JP6214409B2 - 組織切除用受け台 - Google Patents
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Description
図1は、本発明による組織切除用受け台の第1の実施の形態を斜視図で示している。組織切除用受け台1は、剛体である平板状の支持体層2と、その一方側の端部の一面側に積層された前記支持体層2よりも剛性が低い平板状の弾性体層3とを備える。支持体層2における前記弾性体層3が積層されている側には、適宜の目盛4が彫り込まれている。
図2(a)(b)は、本発明による組織切除用受け台の第2の実施の形態の2つの例を斜視図で示している。2つとも、組織切除用受け台の弾性体層3を配置した側(挿入側)の先端部の形状を除き、また、目盛4の有無を除き、図1に示した組織切除用受け台1と実質的に同じであり、対応する部材には同じ符号を付すことで説明は省略する。図2(a)に示す組織切除用受け台1aでは、弾性体層3を配置した側の先端部は、直線部5aと、直線部5aの左右と左右の側縁部を結ぶ曲線部5b、5bとで形成されており、図2(b)に示す組織切除用受け台1bでは、弾性体層3を配置した側の先端部は、連続する滑らかな曲線部5cのみで形成されている。このように、挿入側の先端部に丸みを持たせることで、挿入時に組織に与えるストレスを低減でき、生体へのダメージを抑制することができるとともに、抜き差し作業も容易となる。なお、図2に示すものにおいても、目盛4を付すようにしてもよい。
図3(a)〜(d)は、本発明による組織切除用受け台の第3の実施の形態の3つの例を示している。第3の形態は、弾性体層3が支持体層2の形成場所において、また、目盛4を有しないことで、図1に示した組織切除用受け台1と相違している。他の構成は実質的に組織切除用受け台1と同じであり、対応する部材には同じ符号を付すことで説明は省略する。
図4は、本発明による組織切除用受け台の第4の実施の形態を斜視図で示している。第4の形態である組織切除用受け台1fは、支持体層2における弾性体層3が形成されている側とは反対の側に、支持体層一般部よりも形状が大きくされた部位が把持部6として形成されている点で、また、目盛4を有しないことで、図1に示した組織切除用受け台1と相違している。他の構成は実質的に組織切除用受け台1と同じであり、対応する部材には同じ符号を付すことで説明は省略する。
図5は、本発明による組織切除用受け台の第5の実施の形態を斜視図で示している。第5の形態である組織切除用受け台1gは、支持体層2と、その一端部に積層した弾性体層3とを、パラフィンフィルムのような固定バンド7によって、バインドしている点で、また、目盛4を有しないことで、図1に示した組織切除用受け台1と相違している。他の構成は実質的に組織切除用受け台1と同じであり、対応する部材には同じ符号を付すことで説明は省略する。
図6は、本発明による組織切除用受け台の第6の実施の形態を示しており、図6(a)は全体の斜視図を、図6(b)は図6(a)のb−b線に沿う断面図を示している。第6の実施の形態である組織切除用受け台1hは、支持体層2の表面であって弾性体層3が配置されていない領域の全部または一部には潤滑材によるコーティング層8が形成されている点、支持体層2の弾性体層3が積層されている領域のほぼ中央部にマグネット9が支持体層2の表面と面一となるようにして埋設されている点を除き、他の構成は実質的に組織切除用受け台1と同じであり、対応する部材には同じ符号を付すことで説明は省略する。
図7は、本発明による挟持型組織切除用受け台の一実施の形態を示している。挟持型組織切除用受け台30は、先端部に平板状の挟持部31を有し後端部に取っ手部32を有する第1の長尺部材33と、先端部に平板状の挟持部34を有し後端部に取っ手部35を有する第2の長尺部材36とが、X字状に交叉している構成を有し、該交叉部に支軸37を挿通することで、第1の長尺部材33と第2の長尺部材36とは、支軸37を支点として回動可能となっている。そして、図7に示す閉じた状態では、双方の平板状の挟持部31と34とは、互いに近接しかつ平行な姿勢で重畳するように設計されている。
図示しないが、図3に示した第3の実施の形態による組織切除用受け台1c、1d、1e、図4に示した第4の実施の形態による組織切除用受け台1f、図5に示した第5の実施の形態による組織切除用受け台1g、図7に示した挟持型組織切除用受け台30のいずれにおいても、切開口から挿入される側の先端を、図2に示した第2の実施の形態による組織切除用受け台1bのように、丸みを持った形態とすることができ、それにより、挿入作業が容易となりかつ生体に傷をつけるのも回避することができる。また、組織切除用受け台のすべての実施の形態および挟持型組織切除用受け台30において、所要の強度(剛性)が保持されることを条件に、挿入側の支持体層2の先端側を先端に向けて次第に厚みが薄くなるようにすることもできる。それにより、挿入作業が一層容易となり、また、生体に傷をつけるのも効果的に回避することができる。
