JP6217911B2 - 遊技盤の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ、スロットマシンあるいはパロット等の遊技機に関する。
従来、遊技機の一種であるパチンコ遊技機は、遊技球が流下する遊技領域が前面側に設けられた遊技盤を備えている。遊技盤は、弾き出された遊技球を遊技領域に導くレールが取り付けられた遊技板と、遊技板に植設された遊技釘等を有し、遊技釘により遊技球の流下方向を変化させて、遊技の興趣向上を図っている。パチンコ遊技機を島設備に取り付ける際には、流下する遊技球が遊技盤面側に寄るように上端側が下端側よりも後方になるように若干傾いた状態で取り付けられる。
図14は、従来の遊技盤13uの製造方法を説明するための説明図であり、(a)は下穴400uを形成する前の遊技板300uの断面図及び遊技釘200uの側面図、(b)は下穴400uを形成した後の遊技板300uの断面図、(c)は下穴400uに遊技釘200uを打ち込んだ後の遊技板300uの断面図を示す。
遊技板300uは、図14に示すように、ラワン材やブナ材等からなる複数枚の単板を接着剤で張り合わせた平板状の合板320uの前面に、図柄が印刷された薄板状のセルシート310uを接着したものが使用されている。また、釘調整をした際に、遊技釘200uが合板320uの中に入り込み突出部分の長さが短くなってしまうことを防ぐために、合板320uの背面側部分には硬い材質の単板からなる硬質単板321uが用いられている。
セルシート310uはセルロイド等の透明な合成樹脂を材料に形成された薄いシート状のものであり、装飾用の図柄が印刷された印刷層(図示せず)を有している。遊技釘200uは、当たった遊技球を盤面側に跳ね返すために、所定方向に所定角度(図14(c)では遊技板300uに対して上向きに5度)傾くように植設されている。また、このように傾けることで、遊技釘を遊技盤から抜けにくくするとともに、遊技球の跳ね返り量を調節している。
遊技釘200uは、球欠状の頭部210uと、略円柱状の軸部220uとからなる。軸部220uは、その先端側に形成された尖端部221uと、尖端部221uに繋がるように設けられたねじ部225uとを有しており、尖端部221uは先端に向かって先細りとなるテーパ形状に形成されており、ねじ部225uは外周面がねじ状に加工されている。ねじ部225uが合板320u内に打ち込まれることにより、遊技釘200uは遊技板300uから抜けにくくなっている。
遊技釘200uを打ち込む前に、遊技板300uには、遊技釘200uの配列状態と同様に配置された複数のポンチを有する装置(図示せず)によって、前面側に一気に複数の下穴400uが形成される。下穴400uは、図14に示すように、セルシート310uを貫通し、板面に対して垂直方向に深くなるように形成された凹状の穴である。この下穴400uは、遊技釘200uを打ち込む際にその尖端部221uがセルシート310u上を滑ってしまうのを防ぐために設けられる。遊技釘200uは、下穴400uを形成した箇所に、一本ずつ全自動釘打ち機等によって、所定方向に所定角度傾くように遊技板300uに打ち込まれていた(図14(c)参照)。
また、図示しないが、近年においては、遊技盤に合成樹脂製等の遊技板が使用される場合もある。この場合、遊技釘を打ち込む際に遊技板が割れてしまうのを防ぐために、予め遊技釘の胴部径と同径の貫通孔をドリル等で形成したのちに、遊技釘を打ち込んでいる。
例えば、特許文献1の特開2013−34702号「遊技機」においては、遊技球の進行方向に変化を与える遊技釘が打ち込まれた遊技板を有する遊技機であって、前記遊技板は、前記遊技釘が打ち込まれた場合に、当該遊技釘を保持する保持部と、当該保持部の手前側に設けられて当該遊技釘の外周の少なくとも一部と接触しない非接触部とを有する遊技機が提案されている。
特開2013−34702号公報
しかしながら、特許文献1に記載の「遊技機および遊技板」によれば、非接触部を設けることにより遊技釘の損傷を生じ難くすることができる。しかし、予め円柱部と同じ孔径の奥側部を有する釘孔が形成されているため、遊技釘はらせん部のみにより係止される。また、非接触部を設けたことにより遊技釘の全長に対して遊技釘を保持する保持部の長さが短く、特に合板を用いた遊技板においては、遊技球が当たった際の振動が釘孔を広げてしまうために遊技釘が抜けやすくなるという問題を有していた。
セルシート310uに予め下穴400uを形成して遊技釘200uを打ち込む場合(段落0006参照)においては、合板320uは、それを構成する各単板の硬さや接着剤の厚さの違い等により均質性に欠けるため、遊技釘200uの打ち込み角度や打ち込み方向にばらつきが生じてしまうという問題を有していた。また、背面側に設けられた硬質単板321uの前面に、硬質単板321uに対して傾いた状態で遊技釘200uが到達するため、その尖端部221uが硬質単板321uの表面を横滑りしてしまい、遊技釘200uの打ち込み角度等が変わってしまう場合があった。
打ち込まれた遊技釘200uは、その後傾斜角度や間隔等が検査され、遊技板300uに対して所定方向に所定角度傾いて植設された状態となるようにハンマー等を用いて調整する釘調整作業が行われる。そのため、遊技釘200uの打ち込み工程において打ち込み角度等がばらついてしまうと、釘調整作業に手間取り生産効率が低下するという問題があった。また、釘調整作業は手作業で行われるために限界があり、調整後においても釘並びにばらつきが出る場合があった。
本発明は、上述した問題を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、遊技板に対して遊技釘が所定方向に所定角度傾くように打ち込むことのできる遊技盤の製造方法、その製造方法により生産された遊技盤及び遊技機を提供することにある。
本発明の遊技盤の製造方法は、前面側に遊技領域が形成される遊技板と、該遊技板の板面に植設される遊技釘とを使用した遊技盤の製造方法であって
前記遊技板として、前面側に硬質の単板からなる上部支持層を有し、その前面に合成樹脂製のセルシートが貼付された平板状の木製合板を使用し、
前記遊技釘として、先端に向かって先細りする略円錐形状の尖端部と、その基端に繋がるように、該尖端部と同軸、かつ、該尖端部の基端と同径の円柱状の被ガイド部と、が形成された略円柱状の軸部を有する金属釘を使用し、
前記遊技板の前記遊技釘を植設すべき箇所に、前記セルシートを貫通し、該遊技釘の先端側の、前記被ガイド部の少なくとも一部及び前記尖端部と同形状で、かつ、所定方向に所定角度傾斜した凹状の下穴を、前記上部支持層に該被ガイド部と同径の略筒状のガイド部を有するように該遊技板の前面側から形成する下穴形成工程と、
前記下穴形成工程により形成された下穴に前記遊技釘を打ち込む遊技釘打込工程と、を備え、
前記遊技釘打込工程において、前記遊技釘は、前記被ガイド部の少なくとも一部及び前記尖端部が前記下穴に案内されるとともに、該被ガイド部が前記ガイド部に支持されながら打ち込まれることにより、前記遊技板に前記所定方向及び所定角度となるように植設される、ことを特徴とする。
また、前面側に遊技領域が形成される遊技板と、該遊技板の板面に植設される遊技釘と、を使用した遊技盤の製造方法であって、
前記遊技板として、背面側に硬質の単板からなる第一硬質層を有し、前面に合成樹脂製のセルシートが貼付された平板状の木製合板を使用し、
前記遊技釘として、先端に向かって先細りする略円錐形状の尖端部と、その基端に繋がるように、該尖端部と同軸、かつ、該尖端部の基端と同径の円柱状の被ガイド部と、が形成された略円柱状の軸部を有する金属釘を使用し、
前記遊技板の前記遊技釘を植設すべき箇所に、前記セルシートを貫通し、該遊技釘の尖端部の少なくとも一部と同形状で、かつ、前記所定方向に所定角度傾斜した凹状の下穴を、遊技板の前面側から形成する下穴形成工程と、
前記下穴と同軸、かつ、前記被ガイド部と同径で、前記所定方向に所定角度傾斜し、前記第一硬質層を貫通する穴である誘導穴を、遊技板の背面側から形成する誘導穴形成工程と、
前記下穴形成工程により形成された下穴及び前記誘導穴形成工程により形成された誘導穴に前記遊技釘を打ち込む遊技釘打込工程と、を備え、
前記遊技釘打込工程において、前記遊技釘は、前記下穴及び前記誘導穴に打ち込まれる際に、前記尖端部が前記下穴に案内されることにより前記所定方向に所定角度傾斜して打ち込まれ、前記尖端部及び被ガイド部が該誘導穴に沿うように案内されることにより打ち込み角度及び打ち込み方向が修正されて、前記遊技板に前記所定方向及び所定角度となるように植設される、ことを特徴としてもよい。
ここで、本来遊技釘を植設すべき傾斜方向及び傾斜角度を、所定方向及び所定角度と表わし、角度は遊技盤(遊技板)面に下ろした垂線に対する遊技釘の中心線の角度で表わす。また、遊技釘を打ち込んでいる途中や打ち込み直後の遊技釘の方向及び角度を、打ち込み方向及び打ち込み角度と表わして区別する。なお、以下に示す実施例においては、所定方向を遊技機が設置された際の上向きの方向とし、所定角度を5度として、適宜、説明し図示するが、所定方向及び所定角度はこれに限られない。
