JP6215559B2 - ステッピングモータにおけるマグネットワイヤの端末処理方法及びその端末処理装置 - Google Patents

ステッピングモータにおけるマグネットワイヤの端末処理方法及びその端末処理装置 Download PDF

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本発明は、スステッピングモータにおけるマグネットワイヤの端末処理方法に関する。詳述すると、モータ軸の周りに磁石が一体化されたロータと、それぞれがリング状の円環部から起立する複数の極歯をこの円環部の内側端部に所定間隔毎の切除部を介して備えて非接触で交互に前記極歯が噛み合うように組み合わせられた上下1対のものを複数段重ねたヨークとマグネットワイヤより成るコイルが巻回されたボビンとから成るステータとを備えたステッピングモータにおけるマグネットワイヤの端末処理方法に関するものである。
一般に、特許文献1などに開示するステッピングモータにあっては、端子台に複数の端子を圧入した状態で、これらの端子にマグネットワイヤを絡げて、捲線機でボビンに前記マグネットワイヤを捲線してコイルを形成している。
特開2008−236931号公報
しかし、単に捲線機でボビンに前記マグネットワイヤを捲線してコイルを形成する技術にあっては、マグネットワイヤは弛みの無い緊張状態にあり、前記端子にコネクタを抜き差ししたり、またステッピングモータが運転する際の振動などにより、前記マグネットワイヤが断線する虞れがあった。
そこで本発明は、前記マグネットワイヤが極力断線しないようにするステッピングモータにおけるマグネットワイヤの端末処理方法を提供することを目的とする。
このため本発明は、モータ軸の周りに磁石が一体化されたロータと、
それぞれがリング状の円環部から起立する複数の極歯をこの円環部の内側端部に所定間隔毎の切除部を介して備えて交互に前記極歯が噛み合うように組み合わせられた上下1対のものを複数段重ねたヨークとマグネットワイヤより成るコイルが巻回されたボビンとから成るステータとを備えたステッピングモータにおけるマグネットワイヤの端末処理方法において、
シリンダーのシリンダー本体側面に副ストッパを付けた状態で、前記シリンダーを作動させて主ストッパを備えたロッドを押し出して前記主ストッパが前記副ストッパに当接するまで移動させることにより前記コイルに通電するための複数種類の端子のそれぞれ一方の端子ピンの一部を端子台の挿入溝内に圧入し、
この圧入後に前記複数種類の端子のうちの一方の種類の端子の他方の端子ピン及び他方の種類の端子の他方の端子ピンにそれぞれ前記マグネットワイヤの一端を絡げ、
この固定後に捲線機にて前記ボビンに前記マグネットワイヤを捲線した後、前記複数種類の端子のうちの前記一方の種類の端子の前記他方の端子ピンに絡げた前記マグネットワイヤの他端を前記他方の種類の端子の前記他方の端子ピンに絡げると共に、前記複数種類の端子のうちの前記他方の種類の端子の前記他方の端子ピンに絡げた前記マグネットワイヤの他端を前記一方の種類の他方の端子の前記他方の端子ピンに絡げた後に、前記各端子とこれらに絡げた前記マグネットワイヤの両端部とをそれぞれ半田付け固定し、
前記副ストッパを前記シリンダー本体側面から外すことにより前記主ストッパが前記シリンダー本体に当接するまで更に前記ロッドが移動して前記複数種類の端子のそれぞれ一方の端子ピンが前記端子台の前記挿入溝内の最奥部まで挿入して圧入することにより前記マグネットワイヤに弛みを形成する
ことを特徴とする。
本発明によれば、前記マグネットワイヤが極力断線しないようにするステッピングモータにおけるマグネットワイヤの端末処理方法を提供することができる。
