JP6217911B2 - 遊技盤の製造方法 - Google Patents
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遊技板300uは、図14に示すように、ラワン材やブナ材等からなる複数枚の単板を接着剤で張り合わせた平板状の合板320uの前面に、図柄が印刷された薄板状のセルシート310uを接着したものが使用されている。また、釘調整をした際に、遊技釘200uが合板320uの中に入り込み突出部分の長さが短くなってしまうことを防ぐために、合板320uの背面側部分には硬い材質の単板からなる硬質単板321uが用いられている。
例えば、特許文献1の特開2013−34702号「遊技機」においては、遊技球の進行方向に変化を与える遊技釘が打ち込まれた遊技板を有する遊技機であって、前記遊技板は、前記遊技釘が打ち込まれた場合に、当該遊技釘を保持する保持部と、当該保持部の手前側に設けられて当該遊技釘の外周の少なくとも一部と接触しない非接触部とを有する遊技機が提案されている。
前記遊技板として、前面側に硬質の単板からなる上部支持層を有し、その前面に合成樹脂製のセルシートが貼付された平板状の木製合板を使用し、
前記遊技釘として、先端に向かって先細りする略円錐形状の尖端部と、その基端に繋がるように、該尖端部と同軸、かつ、該尖端部の基端と同径の円柱状の被ガイド部と、が形成された略円柱状の軸部を有する金属釘を使用し、
前記遊技板の前記遊技釘を植設すべき箇所に、前記セルシートを貫通し、該遊技釘の先端側の、前記被ガイド部の少なくとも一部及び前記尖端部と同形状で、かつ、所定方向に所定角度傾斜した凹状の下穴を、前記上部支持層に該被ガイド部と同径の略筒状のガイド部を有するように該遊技板の前面側から形成する下穴形成工程と、
前記下穴形成工程により形成された下穴に前記遊技釘を打ち込む遊技釘打込工程と、を備え、
前記遊技釘打込工程において、前記遊技釘は、前記被ガイド部の少なくとも一部及び前記尖端部が前記下穴に案内されるとともに、該被ガイド部が前記ガイド部に支持されながら打ち込まれることにより、前記遊技板に前記所定方向及び所定角度となるように植設される、ことを特徴とする。
また、前面側に遊技領域が形成される遊技板と、該遊技板の板面に植設される遊技釘と、を使用した遊技盤の製造方法であって、
前記遊技板として、背面側に硬質の単板からなる第一硬質層を有し、前面に合成樹脂製のセルシートが貼付された平板状の木製合板を使用し、
前記遊技釘として、先端に向かって先細りする略円錐形状の尖端部と、その基端に繋がるように、該尖端部と同軸、かつ、該尖端部の基端と同径の円柱状の被ガイド部と、が形成された略円柱状の軸部を有する金属釘を使用し、
前記遊技板の前記遊技釘を植設すべき箇所に、前記セルシートを貫通し、該遊技釘の尖端部の少なくとも一部と同形状で、かつ、前記所定方向に所定角度傾斜した凹状の下穴を、遊技板の前面側から形成する下穴形成工程と、
前記下穴と同軸、かつ、前記被ガイド部と同径で、前記所定方向に所定角度傾斜し、前記第一硬質層を貫通する穴である誘導穴を、遊技板の背面側から形成する誘導穴形成工程と、
前記下穴形成工程により形成された下穴及び前記誘導穴形成工程により形成された誘導穴に前記遊技釘を打ち込む遊技釘打込工程と、を備え、
前記遊技釘打込工程において、前記遊技釘は、前記下穴及び前記誘導穴に打ち込まれる際に、前記尖端部が前記下穴に案内されることにより前記所定方向に所定角度傾斜して打ち込まれ、前記尖端部及び被ガイド部が該誘導穴に沿うように案内されることにより打ち込み角度及び打ち込み方向が修正されて、前記遊技板に前記所定方向及び所定角度となるように植設される、ことを特徴としてもよい。