本発明の遊技盤の製造方法によれば、打ち込み方向及び打ち込み角度が所定方向及び所定角度となるように、遊技釘を打ち込むことができるので、釘調整作業の労力を軽減し生産効率を上げることができる。
実施例1におけるパチンコ機の正面図である。 パチンコ機の遊技盤の正面図である。 パチンコ機の背面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 実施例1の遊技盤の製造方法において使用する遊技釘を示す側面図である。 実施例1の遊技盤の製造方法の工程図である。 実施例1の遊技盤の製造方法における下穴形成工程を説明する説明図である。 実施例1の遊技盤の製造方法における遊技釘打込工程を説明する説明図である。 実施例1の変形例の遊技盤の製造方法を説明する説明図である。 実施例2の遊技盤の製造方法を説明する説明図である。 実施例3の遊技盤の製造方法を説明する説明図である。 実施例3の変形例の遊技盤の製造方法を説明する説明図である。 実施例3の変形例の遊技板の断面図である。 従来の遊技盤の製造方法を説明する説明図である。
まず、本発明を適用する一般的なパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)10の一実施形態の全体構成を説明する。図1は、パチンコ機10の正面図であり、図2はパチンコ機10の遊技盤13の正面図であり、図3はパチンコ機10の背面図である。なお、図1では便宜上、パチンコ機10の遊技領域内の構成を空白としている。
パチンコ機10は、図1に示すように、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。
内枠12には、多数の遊技釘200や入賞口63,64等を有する遊技盤13(図2参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の前面を球が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の前面領域に発射する球発射ユニット(図示せず)やその球発射ユニットから発射された球を遊技盤13の前面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。
内枠12の前面側には、その前面上側を覆う前面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。前面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として前面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と前面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。
前面枠14は、装飾用の樹脂部品や電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。前面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の前面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。
前面枠14には、球を貯留する上皿17が前方へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球や貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図1参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット(図示せず)へと案内される。また、上皿17の上面には、枠ボタン22が設けられている。この枠ボタン22は、例えば、後述する第3図柄表示装置81(図2参照)で表示される演出のステージを変更する場合に、遊技者により操作される。ステージとは、第3図柄表示装置81に表示される各種演出に統一性を持たせた演出モードのことで、後述する第1入球口64への入球(始動入賞)に伴って行われる変動演出(第3図柄の変動表示(動的表示)を行う変出)やリーチ演出などの各種演出は、それぞれのステージに与えられたテーマに合わせて行われるように設計されている。
前面枠14には、その周囲(例えば、窓部14cの周縁)には、後述するLED等の発光源を内蔵した電飾部29〜33が設けられている。また、前面枠14の正面視(図1参照)左上部には、LED等の発光源が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。
右側の電飾部32下側には、前面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13前面の貼着スペースK1(図2参照)に貼付される証紙等はパチンコ機10の前面から視認可能とされている。また、パチンコ機10においては、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29〜33の周りの領域にクロムメッキを施したABS樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。
窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット)(図示せず)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額が数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。
上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その中央部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、球を遊技盤13の前面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設され、かかる操作ハンドル51の内部には球発射ユニット(図示せず)の駆動を許可するためのタッチセンサ51aと、押下操作している期間中には球の発射を停止する押しボタン式の打ち止めスイッチ51bと、操作ハンドル51の回動操作量を電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)とが内蔵されている。操作ハンドル51が遊技者によって右回りに回転操作されると、タッチセンサ51aがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値が操作量に対応して変化し、操作ハンドル51の回動操作量に応じて変化する可変抵抗器の抵抗値に対応した強さで球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の前面へ球が打ち込まれる。また、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ51a及び打ち止めスイッチ51bがオフとなっている。
下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。かかる球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「千両箱」と称される)を置いた状態で行われる。下皿50の左方には灰皿53が取り付けられている。
次に、パチンコ機10の遊技盤13の構成について説明する。図2に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製の遊技板300に、球案内用の多数の遊技釘200や風車及びレール61,62、一般入賞口63、第1入球口(始動口)64、可変入賞装置65、可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。一般入賞口63、第1入球口64、可変入賞装置65、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によって遊技板300に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、球の落下方向を適宜分散、調整等するために、多数の遊技釘200が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。なお、本発明の特徴である遊技盤13の製造方法、遊技盤、及び遊技機については後述する。
遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図1参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。また、遊技盤13の下側における左右の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1,K2が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図1参照)を通じて視認することができる。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図1参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。遊技盤13(遊技領域)の前面下側にはアウト口66が設けられており、いずれの入賞口63,64,65aにも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。
2本のレール61,62は、球発射ユニット(図示せず)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図2の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図2の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される。また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70が遊技板300に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視右側上部(図2の右側上部)には、発光源である複数の発光ダイオード(以下、「LED」と略す。)37aと7セグメント表示器37bとが設けられた第1図柄表示装置37が配設されている。第1図柄表示装置37は、後述する主制御装置110(図4参照)で行われる各制御に応じた表示がなされるものであり、主にパチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。複数のLED37aは、第1入球口64への入球(始動入賞)に伴って行われる変動中であるか否かを点灯状態により示すことによって変動表示を行ったり、変動終了後の停止図柄として、その始動入賞に対して行われる抽選の結果に応じた図柄を点灯状態により示したり、第1入球口64に入球された球のうち変動が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。7セグメント表示器37bは、大当たり中のラウンド数やエラー表示を行うものである。なお、LED37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるよう構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。また、遊技盤13には、LED等の発光源を内蔵した電飾部71〜75、電飾手段76が設けられている。
パチンコ機10では、遊技中のどきどきわくわく感を高めて興趣が尽きないように、変動表示や音響演出に合わせた様々な光の演出がなされる。例えば、電飾部29〜33,71〜75、電飾手段76には、LED等の各種ランプ等の発光源(図示せず)が設けられており、その前面側に樹脂等からなる透光性を有する略板状の装飾カバーが配置されているものもある。大当たり時や所定のリーチ時等の遊技状態の変化に応じて、音声ランプ等制御装置113(図3,4参照)により発光態様が変更制御され、発光源が点灯又は点滅して遊技中の演出効果を高めるとともに、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前のリーチ中である旨等の状況変化を視覚的に報知する。
なお、本パチンコ機10では、第1入球口64への入球に対して行われる抽選において、大当たりか否かの当否判定を行うと共に、大当たりと判定した場合はその大当たり種別の判定も行う。ここで判定される大当たり種別としては、15R確変大当たり、2R確変大当たり、時短大当たりが用意されている。LED37aには、変動終了後の停止図柄として抽選の結果が大当たりであるか否かが示されるだけでなく、大当たりである場合はその大当たり種別に応じた図柄が示される。
遊技領域には、球が入賞することにより5個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63が配設されている。また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1入球口64への入球(始動入賞)をトリガとして、第1図柄表示装置37における変動表示と同期させながら、第3図柄の変動表示を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す。)で構成された第3図柄表示装置81と、第2入球口67の球の通過をトリガとして第2図柄(普通図柄)を変動表示するLEDで構成される第2図柄表示装置83とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
第3図柄表示装置81は8インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、後述する表示制御装置114(図4参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変表示されるようになっている。本実施形態の第3図柄表示装置81は、主制御装置110(図4参照)の制御に伴った遊技状態の表示が第1図柄表示装置37で行われるのに対して、その第1図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リール等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
第2図柄表示装置83は、球が第2入球口67を通過する毎に表示図柄(第2図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる変動表示を行うものである。パチンコ機10は、第2図柄表示装置83における変動表示が所定図柄(本実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に第1入球口64が所定時間だけ作動状態となる(開放される)よう構成されている。球の第2入球口67の通過回数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第1図柄表示装置37により表示されると共に第2図柄保留ランプ84においても点灯表示される。第2図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の下方に左右対称に配設されている。
なお、第2図柄の変動表示は、本実施形態のように、第2図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、第1図柄表示装置37又は第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、第2図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、第2入球口67の通過は、第1入球口64と同様に、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、第1図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第2図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。
可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1入球口(始動入賞口)64が配設されている。この第1入球口64へ球が入球すると、遊技盤13の裏面側に設けられる第1入球口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1入球口スイッチのオンに起因して、主制御装置110(図4参照)で大当たりの抽選がなされ、また、第1図柄表示装置37や第3図柄表示装置81における変動表示が開始(始動)される。そして、所定の変動時間経過後に、変動表示が停止され、その抽選結果に応じた表示が第1図柄表示装置37のLED37aで示されると共に、その抽選結果に応じた第3図柄が第3図柄表示装置81に停止表示される。また、第1入球口64は、球が入球すると5個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
