JP6213789B2 - 通信装置、設定プログラム及び通信装置を内蔵した分電盤 - Google Patents

通信装置、設定プログラム及び通信装置を内蔵した分電盤 Download PDF

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    • G01R22/063Details of electronic electricity meters related to remote communication

Description

本発明は、Bルート通信用設定情報の設定に係る通信装置、設定プログラム、及び当該通信装置を内蔵した分電盤に関する。
ホームエリアネットワーク(Home Area Network;HAN)は、空気調和機(エアコン)、蓄電池、太陽光発電装置などの宅内機器をコントローラに接続することにより構成される。スマートグリッドの構築に当たっては、これら宅内機器(HAN側機器)は、通常スマートメータ(通信機能付き電力量計)と接続される。
スマートメータとHAN側機器の接続においては、機器認証を行うために、スマートメータとHAN側機器との双方が、「認証ID(Identifier)」情報と、その認証IDに紐付けられた、通信を行うための「認証情報」を持つ必要がある。ここでの「認証ID」及び「認証情報」は、接続されるスマートメータによって異なるものである。なお、ここでの「認証情報」とは、例えば「パスワード」である。
スマートメータとHAN側機器との間の通信は「Bルート通信」と称される。一つの「Bルート通信」毎に、一組の「認証ID」及び「認証情報」が設定される。
なお、特許文献1には、HEMSコントローラ及び家電機器の夫々のID及び証明書の情報を事前にスマートメータに簡単に設定しておくことができる設定方法が開示されている。
国際出願国際公開番号WO2013/118511 A1
スマートメータを、HAN側機器のうち分電盤とまず接続する場合、次のような課題が考えられる。スマートメータに対して新たに分電盤を設ける場合には、分電盤とのBルート通信を行うために、分電盤にBルート通信の「認証ID」及び「認証情報」を設定しなければならない。しかしながら、分電盤は通常、データ入力部やデータ表示部を備えていない。また、個別の分電盤が実際にどのスマートメータと接続するのかは分電盤製造時には全く分からないので、工場出荷時に分電盤に具体的な「認証ID」及び「認証情報」を設定することは不可能である。
上記課題に鑑みて、本発明に係る通信装置、設定プログラム及び通信装置を内蔵した分電盤の目的とするところは、Bルート通信のための「認証ID」及び「認証情報」を分電盤に簡易に設定することである。
本発明に係る通信装置は、
外部の通信機能付きの電力量計と通信する第1の通信部と、
住環境に設置された通信ネットワーク上の機器と通信する第2の通信部と、
前記第2通信部を介して、前記電力量計と前記第1の通信部で通信するための、前記電力量計の認証ID及び通信を行うための認証情報を設定する電力量計設定部と
を備える。
更に、本発明に係る通信装置において、
前記第2の通信部は、NFC通信、IrDA通信、若しくはBluetooth(登録商標)通信を含む無線通信のための通信部であってもよい。
更に、本発明に係る通信装置において、
前記第2の通信部は、前記電力量計の認証ID及び通信を行うための認証情報が記録されているカード記録媒体と通信するメモリ通信装置であってもよい。
本発明に係る通信装置、設定プログラム及び通信装置を内蔵した分電盤は、Bルート通信のための「認証ID」及び「認証情報」を分電盤に簡易に設定することができる。
本発明に係るホームエネルギマネジメントシステム(HEMS)及びホームエリアネットワークの全体図である。 本発明に係るホームエネルギマネジメントシステム(HEMS)における、Bルート通信部分の構成図である。 本発明の実施の形態1に係る通信装置及び入力機器のブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る通信装置、入力機器、及び外部サーバのブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る通信装置、入力機器、及び外部サーバのブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る通信装置、入力機器、及び外部サーバのブロック図である。 本発明の実施の形態5に係る通信装置、Bルート設定用アダプタ、入力機器、及び外部サーバのブロック図である。