ステッピングモータのA端子を通る縦断面図である。 ヨークの分解斜視図である。 上ヨークと下ヨークを組み合わせたものを上下2段に重ねた状態の斜視図である。 ヨークとボビンを一体化した状態の最上部の円環部23A1の横断平面図である。 ヨークとボビンを一体化した状態の斜視図である。 ステッピングモータのB端子を通る要部縦断面図である。 圧入シリンダーによる各端子を端子台に圧入させる前の状態の平面図である。 圧入シリンダーによる各端子を端子台に一部圧入させた状態の平面図である。 A端子を端子台に一部圧入させた状態の要部縦断面図である。 B端子を端子台に一部圧入させた状態の要部縦断面図である。 圧入シリンダーによる各端子を端子台に一部圧入させた状態の要部平面図である。 各端子を端子台に一部圧入させた状態の斜視図(但し、圧入シリンダーを省略。)である。 圧入シリンダーによる各端子を端子台に一部圧入させた状態でマグネットワイヤをボビンに捲線した状態の要部平面図である。 圧入シリンダーによる各端子を端子台に一部圧入させた状態でマグネットワイヤをボビンに捲線した状態の斜視図(但し、圧入シリンダーを省略。)である。 圧入シリンダーによる各端子を端子台に圧入させた状態の要部平面図である。 A端子を端子台に圧入させた状態の要部縦断面図である。 B端子を端子台に一部圧入させた状態の要部縦断面図である。 圧入シリンダーによる各端子を端子台に圧入させた状態でマグネットワイヤに一部弛みができた状態の要部平面図である。 ステッピングモータの側面図である。 図19のA−A断面図である。 上金型と下金型との型締めして成形する前の状態図である。 型締めして成形した後の状態図である。 第2の実施形態のヨークの分解斜視図である。 第2の実施形態の上ヨークと下ヨークを組み合わせたものを上下2段に重ねた状態の斜視図である。
以下、本発明に係るステッピングモータ10の実施形態について、図1に基づいて説明する。11は棒状の出力軸となるステンレス製のモータ軸、このモータ軸11の周りに磁石12が一体化されて固定されている。即ち、極異方性の合成樹脂中に磁粉を混合して、磁場配向しながら前記モータ軸11と一体成形して前記磁石12を作製する。周方向に多数の磁極が着磁された前記磁石12と前記モータ軸11とでロータを構成し、回転する。そして、前記モータ軸11は、後述するヨークの極歯を励磁するコイル29と前記磁石12から発生する吸引力、反発力を外部に伝達する。
即ち、ユニポーラ駆動の場合、コモン線がプラス又はマイナスに固定され、その他の端末部を切替えて前記コイル29に電流を流す。バイポーラ駆動の場合、端末間を常にスイッチングして電流方向を切替える。そして、前記コイル29に周期的に電流を流すと、後述するヨーク22に磁界がS極−N極と交互に発生し、前記コイル29に流れる電流方向を切替えることにより、前記磁石12の吸引、反発力によって回転する力が発生し、生じた回転力を前記モータ軸11を介して前記ステッピングモータ10がトルクとして力を発生する。
13は下面が開口したコップ状の鋼鉄製のケースで、凹部13Aに前記モータ軸11を回転可能に支持する上軸受14が圧入され、前記上面凹部13Aを形成する底面には前記モータ軸11が挿入する挿入孔13Bが開設されている。また前記ケース13の側面部には開口13Cが形成されている。
また、15は前記ケース13の下面開口を覆うカバーで、凹部15Aに前記モータ軸11を回転可能に支持する下軸受16が圧入され、前記凹部15Aを形成する上面には前記モータ軸11が挿入する挿入孔15Bが開設されている。前記ケース13の下面開口を覆うように嵌合した前記カバー15を固定して、前記ケース13と前記カバー15とでモータケースが構成されている。
なお、前記上軸受13、下軸受16は銅や鉄の粉末を焼結して作られており、粉末間の気孔部(ポーラス)にオイルを含浸させることにより挿通された前記モータ軸11を支持し、このモータ軸11を円滑に回転できるように支持している。
