JP6218505B2 - 筆記具用水性インキ組成物及びそれを内蔵した筆記具 - Google Patents
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また、前記潤滑剤を用いて潤滑性を付与した水性インキでは、ボールとボールホルダー間に皮膜が形成され、摩擦係数が下がることで、筆記時のインキ吐出性が向上するものの、固体であるため、添加によってインキ中の固形分濃度が向上してしまい、ペン先が空気中に晒された状態で長期間放置した際には、筆跡カスレ等の筆記不良を生じることがある。
更に、前記イオン液体が水性インキ中0.15〜20重量%の範囲にあることを要件とする。
更には、前記筆記具用水性インキ組成物を内蔵してなる筆記具を要件とする。
イオン液体のカチオン、アニオンは、特に限定されるものではなく、例えば、カチオンとしては、イミダゾリウムカチオン、ピリジウムカチオン、ピロリジウムカチオン、アンモニウムカチオン、ホスホニウムカチオン、スルホニウムカチオン等が挙げられる。
また、アニオンとしては、例えば、カルボン酸アニオン、ハロゲンアニオン、アルキル硫酸アニオン、アルキルスルホン酸アニオン、テトラシアノボレートアニオン、ジシアナミド、チオシアネートアニオン、硫酸水素アニオン、硝酸アニオン、オキサラートボラートアニオン、ホスフェートアニオン、ホスホネートアニオン、ホスフィナートアニオン、アルキルホスフェートアニオン、アルキルホスホネートアニオン、アルキルホスフィナートアニオン、テトラフェニルボレート、ノナフラートアニオン等、また、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドアニオン、ヘキサフルオロホスフェートアニオン、テトラフルオロボレートアニオン、トリフルオロアセテートアニオン、フルオロアルキルホスフェートアニオン、トリフルオロメタンスルホン酸アニオン、テトラフルオロホウ酸イオン等が挙げられる。
尚、カルボン酸アニオンとしては、炭素数1〜4のモノカルボン酸イオンやジカルボン酸イオン(ヒドロキシカルボン酸イオンを含む)、ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸イオン、芳香族カルボン酸イオン等が挙げられ、具体的には、例えば、ギ酸イオン、酢酸イオン、プロピオン酸イオン、リンゴ酸イオン、マレイン酸イオン、コハク酸イオン、グリコール酸イオン、乳酸イオン、酒石酸イオン、1,3,4,5−テトラヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸(キナ酸)イオン、安息香酸イオン等が例示できる。また、ハロゲンアニオンとしては、クロリドイオン、ブロミドイオン、ヨードイオンが挙げられる。
前記イオン液体の中でも、特にカチオンが水溶性官能基を有するアンモニウムイオンとアニオンとの組み合わせからなるイオン液体は、水への溶解度が高く、融点が低いとともに、一般的なイオン性界面活性剤が持つ長鎖アルキル鎖等の疎水基を持たないにも関わらず、界面活性剤にはないイオン液体特有のインク吐出安定性を示す。
具体的には下記一般式(I)で表される化合物が有用である。
また、R1、R2、R3、R4のうち、水溶性官能基は1〜4個であり、水溶性官能基を1〜4個導入することで、高い水溶性が得られるため、水性インキ中での安定性をより高めることができる。尚、常温で液状である低融点イオン液体を得る点からは、R1、R2、R3、R4のうち、少なくとも1個の構造が異なる非対称性の構造が望ましい。
前記カルボン酸イオンとしては、例えば、炭素数1〜4のモノカルボン酸イオンやジカルボン酸イオン(ヒドロキシカルボン酸イオンを含む)、ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸イオン、芳香族カルボン酸イオン等が挙げられる。具体的には、例えば、ギ酸イオン、酢酸イオン、プロピオン酸イオン、リンゴ酸イオン、マレイン酸イオン、コハク酸イオン、グリコール酸イオン、乳酸イオン、酒石酸イオン、1,3,4,5−テトラヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸(キナ酸)イオン、安息香酸イオン等が挙げられる。
ハロゲンイオンとしては、例えば、ブロミドイオン、クロリドイオン、ヨードイオン等が挙げられる。
また、水溶性の高いイオン液体を得る点からは、アニオンとしてメタンスルホネートイオン、メチル硫酸イオン、次亜リン酸イオン、およびカルボン酸イオンが好ましい。
0.15重量%未満では吐出安定効果を十分得ることは困難であり、また、20重量%を越えて配合しても更なる効果は得られないので、これ以上の添加を要しない。
前記染料としては、酸性染料、塩基性染料、直接染料等を使用することができる。