ここで、本来遊技釘を植設すべき傾斜方向及び傾斜角度を、所定方向及び所定角度と表わし、角度は遊技盤(遊技板)面に下ろした垂線に対する遊技釘の中心線の角度で表わす。また、遊技釘を打ち込んでいる途中や打ち込み直後の遊技釘の方向及び角度を、打ち込み方向及び打ち込み角度と表わして区別する。なお、以下に示す実施例においては、所定方向を遊技機が設置された際の上向きの方向とし、所定角度を5度として、適宜、説明し図示するが、所定方向及び所定角度はこれに限られない。
図5は、実施例1の遊技盤13の製造方法において使用する遊技釘200を示す側面図である。なお、実施例1の遊技盤13の製造方法において使用する遊技板300については、従来例の遊技板300uと同じであるので、同様の符号、名称を付す等して重複する説明は省略する。また、以下に図示する断面図は、遊技釘を植設すべき所定の方向に対して平行な平面で切断した状態を示す。
まず、遊技釘200について説明する。
図5に示すように、遊技釘200は、後端側の球欠状の頭部210と、頭部210の底面(底円)の中心から垂設される略円柱形状の軸部220とを有しており、例えば、真鍮材によって一体的に形成されている。軸部220は、略円錐状の尖端部221と、円柱形状の被ガイド部223と、外周面がねじ状に加工されている略円柱形状のねじ部225と、被ガイド部223と同径の円柱形状の円柱部227とからなり、先端側から後端側にかけて繋がるように設けられている。
遊技釘200は、釘打ち機により、軸部220の先端側部分である埋設部Kが遊技板300に埋め込まれ、軸部220の後端側部分である突出部Lは遊技板300から突出するように打ち込まれる。なお、埋設部Kは、上述の尖端部221、被ガイド部223、ねじ部225、及び円柱部227の先端側部分が該当し、突出部Lは、円柱部227の後端側部分が該当する。遊技球はこの突出部Lに衝突することによりその流下方向が変化する。
遊技板成形工程は、遊技板300に入賞口63,64,65aやアウト口66を設けるための孔を形成する工程である。ルーターマシン等を用いて加工されるが、その詳細については省略する。
図9は、遊技盤13aの製造方法を説明する説明図であり、(a)は下穴400aを形成した遊技板300aの断面図、(b)は遊技釘打込工程における遊技板300aと遊技釘200との関係を示す。なお、図9(a)においては、下穴400aを詳細に説明するために破線部の拡大図も示している。図9(b)においては、一番上の下穴400aは遊技釘打込み前の状態、真ん中の下穴400aは遊技釘打ち込みの初期段階の状態、一番下の下穴400aは遊技釘200を打ち込んだ後の状態を示す。遊技板300aは、図9に示すように、合板320aの前面に硬質の木材(例えば、ブナ材等)の単板からなる上部支持層323が設けられている。
また、リング部rを有するようにガイド部410aを形成すれば、リング部rの内壁面が、常に遊技釘200の被ガイド部223等の外周面の一部の全周を包み込むように支持しながら遊技釘200を案内するため、より確実に遊技釘200のばらつきを防ぐことができる。
遊技釘200bは、図10に示すように、尖端部221bの後端部分に、外壁面が側面視において略円弧状の曲線であるアール部222が形成されている。アール部222の外壁面における接線の傾きは、先端においては尖端部221bの先端側の円錐形状部分の母線の傾きと同じであり、後端に向かって徐々に変化し、後端においては被ガイド部223の外壁面の傾きと同じとなるように形成されている。遊技板300bは、図10(a)に示すように、硬質単板321は有しておらず、合板320bの背面には硬質の木材(例えば、ブナ材等)の単板からなる下部支持層325が設けられている。下部支持層325の厚さ等については後述する。
誘導穴形成工程は、遊技板300bの背面側に遊技釘200bの被ガイド部223と同径の略円柱形状の有底穴である誘導穴500を形成する工程である。図10(b)に示すように、誘導穴500は、ドリル(図示せず)等により遊技板300bの背面側の下部支持層325を貫通し、遊技釘200bを植設すべき位置に所定方向に所定角度傾斜した状態で形成される。