17、19は前記ケース13の前記凹部13を形成する面の下方に配設されるステンレス製のスプリングワッシャー18と前記マグネット12上面との間、前記カバー15の前記凹部15Aを形成する面と前記マグネット12下面との間において、前記モータ軸11が回転可能に嵌合された円盤状のスラストワッシャーで、このスラストワッシャー17は耐摩耗性があり、摺動性に優れた合成樹脂材料で作られており、前記ロータ(モータ軸11)を円滑に回転させるとともに、金属同士の接触による音の発生、発熱、摩耗などを抑えるためのものである。また、厚みの調整によりスラスト量を調整できるようにしている。
前記スプリングワッシャー18は前記モータ軸11が回転可能に嵌め込まれて、且つ、中央部に向けて上方に盛り上がった円盤状を呈して、前記スラストワッシャー17を前記ケース13の凹部13Aを形成する底面に弾性力で押圧付勢して前記ロータの回転を安定させる。
22は磁性を有する鉄系金属製のヨークで、図2及び図3に示すように、第1上ヨーク23Aと第1下ヨーク23Bとの一対の第1ヨークと、第2上ヨーク24Aと第2下ヨーク24Bとの一対の第2ヨークとを上下に重ねて二段重ねして構成されるが、三段以上重ねてもよい。前記第1上ヨーク23Aと第2下ヨーク24Bとは、また第1下ヨーク23Bと第2上ヨーク24Aとは、同一のものであって、上下方向が逆に配置される。
詳述すると、前記第1上ヨーク23Aは、溶融した合成樹脂を射出するための注入口23A3がその平面部に所定間隔毎に開設されると共に外縁部に射出成形時の位置決め溝23A4が形成される平面視リング状の円環部(水平面)23A1と、この円環部23A1の内側端部に所定間隔毎に切除部23ASを存して起立垂下した、例えば5枚の側面視が概ね三角形状を呈して先端の頂角が丸みを帯びた極歯(クローポール)23A2とを備えている。前記第1下ヨーク23Bは、溶融した合成樹脂を射出するための注入口23B3がその平面部に所定間隔毎に開設されると共に外周部(外周縁部)に射出成形時の位置決め溝23B4と後述する端子台30とを形成するための形成溝23B5が形成される平面視リング状の円環部(水平面)23B1と、この上面23B1の内側端部に所定間隔毎に切除部23BSを存して起立した、例えば5枚の側面視が概ね三角形状を呈して先端の頂角が丸みを帯びた極歯23B2とを備えている。
また、前記第2上ヨーク24Aは、溶融した合成樹脂を射出するための注入口24A3がその平面部に所定間隔毎に開設されると共に外縁部に射出成形時の位置決め溝24A4と前記端子台30を形成するための形成溝24A5が形成される平面視リング状の円環部(水平面)24A1と、この円環部24A1の内側端部に所定間隔毎に切除部24ASを存して起立垂下した、例えば5枚の側面視が概ね三角形状を呈して先端の頂角が丸みを帯びた極歯24A2とを備えている。前記第2下ヨーク24Bは、溶融した合成樹脂を射出するための注入口24B3がその平面部に所定間隔毎に開設されると共に外縁部に射出成形時の位置決め溝24A4が形成される平面視リング状の円環部(水平面)24B1と、この円環部24B1の内側端部に所定間隔毎に切除部24BSを存して起立した、例えば5枚の側面視が概ね三角形状を呈して先端の頂角が丸みを帯びた極歯24B2とを備えている。
なお、前記極歯23A2、23B2、24A2、24B2は、円環部23A1、23B1、24A1、24B1の内側端部に、この円環部23A1、23B1、24A1、24B1と直交するように起立形成される。
この場合、図3に示すように、前記第1上ヨーク23Aの極歯23A2と前記第1下ヨーク23Bの極歯23B2とが、また前記第2上ヨーク24Aの極歯24A2と前記第2下ヨーク24Bの極歯24B2とが非接触で交互に噛み合うように組み合わせられて使用する。歯数は上下全て合わせて、本実施形態では20枚であり、1パルス当たり進む角度がこの歯数により決まるため、1パルス当たり18度回転する。そして、16枚〜48枚の範囲で使用されるものであり、16枚であれば1パルス当たり22.5度、48枚であれば1パルス当たり7.5度回転する。