〔実施の形態1〕
以下、図1〜図3を用いて、実施の形態1に係る通信装置15及び入力機器60を説明する。
<1−1.構成>
1−1−1.ホームエネルギマネジメントシステム(HEMS)及びホームエリアネットワークの概略構成
図1は、本発明の実施の形態1に係るホームエネルギマネジメントシステム(HEMS)2及びホームエリアネットワーク8の全体図である。
電力会社によりユーザの居住する家屋に設けられるスマートメータ12は、電力会社の設けるサーバ(電力会社サーバ)10と接続される。電力会社サーバ10とスマートメータ12との通信は「Aルート通信」4と称される。
スマートメータ12は、家屋内において分電盤14と接続される。スマートメータ12と分電盤14との通信は「Bルート通信」6と称される。Bルート通信6は通常、PLC(パワーラインコミュニケーション;電力線搬送通信)若しくは特定小電力無線(920MHz帯)信号を介して行われる。分電盤14は、後で説明するHEMSコントローラ22と接続して当該HEMSコントローラ22に様々な指示信号を与える。分電盤14は、Bルート通信のためのBルート通信機能部16、及び、ホームエネルギマネジメントシステム(HEMS)のためのHAN通信機能部17を含む。
ホームエリアネットワーク8は、HEMSコントローラ22を中心にして構築される。HEMSコントローラ22には、無線若しくは有線を介して一つ若しくは複数の機器(HAN側機器)32が接続する。ここでのHAN側機器は、例えば、蓄電池(SB)32a、太陽光発電装置(PV)32b、若しくは空気調和機(エアコン)32cなどである。
また、HEMSコントローラ22は、通常家屋内に設置されるルータ26を介して、汎用表示装置30や、外部サーバ24と接続する。汎用表示装置30は、例えば、タブレット端末30bやスマートフォン30cなどであり、イーサネット(登録商標)(ethernet)通信やWi−Fi通信を介してルータ26と信号を送受信する。外部サーバは、例えば、ホームエネルギマネジメントシステム(HEMS)のためのサーバであるHEMSサーバ24であり、インターネット通信を介してルータ26と信号を送受信する。
汎用表示装置30やHEMSサーバ24からの信号を受信するルータ26は、HAN側機器32を制御する信号などをHEMSコントローラ22に送信する。これと併せてルータ26は、HAN側機器32からの信号を受けたHEMSコントローラ22からの信号を受信し、更に、汎用表示装置30やHEMSサーバ24に信号を送信する。
以上のように、HEMSコントローラ22は、電力会社サーバ10からAルート4及びBルート6経由で通知されるコマンドレスポンス情報を基に、HAN側機器32の制御を行う。同時に、HEMSコントローラ22は、HEMSサーバ24や汎用表示装置30からの命令信号を基に、HAN側機器32の制御を行う。
1−1−2.Bルート通信部分の概略構成
図2は、本発明の実施の形態1に係るホームエネルギマネジメントシステム(HEMS)における、特にBルート通信部分の概略構成図である。
図2に示す分電盤14は、Bルート通信のためのアダプタであるスマートメータアダプタ16、ホームエネルギマネジメントシステム(HEMS)のためのアダプタであるHEMSアダプタ18、及び、電流や電圧の計測を行う計測ユニット20を備える。スマートメータアダプタ16は、前述のBルート通信機能部に相当する。HEMSアダプタ18は、前述のHAN通信機能部17に相当する。なお、図3〜図7を用いて後で説明する、Bルート用通信制御部40及びBルート用通信IF(インタフェース)部42は、スマートメータアダプタ16に含まれスマートメータアダプタ16を構成する。更に、図3〜図5を用いて後で説明する、HAN用通信制御部46及びHAN用通信IF(インタフェース)部48は、HEMSアダプタ18に含まれHEMSアダプタ18を構成する。
なお、HEMSアダプタ18と計測ユニット20とが一体的に設けられていてもよい。さらに、スマートメータアダプタ16と、HEMSアダプタ18と、計測ユニット20とが一体的に設けられていてもよい。