第1入球口64の下方には可変入賞装置65が配設されており、その略中央部分に横長矩形状の特定入賞口(大開放口)65aが設けられている。パチンコ機10においては、主制御装置110(図4参照)での抽選が大当たりとなると、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるよう第1図柄表示装置37のLED37aを点灯させると共に、その大当たりに対応した停止図柄を第3図柄表示装置81に表示させて、大当たりの発生が示される。その後、球が入賞し易い特別遊技状態(大当たり)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖されている特定入賞口65aが、所定時間(例えば、30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。
この特定入賞口65aは、所定時間が経過すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その特定入賞口65aが所定時間開放される。この特定入賞口65aの開閉動作は、最高で例えば15回(15ラウンド)繰り返し可能にされている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態の一形態であり、遊技者には、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。
可変入賞装置65は、具体的には、特定入賞口65aを覆う横長矩形状の開閉板と、その開閉板の下辺を軸として前方側に開閉駆動するための大開放口ソレノイド(図示せず)とを備えている。特定入賞口65aは、通常時は、球が入賞できないか又は入賞し難い閉状態になっている。大当たりの際には大開放口ソレノイドを駆動して開閉板を前面下側に傾倒し、球が特定入賞口65aに入賞しやすい開状態を一時的に形成し、その開状態と通常時の閉状態との状態を交互に繰り返すように作動する。
なお、上記した形態に特別遊技状態は限定されるものではない。特定入賞口65aとは別に開閉される大開放口を遊技領域に設け、第1図柄表示装置37において大当たりに対応したLED37aが点灯した場合に、特定入賞口65aが所定時間開放され、その特定入賞口65aの開放中に、球が特定入賞口65a内へ入賞することを契機として特定入賞口65aとは別に設けられた大開放口が所定時間、所定回数開放される遊技状態を特別遊技状態として形成するようにしても良い。
次に、パチンコ機10の背面側の構成について説明する。図3に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と音声ランプ制御基板(音声ランプ等制御装置113)と表示制御基板(表示制御装置114)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板(払出制御装置111)と発射制御基板(発射制御装置112)と電源基板(電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。
なお、主制御装置110、音声ランプ等制御装置113及び表示制御装置114、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100〜104に収納されている。基板ボックス100〜104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。
また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性な素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。
払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ(図示せず)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホールの島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。
また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ122が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ(図示せず)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイドの発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ122は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。
図4は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。ブロック図の詳細な説明は省略するが、主制御装置110、払出制御装置111、発射制御装置112、音声ランプ等制御装置113、表示制御装置114、電源装置115の各制御基板、カードユニット接続基板116(図3参照)には、各制御を司る1チップマイコンとしてのMPU、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。また、上述のように、主制御装置110によって、大当たり抽選や第1図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81における表示の設定、第2図柄表示装置83における表示結果の抽選といったパチンコ機10の様々な処理が実行される。
以下、実施例1の遊技盤13の製造方法について詳細に説明する。
図5は、実施例1の遊技盤13の製造方法において使用する遊技釘200を示す側面図である。なお、実施例1の遊技盤13の製造方法において使用する遊技板300については、従来例の遊技板300uと同じであるので、同様の符号、名称を付す等して重複する説明は省略する。また、以下に図示する断面図は、遊技釘を植設すべき所定の方向に対して平行な平面で切断した状態を示す。
まず、遊技釘200について説明する。
図5に示すように、遊技釘200は、後端側の球欠状の頭部210と、頭部210の底面(底円)の中心から垂設される略円柱形状の軸部220とを有しており、例えば、真鍮材によって一体的に形成されている。軸部220は、略円錐状の尖端部221と、円柱形状の被ガイド部223と、外周面がねじ状に加工されている略円柱形状のねじ部225と、被ガイド部223と同径の円柱形状の円柱部227とからなり、先端側から後端側にかけて繋がるように設けられている。
尖端部221は、先端側に向かって先細りするテーパ状に形成され、ねじ部225は、ねじ加工によりその胴部iに螺旋状の凸部hが形成されている。ねじ部225において、凸部hが形成されている部分の径x(ねじ部225の最大径)は、被ガイド部223及び円柱部227の径よりも大きく、凸部hが形成されていない胴部iの径y(ねじ部225の最小径)は、被ガイド部223及び円柱部227の径と同じになるように形成されている。
遊技釘200は、釘打ち機により、軸部220の先端側部分である埋設部Kが遊技板300に埋め込まれ、軸部220の後端側部分である突出部Lは遊技板300から突出するように打ち込まれる。なお、埋設部Kは、上述の尖端部221、被ガイド部223、ねじ部225、及び円柱部227の先端側部分が該当し、突出部Lは、円柱部227の後端側部分が該当する。遊技球はこの突出部Lに衝突することによりその流下方向が変化する。
次に実施例1における遊技盤13の製造方法について説明する。図6は、遊技盤13の製造方法の工程図の一例であり、例えば、遊技板成形工程、下穴形成工程、遊技釘打込工程、風車打ち工程、レール刺し工程、及び釘調整工程により、遊技盤13が製造される。図7は、下穴形成工程を説明する説明図であり、(a)は下穴400を形成する前の遊技板300の断面図、(b)は下穴400を形成した後の遊技板300の断面図を示す。図8は、遊技釘打込工程を説明する説明図であり、下穴400に遊技釘200を打ち込んだ後の遊技板300(島設備に設置した状態)の断面図を示す。
遊技板成形工程は、遊技板300に入賞口63,64,65aやアウト口66を設けるための孔を形成する工程である。ルーターマシン等を用いて加工されるが、その詳細については省略する。
下穴形成工程は、遊技板300の前面側に下穴400を形成する工程である。図7、図8に示すように、下穴400は、遊技釘200を植設すべき所定方向(上向き)と反対方向に、遊技釘200を植設すべき所定角度α(5度)と同角度傾けた(図7において右下がりとなるように所定角度傾斜させた)遊技板300に対し、複数のゲージピンpが対向するように対向面vに植設されたゲージGを押圧して形成する。遊技板300と平行に配置されるゲージGの対向面vには、遊技釘200の先端側部分(例えば、尖端部221から被ガイド部223まで)と同形状の複数のゲージピンpが、遊技釘200の配列に対応する箇所に、所定方向(上向き)と反対方向に所定角度α傾いた状態(図7において対向面vの垂線に対して所定角度右方向に傾斜した状態)で植設されている。下穴形成工程において、遊技板300には、その前面の遊技釘200を植設すべき箇所に、遊技釘200の先端側部分と同形状の、所定方向及び所定角度に傾斜した下穴400が形成される。
