JP6220633B2 - 捕球用グローブ - Google Patents

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Description

本発明は、野球およびソフトボールを行う際に用いる捕球用のグローブの技術に関する。
従来、野球やソフトボールの競技者が利き手と反対側の手に装着して使用するグローブとしては、手袋状のグローブ本体と、捕球用ウェブと、を革紐で連結して構成されるものが広く用いられており、例えば、以下に示す特許文献1に、当該グローブが開示されている。
そして、特許文献1に示されるような従来のグローブは、前記グローブ本体が、手袋状の内袋と、手袋状の外袋によって構成されるのが一般的である。
前記内袋は、型に合わせて切り取られた所定の形状を有する複数の皮革を、糸で縫い合わせて手袋状に構成したものであり、さらに、その手袋状の内袋に対しては、補強や衝撃吸収等のための芯材等が糸で縫い合わされることが一般的である。
また前記外袋は、手のひら側を覆い捕球面を形成する部材である手掌側部材と、手の甲側を覆う部材である手甲側部材で構成され、各部材は、型に合わせて切り取られた所定の形状を有する複数の皮革を、ハミダシと呼ばれる革部材等を介しつつ、糸で縫い合わせて構成されるのが一般的である。
特開2009−291239号公報
従来、グローブを構成する各部材を縫合するのに使用している糸は、捕球回数が多くなると損傷・劣化等し切れることがある。このため、糸切れに起因する破損が生じにくく、より高い耐久性を有するグローブに対するニーズが存在している。
グローブの耐久性を高める方法としては、損傷しやすい部位に当て革を設ける等の対策が従来とられてきたが、この場合、グローブの重量が重くなり、また可撓性も悪くなることによって、操作性を阻害するという問題があった。
また、グローブを構成する複数の皮革は、型に合わせて切り取られるものであるが、その型の違いによって、最終的に製造されるグローブの形状が決まってくるものであり、その形状が操作感や使い心地を左右するものであるから、その型には、グローブの製造者が長年蓄積してきたノウハウが集約されている。
しかしながら近年、完成したグローブを複数の皮革に分解することで、皮革の形状から型形状をリバースエンジニアリングの手法によって推定し、グローブの模倣品が製造される事案が確認されるようになってきている。
本発明は、斯かる現状の課題を鑑みてなされたものであり、グローブの耐久性の向上を図りつつ、分解することが困難であり、模倣を防止できる捕球用グローブを提供することを目的としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、型に沿って切り取った複数の皮革を糸で縫合して手袋状に構成した内袋と、型に沿って切り取った複数の皮革を糸で縫合して作製した、手のひら側を構成する手掌側部材と、手の甲側を構成する手甲側部材と、を連結して手袋状に構成した外袋と、を備え、前記外袋の内部に前記内袋を挿設して構成する捕球用グローブであって、前記内袋の縫合に使用する前記糸が、アラミド繊維からなるものである。
請求項2においては、型に沿って切り取った複数の皮革を糸で縫合して手袋状に構成した内袋と、型に沿って切り取った複数の皮革を糸で縫合して作製した、手のひら側を構成する手掌側部材と、手の甲側を構成する手甲側部材と、を連結して手袋状に構成した外袋と、を備え、前記外袋の内部に前記内袋を挿設して構成する捕球用グローブであって、前記外袋の縫合に使用する前記糸が、アラミド繊維からなるものである。
請求項3においては、型に沿って切り取った複数の皮革を糸で縫合して手袋状に構成した内袋と、型に沿って切り取った複数の皮革を前記糸で縫合して作製した、手のひら側を構成する手掌側部材と、手の甲側を構成する手甲側部材と、を連結して手袋状に構成した外袋と、を備え、前記外袋の内部に前記内袋を挿設して構成する捕球用グローブであって、前記糸が、アラミド繊維からなるものである。
請求項4においては、前記アラミド繊維からなる前記糸は、フィラメント糸であるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1〜4においては、糸切れに起因するグローブの破損を生じにくくするとともに、グローブが分解されるのを防止することができる。
