JP6218877B2 - 高さ調節が可能な靴底 - Google Patents

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Description

本発明は、靴底に関し、より詳細には、左右または前後方向に傾斜した地面に対しても靴底に内蔵された流体ケーシングの高さが変化することにより、均衡感を感じられるように構成される靴底に関する。
一般に、靴は、日常生活でも好んで履かれる一般的なウォーキング靴をはじめとして、登山靴及びゴルフ靴など、種々の種類のものが生産され市販されている。このような靴において最も重要な機能のうちの1つは、ウォーキングの際に靴の着用者が足に感じる快適さである。足に感じる快適さは、実質的にはクッション機能(Cushioning)に基づくことが多い。
靴を履くときの快適さを提供するために、現在、靴の製造では、クッション機能が最も重要な機能の1つとして認識されており、このための種々の提案がなされている。例えば、特許文献1で提案される靴は、空気の出入を介したエアクッション(Air cushioning)を備えることにより、靴の着用の際、快適さ(安楽感)を感じられるようにし、長時間のウォーキングにも疲労感をあまり受けないようにしている。
米国特許第8707583号明細書
ウォーキングの際、快適さまたは安楽さを感じるようにするために、実質的にクッション機能がより活性化され得る構造を有するように靴が設計されることが重要である。しかし、現在、多くの靴製造会社が追求しているエアクッション機能以外にも、靴の着用及びウォーキングにおいてさらに重要な点は、靴の底が全体的にある程度の水平を維持することといえる。
例えば、完全に水平面をなしている地面でウォーキングすることは、実質的に靴着用者が快適で、安楽さを感じられることは当然である。しかし、前後方向または左右方向に対する傾斜面を歩く場合、靴着用者は、上述したいかなるエアクッションを靴が有しても、傾斜自体に起因する不便さを感じることになる。
したがって、今後は、現在、靴製造社で追及している靴のアウトソール自体のクッション機能によって感じる安楽感または快適さより、実際の地面の傾斜状態によって靴着用者が感じる快適さまたは不便さが一層大きい影響を及ぼすと考えられる。本発明者は、このような点に着目して、傾斜を有する地面を歩く場合にも、着用者が相対的にさらに快適さを感じられる靴底を提案する。
本発明は、前後方向に傾斜した地面または左右方向に傾斜した地面を歩く場合に、傾斜状態を最大限水平状態に近く補正することにより、着用者に快適で、安楽さを提供できる靴底を提供することを主な目的とする。
本発明の他の目的は、傾斜した地面で水平状態に近く補正することにより、怪我の危険度を減少させるとともに、傾斜度によって誘発される体力消耗を最大限抑制することである。
このような基本的な目的の他にも、本発明は、基本的には、流体のクッション機能を十分発揮することができ、軽量かつ十分な高さを有する靴底を提供する目的も有する。
このような目的を達成するための本発明の靴底は、靴着用者の足裏が接触する足裏接触部と、ウォーキング中、地面と接触する地面接触部と、前記足裏接触部と前記地面接触部との間で、前後方向に配置される一対と左右方向に配置される一対とを含み、伸縮性のある材質で成形される複数の流体ケーシングと、前後方向の一対の前記流体ケーシング及び左右方向の一対の前記流体ケーシングを互いに連結し、靴の底面が前後方向と左右方向のうち、少なくとも一方向に傾斜した傾斜状態になると、高い位置の前記流体ケーシングから低い位置の前記流体ケーシングにのみ流体の流れを許す複数の弁体とで構成され、前記流体ケーシングの内部の前記流体は、前記弁体を介してのみ移動可能であり、靴の底面が傾斜状態のとき、前記流体ケーシングに加えられる圧力により、高い位置の前記流体ケーシングから低い位置の前記流体ケーシングの内部に前記弁体を介して前記流体が流入し、低い位置の前記流体ケーシングの高さが高くなることにより、前後方向及び左右方向の傾斜が補正されることを特徴とする。
そして、本発明の弁体に対する第1実施形態によれば、前記流体ケーシングの内部の前記流体が通過できる内部通路と、前記内部通路の両側面内部に成形され、チェックボールが定着すれば、一方向の前記流体の流れが規制される一対のボール定着部と、いずれか1つの前記ボール定着部に定着するとき一方向にのみ前記流体の流れを許し、前記内部通路内にあるとき前記流体の両方向流れを許す1つの前記チェックボールと、前記ボール定着部を経由して前後方向の前記流体ケーシングまたは左右方向の前記流体ケーシングと各々連結される一対の連結部と、で各々構成され、前記チェックボールは、前記流体より比重が高くて、前記流体内で沈降力を有する材質で成形され、前記連結部は、互いに反対方向にある前記流体ケーシングと連結され、前記弁体が傾くと、前記チェックボールは低い位置の前記ボール定着部に定着して、高い位置の前記流体ケーシングから低い位置の流体ケーシングにのみ前記弁体を介して前記流体が流れるように規制するようになる。
そして、本発明の弁体に対する他の実施形態によれば、前記流体ケーシングの内部の前記流体が通過できる内部通路と、前記内部通路の両側面内部に成形され、チェックボールが定着すれば、一方向の前記流体の流れが規制される一対のボール定着部と、いずれか1つの前記ボール定着部に定着するとき一方向にのみ前記流体の流れを許し、前記内部通路内にあるとき前記流体の両方向流れを許す1つの前記チェックボールと、前記ボール定着部を経由して前後方向の前記流体ケーシングまたは左右方向の前記流体ケーシングと各々連結される一対の連結部と、で各々構成され、前記チェックボールは、前記流体より比重が低くて、前記流体内で浮力を有する材質で成形され、前記連結部は、隣接した前記流体ケーシングと連結され、前記弁体が傾くと、高い位置の前記ボール定着部に定着して、高い位置の前記流体ケーシングから低い位置の前記流体ケーシングにのみ前記弁体を介して前記流体が流れるように規制するようになる。