下穴400は、セルシート310を突き破るように形成される。下穴400は、尖端部221の少なくとも一部と同形状であり、遊技釘200を確実に案内するために、できれば尖端部221と略同形状となる深さまで形成されることが望ましい。遊技釘200の素材は、遊技球の反発や耐久性等を考慮して選定されているが、ゲージピンpにはそのような制限がないのでより硬い材質の金属を使用することができる。また、ゲージピンpの長さは、遊技釘200のように長尺ではないので折れ曲がりにくく、多数の遊技板300の下穴形成工程において用いることができる。なお、この下穴400は、上述したゲージGを用いて形成する場合に限られず、遊技釘200の尖端部221の少なくとも一部と同形状で、かつ、前記所定方向に所定角度傾斜した凹状の下穴400を形成することができれば、錐等他の手段を用いて形成してもよい。
遊技釘打込工程は、遊技板300に遊技釘200を打ち込む工程である。遊技釘200は、自動釘打ち機により、下穴形成工程により形成された下穴400に尖端部221が挿入され、埋設部Kが遊技板300内に入り込むまで、所定方向及び所定角度に圧入される。遊技釘200はその軸部220の中心線と同方向に力が加えられて打ち込まれるが、埋設部Kがねじ部225を有しているため、遊技板300内に回転しながら入り込み、ねじ部225の凸部hが遊技板300の木材の繊維に引っ掛かるため抜けにくくなる。また、遊技釘200の埋設部Kの他の部分も、合板320の木材の繊維により保持されている。
その後、風車や入賞装置等を盤面に取り付ける風車打ち工程、レール61,62を盤面に取り付けるレール刺し工程、遊技釘200等の打ち込み状態を検査し、所定の植設状態となるように調整する釘調整工程等を経て、遊技盤13が完成し、次の遊技機組立工程に進むが、これらの詳細については省略する。なお、各工程の順序は適宜入れ替え可能である。
次に実施例1の変形例である遊技盤13aの製造方法について詳細に説明する。実施例1の遊技盤13の製造方法とは、使用する遊技板300aの構成、及び、下穴形成工程において形成する下穴400aの深さが異なる。以下、実施例1の遊技盤13の製造方法と異なる部分のみを詳細に説明し、同様の構成等については同様の符号、名称を付す等して重複する説明は省略する。
図9は、遊技盤13aの製造方法を説明する説明図であり、(a)は下穴400aを形成した遊技板300aの断面図、(b)は遊技釘打込工程における遊技板300aと遊技釘200との関係を示す。なお、図9(a)においては、下穴400aを詳細に説明するために破線部の拡大図も示している。図9(b)においては、一番上の下穴400aは遊技釘打込み前の状態、真ん中の下穴400aは遊技釘打ち込みの初期段階の状態、一番下の下穴400aは遊技釘200を打ち込んだ後の状態を示す。遊技板300aは、図9に示すように、合板320aの前面に硬質の木材(例えば、ブナ材等)の単板からなる上部支持層323が設けられている。
遊技盤13aの製造方法の下穴形成工程において、図9(a)に示すように、ゲージピンp(図7参照)は、セルシート310を突き抜けて被ガイド部223と同形状である部分が上部支持層323を貫通する深さに達するまで押圧され、遊技板300aには、遊技釘200の被ガイド部223の少なくとも一部及び尖端部221と同形状の下穴400aが形成される。上部支持層323を貫通する下穴400aの一部である筒状のガイド部410aは、下穴400aの中心線方向に垂直な断面である横断面が被ガイド部223、ねじ部225の胴部i及び円柱部227の横断面と同径の円であり、下穴400aの中心線を含み傾斜方向に平行な断面が平行四辺形Mとなっている。また、上部支持層323の厚さは、平行四辺形Mの傾斜した対辺mにおいて、対向している部分である円筒状のリング部rを有する厚さとなっている。なお、下穴400aの形成方法は、ゲージピンpを使用する方法に限らないのは、遊技盤13の製造方法における下穴形成工程と同様である。
遊技盤13aの製造方法の遊技釘打込工程において、打ち込みの最初の段階において、下穴400aに尖端部221等が案内される。また、打ち込みの初期段階において、図9(b)に示すように、遊技釘200は、被ガイド部225が筒状のガイド部410aに支持され、ガイド部410a内を滑るように動きながら、遊技板300a内に打ち込まれる。遊技釘200の尖端部221は、所定方向及び所定角度に打ち込まれることにより、新たに所定方向及び所定角度に傾斜した保持穴700を穿設する。よって、遊技釘200は、その被ガイド部223、ねじ部225の胴部i、及び円柱部227が、ガイド部410aだけでなく、遊技釘200自体が穿設した保持穴700の筒状部分wにも支持されつつ打ち込まれる。
実施例1及びその変形例の遊技盤13,13aの製造方法によれば、下穴形成工程において、打ち込む遊技釘200の先端側部分と同形状で、所定方向に所定角度傾斜した下穴400,400aを予め設けることによって、遊技釘200を打ち込む際にその先端を案内し下穴400,400aの中で横滑りしてしまうことを防ぐことができる。また、遊技釘打ち込みの最初の段階において、下穴400,400aは、遊技釘200を所定方向に所定角度傾斜するように案内するので、打ち込んだ遊技釘200のばらつきを防ぎ、釘調整作業の負担を軽減することができる。
実施例1の変形例である遊技盤13aの製造方法においては、上部支持層323を有する遊技板300aが使用され、下穴形成工程において上部支持層323を貫通する略円柱状の下穴400aが形成される。遊技釘打込工程においては、遊技釘打ち込みの初期段階で、硬質の上部支持層323に形成された下穴400aのガイド部410aにより、打ち込み方向及び打ち込み角度が所定方向及び所定角度となるように遊技釘200の被ガイド部223が案内される。そのため、遊技釘200の打ち込み方向等のばらつきが防げるだけでなく、遊技釘200自体に所定方向及び所定角度に傾斜した穴である保持孔700を穿設させることができる。その後は、遊技釘200は、ガイド部410aだけでなくこの保持孔700によっても、被ガイド部223から円柱部227(埋設部K)の一部又は全部が案内されるため、打ち込み方向等がばらつくことをより確実に防ぐことができる。
また、リング部rを有するようにガイド部410aを形成すれば、リング部rの内壁面が、常に遊技釘200の被ガイド部223等の外周面の一部の全周を包み込むように支持しながら遊技釘200を案内するため、より確実に遊技釘200のばらつきを防ぐことができる。
なお、遊技釘200が打ち込まれる際には、ねじ部225が上部支持層323を通過するため、遊技釘200を打ち込んだ後の上部支持層323の周壁部分には螺旋状の溝が形成されている。よって、合板320aに硬質の単板である上部支持層323を設けても、遊技釘200を調整することが可能である。また、実施例1及びその変形例の遊技盤13,13aの製造方法において、合板320aの背面側に設けられる硬質単板32の前面、又は/及び、硬質単板32の前面と接着される単板の背面に細かい凹凸を形成し、その後これらを接着させて作製した遊技板を使用することにより、硬質単板32の前面に到達した遊技釘200の尖端部211の横滑りを防ぐことができる。
次に実施例2の遊技盤13bの製造方法について詳細に説明する。遊技盤13bの製造方法で使用する遊技板300b及び遊技釘200bは、実施例1の変形例の遊技盤13aの製造方法で使用する遊技板300a及び遊技釘200と構成が一部異なり、また、誘導穴形成工程が新たに加わる。図10は、実施例2の遊技盤13bの製造方法を説明するための説明図であり、(a)は下穴400a及び誘導穴500を形成する前の遊技板300bの断面図及び遊技釘200bの側面図、(b)は下穴400a及び誘導穴500を形成した後の遊技板300bの断面図、(c)は下穴400a及び誘導穴500に遊技釘200bを打ち込んだ後の遊技板300bの断面図を示す。以下、実施例1の変形例である遊技盤13aの製造方法と異なる部分のみを詳細に説明し、同様の構成等については同様の符号、名称を付す等して重複する説明は省略する。
遊技釘200bは、図10に示すように、尖端部221bの後端部分に、外壁面が側面視において略円弧状の曲線であるアール部222が形成されている。アール部222の外壁面における接線の傾きは、先端においては尖端部221bの先端側の円錐形状部分の母線の傾きと同じであり、後端に向かって徐々に変化し、後端においては被ガイド部223の外壁面の傾きと同じとなるように形成されている。遊技板300bは、図10(a)に示すように、硬質単板321は有しておらず、合板320bの背面には硬質の木材(例えば、ブナ材等)の単板からなる下部支持層325が設けられている。下部支持層325の厚さ等については後述する。