酸性染料としては、ニューコクシン(C.I.16255)、タートラジン(C.I.19140)、アシッドブルーブラック10B(C.I.20470)、ギニアグリーン(C.I.42085)、ブリリアントブルーFCF(C.I.42090)、アシッドバイオレット6B(C.I.42640)、ソルブルブルー(C.I.42755)、ナフタレングリーン(C.I.44025)、エオシン(C.I.45380)、フロキシン(C.I.45410)、エリスロシン(C.I.45430)、ニグロシン(C.I.50420)、アシッドフラビン(C.I.56205)等が用いられる。
塩基性染料としては、クリソイジン(C.I.11270)、メチルバイオレットFN(C.I.42535)、クリスタルバイオレット(C.I.42555)、マラカイトグリーン(C.I.42000)、ビクトリアブルーFB(C.I.44045)、ローダミンB(C.I.45170)、アクリジンオレンジNS(C.I.46005)、メチレンブルーB(C.I.52015)等が用いられる。
直接染料としては、コンゴーレッド(C.I.22120)、ダイレクトスカイブルー5B(C.I.24400)、バイオレットBB(C.I.27905)、ダイレクトディープブラックEX(C.I.30235)、カヤラスブラックGコンク(C.I.35225)、ダイレクトファストブラックG(C.I.35255)、フタロシアニンブルー(C.I.74180)等が用いられる。
尚、前記顔料を分散する樹脂としては、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、アクリル酸樹脂、マレイン酸樹脂、アラビアゴム、セルロース、デキストラン、カゼイン等、およびそれらの誘導体、前記した樹脂の共重合体等が挙げられる。
蛍光顔料としては、各種蛍光性染料を樹脂マトリックス中に固溶体化した合成樹脂微細粒子状の蛍光顔料が使用できる。
また、酸化チタン等の白色顔料、アルミニウム等の金属粉、天然雲母、合成雲母、アルミナ、ガラス片から選ばれる芯物質の表面を二酸化チタン等の金属酸化物で被覆したパール顔料、コレステリック液晶型光輝性顔料等を使用することもできる。
更に、熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料(加熱消色型顔料)や、熱変色性組成物と共に、染料や顔料を内包したマイクロカプセル顔料等の熱変色性顔料を使用することもできる。
前記可逆熱変色性組成物としては、特公昭51−44706号公報、特公昭51−44707号公報、特公平1−29398号公報等に記載された、所定の温度(変色点)を境としてその前後で変色し、高温側変色点以上の温度域で消色状態、低温側変色点以下の温度域で発色状態を呈し、前記両状態のうち常温域では特定の一方の状態しか存在せず、もう一方の状態は、その状態が発現するのに要した熱又は冷熱が適用されている間は維持されるが、前記熱又は冷熱の適用がなくなれば常温域で呈する状態に戻る、ヒステリシス幅が比較的小さい特性(ΔH=1〜7℃)を有する可逆熱変色性組成物をマイクロカプセル中に内包させた加熱消色型のマイクロカプセル顔料が適用できる。
更に、特公平4−17154号公報、特開平7−179777号公報、特開平7−33997号公報、特開平8−39936号公報等に記載されている比較的大きなヒステリシス特性(ΔH=8〜50℃)を示すものや、特開2006−137886号公報、特開2006−188660号公報、特開2008−45062号公報、特開2008−280523号公報等に記載されている大きなヒステリシス特性を示す、即ち、温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側から上昇させていく場合と逆に変色温度域より高温側から下降させていく場合とで大きく異なる経路を辿って変色し、完全発色温度以下の低温域での発色状態、又は完全消色温度以上の高温域での消色状態が、特定温度域で色彩記憶性を有する可逆熱変色性組成物を内包させ加熱消色型のマイクロカプセル顔料も適用できる。
尚、前記色彩記憶性を有する可逆熱変色性組成物として具体的には、完全発色温度を冷凍室、寒冷地等でしか得られない温度、即ち−50〜0℃、好ましくは−40〜−5℃、より好ましくは−30〜−10℃、且つ、完全消色温度を摩擦体による摩擦熱、ヘアドライヤー等身近な加熱体から得られる温度、即ち50〜95℃、好ましくは50〜90℃、より好ましくは60〜80℃の範囲に特定し、ΔH値を40〜100℃に特定することにより、常態(日常の生活温度域)で呈する色彩の保持に有効に機能させることができる。
尚、前記水溶性有機溶剤は一種又は二種以上を併用することもでき、インキ組成物中2〜60重量%、好ましくは5〜35重量%の範囲で用いられる。