本発明における流体ケーシングは、弾性復元力を有する材質で成形されることが好ましい。
そして、本発明の他の実施形態に係る靴底は、靴着用者の足裏が接触する足裏接触部と、ウォーキング中、地面と接触する地面接触部と、前記足裏接触部と前記地面接触部との間で、前後方向に配置される一対が少なくとも1つ以上左右方向に配列され、伸縮性のある材質で成形される複数の流体ケーシングと、前記前後方向の一対の前記流体ケーシングを互いに連結し、靴の底面が前後方向に傾斜した傾斜状態になると、高い位置の前記流体ケーシングから低い位置の前記流体ケーシングにのみ流体の流れを許す複数の弁体とで構成され、前記流体ケーシングの内部の前記流体は、前記弁体を介してのみ移動可能であり、靴の底面が傾斜状態のとき、前記流体ケーシングに加えられる圧力により、高い位置の前記流体ケーシングから低い位置の前記流体ケーシング内部に前記弁体を介して前記流体が流入し、低い位置の前記流体ケーシングの高さが高くなることにより、前後方向の傾斜が補正されることを特徴とする。
本発明のさらに他の実施形態の靴底は、靴着用者の足裏が接触する足裏接触部と、ウォーキング中、地面と接触する地面接触部と、前記足裏接触部と前記地面接触部との間で、左右方向に配置される一対が少なくとも1つ以上前後方向に配列され、伸縮性のある材質で成形される複数の流体ケーシングと、前記左右方向の一対の前記流体ケーシングを互いに連結し、靴の底面が左右方向に傾斜した傾斜状態になると、高い位置の前記流体ケーシングから低い位置の前記流体ケーシングにのみ流体の流れを許す複数の弁体とで構成され、前記流体ケーシングの内部の前記流体は、前記弁体を介してのみ移動可能であり、靴の底面が傾斜状態のとき、前記流体ケーシングに加えられる圧力により、高い位置の前記流体ケーシングから低い位置の前記流体ケーシング内部に前記弁体を介して前記流体が流入し、低い位置の前記流体ケーシングの高さが高くなることにより、左右方向の傾斜が補正されることを特徴とする。
以上のような構成を有する本発明によれば、前後方向の傾斜地面または左右方向の傾斜地面では、基本的に低い位置にある流体ケーシングに流体が流入しつつ高さが高くなり、実質的に靴着用者は、水平状態に近くなるように傾斜が補正されることが分かる。このように、前後方向及び左右方向の傾斜が補正されるとは、実質的に歩行の際、快適さを感じられることはもちろんであり、さらには、事故の危険も十分解消させ得るという効果も期待できる。
例えば、本発明の靴底は、登山のように上り坂を歩く場合には、かかと部分の高さを普段より高くすることで、より容易な山歩きが可能なように基本的な機能を提供し、下り坂の場合には、その反対に高さが調節される。このように、前後方の傾斜または左右側の傾斜に対して水平に近い高さ補正を行うことにより、快適なウォーキングはもちろんであり、安全なウォーキングが可能な長所を期待できる。
他の例を挙げれば、ゴルフ靴に本発明の靴底が適用されれば、左右方向及び前後方向に傾斜がある地域でのアドレス姿勢で、極めて便利であり、かつ安定した姿勢を取ることができるように手助けできることは当然に予想される顕著な作用効果である。そして、このように安定したアドレスを提供するということは、実質的に競技力の向上に直結すると考えられる。
このようなゴルフ靴及び登山靴の他にも、一般的な散歩やウォーキングなどでも、実質的に傾斜角度も水平に近く補正することにより、便利さはもちろん、安全性も一層確保できるという利点を有すると期待される。また、地面の傾斜に起因する体力の消耗も減らすことができるという長所も期待される。
前後方向の傾斜地面での靴底の機能を示す説明図である。 左右方向の傾斜地面での靴底の機能を示す説明図である。 複数の流体ケーシングを有する靴底の横断面を例示した図である。 図3に示す靴底の縦方向の断面図である。 図3に示す靴底の横方向の断面図である。 靴底の前後方向の流体移動を説明するための水平状態での断面を例示した図である。 靴底の左右方向の流体移動を説明するための水平状態での断面を例示した図である。 靴底の前後方向の流体移動を説明するための傾斜状態の断面を例示した図である。 靴底の左右方向の流体移動を説明するための傾斜状態での断面を例示した図である。 他の実施形態での流体移動を説明するための水平状態での断面を例示した図である。 他の実施形態での流体移動を説明するための傾斜状態での断面を例示した図である。
図面に示した実施形態に基づき、本発明についてより具体的に説明する。まず、図1及び図2に基づき、本発明に係る靴底10の基本的な機能について説明する。図1は、歩く方向に対して前後方向に傾斜した地面での靴底10の変化を示したものである。図示されたように、通常水平または水平に近い地面を歩いている場合には、図1(a)に示したように靴底10の厚さ(A、B)に変化は無く基本的な水平状態(基本設定状態)を維持し、上り坂になると、図1(b)に示したような状態に靴底10が変わる。図1(b)に示した状態では、実質的に靴底10の前方部分の高さ(A−a)が低く(前方部分が薄く)なり、後方部分の高さ(B+b)が高い(後方部分が厚い)状態に変わったことが分かる。
