JP6214225B2 - タッチセンサ付き液晶表示装置 - Google Patents

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本発明は、タッチセンサ付き液晶表示装置に関する。
近年、携帯電話、特にスマートフォン等に代表されるように、表示装置にタッチセンサと呼ばれる入力装置を一体化させたデバイスが多く普及している。タッチセンサの検出方法としては、静電容量方式、抵抗膜方式、赤外線方式および超音波方式など、様々なものが存在する。静電容量方式においては、タッチセンサ内にセンサ配線をマトリクス状に配置し、配線容量変化によりタッチ位置を特定する。抵抗膜方式においても、タッチセンサ内にセンサ配線がマトリクス状に配置される。そして、センサ配線の導電によりタッチ位置を特定する。これらの方式では、センサ配線をマトリクス状に配置するので、表示装置の画素のピッチとセンサ配線のピッチとの間のズレを起因とする周期的な光学的干渉が発生し、これにより、周期的に明暗が表示されるモアレと呼ばれる問題があった。
また従来は、これらモアレの発生も含めて表示装置が出力する映像を阻害しないため、センサ配線は透明導電膜で形成されることが多かった。しかしながら、透明導電膜は、抵抗値が高いため大型の表示装置には適さず、近年要求されるタッチセンサの大型化やレスポンスの向上のためには、金属膜によりセンサ配線を形成する必要性が高くなっている。金属膜によりセンサ配線を形成した場合、金属膜は、光に対して遮光性と反射性を有しており、透過光と反射光の両者に対して影響する。このため、透明導電膜を用いた場合に比べ、モアレの発生が顕著となり、大きな問題となっている。
モアレの対策法としては、周期的な光学的干渉を抑制するため、ダイヤモンドパターンなどと呼ばれるレイアウトの工夫が行われていた(特許文献1参照)。
また、特許文献2においては、液晶パネル内に、センサ配線とブラックマトリクスを兼ねた互いに直交する金属膜からなる帯状電極を備えた、静電容量方式の液晶表示装置が開示されている。
特開2011−238259号公報 特開平7−36017号公報
しながら、特許文献1のようにダイヤモンドパターンを用いた場合においても、設計段階での光学検討、または、製造段階での重ね合わせ精度に不具合があった場合、モアレを発生させてしまう問題があった。
更に、特許文献1のダイヤモンドパターンのセンサ配線を金属膜により形成した場合には、光の透過部分が大幅に減少し、光の利用効率が低下してしまう。よって、金属膜によりセンサ配線を形成する場合には、現実的には特許文献1の技術を適用することができない。
また、特許文献2の静電容量方式の液晶表示装置においては、表示装置の画素構造の一部(より詳細にはブラックマトリックス)とセンサ配線とが共通化されるため、当然のことながら、ピッチも同じとなる。よって、原理的に画素構造とセンサ配線とのピッチのズレを起因とするモアレを発生しない構造となっている。しかしながら、センサ配線とブラックマトリクスの構成が共通化されているので、センサ配線に要求される低抵抗と、ブラックマトリックスに要求される遮光性とを、独立して設計しにくい。つまり、表示性能とセンサ性能(例えば応答性)との少なくとも何れか一方が犠牲になりえる。
本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであり、モアレの発生を抑制するとともに、センサ性能と表示品位とを向上できるタッチパネルを得ることを目的とする。
本発明にかかるタッチセンサ付き液晶表示装置は、表示領域に画像を表示する横電界方式の液晶表示パネルと、前記表示領域への操作子の操作を検出するための複数のセンサ配線を有し、前記液晶表示パネルと対向して設けられるタッチセンサとを備える。前記液晶表示パネルは、液晶と、前記液晶を介して、互いに対向して配置される第1の基板および第2の基板と、前記表示領域に含まれる前記第1の基板の前記液晶側の面において、互いに交差して設けられる複数のゲート配線および複数のソース配線と、前記複数のゲート配線と前記複数のソース配線とで囲まれる複数の画素と、前記複数の画素ごとに前記液晶に表示電圧を印加する電極と、前記表示領域に含まれる前記第2の基板の前記液晶側の面において前記複数の画素の相互間に設けられて、光を遮断する遮光部とを有する。前記タッチセンサは、前記電極、前記複数のゲート配線、および前記複数のソース配線と前記複数のセンサ配線との間であって、前記第2の基板の前記液晶とは反対側の面に形成され、接地電位に接続される電界遮蔽用の透明導体を更に備える。前記複数のセンサ配線は、前記遮光部側から前記液晶表示パネルに垂直に見て、前記表示領域において前記遮光部に覆われる。