そして、前述したように、前記第1上ヨーク23Aの円環部23A1の内側端部は所定間隔毎に切除されて前記切除部23ASが、前記第1下ヨーク23Bの円環部23B1の内側端部は所定間隔毎に切除されて前記切除部23BSが、前記第2上ヨーク24Aの円環部24A1の内側端部は所定間隔毎に切除されて前記切除部24ASが、前記第2下ヨーク24Bの円環部24B1の内側端部は所定間隔毎に切除されて前記切除部24BSが形成されるが、この各切除部23AS、23BS、24AS、24BSは、前記各極歯23A2、23B2、24A2、24B2の厚さよりも奥行き寸法(深さ)が大きく切除されて形成される。
そして、この場合、この各切除部23AS、23BS、24AS、24BSを形成する前記円環部23A1、23B1、24A1、24B1の各内側端部の中央部に、内方へ向けて突出した支承部である突部26A1、26B1、26A2、26B2を形成する。しかも、この各突部26A1、26B1、26A2、26B2が形成されていない位置からの各突部26A1、26B1、26A2、26B2の高さと、前記各極歯23A2、23B2、24A2、24B2の厚さとの合計が、それぞれこの突部26A1、26B1、26A2、26B2が形成されていない各切除部23AS、23BS、24AS、24BSの奥行き寸法と同じサイズである。
28はインサート物である前記ヨーク22をインサートして絶縁性を有する合成樹脂の射出成形で成形して一体に形成されたボビンで、前記ヨーク22を固定する。この場合、先ず、図21に示すインサート成形装置1にてインサート成形する前に、型開きしている状態において、前記円環部24B1を下にすると共に前記極歯24B2を上にした前記第2下ヨーク24Bをその中央空間部が下金型2の上面中央部に上方に向けて立設した円柱状の水平方向位置決め部2Aに嵌挿されるようにして、且つ前記下金型2の上面に上方に向けて立設した角度位置決め部2Bを前記位置決め溝24B4に嵌合させて、前記第2下ヨーク24Bを前記下金型2の上面上にセットする。
次いで、図21の左右の横スライド下型3A1と3B1を互いに前記水平方向位置決め部2Aに向けて移動させて、前記横スライド下型3A1、3B1の下面に形成された溝内に前記第2下ヨーク24Bの前記円環部24Bを入り込ませて、前記第2下ヨーク24Bを位置決めする。即ち、前記溝を形成する前記横スライド下型3A1、3B1の下面と前記下金型2上面との間の空間内に前記第2下ヨーク24Bの前記円環部24Bを入り込ませて位置決めする。また、前記横スライド下型3A1と3B1を互いに前記水平方向位置決め部2Aに向けて移動させると、前記横スライド下型3A1と3B1とに互いに内方に向けて設けられた第1上下方向位置決め部材(図示せず)が前記第2下ヨーク24Bの前記円環部24B1を上方から前記下金型2に押圧して位置決め規制し、前記第2下ヨーク24Bの上下方向(高さ方向)の位置決めを行なうと共に、前記横スライド下型3A1と3B1に互いに内方に向けて設けられた第2上下方向位置決め部材(図示せず)により前記第2上ヨーク24Aの前記円環部24A1の下面の支承が可能となる。
次に、前記円環部24A1を上にすると共に前記極歯24A2を下にした前記第2上ヨーク24Aをその中央空間部が前記水平方向位置決め部2Aに嵌挿されるように、且つ前記角度位置決め部2Bを前記位置決め溝24A4に嵌合させる。この場合、前記第2上下方向位置決め部材により前記第2上ヨーク24Aの前記円環部24A1の下面の支承がされることとなる。
更に、この前記第2上ヨーク24Aの上方に、前記円環部23B1を下にすると共に前記極歯23B2を上にした前記第1下ヨーク23Bをその中央空間部が前記水平方向位置決め部2Aに嵌挿されるように、且つ前記角度位置決め部2Bを前記位置決め溝23B4に嵌合させる。この場合、前記第2上ヨーク24Aの前記円環部24A1と前記第1下ヨーク23Bの前記円環部24B1とは背合わせした状態となる。