図2は、歩く方向に対して左右方向に傾斜した地面での靴底10の変化を示したものである。図示されたように、通常水平又は水平に近い地面を歩いている場合には、図2(a)に示したように、靴底10の厚さ(C、D)に変化は無く基本的な水平状態(基本設定状態)を維持する。このようなウォーキング状態で左右方向に対する傾斜地面に行くと、高い位置(図2(b)の左側部分)の高さ(C−c)は低く(左側部分が薄く)なり、低い位置(図2(b)の右側部分)の靴底10の高さ(D+d)が高く(右側部分が厚く)なって、実質的に右側部分が高くなるように変化する。
このように、本発明は、水平に近い地面を歩く場合に、靴底10は設定された基本的な状態を維持し、前後方向または左右方向に対する傾斜地面を歩くようになると、傾斜地面のうち、低い位置の靴底10が高くなりつつ、傾斜面に対して補償を行って、最大限水平面に近い状態で歩けるようにすることを主な技術的思想としている。
本発明の具体的な実施形態を示した図3〜図5を参考すれば分かるように、本発明に係る靴底10には、複数個の流体ケーシング12FL、12FR、12RL、12RR(以下では、全ての流体ケーシングを総称して流体ケーシング12と称する)が内蔵されている。このような流体ケーシング12は、内部に流体(Fluid)を内蔵しており、隣接する流体ケーシングと、弁体20、30を介して連結されている。説明の便宜のために、図3及び図4に示したように、前後方向に配置される流体ケーシング12FL及び12RL、12FR及び12RRを連結する弁体を符号”20”として表示する。そして、図3及び図5に示したように、左右方向に配置される流体ケーシング12FL及び12FR、12RL及び12RRを連結する弁体を図面符号”30”として表示する。
図3〜図5に示した実施形態において、流体ケーシング12は、前後方向FRに対して複数個、好ましくは、一対の流体ケーシング12FL及び12RLと、一対の流体ケーシング12FR及び12RRとで構成されている。そして、流体ケーシング12は、左右方向RLに対しても複数個、好ましくは、一対の流体ケーシング12FL及び12FRと、一対の流体ケーシング12RL及び12RRとで構成されている。
このようなそれぞれの流体ケーシング12FL、12FR、12RL、12RRは、前後方向または左右方向に隣接する流体ケーシング12と、弁体20、30を介して連結されるが、例えば、前後方向FRに配列された一対の流体ケーシング12FL及び12RL、12FR及び12RRは、それぞれ弁体20によって互いに連結されており(図4)、左右方向RLに配列された一対の流体ケーシング12FL及び12FR、12RL及び12RRは、それぞれ弁体30によって互いに連結されている(図5)。
このような流体ケーシング12の連結関係をまとめると、前後方向に配列された一対の流体ケーシング12及び左右方向に配列された一対の流体ケーシング12は、各々弁体20、30を介して内部の流体が互いに移動できるように連結されている。互いに連結される流体ケーシング12で内部の流体が隣接する流体ケーシング12に移動することは、弁体20、30の状態に応じて決定される。
このように、本実施形態の流体ケーシング12は、その内部の流体が連結された他の流体ケーシング12に移動することができ、他の流体ケーシング12から流体が流入できる。そして、このような流体ケーシング12は、伸縮性のある材質で成形され、他の流体ケーシング12から流体が流入すれば、全体的に体積が大きくなり、実質的に靴底10の高さを高めることができるように作られる。本実施形態において靴底10の内部に設けられる流体ケーシング12は、実質的に靴底10の広さが限定されているため、1つの流体ケーシング12の内部に他の流体ケーシング12から流体が流入すれば、高さが変化するように構成されなければならない。このような流体ケーシング12は、外力が印加されないと、元の状態に復帰できる弾性復元力を有する材質で成形されることがさらに好ましい。
本実施形態における弁体20、30は、流体を制御するためのものであって、靴底10の傾斜方向に沿って一方向にのみ流体を通過させることができる。図1(b)に示した状態、すなわち、前後方向FRに傾斜した傾斜面、さらに具体的には、上り坂を歩く場合では、靴底10の後方に位置する流体ケーシング12RL、12RRが高くなって登り坂に対する靴底の高さ補正がなされ得る。そして、前後方向に対して傾斜した地面に対する他の例として下り坂を歩く場合には、これと反対に、前方に位置する流体ケーシング12FL、12FRが膨らんで高くなって下り坂に対する靴底の高さ補正がなされ得る。
このような前後方向の傾斜を有する地面に対して、前後方向に対する靴底の高さ補正がなされるためには、高い位置にある流体ケーシング12から低い位置にある流体ケーシング12への流体の移動がなされなければならない。これは、低い位置にある流体ケーシング12から高い位置にある流体ケーシング12への流体の移動は起こってはならないことを意味する。このように、本実施形態における弁体20は、高い位置の流体ケーシング12から低い位置の流体ケーシング12に流体が流れ、その反対方向へは流体が流れないように動作しなければならない。
次に、このような本実施形態の弁体20、30についてさらに詳しく説明する。図6は、弁体20によって前後方向に互いに連結される流体ケーシング12FL及び12RL、12FR及び12RRの連結関係を示したものである。図示したように、本実施形態の弁体20は、内部に流体が流れ得る内部通路23を備えるバルブ本体22と、バルブ本体22の内部通路23に内蔵されて、靴の傾斜方向に沿って移動するチェックボール28とを備えている。