実施例2の遊技盤13bの製造方法においては、下穴形成工程と遊技板成形工程の間に誘導穴形成工程が加わる。
誘導穴形成工程は、遊技板300bの背面側に遊技釘200bの被ガイド部223と同径の略円柱形状の有底穴である誘導穴500を形成する工程である。図10(b)に示すように、誘導穴500は、ドリル(図示せず)等により遊技板300bの背面側の下部支持層325を貫通し、遊技釘200bを植設すべき位置に所定方向に所定角度傾斜した状態で形成される。
遊技釘打込工程において、遊技釘200bは、図10(c)に示すように、上部支持層323に形成されたガイド部410aの内壁面に案内されつつ打ち込まれるが、上部支持層323の厚さが薄い(ガイド部410aの中心線方向の長さが短い)と、尖端部221bが植設すべき所定方向及び所定角度からずれて遊技板300b内に進入していってしまうことがある。しかし、誘導穴500が設けられ、その内壁面に遊技釘200bのアール部222が当接することにより、遊技釘200bの被ガイド部223が誘導穴500内にスムーズに案内される。被ガイド部223が所定方向及び所定角度に傾斜して形成された誘導穴500に入り込むことにより、遊技釘200bは、その打ち込み方向及び打ち込み角度が所定方向及び所定角度となるように修正される。
なお、下部支持層325は、図10(c)に示すように、遊技釘200bを打ち込んだ際に、遊技釘200bの被ガイド部223及び尖端部221bが入り込む箇所に対応するように、その位置及び厚さが設定されており、ねじ部225の先端は、下部支持層325の前面に略接するような状態となる。
実施例2の遊技盤13bの製造方法によれば、実施例1の変形例の遊技盤13aの製造方法による効果に加え、以下のような効果を有する。
遊技盤13bの製造方法によれば、遊技釘200bは、遊技板300bの前面側の下穴400a(リング部r)により案内されながら打ち込まれ、遊技板300bの背面側の誘導穴500により最終段階において打ち込み方向及び打ち込み角度が修正されるので、より確実に打ち込み角度等のばらつきを防ぐことができる。下穴400a(リング部r)及び誘導穴500は所定方向及び所定角度となるように形成されているので、遊技釘200bを所定方向及び所定角度に打ち込むことができ、遊技釘200bの調整作業の労力を軽減することができる。また、凸部hを有するねじ部225の先端側が下部支持層325の前面に到達するように、遊技釘200b及び遊技板300bが構成されているため、釘調整をした際にねじ部225がストッパーとなり、遊技釘200bが遊技板300b内に入り込んでしまうのを防ぐことができる。さらに、下穴400aと誘導穴500との間においては、遊技釘200bが合板320bの木の繊維の間を通り抜けるようにして打ち込まれる。そのため、遊技釘200bを貫通孔に打ち込む場合に比べ、遊技釘200bが緩んだり抜けたりしにくい。
本実施例の遊技盤13bの製造方法においては、上述のような下穴400a及び誘導穴500を形成する下穴形成工程及び誘導穴形成工程を有する構成としたが、下穴形成工程において形成する下穴を、下穴400aをガイド部410aにリング部rを有さない下穴としたり、実施例1のように上部支持層323が設けられていない遊技板300を使用して下穴400としたりすることもできる。また、下穴形成工程自体を備えない構成として、上部支持層323が設けられていない遊技板300bに誘導穴500のみを形成する構成とすることもできる。
下部支持層325の厚さは、本実施例よりも薄くして、アール部222が当接する可能性のある部分にのみ下部支持層325を設けるようにしてもよい。また、下部支持層325の厚さを前方側に厚くして、ねじ部225の一部の凸部hを下部支持層325に食い込ませて、釘調整の際の遊技釘200bの入り込みを防いでもよい。特に、釘調整が必要のない遊技釘200bについては、下部保持層325にねじ部225が食い込むようにすることで、遊技板300bに安定して保持させることができる。
なお、誘導穴形成工程は、下穴形成工程の前や、遊技板成形工程の後に行われてもよく、その順序は適宜変更可能である。
次に実施例3の遊技盤13cの製造方法について詳細に説明する。遊技盤13cの製造方法で使用する遊技板300c及び遊技釘200cは、実施例2の遊技盤13bの製造方法で使用する遊技板300b及び遊技釘200bと構成が一部異なり、下穴400aを形成する代わりに、上述した誘導穴500と連通し、その前面側端部から遊技板300cの前面に貫通する上部誘導路を形成する。つまり、遊技板300cに、背面から前面に貫通する貫通孔である二段誘導孔600を形成する。図11は、実施例3の遊技盤13cの製造方法を説明するための説明図であり、(a)は二段誘導孔600を形成する前の遊技板300cの断面図及び遊技釘200cの側面図、(b)は二段誘導孔600を形成した後の遊技板300cの断面図、(c)は二段誘導孔600に遊技釘200cを打ち込んだ後の遊技板300cの断面図を示す。以下、実施例2の遊技盤13bの製造方法と異なる部分のみを詳細に説明し、同様の構成等については同様の符号、名称を付す等して重複する説明は省略する。
遊技釘200cは、図11(a)に示すように、実施例2の遊技釘200bと異なり、尖端部221cの先端が丸みを帯びた形状となっている。遊技釘200cは、遊技板300cに形成された貫通孔である二段誘導孔600(詳細は後述)に打ち込まれるため先端が尖っている必要がなく、また、丸みを帯びた形状とすることにより、二段誘導孔600の周壁面に引っ掛かってしまうことも防ぐことができる。また、遊技板300cは、図11(a)に示すように、実施例2の遊技板300cと異なり、合板320cには上部支持層323が設けられていない。
実施例3の遊技盤13cの製造方法においては、下穴形成工程及び誘導穴形成工程に代わり、二段誘導孔形成工程が組み入れられる。
二段誘導孔形成工程は、遊技釘200cを植設すべき位置に、所定方向に所定角度傾斜した貫通孔である二段誘導孔600を遊技板300cに形成する工程である。図11(b)に示すように、二段誘導孔600は、実施例2の誘導穴500と同形状に下部支持層325に形成される下部誘導部500cと、これに連通して前面側に形成される略円柱状の孔である上部誘導部(上述した上部誘導路に該当)610を有しており、遊技板300cの背面側から2段錐(図示せず)等により遊技板300cを厚さ方向において貫通するように設けられる。二段誘導孔600の上部誘導部610は、その中心線が下部誘導部500cの中心線と同一直線上に位置するように設けられ、その径はどの横断面においても同径で下部誘導部500cの径よりも小さくなるよう形成されている。二段誘導孔600の上部誘導部610及び下部誘導部500cの中心線は、所定方向及び所定角度で植設した場合の遊技釘200cの中心線と同一直線上にある。また、上部誘導部610の径は遊技釘200cの被ガイド部223、ねじ部225の胴部i、及び円柱部227の径よりも小さく、下部誘導部500cの径は遊技釘200cの被ガイド部223等と同径である。
図11(c)に示すように、遊技釘打込工程において、遊技釘200cは、二段誘導孔600に形成された上部誘導部610により下部誘導部500cに導かれるようにして打ち込まれる。具体的には、遊技釘200cの尖端部221cは、上部誘導部610の内壁面を広げて遊技釘200cの被ガイド部223、ねじ部225の胴部i、及び円柱部227と同径の保持孔700aを形成する。さらに、遊技釘200cは、被ガイド部223及び円柱部227は保持孔700aの内壁面に案内されながら、また、ねじ部225はその胴部iが保持孔700aの内壁面に案内され、その凸部hを保持孔700aの内壁面に食い込ませながら打ち込まれていく。下部誘導部500cに導かれた遊技釘200cは、その打ち込み方向及び打ち込み角度がぶれていても、上述した誘導穴500の場合と同様に、下部誘導部500cにより所定方向及び所定角度となるように修正される。
実施例3の遊技盤13cの製造方法によれば、上述した実施例2の誘導孔500と同様に形成された下部誘導部500cにより、誘導孔500と同様の効果を有する。
つまり、遊技盤13cの製造方法によれば、遊技釘200cは遊技板300cの前面側の上部誘導部610により、打ち込み角度等が所定角度等となるように誘導されながら打ち込まれ、遊技板300cの背面側の下部誘導部500cにより最終段階において打ち込み角度等が修正されるので、より確実に遊技釘200cのばらつきを防ぐことができる。遊技釘200cを所定方向及び所定角度に打ち込むことができるので、遊技釘200cの調整作業の労力を軽減することができる。また、凸部hを有するねじ部225の先端側が下部支持層325の前面に到達するように、遊技釘200c及び遊技板300cが形成されているため、ねじ部225がストッパーとなり、釘調整をした際に遊技釘200cが遊技板300c内に入り込んでしまうのを防ぐことができる。二段誘導孔600は貫通孔であるが、上部誘導部610は遊技釘200cの被ガイド部223やねじ部の胴部iよりも径が小さいので、遊技釘200cが緩んだり抜けたりしにくい。さらに、下穴形成工程を省くことができるので、生産効率を上げることができる。なお、下部支持層325の厚さは、実施例2の場合と同様、適宜変更することができる。