このように配設した状態で、横スライド上型3A2と3B2を互いに前記水平方向位置決め部2Aに向けて移動させると、前記横スライド下型3A1と3B1に互いに内方に向けて設けられた第3上下方向位置決め部材(図示せず)が前記第1下ヨーク23Bの前記円環部23B1を上方から位置決め規制すると共に第4上下方向位置決め部材(図示せず)が前記第1上ヨーク23Aの前記円環部23A1の下面の支承が可能となる。
次に、前記円環部24A1を上にすると共に前記極歯24A2を下にした前記第1上ヨーク23Aをその中央空間部が前記水平方向位置決め部2Aに嵌挿されるようにし、且つ前記角度位置決め部2Bを前記位置決め溝23A4に嵌合させる。この場合、前記第4上下方向位置決め部材により前記第1上ヨーク23Aの前記円環部23A1の下面の支承がされることとなる。
従って、前記第1上ヨーク23Aの極歯23A2と前記第1下ヨーク23Bの極歯23B2とが、また前記第2上ヨーク24Aの極歯24A2と前記第2下ヨーク24Bの極歯24B2とが交互に非接触状態で噛み合うように組み合わせてそれぞれ高さレベルを確保した状態となって、第1上ヨーク23Aと第1下ヨーク23Bとの一対の第1ヨークと、第2上ヨーク24Aと第2下ヨーク24Bとの一対の第2ヨークとを上下に重ねて二段重ね状態として、各位置決め溝23A4、23B4、24A4、24B4に前記角度位置決め部2Bを嵌合して水平方向及び回転方向の位置決めが可能となる。
そして、端子部スライド型4を水平方向(図21の右方向)に移動させ、また上金型5を下方へ移動させて型締めを行うと、キャビティSが形成されることとなる。
この型締めがなされると、前記第1上ヨーク23Aの極歯23A2と前記第1下ヨーク23Bの極歯23B2との間に、前記第2上ヨーク24Aの極歯24A2と前記第2下ヨーク24Bの極歯24B2との間に確実に隙間を存するように、即ち非接触で噛み合った状態で位置決めされる。なお、異常のように、前記上金型5を下方へ移動させて型締めするのではなく、前記下金型2を上方へ移動させて型締めしてもよい。
この状態で、前記上金型5に射出通路5Aを形成し、射出ノズル(図示せず)に連通する前記射出通路5Aを介する前記各注入口23A3、23B3、24A3、24B3から溶融した合成樹脂がキャビティS内に射出されて、前記ヨーク22と一体にボビン28が成形される(図4、図22参照)。従って、前記第1上ヨーク23Aの極歯23A2と前記第1下ヨーク23Bの極歯23B2との間、前記第2上ヨーク24Aの極歯24A2と前記第2下ヨーク24Bの極歯24B2との間の隙間は、このインサート成形による合成樹脂により埋められて連結され、また前記注入口23A3、23B3、24A3、24B3も埋められる。このインサート成形後に、型開きして、キャビティS内から前記ヨーク22と一体化された前記ボビン28を取り出すが、この型開きの際には、エジェクターピン8を上昇させて成形品の型離れを促進させ、前記下金型2から前記成形品が剥離されて、前記キャビティSから容易に取り出すことができる。
そして、このボビン28には、前記第1下ヨーク23Bの前記形成溝25B5が形成された前記円環部23B1の一部及び前記第2上ヨーク24Aの前記形成溝24A5を形成された円環部24A1の一部を被覆するようにして、端子台30が外方へ突出するように形成される(図5参照)。なお、前記第1上ヨーク23A下面、前記第1下ヨーク23B上面、前記第2上ヨーク24A下面、前記第2下ヨーク24B上面に、それぞれ合成樹脂が無い欠除部28Aが前述したインサート成形時に、前記第1乃至第4上下方向位置決め部材により形成される(図5参照)。
この場合、この射出成形の際に、前記各突部26A1、26B1、26A2、26B2が各極歯23B2、23A2、24B2、24A2(その先端部)を外側から支承するので、インサート成形時の射出成形圧力によりヨーク22の各極歯23A2、23B2、24A2、24B2と前記水平方向位置決め部2Aとの間に合成樹脂が流れ込むことが防止できて、ヨークを変形させないようにすることができる。
