JP6219041B2 - 不要マット処理支援方法,不要マット処理支援システム,不要マット処理支援装置,プログラム,及び記録媒体 - Google Patents

不要マット処理支援方法,不要マット処理支援システム,不要マット処理支援装置,プログラム,及び記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP6219041B2
JP6219041B2 JP2013050274A JP2013050274A JP6219041B2 JP 6219041 B2 JP6219041 B2 JP 6219041B2 JP 2013050274 A JP2013050274 A JP 2013050274A JP 2013050274 A JP2013050274 A JP 2013050274A JP 6219041 B2 JP6219041 B2 JP 6219041B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mat
replacement
unnecessary
information
article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013050274A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014174971A (ja
Inventor
滋之 西川
滋之 西川
光洋 杉本
光洋 杉本
前田 浩
浩 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KLEEN-TEX, JAPAN, INC.
Original Assignee
KLEEN-TEX, JAPAN, INC.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KLEEN-TEX, JAPAN, INC. filed Critical KLEEN-TEX, JAPAN, INC.
Priority to JP2013050274A priority Critical patent/JP6219041B2/ja
Publication of JP2014174971A publication Critical patent/JP2014174971A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6219041B2 publication Critical patent/JP6219041B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、不要マット処理支援方法,不要マット処理支援システム,不要マット処理支援装置,プログラム,及び記録媒体に係り、特に、レンタル事業ユーザを含むマットユーザにおいて廃棄対象又は不必要対象とされた不要マットを処理する行為に対して好適に適用できる、不要マット処理支援方法,不要マット処理支援システム,不要マット処理支援装置,プログラム,及び記録媒体に関する。
マットは、例えば建物入り口の床敷き用として、店舗,事業所,又はマットレンタル業者等であるマットユーザに利用されている。
マットユーザの内、マットレンタル業者以外の一般の店舗や事業所等なるユーザ(以下、一般ユーザとも称する)は、マット製造業者から売り切り用のマットを購入して使用するのが一般的である。
また、マットレンタル業者なるユーザ(以下、レンタル事業ユーザとも称する)は、マット製造業者からレンタル用のマットを購入し、購入したレンタル用のマットを、店舗や事業所等に対して貸し出し、定期的に、使用したマットを回収する共に新しいマットを再提供するマットレンタルサービスを行っている。
このマットレンタルサービスにおいて、レンタル事業ユーザは、回収した使用済みマットを、クリーニングして新しいマットとして再提供することで、繰り返し使用する。このため、通常、レンタル用のマットは、売り切り用のマットよりも耐久性等に優れるものとして製造されている。
また、例えばマットレンタルサービスにおいて、レンタル用のマットの管理を正確に行う等のために、各マットに、そのマット固有の識別情報を割り当てたRFチップを埋め込む技術が知られている。
これらのマットレンタルサービス及びRFチップを埋め込んだマットの一例が、本出願人が出願した特許文献1に記載されている。
特許第2631188号公報
通常、売り切り用及びレンタル用のマットは、マット製造業者により製造され、それぞれ一般ユーザ及びレンタル事業ユーザに有償で納入されている。
一般ユーザは、マットが長期使用を経て傷む等により継続した使用に耐えられなくなったと判断すると不要マットとする。
また、レンタル事業ユーザは、マットが繰り返し使用を経て傷む等により次の使用に耐えられなくなったと判断すると不要マットとする。
この不要マットは、上述のような所謂寿命となり不要とされたものに限らず、継続使用が可能ながらも、汚れ等により特定の場所での使用に適さなくなったものや、配置場所の取り壊し等により設置の必要がなくなって不要とされたものも含まれる。
一般ユーザ及びレンタル事業ユーザは、不要マットを、通常廃棄処理とする。この処理にかかる費用は、一般ユーザ及びレンタル事業ユーザの負担となっている。
また、不要マットを廃棄処理した場合、廃棄したマットと入れ替えるマットが必要な場合は、新品のマットをマット製造業者から購入するための購入費用が発生する。
また、廃棄費用及び購入費用の負担以外に、不要マットを廃棄業者に搬入するための負担(費用及び工数)も発生する。
すなわち、一般ユーザ及びレンタル事業ユーザが不要マットを廃棄処理する際には、廃棄,購入,及び運搬に関する費用負担が発生する。
一般ユーザ及びレンタル事業ユーザにとって、この不要マットの処理に伴う負担は少なくない。特に、レンタル事業ユーザの場合は、レンタル事業ユーザのみならず、マットレンタルサービス業界全体として、その発展を妨げる要因の一つになり得ることが懸念されている。
また、廃棄処理にかかる費用負担を逃れるためにマットが不法投棄され、環境に必要以上の負荷を与えてしまうことも懸念される。
そのため、不要マットの処理に伴う一般ユーザ及びレンタル事業ユーザの負担が軽減し、環境負荷を抑制しつつマットユーザ及びレンタルサービス業界全体の発展が促進されることが望まれている。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、不要マットの処理に伴うレンタル事業ユーザの負担を軽減し、環境負荷を抑制しつつマットレンタルサービス業界全体の発展を促進する、不要マット処理支援方法,不要マット処理支援システム,不要マット処理支援装置,プログラム,及び記録媒体を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の手順、構成等を有する。
1) マットユーザにおいて生じた不要マットの処理を支援するための不要マット処理支援方法であって、
前記マットユーザ側のクライアント端末と、
前記マットユーザと前記不要マットの入れ替え対象となる入れ替え物品との対応を示す入れ替え物品情報を記憶したデータベース、前記入れ替え物品それぞれに設定された前記不要マットとの入れ替え数量を規定する換算比率を記憶した換算テーブル、前記入れ換え物品の前記入れ替え数量を前記換算テーブルを参照して求める換算部、及び前記データベースから前記入れ替え物品を抽出する入れ替え品抽出部、を有するサーバ側コンピュータと、
がネットワークで接続可能とされており、
前記サーバ側コンピュータに、前記クライアント端末から、前記不要マットの処理依頼、処理する前記不要マットの質量を示す質量情報、及び前記処理依頼の依頼元となる前記マットユーザを特定するユーザ特定情報が入来した場合に、
前記入れ替え品抽出部が、前記データベースから、前記ユーザ特定情報で特定される前記マットユーザに対応した前記入れ替え物品を抽出するステップと、
前記サーバ側コンピュータが、抽出した前記入れ替え物品を示す物品情報を前記ネットワークに送出する物品情報送出ステップと、を実行し、
前記クライアント端末から、前記物品情報送出ステップで送出した前記物品情報の中から選択された入れ替えを希望する前記入れ替え物品の情報が入来した場合に、
前記換算部が、入れ替えが希望された前記入れ替え物品の入れ替え数量を、前記質量情報及び換算テーブルを参照して得たところの前記入れ替えが希望された前記入れ替え物品に設定された換算比率に基づいて求める換算ステップと、
前記サーバ側コンピュータが、前記換算ステップで求めた前記入れ替え物品の入れ替え数量を数量情報として前記ネットワークに送出する入れ替え数量送出ステップと、
を実行することを特徴とする不要マット処理支援方法である。
2) 前記物品情報に示された前記入れ替え物品にリサイクルマットを含めたことを特徴とする1)に記載の不要マット処理支援方法である。
) マットユーザにおいて生じた不要マットの処理を支援する不要マット処理支援システムであって、
ネットワークで接続可能とされた、クライアント端末及びサーバ側コンピュータを備え、
前記サーバ側コンピュータは、前記マットユーザと前記不要マットの入れ替え対象となる入れ替え物品との対応を示す入れ替え物品情報を記憶したデータベース、前記入れ替え物品それぞれに設定された前記不要マットとの入れ替え数量を規定する換算比率を記憶した換算テーブル、前記入れ換え物品の前記入れ替え数量を前記換算テーブルを参照して求める換算部、及び、前記データベースから前記入れ替え物品を抽出する入れ替え品抽出部、を有し、
前記入れ替え品抽出部は、前記クライアント端末から、前記不要マットの処理依頼、処理する前記不要マットの質量を示す質量情報、及び前記処理依頼の依頼元となる前記マットユーザを特定するユーザ特定情報が入来した場合に、前記データベースから、前記ユーザ特定情報で特定される前記マットユーザに対応した前記入れ替え物品を抽出し、抽出した前記入れ替え物品を示す物品情報を前記ネットワークに送出し、
前記換算部は、前記クライアント端末から、処理する前記不要マットの質量を示す質量情報と、入れ替えが希望された前記入れ替え物品の情報と、が入来した場合に、前記質量情報と、前記希望された前記入れ替え物品に対応づけられた換算比率と、に基づいて前記希望された前記入れ替え物品の入れ替え数量を求め、求めた前記入れ替え数量を数量情報として前記ネットワークに送出するよう構成されていることを特徴とする不要マット処理支援システムである。
) 前記入れ替え物品情報に示された前記入れ替え物品にリサイクルマットが含まれていることを特徴とする)に記載の不要マット処理支援システム。
) 前記サーバ側コンピュータは、前記不要マットがRFIDプレートを備えたレンタルマットであって、前記RFIDプレートにレンタル回数を示すレンタル回数情報が記憶されている場合に、