なお、本実施例においては、一度に二段誘導孔600を形成することとしたが、上部誘導部610と下部誘導部500cを前面側と背面側から別々に形成してもよいし、細穴である上部誘導部610を含む貫通孔を形成したのちに、下部誘導部500cを形成するようにしてもよい。上部誘導部610は、どの横断面においても同径となるように形成したが、遊技釘200cを下部誘導部500cへ誘導するように形成された貫通孔であればこれに限らず、例えば、被ガイド部223の径よりも前面側を僅かに小さい径とし、背面側に向かって徐々に径が小さくなるように形成してもよい。前面側においては、保持孔700aを形成しやすくし、背面側においては、形成された保持孔700aにも遊技釘200cを支持させながら、ねじ部225をしっかり遊技板300cに把持させることができる。
次に実施例3の変形例である遊技盤13cの製造方法について詳細に説明する。遊技盤13cの製造方法で使用する遊技釘200cは、実施例3の遊技盤13cの製造方法で使用する遊技釘200cと形状の一部が異なる。以下、実施例3と異なる部分のみを詳細に説明し、同様の構成等については同様の符号、名称を付す等して重複する説明は省略する。
図12は、実施例2の遊技盤13cの製造方法を説明するための説明図であり、(a)は二段誘導孔600を形成した後の遊技板300cの断面図及び遊技釘200cの側面図、(b)は二段誘導孔600に遊技釘200cが打ち込まれている状態を示す遊技板300cの断面図、(c)は二段誘導孔600に遊技釘200cを打ち込んだ後の状態を示す遊技板300cの断面図である。遊技釘200cの尖端部221cは、被ガイド部223の先端に繋がるように形成され、被ガイド部223と同径の底面を有する円錐台形状の円錐台部sと、円錐台部sの先端からその中心線方向に突出するように形成された略円柱状の小円柱部tとからなる。この小円柱部tは、円錐台部sの先端と同径であるとともに、二段誘導孔600の上部誘導部610の径と同径であり、小円柱部tの先端は、遊技釘200cと同様、丸みを帯びた形状となっている。
遊技盤13cの製造方法の遊技釘打込工程において、遊技釘200cが上部誘導部610に進入した際には、図12(b)に示すように、遊技釘200cの小円柱部tは、その周壁面が、所定方向及び所定角度に傾斜し、かつ、小円柱部tの径と同径である筒状の上部誘導部610の内壁面に案内され、上部誘導部610内を滑るように動きながら打ち込まれていく。そして、円錐台部sは上部誘導部610の内壁面を広げてながら進入し、被ガイド部223等と同径の保持孔700aを形成する。その後、被ガイド部223、ねじ部225の胴部i、円柱部227は、形成された保持孔700aの内壁面に案内されながら、また、ねじ部225の凸部hは保持孔700aの内壁面に食い込むように打ち込まれて下部誘導部500cに導かれる。下部誘導部500cに導かれた遊技釘200cは、その打ち込み方向及び打ち込み角度がぶれていても、上述した誘導穴500の場合と同様に、所定方向及び所定角度となるように修正される。
実施例3の遊技盤13cの製造方法によれば、上述した実施例2の遊技盤13cの製造方法と同様の効果を有するとともに、以下に示す効果を有する。
遊技釘200cは、上部誘導部610において、小円柱部tにより所定方向及び所定角度の傾斜を維持しながら打ち込まれるため、保持孔700aを確実に所定方向及び所定角度に傾斜するように形成することができる。そのため、上部誘導部610に小円柱部tが案内されるだけでなく、形成された保持孔700a自体に被ガイド部223、ねじ部225の胴部i、円柱部227が案内されるので、打ち込み方向及び打ち込み角度が所定方向及び所定角度からぶれることをより確実に防ぐことができる。このように、下側誘導部500cに進入する際のぶれが小さいため、被ガイド部223はスムーズに下側誘導部500cに案内され、遊技釘200cの打ち込み方向及び打ち込み角度にぶれがあっても、所定方向及び所定角度となるように修正することができる。遊技盤13cの製造方法によれば、遊技釘200cを打ち込む際の全進路において、遊技釘200cのぶれを防ぐ手段が講じられているため、遊技釘200cをより確実に所定方向及び所定角度に打ち込むことができる。
なお、小円柱部tや円錐台部sの長さ、太さ、全体に占める割合等は適宜変更可能である。また、合板320cの上部誘導部610が形成される前面側部分にやや硬質の単板を用いて、上述したリング部rと同様の役目を担う部分を設けてもよい。ただし、遊技釘200c(円錐台部s)が保持孔700aを形成しながら進入する部分であるので、上部支持層323や下部支持層325よりも軟質の木材であることが望ましい。
また、遊技盤13cの製造方法及びその変形例である遊技盤13cの製造方法において、実施例1又はその変形例で示したような下穴400,400aの役目を有する支持部400cを設ける支持部形成工程をさらに組み入れた構成としてもよい。図13は二段誘導孔形成工程において二段誘導孔600を形成し、その後支持部形成工程において支持部400cを形成した遊技板300cを示す断面図である。詳細は省略するが、支持部400cは二段誘導孔600の上部誘導部610の前端部に、遊技釘200cの円錐台部sと同形状のポンチ等を押圧する等して、二段誘導孔600の内壁面を広げるようにして形成される。二段誘導孔600の支持部400cにより遊技釘200cの周壁面が支持されるので、遊技釘200cのぐらつきを防ぎ、安定した状態で上部誘導部610に打ち込むことができる。なお、支持部400cは、錐等他の方法で形成してもよい。
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、遊技釘200,200b,200c,200cを所定方向に所定角度で打ち込むことができれば、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。例えば、遊技釘200,200b,200c,200cの各部の長さや太さ、遊技板300,300a,300b,300c,300cの各部の厚さ、各工程の順序等は、上述した実施例,変形例に限定されず、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
最後に確認事項として上述した実施の形態から抽出される特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。
[遊技盤の製造方法1]
前面側に遊技領域が形成される遊技板と、該遊技板の板面に対して所定方向に所定角度傾斜して植設される遊技釘と、を備え、前記遊技板として、前面に合成樹脂製のセルシートが貼付された平板状の木製合板を使用し、前記遊技釘として、先端に向かって先細りする略円錐形状の尖端部が形成された略円柱状の軸部を有する金属釘を使用した遊技盤の製造方法であって、前記遊技板の前記遊技釘を植設すべき箇所に、前記セルシートを貫通し、該遊技釘の尖端部の少なくとも一部と同形状で、かつ、前記所定方向に所定角度傾斜した凹状の下穴を、遊技板の前面側から形成する下穴形成工程と、該下穴形成工程により形成された下穴に前記遊技釘を打ち込む遊技釘打込工程と、を備え、前記遊技釘打込工程において、前記遊技釘は、前記尖端部が該下穴に案内されながら、前記所定方向に所定角度傾斜して打ち込まれる、ことを特徴とする遊技盤の製造方法。
遊技釘打ち込みの最初の段階において、下穴により、尖端部を所定方向及び所定角度に支持することにより、打ち込み方向及び打ち込み角度が所定方向及び所定角度となるように、遊技釘を導くことができる。
[遊技盤の製造方法2]
上記遊技機の製造方法1において、前記遊技板として、前記木製合板の背面に硬質の単板からなる第一硬質層が設けられたものを使用し、前記遊技釘として、前記尖端部の基端に繋がるように、該尖端部と同軸、かつ、該尖端部の基端と同径の円柱状の被ガイド部が形成されたものを使用し、前記遊技釘打込工程前に、前記下穴と同軸、かつ、前記被ガイド部と同径で、前記所定方向に所定角度傾斜し、前記第一硬質層のみを貫通する穴である誘導穴を、遊技板の背面側から形成する誘導穴形成工程を含み、前記遊技釘打込工程において、前記遊技釘は、前記下穴及び前記誘導穴に打ち込まれ、前記尖端部及び被ガイド部が該誘導穴に沿うように案内されることにより、打ち込み角度及び打ち込み方向が前記所定方向及び所定角度となるように修正される、ことを特徴とする遊技盤の製造方法。
遊技釘打ち込みの最終段階において、遊技釘の打ち込み方向及び打ち込み角度を、所定方向及び所定角度となるように修正することができる。
[遊技盤の製造方法3]