なお、下部支持層325は、図10(c)に示すように、遊技釘200bを打ち込んだ際に、遊技釘200bの被ガイド部223及び尖端部221bが入り込む箇所に対応するように、その位置及び厚さが設定されており、ねじ部225の先端は、下部支持層325の前面に略接するような状態となる。
遊技盤13bの製造方法によれば、遊技釘200bは、遊技板300bの前面側の下穴400a(リング部r)により案内されながら打ち込まれ、遊技板300bの背面側の誘導穴500により最終段階において打ち込み方向及び打ち込み角度が修正されるので、より確実に打ち込み角度等のばらつきを防ぐことができる。下穴400a(リング部r)及び誘導穴500は所定方向及び所定角度となるように形成されているので、遊技釘200bを所定方向及び所定角度に打ち込むことができ、遊技釘200bの調整作業の労力を軽減することができる。また、凸部hを有するねじ部225の先端側が下部支持層325の前面に到達するように、遊技釘200b及び遊技板300bが構成されているため、釘調整をした際にねじ部225がストッパーとなり、遊技釘200bが遊技板300b内に入り込んでしまうのを防ぐことができる。さらに、下穴400aと誘導穴500との間においては、遊技釘200bが合板320bの木の繊維の間を通り抜けるようにして打ち込まれる。そのため、遊技釘200bを貫通孔に打ち込む場合に比べ、遊技釘200bが緩んだり抜けたりしにくい。
なお、誘導穴形成工程は、下穴形成工程の前や、遊技板成形工程の後に行われてもよく、その順序は適宜変更可能である。
遊技釘200cは、図11(a)に示すように、実施例2の遊技釘200bと異なり、尖端部221cの先端が丸みを帯びた形状となっている。遊技釘200cは、遊技板300cに形成された貫通孔である二段誘導孔600(詳細は後述)に打ち込まれるため先端が尖っている必要がなく、また、丸みを帯びた形状とすることにより、二段誘導孔600の周壁面に引っ掛かってしまうことも防ぐことができる。また、遊技板300cは、図11(a)に示すように、実施例2の遊技板300cと異なり、合板320cには上部支持層323が設けられていない。
二段誘導孔形成工程は、遊技釘200cを植設すべき位置に、所定方向に所定角度傾斜した貫通孔である二段誘導孔600を遊技板300cに形成する工程である。図11(b)に示すように、二段誘導孔600は、実施例2の誘導穴500と同形状に下部支持層325に形成される下部誘導部500cと、これに連通して前面側に形成される略円柱状の孔である上部誘導部(上述した上部誘導路に該当)610を有しており、遊技板300cの背面側から2段錐(図示せず)等により遊技板300cを厚さ方向において貫通するように設けられる。二段誘導孔600の上部誘導部610は、その中心線が下部誘導部500cの中心線と同一直線上に位置するように設けられ、その径はどの横断面においても同径で下部誘導部500cの径よりも小さくなるよう形成されている。二段誘導孔600の上部誘導部610及び下部誘導部500cの中心線は、所定方向及び所定角度で植設した場合の遊技釘200cの中心線と同一直線上にある。また、上部誘導部610の径は遊技釘200cの被ガイド部223、ねじ部225の胴部i、及び円柱部227の径よりも小さく、下部誘導部500cの径は遊技釘200cの被ガイド部223等と同径である。
