部131の厚さは、一例として0.1mm〜1mmである。
両面テープ135は、平面視で基部131より少し小さい矩形状であり、中央に矩形状の開口部135Aを有する。すなわち、両面テープ135は、平面視で矩形環状である。両面テープ135は、導電性を有していなくてよい。両面テープ135が開口部135Aを有するのは、電極120と導電性面ファスナ130の基部131とを直接的に接続して電気的な接続を確保するためである。
両面テープ135は、開口部110A及び111Aの内部で電極120及び基部131が重なり合う部分のうちの一部を貼り付けている。両面テープ135が貼り付けていない部分は、電極120と基部131とが直接接触するからである。
なお、両面テープ135は矩形環状に限らず円環状であってもよいし、環状ではなく、開口部110A及び111Aの内部で電極120及び基部131が重なり合う部分のうちの一部を貼り付ける矩形状やストライプ状等の形状であってもよい。
また、両面テープ135として導電性を有する両面テープを用いる場合には、開口部135Aを有していなくてもよい。
また、ここでは両面テープ135を用いる形態について説明するが、基部131は、平面視でシート110及び粘着剤層111の開口部110A及び111Aと中心が合うように位置合わせをした状態で、導電性を有する接着剤を使って電極120と接合されてもよい。
なお、両面テープ135を用いる場合は、導電性面ファスナ130と電極120とを接着剤で接合する場合に比べて、製造を簡略化できる。接着剤を使う場合は、接着剤が不要な場所に入り込まないように、注入量や注入位置を制御する必要がある。これに対し、両面テープ135を用いる場合は、接着剤に比べて簡単に製造できる。
起毛部132は、ナイロンやポリエステル等の化学繊維製であり、銀メッキが全体に施されている。起毛部132は、基部131が上述のように電極120に固定されることにより、開口部110A及び111Aから+Z方向に表出(露出)している。起毛部132は、シート110の+Z方向側の表面よりも+Z方向側に延在している。シート110の+Z方向側の表面は、第2面の一例である。なお、起毛部132の高さ(Z軸方向の長さ)は、一例として、0.1mm〜10mmである。
図4は、実施の形態の生体データ取得装置300を示す図である。図5は、図4のB−B矢視断面を示す図である。図4及び図5では、図1及び図2と同一のXYZ座標系を用いて説明する。
生体データ取得装置300は、生体データ取得シート100及びトランスミッタ200を含む。トランスミッタ200は、データ送信装置の一例であり、送信機210と、導電性面ファスナ220とを有する。
送信機210は、筐体211、端子212、送信部213、及びバッテリ214を有する。筐体211は、直方体状のケースであり、−Z方向側の表面に端子212が設けられるとともに、内部に送信部213が配置される。端子212は、送信部213に接続されており、生体データ取得シート100から生体信号が入力される入力端子である。端子212には、導電性面ファスナ220が接続される。
送信部213は、一例としてBluetooth(登録商標)規格の送信機器である。送信部213は、バッテリ214から供給される電力で駆動され、端子212を介して生体データ取得シート100から取得する生体信号(生体データ)をデジタル変換して、生体データ取得シート100及び/又は送信機210の識別子とともに送信する。
送信機210は、生体データ取得シート100によって取得される生体信号(生体データ)を導電性面ファスナ220を介して取得し、図示しないスマートフォン端末機、タブレットコンピュータ、又はPC(Personal Computer)等の情報処理装置に無線で送信する。
なお、送信機210は、無線通信で情報処理装置に生体信号(生体データ)を送信できる装置であればよく、一例としてBluetooth(登録商標)規格以外の無線通信の規格に対応したものであってもよい。例えば、3G(Third Generation)、LTE(Long Term Evolution)、4G(Fourth Generation)、又は5G(Fifth Generation)等の公衆回線やWLAN(Wireless Local Area Network)等であってもよい。