本発明にかかるタッチセンサ付き液晶表示装置によれば、センサ配線が遮光部に覆われるので、センサ配線へと光が当たることを抑制できる。したがって、モアレを抑制できる。しかも、センサ配線と遮光部が別体であるので、センサ配線の材質を遮光部の遮光性とは無関係に選定できる。これにより、センサ配線の材質として低抵抗の材質を採用できるので、タッチセンサのセンサ性能(応答性)の向上に資する。また遮光部の材質を、センサ配線の抵抗値とは無関係に選定できる。これにより、遮光部の材質として遮光性の高い材質を採用できるので、表示品位の向上に資する。
実施の形態1に係るタッチパネルの断面図である。 実施の形態1係るタッチパネルのカラーフィルタ基板部の断面図である。 実施の形態1に係るカラーフィルタ基板部を表示面から見た図である。 実施の形態1係るタッチパネルのカラーフィルタ基板部の断面図である。 実施の形態2に係るカラーフィルタ基板部の断面図である。 実施の形態3に係るカラーフィルタ基板部の断面図である。 実施の形態3に係るカラーフィルタ基板部の断面図である。 実施の形態4に係るカラーフィルタ基板部の断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。また、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。尚、各図において同一の符号を付されたものは同様の要素を示しており、適宜、説明が省略されている。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかるタッチセンサ付き表示装置(以下、タッチパネルと呼ぶ)100の概念的な構成の一例を示す断面図である。ただし、図面が煩雑にならないように、本実施の形態の主要部以外の構成の一部を省略し、または簡略している。
タッチパネル100は、表示パネル200と、タッチセンサ300とを備えている。このタッチセンサ300は表示パネル200と対向して設けられており、図1の例示では、後述するように表示パネル200に組み込まれている。
表示パネル200は例えばアクティブマトリックス液晶ディスプレイ(AMLCD : Active Matrix Liquid Crystal Display)である。この表示パネル200は、アレイ基板部210と、カラーフィルタ(CF : Color Filter)基板部220と、表示素子の一例たる液晶230とを備えている。
アレイ基板部210とカラーフィルタ基板部220とは、互いに対向して配置されており、その間に液晶230が介在する。液晶230の周縁には、シール材240が設けられている。シール材240は、それぞれアレイ基板部210とカラーフィルタ基板部220とに固定されて、液晶230を封止する。
またアレイ基板部210とカラーフィルタ基板部220との間には柱状スペーサ(不図示)が適宜に設けられても良い。これにより、アレイ基板部210とカラーフィルタ基板部220との間の間隔を精度よく規定することができる。
液晶230は、例えばねじれネマティック(TN : Twisted Nematic)液晶であり、外部から印加される電圧によって、その配向方向が制御される。
アレイ基板部210は、基板211と、偏光板212と、スイッチング素子213と、画素電極214とを備えている。
基板211は透明基板(例えばガラス基板)であり、その一方の面(液晶230とは反対側の面)に偏光板212が形成されている。偏光板212は、入射された光のうち、所定方向の偏光成分を有する光のみを透過させる。
基板211の他方の面(液晶230側の面)には、複数のソース配線(不図示)と、複数のゲート配線(不図示)とが形成される。複数のソース配線は互いに略平行に延在し、複数のゲート配線は互いに略平行に延在する。これらの複数のソース配線は、絶縁層を介して、複数のゲート配線とは異なる層に形成されている。そして、ソース配線とゲート配線とが互いに直交する。つまり、複数のゲート配線と複数のソース配線とは、平面視で(表示パネル200に垂直に見て)、全体として格子状に形成される。この複数のゲート配線と複数のソース配線とで囲まれる各領域が画素に相当する。タッチパネル100を垂直に見たときに、複数の画素の全体を含む領域を、以下では表示領域110という。