つまり、遊技盤13cの製造方法によれば、遊技釘200cは遊技板300cの前面側の上部誘導部610により、打ち込み角度等が所定角度等となるように誘導されながら打ち込まれ、遊技板300cの背面側の下部誘導部500cにより最終段階において打ち込み角度等が修正されるので、より確実に遊技釘200cのばらつきを防ぐことができる。遊技釘200cを所定方向及び所定角度に打ち込むことができるので、遊技釘200cの調整作業の労力を軽減することができる。また、凸部hを有するねじ部225の先端側が下部支持層325の前面に到達するように、遊技釘200c及び遊技板300cが形成されているため、ねじ部225がストッパーとなり、釘調整をした際に遊技釘200cが遊技板300c内に入り込んでしまうのを防ぐことができる。二段誘導孔600は貫通孔であるが、上部誘導部610は遊技釘200cの被ガイド部223やねじ部の胴部iよりも径が小さいので、遊技釘200cが緩んだり抜けたりしにくい。さらに、下穴形成工程を省くことができるので、生産効率を上げることができる。なお、下部支持層325の厚さは、実施例2の場合と同様、適宜変更することができる。
図12は、実施例2の遊技盤13c1の製造方法を説明するための説明図であり、(a)は二段誘導孔600を形成した後の遊技板300cの断面図及び遊技釘200c1の側面図、(b)は二段誘導孔600に遊技釘200c1が打ち込まれている状態を示す遊技板300cの断面図、(c)は二段誘導孔600に遊技釘200c1を打ち込んだ後の状態を示す遊技板300cの断面図である。遊技釘200c1の尖端部221c1は、被ガイド部223の先端に繋がるように形成され、被ガイド部223と同径の底面を有する円錐台形状の円錐台部sと、円錐台部sの先端からその中心線方向に突出するように形成された略円柱状の小円柱部tとからなる。この小円柱部tは、円錐台部sの先端と同径であるとともに、二段誘導孔600の上部誘導部610の径と同径であり、小円柱部tの先端は、遊技釘200cと同様、丸みを帯びた形状となっている。
遊技釘200c1は、上部誘導部610において、小円柱部tにより所定方向及び所定角度の傾斜を維持しながら打ち込まれるため、保持孔700a1を確実に所定方向及び所定角度に傾斜するように形成することができる。そのため、上部誘導部610に小円柱部tが案内されるだけでなく、形成された保持孔700a1自体に被ガイド部223、ねじ部225の胴部i、円柱部227が案内されるので、打ち込み方向及び打ち込み角度が所定方向及び所定角度からぶれることをより確実に防ぐことができる。このように、下側誘導部500cに進入する際のぶれが小さいため、被ガイド部223はスムーズに下側誘導部500cに案内され、遊技釘200c1の打ち込み方向及び打ち込み角度にぶれがあっても、所定方向及び所定角度となるように修正することができる。遊技盤13c1の製造方法によれば、遊技釘200c1を打ち込む際の全進路において、遊技釘200c1のぶれを防ぐ手段が講じられているため、遊技釘200c1をより確実に所定方向及び所定角度に打ち込むことができる。
また、遊技盤13cの製造方法及びその変形例である遊技盤13c1の製造方法において、実施例1又はその変形例で示したような下穴400,400aの役目を有する支持部400cを設ける支持部形成工程をさらに組み入れた構成としてもよい。図13は二段誘導孔形成工程において二段誘導孔600を形成し、その後支持部形成工程において支持部400cを形成した遊技板300c2を示す断面図である。詳細は省略するが、支持部400cは二段誘導孔600の上部誘導部610の前端部に、遊技釘200c1の円錐台部sと同形状のポンチ等を押圧する等して、二段誘導孔600の内壁面を広げるようにして形成される。二段誘導孔600の支持部400cにより遊技釘200c1の周壁面が支持されるので、遊技釘200c1のぐらつきを防ぎ、安定した状態で上部誘導部610に打ち込むことができる。なお、支持部400cは、錐等他の方法で形成してもよい。
前面側に遊技領域が形成される遊技板と、該遊技板の板面に対して所定方向に所定角度傾斜して植設される遊技釘と、を備え、前記遊技板として、前面に合成樹脂製のセルシートが貼付された平板状の木製合板を使用し、前記遊技釘として、先端に向かって先細りする略円錐形状の尖端部が形成された略円柱状の軸部を有する金属釘を使用した遊技盤の製造方法であって、前記遊技板の前記遊技釘を植設すべき箇所に、前記セルシートを貫通し、該遊技釘の尖端部の少なくとも一部と同形状で、かつ、前記所定方向に所定角度傾斜した凹状の下穴を、遊技板の前面側から形成する下穴形成工程と、該下穴形成工程により形成された下穴に前記遊技釘を打ち込む遊技釘打込工程と、を備え、前記遊技釘打込工程において、前記遊技釘は、前記尖端部が該下穴に案内されながら、前記所定方向に所定角度傾斜して打ち込まれる、ことを特徴とする遊技盤の製造方法。