導電性面ファスナ220は、導電性を有するマジックテープ(登録商標)であり、2つの導電性面ファスナ130に対応して2つ(一対)設けられている。導電性面ファスナ220は、基部221と起毛部222を有し、導電性面ファスナ130と同様に全体に銀メッキが施されている。導電性面ファスナ220は、一例としてオス型の面ファスナであり、第2導電性面ファスナの一例である。
基部221は、平面視で導電性面ファスナ130の基部131と等しいサイズを有する矩形状のナイロンやポリエステル等の化学繊維製の布地であり、銀メッキが全体に施されている。基部221には、−Z方向側の面に起毛部222が設けられている。基部221は、送信機210の筐体211の−Z方向側の表面で端子212に接続された状態で、接着剤等によって筐体211の−Z方向側の表面に貼り付けられている。2つの導電性面ファスナ220のX方向の間隔は、2つの導電性面ファスナ130のX方向の間隔と等しい。
起毛部222は、ナイロンやポリエステル等の化学繊維製であり、銀メッキが全体に施されている。起毛部222は、基部221が筐体211の−Z方向側の表面に固定されることにより、筐体211の−Z方向側に延在している。
このような導電性面ファスナ220を有するトランスミッタ200は、導電性面ファスナ220の起毛部222を導電性面ファスナ130の起毛部132に係合させることによって、生体データ取得シート100に取り付けられる。
生体データ取得シート100を生体の胸部の肌に貼り付けると、電極120が胸部の肌に密着する。電極120は、導電性面ファスナ130、220を介してトランスミッタ200の送信機210の端子212に接続されているため、送信機210は、電極120で取得される生体データを入手することができる。
以上のように、生体データ取得シート100では、シート110は、ポリウレタンエラストマーや非塩化ビニール系のポリオレフィン等であり、粘着剤層111はアクリル系粘着剤等である。また、電極120は、銀繊維製であり、導電性面ファスナ130は、銀メッキが全体に施されたナイロンやポリエステル等の化学繊維製である。
各部の材質として上述のような材質を用いているのは、生体データ取得シート100を使い捨て型にするためである。生体データ取得シート100は、分解して分別することなく、廃棄可能である。また、シート110、粘着剤層111、電極120、導電性面ファスナ130を可燃ゴミとして廃棄可能である場合には、生体データ取得シート100をそのまま可燃ゴミとして廃棄可能である。
したがって、簡単に廃棄できる生体データ取得シート100を提供することができる。また、このように簡単に廃棄できる生体データ取得シート100を含む生体データ取得装置300を提供することができる。生体データ取得シート100を使い捨て型にして、トランスミッタ200は、例えばバッテリ214を交換又は充電して繰り返し利用すればよい。
また、生体データ取得シート100は、シート110が生体の肌に直接的に貼り付けられるため、生体が激しい運動をしても、生体データ取得シート100がずれることを抑制でき、電極120を一定の位置に貼り付けた状態を保持することができる。
このため、位置ずれ等によるノイズが生体信号に含まれることを抑制でき、状態の良好な生体信号(生体データ)を取得(検出)することができる。
また、電極120が配線等を介すことなく導電性面ファスナ130に直接的に接続されているため、生体が激しい運動をしてもノイズが生体信号に含まれることを抑制でき、状態の良好な生体信号(生体データ)を取得(検出)することができる。例えば、電極120が配線を介して導電性面ファスナ130に接続されていると、配線が静電容量を有するため、生体が運動等を行って動くと、静電容量が変動して生体信号にノイズが含まれるおそれがある。
生体データ取得シート100は、このような静電容量が変動によるノイズが生体信号に含まれることを抑制でき、状態の良好な生体信号(生体データ)を取得(検出)することができる。