前記RFIDプレートから前記レンタル回数情報を読み出すと共に、前記レンタル回数情報に基づいて、前記レンタルマットを廃棄対象とするか否かを判定するRFIDプレート情報評価部を備えていることを特徴とする)又は)に記載の不要マット処理支援システム。
) マットユーザにおいて生じた不要マットの処理を支援する不要マット処理支援装置であって、
ネットワークに接続するための送受信部と、データベースとの間で情報を授受する入れ替え品抽出部と、処理する前記不要マットの入れ替え対象となる入れ替え物品の入れ替え数量を求める換算部と、を備え、
前記データベースには、前記マットユーザと前記不要マットの入れ替え対象となる入れ替え物品との対応を示す入れ替え物品情報と、前記入れ替え物品それぞれに設定された前記不要マットとの入れ替え数量を規定する換算比率と、が記憶されており、
前記入れ替え品抽出部は、前記送受信部を介して、前記不要マットの処理依頼及び前記処理依頼の依頼元となる前記マットユーザを特定するユーザ特定情報が入来した場合に、前記データベースから、前記ユーザ特定情報で特定される前記マットユーザに対応した前記入れ替え物品を抽出して前記送受信部を介して前記ネットワークに送出し、
前記換算部は、前記送受信部を介して、処理する前記不要マットの質量を示す質量情報と、入れ替えが希望された前記入れ替え物品の情報と、が入来した場合に、前記質量情報と、前記希望された前記入れ替え物品に対応づけられた換算比率と、に基づいて前記希望された前記入れ替え物品の入れ替え数量を求め、数量情報として前記送受信部を介し前記ネットワークに送出するよう構成されていることを特徴とする不要マット処理支援装置である。
) 前記物品情報に示された前記入れ替え物品にリサイクルマットが含まれていることを特徴とする)に記載の不要マット処理支援装置である。
) 前記不要マットがRFIDプレートを備えたレンタルマットであって、前記RFIDプレートにレンタル回数を示すレンタル回数情報が記憶されている場合に、
前記RFIDプレートから前記レンタル回数情報を読み出すと共に、前記レンタル回数情報に基づいて、前記レンタルマットを廃棄対象とするか否かを判定するRFIDプレート情報評価部を備えていることを特徴とする)又は)に記載の不要マット処理支援装置である。
) マットユーザにおいて生じた不要マットの処理を支援するために、ネットワークに接続可能で、かつ前記マットユーザと前記不要マットの入れ替え対象となる入れ替え物品との対応を示す入れ替え物品情報が記憶されたデータベースとの間での情報授受を可能とされた不要マット処理支援装置を、
前記不要マットの処理依頼及び前記処理依頼の依頼元となる前記マットユーザを特定するユーザ特定情報が入来した場合に、前記データベースから、前記ユーザ特定情報で特定される前記マットユーザに対応した前記入れ替え物品を抽出し、抽出した前記入れ替え物品を示す物品情報を前記ネットワークに送出する入れ替え品抽出部、として機能させると共に、
処理する前記不要マットの質量を示す質量情報と、入れ替えが希望された前記入れ替え物品の情報と、が入来した場合に、前記質量情報と、前記希望された前記入れ替え物品に対応づけられた換算比率と、に基づいて前記希望された前記入れ替え物品の入れ替え数量を求め、求めた前記入れ替え数量を数量情報として前記ネットワークに送出する換算部、として機能させることを特徴とするプログラムである。
10)に記載のプログラムが記録されていることを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、一般ユーザ及びレンタル事業ユーザの負担が軽減し、環境負荷を抑制しつつマットユーザ,レンタル事業ユーザ,及びマットレンタルサービス業界全体の発展が促進される、という効果が得られる。
本発明の実施の形態に係る不要マット処理方法の実施例1におけるファミリFを説明するための図である。 ファミリFにおけるマット製造業者Mと、レンタル事業ユーザR1及び一般ユーザGと、の関係を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る不要マット処理支援システムの実施例1としての不要マット処理支援システム51を説明するためのブロック図である。 不要マット処理支援システム51におけるサーバ21を説明するための機能ブロック図である。 サーバ21に構築されたデータベース22を説明するための図である。 不要マット処理支援システム51による不要マット処理方法を説明するためのシーケンス図である。 不要マット処理支援システム51におけるクライアント側端末31に表示される不要マット処理申し込み画面の1頁目を示す図である。 不要マット処理申し込み画面の2頁目を示す図である。 不要マット処理申し込み画面の3頁目を示す図である。 データベース22に格納された入れ替え可能品目テーブル22aを説明するための図である。 データベース22に格納された換算テーブル22bを説明するための図である。 実施例2の不要マット処理支援システム51Aに適用されるマットTfを説明するための平面図である。 不要マット処理支援システム51Aを説明するためのブロック図である。 不要マット処理支援システム51Aにおけるサーバ21Aを説明するための機能ブロック図である。 サーバ21Aに構築されたデータベース22Aを説明するための図である。 データベース22Aに格納されたマット情報テーブル22eを説明するための図である。 リサイクルマットTrにおける材料履歴について説明するための図である。 不要マット処理支援システム51Aによる不要マットTfの管理方法例を説明するためのシーケンス図である。 不要マット処理支援システム51Aで実行する総質量判定手順を説明するためのフロー図である。 不要マット処理支援システム51Aを用いて実行するレンタルマットサービスの一手順を説明するフロー図である。
本発明の実施の形態を、図1及び図2を参照して説明する。
概要として、本発明の実施の形態に係る不要マット処理方法は、マット製造業者と、マット製造業者で製造したマットを使用するマットユーザと、の間でなされる、不要マットの処理行為に適用可能な方法である。
マットユーザは、例えば、マット製造業者で製造したレンタル用のマットを用いてマットレンタルサービス事業を行うレンタル事業ユーザ及びマット製造業者で製造した売り切り用のマットを使い切りで使用する一般ユーザである。
また、本発明の実施の形態に係る不要マット処理支援システム,不要マット処理支援装置,及び不要マット処理支援プログラムは、その入れ替え行為において使用される。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態に係る不要マット処理方法における、処理行為をなすマット製造業者MとマットユーザMUとの関係について説明する。
マットを製造するマット製造業者MとマットユーザMUとは、新規に製造されたマットTの提供及び不要マットThの処理に関して提携してファミリFを構成する。
マットユーザMUは、例えば、マット製造業者Mが製造したマットTをレンタルサービス用に使用するレンタル事業ユーザR1〜R3及びマット製造業者Mが製造したマットTを使い切りで使用する店舗や事業所等のユーザ(以下一般ユーザGと称する)である。
すなわち、マット製造業者Mと、レンタル事業ユーザR1〜R3及び一般ユーザGと、は、ファミリFの加盟者となる。
加盟しているレンタル事業ユーザ及び一般ユーザの数は、それぞれ単数でも複数でもよい。以下の説明では、三軒のレンタル事業ユーザR1〜R3と一軒の一般ユーザGとが加盟している例を示す。
以下、複数のレンタル事業ユーザR1〜R3を、纏めてレンタル事業ユーザRとも表記する。
ファミリFは、必ずしもレンタル事業ユーザRと一般ユーザGとの両方が加盟しているものに限らず、いずれか一方のみが加盟しているものでもよい。
図1は、ファミリFの構成を説明するための図である。
図2は、レンタル事業ユーザRの内のレンタル事業ユーザR1を代表として、マット製造業者MとマットユーザMUとの関係を説明するための図である。
図1に示されるように、レンタル事業ユーザR1〜R3は、それぞれマットTのレンタル先となる、通常複数の顧客C1〜C3とレンタル契約を結んでいる。
例えば、レンタル事業ユーザR1は、複数の顧客C1(図1では3軒の顧客C1)に対しそれぞれマットTをレンタル提供する。そして、レンタル事業ユーザR1は、定期的に顧客C1で使用したマットTを回収し、回収したマットTをクリーニングして再度顧客C1に提供する。
クリーニングは、レンタル事業ユーザR1の内部で、又は、レンタル事業ユーザR1の委託により外部で行われる。
ファミリFにおいて、マット製造業者Mは、まず始めに、各レンタル事業ユーザR及び一般ユーザGに対し、新規製造したマットTを有償で納入する(S1)。
レンタル事業ユーザRには、マットTとして、原則、レンタル用のマットTaを納入し、一般ユーザGには、原則、売り切り用のマットTbを納入する。
マットTの購入代金は、各レンタル事業ユーザR及び一般ユーザGからマット製造業者Mに支払われる(S1a:図2参照)。ここで、マットTの単位質量あたりの購入コストをコストCt1としておく。
以下、必要に応じ、マットTをレンタル用のマットTaとし、売り切り用のマットTbとして区別し、また、コストCt1を、レンタル用の場合の購入コストをコストCt1aとし、売り切り用の場合の購入コストをコストCt1bとして区別する。
レンタル事業ユーザRにおいて、マットTは、レンタル回数、換言するならば、クリーニングの回数を重ねるに従って徐々に傷む。そのため、マットTは、クリーニング回数が増え、品質が次のレンタルに耐えられなくなった時点で不要マットThとされる。
また、一般ユーザGにおいて、マットTは、使用時間が経過するに従って汚れや傷みの程度が進行し、継続使用に耐えられなくなった時点で不要マットThとされる。
マットユーザMUであるレンタル事業ユーザR及び一般ユーザGにおいて生じた不要マットThは、レンタル事業ユーザR及び一般ユーザGからマット製造業者Mに移送される(S2)。
マット製造業者Mは、レンタル事業ユーザR又は一般ユーザGから移送された不要マットThを回収すると、不要マットThの代替えとなる入れ替え物品Bへの入れ替え、すなわち、不要マットThを移送したレンタル事業ユーザR又は一般ユーザGそれぞれに対して、入れ替え物品Bの提供を実行する(S3)。
この入れ替え物品Bの提供は、条件により実行、不実行が選択される。その条件の例として、不要マットThを移送したマットユーザMUが、入れ替え物品Bが不要であることを希望した場合がある。
入れ替え物品Bは、不要マットThの移送元がレンタル事業ユーザRの場合は、、例えばレンタル用の新規マットTaであり、移送元が一般ユーザGの場合は、例えば売り切り用の新規マットTbである(詳細は後述する)。
この入れ替え物品Bは、物品に限定されずサービス(役務)も含まれる。ただし、以下の説明では便宜的に入れ替え物品Bと記載する。
本発明の不要マット処理方法において、不要マットThの処理は、マット製造業者Mが行う。この処理は、全廃棄ではなく、ゴム分をリサイクルする処理である。