更に、潤滑剤を添加することができ、金属石鹸、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、エチレンオキサイド付加型カチオン活性剤、リン酸エステル系活性剤、N−アシルアミノ酸系界面活性剤、ジカルボン酸型界面活性剤、β−アラニン型界面活性剤、2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾールやその塩やオリゴマー、3−アミノ−5−メルカプト−1,2,4−トリアゾール、チオカルバミン酸塩、ジメチルジチオカルバミン酸塩、α−リポ酸、N−アシル−L−グルタミン酸とL−リジンとの縮合物やその塩等が用いられる。
また、N−ビニル−2−ピロリドンのオリゴマー、N−ビニル−2−ピペリドンのオリゴマー、N−ビニル−2−ピロリドン、N−シクロヘキシル−2−ピロリドン、ε−カプロラクタム、N−ビニル−ε−カプロラクタムのオリゴマー等の増粘抑制剤を添加することで、出没式形態での機能を高めることもできる。
前記剪断減粘性付与剤としては、水に可溶乃至分散性の物質が効果的であり、キサンタンガム、ウェランガム、ゼータシーガム、ダイユータンガム、マクロホモプシスガム、構成単糖がグルコースとガラクトースの有機酸修飾ヘテロ多糖体であるサクシノグリカン(平均分子量約100乃至800万)、グアーガム、ローカストビーンガム及びその誘導体、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸アルキルエステル類、メタクリル酸のアルキルエステルを主成分とする分子量10万〜15万の重合体、グルコマンナン、寒天やカラゲニン等の海藻より抽出されるゲル化能を有する炭水化物、ポリN−ビニル−カルボン酸アミド架橋物、ベンジリデンソルビトール及びベンジリデンキシリトール又はこれらの誘導体、架橋性アクリル酸重合体、無機質微粒子、HLB値が8〜12のノニオン系界面活性剤、ジアルキルスルホコハク酸の金属塩やアミン塩等を例示できる。更には、インキ組成物中にN−アルキル−2−ピロリドンとアニオン系界面活性剤を併用して添加してもよい。
前記剪断減粘性付与剤は、インキ組成物中0.1〜20重量%の範囲で用いることができる。
本発明に用いるイオン液体は、強酸性または強アルカリ性下で、共存イオンによってはアニオンまたはカチオン交換により、融点、水溶性の変化や、さらに構造変化によりインキ吐出性を損なう虞がある。またイオン液体自身の酸性度あるいは塩基性度が高いと、他成分の例えば着色剤を変質させたり、反応するなどして色調や粘度などの経時安定性が得られない虞があるため、弱酸性〜弱アルカリ性(例えば、pHであれば4.0〜10.0)の領域であることが好ましい。つまり、イオン液体がこの領域であると安定性、安全性の面から保管、取扱が容易であるとともに、経時安定性が良好なpH4.0〜10.0の中間領域である筆記具用水性インキ組成物を容易に得ることができる。特に中性領域のイオン液体であるとより悪影響を与えないため好ましい。
また、ペン先を1本備えるものの他、太さや形状の異なるペン先を軸筒の両端に備えた両頭式形態であってもよい。尚、前記両頭式形態においては、一端をボールペンとしたものであってもよい。
(1)冨士色素(株)製、商品名:フジSPブラック8500(固形分:16%)
(2)(株)アイゼン製、商品名:フロキシン(C.I.45410)
(3)保土ヶ谷化学工業(株)製、商品名:ブリリアントブルーFCF−L(C.I.42090)
(4)(イ)成分として2−(2−クロロアニリノ)−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン4.5部、(ロ)成分として1,1−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)n−デカン4.5部、2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン7.5部、(ハ)成分としてカプリン酸4−ベンジルオキシフェニルエチル50.0部からなる可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料(T1:−20℃、T2:−9℃、T3:40℃、T4:57℃、ΔH:63℃、平均粒子径:2.5μm、黒色から無色に色変化する)
(5)第一工業製薬(株)製、商品名:プライサーフAL
(6)アーチケミカルズジャパン社製、商品名:プロキセルXL−2
(7)三晶(株)製、商品名:レオザン
(8)イオン液体A
(9)イオン液体B
(10)イオン液体C
(11)イオン液体D
(12)イオン液体E
(13)イオン液体F
(14)イオン液体G
尚、各イオン液体の融点について確認するため、各イオン液体をスクリュー管に添加し減圧乾燥させ無水物として、0℃に設定した恒温器に、24時間放置し、性状(液体、固体)を確認したところ、いずれも液体であった。従って、イオン液体A〜Gの融点は0℃以下である。