また、電極120の厚さを厚くすると、生体データ取得シート100を生体に貼り付けたときに、電極120の厚さが薄い場合よりも電極120が肌に密着する力が強くなる。電極120が厚い分だけ、粘着剤層111によって生体の肌に貼り付けられるシート110によって生体の肌の方向に押圧される力が強くなるからである。このため、電極120の厚さは、粘着剤層111の粘着力を考慮して、最適な押圧力が得られるように設定してもよい。このように厚い電極120としては、例えば、3次元的に編み込んだ立体的な編み物や、3次元的に織り上げた立体的な織物に銀メッキを施した銀繊維を用いればよい。
また、図1乃至図3に示すように両面テープ135で導電性面ファスナ130の基部131と電極120とを貼り合わせる代わりに糸で縫い合わせることも可能である。しかしながら、糸で縫い合わせる形態よりも、両面テープ135で貼り合わせる方が製造工程を少なくできる。糸で縫い合わせる工程は、導電性面ファスナ130と電極120を重ね合わせる工程とは別の工程になるためである。
したがって、両面テープ135を用いる場合には、製造工程を少なくでき、容易に製造することができる。
なお、生体データ取得シート100を生体に貼り付ける前の状態では、シート110の粘着剤層111に保護フィルム等を貼り付けておけばよい。保護フィルムは、生体に貼り付ける際に容易に剥がせる構成であればよい。また、シート110の+Z方向側にも保護フィルム等を設けてもよい。
また、以上では、シート110が矩形状である形態について説明したが、シート110の平面視での形状は、楕円、菱形、平行四辺形等の様々な形状であってよい。
また、以上では、生体データとして心電データを取得する形態について説明したが、脳波やその他の生体データであってもよい。
また、電極120として多孔質型のフィルム等を用い、生体の肌に貼り付けられる側の表面に撥水処理加工を施し、さらにアクリル系又はウレタン系樹脂をコーティング又はプリントしてもよい。このようにすれば、電極120と肌との密着性を向上させることができるとともに、肌の蒸れを抑制することができる。このような多孔質型のフィルムとしては、例えば、株式会社共和のポリウレタンフィルムを用いることができる。
また、肌の蒸れを抑制するために、電極120として多孔質型のフィルムを用いる代わりに、透湿シートを用いてもよい。このような透湿シートとしては、例えば、湿気を通し、水は通さない微多孔質ポリオレフィン系フィルムを用いることができる。
また、図6に示す生体データ取得シート100Aのように電極120間の距離を長く取ってもよい。図6は、実施の形態の第1変形例の生体データ取得シート100Aを示す図である。生体データ取得シート100Aは、電極120間の距離を長く取ったこと以外は、図1乃至図5に示す生体データ取得シート100と同様である。図6では、一例として電極120間の距離を図1の3倍程度にしてある。電極120間の距離は、検出される生体の心電波形の大きさが所定レベル以上となる距離である。所定レベルは、検出される心電波形の信号レベルが所定レベル以上になると、心電波形を検出する精度が高まるレベルである。電極120間の距離は、生体の胸部に貼り付ける位置や体格の大きさ等に応じて設定してもよい。
また、図7に示す生体データ取得装置300Bの生体データ取得シート100Bのように、シート110Bに凸部112を設けてもよい。図7は、実施の形態の第2変形例の生体データ取得装置300Bを示す図である。生体データ取得装置300Bは、生体データ取得シート100B及びトランスミッタ200を含む。
生体データ取得シート100Bは、シート110B、一対の電極120、及び、一対の導電性面ファスナ130を有する。生体データ取得シート100Bは、図1乃至図5に示すシート110の代わりにシート110Bを含む。
シート110Bは、図1乃至図5に示すシート110に対して、2つの開口部110Aの中央に+Z方向側の表面から突出する凸部112を追加した構成を有する。このような凸部112は、導電性面ファスナ130と導電性面ファスナ220との位置ずれによる短絡を抑制するために設けられている。例えば、片方の導電性面ファスナ220が2つの導電性面ファスナ130を跨るように接続されると、2つの導電性面ファスナ130が短絡するおそれがある。このような短絡を抑制するために、凸部112を設けることにより、相対的な位置ずれによって片方の導電性面ファスナ220が2つの導電性面ファスナ130を跨ることが生じないようにしている。