複数のゲート配線と複数のソース配線の交差部の各々には、スイッチング素子213が形成される。スイッチング素子213は薄膜トランジスタ(TFT : Thin Film Transistor)である。このスイッチング素子213は、例えば、ゲート配線に接続されるゲート電極と、ゲート電極の上に形成される絶縁層と、当該絶縁層の上に形成される半導体層と、当該半導体層の上に形成されて、ソース配線に接続されるソース電極と、当該半導体層の上に形成されるドレイン電極と、によって形成される。
画素電極214は、透明の電極であり、スイッチング素子213ごとに設けられる。画素電極214は、例えば絶縁層215を介して、スイッチング素子213のドレイン電極に接続される。複数の画素電極214は、平面視において、ソース配線およびゲート配線によって囲まれる領域にそれぞれ形成されており、全体としてマトリックス状に配置される。また画素電極214は、平面視で例えば略長方形状を有する。
画素電極214の上には、配向膜(不図示)が形成されてもよい。この配向膜は液晶230に接しており、電圧が印加されない状態での液晶230の配向状態を決めることができる。
カラーフィルタ基板部220は、基板221と、偏光板222と、色材223と、共通電極224と、遮光膜225とを備えている。
基板221は透明基板(例えばガラス基板)であり、その一方側の面(液晶230側の面)には、カラーフィルタとしての複数の色材223と、遮光膜225とが形成される。色材223の各々は、アレイ基板部210の画素電極214と対向する位置に設けられている。よって、色材223は、画素電極214と同様に、全体としてマトリックス状に配置される(後述する図3も参照)。色材223としては、例えば赤色の色材と、青色の色材と、緑色の色材とが採用される。これらの色材223は、自身の色に対応する波長を有する光を通過させ、他の光を遮断する。これら3種の色材223の配列順序は適宜に設定することができる。
遮光膜225は、色材223の相互間の部分と、表示領域110よりも外縁側の周縁部とに形成される。遮光膜225は、液晶230側から入射された光を遮断して、基板221側(即ちユーザ側)へと通さないようにする。この遮光膜225は例えば黒色の樹脂であり、「ブラックマトリックス(BM : Black Matrix)」とも呼ばれる。遮光膜225は、色材223の相互間を埋めており、画素を区画している。ここでは、色材223が平面視で長方形状を有しているので、遮光膜225は平面視で格子状の形状を有する(後述する図3も参照)。
共通電極224は透明の電極であり、色材223および遮光膜225の上に形成されている。なお、ここでいう「AがBの上に形成される」とは、AがBに対して基板とは反対側に形成されることを意味する。図1に示すように、色材223および遮光膜225は基板221に対して紙面下方に形成されるので、共通電極224は色材223および遮光膜225に対して紙面下方に形成されている。またこの点は、後述する他の部材の説明においても同様であるので、以下では繰り返しの説明を避ける。
この共通電極224は複数の画素に亘って形成されている。共通電極224には、画素によらず共通の電位が印加される。
また、共通電極224の上に、配向膜(不図示)が形成されていてもよい。この配向膜は液晶230と接しており、電圧が印加されない状態での液晶230の配向状態を決めることができる。
偏光板222は、液晶230とは反対側において、カラーフィルタ基板部220の最上層に設けられている。偏光板222は、入射された光のうち、所定方向の偏光成分を有する光のみを通過させる。
このような表示パネル200においては、画素電極214と共通電極224との間に液晶230が配置される。よって、画素電極214に印加される電位を制御することで、各画素電極214と共通電極224との間の電圧を制御することができ、ひいては、液晶230の配向状態を画素ごとに制御することができる。
この制御は、制御部51によって行なわれる。制御部51は、アレイ基板部210に設けられた端子216を介して、複数のソース配線および複数のゲート配線に接続される。この端子216は、表示領域110よりも外縁側の周縁部に設けられており、複数のソース配線および複数のゲート配線と接続されている。制御部51は、ケーブル(例えばフレキシブルフラットケーブル)53の一端と接続されており、ケーブル53の他端が端子216に接続される。
なお、共通電極224に与える電位は、それぞれアレイ基板部210の周縁部およびカラーフィルタ基板部220の周縁部に設けられるトランスファ電極(不図示)と、これらのトランスファ電極同士を電気的に接続する導電部材(不図示)とを介して、制御部51によって与えられる。この導電部材は、例えば導電性粒子が混在される導電ペーストを用いて形成される。