またこれにより、グローブの耐久性の向上を図りつつ、グローブの型形状が模倣され、グローブの模倣品が製造されるのを防止することができる。
本発明の一実施形態に係るグローブを示す正面図。 本発明の一実施形態に係るグローブを示す背面図。 本発明の一実施形態に係るグローブを示す図1におけるX方向視図。 グローブを構成する内袋を示す図、(a)全体図、(b)糸による縫合状態を示す模式図。 グローブの外袋を構成する手掌側部材を示す図、(a)全体図、(b)糸による縫合状態を示す模式図。 グローブの外袋を構成する手甲側部材を示す図、(a)全体図、(b)糸による縫合状態を示す模式図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず始めに、本発明の一実施形態に係るグローブの全体構成について説明をする。
図1および図2は、本発明の一実施形態に係るグローブ1の全体構成を示している。
グローブ1は、右利きの競技者が左手に装着して使用する(右利き用の)グローブであり、グローブ本体2とウェブ部材3と、を備え、手袋状のグローブ本体2における親指に対応する部位と人差し指に対応する部位の間に、革紐8を用いて、ウェブ部材3を張設する構成としている。
図1〜図3に示すように、グローブ1のグローブ本体2は、内袋4と外袋5によって構成され、さらに外袋5は、手掌側部材6と手甲側部材7によって構成される。
そして、図2および図3に示すように、内袋4を外袋5の内部に挿入した状態で、革紐8・8・・・で内袋4と外袋5を連結し、手袋状のまま内袋4と外袋5を一体化させることによって、グローブ本体2を構成する。
また、グローブ本体2における革と革のつなぎ目部分には、適宜ハミダシ9・9・・・を配置しており、ハミダシ9・9・・・によって、グローブ1を立体的な形状に形成することを可能にするとともに、ハミダシ9がグローブ1における意匠上のアクセントにもなっている。
次に、内袋4の構造について、さらに詳細に説明をする。
図4(a)に示すように、グローブ本体2を構成する内袋4は、左手の各指に対応した5つの袋状部である親指部41、人差し指部42、中指部43、薬指部44、小指部45を備えている。
親指部41は、略手のひら状の形状を有する基材46の親指に対応する部位に対して親指部材41aを縫合することによって形成される。
親指部材41aは、親指形状に対応する内袋4用の型を用いて切り出した所定形状を有する皮革であり、また基材46は、手のひら形状に対応する内袋4用の型を用いて切り出した所定形状を有する皮革である。
親指部材41aと基材46は、図4(b)に示すように、親指を挿入可能な空間を形成するように重ねながら、その周囲(点線の位置)を、糸11で縫合される。
尚、グローブ1の製造における糸による縫合は、皮革用ミシンを用いて行う(以下同じ)。
人差し指部42は、基材46の人差し指に対応する部位に対して人差し指部材42aを縫合することによって形成される。
人差し指部材42aは、人差し指形状に対応する内袋4用の型を用いて切り出した所定形状を有する皮革である。
人差し指部材42aと基材46は、図4(c)に示すように、人差し指を挿入可能な空間を形成しながら重ね合わされ、その周囲(点線の位置)を、糸11で縫合される。
また、人差し指部42の捕球面側には、補強や衝撃吸収のための部材である芯材10が付設されている。
そして、人差し指部材42aと基材46を縫合した部材に対して、さらに図4(c)に示すように、芯材10が重ね合わされ、さらにその周囲(点線の位置)を、糸11で縫合される。
中指部43は、基材46の中指に対応する部位に対して中指部材43aを縫合することによって形成される。
中指部材43aは、中指形状に対応する内袋4用の型を用いて切り出した所定形状を有する皮革である。
また、中指部43の捕球面側には、人差し指部42と同様に芯材10が付設されている(図4(c)参照)。
薬指部44は、基材46の薬指に対応する部位に対して薬指部材44aを縫合することによって形成される。
薬指部材44aは、薬指形状に対応する内袋4用の型を用いて切り出した所定形状を有する皮革である。