図2に示すスマートメータアダプタ16とHEMSアダプタ18は、分電盤14の内部に設けられている。スマートメータアダプタ16は分電盤14の外部に設けられてもよい。更に、スマートメータアダプタ16とHEMSアダプタ18のセットが分電盤14の外部に設けられてもよい。
ホームエネルギマネジメントシステム(HEMS)においては、一つのBルート通信毎に、一組の「認証ID」、及び、通信を行うための(且つその認証IDのための)「認証情報」が設定される。ここで、通信を行うための(且つその認証IDのための)「認証情報」とは、例えば、「パスワード」である。
スマートメータ12に対しては、Aルート4を介して電力会社サーバ10から「認証ID」及び「認証情報」が設定される。一方、スマートメータ12とBルート6を介して通信を行う分電盤14には、何らかの手段若しくは方法により、それら「認証ID」及び「認証情報」が設定されなければならない。
しかしながら、分電盤14は通常、データ入力部やデータ表示部を備えない。また、分電盤14にデータ入力部やデータ表示部を新たに設けることは、分電盤14の大型化や高コスト化に繋がる。
以下の実施の形態1は、タッチパネル等のデータ入力部を備えない分電盤14に正確に「認証ID」及び「認証情報」を設定するものである。
1−1−3.通信装置の構成
図3は、本発明の実施の形態1に係る、分電盤14に含まれる通信装置15、及び入力機器60の構成を示すブロック図である。分電盤14に含まれる通信装置15は、スマートメータ12とのBルート通信を行うためのBルート用通信制御部40及びBルート用通信IF(インタフェース)部42を備える。また、通信装置15は、HAN側機器32とのイーサネット(登録商標)通信を行うためのHAN用通信制御部46及びHAN用通信IF(インタフェース)部48を備える。更に、通信装置15は、Bルート接続を設定するためのBルート設定部44及び記憶部50を備える。
Bルート用通信制御部40及びBルート用通信IF(インタフェース)部42は、スマートメータアダプタ16に含まれスマートメータアダプタ16を構成する。HAN用通信制御部46及びHAN用通信IF(インタフェース)部48は、HEMSアダプタ18に含まれHEMSアダプタ18を構成する。
一方、本発明の実施の形態1に係る通信装置15とイーサネット(登録商標)を介して接続する入力機器60は、データ入力のための入力部62、イーサネット(登録商標)通信やWi−Fi通信のための通信IF(インタフェース)部66を備える。更に、通信装置15とイーサネット(登録商標)を介して接続する入力機器60は、通信装置15にBルート接続を設定させるためのBルート設定用通信部64を備える。
入力機器60は、通常パーソナルコンピュータ(PC)などのコンピュータにより実現される。従って、入力機器60は、演算部(CPU)、通信部、記憶部、入力部及び出力部を備える。入力機器60においては、適切なソフトウエアによる情報処理がこれらハードウエア資源を用いて具体的に実現される。例えば、適切なソフトウエアによるBルート設定用通信部64に係る情報処理は、演算部や通信部のハードウエア資源を用いて具体的に実現される。なお、入力機器60には、パーソナルコンピュータ(PC)の他に、スマートフォン、タブレット端末、テレビジョン(TV)受像機などが含まれる。
通信装置15と入力機器60とはイーサネット(登録商標)70を介して接続する。なお、入力機器60がアクセスポイントを経由して通信装置15と通信を行ってもよい。この場合、入力機器60の通信IF部66とアクセスポイントとは、Wi−Fi通信などの無線通信を行うものであってもよい。
分電盤14に含まれる通信装置15は通常、HAN側機器32とイーサネット(登録商標)規格によって通信を行う。すなわち、分電盤14に含まれる通信装置15は、イーサネット(登録商標)規格に従うHAN用通信IF(インタフェース)部48を備える。実施の形態1では、入力機器60がイーサネット(登録商標)を介してこのHAN用通信IF部48と接続する。これにより、入力機器60から分電盤14に対して認証ID及び認証情報の設定を行う。
<1−2.動作>
1−2−1.通信装置及び入力機器の動作