従って、従来は前記合成樹脂が流れ込んでバリが発生して、このバリが前記ロータ(磁石12)と接触して、モータの回転を困難としたり、より大きな音を発生させる原因となっていたが、インサート成形時の射出成形圧力によりヨーク22を変形させないようにして、運転音をより静かにして、回転の邪魔をすることなく、性能が低下することを防止できるステッピングモータ10を提供することができる。
29は前記ボビン28に捲線巻回されたマグネットワイヤMWよりなる多極のコイルであり、このマグネットワイヤMWは通常、ウレタン樹脂やポリアミド樹脂に被覆された銅線である。そして、前記ボビン28は前記コイル29と前記ヨーク22とを電気的に絶縁する。
なお、前述したように、前記ボビン28には前記端子台30が形成されるが、この端子台30には中央のA端子31の2本の端子ピン31Aがそれぞれ挿入される挿入溝30Aと、前記A端子31の両隣りに配設されるB端子32、32の上下に分離した各2本の端子ピン32A、32Aがそれぞれ挿入される挿入溝30Bが形成される(図1及び図6参照)。
前記A端子31、B端子32、32は、前記端子台30を介してコイル29に通電するもので、鉄や真鍮製で、はんだ性や耐腐食性のために、錫やはんだ金にてメッキされている。次に、前記A端子31、B端子32、32の端子ピン31A、32A、32Aを前記端子台30に挿入(圧入)して固定すると共に前記マグネットワイヤMWを前記ボビン28に捲線して前記コイル29を作製する方法について、説明する。
先ず、ステッピングモータにおけるマグネットワイヤを端末処理するための装置を示す図7に示すように、作業台40上に圧入シリンダー34のシリンダー本体34Aが固定されており、前記ヨーク22と一体にされた前記ボビン28を前記作業台40上にセットする。そして、前記圧入シリンダー34の2本のロッド35の両端部にはそれぞれ支持部材36A、36Bが固定され、先端側の支持部材3B6には、前記A端子31、B端子32、32の各端子ピン31C、32C、32C(コネクタを介して電源に接続される。)が脱着可能に保持される圧入用の治具である保持具37が固定されている。また、前記2本のロッド35の間には、このロッド35が移動した際にその押し出し長さを制限する主ストッパ38を備えたロッド39が設けられ、更にこのロッド39の先端側の前記シリンダー本体34A側面に、着脱可能な副ストッパ41が配設可能である。
初めに、前記ヨーク22と一体にされた前記ボビン28を前記作業台40上にセットし、前記保持具37に前記A端子31の端子ピン31C、B端子32、32の端子ピン32C、32Cを取り付ける。次に、前記シリンダー本体34A側面に前記副ストッパ41を付けた状態で、前記圧入シリンダー34を作動させてロッド35を押し出し移動させる。すると、図8に示すように、前記主ストッパ38が前記副ストッパ41に当接して押し出しが制限された状態となり、前記A端子31、B端子32、32の各端子ピン31A、32A、32Aが前記端子台30に形成された挿入溝30A、30B内に半分程度まで圧入することとなる(図9、図10、図11及び図12)。
次に、この状態で左の前記B端子32の上下の各端子ピン32B、32B、中央のA端子31の上下の各端子ピン31B、31Bに各マグネットワイヤMWのそれぞれの一端を、例えば3、4回絡げて固定し、これらのマグネットワイヤMWを前記ボビン28に捲線機にて捲線して上下2つの前記コイル29をそれぞれ形成する。そして、コイル29を形成した後、左の上下の端子ピン32B、32Bに一端を絡げて固定されたマグネットワイヤMWの他端を中央の上下の端子ピン31B、31Bに、また中央の上下の端子ピン31B、31Bに一端を絡げて固定されたマグネットワイヤMWの他端を右のB端子32の上下の端子ピン32B、32Bに絡げて固定する(図13、図14参照)。そして、この捲線終了後に、半田付けによって各前記A端子31、B端子32、32と、これらに絡げた前記マグネットワイヤMWの各端部とを電気的に導通可能に接続する。従って、前記マグネットワイヤMWの両端部は半田付けされることとなり、それぞれ前記A端子31やB端子32、32に半田付け固定されることとなる。