内部通路23は、連結されている流体ケーシング12内部の流体が流れ得る連結通路である。このような内部通路23の両側端部には、ボール定着部24a、24bが成形されている。このようなボール定着部24a、24bは、チェックボール28がその内部に入れば、完全に密着され得るように、チェックボール28の外形の一部に対応する形状を有している。ここで、ボール定着部24a、24b間の内部通路23の底面は、水平面に成形することがチェックボール28の左右移動に有利であるため、好ましいといえる。
そして、ボール定着部24a、24bが成形された内部通路23の両側面内部(両側端部)は、連結部26a、26bを介してそれぞれの流体ケーシング12と連結される。したがって、互いに連結された流体ケーシング12の内部にある流体が他の流体ケーシング12に流れるため、流体は、流体ケーシング12から連結部26a、26bの一方、内部通路23、そして、連結部26b、26aの他方を経由して他の流体ケーシング12に移動する。
図7は、左右方向に互いに位置し、弁体30によって連結される流体ケーシング12FL及び12FR、12RL及び12RRの連結関係を示したものである。実質的に図6に示したものと同じ構成であるが、説明の便宜のために、左側に位置する流体ケーシング12FLまたは12RLは、バルブ本体22の右側の連結部26dと連結され、右側に位置する流体ケーシング12FRまたは12RRは、バルブ本体22の左側の連結部26cと連結されているものとして表示している。また、バルブ本体22の左側には、ボール定着部24cが成形されており、バルブ本体22の右側には、ボール定着部24dが成形されているものとして表示している。
図6に示した本発明の第1実施形態によれば、チェックボール28は、流体ケーシング12内部の流体より比重の高い材質で作られるとともに、バルブ本体22の両側に成形された連結部26a、26bは、互いに反対方向の流体ケーシング12と連結されている。ここで、チェックボール28が流体より比重の高い材質で作られる例として、流体は空気のような気体で構成され、チェックボール28は、十分な剛性を有する金属材で成形される例を挙げることができる。流体は、気体ではなく液体としてもよい。流体が液体のとき、チェックボール28は、この液体より比重の高い金属材で成形されれば十分である。
内部通路23は、流体が流れ得る空間を意味するものであり、このような内部通路23内では、チェックボール28によって流体の流れが規制され得ない。すなわち、チェックボール28が、上述したボール定着部24a、24bのうち、いずれか一方の側に密着された状態でなく、ボール定着部24a、24bのいずれからも離間し、内部通路23内にあると、流体は、内部通路23を介して両方向に流れることができる。そして、これは、チェックボール28がいずれか一方の側のボール定着部24a、24bに密着されれば、少なくとも一方の側への流体の流れが規制されることを意味する。ここでの説明は、左右方向に配列されて、弁体30によって互いに連結される図7の流体ケーシング12に対しても同様に適用される。
図示したような実施形態において、複数個の流体ケーシング12は、互いに連結されて、内部の流体が他の流体ケーシング12に移動できることは、上述したとおりである。そして、このような流体ケーシング12は、前後及び左右方向に互いに連結されるが、前後方に位置する流体ケーシング12FL及び12RL、12FR及び12RRがそれぞれ互いに連結され、左右側にある流体ケーシング12FL及び12FR、12RL及び12RRがそれぞれ互いに連結されている。ここで、このような流体ケーシング12が弁体20、30を経由して互いに連結されることは、上述したとおりである。
そして、図6に示したように、流体ケーシング12と弁体20との連結部26a、26bは、互いに反対方向に連結される。すなわち、図3及び図6に示したものを基準とすれば、内部通路23の両側に形成される連結部26a、26bは、反対方向の流体ケーシング12と連結される。すなわち、前方にある流体ケーシング12FL及び12FRは、後方の連結部26bと連結され、後方にある流体ケーシング12RL及び12RRは、前方にある連結部26aと各々連結される。
このような反対方向の連結は、左右方向RLに対しても同様であるが、図3及び図7を基準とすれば、左側にある流体ケーシング12FL及び12RLは、バルブ本体22で右側の連結部26dと連結され、右側にある流体ケーシング12FR及び12RRは、バルブ本体22で左側の連結部26cと連結されていることが分かる。
本実施形態において、チェックボール28は、流体より高い比重を有するので、流体内で(流体に対して)沈降力を有するようになる。したがって、図6に示されたように、靴底10が水平状態になると、チェックボール28は、ボール定着部24a、24bに密着されず、内部通路23の中心部分に位置するようになる。そして、このような状態では、流体ケーシング12に対する外力がないか、両側の流体ケーシング12に同じ外力が加えられる場合には、流体は、移動がない状態である。
以上で説明した実施形態から分かるように、流体ケーシング12は伸縮性があり、流体の流入によって膨らんで靴底の高さが高くならなければならず、流体が抜け出ると、その反対に靴底の高さが低くなり得る材質、すなわち、伸縮性のある材質で成形されなければならない。そして、それぞれの流体ケーシング12に加えられる外力が除去されれば、元の状態に自然に復元されなければならないので、弾性復元力を有する材質で成形されなければならない。