図2を用いて説明したように、分電盤14にはBルート接続のための「認証ID」と「認証情報」が設定されなければならない。実施の形態1では、入力機器60を用いて、分電盤14に含まれる通信装置15に「認証ID」と「認証情報」が設定される。
まず、イーサネット(登録商標)70若しくはWi−Fi通信を介して、入力機器60が分電盤14と接続される。この場合、入力機器60のBルート設定用通信部64と分電盤14のBルート設定部44との間においてBルート設定用通信部64がBルート設定部44を自動的に探す仕組みが、Bルート設定用通信部64とBルート設定部44との夫々に設けられてもよい。即ち、例えば、以下の(1)〜(3)のような仕組みを構築してもよい。
(1)Bルート設定用通信部64が通信IF部66を介して分電盤14のBルート設定部44を探す探索信号を発信する。
(2)その探索信号を受けた分電盤14のBルート設定部44が探索信号に対する応答信号を発信する。
(3)その応答信号をBルート設定用通信部64が受信し、分電盤14の存在を確認する。
続いて、入力機器60の入力部62から「認証ID」及び「認証情報」が入力される。ここで、入力機器60の入力部62は、タッチパッド、キーボード、マウス、ポインティングデバイスなどであるから、入力機器60のユーザによりこれら入力部62を介して「認証ID」及び「認証情報」が入力される。
入力部62から入力された「認証ID」及び「認証情報」は、Bルート設定用通信部64及び通信IF部66を介して、分電盤14における、HAN用通信制御部46により制御されるHAN用通信IF部48に通知される。
分電盤14における、HAN用通信IF部48に通知される「認証ID」及び「認証情報」は、Bルート設定部44が、分電盤の通信装置15の記憶部50に記憶させる。
このように記憶部50に記憶された「認証ID」及び「認証情報」を、分電盤14は、Bルート6における接続認証にて利用する。
なお、「認証ID」及び「認証情報」は、バーコードリーダやCCDカメラにより入力されてもよい。つまり、「認証ID」及び「認証情報」がバーコードやQRコード(登録商標)で表されており、それを入力機器60の入力部62であるバーコードリーダやCCDカメラで読み取る、という構成が採用されてもよい。また、バーコードやQRコード(登録商標)は、ユーザに別途郵送される郵便物に付されていてもよい。また、ユーザ毎に付与されるURLコードに従ってウエブページを開けると、そこに「認証ID」及び「認証情報」を表すQRコード(登録商標)やバーコードが表示されている、という構成であってもよい。
<1−3.まとめ>
以上のように、実施の形態1に係る分電盤に含まれる通信装置は、外部の通信機能付きの電力量計(スマートメータ)と通信する第1の通信部と、住環境に設置された通信ネットワーク上の機器と通信する第2の通信部とを備える。更に前記通信装置は、第2の通信部を介して、電力量計(スマートメータ)と第1の通信部で通信するための、電力量計(スマートメータ)の認証ID及び通信を行うための認証情報を設定する電力量計設定部とを備える。
このように、実施の形態1に係る通信装置15を含むホームエネルギマネジメントシステム(HEMS)2においては、入力機器60を利用して、Bルート通信のための「認証ID」及び「認証情報」を分電盤14に簡易に設定することができる。このことにより、分電盤14の構成をコンパクト且つ簡易なものにすることができる。
なお、「認証ID」及び「認証情報」を記憶する記憶部50は、スマートメータアダプタ16と、HEMSアダプタ18との、いずれが備えても構わない。同様に、Bルート設定部44は、スマートメータアダプタ16と、HEMSアダプタ18との、いずれが備えても構わない。
「認証ID」及び「認証情報」を記憶する記憶部50は、HEMSアダプタ18が備えることがより好ましい。例えば、PLC通信に対応するBルート用通信IF(インタフェース)部42を備えるスマートメータアダプタ、及び、920MHzの無線通信に対応するBルート用通信IF(インタフェース)部42を備えるスマートメータアダプタがそれぞれ準備された上で、分電盤14の設置場所に応じていずれかのスマートメータアダプタが選択されるような場合、記憶部50をHEMSアダプタ18が備えていれば、いずれのスマートメータアダプタが選択されても分電盤14において「認証ID」および「認証情報」が確実に利用され得ることになるからである。