遊技釘打ち込みの最初の段階において、下穴により、尖端部を所定方向及び所定角度に支持することにより、打ち込み方向及び打ち込み角度が所定方向及び所定角度となるように、遊技釘を導くことができる。
上記遊技機の製造方法1において、前記遊技板として、前記木製合板の背面に硬質の単板からなる第一硬質層が設けられたものを使用し、前記遊技釘として、前記尖端部の基端に繋がるように、該尖端部と同軸、かつ、該尖端部の基端と同径の円柱状の被ガイド部が形成されたものを使用し、前記遊技釘打込工程前に、前記下穴と同軸、かつ、前記被ガイド部と同径で、前記所定方向に所定角度傾斜し、前記第一硬質層のみを貫通する穴である誘導穴を、遊技板の背面側から形成する誘導穴形成工程を含み、前記遊技釘打込工程において、前記遊技釘は、前記下穴及び前記誘導穴に打ち込まれ、前記尖端部及び被ガイド部が該誘導穴に沿うように案内されることにより、打ち込み角度及び打ち込み方向が前記所定方向及び所定角度となるように修正される、ことを特徴とする遊技盤の製造方法。
遊技釘打ち込みの最終段階において、遊技釘の打ち込み方向及び打ち込み角度を、所定方向及び所定角度となるように修正することができる。
上記遊技機の製造方法2において、前記遊技板として、前記木製合板の前面に硬質の単板からなる第二硬質層が設けられたものを使用し、前記下穴形成工程において、前記下穴は、前記第二硬質層に被ガイド部と同径の貫通孔であるガイド部が形成されるように設けられる、ことを特徴とする遊技盤の製造方法。
遊技釘打ち込みの初期段階で、ガイド部により、打ち込み方向及び打ち込み角度が所定方向及び所定角度となるように遊技釘の被ガイド部が案内されるので、遊技釘の打ち込み方向等のばらつきを防ぐだけでなく、遊技釘自体に所定方向及び所定角度に傾斜した穴である保持穴を穿設させることができる。その後、遊技釘は、ガイド部だけでなくこの保持穴によっても被ガイド部が案内されるため、打ち込み方向等がばらつくことをより確実に防ぐことができる。
上記遊技機の製造方法2又は3において、前記遊技釘として、該被ガイド部と同軸、かつ、同径に形成された円柱状の胴部と、該胴部の周壁面から拡径して形成された螺旋状の凸部と、を有するねじ部が、前記被ガイド部の基端に繋がるように形成された金属釘を使用し、
前記遊技釘打込工程において、前記遊技釘は、該ねじ部の先端が前記第一硬質層の前面に到達する略直前まで打ち込まれる、ことを特徴とする遊技盤の製造方法。
ねじ部の先端側の凸部が第一硬質層の前面に引っ掛かることにより、釘調節した際に遊技釘が遊技板内に入り込んでしまうのを防ぐことができる。
前面側に遊技領域が形成される遊技板と、該遊技板の板面に対して所定方向に所定角度傾斜して植設される遊技釘と、を有する遊技盤であって、前記遊技板は、前面に合成樹脂製のセルシートが貼付された平板状の木製合板であり、前記遊技釘は、先端に向かって先細りする尖端部が形成された略柱状の軸部を有する金属釘であり、前記遊技板の前記遊技釘を植設すべき箇所に、前記セルシートを貫通し、該遊技釘の尖端部の少なくとも一部と同形状で、かつ、前記所定方向に所定角度傾斜した凹状の下穴を形成し、該下穴に前記遊技釘を打ち込むことにより生産された、ことを特徴とする遊技盤。
遊技釘の打ち込み角度等のばらつきを防ぐことにより、配列の美しい遊技盤を遊技者に提供することができる。