制御部51は、一のゲート配線へと電位を印加して、当該一のゲート配線に接続されるスイッチング素子213をオンする。そして、オンしたスイッチング素子213に接続される画素電極214に印加すべき電位(信号)を、それぞれソース配線へと印加する。これにより、オンしたスイッチング素子213に接続される画素電極214には、所望の電位が印加される。制御部51は、順次にゲート配線を切り替えながら、それぞれソース配線に信号を印加することで、各画素電極214の電位を制御する。
また、このような表示パネル200に対して、照射装置(バックライトユニット)から光が照射される。当該照射装置は、偏光板212側から表示パネル200へと光を入射させる。なお、表示パネル200と照射装置との間には、光の偏光状態や指向性などを制御する不図示の光学シートが配置されていてもよい。
表示パネル200に入射された光は、液晶230によって画素毎にその偏光状態が変えられつつ、色材223によって画素に対応する波長の光のみが通過する。そして、色材223を通過した光は、偏光板222によって所定の偏光成分のみが通過する。よって偏光板222を通過する光の強度は、画素ごとの偏光状態に応じた強度となる。このようにして、各画素における光の強度が所望の値に制御され、表示領域110にカラー画像が表示されることになる。
タッチセンサ300は、ここでは、表示パネル200に一体的に組み込まれている。図1の例示では、タッチセンサ300は、カラーフィルタ基板部220の基板221の他方側(液晶230とは反対側)に形成される。
このタッチセンサ300は、例えば静電容量方式のタッチセンサであり、複数のセンサ配線31,32と、保護膜33,34とを備えている。図2は、カラーフィルタ基板部220の一部を拡大して示す図である。図3は、センサ配線31,32と、色材223と、遮光膜225とを示す平面図であり、偏光板222側から見た図である。
センサ配線31,32は互いに直交して形成されており、センサ配線31,32の間には絶縁層としての保護膜33が形成される。ここでは、センサ配線31がセンサ配線32よりも基板221側に設けられる。センサ配線31は例えばソース配線に略平行に伸びており、センサ配線32は例えばゲート配線に略平行に伸びている。なお、センサ配線31がゲート配線に略平行に伸び、センサ配線32がソース配線に略平行に伸びても良い。
保護膜34は、センサ配線32の上に形成されており、この保護膜34の上に偏光板222が形成されている。
センサ配線31,32は、ケーブル(例えばフレキシブルフラットケーブル)54を介して、制御部52に接続されている。より詳細には、センサ配線31,32に接続される端子226がカラーフィルタ基板部220に形成されており、ケーブル54の一端が端子226に接続され、他端が制御部52に接続される。この制御部52は、例えば、複数のセンサ配線31の相互間の静電容量、および、複数のセンサ配線32の相互間の静電容量を検出する。このような静電容量の検出方法は公知であるので、ここでは詳細な説明を避ける。
さて、このようなタッチセンサ300に対して、偏光板222側から操作子(例えば指または専用のペンなど)が近づくと、当該操作子の近接により、近接した位置における静電容量が変化する。例えば、操作子を挟んで隣り合う2つのセンサ配線31の静電容量は、この2つのセンサ配線31の間の構造(保護膜33)による静電容量と、センサ配線31と導体との間の静電容量との合成となる。よって、当該2つのセンサ配線31の間の静電容量が、当該導体の近接によって変動する。センサ配線32の間の静電容量も、当該操作子の近接により、同様に変化する。
そこで、制御部52は、静電容量が変化したセンサ配線31,32を特定することで、当該操作子が近接する位置を特定することができる。
さて、これらのセンサ配線31,32は、遮光膜225側から表示パネル200に垂直に見て(図3も参照)、表示領域110において遮光膜225に覆われている。このような形態は、センサ配線31,32の幅を遮光膜225の幅と同じか、もしくは狭くすることで実現できる。これにより、センサ配線31,32には、照射装置からの光が入射されにくい。したがって、センサ配線31,32に光が照射されて生じるモアレを抑制することができる。これにより、画質を向上することができる。
また、遮光膜255と、センサ配線31,32とが互いに別体で形成されるので、センサ配線31,32の材質を、遮光膜255の遮光性とは無関係に選定できる。よってセンサ配線31,32を低抵抗な材質で形成できる。また逆に、遮光膜255の材質を、センサ配線31,32の抵抗値とは無関係に選定できる。よって、遮光膜255を遮光性の高い材質で形成できる。よって、表示領域110の表示品位と、タッチセンサ300のセンサ性能とを向上することができる。