(組織切除用受け台の製造)
支持体層2の材料としてステンレス製金属板を用い、弾性体層3としてPDMS(ジメチルポリシロキサン)を用いて、図1に示した形状の組織切除用受け台1を製造した。ステンレス製金属板の寸法は、長さa:150mm、幅b:10mm、厚みc:1mmとし、PDMSの寸法は、長さd:20mm、幅e:10mm、厚みf:2mmである。ステンレス製金属板の一方の先端に、先端が一致するようにしてPDMSを積層した。積層には接着剤は使用せず、PDMSの持つ自己粘着性を利用して、両者を密着させて一体化した。
一部を脱毛したマウスを用い、脱毛した皮膚の一部をメスを用いて長さ15mm切開した。マウスの皮膚と皮下組織との間に、切開口から、組織切除用受け台1をPDMSを積層した側からPDMSが見えなくなるまで挿入した。挿入後に、図9に示した形態の医療用トレパン(円筒状の刃先の直径4mm)をPDMS層に垂直な姿勢で、マウスの皮膚表面からPDMS層に向けて押圧し、皮膚の切除を行った。切除後、組織切除用受け台を取り外すとともに、医療用トレパンの刃先から、皮膚の切片を取り出した。上記の切除作業をマウスの複数個所において行った。
組織切除用受け台を取り外したのち、切除時に組織切除用受け台が位置していたところの皮下組織を、肉眼で観察したところ、皮下組織の損傷は観察されなかった。
マウスの皮膚の切断面を肉眼で観察したところ、切断面に損傷は観察されず、傷のない切片が得られた。
2…支持体層、
3…弾性体層、
4…目盛、
6…把持部、
7…固定バンド、
8…コーティング層、
10…皮膚、
20…医療用トレパン、
30…挟持型組織切除用受け台。
Claims (11)
- 刃物によって生体組織を切除するときに当該刃物を受けるための組織切除用受け台であって、
剛体である平板状の支持体層と、
前記支持体層の少なくとも一部に配置されており前記支持体層よりも剛性が低い平板状の弾性体層と、
を少なくとも備えることを特徴とする組織切除用受け台。 - 前記支持体層のGPaでのヤング率が30以上であり、前記弾性体層のGPaでのヤング率が10以下であることを特徴とする請求項1に記載の組織切除用受け台。
- 前記支持体層は、金属、ガラス、セラミックまたは合成樹脂からなる層であり、前記弾性体層は合成樹脂、ゴム、皮革、布、または紙からなる層であることを特徴とする請求項2に記載の組織切除用受け台。
- 前記支持体層はステンレスであり、前記弾性体層はシリコーン樹脂であることを特徴とする請求項3に記載の組織切除用受け台。
- 全体形状が平面視で矩形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の組織切除用受け台。
- 少なくとも一方端の外形は曲線を含むように形成されていることを特徴とする請求項5に記載の組織切除用受け台。
- 前記支持体層の表面であって前記弾性体層が配置されていない領域の全部または一部には潤滑材によるコーティング層が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の組織切除用受け台。
- 前記支持体層と前記弾性体層との間に1個または1個以上のマグネットまたはマグネットシートが配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の組織切除用受け台。
- 前記支持体層は、一部に他の部分と比較して横幅の大きい部分、厚みの大きい部分、または、横幅と厚みの双方が大きい部分を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の組織切除用受け台。
- 前記支持体層がハサミの刃先部分であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の組織切除用受け台。
- 先端部に平板状の挟持部を有し後端部に取っ手部を有する対をなす第1の長尺部材と第2の長尺部材とが支軸を介して回動可能に取り付けられており、第1の長尺部材の前記平板状の挟持部の先端は第2の長尺部材の前記平板状の挟持部の先端よりも前方に延出しており、前記第1の長尺部材の前記平板状の挟持部は請求項1〜8のいずれか一項に記載の組織切除用受け台で構成されており、前記延出している領域に前記弾性体層が位置していることを特徴とする挟持型組織切除用受け台。
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