また、凸部112の代わりに、トランスミッタ200の筐体211の−Z方向側の表面に凸部を設けてもよい。また、生体データ取得シート100とトランスミッタ200に位置合わせ用の目印を設けてもよいし、トランスミッタ200の筐体211の−Z方向側の表面に、凸部112を挿入する凹部を設けてもよい。
また、2つの導電性面ファスナ130同士のX方向の間隔と、2つの導電性面ファスナ220同士のX方向の間隔を導電性面ファスナ130、220のX方向の幅よりも大きくすることによって、短絡が生じないような構成にしてもよい。
図8は、実施の形態の第3変形例の生体データ取得シート100Cを示す図である。生体データ取得シート100Cは、図1に示す生体データ取得シート100における両面テープ135の代わりに、糸135Cを用いて基部131と電極120を縫い合わせた構成を有する。
糸135Cの縫い目は、開口部110A及び111Aの開口のすぐ内側で開口に沿って矩形状に設けられている。このため、糸135Cによって縫い合わされる領域を大きく取ることができ、導電性面ファスナ130の基部131と電極120の接合強度を高めることができる。
なお、糸135Cは銀メッキが施されていても、施されていなくてもどちらでもよいが、銀メッキが施されている場合には、導電性面ファスナ130と電極120の電気的な接続をより信頼性が高い状態で実現することができる。上述のように、糸135Cで電極120と基部131を縫い合わせる形態よりも両面テープ135(図1乃至図3参照)で貼り合わせる方が製造が容易であるが、糸135Cで縫い合わせてもよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態の生体データ取得シート、及び、生体データ取得装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
100、100A、100C 生体データ取得シート
110 シート
110A 開口部
111 粘着剤層
111A 開口部
120 電極
130 導電性面ファスナ
200 トランスミッタ
210 送信機
220 導電性面ファスナ
300、300B 生体データ取得装置

Claims (8)

  1. 第1面に設けられる粘着剤を有し、前記第1面が生体に貼り付けられるシートと、
    前記シートの前記第1面の一部に設けられる一対の電極と、
    前記シートの第2面側に設けられ、前記シートの開口部を介して前記一対の電極にそれぞれ接続される一対の導電性面ファスナと
    を含む、生体データ取得シート。
  2. 前記一対の電極と前記一対の導電性面ファスナとは、それぞれ、前記開口部の内部で重なり合う部分のうちの一部が両面テープで貼り付けられている、請求項1記載の生体データ取得シート。
  3. 前記一対の電極と前記一対の導電性面ファスナとは、それぞれ、糸で縫い合わされている、請求項1又は2記載の生体データ取得シート。
  4. 前記一対の導電性面ファスナの間に設けられ、前記シートの前記第2面から突出する凸部をさらに含む、請求項1乃至3のいずれか一項記載の生体データ取得シート。
  5. 前記シートは透湿性を有する、請求項1乃至4のいずれか一項記載の生体データ取得シート。
  6. 前記一対の電極間の距離は、検出される前記生体の心電波形の大きさが所定レベル以上になる距離である、請求項1乃至5のいずれか一項記載の生体データ取得シート。
  7. 第1面に設けられる粘着剤を有し、前記第1面が生体に貼り付けられるシートと、
    前記シートの前記第1面の一部に設けられる一対の電極と、
    前記シートの第2面側に設けられ、前記シートの開口部を介して前記一対の電極にそれぞれ接続される一対の第1導電性面ファスナと、
    前記一対の第1導電性面ファスナとそれぞれ係合される一対の第2導電性面ファスナと、
    前記一対の第2導電性面ファスナに接続され、前記一対の電極を介して取得される生体データを無線で送信する送信機と
    を含む、生体データ取得装置。
  8. 前記送信機は、前記一対の第2導電性面ファスナの間から突出する凸部を有する、請求項7記載の生体データ取得装置。
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