また実施の形態1では、タッチセンサ300が表示パネル200の基板221に形成される。よって、センサ配線31,32と遮光膜225との位置の精度を高めることができる。
またセンサ配線31,32は非透明の金属で形成されてもよい。これにより、センサ配線31,32を透明電極で形成する場合に比して、センサ配線31,32の抵抗値を低減することができる。したがって、モアレを抑制しつつ、タッチセンサ300として高い応答性を実現できる。高い応答性を実現できるので、表示領域110のサイズを大きくしても、タッチセンサ300が操作子の近接位置を速やかに検出できる。
なお、上述の例では、静電容量方式のタッチセンサ300を用いて説明したが、その方式についてはこれに限らない。例えば抵抗膜方式であってもよい。要するに、複数のセンサ配線が表示領域に配置される場合に、このセンサ配線が、平面視で、遮光膜225に覆われるように設ければよい。これにより、センサ配線に光が当たることによって生じるモアレを抑制することができるのである。
しかも、本実施の形態では、センサ配線31は、全ての色材223の間に設けられている。よって画素(色材223)のピッチ(画素の中央同士の間隔)と、センサ配線31のピッチ(センサ配線31の中央同士の間隔)とが一致する。センサ配線32についても同様である。したがって、これらのピッチのずれに起因するモアレを回避、或いは抑制することができる。
ただし、複数のセンサ配線31は、例えば一つ飛ばしで画素の間に設けられても良い(図4参照)。より一般的に言うと、隣り合うセンサ配線31のピッチ(センサ配線31の中点同士の間隔)は、同じ方向で隣り合う画素(色材223)のピッチ(画素の中点同士の間隔)の2以上の整数倍であってもよい。同様に、隣り合うセンサ配線32のピッチは、同じ方向で隣り合う画素のピッチの整数倍(2以上の整数倍)であってもよい。これによっても、センサ配線31,32は、平面視で遮光膜225に覆われるので、センサ配線31,32に当たる光を低減することができ、以ってモアレを抑制できる。
また、これにより、センサ配線31,32の本数を低減することができるので、製造コストの低減に資する。なお、タッチセンサ300の分解能は、表示パネル200の分解能ほど高くなくても良いので、センサ配線31,32の本数を減らしても、問題は生じにくい。
上述したタッチパネル100は、例えば不図示の筐体に収納されて、平面表示装置を構成する。この筐体は、表示領域110に相当する部分において開口しており、これにより、ユーザが表示領域110を介して画像を視認できる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2にかかるタッチパネルの概念的な構成の一部の一例を示す断面図である。
実施の形態1と異なって、タッチセンサ300は、基板221とは別体の基板30を有しており、この基板30にセンサ配線31とセンサ配線32(図5では不図示)が形成される。つまり、タッチセンサ300は、表示パネル200とは別体として構成される。このタッチセンサ300は後述のように表示パネル200に別途に固定される。
基板30は、透明基板(例えばガラス基板)であり、その一方の面には、センサ配線32が形成されている。センサ配線32は、図3と同様のパターンで形成される。センサ配線32の上には絶縁膜としての保護膜33が形成され、その上にセンサ配線31が形成される。保護膜33およびセンサ配線31の上には、保護膜34が形成される。センサ配線31も図3と同様のパターンで形成される。
このタッチセンサ300は、例えば保護膜34が表示パネル200に向く姿勢で、表示パネル200に重ね合わせて固定される。この固定方法は任意であるが、例えば接着剤などを用いて、タッチセンサ300と表示パネル200とを固定することができる。
なお実施の形態2においても、センサ配線31,32は表示領域において遮光膜225と覆われるように設けられている。これにより、実施の形態1と同様の効果を招来する。
また実施の形態1では、表示パネル200およびタッチセンサ300の何れか一方に、製造上の不具合が生じれば、このタッチパネル100は不良品となる。他方、実施の形態2では、表示パネル200およびタッチセンサ300の何れか一方に製造上の不具合が生じた場合、その一方を不良品として廃棄したとしても、他方をそのまま用いることができる。よって、タッチパネル100の歩留まりの低下を抑制することができる。