次に、前記主ストッパ38と前記副ストッパ41とが当接した状態で、押し出しが制限された状態であるので、この副ストッパ41を前記シリンダー本体34A側面から外すと、前記主ストッパ38が前記シリンダー本体34Aに当接して押し出しが制限された状態となり(図15参照)、前記A端子31、B端子32、32の各端子ピン31A、32A、32Aが前記端子台30に形成された挿入溝30A、30B、30B内の最奥部まで挿入し、更に圧入することとなる(図16、図17参照)。この場合、前記端子台30の前端に前記A端子31、B端子32、32の各端子ピン31B、32B、32Bが当接することにもなる。
従って、図18に示すように、前記ボビン28に巻かれていない一部のマグネットワイヤMW(前記A端子31、B端子32、32の各端子ピン31B、32B、32Bから前記ボビン28までの間において)は弛んだ状態となり、その後に前記A端子31の端子ピン31C及びB端子32、32の端子ピン32C、32Cから前記保持具37を外す(図19、図20参照)。このため、従来においては、この実施形態のように前記マグネットワイヤMWに弛みがなく、緊張した状態にあるので、前記ステッピングモータ10の運転中の振動や、前記A端子31、B端子32、32に対して電源への接続のためのコネクタの抜き差しや、このステッピングモータ10の運転による振動などにより断線することが起こる虞れがあったが、このような断線を極力防ぐことができる。
次に、ステッピングモータ10の組み立て方法について、以下簡単に説明する。先ず、前述したように、インサート成形によって前記ヨーク22と前記ボビン28とを一体化して作製し、このボビン28の端子台30に前記A端子31、B端子32、32を接続すると共に前記マグネットワイヤMWを捲線して前記コイル29を形成しておく。即ち、前記ヨーク22と、前記ボビン28と、前記コイル29とでステータを形成しておく。
一方、前述したように、前記モータ軸11と一体成形して前記磁石12を作製しておいたロータを前記ヨーク22内に納める。この場合、前記磁石12は前記ヨーク22と接触しないように、且つ可能な限り大きく設定されている。そして、前記端子台30が前記ケース13の側面部の開口13Cから外方へ導かれるように、前記ヨーク22内に納められたロータを前記ケース13内に挿入し、このケース13の下面開口を前記カバー15で塞いだ状態として、適宜な手段により前記カバー15を前記ケース13に固定する(図1、図19、図20参照)。
次に、図23及び図24に基づいて、前記ヨーク22の第2の実施形態について説明するが、特記しない点につきましては、同一又は類似の構造・機能を果たすものとする。先ず、第1の実施形態と異なる点は、この第1の実施形態の突部26A1、26B1、26A2、26B2に代えて、前記切除部23AS、23BS、24AS、24BSを形成する前記円環部23A1、23B1、24A1、24B1の各内側端部の中央部に、支承部である支承片26A3、26B3、26A4、26B4を起立して形成する。
この各支承片26A3、26B3、26A4、26B4の上下方向の長さは、各円環部23A1、23B1、24A1、24B1の厚さより長く形成する。一方、第2の実施形態の各極歯23A2、23B2、24A2、24B2の上下方向の長さは第1の実施形態のその長さより、少し短く形成する。そして、一対の第1ヨークと他の一対の第2ヨークとを上下に重ねて二段重ねして際に、前記極歯23B2と前記支承片26A3とが、前記極歯23A2と前記支承片26B3とが、前記極歯24A2と前記支承片26B4とが、前記極歯24B2と前記支承片26A4とが上下方向でぶつからないように、互いに一部が重なるように、各極歯23A2、23B2、24A2、24B2の頂角を形成する先端部の外側部を薄く切除して重合部27A1、27B1、27A2、27B2を形成する。