また、薬指部44の捕球面側には、人差し指部42と同様に芯材10が付設されている(図4(c)参照)。
小指部45は、基材46の小指に対応する部位に対して小指部材45aを縫合することによって形成される(図4(b)参照)。
小指部材45aは、小指形状に対応する内袋4用の型を用いて切り出した所定形状を有する皮革である。
そして、内袋4では、各部材41a・42a・43a・44a・45aと基材46および芯材10の縫合に用いる糸11が、アラミド繊維からなる糸であり、図4(a)中において点線で示している縫合位置において、アラミド繊維製の糸11により、前記各部を縫合する構成としている。
アラミドとは、芳香族骨格のみで構成されるポリアミドのことであり、アラミド繊維は、高強度および高耐熱性を有している。
内袋4の製造において使用しているアラミド繊維製の糸11は、番手が#7のフィラメント糸であり、200(N)以上の引張強度を有している。
このようなアラミド繊維製の糸11は、従来のグローブ縫合用の糸に比して圧倒的に高い強度を有しているため、繰り返し捕球を行ったとしても、糸11の損傷および劣化に起因して内袋4が破損するような事態が、従来に比して生じにくくなっている。
また、アラミド繊維製の糸11は、従来のグローブに用いられる糸を切断するためのハサミでは切断することがほぼ不可能であるため、アラミド繊維製の糸11で縫合し製造された内袋4を、各部材41a・42a・43a・44a・45a・46に分解することは、ほぼ不可能である。
次に、外袋5の構造について、さらに詳細に説明をする。
前述したように、外袋5は、手掌側部材6と手甲側部材7によって構成される。
図5(a)に示すように、グローブ本体2における外袋5を構成する手掌側部材6は、左手の各指に対応した5つの袋状部である親指部61、人差し指部62、中指部63、薬指部64、小指部65を備えている。
尚、図5(a)は、手掌側部材6の構成の理解を容易にするため、通常の使用状態の形態ではなく、該手掌側部材6を裏返しにし、縫い目を表した形態を示している図である。
即ち、図5(a)において表面に現れている面は、通常の使用状態では袋の内側となる部位である。
親指部61は、略手のひら状の形状を有する基材66の親指に対応する部位に対して一対の親指部材61a・61bを縫合するとともに、一対の親指部材61a・61bを、ハミダシ9を介して縫合することによって形成される。
一対の親指部材61a・61bは、親指形状に対応する手掌側部材6用の型を用いて切り出した所定形状を有する皮革である。
親指部材61a・61bと基材66は、図5(b)に示すように、親指を挿入可能な空間を形成しながら重ね合わされた状態で、その周囲(点線の位置)を糸11で縫合される。
また、親指部材61aと親指部材61bは、図5(b)に示すように、ハミダシ9を挟んだ状態で、点線の位置において糸11で縫合される。
人差し指部62は、基材66の人差し指に対応する部位に対して一対の人差し指部材62a・62bを縫合するとともに、一対の人差し指部材62a・62bを、ハミダシ9を介して縫合することによって形成される(図5(b)参照)。
一対の人差し指部材62a・62bは、人差し指形状に対応する手掌側部材6用の型を用いて切り出した所定形状を有する皮革である。
中指部63は、基材66の中指に対応する部位に対して一対の中指部材63a・63bを縫合するとともに、一対の中指部材63a・63bを、ハミダシ9を介して縫合することによって形成される(図5(b)参照)。
一対の中指部材63a・63bは、中指形状に対応する手掌側部材6用の型を用いて切り出した所定形状を有する皮革である。
薬指部64は、基材66の薬指に対応する部位に対して一対の薬指部材64a・64bを縫合するとともに、一対の薬指部材64a・64bを、ハミダシ9を介して縫合することによって形成される(図5(b)参照)。
一対の薬指部材64a・64bは、薬指形状に対応する手掌側部材6用の型を用いて切り出した所定形状を有する皮革である。
小指部65は、基材66の小指に対応する部位に対して一対の小指部材65a・65bを縫合するとともに、一対の小指部材65a・65bを、ハミダシ9を介して縫合することによって形成される(図5(b)参照)。
一対の小指部材65a・65bは、小指形状に対応する手掌側部材6用の型を用いて切り出した所定形状を有する皮革である。