他方、実施の形態1では、上述のように、センサ配線31,32と遮光膜225との位置精度を向上することができる。また、タッチセンサ300と表示パネル200とを位置調整しながら重ね合わせて、これらを固定する工程を不要にできる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3にかかるタッチパネルの一部の概念的な構成の一例を示す断面図である。
実施の形態1では、タッチセンサ300は、基板221に対して液晶230とは反対側に形成されている。実施の形態3では、タッチセンサ300は、基板221に対して液晶230側に形成される。
図6の例示では、遮光膜225は、センサ配線31と基板221との間に形成される。以下に詳述する。
遮光膜225は、基板221に形成されており、その上に、センサ配線32(図6において不図示)が形成される。このセンサ配線32は図3と同様のパターンで形成される。センサ配線32および遮光膜225の上には保護膜33が形成され、保護膜33の上にセンサ配線31が形成される。センサ配線31も図3と同様のパターンで形成される。センサ配線31の上には、保護膜34が形成される。
遮光膜225、センサ配線31,32、保護膜33,34の相互間に、色材223が形成される。そして色材223および保護膜34の上には、共通電極224が形成される。保護膜34は、共通電極224とセンサ配線31との間を絶縁する。
本実施の形態3にかかるタッチパネル100によれば、遮光膜225がセンサ配線31,32よりも基板221側に形成されているので、センサ配線31,32から基板221側へと向かう光は、遮光膜225によって遮断されやすい。したがって、モアレの発生をさらに抑制できる。
また、外光が基板221側から入射しても、遮光膜225によって外光がさえぎられるので、この外光はセンサ配線31,32に入射されない。よって、センサ配線31,32による外光の反射を低減することができる。
また実施の形態1では、タッチセンサ300が基板221に対して液晶230とは反対側に形成されている。よって、基板221に表示パネル200として構成(色材223、遮光膜225、共通電極224)を形成した後に、基板221を裏返して、タッチセンサ300としての構成(センサ配線31,32および保護膜33,34)を形成する必要がある。他方、実施の形態3では、タッチセンサ300としての構成と、表示パネル200としての構成とを、基板221を裏返すことなく、連続して基板221に形成することができる。
図7は、本発明の実施の形態3にかかるタッチパネルの一部の概念的な構成の他の一例を示す断面図である。
センサ配線31および不図示のセンサ配線32の各々は、基板221と遮光膜225との間に形成される。以下に詳述する。
基板221には、センサ配線32が形成される。センサ配線32は図3と同様のパターンで形成される。センサ配線32および基板221の上には保護膜33が形成される。保護膜33の上にはセンサ配線31が形成される。センサ配線31も図3と同様のパターンで形成される。センサ配線31および保護膜33の上には遮光膜225が形成される。
保護膜33のうち遮光膜225が形成されない部分には、色材223が形成され、色材223および遮光膜225の上には共通電極224が形成される。
この構造によれば、実施の形態1に比して、センサ配線31,32の各々と遮光膜225との間の距離を低減することができる。この距離が長いと、画素領域(遮光膜225の間の部分であり、色材223)を通過した光が、センサ配線31,32に入射されやすいところ、かかる構造では当該距離を低減できるので、モアレの発生を更に抑制することができる。
また、この構造によれば、遮光膜225によって、共通電極224とセンサ配線31とが絶縁される。よって、保護膜34を設ける必要がない。或いは、保護膜34の厚みを低減することができる。これにより、製造コストを低減することができる。
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4にかかるタッチパネルの一部の概念的な構成の一例を示す断面図である。
実施の形態4のタッチパネル100においては、センサ配線31,32のうち、共通電極224に近いもの(ここではセンサ配線31)と、共通電極224との間に、電界遮断用の導体たるシールド層40が形成されている。シールド層40は、透明電極で形成されている。このシールド層40は固定電位(例えば接地電位)に接続されており、液晶230に生じる電界が、タッチセンサ300側に影響を与えることを、抑制する。より詳細には、液晶230に生じる電界が、センサ配線31,32による静電容量の変化に対してノイズとして作用することを、シールド層40が抑制する。よって、タッチセンサ300による検出精度を向上できる。