前面側に遊技領域が形成される遊技板と、該遊技板の板面に対して所定方向に所定角度傾斜して植設される遊技釘と、を有する遊技盤であって、前記遊技板は、前面に合成樹脂製のセルシートが貼付された平板状の木製合板であり、前記遊技釘は、先端に向かって先細りする尖端部が形成された略柱状の軸部を有する金属釘であり、前記遊技板の前記遊技釘を植設すべき箇所に、前記セルシートを貫通し、該遊技釘の尖端部の少なくとも一部と同形状で、かつ、前記所定方向に所定角度傾斜した凹状の下穴を形成し、該下穴に前記遊技釘を打ち込むことにより生産された遊技盤を備える、ことを特徴とする遊技機。
遊技釘の打ち込み角度等のばらつきを防ぐことにより、配列の美しい遊技盤を備えた遊技機を遊技者に提供することができる。
さらに、弾球式でない遊技機、例えば、外枠に開閉可能に支持された遊技機本体に貯留部及び取込装置を備え、貯留部に貯留されている所定数の遊技球が取込装置により取り込まれた後にスタートレバーが操作されることによりリールの回転を開始する、パチンコ機とスロットマシンとが融合された遊技機として本発明を実施するようにしても良い。具体的には以下の通りである。
Claims (2)
- 前面側に遊技領域が形成される遊技板と、該遊技板の板面に植設される遊技釘とを使用した遊技盤の製造方法であって、
前記遊技板として、前面側に硬質の単板からなる上部支持層を有し、その前面に合成樹脂製のセルシートが貼付された平板状の木製合板を使用し、
前記遊技釘として、先端に向かって先細りする略円錐形状の尖端部と、その基端に繋がるように、該尖端部と同軸、かつ、該尖端部の基端と同径の円柱状の被ガイド部と、が形成された略円柱状の軸部を有する金属釘を使用し、
前記遊技板の前記遊技釘を植設すべき箇所に、前記セルシートを貫通し、該遊技釘の先端側の、前記被ガイド部の少なくとも一部及び前記尖端部と同形状で、かつ、所定方向に所定角度傾斜した凹状の下穴を、前記上部支持層に該被ガイド部と同径の略筒状のガイド部を有するように該遊技板の前面側から形成する下穴形成工程と、
前記下穴形成工程により形成された下穴に前記遊技釘を打ち込む遊技釘打込工程と、を備え、
前記遊技釘打込工程において、前記遊技釘は、前記被ガイド部の少なくとも一部及び前記尖端部が前記下穴に案内されるとともに、該被ガイド部が前記ガイド部に支持されながら打ち込まれることにより、前記遊技板に前記所定方向及び所定角度となるように植設される、ことを特徴とする遊技盤の製造方法。 - 前面側に遊技領域が形成される遊技板と、該遊技板の板面に植設される遊技釘とを使用した遊技盤の製造方法であって、
前記遊技板として、背面側に硬質の単板からなる第一硬質層を有し、前面に合成樹脂製のセルシートが貼付された平板状の木製合板を使用し、
前記遊技釘として、先端に向かって先細りする略円錐形状の尖端部と、その基端に繋がるように、該尖端部と同軸、かつ、該尖端部の基端と同径の円柱状の被ガイド部と、が形成された略円柱状の軸部を有する金属釘を使用し、
前記遊技板の前記遊技釘を植設すべき箇所に、前記セルシートを貫通し、該遊技釘の尖端部の少なくとも一部と同形状で、かつ、所定方向に所定角度傾斜した凹状の下穴を、該遊技板の前面側から形成する下穴形成工程と、
前記下穴と同軸、かつ、前記被ガイド部と同径で、前記所定方向に所定角度傾斜し、前記第一硬質層を貫通する穴である誘導穴を、遊技板の背面側から形成する誘導穴形成工程と、
前記下穴形成工程により形成された下穴及び前記誘導穴形成工程により形成された誘導穴に前記遊技釘を打ち込む遊技釘打込工程と、を備え、
前記遊技釘打込工程において、前記遊技釘は、前記下穴及び前記誘導穴に打ち込まれる際に、前記尖端部が前記下穴に案内されることにより前記所定方向に所定角度傾斜して打ち込まれ、前記尖端部及び被ガイド部が該誘導穴に沿うように案内されることにより打ち込み角度及び打ち込み方向が修正されて、前記遊技板に前記所定方向及び所定角度となるように植設される、ことを特徴とする遊技盤の製造方法。
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