そして、手掌側部材6では、各部材61a・61b・62a・62b・63a・63b・64a・64b・65a・65bと基材66およびハミダシ9・9・・・の縫合の用いる糸は、アラミド繊維からなる糸11である。
即ち、手掌側部材6は、図5(a)中において点線で示す縫合位置において、アラミド繊維製の糸11により、前記各部材を縫合することにより構成される。
尚、図5(a)では、図5(a)上で視認できる縫合部位のみを図示しているが、手掌側部材6では、その他の図5(a)上で視認できない縫合部位についても、アラミド繊維製の糸11で縫合している。
手掌側部材6の製造においては、内袋4の製造に使用するのと同じ糸11(#7のフィラメント糸)を使用しているため、糸11の損傷および劣化に起因して手掌側部材6が破損するような事態が、従来に比して生じにくく、また、糸11で縫合し製造された手掌側部材6を、各部材61a・61b・62a・62b・63a・63b・64a・64b・65a・65b・66とハミダシ9・9・・・に分解することは、ほぼ不可能である。
図6(a)に示すように、グローブ本体2における外袋5を構成する手甲側部材7は、左手の各指(親指以外)に対応した4つの部位である人差し指部72、中指部73、薬指部74、小指部75を備えている。
尚、親指の手の甲側を覆う部材は、前述した手掌側部材6において一体的に形成されている。
また、図6(a)は、手甲側部材7の構成の理解を容易にするため、通常の使用状態における表側ではなく、該手甲側部材7の裏面を表したものであり、通常の使用状態では内側に隠蔽されてしまう縫い目が現れるようにしている。
人差し指部72は、一対の人差し指部材72a・72bを、ハミダシ9を介して縫合することによって形成される。
一対の人差し指部材72a・72bは、人差し指形状に対応する手甲側部材7用の型を用いて切り出した所定形状を有する皮革である。
また、中指部73は、一対の中指部材73a・73bを、ハミダシ9を介して縫合することによって形成される。
一対の中指部材73a・73bは、中指形状に対応する手甲側部材7用の型を用いて切り出した所定形状を有する皮革である。
中指部材73a・73bとハミダシ9は、図6(b)に示すように、ハミダシ9を挟んだ状態で、点線の位置において、糸11で縫合される。
薬指部74は、一対の薬指部材74a・74bを、ハミダシ9を介して縫合することによって形成される。
一対の薬指部材74a・74bは、薬指形状に対応する手甲側部材7用の型を用いて切り出した所定形状を有する皮革である。
小指部75は、一対の小指部材75a・75bを、ハミダシ9を介して縫合することによって形成される。
一対の小指部材75a・75bは、小指形状に対応する手甲側部材7用の型を用いて切り出した所定形状を有する皮革である。
そして、手甲側部材7では、各部材72a・72b・73a・73b・74a・74b・75a・75bとハミダシ9・9・・・の縫合に用いる糸11が、アラミド繊維からなる糸である。
即ち、手甲側部材7は、図6(a)中において点線で示す縫合位置で、前記各部材をアラミド繊維製の糸11で縫合することにより構成される。
尚、図6(a)では、図6(a)上で視認できる縫合部位のみを図示しているが、手甲側部材7では、その他の図6(a)上で視認できない縫合部位についても、アラミド繊維製の糸11で縫合している。
手甲側部材7の製造においては、内袋4や手掌側部材6の製造に使用するのと同じ糸11(#7のフィラメント糸)を使用しているため、糸11の損傷および劣化に起因して手甲側部材7が破損するような事態が、従来に比して生じにくく、また、糸11で縫合し製造された手甲側部材7を、各部材72a・72b・73a・73b・74a・74b・75a・75bとハミダシ9・9・・・に分解することは、ほぼ不可能である。
そして外袋5は、このようにして作製される手掌側部材6と手甲側部材7を、縫合したり、あるいは、革紐8を用いて連結したりして、内袋4を挿入可能な手袋状の形態として構成される。
尚、このときの手掌側部材6と手甲側部材7の縫合についても、アラミド繊維製の糸11を用いて行い、手掌側部材6と手甲側部材7の縫合部位には適宜ハミダシ9を挟み込む構成としている。