図8の例示では、実施の形態1と同様に、センサ配線31と不図示のセンサ配線32とは、基板221に対して、液晶230とは反対側に形成されている。図8の例示では、シールド層40は、例えば基板221の、液晶230とは反対側の面に形成される。シールド層40の上には、絶縁層としての保護膜35が形成され、保護膜35の上にセンサ配線31が形成される。保護膜35は、センサ配線31とシールド層40とを絶縁する。
センサ配線31および保護膜35の上には、保護膜33が形成される。また実施の形態1と同様に保護膜33の上には、センサ配線31が形成され、センサ配線31と保護膜33との上には保護膜34が形成される。
かかる構造により、シールド層40は、液晶230の電界に起因するタッチセンサ300への影響を抑制できる。また、タッチセンサ300の動作と、表示パネル200の動作(スイッチング素子213)の動作とが同期している場合には、共通電極224をシールド層として機能させることができるところ、実施の形態4では、シールド層40が設けられているので、このような同期を必ずしも必要としない。よって、同期されていないタッチパネル100においても、液晶230の電界に起因するタッチセンサ300への影響を抑制できる。
また、シールド層40は、外部の電界が液晶230の電界へと影響を与えることも抑制できる。つまり実施の形態4によれば、外部からの電界が液晶230の電界へと影響を与えることを抑制するためのシールド層を、シールド層40と別に設ける必要がなく、製造コストを低減することができる。
例えば、表示パネル200がいわゆる横電界方式の液晶パネルである場合には、外部からの電界を遮断するために、シールド層が設けられる。なぜなら、横電界方式の液晶パネルでは、共通電極224が不要であるところ、カラーフィルタ基板部220において、外部の電界等により電荷が帯電すると、液晶230に不要な電界が生じるからである。よって図8の構造は、表示パネル200として横電界方式の液晶パネルを採用する場合に、特に有益である。
なお、実施の形態1〜4においては、表示パネル200をアクティブマトリックス液晶ディスプレイとして説明した。ただしこれに限らず、表示パネル200は遮光膜225を有する任意の表示パネルであってよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
31,32 センサ配線、40 シールド層、100 タッチパネル、200 表示パネル、221 基板、225 遮光膜、230 液晶、300 タッチセンサ、4 一括制御装置。

Claims (3)

  1. 表示領域に画像を表示する横電界方式の液晶表示パネルと、
    前記表示領域への操作子の操作を検出するための複数のセンサ配線を有し、前記液晶表示パネルと対向して設けられるタッチセンサと
    を備え、
    前記液晶表示パネルは、
    液晶と、
    前記液晶を介して、互いに対向して配置される第1の基板および第2の基板と、
    前記表示領域に含まれる前記第1の基板の前記液晶側の面において、互いに交差して設けられる複数のゲート配線および複数のソース配線と、
    前記複数のゲート配線と前記複数のソース配線とで囲まれる複数の画素と、
    前記複数の画素ごとに前記液晶に表示電圧を印加する電極と、
    前記表示領域に含まれる前記第2の基板の前記液晶側の面において前記複数の画素の相互間に設けられて、光を遮断する遮光部と
    を有し、
    前記タッチセンサは、前記電極、前記複数のゲート配線、および前記複数のソース配線と前記複数のセンサ配線との間であって、前記第2の基板の前記液晶とは反対側の面に形成され、接地電位に接続される電界遮蔽用の透明導体を更に備え、
    前記複数のセンサ配線は、前記遮光部側から前記液晶表示パネルに垂直に見て、前記表示領域において前記遮光部に覆われる、タッチセンサ付き液晶表示装置。
  2. 前記複数のセンサ配線は、互いに間隔を空けて並んで配置されており、
    前記複数の画素は、前記複数のセンサ配線が並ぶ方向と同じ方向に並んでおり、
    前記複数のセンサ配線の相互間のピッチは、前記複数の画素の相互間のピッチの2以上の整数倍である、請求項に記載のタッチセンサ付き液晶表示装置。
  3. 前記複数のセンサ配線は非透明の金属により形成される、請求項1または2に記載のタッチセンサ付き液晶表示装置。
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