〔実施の形態2〕
図4を用いて、実施の形態2に係る通信装置15、入力機器60、及び外部サーバ80を説明する。
<2−1.構成>
実施の形態2に係る分電盤14に含まれる通信装置15及び入力機器60は、図3に示す実施の形態1に係る通信装置及び入力機器と同様の構成を有する。以下で説明するように、実施の形態2に係る入力機器60は、ユーザ識別情報に基づいて、外部サーバ80から「認証ID」及び「認証情報」を取得する点で、実施の形態1のものとは異なる。ここでの外部サーバ80は、インターネットを経由して入力機器60と接続する
外部サーバ80は、通信部82と記憶部84を備える。記憶部84では、ユーザ識別情報と「識別ID」及び「認証情報」とが、紐付けて予め記憶されている。ここで、ユーザ識別情報とは、例えば、住所・氏名などのユーザを識別するためのデータである。この外部サーバ80は、電力会社サーバ10やHEMSサーバ24と同じものであってもよい。
<2−2.動作>
2−2−1.通信装置、入力機器及び外部サーバの動作
図2を用いて説明したように、分電盤14にはBルート接続のための「認証ID」と「認証情報」が設定されなければならない。本実施の形態では、外部サーバ80に送信されるデータ(ユーザ識別情報)を用いて外部サーバ80にて「認証ID」と「認証情報」が取得され、これら「認証ID」と「認証情報」が分電盤14に含まれる通信装置15に設定される。
まず、イーサネット(登録商標)70若しくはWi−Fi通信を介して、入力機器60が分電盤14と接続される。この場合、実施の形態1と同様に、入力機器60のBルート設定用通信部64と分電盤14のBルート設定部44との間においてBルート設定用通信部64がBルート設定部44を自動的に探す仕組みが、Bルート設定用通信部64とBルート設定部44との夫々に設けられてもよい。
続いて、入力機器60の入力部62から、分電盤14のユーザに関するユーザ識別情報(例えば、ユーザの住所・氏名に関するデータ)が入力される。入力されたユーザ識別情報は入力機器60の通信IF部66から、インターネット28を経由して、外部サーバ80の通信部82に送信される。入力機器60から外部サーバ80にユーザ識別情報が送信される際には、暗号化通信によりユーザ識別情報が保護されるのが好ましい。
外部サーバ80においては、通信部82が受信したユーザ識別情報に基づいて、それらユーザ識別情報に予め紐付けられている「認証ID」及び「認証情報」が探索され取得される。取得された「認証ID」及び「認証情報」は外部サーバ80の通信部82から、インターネット28を経由して、入力機器60の通信IF部66に送信される。外部サーバ80から入力機器60に「認証ID」及び「認証情報」が送信される際には、暗号化通信によりそれら情報が保護されるのが好ましい。
外部サーバ80から取得された「認証ID」及び「認証情報」は、Bルート設定用通信部64及び通信IF部66を介して、分電盤14における、HAN用通信制御部46により制御されるHAN用通信IF部48に通知される。
分電盤14における、HAN用通信IF部48に通知される「認証ID」及び「認証情報」は、Bルート設定部44が、分電盤の通信装置15の記憶部50に記憶させる。
このように記憶部50に記憶された「認証ID」及び「認証情報」を、分電盤14は、Bルート6における接続認証にて利用する。
<2−3.まとめ>
以上のように、実施の形態2に係る入力機器で動作する設定プログラムは、実施の形態1に係る通信装置と及び外部サーバと通信する入力機器で動作する設定プログラムである。設定プログラムは、電力量計の認証ID及び通信を行うための認証情報を外部サーバから取得するステップと、それらの取得された認証IDと認証情報とを出力して電力量計設定部に設定させるステップとを実行する。
このように、実施の形態2に係るホームエネルギマネジメントシステム(HEMS)2においては、入力機器60及び外部サーバ80を利用して、Bルート通信のための「認証ID」及び「認証情報」が分電盤14に簡易に設定され得る。このことにより、分電盤14の構成をコンパクト且つ簡易なものにすることができる。