そして、図4及び図5に示したように、このような複数の流体ケーシング12は、靴底10を構成する部分のうち、靴着用者の足裏が接触する足裏接触部42と、ウォーキング中、地面と接触する地面接触部44との間に備えられなければならない。そして、上述したように、流体ケーシング12の体積変化による高さ変化によって地面接触部44と足裏接触部42との間の高さが高くなるべきことは当然である。
さらに、本発明では、内部にある流体の移動によって流体が流入すれば、流体ケーシング12の高さが十分変わることができるように他の部品を使用することも可能であることはもちろんであり、例えば、側面形成部材46または流体ケーシング12の枠部分に接触して、流体の流入によって流体ケーシング12の高さが高くなることができるように導くか、案内する部材などを用いることもできる。また、本発明の流体ケーシング12を地面接触部44と足裏接触部42との間で仕切られた仕切り内部に設けて、流体の出入によって高低が変わるように構成することもできる。
次に、図6〜図9を参照して、本実施形態の靴底10の使用の際の状態変化について説明する。図4のように、靴底10が適用されて靴が構成されれば、靴は基本的に設計された状態を有するようになるが、このような基本設定状態は、靴が履かれていない状態であり、外力が靴底10に加えられていない状態である。
このような基本設定状態で、靴底10は、所定の高さを有するようになる。例えば、基本的に足裏接触部42の前方部分42F及び後方部分42Rは、上述した複数の流体ケーシング12によって形成される所定の高さを有しており、この所定の高さは、実質的に後方部分42Rが多少高く設定されることが好ましい。すなわち、基本設定状態とは、前方にある流体ケーシング12FR、12FL及び後方にある流体ケーシング12RL、12RRが所定の量の流体を有しているとともに、前方部分42Fと後方部分42Rとで所定の高さを有している状態を意味する。そして、このような状態は、全ての流体ケーシング12は、いかなる外力も加えられていない状態であるとともに、いかなる復元力も有していない状態であるといえる。
このような基本設定状態または図1(a)及び図2(a)に示したように、水平面を有する地面を歩く状態では、靴底10の高さ変化は、全体的に見ると発生しない。上述した実施形態において、チェックボール28は、流体より高い比重を有するため、流体に対して沈降力を有するようになる。したがって、図6に示されたように、靴底10が水平状態になると、チェックボール28は、いずれの側のボール定着部24a、24bにも密着せず、内部通路23の中心部分に位置する。このような状態では、流体ケーシング12に対する外力がないか、両側の流体ケーシング12に同じ外力が加えられる場合には、流体は移動しない状態にある。
そして、例えば、水平面を有する地面を歩く場合、靴底10が地面に全体的に接触している場合には、足裏全体が均一に足裏接触部42を加圧している状態であるため、靴底10の高さ変化は発生しない。平地を歩く場合を具体的に説明すれば、足裏が全体的に足裏接触部42に接触している状態で歩き始めると、かかとが先に持ち上がるようになり、靴底は、前方が低い傾斜状態を有するようになる。このとき、爪先は、靴底の足裏接触部42の前方部分42Fを加圧している状態である。
このように、前方が低い傾斜状態になると、図8とは反対方向の傾斜状態になるが、このとき、チェックボール28は、前方にあるボール定着部24aに定着した状態になり、実質的に前方の流体ケーシング12FL、12FRから内部通路23まで流体が入っても、チェックボール28が前方のボール定着部24aに密着した状態であるため、内部通路23から前方の連結部26aに流体が出られない。したがって、このような状態では、足の爪先が足裏接触部42の前方部分42Fを押さえるとしても、前方にある流体ケーシング12FL、12FRから流体が抜け出られないため、靴底10の高さ変化はない。
このような状態で連続して靴が地面から離れるようになるが、靴が地面から離れると、実質的に足裏接触部42には外力(足裏による圧力)が加えられないため、流体ケーシング12の高さ変化は発生しない。そして、靴が地面に着地する過程では、先に足のかかとが地面に接触しながら、足裏接触部42の後方部分42Rが加圧される。
しかし、ウォーキング中、足が地面に着地する瞬間には、靴は後部分が低い傾斜状態をなすようになり、図8に示した状態と同じ状態となる。そして、このような状態で、後方にある流体ケーシング12RL、12RRに圧力が加えられるようになる。しかし、図8に示したような状態では、チェックボール28が後方のボール定着部24bに密着されているため、後方の流体ケーシング12RL、12RRから前方の流体ケーシング12FL、12FRへの流体の移動は不可能な状態である。
以上から分かるように、水平面をなしている地面をウォーキングする過程では、実質的に流体ケーシング12での流体の出入が発生できない状態であるため、靴底10の高さ変化は全体的に起こらないようになる。ここで、靴の底面全体が地面に接触している状態で足の爪先が前方部分42Fを押さえるか、かかとが後方部分42Rを押さえる場合には、一方の側の流体ケーシング12から他方の側に流体が少しは流れ得るが、流体の流れによってチェックボール28がボール定着部24a、24b、24c、24dに定着するので、少量の流れのみが可能となり、このような少量の流体の流れは、靴底10の傾斜度変化までは誘発できない水準であり、靴にクッション機能を与えるようになる。したがって、平地を歩く場合には、通常、流体ケーシング12内部の流体の体積変化がなく、実質的な靴底の高さの変化が起こらない。このような点は、基本設定状態での複数の流体ケーシング12が元の所定の形状を維持している復元力が作用した状態であるともみることができる。