すなわち、マット製造業者Mは、新規のマットTを、不要マットThを原料の一部とするリサイクルマットTrとして製造する。
もちろん、マット製造業者Mは、マットのゴム部分を未使用の未加硫ゴムのみから形成した100%バージンゴム材料由来のバージンマットTvも製造する。
ここでリサイクルマットTrとは、少なくとも一度加硫したゴムを脱硫して脱硫ゴムとし、この脱硫ゴムを含んで加硫形成してなるマット、又は、加硫しているゴムを粉砕した加硫済ゴムチップと、未加硫ゴムと、を混合したものを加硫形成してなるマット、のことを示す。
マット製造業者Mは、この脱硫ゴム又は加硫済ゴムチップの原料として不要マットThを用いる。
このリサイクルマットTrの製造方法例は次の(イ),(ロ)の通りである。
(イ)脱硫ゴムを用いた製造方法
マットユーザMUから得た不要マットThのゴム部分をパイル部分から分離し、分離したゴム部分を脱硫して脱硫ゴム(リサイクルゴム)とする。次いで、得られた脱硫ゴムを、未使用の未加硫ゴム(バージンゴム)と所定比率で混合して加硫成形し、新しいリサイクルマットTrを製造する。
工程詳細は、例えば次の通りである。
不要マットThの、例えばNBRからなるゴム部分をパイル部分から分離し、その後、粉砕機により粉砕して粒度1〜3mmのゴムチップを得る。
このゴムチップを、ミキシング装置で攪拌し、必要に応じて添加剤を加えつつ、攪拌に伴う剪断力と摩擦による昇温とによる溶融状態で解重合させるという周知の脱硫方法で脱硫する。ゴムチップの脱硫方法は限定されない。
この脱硫により得られた脱硫ゴムと、未加硫のNBR等のゴムと、加硫剤等の添加剤と、を所定比率で混合し、パイル原反と共に加熱プレスして加硫させてリサイクルマットTrとする。
このリサイクルマットTrのゴム部分における脱硫ゴム分の比率は、5〜90質量%であるとよい。
(ロ)加硫済ゴムチップを用いた製造方法
マットユーザMUから得た不要マットThのゴム部分をパイル部分から分離し、分離したゴム部分を粉砕して加硫済ゴムチップとする。次いで、得られた加硫済ゴムチップを、未使用の未加硫ゴムと所定比率で混合して加硫成形し、新しいリサイクルマットTrを製造する。
工程詳細は、例えば次の通りである。
不要マットThの、例えばNBRからなるゴム部分をパイル部分から分離し、その後、粉砕機により粉砕して粒度0.2〜0.8mmの加硫済ゴムチップを得る。
この加硫済ゴムチップと、未加硫のNBR等のゴムと、加硫剤等の添加剤と、を所定比率で混合し、パイル原反と共に加熱プレスして加硫させてリサイクルマットTrとする。
このリサイクルマットTrのゴム部分における加硫済ゴムチップ分の比率は、50質量%以下であるとよい。
このように製造されたリサイクルマットTrの強度は、バージンマットTvの強度と同等である。また、耐クリーニング性能もバージンマットTvとほぼ同等である。
リサイクルマットTrは、脱硫ゴムを混合して加硫形成した場合、加硫成形時に、脱硫ゴムを、ある値以上の比率で混合することで、使用する未加硫ゴムの量の減少分に対応するコスト低下分が、脱硫処理等にかかるコスト上昇分を上回る。そのため、バージンマットTvよりも低コストで形成することができる。
マット製造業者Mは、脱硫ゴムの配合比率を、バージンマットTvよりも低コストで製造できるように設定してリサイクルマットTrを製造する。
また、加硫済ゴムチップを混合して脱硫形成した場合、加硫形成時に、加硫済ゴムを、ある値以上の比率で混合することで、使用する未加硫ゴムの量の減少分に対応するコスト低下分が、加硫済ゴムチップを形成するための粉砕処理等にかかるコスト上昇分を上回る。脱硫ゴムを用いた場合と比較して、脱硫処理等の費用が不要になる分、さらに低コストで形成することができる。
マット製造業者Mは、加硫済ゴムチップの配合比率を、バージンマットTvよりも低コストで製造できるように設定してリサイクルマットTrを製造する。
この不要マット処理方法において、マット製造業者Mは、ファミリFに加盟するマットユーザMUから総質量Wtの不要マットThを得た場合、そのマットユーザMUに対し、総質量Wtに基づく入れ替え数量Qで、代替えとなるリサイクルマットTrを入れ替え物品Bとして有償で納入する。
例えば、不要マットThの提供元がレンタル事業ユーザR1の場合、マット製造業者Mは、レンタル事業ユーザR1から総質量Wt=100kgの不要マットThが得られたら、入れ替え数量Q=100kg分のリサイクルマットTrを、レンタル事業ユーザR1に有償で納入する。
ここで、リサイクルマットTrは、バージンマットTvよりも低い製造コストで製造されている。そのため、入れ替え物品BのリサイクルマットTrの単位質量あたりの購入コストであるコストCt2は、コストCt1よりも少なく、Ct1>Ct2である。
従って、レンタル事業ユーザR1が、入れ替え物品BとしてリサイクルマットTrを購入した場合、マット製造業者Mに支払うの購入費用は、同質量のバージンマットTvを購入する場合よりも少なくて済む。
このように購入費用が少なくなるメリットは、不要マットThの提供元が、他のレンタル事業ユーザR2や一般ユーザGであっても同様に享受できる。
リサイクルマットTrは、レンタル用であっても売り切り用であっても、基本的にバージンマットTvと同等の性能を有しているので、マットユーザMUそれぞれが、不要マットThの処理における費用負担の点で大きなメリットを得ることができる。
また、上述からも明らかなように、マットユーザMUが、入れ替え物品Bに限らず(例えば追加等により)、新規のマットとしてリサイクルマットTrを購入した際にマット製造業者Mに支払う費用は、同じ質量のバージンマットTvを購入した場合よりも少なくて済む。
また、不要マットThの移送(図1及び図2におけるS2の行為)は、マット製造業者Mが行う入れ替え物品Bの納入の際のトラック配送の帰りに、不要マットThを積んで持ち帰るようにすれば、マットユーザMUは、不要マットThの運搬費用を負担しなくて済む。
また、マットユーザMUが不要マットThの廃棄費用を負担することはない。
また、不要マットThをリサイクル処理することにより、不要マットThにおいて廃棄が必要な部位は、ゴム分を除いたパイル分のみとなる。これにより、ファミリF全体でみた場合の廃棄費用は、リサイクルマットTrを製造しない場合よりも低減する。
また、ゴム分をリサイクル処理することで、ファミリF全体から排出される廃棄物の量は大幅に低減する。この廃棄物量の大幅な低減に伴い、温室効果ガスの排出量も大幅に削減される。
従って、この不要マット処理方法は、環境負荷の低減に貢献する。
マット製造業者Mからレンタル事業ユーザRに対し、不要マットThの入れ替えとして納入される入れ替え物品Bは、レンタル用のリサイクルマットTrに限定されず、例えばマットレンタルサービスに関連した他の物品又はサービス(役務)としてもよい。
また、マット製造業者Mから一般ユーザGに対し、不要マットThの入れ替えとして納入される入れ替え物品Bは、売り切り用のリサイクルマットTrに限定されず、マットレンタルサービスやマット製造業者Mの取り扱い商品等に関連した他の物品又はサービス(役務)としてもよい。
他の物品として、例えば、レンタル事業ユーザRについては、レンタル用のリサイクルマットTr以外のマットBb、レンタル事業ユーザR側で行うクリーニング処理等で用いる燃料Bc、クリーニング用の洗剤等に用いる薬剤Bd、等がある(図2参照)。マットBbとしては、例えば、レンタル用のバージンマットTv、又は、売り切り用のリサイクルマットTr若しくは売り切り用のバージンマットTvがある。
一般ユーザGについては、例えば、売り切り用のリサイクルマットTr以外のマットBb、マット製造業者Mが取り扱うマット以外のモップや芳香剤等の商品Be、マット製造業者M側が行うサービスを受けることができるサービス券Bf、等がある(図2参照)。マットBbとしては、例えば、売り切り用のバージンマットTvがある。
入れ替え物品Bの選定は、マット製造業者Mのみならず、マットユーザMUも行えるようにするとよい。
例えば、入れ替え物品Bを、マットユーザMU側が、不要マットThをマット製造業者Mへ提供した時点で、選定可能又は予め選定されたものの中から選択可能とする。
また、入れ替え物品Bは、単品に限らず、複数の品目を適宜組み合わせることができるようにしてもよい。
上述の不要マット処理方法によれば、マット製造業者Mは、新規製造するリサイクルマットTrの原材料の一部を、マットユーザMUから移送された不要マットThから得ることができるので、原材料の調達上でコスト低減が図れる。
また、マットユーザMUは、不要マットThの処理に際し、廃棄費用の負担がなく不要マットThに対応する入れ替え物品Bを低コストで得ることができる。
また、マットユーザMUは、不要マットThの入れ替え行為をなす時点での資材活用状況、事業態様、生活環境等に応じて、その時点で最適と判断される、レンタル事業や日常の活動に関連した入れ替え物品Bを選択することができる。
従って、ファミリFに加盟しているマット製造業者M,一般ユーザG,及びレンタル事業ユーザRは、コスト負担が低減するので業績の向上が期待され、ひいてはマットレンタルサービス業界全体の発展が促進されることが期待される。
また、不要マットが、コストメリットをもってリサイクル処理されることが加盟者に認識されるので、、不法投棄の懸念が払拭され無用の廃棄も減少する。
次に、本発明の実施の形態に係る不要マット処理方法について、具体的な実施例1及び実施例2により詳述する。
<実施例1>
上述の不要マット処理方法を実行可能とする実施例1である不要マット処理支援システム51(以下、単に、処理支援システム51とも称する)を、図3〜図11も参照して詳述する。
図3は、処理支援システム51のハードウエアの構成を示すブロック図であり、図4は、処理支援システム51におけるサーバ21の機能ブロック図であり、図5は、サーバ21の記憶部21bに構築されたデータベース22の内容を説明する図である。
また、図7〜図9は、レンタル事業ユーザR側の端末31〜33に表示される画面の例を説明する図であり、図10及び図11はデータベース22に格納されたテーブルを説明する図である。
以下の説明において、ファミリFは、マット製造業者Mと、マットユーザMUとして三軒のレンタル事業ユーザR1〜R3及び一軒の一般ユーザGとが加盟しているものとする。
図3に示されるように、入れ替え支援システム51は、マット製造業者Mが使用する端末1と、三軒のレンタル事業ユーザR1〜R3それぞれが使用するクライアント側の端末31〜33と、一般ユーザGが使用するクライアント側の端末3Gと、サーバ21と、が、それぞれ入れ替え支援装置としてネットワークNW(例えばインターネットや電話回線)で接続されて構成される。ネットワークNWとは、実質的に常時接続されるものでも必要な時だけ接続するものでもよく、接続可能とされていればよい。
端末1とサーバ21とでサーバ側コンピュータCSが構成される。端末31〜33,3Gは、それぞれクライアント側コンピュータCCとして機能する