また、「認証ID」や「認証情報」が直接入力機器60に入力される実施の形態1に比べて、操作者の入力ミスが発生する可能性が小さく、よって、スマートメータ12と分電盤14との間の初期接続の失敗が発生する可能性も小さい。更に、認証IDや認証情報が暗号化通信により保護されるので、それらデータが第三者の目に触れることがなくより安全にBルートが構築され得る。
なお、実施の形態1と同様に、「認証ID」及び「認証情報」を記憶する記憶部50は、スマートメータアダプタ16と、HEMSアダプタ18との、いずれが備えても構わない。Bルート設定部44は、スマートメータアダプタ16と、HEMSアダプタ18との、いずれが備えても構わない。
「認証ID」及び「認証情報」を記憶する記憶部50は、HEMSアダプタ18が備えることがより好ましい。例えば、PLC通信に対応するBルート用通信IF(インタフェース)部42を備えるスマートメータアダプタ、及び、920MHzの無線通信に対応するBルート用通信IF(インタフェース)部42を備えるスマートメータアダプタがそれぞれ準備された上で、分電盤14の設置場所に応じていずれかのスマートメータアダプタが選択されるような場合、記憶部50をHEMSアダプタ18が備えていれば、いずれのスマートメータアダプタが選択されても分電盤14において「認証ID」および「認証情報」が確実に利用され得ることになるからである。
〔実施の形態3〕
図5を用いて、実施の形態3に係る通信装置15、入力機器60、及び外部サーバ80を説明する。
<3−1.構成>
実施の形態3に係る分電盤14に含まれる通信装置15及び入力機器60は、図3に示す実施の形態1に係る通信装置及び入力機器と同様の構成を有する。以下で説明するように、実施の形態3に係る入力機器60は、分電盤14の個体識別番号及びユーザ識別情報に基づいて、インターネット経由で接続する外部サーバ80から「認証ID」及び「認証情報」を取得する点で、実施の形態1のものとは異なる。
外部サーバ80は、通信部82と記憶部84を備える。記憶部84では、ユーザ識別情報、分電盤の個体識別番号、並びに「識別ID」及び「認証情報」が予め紐付けて記憶されている。ここで、分電盤の個体識別番号とは、個々の分電盤を識別するために付される番号である。分電盤の個体識別番号の代わりに、通信装置の個体識別番号が用いられてもよい。更に、分電盤の個体識別番号と、通信装置の個体識別番号とが用いられてもよい。
<3−2.動作>
3−2−1.通信装置、入力機器及び外部サーバの動作
図2を用いて説明したように、分電盤14にはBルート接続のための「認証ID」と「認証情報」が設定されなければならない。本実施の形態では、外部サーバ80に送信されるデータ(分電盤14の個体識別番号及びユーザ識別情報)を用いて外部サーバ80にて「認証ID」と「認証情報」が取得され、これら「認証ID」と「認証情報」が分電盤14に含まれる通信装置15に設定される。
まず、イーサネット(登録商標)70若しくはWi−Fi通信を介して、入力機器60が分電盤14と接続される。この場合、実施の形態1と同様に、入力機器60のBルート設定用通信部64と分電盤14のBルート設定部44との間においてBルート設定用通信部64がBルート設定部44を自動的に探す仕組みが、Bルート設定用通信部64とBルート設定部44との夫々に設けられてもよい。
続いて、入力機器60の入力部62から、分電盤14のユーザに関するユーザ識別情報(例えば、ユーザの住所・氏名に関するデータ)、及び、分電盤14の個体識別番号が入力される。入力されたユーザ識別情報及び分電盤の個体識別番号は、入力機器60の通信IF部66から、インターネット28を経由して、外部サーバ80の通信部82に送信される。
なお、分電盤の個体識別番号がバーコードやQRコード(登録商標)で表されており、それを入力機器60の入力部62であるバーコードリーダやCCDカメラで読み取る、という構成が採用されてもよい。また、バーコードやQRコード(登録商標)は、分電盤自体に付されていてもよいし、ユーザに別途郵送される郵便物に付されていてもよい。また、ユーザ毎に付与されるURLコードに従ってウエブページを開けると、そこに分電盤の個体識別番号を表すQRコード(登録商標)やバーコードが表示されている、という構成であってもよい。