次に、平地から傾斜面(上り坂)に変わる状態での靴底10の高さ変化について説明する。図6に示した水平状態からで、図8に示したように、前後方向に対して傾斜した地面、例えば、登り坂になると、靴は、傾斜面に接触する状態となる。このような状態では、流体(本実施形態では、気体)より比重の高いチェックボール28は、後方に押されて後方のボール定着部24bに定着しつつ、内部通路23から後方の連結部26bに出る流体の流れは遮断するようになり、連結部26bを介して内部通路23に流入する流体の流れのみを許すようになる。
したがって、前方の流体ケーシング12FL、12FRと連結されている後方の連結部26bから内部通路23の内部への、そして、内部通路23の内部から前方の連結部26aを介して後方の流体ケーシング12RL、12RRへの流体の移動のみが可能となる状態である。このような状態で、着用者の歩みによって傾斜した地面で図8のような状態にある靴底10を足裏が加圧するようになると、前方にある流体ケーシング12FL、12FRから後方にある流体ケーシング12RL、12RRに流体が流入する。
すなわち、図8に示したように、傾斜面を上る過程で、靴の底面はほとんどが前方が高い傾斜状態を維持するようになる。また、靴底10に圧力が加えられることは、地面に靴が接触して足裏接触部42に体重がかけられている過程で起こるようになる。そして、図8に示したような上り坂では、上述したように、足裏が靴底10の足裏接触部42を加圧するとしても、前方にある流体ケーシング12FL、12FRから後方にある流体ケーシング12RL、12RRにのみ流体の移動が起こるようになっているので、上り坂では、常に靴底10の後方部分の高さが高くなる。
したがって、本実施形態の靴底10が適用された靴は、上り坂では後部分にある流体ケーシング12RL、12RRに流体が移動するようになり、実質的に靴は、常に後部分の高さが高く補正される。そして、このような部分的な高さ変化は、着用者が一層快適で、かつ安全に上ることができる機能を提供する。
このような上り坂での流体の移動をまとめると、実質的に靴の少なくとも一部が地面に接触した状態で流体の移動が起こるといえるが、上り坂では、靴は先端部が上にある傾斜を有している。このような状態で前後方向の流体ケーシング12間の弁体20で、チェックボール28は、常に後方のボール定着部24dに定着しているので、後方の流体ケーシング12から前方の流体ケーシング12に流体は移動できなくなる。
したがって、足裏が靴底10に荷重を加えても、前方部分の流体ケーシング12FR、12FLを押さえる力が後方部分の流体ケーシング12RL、12RRを押さえる力より大きい場合にのみ、流体が前方の流体ケーシング12FR、12FLから後方の流体ケーシング12RL、12RRに流れるようになる。このような原理は、下り坂の傾斜地面にも同様に適用されるだけでなく、左右側に傾斜した傾斜地面でも適用されことは明らかである。
このような上り坂傾斜を通って、再度水平面をなす地面に到着して靴が地面と接触する過程を説明すると、靴の後部分が先に地面に接触するが、このような状態は、靴自体は前が持ち上がっている傾斜状態でありながら、人のかかとが靴の後方にある流体ケーシング12RL、12RRを加圧する状態である。そして、続いて靴底の全体面が地面に接触し、その次には、後部分が持ち上がりながら、靴底10の前部分のみが地面と接触するようになる。すなわち、1つの足の一歩の過程で、靴の底面の傾斜の変化をみると、前部分が高い傾斜状態から次第に水平状態、そして、続いて前部分が低い傾斜状態に変わるようになるものである。そして、このような状態に応じてチェックボール28の位置も変わる。
上り坂傾斜を通って水平面をなす地面に到着した状態では、実質的に後方にある流体ケーシング12RL、12RRが膨らんで高くなった状態であるため、人が続けて平地を歩くときとは異なり、高くなった状態の後方の流体ケーシング12RL、12RRに加える力が相対的にさらに大きくなる。したがって、上述したように、一歩の過程で後方の流体ケーシング12RL、12RRから前方の流体ケーシング12RF、12FLに流体の移動が可能な瞬間、すなわち、チェックボール28が後方のボール定着部24bに密着した状態を除外した時間の間(チェックボール28が前方のボール定着部24aに位置したり、内部通路23内に位置したりする間)、足の爪先が前方の流体ケーシング12を加圧する力よりかかとが後方部分42Rを加圧する力がさらに大きい場合、後方の流体ケーシング12RL、12RRから前方の流体ケーシング12FL、12FRに流体が流れ込むことができる。
すなわち、上り坂を上った状態で後方の流体ケーシング12RL、12RRから前方の流体ケーシング12FR、12FLに流体が移動するようになりつつ、実質的には、上述した基本設定状態に戻るようになる。このように、基本設定状態への復帰は、一歩の動作で完全に完了するのではなく、数歩以内の動作で完了すると考えられる。ここで、最初の1、2歩で相対的に多くの流体の流れ(後方の流体ケーシング12RL、12RRから前方の流体ケーシング12FR、12FLへの流れ)が発生することは当然である。このように流体ケーシングの状態が基本設定状態に復帰することは、流体ケーシング12の弾性復元力もある程度寄与すると考えられる。