本発明の一実施形態に係るグローブ1は、上記のようにして作製される外袋5の内部に内袋4を挿設することによって構成される。
内袋4と外袋5は、適宜革紐8を用いて連結して、あるいは、部分的にはアラミド繊維製の糸11を用いて縫合して、手袋状に一体化される。
即ち、本発明の一実施形態に係るグローブ1は、型に沿って切り取った複数の皮革を糸11で縫合して手袋状に構成した内袋4と、型に沿って切り取った複数の皮革を糸11で縫合して作製した、手のひら側を構成する手掌側部材6と、手の甲側を構成する手甲側部材7と、を連結して手袋状に構成した外袋5と、を備え、外袋5の内部に内袋4を挿設して構成するものであって、糸11が、アラミド繊維からなるものである。
そして、グローブ1では、内袋4と外袋5の両方の縫合を、アラミド繊維製の糸11で行っているが、内袋4か外袋5のいずれか一方が、アラミド繊維製の糸11で縫合される構成も採用できる。
さらに、本発明の一実施形態に係るグローブ1は、アラミド繊維からなる糸11として、フィラメント糸を用いている。
このような構成により、糸切れに起因するグローブ1の破損を生じにくくするとともに、グローブ1が分解されるのを防止することができる。
そして、グローブ1の耐久性の向上を図りつつ、グローブ1を構成する各部材を切り出すのに使用する型形状が模倣され、グローブ1の模倣品が製造されるのを防止することができる。
尚、本実施形態では、内野手用(あるいはオールラウンド用)のグローブ1を例示して説明を行っているが、本発明に係るグローブの用途をこれに限定するものではなく、投手用、捕手用、一塁手用、外野手用等のその他の各用途に用いるグローブについても、アラミド繊維からなる糸で縫合する構成とすることができる。
また、本実施形態で示すグローブ1は、グローブ1内部の縫合にアラミド繊維製の糸11を用いているが、グローブ1の外観に現れる化粧糸等で縫う部分や、本実施形態で例示しなかった各部の縫合についても、アラミド繊維製の糸を用いることができるのは言うまでもない。
さらに、本実施形態で示すグローブ1は、各部の縫合を全て同じアラミド繊維製の糸11により行っているが、縫合部位の特性に応じて、アラミド繊維製の糸の番手を変えてもよい。
1 グローブ
2 グローブ本体
4 内袋
5 外袋
6 手掌側部材
7 手甲側部材
10 芯材

Claims (4)

  1. 型に沿って切り取った複数の皮革を糸で縫合して手袋状に構成した内袋と、
    型に沿って切り取った複数の皮革を糸で縫合して作製した、手のひら側を構成する手掌側部材と、手の甲側を構成する手甲側部材と、を連結して手袋状に構成した外袋と、
    を備え、
    前記外袋の内部に前記内袋を挿設して構成する捕球用グローブであって、
    前記内袋の縫合に使用する前記糸が、
    アラミド繊維からなる、
    ことを特徴とする捕球用グローブ。
  2. 型に沿って切り取った複数の皮革を糸で縫合して手袋状に構成した内袋と、
    型に沿って切り取った複数の皮革を糸で縫合して作製した、手のひら側を構成する手掌側部材と、手の甲側を構成する手甲側部材と、を連結して手袋状に構成した外袋と、
    を備え、
    前記外袋の内部に前記内袋を挿設して構成する捕球用グローブであって、
    前記外袋の縫合に使用する前記糸が、
    アラミド繊維からなる、
    ことを特徴とする捕球用グローブ。
  3. 型に沿って切り取った複数の皮革を糸で縫合して手袋状に構成した内袋と、
    型に沿って切り取った複数の皮革を前記糸で縫合して作製した、手のひら側を構成する手掌側部材と、手の甲側を構成する手甲側部材と、を連結して手袋状に構成した外袋と、
    を備え、
    前記外袋の内部に前記内袋を挿設して構成する捕球用グローブであって、
    前記糸が、
    アラミド繊維からなる、
    ことを特徴とする捕球用グローブ。
  4. 前記アラミド繊維からなる前記糸は、
    フィラメント糸である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の捕球用グローブ。
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