外部サーバ80においては、通信部82が受信したユーザ識別情報及び分電盤の個体識別番号に基づいて、それら情報に予め紐付けられている「認証ID」及び「認証情報」が探索され取得される。取得された「認証ID」及び「認証情報」は外部サーバ80の通信部82から、インターネット28を経由して、入力機器60の通信IF部66に送信される。
外部サーバ80から取得された「認証ID」及び「認証情報」は、Bルート設定用通信部64及び通信IF部66を介して、分電盤14における、HAN用通信制御部46により制御されるHAN用通信IF部48に通知される。
分電盤14における、HAN用通信IF部48に通知される「認証ID」及び「認証情報」は、Bルート設定部44が、分電盤の通信装置15の記憶部50に記憶させる。
このように記憶部50に記憶された「認証ID」及び「認証情報」を、分電盤14は、Bルート6における接続認証にて利用する。
<3−3.まとめ>
以上のように、実施の形態3に係る入力機器で動作する設定プログラムは、実施の形態1に係る通信装置と及び外部サーバと通信する入力機器で動作する設定プログラムである。設定プログラムは、電力量計の認証ID及び通信を行うための認証情報を外部サーバから取得するステップと、それらの取得された認証IDと認証情報とを出力して電力量計設定部に設定させるステップとを実行する。更に、前述の取得するステップは、通信装置に固有の個体識別番号により、電力量計の認証ID及び通信を行うための認証情報を取得するステップを含む。
このように、実施の形態3に係るホームエネルギマネジメントシステム(HEMS)2においては、入力機器60及び外部サーバ80を利用して、Bルート通信のための「認証ID」及び「認証情報」が分電盤14に簡易に設定され得る。このことにより、分電盤14の構成をコンパクト且つ簡易なものにすることができる。
また、第三者に開示されているユーザ識別情報を用いて「認証ID」や「認証情報」が取得される実施の形態2と比べて、本実施の形態では、第三者には通常開示されない分電盤の個体識別番号も用いて「認証ID」や「認証情報」が取得される。このことにより、第三者がBルート通信のための「認証ID」や「認証情報」を悪意で取得してBルート通信に不正に介入するような事態の発生が防がれ得る。
なお、実施の形態1及び2と同様に、「認証ID」及び「認証情報」を記憶する記憶部50は、スマートメータアダプタ16と、HEMSアダプタ18との、いずれが備えても構わない。Bルート設定部44は、スマートメータアダプタ16と、HEMSアダプタ18との、いずれが備えても構わない。
「認証ID」及び「認証情報」を記憶する記憶部50は、HEMSアダプタ18が備えることがより好ましい。例えば、PLC通信に対応するBルート用通信IF(インタフェース)部42を備えるスマートメータアダプタ、及び、920MHzの無線通信に対応するBルート用通信IF(インタフェース)部42を備えるスマートメータアダプタがそれぞれ準備された上で、分電盤14の設置場所に応じていずれかのスマートメータアダプタが選択されるような場合、記憶部50をHEMSアダプタ18が備えていれば、いずれのスマートメータアダプタが選択されても分電盤14において「認証ID」および「認証情報」が確実に利用され得ることになるからである。
〔実施の形態4〕
図6を用いて、実施の形態4に係る通信装置15、入力機器60、及び外部サーバ80を説明する。
<4−1.構成>
分電盤14に含まれる通信装置15は通常、HAN側機器32とイーサネット(登録商標)規格によって通信を行う。しかしながら、新築家屋などにおいて宅内配線が完全には構築されていない状況では、イーサネット(登録商標)通信を利用することが困難若しくは不可能であることがある。そこで、実施の形態4では、NFC(近距離無線通信)、IrDA(赤外線通信協会)規格、若しくはBluetooth(登録商標)を介して、入力機器60が分電盤14と接続する。このことにより、入力機器60から認証ID及び認証情報の設定を行う。
図6は、本発明の実施の形態4に係る、分電盤14に含まれる通信装置15、入力機器60、及び外部サーバ80の構成を示すブロック図である。分電盤14に含まれる通信装置15は、スマートメータ12とのBルート通信を行うためのBルート用通信制御部40及びBルート用通信IF(インタフェース)部42を備える。また、通信装置15は、Bルート接続を設定するためにNFC通信、IrDA規格通信、若しくはBluetooth(登録商標)通信を行うBルート設定情報読み込み部49を備える。