そして、前後方向に対する傾斜面の中の下り坂を歩く場合には、実質的に上り坂を歩く場合と正反対方向に流体ケーシング12の変化が起こる。したがって、前方にある流体ケーシング12FL、12FRに流体が流入することにより、靴底10の前方部分が高くなるようになる。そして、再度水平地面に達すると、上り坂から平地に行く過程と同じ原理により基本設定状態に復帰する。
次に、図5、図7、及び、図9を参照して、ウォーキングの際、左右方向の傾斜面での靴底の変化について説明する。左右方向の傾斜面での変化も上述した前後方向の傾斜面での変化と実質的に原理は同じである。図7に示した水平地面の状態で、図9に示したように、左側が高い傾斜面に達するようになると、チェックボール28は、右側に位置するボール定着部24dに入って密着される。
このような状態になると、実質的に左側の流体ケーシング12FL、12RLでの流体が連結部26dを経て内部通路23に、そして、内部通路から連結部26cを経て右側の流体ケーシング12FR、12RR内部に移動できる状態である。これと同時に、右側の流体ケーシング12FR、12RRから左側の流体ケーシング12FL、12RLには流体の流れがチェックボール28によって厳格に遮断された状態である。
したがって、図9でのような傾斜面で、ユーザが足裏接触部42を介して流体ケーシング12を加圧するようになると、実質的には高い位置にある流体ケーシングから低い位置にある流体ケーシングに流体が流れるようになる。このような流体の移動によって実質的には図2の(b)に示したように、傾斜面に対する補正がなされるようになり、可能な範囲内で水平状態に近接することになる。
そして、図7及び図9では、左側が高い傾斜面を例に挙げているが、右側が高い傾斜面での左右傾斜補正のための流体の流れは同じ原理からなるようになる。また、左右の傾斜面でのウォーキングが終わり、再度水平地面に戻ると、実質的に上述したように、前後方向の傾斜面から水平地面に戻った状況と同じ原理で基本設定状態に復帰するようになる。
以上の説明では、前後方向の傾斜と左右方向の傾斜の地面を歩く場合を各々分離して説明した。しかし、実際の地面は左右及び前後方向の傾斜が複合的になされた場合が多い。このように、左右方向の傾斜及び前後方向の傾斜が複合的になされた傾斜地面では、上述した流体の流れが同時に複合的に起こることは当然といえる。
以上の実施形態では、流体ケーシング12内部の流体は気体であり、チェックボール28は、比重の高い金属材で成形されて、沈降力を有する。図10及び図11に示されている本発明の第2実施形態では、流体ケーシング12A、12Bの内部に入る流体が、例えば、液体で構成され、チェックボール28は、液体より比重が低くて、浮力を有する材質、すなわち、流体より比重の軽い材質のもので成形した実施形態である。
このような実施形態の場合にも、傾斜面をウォーキングする場合には、低い側の流体ケーシング12の高さが高くなってはじめて実質的な傾斜補正がなされる。したがって、図10及び図11に示したように、第1の流体ケーシング12Aと第2の流体ケーシング12Bとは、弁体20によって内部の流体が互いに移動できるように連結されている。
そして、本実施形態においては、内部通路23が形成されているバルブ本体22の両側面にボール定着部24A、24Bが成形されることは上述した実施形態と同様である。ここで、ボール定着部24A、24Bの内部を介して成形される連結部26A、26Bは、各々同じ方向の流体ケーシング12A、12Bと連結されている。
すなわち、左側の流体ケーシング12Aは、バルブ本体22の左側に形成される連結部26Aと連結されており、右側の流体ケーシング12Bは、バルブ本体22の右側に形成される連結部26Bと連結されている。そして、本実施形態においては、チェックボール28が浮力を有しているので、バルブ本体22の上面を水平面に成形することが好ましい。
このような実施形態においても、平地を歩く場合の流体ケーシング12A、12Bの変化は上述した実施形態と同様である。そして、図11に示したように、傾斜面に達するようになると、チェックボール28は、浮力があるので、高い側にあるボール定着部24Aに密着される。このようになると、実質的に高い位置にある流体ケーシング12Aから低い位置にある流体ケーシング12Bへの流体の流れは可能であるが、その反対方向の流体流れは不可能である。
したがって、本実施形態のように、流体を液体で構成し、チェックボールを比重の低い物質で構成して浮力を有するようにする場合には、連結部と流体ケーシングとを同じ方向に互いに連結することにより、傾斜地面で高い位置の流体ケーシング内部から低い位置の流体ケーシング内部に流体が流れるようにできる。そして、このような実施形態においても、実質的な動作は、上述した通りであり、重複する説明を省略する。
以上説明したように、本発明では、傾斜地面を歩いたり、傾斜地面で止まったりした状態にある場合、低い位置にある流体ケーシングが膨らんで高さを高く補正することを基本的な技術的思想としていることが分かる。流体を気体とする場合には、金属製のように強度が十分確保されるチェックボールを使用でき、軽量かつ確実な動作を提供できるという長所がある。流体を液体として使用し、浮力を有するチェックボールを使用する場合には、弁体左右(前後)の連結部と流体ケーシングとをより簡便に連結できるという長所がある。
以上説明したような本発明の基本的な技術的思想の範疇内で、本発明の属する技術分野における通常の技術者にとっては、他の様々な変形が可能であることはもちろん、本発明の保護範囲は、添付した特許請求の範囲に基づいて解析されるべきである。
10 靴底
12、12FL、12FR、12RL、12RR 流体ケーシング
20、30 弁体
22 バルブ本体
23 内部流路
24a、24b、24c、24d ボール定着部