端末1は、画像を表示する表示部1aと、データを入力するための入力部1bと、CPU(中央演算処理装置)を含んでなる制御部1cと、情報を記憶するための記憶部1dと、を有している。
端末31〜33,3Gそれぞれは、端末1と実質的に同じ機能を有する。代表として端末31を説明すると、端末31は、画像を表示する表示部31aと、データを入力するための入力部31bと、CPUを含んでなる制御部31cと、情報を記憶するための記憶部31dと、を有している。
サーバ21は、CPUを含んでなる制御部21aと、記憶部21bと、を含んで構成されている。また、サーバ21は、図4に示されるように、送受信部23と、入れ替え品抽出部24と、換算部25と、属性情報評価部26と、を有しており、これらは、例えば制御部21aに備えられている。
記憶部21bにはデータベース22が構築されている。
データベース22には、図5に示されるように、入れ替え可能品目テーブル22a,換算テーブル22b,属性情報テーブル22c,及び加盟者情報テーブル22dが格納されている。
サーバ側コンピュータCSの端末1とサーバ21とは、図3において別体として記載されているが、物理的に一体的に構成されていてもよい。例えばサーバ21は、マット製造業者M側に設けられていてもよい。
端末1及び端末31〜33,3Gの態様は限定されない。例えば、デスクトップ型,ノート型,若しくはタブレット型のコンピュータ、又は、スマートフォン等の携帯端末、である。サーバ21の態様も限定されない。
端末1はサーバ21の制御端末として機能し、端末31〜33,3Gはいわゆるクライアント端末として機能する。
サーバ21の記憶部21bは、例えばハードディスク装置を用いる。
不要マット処理方法の実行を、不要マット処理支援システム51を用いて支援するために、不要マット処理支援プログラム群PGMが作成されている。
不要マット処理支援プログラム群PGMと、不要マット処理支援システム51のコンピュータである端末1,端末31〜33,端末3G,及びサーバ21とは、互いに協働して動作するようになっている。
端末1には、不要マット処理支援プログラム群PGMの内の、少なくともホスト側プログラムPGMhをインストールしておく。
サーバ21には、不要マット処理支援プログラム群PGMの内の、少なくともサーバ側プログラムPGMsをインストールしておく。
端末31〜33,3Gには、それぞれ不要マット処理支援プログラム群PGMの内の、少なくともクライアント側プログラムPGMcをインストールしておく。
不要マット処理支援システム51は、ファミリFの加盟者のみが利用できるものとするため、データベース22に、上述の加盟者情報テーブル22dが格納されている。
加盟者情報テーブル22dおいて、マット製造業者M及び複数のレンタル事業ユーザR1〜RNと、それぞれが設定した登録番号及びパスワード等と、が、一対一で対応付けされている。
次に、実施例1の不要マット処理支援システム51を用いた不要マット処理方法において、マットユーザMUがマット製造業者Mに不要マットの処理を依頼する手順例を、マットユーザMUの内のレンタル事業ユーザR1を代表として以下の(A1)〜(A5)により図6のシーケンス図等を参照して説明する。
(A1)マットユーザMU(ここでは代表としてレンタル事業ユーザR1とする)において、総質量Wの不要マットThが生じたら、レンタル事業ユーザR1の入力者R1uは、端末31を用いて不要マットThの処理申し込みを行う。
具体的には、入力者R1uは、端末31においてクライアント側プログラムPGMcを起動し、不要マット処理の申し込み入力画面を表示部31aに表示させる。
図7は、端末31の表示部31aに表示される申し込み入力画面の1頁目の画面DP1の表示例である。
入力者R1uは、この画面DP1において、不要マットThの処理依頼をした店舗(レンタル事業ユーザ)を特定するユーザ特定情報としての店舗情報J1と、不要マットThの総質量Wtを示す質量情報J2と、処理を希望する日を示す処理希望日情報J3と、を入力する。
図7では、店舗情報J1として店舗のコード番号「1234」が、質量情報J2として250kgが、処理希望日情報J3として2013年2月28日が、入力された状態が示されている。
不要マットThの総質量Wtの替わりに、総質量を算出可能な情報を入力するようにしてもよい。例えば、不要マットThの種類(商品名等)とその種類毎の枚数の情報である。
入力者R1uは、店舗情報J1,質量情報J2,及び処理希望日情報J3を入力した後、OKボタンをクリックする。これにより画面は2頁目に切り替わる。
入力された店舗情報J1,質量情報J2,及び処理希望日情報J3は、処理依頼指令JSとして(又は、処理依頼指令JSと共に)サーバ21に送られ、送受信部23を介して入れ替え品抽出部24に入力される(図6:SQ1)。処理依頼指令JSは、店舗情報J1,質量情報J2,及び処理希望日情報J3に対して独立して送られるものでもよい。
(A2)図8は、申し込み入力画面の2頁目の画面DP2の表示例である。この頁は、不要マットThの入れ替え物品Bを選択する画面である。
この画面DP2には、レンタル事業ユーザR1が選択することのできる入れ替え物品Bのリストが表示される。
また、画面DP2には、入力者R1uが入れ替え物品Bを要求するか否か、の選択ができるように、チェックボタンを含む選択エリアDP2aが設けられている。
標準設定は、チェックボタンの「要」にチェックが入った状態で画面表示される。入力者R1uが「不要」にチェックを入れ替えると、入れ替え物品Bのリストは表示されずに、確認画面(図示せず)が表示され、確認後OKを入力することで、入れ替え物品Bなしでの不要マットThの処理依頼が完了する。
この場合は、希望した処理日にマット製造業者M側から回収車が来て不要マットThを回収するのみであり、入れ替え物品Bは配達されない。
マットユーザMUが入れ替え物品Bを不要とする状況として、マットユーザMU側の建物の改装や引っ越し等により、使用するマット数が減る場合等がある。このような場合、不要な入れ替え品の提供を受けずに済むので、マットユーザMU側の便宜が図られるばかりでなく、マット製造業者M側にも、無用な物品を提供して無駄に消費されることが回避されるというメリットが生じる。すなわち、ファミリF全体のコストメリットが得られ、環境負荷も低減する。
画面DP2において入れ替え物品Bが「要」とされた場合、選択可能な入れ替え物品Bの品目がリスト表示される。
入れ替え物品Bは、入れ替え品抽出部24が、処理依頼指令JSにおける店舗情報J1に基づいて、データベース22に格納されている入れ替え可能品目テーブル22aを参照し(SQ2)、入れ替え可能品目テーブル22aにおける店舗情報J1で特定される店舗に対応付けられた入れ替え可能品目を抽出し(SQ3)、入れ替え物品Bとして設定する(SQ4)。
入れ替え品抽出部24が抽出して設定した入れ替え物品Bは、マットユーザMUが選択可能な物品であり、その入れ替え物品Bを示す物品情報J11は、送受信部23及びネットワークNWを介して外部の端末31に送出され(SQ5)、端末31のクライアント側プログラムPGMcにより、画面DP2内に表示される(SQ6)。
入れ替え可能品目テーブル22aは、図10に示されるように、マットユーザMUと、予め選定された各マットユーザMUに納入可能な入れ替え品目と、の対応付けが示されたテーブルである。
詳しくは、選択可能○、選択不可×、条件付き選択可能△、なる複数段階で対応付けされている。
図10において、レンタル事業ユーザR1は、入れ替え品目No.1,2,4が選択可能、No.3が選択不可、No.5が条件付き選択可能、とされている。
条件付き選択可能は、選択可能な日や量が限定される等の場合に設定される。入れ替え品目としては、上述のようにリサイクルマットTr、燃料、等の物品やサービス等であり、それぞれが番号で対応づけられている。
この入れ替え可能品目テーブル22aは、例えば、各マットユーザMUからの希望とマット製造業者M側の品目準備状況等に基づいて設定され、属性情報評価部26等により適宜更新される。
(A3)図8に示されるような画面DP2において、入力者R1uは、リスト表示された入れ替え可能品目の中から希望する入れ替え物品Bのチェックボックスにチェックを入れる。
チェックは複数入れることができる。
また、チェックされた入れ替え物品Bの数量がチェック数に応じて自動計算されて表示される。
チェック入力のデータは、サーバ21に送られ(SQ7)、送受信部23を介して換算部25に入力される。
換算部25は、データべース22に格納されている換算テーブル22bを参照し(SQ8)、チェックされた入れ替え物品Bに対応する換算比率P(後述)を抽出する(SQ9)。そして、換算部25は、チェックされた入れ替え物品Bの数量を、質量情報J2及び抽出して得られた換算比率Pを基に、所定の換算式を用いて計算により導出し(SQ10)、入れ替え物品Bの情報である数量情報J7として送受信部23を介し端末31に送出する(SQ11)。
このように導出及び送出された数量情報J7は、端末31のクライアント側プログラムPGMcにより、画面DP2内に表示される(SQ12)。
換算テーブル22bは、図11に示されるように、画面DP1で入力された質量情報J2を基準に、とれだけの数量を入れ替え分とするかを、マットユーザMUと入れ替え品目とのマトリックスにおいて換算比率Pとして設定したものである。
例えば、レンタル事業ユーザR1が入れ替え品目No.1(レンタル用リサイクルマットTr)をチェックしたら、換算部25は、換算テーブル22bを参照し(SQ8)、該当する換算比率Pの1.0を抽出し(SQ9)、不要マットThの総質量Wtに換算比率P=1.0を乗じた数量を入れ替え数量Qとして算出設定し(SQ10)、送受信部23を介して端末31に送出する(SQ11)。
例えば、入れ替え品目No.2(レンタル用のバージンマットTv)は、製造コストが、No.1のレンタル用のリサイクルマットTrよりも高いので、入れ替え数量Qはそのコストアップ分に応じて、No.1よりも低い換算比率P(例えば0.6)と設定されている。
図11中の「a」,「b」は、体積で入れ替え数量Qを規定する物品(燃料等)に適用され、それぞれが、質量を体積に換算すると共に数量が適宜調整されるよう比率設定された式となっている。
換算部25は、チェックが複数入った場合、不要マットThの総質量Wtをチェック数で等分し、各チェック品目毎に、等分した質量に対応する入れ替え数量Qを設定する。
数量表示について、図8を参照し、画面DP2上で具体例で説明する。
例えば、NO.1のレンタル用リサイクルマットを単独でチェックした場合は、質量情報J2で示される、依頼された不要マットThの総質量Wtに対応して250kgと表示される。
入力者R1uが追加でNO.5の燃料のA重油をチェックすると、レンタル用リサイクルマットが半分の125kg、燃料重油がレンタル用リサイクルマットの125kg分に相当する量として例えば100(L:リットル)で表示される。この比率を変えたい場合は、数量欄に直接入力すれば、自動計算されて表示される。
(A4)入力者R1uは、入れ替え物品Bと入れ替え数量Qとを決めたらOKボタンをクリックする。これにより画面は3頁目に切り替わる。