水に対する溶解性については、TG/DTAで測定した含水率を踏まえ、スクリュー管に所定の濃度となるように、イオン液体およびイオン交換水を仕込み、その後、20℃で30分間攪拌した後、10分間静置し、溶解性を目視で確認し、水に溶解するイオン液体量を算出した。その結果、イオン液体A〜Fは、水に対して0.15重量%以上、イオン液体Gは0.15重量%未満であった。
pHについては、イオン液体A〜Fをイオン交換水で10重量%濃度になるように調製し、株式会社堀場製作所製のpHメーター(F−21)を用いて、25℃で測定したところ、イオン液体A〜FのpHは5〜9の中性領域であった。
(15)日光ケミカルズ(株)製、商品名:PBC−34
前記実施例1,2及び比較例1,2の配合量で各原料を混合し、25℃で1時間撹拌溶解した後、濾過することによりマーキングペンインキ組成物を得た。尚、得られたインキ組成物のpHはいずれも4.0〜10.0の中間領域であった。
ポリエステルスライバーを合成樹脂フィルムで被覆したインキ吸蔵体内に前記マーキングペンインキ組成物を含浸させ、ポリプロピレン樹脂からなる軸筒内に収容し、ホルダーを介して軸筒先端部にポリエステル繊維の樹脂加工チップ(砲弾型)を接続状態に組み立て、キャップを装着することでマーキングペンを得た。
前記実施例3〜6及び比較例3〜5の配合量で各原料を混合し、25℃でディスパーにて400rpm、1時間攪拌した後、濾過することでボールペンインキ組成物を得た。尚、比較例5のインキ組成物においては、イオン液体Gが完全に溶解せず、分離した状態であった。また、得られたインキ組成物のpHはいずれも4.0〜10.0の中間領域であった。
直径0.7mmの超硬合金製ボールを抱持するステンレススチール製チップを備えたペン芯(櫛歯状インキ貯溜体)が軸筒前方(開口側)に嵌合されることで、後方(封鎖側)をインキ貯蔵部とするペン芯式筆記具外装に前記インキを充填し、キャップを嵌合することでボールペンAを作製した。
前記実施例7,8及び比較例6の配合量で増粘剤を除く各原料を混合し、25℃でディスパーにて400rpm、1時間攪拌した後、増粘剤を加えて更に1時間攪拌することでボールペンインキ組成物を得た。尚、比較例6のインキ組成物においては、イオン液体Gが完全に溶解せず、分離した状態であった。また、得られたインキ組成物のpHはいずれも4.0〜10.0の中間領域であった。
基油としてポリブテン98.5部中に、増粘剤として脂肪酸アマイド1.5部を添加した後、3本ロールにて混練してインキ逆流防止体を得た。
直径0.4mmの超硬合金製ボールを抱持するステンレススチール製チップが透明ポリプロピレン製パイプの一端に嵌着されたボールペンレフィル内に、前記各インキ組成物を充填し、その後端に前記インキ逆流防止体を配設した後、前記ボールペンレフィルを軸筒に組み込み、キャップを装着することでボールペンBを作製した。
機械筆記試験
筆記可能であることを確認した前記マーキングペン及びボールペンを、室温にて旧JIS P3201筆記用紙Aに走行試験機(精機工業研究所製)で、通常速度及び高速で螺旋状の丸を各1000m連続筆記した際の筆跡の状態を確認した。
手書筆記試験
筆記可能であることを確認した前記マーキングペン及びボールペンを、室温にてレポート用紙(旧JIS P3201筆記用紙A)に手書きでA〜Zまでのアルファベットを1行に筆記した。その際の筆跡の滲みの有無を目視により確認した。
キャップオフ試験
筆記可能であることを確認した前記マーキングペン及びボールペンを、ペン先が空気中に晒された状態とし、横置き状態で25℃の環境下で、マーキングペン5時間、ボールペン30日間放置した後、室温にてレポート用紙(旧JIS P3201筆記用紙A)に手書きで1行に12個の螺旋状の丸を連続筆記した。その際の筆跡状態を目視により確認した。
各試験の結果を以下に示す。
機械筆記試験
◎:高速筆記であっても良好な筆跡を示した。
○:良好な筆跡を示した。
×:筆跡に複数のカスレや線飛びが見られた。
手書筆記試験
○:良好な筆跡を示した。
×:筆跡に滲みが見られた。
キャップオフ試験
○:カスレを生じることなく良好な筆跡が得られた。
×:カスレを生じる、又は筆記不能。
Claims (3)
- 水と着色剤と、20℃における水への溶解度が0.15重量%以上のイオン液体を含んでなり、前記イオン液体が、水溶性官能基を有するアンモニウムイオンをカチオンとする塩である筆記具用水性インキ組成物。
- 前記イオン液体が水性インキ中0.15〜20重量%の範囲にある請求項1記載の筆記具用水性インキ組成物。
- 前記請求項1又は2に記載の筆記具用水性インキ組成物を内蔵してなる筆記具。
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