上記遊技機の製造方法2において、前記遊技板として、前記木製合板の前面に硬質の単板からなる第二硬質層が設けられたものを使用し、前記下穴形成工程において、前記下穴は、前記第二硬質層に被ガイド部と同径の貫通孔であるガイド部が形成されるように設けられる、ことを特徴とする遊技盤の製造方法。
遊技釘打ち込みの初期段階で、ガイド部により、打ち込み方向及び打ち込み角度が所定方向及び所定角度となるように遊技釘の被ガイド部が案内されるので、遊技釘の打ち込み方向等のばらつきを防ぐだけでなく、遊技釘自体に所定方向及び所定角度に傾斜した穴である保持穴を穿設させることができる。その後、遊技釘は、ガイド部だけでなくこの保持穴によっても被ガイド部が案内されるため、打ち込み方向等がばらつくことをより確実に防ぐことができる。
[遊技盤の製造方法4]
上記遊技機の製造方法2又は3において、前記遊技釘として、該被ガイド部と同軸、かつ、同径に形成された円柱状の胴部と、該胴部の周壁面から拡径して形成された螺旋状の凸部と、を有するねじ部が、前記被ガイド部の基端に繋がるように形成された金属釘を使用し、
前記遊技釘打込工程において、前記遊技釘は、該ねじ部の先端が前記第一硬質層の前面に到達する略直前まで打ち込まれる、ことを特徴とする遊技盤の製造方法。
ねじ部の先端側の凸部が第一硬質層の前面に引っ掛かることにより、釘調節した際に遊技釘が遊技板内に入り込んでしまうのを防ぐことができる。
[遊技盤1]
前面側に遊技領域が形成される遊技板と、該遊技板の板面に対して所定方向に所定角度傾斜して植設される遊技釘と、を有する遊技盤であって、前記遊技板は、前面に合成樹脂製のセルシートが貼付された平板状の木製合板であり、前記遊技釘は、先端に向かって先細りする尖端部が形成された略柱状の軸部を有する金属釘であり、前記遊技板の前記遊技釘を植設すべき箇所に、前記セルシートを貫通し、該遊技釘の尖端部の少なくとも一部と同形状で、かつ、前記所定方向に所定角度傾斜した凹状の下穴を形成し、該下穴に前記遊技釘を打ち込むことにより生産された、ことを特徴とする遊技盤。
遊技釘の打ち込み角度等のばらつきを防ぐことにより、配列の美しい遊技盤を遊技者に提供することができる。
[遊技機1]
前面側に遊技領域が形成される遊技板と、該遊技板の板面に対して所定方向に所定角度傾斜して植設される遊技釘と、を有する遊技盤であって、前記遊技板は、前面に合成樹脂製のセルシートが貼付された平板状の木製合板であり、前記遊技釘は、先端に向かって先細りする尖端部が形成された略柱状の軸部を有する金属釘であり、前記遊技板の前記遊技釘を植設すべき箇所に、前記セルシートを貫通し、該遊技釘の尖端部の少なくとも一部と同形状で、かつ、前記所定方向に所定角度傾斜した凹状の下穴を形成し、該下穴に前記遊技釘を打ち込むことにより生産された遊技盤を備える、ことを特徴とする遊技機。
遊技釘の打ち込み角度等のばらつきを防ぐことにより、配列の美しい遊技盤を備えた遊技機を遊技者に提供することができる。
以上のようにこれらの遊技盤の製造方法1〜4、遊技盤1、及び遊技機1では、打ち込み方向及び打ち込み角度が所定方向及び所定角度となるように、遊技釘を打ち込むことができるので、釘調整作業の労力を軽減し生産効率を上げることができる。また、遊技釘を整った配列とすることができるので、遊技者に美しい台を提供することができる。
また、上記形態とは異なるタイプの遊技機、具体的には遊技媒体として遊技球を用いる弾球式の遊技機いわゆるパチンコ機等に本発明を適応してもよい。例えば、特別装置の特定領域に遊技球が入ると電動役物が所定回数開放するパチンコ機や、特別装置の特定領域に遊技球が入ると権利が発生して大当たりとなるパチンコ機、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機として本発明を実施するようにしても良い。
さらに、弾球式でない遊技機、例えば、外枠に開閉可能に支持された遊技機本体に貯留部及び取込装置を備え、貯留部に貯留されている所定数の遊技球が取込装置により取り込まれた後にスタートレバーが操作されることによりリールの回転を開始する、パチンコ機とスロットマシンとが融合された遊技機として本発明を実施するようにしても良い。具体的には以下の通りである。
本発明は遊技機1において、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機である。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
本発明は上記遊技機1において、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機である。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードヘ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
本発明は遊技機1において、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機である。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手投(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
本発明の遊技盤の製造方法等は、主にスロットマシン、パチンコ機、パロット機の遊技機に利用することができるが、木製合板に対して所望の方向や傾きに釘を植設するものであれば、これ以外の様々な機器にも応用して利用することができる。
10…遊技機としてのスロットマシン、13…遊技盤、200…遊技釘、210…頭部、220…軸部、221…尖端部、223…被ガイド部、225…ねじ部、227…円柱部、300…遊技板、310…セルシート、320…合板、323…上部支持層、325…下部支持層、400…下穴、410…ガイド部、500…誘導穴、600…二段誘導孔、610…上部誘導部、700…保持孔、400c…支持部、500c…下部誘導部

Claims (2)

  1. 前面側に遊技領域が形成される遊技板と、該遊技板の板面に植設される遊技釘とを使用した遊技盤の製造方法であって、
    前記遊技板として、前面側に硬質の単板からなる上部支持層を有し、その前面に合成樹脂製のセルシートが貼付された平板状の木製合板を使用し、
    前記遊技釘として、先端に向かって先細りする略円錐形状の尖端部と、その基端に繋がるように、該尖端部と同軸、かつ、該尖端部の基端と同径の円柱状の被ガイド部と、が形成された略円柱状の軸部を有する金属釘を使用し、
    前記遊技板の前記遊技釘を植設すべき箇所に、前記セルシートを貫通し、該遊技釘の先端側の、前記被ガイド部の少なくとも一部及び前記尖端部と同形状で、かつ、所定方向に所定角度傾斜した凹状の下穴を、前記上部支持層に該被ガイド部と同径の略筒状のガイド部を有するように該遊技板の前面側から形成する下穴形成工程と、
    前記下穴形成工程により形成された下穴に前記遊技釘を打ち込む遊技釘打込工程と、を備え、
    前記遊技釘打込工程において、前記遊技釘は、前記被ガイド部の少なくとも一部及び前記尖端部が前記下穴に案内されるとともに、該被ガイド部が前記ガイド部に支持されながら打ち込まれることにより、前記遊技板に前記所定方向及び所定角度となるように植設される、ことを特徴とする遊技盤の製造方法。
  2. 前面側に遊技領域が形成される遊技板と、該遊技板の板面に植設される遊技釘とを使用した遊技盤の製造方法であって、
    前記遊技板として、背面側に硬質の単板からなる第一硬質層を有し、前面に合成樹脂製のセルシートが貼付された平板状の木製合板を使用し、
    前記遊技釘として、先端に向かって先細りする略円錐形状の尖端部と、その基端に繋がるように、該尖端部と同軸、かつ、該尖端部の基端と同径の円柱状の被ガイド部と、が形成された略円柱状の軸部を有する金属釘を使用し、
    前記遊技板の前記遊技釘を植設すべき箇所に、前記セルシートを貫通し、該遊技釘の尖端部の少なくとも一部と同形状で、かつ、所定方向に所定角度傾斜した凹状の下穴を、該遊技板の前面側から形成する下穴形成工程と、
    前記下穴と同軸、かつ、前記被ガイド部と同径で、前記所定方向に所定角度傾斜し、前記第一硬質層を貫通する穴である誘導穴を、遊技板の背面側から形成する誘導穴形成工程と、
    前記下穴形成工程により形成された下穴及び前記誘導穴形成工程により形成された誘導穴に前記遊技釘を打ち込む遊技釘打込工程と、を備え、
    前記遊技釘打込工程において、前記遊技釘は、前記下穴及び前記誘導穴に打ち込まれる際に、前記尖端部が前記下穴に案内されることにより前記所定方向に所定角度傾斜して打ち込まれ、前記尖端部及び被ガイド部が該誘導穴に沿うように案内されることにより打ち込み角度及び打ち込み方向が修正されて、前記遊技板に前記所定方向及び所定角度となるように植設される、ことを特徴とする遊技盤の製造方法。
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