図9は、申し込み入力の3頁目の画面DP3の表示例である。この頁は、各入力情報の内容を確認する画面である。
(A5)画面DP3において、入力内容に間違いがなければOKボタンをクリックする。修正する場合は、NGボタンを押して画面を戻して再入力する。
これで廃マット処理の依頼が終了する。
入力内容は、確定情報J8として、入れ替え品抽出部24に送信される(SQ13)。入れ替え品抽出部24は、確定情報J8をマットユーザMUの履歴としてデータベース22の属性情報テーブル22c等に記憶させる(SQ14)と共に、マット製造業者M側の端末1に送出する(SQ15)。送出された確定情報8は、端末1において、ホスト側プログラムPGMhによりの表示部1aに表示される(SQ16)。
マット製造業者Mは、確定情報J8に基づいて、レンタル事業ユーザR1に対し、選択された入れ替え物品Bを、決定した入れ替え数量Qで納入すると共に、不要マットThを回収する。
データベース22bには、マットユーザMUそれぞれの属性情報を示す属性情報テーブル22cが格納されている。属性情報は、各マットユーザMUに関連する情報である。
具体的には、レンタル事業ユーザRについては、その立地環境、レンタルしているマットの種類や数、レンタル契約を結んでいる顧客情報、各顧客で使用されるマットの使用状況(マットを踏む人数等の情報)、不要マットThの処理依頼頻度、入れ替え物品の要否履歴、希望した入れ替え物品の履歴等、である。
例えば、立地環境については、人口密度に応じてランク分けする。これは、人口密度が大きい立地環境ほど、不要マットの出現頻度が高くなることが推測されることによる。
このランク分けデータと、過去の不要マットThの処理依頼頻度等のデータと、を併せて検討することで、不要マットThの処理をダイレクトメールで催促する等の営業活動を、どの程度注力して行うかの判断に活用できる
属性情報評価部26は、送受信部23を介したクライアント側の端末31〜33,3Gとで交わされた情報に基づいて、属性情報テーブル22cを適宜書き換えると共に、属性情報テーブル22cの内容に基づいて、入れ替え可能品目テーブル22a及び換算テーブル22bの内容を更新する。
例えば、希望した入れ替え品目の履歴を参照し、画面DP2において、その品目を希望回数の多い順に表示する、或いは、不要マットThの処理依頼頻度や処理質量が多い程、換算係数の値を大きくする、等である。
不要マット処理行為に、実施例1で用いる不要マット処理支援システム51を用いることにより、マット製造業者M及びレンタル事業ユーザRの不要マットThの処理行為に伴う不要マットThの処理依頼とその依頼に対する対応を、端末1及び端末31〜33,3Gなるコンピュータを介して行える。従って、作業は極めて簡単で確実なものとなる。
また、入れ替え物品Bの要否確認、選定、数量の設定等も、不要マット処理支援プログラムと各コンピュータとの協働で行えるので、マットユーザMU側の属性や要望を反映させた複雑ながらもきめ細かな対応も可能となる。
これにより、ファミリFを構成するマットユーザMUの、不要マット処理支援システム51や不要マット処理支援システム51を用いた不要マット処理方法に対する満足度が極めて高く得られる。ひいては、マットユーザMUである店舗,事業所,レンタル事業ユーザ,及びマット製造業者、並びに、マットレンタルサービス事業の更なる発展が期待される。
また、上述の不要マット処理方法により、マットユーザMU及びマット製造業者Mにおけるマットのリサイクル利用についての意識が向上することが期待され、その結果、不法投棄の懸念が払拭され無用な廃棄が減り、環境負荷の抑制及び低減に大きく貢献できる。
<実施例2>
マット製造業者Mは、新規製造するマットTが、バージンマットTvかリサイクルマットTrかに係らず、そのマットTに所謂RFIDタグであるRFIDプレートTg(以下、プレートTgと称する)を埋め込んで、プレートTgを内蔵したマットTf(図12参照)としてもよい。
図12は、マットTfを示す平面図である。マットTfにおいて、プレートTgは、通常、データを記憶する記憶部Tg1及び外部との間でデータの無線送受信をする送受信部Tg2を備えている。
次に説明する実施例2の不要マット処理方法は、実施例1におけるマットTを、プレートTgを埋め込んだマットTfとすることで、プレートTgに記憶された各種情報に基づく、実施例1では実行されない手順を実行可能とするものである。以下、実施例2のみで実行される手順を主に、図13〜図20を参照して説明する。
実施例2の不要マット処理方法には、図13に示される不要マット処理支援システム51A(以下、処理支援システム51Aとも称する)が適用される。ファミリFとしては、実施例1と同様に、マット製造業者M,三軒のレンタル事業ユーザR1〜R3,及び一軒の一般ユーザGとが加盟している例を示す。
不要マット処理支援システム51Aは、実施例1の不要マット処理支援システム51に対し、マットTfに埋め込まれたプレートTgと無線通信するための通信装置であるリーダライタ装置41a,41bを、ファミリFのマット製造業者M側及び各マットユーザMU側に配備して構成される。
詳しくは、リーダライタ装置41aが端末1に接続され、リーダライタ装置41bが端末31〜33,3Gそれぞれに接続されている。リーダライタ装置41a,41bを介して、プレートTgに記憶された情報を取得したり、情報をプレートTgに記憶させることができる。
また、サーバ21は、機能等が異なるサーバ21Aとされている。
図13において、サーバ21Aは、CPUを含んでなる制御部21Aaと、記憶部21Abと、を含んで構成されている。
制御部21Aaは、図14に示されるように、送受信部23と、入れ替え品抽出部24と、換算部25と、属性情報評価部26と、RFIDプレート情報評価部27と、を備えている。記憶部21Abには、データベース22Aが構築されている。
データベース22Aには、図15に示されるように、入れ替え可能品目テーブル22a,換算テーブル22b,属性情報テーブル22c,加盟者情報テーブル22d,及びマット情報テーブル22eが格納されている。
マットTfの内の、レンタル用のマットTfaについては、埋め込まれたプレートTgの記憶部Tg1には、実施例2の不要マット処理方法、及び、レンタル事業ユーザRで行うマットレンタルサービス、で利用可能となるマット情報JTを記憶させる。
マット情報JTとして、例えば、質量情報J2と、マットTf自体の履歴であるマット履歴情報J4a及びそのマットTfを構成するゴム材料等の履歴である材料履歴情報J4bを含む履歴情報J4と、レンタル回数情報J5と、プレートTgが埋め込まれたマットTfを特定するマット固有情報J6と、がある。
マット履歴情報J4aとしては、そのマットTfの製造日、製造した機械の番号、製造ロット、納入先(レンタル事業ユーザ名)、納入日、等がある。
材料履歴情報J4bとしては、そのマットTfの製造に使用した未加硫ゴムと脱硫ゴムとの配合比率、脱硫ゴムの履歴(脱硫回数)及び脱硫回数毎の配合比率、パイル地の種類、パイル地の納入元、等がある。
レンタル回数情報J5は、例えば、レンタル事業ユーザR1が顧客C1から回収した度に実施するクリーニング回数とする。
具体的には、クリーニングを実施する度に、プレートTgの記憶部Tg1に記憶されたレンタル回数情報J5を、リーダライタ装置41bを介した通信により1を加えて更新する。従って、マットTfの製造当初は0〔ゼロ〕回が記憶されている。
マット固有情報J6としては、識別番号(シリアル番号等)、マットTfの種類(商品番号)、質量W、等がある。
マットTfの内の売り切り用マットTfbについては、埋め込まれたプレートTgに記憶されるマット情報JTとして、レンタル回数情報J5以外の、例えば、質量情報J2と、マットTf自体の履歴であるマット履歴情報J4a及びそのマットTfを構成するゴム材料等の履歴である材料履歴情報J4bを含む履歴情報J4と、プレートTgが埋め込まれたマットTfを特定するマット固有情報J6と、がある。
記憶部Tg1に記憶させる情報は、これらに限定されず、適宜設定され、必要に応じて更新される。
図16は、データベース22Aに格納されたマット情報テーブル22eの一例を示す図である。
マット情報テーブル22eには、マット製造業者MがマットユーザMUに納入したすべてのマットTfと、マットTfそれぞれに関連する情報と、が対応づけられている。
具体的には、マットTfにはそれぞれ識別番号が割り当てられ、識別番号毎に、マット情報JT対応づけられている。
マット情報テーブル22eについて更に詳しく説明する。
図16に示される材料履歴情報J4bは、脱硫ゴムを用いて形成されたリサイクルマットTrに関する項目について記載してある。
その材料履歴情報J4bにおける配合比率は、識別番号で特定される各マットTfのゴム材料に用いられた未加硫ゴム材と脱硫ゴム材との比率として例えば質量%で示される。
特に、脱硫ゴム材は、脱硫回数別に示されている。具体的には、R−1は、脱硫処理を1回経た脱硫ゴム材を示し、R−2は、脱硫処理を2回経た脱硫ゴム材を示す。
例えば、図17に示されるように、バージンマットTvを粉砕脱硫した脱硫ゴム50質量%と未加硫ゴム50質量%とを混合してリサイクルマットTr1を製造し、そのリサイクルマットTr1を再度粉砕脱硫して得た脱硫ゴム50質量%と未加硫ゴム50質量%とを混合してリサイクルマットTr2を製造し、これを再び粉砕脱硫して脱硫ゴムを50質量%と未加硫ゴム50質量%とを混合した混合品Trkを得たとする。
この混合品は、未加硫ゴム材の50質量%と、脱硫処理を1回経た脱硫ゴム材の25質量%と、脱硫処理を2回経た脱硫ゴム材の12.5質量%と、脱硫処理を3回経た脱硫ゴム材の12.5質量%と、を含む。
この各脱硫ゴム材の質量%の数値(50,25,12.5,12.5)が、配合比率情報としてマット情報テーブル22eに記憶される。
図16に示されるマット情報テーブル22eでは、脱硫処理が3回までの数値が記憶されるようになっている、4回以上経た脱硫ゴム材の数値を記憶してもよい。
加硫済ゴムチップを用いて形成されたリサイクルマットTrに関しては、マット情報テーブル22eにおいて、例えば、加硫形成に供される混合物の、未加硫ゴム材の質量%と、加硫済ゴムチップの過去の加硫回数毎の混合比率(質量%)と、が記憶される。
不要マット処理支援システム51Aでは、プレートTgを利用して、次の(B1)及び(B2)、並びに、(C)で例示するようなマットTfの管理を行うことができる。この管理について図18のシーケンス図及び図19のフロー図を参照して説明する。
まず、マットユーザMUに対するマットTfの出荷管理について説明する。
(B1)(図18参照)マット製造業者Mは、マットTfをマットユーザMU(ここでは代表としてレンタル事業ユーザR1)へ出荷する際に、マット製造業者Mの作業者Msが、リーダライタ装置41aを用い、マットTfのプレートTgに格納されているマット情報JTの読み取りを行うと共に、端末1に、マットTfが出荷対象である旨を出荷情報J9として入力する。