26a、26b、26c、26d 連結部
28 チェックボール
42 足裏接触部
44 地面接触部

Claims (6)

  1. 靴着用者の足裏が接触する足裏接触部と、
    ウォーキング中、地面と接触する地面接触部と、
    前記足裏接触部と前記地面接触部との間で、前後方向に配置される一対と左右方向に配置される一対とを含み、伸縮性のある材質で成形される複数の流体ケーシングと、
    前後方向の一対の前記流体ケーシング及び左右方向の一対の前記流体ケーシングを互いに連結し、靴の底面が前後方向と左右方向のうち、少なくとも一方向に傾斜した傾斜状態になると、高い位置の前記流体ケーシングから低い位置の前記流体ケーシングにのみ流体の流れを許す複数の弁体とで構成され、
    前記流体ケーシングの内部の前記流体は、前記弁体を介してのみ移動可能であり、
    靴の底面が傾斜状態のとき、前記流体ケーシングに加えられる圧力により、高い位置の前記流体ケーシングから低い位置の前記流体ケーシングの内部に前記弁体を介して前記流体が流入し、低い位置の前記流体ケーシングの高さが高くなることにより、前後方向及び左右方向の傾斜が補正されることを特徴とする高さ調節が可能な靴底。
  2. 前記弁体は、
    前記流体ケーシングの内部の前記流体が通過できる内部通路と、前記内部通路の両側面内部に成形され、チェックボールが定着すれば、一方向の前記流体の流れが規制される一対のボール定着部と、いずれか1つの前記ボール定着部に定着するとき一方向にのみ前記流体の流れを許し、前記内部通路内にあるとき前記流体の両方向流れを許す1つの前記チェックボールと、前記ボール定着部を経由して前後方向の前記流体ケーシングまたは左右方向の前記流体ケーシングと各々連結される一対の連結部と、で各々構成され、
    前記チェックボールは、前記流体より比重が高くて、前記流体内で沈降力を有する材質で成形され、前記連結部は、互いに反対方向にある前記流体ケーシングと連結され、前記弁体が傾くと、前記チェックボールは低い位置の前記ボール定着部に定着して、高い位置の前記流体ケーシングから低い位置の流体ケーシングにのみ前記弁体を介して前記流体が流れるように規制することを特徴とする請求項1に記載の高さ調節が可能な靴底。
  3. 前記弁体は、
    前記流体ケーシングの内部の前記流体が通過できる内部通路と、前記内部通路の両側面内部に成形され、チェックボールが定着すれば、一方向の前記流体の流れが規制される一対のボール定着部と、いずれか1つの前記ボール定着部に定着するとき一方向にのみ前記流体の流れを許し、前記内部通路内にあるとき前記流体の両方向流れを許す1つの前記チェックボールと、前記ボール定着部を経由して前後方向の前記流体ケーシングまたは左右方向の前記流体ケーシングと各々連結される一対の連結部と、で各々構成され、
    前記チェックボールは、前記流体より比重が低くて、前記流体内で浮力を有する材質で成形され、前記連結部は、隣接した前記流体ケーシングと連結され、前記弁体が傾くと、高い位置の前記ボール定着部に定着して、高い位置の前記流体ケーシングから低い位置の前記流体ケーシングにのみ前記弁体を介して前記流体が流れるように規制することを特徴とする請求項1に記載の高さ調節が可能な靴底。
  4. 前記流体ケーシングは、弾性復元力を有する材質で成形されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の高さ調節が可能な靴底。
  5. 靴着用者の足裏が接触する足裏接触部と、
    ウォーキング中、地面と接触する地面接触部と、
    前記足裏接触部と前記地面接触部との間で、前後方向に配置される一対が少なくとも1つ以上左右方向に配列され、伸縮性のある材質で成形される複数の流体ケーシングと、
    前記前後方向の一対の前記流体ケーシングを互いに連結し、靴の底面が前後方向に傾斜した傾斜状態になると、高い位置の前記流体ケーシングから低い位置の前記流体ケーシングにのみ流体の流れを許す複数の弁体とで構成され、
    前記流体ケーシングの内部の前記流体は、前記弁体を介してのみ移動可能であり、
    靴の底面が傾斜状態のとき、前記流体ケーシングに加えられる圧力により、高い位置の前記流体ケーシングから低い位置の前記流体ケーシング内部に前記弁体を介して前記流体が流入し、低い位置の前記流体ケーシングの高さが高くなることにより、前後方向の傾斜が補正されることを特徴とする高さ調節が可能な靴底。
  6. 靴着用者の足裏が接触する足裏接触部と、
    ウォーキング中、地面と接触する地面接触部と、
    前記足裏接触部と前記地面接触部との間で、左右方向に配置される一対が少なくとも1つ以上前後方向に配列され、伸縮性のある材質で成形される複数の流体ケーシングと、
    前記左右方向の一対の前記流体ケーシングを互いに連結し、靴の底面が左右方向に傾斜した傾斜状態になると、高い位置の前記流体ケーシングから低い位置の前記流体ケーシングにのみ流体の流れを許す複数の弁体とで構成され、
    前記流体ケーシングの内部の前記流体は、前記弁体を介してのみ移動可能であり、
    靴の底面が傾斜状態のとき、前記流体ケーシングに加えられる圧力により、高い位置の前記流体ケーシングから低い位置の前記流体ケーシング内部に前記弁体を介して前記流体が流入し、低い位置の前記流体ケーシングの高さが高くなることにより、左右方向の傾斜が補正されることを特徴とする高さ調節が可能な靴底。
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