即ち、上述のように、一対の第1ヨークと他の一対の第2ヨークとを上下に重ねて二段重ねして際には、各極歯23A2、23B2、24A2、24B2の各重合部27A1、27B1、27A2、27B2と各支承片26B3、26A3、26B4、26A4の先端の内側面とが重ね合って、全ての極歯23A2、23B2、24A2、24B2の内側面は射出圧力により変形しないように、各支承片26B3、26A3、26B4、26A4により外側から支承されることとなる。
このため、インサート成形時の射出成形圧力により前記ヨーク22の各極歯23A2、23B2、24A2、24B2と水平方向位置決め装置5との間に合成樹脂が流れ込むことが防止できて、前記ヨーク22を変形させないようにすることができる。
従って、従来は前記合成樹脂が流れ込んでバリが発生して、このバリが前記ロータ(磁石12)と接触して、モータの回転を困難としたり、より大きな音を発生させる原因となっていたが、このヨーク22の第2の実施形態によっても、第1の実施形態と同様に、インサート成形時の射出成形圧力によりヨーク22を変形させないようにして、運転音をより静かにして、回転の邪魔をすることなく、性能が低下することを防止できるステッピングモータ10を提供することができる。
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
10 ステッピングモータ
11 モータ軸
12 磁石
22 ヨーク
23A 第1上ヨーク
23B 第1下ヨーク
24A 第2上ヨーク
24B 第2下ヨーク
28 ボビン
29 コイル
30 端子台
31 A端子
31A、31B、32A、32B 端子ピン
32 B端子
34 圧入シリンダー
37 保持具
39 ロッド
MW マグネットワイヤ

Claims (1)

  1. モータ軸の周りに磁石が一体化されたロータと、
    それぞれがリング状の円環部から起立する複数の極歯をこの円環部の内側端部に所定間隔毎の切除部を介して備えて交互に前記極歯が噛み合うように組み合わせられた上下1対のものを複数段重ねたヨークとマグネットワイヤより成るコイルが巻回されたボビンとから成るステータとを備えたステッピングモータにおけるマグネットワイヤの端末処理方法において、
    シリンダーのシリンダー本体側面に副ストッパを付けた状態で、前記シリンダーを作動させて主ストッパを備えたロッドを押し出して前記主ストッパが前記副ストッパに当接するまで移動させることにより前記コイルに通電するための複数種類の端子のそれぞれ一方の端子ピンの一部を端子台の挿入溝内に圧入し、
    この圧入後に前記複数種類の端子のうちの一方の種類の端子の他方の端子ピン及び他方の種類の端子の他方の端子ピンにそれぞれ前記マグネットワイヤの一端を絡げ、
    この固定後に捲線機にて前記ボビンに前記マグネットワイヤを捲線した後、前記複数種類の端子のうちの前記一方の種類の端子の前記他方の端子ピンに絡げた前記マグネットワイヤの他端を前記他方の種類の端子の前記他方の端子ピンに絡げると共に、前記複数種類の端子のうちの前記他方の種類の端子の前記他方の端子ピンに絡げた前記マグネットワイヤの他端を前記一方の種類の他方の端子の前記他方の端子ピンに絡げた後に、前記各端子とこれらに絡げた前記マグネットワイヤの両端部とをそれぞれ半田付け固定し、
    前記副ストッパを前記シリンダー本体側面から外すことにより前記主ストッパが前記シリンダー本体に当接するまで更に前記ロッドが移動して前記複数種類の端子のそれぞれ一方の端子ピンが前記端子台の前記挿入溝内の最奥部まで挿入して圧入することにより前記マグネットワイヤに弛みを形成する
    ことを特徴とするステッピングモータにおけるマグネットワイヤの端末処理方法。
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