出荷情報J9及びリーダライタ装置41aで読み取られたマット情報JTは、サーバ21Aの送受信部23を介し、RFIDプレート情報評価部27に送られる(SQ31)。
RFIDプレート情報評価部27は、得られたマット情報JTの中のマット固有情報J6から、出荷されたマットTfの識別番号を把握し、固有データベース22Aのマット情報テーブル22eにおいて、該当する識別番号のマットTfの現状欄を、「未出荷」から「出荷済−納入待」と更新する(SQ32)。
(B2)マットTfが納入先のレンタル事業ユーザR1に納入されたら、入力者R1uは、リーダライタ装置41bでプレートTgに格納されているマット情報JTを読み取ると共に、端末31に、マットTfが納入済みである旨を納入情報J10として入力する。
納入情報J10及びリーダライタ装置41bで読み取られたマット情報JTは、サーバ21Aの送受信部23を介し、RFIDプレート情報評価部27に送られる(SQ33)。
RFIDプレート情報評価部27は、納入情報J10及びマット情報JTを受け、マット情報テーブル22eにおいて、該当する識別番号のマットTfの現状欄を「納入済」と更新し、納入日欄にその日を上書きする(SQ34)。
次に、不要マットThの総質量管理について説明する。
(C)(図19参照)レンタル事業ユーザR1で複数の不要マットTfhが生じたら、入力者R1uは、実施例1の手順(A1)〜(A6)と同様の手順を実行し、不要マットTfhの総質量Wh1を端末31から入力する(StepC1)。
入力者R1uは、マット製造業者Mに向け移送する複数の不要マットTfhそれぞれのマット情報JTを、リーダライタ装置41bを用いて読み取る。
読み取られたマット情報JTの内、各不要マットTfhのマット固有情報J6は、サーバ21Aの送受信部23を介し、RFIDプレート情報評価部27に送られる。
RFIDプレート情報評価部27は、入来した複数のマット固有情報J6の質量を合計して、質量の合計値Wh2を算出する(StepC2)
RFIDプレート情報評価部27は、総質量Wh1と合計値Wh2とを照合し、等しい場合はその値を複数の不要マットTfhの総質量として確定する(StepC4)。
等しくない場合は、質量が一致しない旨のコメントと再手続きを促すメッセージとを端末31に向け送出する(StepC5)。送られたコメント及びメッセージは、端末31から出力される。
不要マットTfhを、マット製造業者M側で受け入れる際には、作業者Msがリーダライタ装置41aを用いてマット情報JTを読み取り、その読み取ったデータに基づいて、RFIDプレート情報評価部27が、送出時の総質量Wh1と受け入れ時の総質量Wh2とが合致しているか否かを判断する。これにより不要マットTfhが移送途中で行方不明になる等で減量していないかがチェックできる。
上述のように、処理支援システム51Aは、RFIDプレート情報評価部27により、リーダライタ装置41a,41bで読み取ったプレートTgに記憶されたマット情報JT及び端末1,31〜33,3Gからの入力情報に基づいて、データベース22Aの内容を追加又は更新すると共に不要マット処理方法の遂行を支援する。
RFIDプレート情報評価部27は、材料の履歴に基づいた処理を行ってもよい。
具体的には、マット情報JTの中の、材料履歴情報J4b及びレンタル回数情報J5の内容に応じて、マットTfを不要マットTfhとする目安時期に関する情報を、レンタル事業ユーザRに対して案内する。以下、この処理について説明する。
説明に先立ち、実施例2のマット入れ替え方法を含む、ファミリFで行われるマットレンタルサービスの一手順の概略について、リサイクルマットTrのみの場合のフロー図である図20を参照して説明する。
図20のフローは、レンタル事業ユーザR1側で実行する内容と、マット製造業者M側で実行する内容と、を含み、それぞれ一点鎖線で囲い分けして記載している。
また、便宜的に、顧客C1にプレートTgを埋め込んだマットTfをレンタル提供した(Step41)時点から開始する流れとしてある。
また、リサイクルマットTrは、脱硫ゴムを用いて加硫形成されたものについて説明する。
(D1)レンタル事業ユーザR1は、顧客C1での使用が所定期間経過したら、マットTfを回収する(Step42)。
(D2)リーダライタ装置41bによるプレートTgとの無線通信により、回収したマットTfのプレートTgからクリーニング回数cmを読み取り、cm=cm+1に更新する(Step43)。
(D3)回収したマットTfを洗浄する(Step44)。
(D4)洗浄したマットTfを検品し、次のレンタルが可能か不可かを判定する(Step45)。この判定は、所定の判定項目が所定基準を満たしているか否か、で行う。具体的な所定判定項目は、マットTfにおける傷の有無、外観品位の程度、劣化の程度等である。
(D5)次のレンタルが可能と判定したら、顧客C1へレンタル納入する。その際、リーダライタ装置41bによる通信で、プレートTgに記憶されたレンタル日、レンタル先となる顧客C1等の情報を更新する(Step46)。
(D6)(Step45)で次のレンタルが不可と判定したら、そのマットTfを不要マットTfhとしてマット製造業者Mへ移送する(Step47)。
(D7)マット製造業者MのユーザMuが、リーダライタ装置41aを用い、移送されてきた不要マットTfhのプレートTgとの通信により、マット情報JTを読み出す(Step48)。
(D8)サーバ21AのRFIDプレート情報評価部27が、読み出したマット情報JTの中のレンタル回数情報J5の回数値rmと、予め設定されたレンタルの上限回数値rmjとを比較し、回数値rmが上限回数値rmjを超えているか否かを判定する(Step49)。
(D9)超えていると判定した場合、不要マットTfhを廃棄対象とする(Step50)。
(D10)否(超えていない)と判定した場合、再利用のため粉砕し、パイルとゴムとの分離を行う(Step51)。
(D11)粉砕品からゴム分を選別抽出する(Step52)。
(D12)選別抽出したゴム分を粉砕して脱硫処理する(Step53)。
(D13)脱硫処理した脱硫ゴムと、未加硫ゴムと、を所定の比率で混合する(Step54)。この混合比率は、リサイクルマットTrを製造することでトータル的にコストメリットが出るように設定される。
(D14)未加硫状態のゴムシートを成形する。この時点でプレートTgを埋め込んでおく(Step55)。
(D15)未加硫状態のゴムシートとパイルとを高圧高温下で加硫成形する(Step56)。
(D16)リーダライタ装置41aにより、加硫成形した新しいマットTfのプレートTgに、マット情報JTを記憶させて商品マット化する(Step57)。記憶させるマット情報JTとして、質量情報J2、履歴情報J4、マット固有情報J6、等がある。
(D17)レンタル事業ユーザR側からの新規購入又は入れ替えの申し込みに応じて、マットThをレンタル事業ユーザに出荷する(Step58)。その際、リーダライタ装置41aによる通信で、プレートTgに、マット情報JTの追加又は更新を行う。具体的には、納入先が追加され、レンタル回数情報J5がレンタル回数1として更新される。
(D18)レンタル事業ユーザRは、リーダライタ装置41bを用い、納入されたマットTfのプレートTgと通信をしてマット情報JTの更新等を行う(Step59)。具体的には、納入日が追加される。その後、(Step46)に戻り、顧客C1にレンタル納入される。
上述のフローにおいて、(Step49)における上限回数値rmjは、脱硫を過度に繰り返した脱硫ゴム分が多く混合される場合に、品質を高いレベルで安定維持する観点から、例えばrmj=10などと設定するものであり、通常の使用であれば、必ずしも(Step49)の限度判定を必要とするものではない。
上述の(D1)〜(D18)の手順の内容に関連して、マットTfを不要マットTfhとする目安時期についての情報をレンタル事業ユーザRに対して案内する具体的手順等は次のとおりである。
RFIDプレート情報評価部27は、図20のフローにおける(Step43)で得られる、レンタル回数情報J5に対応するクリーニング回数cmに基づいて、レンタル事業ユーザR1に対してそのマットTfを不要マットTfhとするか否かの判断を支援する情報を、例えば支援コメント等として提供する。
詳しくは、クリーニング回数cmが増加するほど、マット自体の品質は低下する。過去の実績データから、マットの種類(仕様)毎に、廃棄される頻度の高いクリーニング回数が把握されているのでその実績データを利用する。
例えば、#30Aという商品番号のマットが、クリーニング回数10回を超えると廃棄事例が生じ、11回以降、廃棄件数が増加し、15回で廃棄件数が最大となることが実績データから判明している場合、(Step43)で得られたクリーニング回数cmが10回に近くなったら(例えば8回に達したら)、RFIDプレート情報評価部27は、端末31から「不要マットとして廃棄する時期が近づいています」旨のコメントを画像や音声で出力させる指示を出し、レンタル事業ユーザR1に対し、不要マット化に対応した準備を促す。
また、クリーニング回数cmが、過去に廃棄事例が生じた10回以上になったら「不要マット化時期に入りました。検品を強化してください」等のコメントを画像や音声で出力し、高度な検品を促す。
また、クリーニング回数cmが、過去の廃棄最大件数の15回になったら、「不要マット化の最大時期に達しました。不要マット化を検討してください」等のコメントを画像や音声で出力し、不要マット化の判断を助ける。
RFIDプレート情報評価部27は、これらの支援コメントを出すタイミングを、該当するマットの材料履歴の未加硫ゴムと脱硫ゴムとの混合比率,未加硫ゴムと加硫済ゴムチップとの混合比率や、脱硫ゴムの脱硫回数履歴、加硫済ゴムチップの過去の加硫回数履歴、該当するレンタル事業ユーザR1の属性情報、等に応じて、前又は後にずらすよう調整してもよい。
例えば、脱硫ゴムの混合比率が高い場合や、顧客C1の立地場所が人が混雑する場所であってマットの傷みが通常地より早いことが予測される場合、等に、コメントを出すタイミング(判断の基となるクリーニング回数)を早める、などである。
図20のフローは、プレートTgの通信内容に基づく判定手順を除き、実施例1でも同様に実行される。
上述の実施例2によれば、プレートTgに記憶されたマット情報JTを利用してコンピュータ支援がなされるので、マットレンタルサービスや不要マット処理を、より高効率でより確実に実行できる。
従って、ファミリFを構成するマット製造業者M,一般ユーザG,及びレンタル事業ユーザRの、不要マット処理支援システム51Aやそのシステム51Aを用いた不要マット処理方法に対する満足度が更に高く得られる。ひいては、マットユーザMUである店舗,事業所,レンタル事業ユーザR,及びマット製造業者M、並びに、マットレンタルサービス事業の更なる発展が期待される。
また、実施例2の不要マット処理方法により、マットユーザMU及びマット製造業者Mにおけるマットのリサイクル利用についての意識が更に向上することが期待され、その結果、不法投棄の懸念が払拭され無用な廃棄がより減少し、環境負荷の抑制及び低減に更に大きく貢献できる。
本発明の実施例は、上述した実施例1及び実施例2の構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において以下のような変形例としてもよい。
マット製造業者Mがリサイクルマットの製造のために利用する不要マットは、ファミリFに加盟したマットユーザMUから提供されたものに限らず、ファミリF以外のユーザから入手した不要マットでもよい。
一軒のマット製造業者M1が、複数のファミリF(例えば、ファミリF1,F2,・・・)の加盟者となっていてもよい。
この場合、ファミリFそれぞれが、独立した不要マット処理支援システム51−1,51−2,・・・を利用する。また、一軒のマット製造業者M1の端末1を複数の不要マット処理支援システム51−1,51−2,・・・に共通で用いられるようにするとよい。
サーバ21,21Aの送受信部23が音声認識を可能にするものとして、マットユーザMU側の端末31〜33,3Gが電話であっても対応できるようにしてもよい。この場合、マットユーザMUの依頼者からの音声入力が、処理依頼指令JS,店舗情報J1,質量情報J2,処理希望日情報J3等の情報に変換されてサーバ21,21Aに入力される。
この場合、サーバ21,21A側から送出される入れ替え物品Bを示す情報は、端末31〜33,3Gから音声で出力される。
マット入れ替えプログラムPGM等のプログラムは、記録媒体に記録させてもよい。マット入れ替えプログラムPGMを記録した記録媒体Dを用いれば、例えば、サーバ側コンピュータのサーバ21にサーバ側プログラムPGMsをインストールすることができる(図3参照)。ここで、記録媒体Dは、データを一時的に記録するもの及び恒久的に記録するものの双方を含む。また、書き換えの可否は限定されない。記録媒体Dは、例えばCD−ROM等のディスク,固体メモリー等である。
マット製造業者Mは、不要マットから得たゴム分をすべて新規のリサイクルマットTrの原料に充てなくてもよい。例えば、マットユーザMUとの間のマットTの受給バランスに応じて調整可能である。
具体的には、新規に製造が必要なリサイクルマットTrに対して余剰となる場合は、他のゴム製品の原料としてもよい。逆に、新規に製造が必要なリサイクルマットTrに対して不足する場合は、マット以外の他の不要ゴム製品のゴム分を原料として加えてもよい。
データベース22,22Aは、サーバ21,21Aではなく、外部に備えられていてもよい。
以上のように、実施例1,実施例2,及び変形例により詳述した不要マット処理方法は、マットユーザMUにおいて不要となったマットTh,Tfhを、マットユーザMUが処理することなく一箇所(ここではマット製造業者M)に集めるものである。従ってマットユーザMUは、不要マットThの廃棄等の処理を負担することはない。
また、集めた不要マットは、そのまま廃棄されることはなく、ゴム分が再利用される。この再利用においては、少なくとも新規のリサイクルマットTrの原料とされる。
従って、マット製造業者Mは、マットの製造コストを低減でき、マットユーザMUは、マット購入コストを低減できる。これにより、マット製造業者M及びマットユーザMUの業績向上が期待され、マット業界全体の発展が期待される。
また、マット製造業者M及びマットユーザMUから排出される廃棄物が減少し、環境負荷の低減に寄与する。
マットユーザMUは、不要マットの処理に際し、不要マットの替わりに入れ替え物品を必要に応じて獲得することができる。すなわち、入れ替え物品の要又は不要を選択可能である。また、入れ替え物品を必要とする場合、複数の中から選択可能とすることもできる。
この入れ替え物品は、マットTを含んでも含まなくてもよい。また、マットTを含む場合も、そのマットTは、バージンマットTvとリサイクルマットTrとのいずれであってもよい。
これにより、マットユーザUは、不要マットの処理をしなくて済むだけでなく、要求した場合には獲得物も入手することができる。獲得物には、マット以外の現品やサービスも含まれ得るので、希望に沿った有用な獲得物を入手することができる。
また、不要マットの処理に際し、入れ替え物品が無駄に流通することがない。従って、流通コストが低減し無駄な廃棄物を排出することがない。
1 端末
1a 表示部、 1b 入力部、 1c 制御部、 1d 記憶部
21,21A サーバ
21a,21Aa 制御部、 21b,21Ab 記憶部
22,22A データベース
22a 入れ替え可能品目テーブル、 22b 換算テーブル
22c 属性情報テーブル、 22d 加盟者情報テーブル
22e マット情報テーブル
23 送受信部
24 入れ替え品抽出部
25 換算部
26 属性情報評価部
27 RFIDプレート情報評価部
31〜33,3G (クライアント側の)端末
31a 表示部、 31b 入力部、 31c 制御部
31d 記憶部
41a,41b リーダライタ装置
51,51A,51−1,51−2 (不要マットの)処理支援システム
B 入れ替え物品
Bb マット、 Bc 燃料、 Bd 薬剤、 Be 商品
Bf サービス券
CC クライアント側コンピュータ、 CS サーバ側コンピュータ
cm クリーニング回数
Ct1,Ct2 コスト
Ct1a (レンタル用マット購入の場合の)コスト
Ct1b (売り切り用マット購入の場合の)コスト
C1〜C3 顧客
D 記録媒体
DP1〜DP3 画面、 DP2a 選択エリア
F,F1,F2 ファミリ
G 一般ユーザ
JS 処理依頼指令
JT マット情報、 J1 店舗情報(ユーザ特定情報)
J2 質量情報、 J3 処理希望日情報
J4 履歴情報
J4a マット履歴情報、 J4b 材料履歴情報
J5 レンタル回数情報、 J6 マット固有情報、 J7 数量情報
J8 確定情報、 J9 出荷情報、 J10 納入情報
J11 物品情報
M マット製造業者、 MU マットユーザ、 Ms 作業者
NW ネットワーク
P 換算比率
PGM 不要マット処理支援プログラム群
PGMc クライアント側プログラム
PGMh ホスト側プログラム
PGMs サーバ側プログラム
rm (レンタルの)回数値、 rmj (レンタルの)上限回数値
R1〜R3,R レンタル事業ユーザ、 R1u 入力者
T マット
Ta,Tfa (レンタル用の)マット
Tb,Tfb (売り切り用の)マット
Tf (プレートTgを埋め込んだ)マット
Tg プレート(RFIDプレート)
Tg1 記憶部、 Tg2 送受信部
Th,Tfh 不要マット、 Tv バージンマット
Tr,Tr1,Tr2 リサイクルマット、 Trk 混合品
Q 入れ替え数量
W 質量、 Wt,Wh1 総質量、 Wh2 (質量の)合計値

Claims (10)

  1. マットユーザにおいて生じた不要マットの処理を支援するための不要マット処理支援方法であって、
    前記マットユーザ側のクライアント端末と、
    前記マットユーザと前記不要マットの入れ替え対象となる入れ替え物品との対応を示す入れ替え物品情報を記憶したデータベース、前記入れ替え物品それぞれに設定された前記不要マットとの入れ替え数量を規定する換算比率を記憶した換算テーブル、前記入れ換え物品の前記入れ替え数量を前記換算テーブルを参照して求める換算部、及び前記データベースから前記入れ替え物品を抽出する入れ替え品抽出部、を有するサーバ側コンピュータと、
    がネットワークで接続可能とされており、
    前記サーバ側コンピュータに、前記クライアント端末から、前記不要マットの処理依頼、処理する前記不要マットの質量を示す質量情報、及び前記処理依頼の依頼元となる前記マットユーザを特定するユーザ特定情報が入来した場合に、
    前記入れ替え品抽出部が、前記データベースから、前記ユーザ特定情報で特定される前記マットユーザに対応した前記入れ替え物品を抽出するステップと、
    前記サーバ側コンピュータが、抽出した前記入れ替え物品を示す物品情報を前記ネットワークに送出する物品情報送出ステップと、を実行し、
    前記クライアント端末から、前記物品情報送出ステップで送出した前記物品情報の中から選択された入れ替えを希望する前記入れ替え物品の情報が入来した場合に、
    前記換算部が、入れ替えが希望された前記入れ替え物品の入れ替え数量を、前記質量情報及び換算テーブルを参照して得たところの前記入れ替えが希望された前記入れ替え物品に設定された換算比率に基づいて求める換算ステップと、
    前記サーバ側コンピュータが、前記換算ステップで求めた前記入れ替え物品の入れ替え数量を数量情報として前記ネットワークに送出する入れ替え数量送出ステップと、
    を実行することを特徴とする不要マット処理支援方法。
  2. 前記物品情報に示された前記入れ替え物品にリサイクルマットを含めたことを特徴とする請求項1記載の不要マット処理支援方法。
  3. マットユーザにおいて生じた不要マットの処理を支援する不要マット処理支援システムであって、
    ネットワークで接続可能とされた、クライアント端末及びサーバ側コンピュータを備え、
    前記サーバ側コンピュータは、前記マットユーザと前記不要マットの入れ替え対象となる入れ替え物品との対応を示す入れ替え物品情報を記憶したデータベース、前記入れ替え物品それぞれに設定された前記不要マットとの入れ替え数量を規定する換算比率を記憶した換算テーブル、前記入れ換え物品の前記入れ替え数量を前記換算テーブルを参照して求める換算部、及び、前記データベースから前記入れ替え物品を抽出する入れ替え品抽出部、を有し、
    前記入れ替え品抽出部は、前記クライアント端末から、前記不要マットの処理依頼、処理する前記不要マットの質量を示す質量情報、及び前記処理依頼の依頼元となる前記マットユーザを特定するユーザ特定情報が入来した場合に、前記データベースから、前記ユーザ特定情報で特定される前記マットユーザに対応した前記入れ替え物品を抽出し、抽出した前記入れ替え物品を示す物品情報を前記ネットワークに送出し、
    前記換算部は、前記クライアント端末から、処理する前記不要マットの質量を示す質量情報と、入れ替えが希望された前記入れ替え物品の情報と、が入来した場合に、前記質量情報と、前記希望された前記入れ替え物品に対応づけられた換算比率と、に基づいて前記希望された前記入れ替え物品の入れ替え数量を求め、求めた前記入れ替え数量を数量情報として前記ネットワークに送出するよう構成されていることを特徴とする不要マット処理支援システム。
  4. 前記入れ替え物品情報に示された前記入れ替え物品にリサイクルマットが含まれていることを特徴とする請求項記載の不要マット処理支援システム。
  5. 前記サーバ側コンピュータは、前記不要マットがRFIDプレートを備えたレンタルマットであって、前記RFIDプレートにレンタル回数を示すレンタル回数情報が記憶されている場合に、
    前記RFIDプレートから前記レンタル回数情報を読み出すと共に、前記レンタル回数情報に基づいて、前記レンタルマットを廃棄対象とするか否かを判定するRFIDプレート情報評価部を備えていることを特徴とする請求項又は請求項記載の不要マット処理支援システム。
  6. マットユーザにおいて生じた不要マットの処理を支援する不要マット処理支援装置であって、
    ネットワークに接続するための送受信部と、データベースとの間で情報を授受する入れ替え品抽出部と、処理する前記不要マットの入れ替え対象となる入れ替え物品の入れ替え数量を求める換算部と、を備え、
    前記データベースには、前記マットユーザと前記不要マットの入れ替え対象となる入れ替え物品との対応を示す入れ替え物品情報と、前記入れ替え物品それぞれに設定された前記不要マットとの入れ替え数量を規定する換算比率と、が記憶されており、
    前記入れ替え品抽出部は、前記送受信部を介して、前記不要マットの処理依頼及び前記処理依頼の依頼元となる前記マットユーザを特定するユーザ特定情報が入来した場合に、前記データベースから、前記ユーザ特定情報で特定される前記マットユーザに対応した前記入れ替え物品を抽出して前記送受信部を介して前記ネットワークに送出し、
    前記換算部は、前記送受信部を介して、処理する前記不要マットの質量を示す質量情報と、入れ替えが希望された前記入れ替え物品の情報と、が入来した場合に、前記質量情報と、前記希望された前記入れ替え物品に対応づけられた換算比率と、に基づいて前記希望された前記入れ替え物品の入れ替え数量を求め、数量情報として前記送受信部を介し前記ネットワークに送出するよう構成されていることを特徴とする不要マット処理支援装置。
  7. 前記物品情報に示された前記入れ替え物品にリサイクルマットが含まれていることを特徴とする請求項記載の不要マット処理支援装置。
  8. 前記不要マットがRFIDプレートを備えたレンタルマットであって、前記RFIDプレートにレンタル回数を示すレンタル回数情報が記憶されている場合に、
    前記RFIDプレートから前記レンタル回数情報を読み出すと共に、前記レンタル回数情報に基づいて、前記レンタルマットを廃棄対象とするか否かを判定するRFIDプレート情報評価部を備えていることを特徴とする請求項又は請求項記載の不要マット処理支援装置。
  9. マットユーザにおいて生じた不要マットの処理を支援するために、ネットワークに接続可能で、かつ前記マットユーザと前記不要マットの入れ替え対象となる入れ替え物品との対応を示す入れ替え物品情報が記憶されたデータベースとの間での情報授受を可能とされた不要マット処理支援装置を、
    前記不要マットの処理依頼及び前記処理依頼の依頼元となる前記マットユーザを特定するユーザ特定情報が入来した場合に、前記データベースから、前記ユーザ特定情報で特定される前記マットユーザに対応した前記入れ替え物品を抽出し、抽出した前記入れ替え物品を示す物品情報を前記ネットワークに送出する入れ替え品抽出部、として機能させると共に、
    処理する前記不要マットの質量を示す質量情報と、入れ替えが希望された前記入れ替え物品の情報と、が入来した場合に、前記質量情報と、前記希望された前記入れ替え物品に対応づけられた換算比率と、に基づいて前記希望された前記入れ替え物品の入れ替え数量を求め、求めた前記入れ替え数量を数量情報として前記ネットワークに送出する換算部、として機能させることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項記載のプログラムが記録されていることを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
JP2013050274A 2013-03-13 2013-03-13 不要マット処理支援方法,不要マット処理支援システム,不要マット処理支援装置,プログラム,及び記録媒体 Active JP6219041B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013050274A JP6219041B2 (ja) 2013-03-13 2013-03-13 不要マット処理支援方法,不要マット処理支援システム,不要マット処理支援装置,プログラム,及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013050274A JP6219041B2 (ja) 2013-03-13 2013-03-13 不要マット処理支援方法,不要マット処理支援システム,不要マット処理支援装置,プログラム,及び記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014174971A JP2014174971A (ja) 2014-09-22
JP6219041B2 true JP6219041B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=51696081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013050274A Active JP6219041B2 (ja) 2013-03-13 2013-03-13 不要マット処理支援方法,不要マット処理支援システム,不要マット処理支援装置,プログラム,及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6219041B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022120418A1 (en) * 2020-12-07 2022-06-16 Robert Gabor Pongrass Carpet identification system

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002269216A (ja) * 2001-03-09 2002-09-20 Shunichi Toyoda 素材提供型商品交換システム
JP2003036332A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Ntt Me Corp 回収管理システム
JP2003296427A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Ricoh Co Ltd 通信ネットワークを利用した物品回収システム、そのサーバ装置及びクライアント装置、物品回収方法、及びプログラム
JP2004086487A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Duskin Co Ltd レンタル品管理システム及びレンタル品管理システムを用いた足拭きマットの仕分けシステム
JP2011095907A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Takara Keiki Seisakusho:Kk リサイクルシステムとその方法
EP2375372A1 (en) * 2010-04-08 2011-10-12 Ais, Llc Insurance incentive program for promoting the purchase of re-lease of an automobile after an expiration of a lease

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014174971A (ja) 2014-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7353195B2 (en) System for purchase management and for facilitating distribution
CN1221908C (zh) 供应商与客户装置之间的通信方法和系统
US8239296B2 (en) System and method of assisting goods collection and recording medium
AU2016201758A1 (en) Systems and methods for processing requests for proposals and managing inventory
CN1427974A (zh) 库存控制系统和方法
TW550489B (en) Dismantling system for product and its method
JP3978991B2 (ja) 受発注システム、及び記憶媒体
CN1942887A (zh) 分包商的启用以及管理方法和系统
CN1615487A (zh) 用于库存管理的系统和方法
EP1496458A1 (en) Recycle guarantee method and server
JP2009104491A (ja) ゴミ分別回収支援システム
Luo et al. A synchronized production-warehouse management solution for reengineering the online-offline integrated order fulfillment
US20110125611A1 (en) Optimized Electronic Commerce Transactions
JP2008152587A (ja) 電子チラシを用いた買い物リスト作成支援システム
JP4448272B2 (ja) ネットワークシステム、購入履歴提示方法、サーバ装置、プログラム、および記録媒体
JP6219041B2 (ja) 不要マット処理支援方法,不要マット処理支援システム,不要マット処理支援装置,プログラム,及び記録媒体
CN101369919A (zh) 基于企业的有相互关系的事件的消息次序管理
JP2009128992A (ja) 管理システム、管理方法、管理サーバ、店舗端末、およびそのコンピュータプログラム
CN114493400A (zh) 一种进销存智能分析系统
JP2007042011A (ja) 業務システムの管理装置および方法
JP2002318978A (ja) リース管理システム及びリース管理方法
CN1354419A (zh) 网络构建方法、管理报告获取方法和装置
JP2004234690A (ja) 流通支援設備
KR20230082829A (ko) 의류디자인 개발지원서비스 제공시스템
KR100636792B1 (ko) 인터넷을 이용한 에이에스피 기반의 기업소모성자재의통합 구매시스템 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170927

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6219041

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250