Bルート用通信制御部40及びBルート用通信IF(インタフェース)部42は、スマートメータアダプタ16に含まれスマートメータアダプタ16を構成する。
一方、通信装置15とNFC通信、IrDA規格通信、若しくはBluetooth(登録商標)通信を介して接続する入力機器60は、データ入力のための入力部62、記憶部63、Bルート設定情報通知部67、及び、Bルート設定情報入手部65を備える。Bルート設定情報通知部67は、Bルート接続を設定するために、通信装置15のBルート設定情報読み込み部49とNFC通信、IrDA規格通信、若しくはBluetooth(登録商標)通信を行う。Bルート設定情報入手部65は、Bルート接続を設定するための設定情報の入手を行う。
入力機器60において、適切なソフトウエアによるBルート設定上方通知部67及びBルート設定情報入手部65に係る情報処理は、コンピュータである入力機器60の演算部や通信部のハードウエア資源を用いて具体的に実現される。
入力機器60と分電盤14との間の通信においてNFC(近距離無線通信)が利用される場合には、入力機器60におけるBルート設定情報通知部67は、「認証ID」及び「認証情報」を送信するためのIDカードやアンテナ付きICチップであってもよい。ここでのアンテナは、NFC(近距離無線通信)のためのものである。更に、ICチップは、官製はがきなどの郵便物に添付され得るように構成されたものであってもよい。
外部サーバ80は、通信部82と記憶部84を備える。記憶部84では、ユーザ識別情報と「識別ID」及び「認証情報」とが、予め紐付けて記憶されている。更に記憶部84では、ユーザ識別情報、分電盤の個体識別番号、並びに「識別ID」及び「認証情報」が予め紐付けて記憶されていてもよい。
<4−2.動作>
4−2−1.通信装置、入力機器及び外部サーバの動作
図2を用いて説明したように、分電盤14にはBルート接続のための「認証ID」と「認証情報」が設定されなければならない。本実施の形態では、外部サーバ80に送信されるデータ(ユーザ識別情報、分電盤14の個体識別番号など)を用いて外部サーバ80にて「認証ID」と「認証情報」が取得され、これら「認証ID」と「認証情報」が分電盤14に含まれる通信装置15に設定される。
まず、NFC通信、IrDA規格通信、若しくはBluetooth(登録商標)通信を介して、入力機器60が分電盤14と接続される。
続いて、入力機器60の入力部62から、分電盤14のユーザに関するユーザ識別情報(例えば、ユーザの住所・氏名に関するデータ)が入力される。入力されたユーザ識別情報は、入力機器60のBルート設定情報入手部65から、インターネット28を経由して、外部サーバ80の通信部82に送信される。ここで、分電盤14の個体識別番号も、入力機器60の入力部62から入力されて、Bルート設定情報入手部65から外部サーバ80の通信部82に送信されてもよい。更に、入力機器60から外部サーバ80にユーザ識別情報及び分電盤14の個体識別番号が送信される際には、暗号化通信によりユーザ識別情報及び個体識別番号が保護されるのが好ましい。
外部サーバ80においては、通信部82が受信したユーザ識別情報に基づいて、その情報に予め紐付けられている「認証ID」及び「認証情報」が探索され取得される。このとき、通信部82が受信したユーザ識別情報及び分電盤の個体識別番号に基づいて、それら情報に予め紐付けられている「認証ID」及び「認証情報」が探索され取得されてもよい。取得された「認証ID」及び「認証情報」は外部サーバ80の通信部82から、インターネット28を経由して、入力機器60のBルート設定情報入手部65に送信される。外部サーバ80から入力機器60に「認証ID」及び「認証情報」が送信される際には、暗号化通信によりそれら情報が保護されるのが好ましい。
外部サーバ80から取得された「認証ID」及び「認証情報」は、Bルート設定情報通知部67を介して、分電盤14におけるBルート設定情報読み込み部49に通知される。
「認証ID」及び「認証情報」を通知されたBルート設定情報読み込み部49は、分電盤14の通信装置15の記憶部50に、通知された「認証ID」及び「認証情報」を記憶させる。
このように記憶部50に記憶された「認証ID」及び「認証情報」を、分電盤14は、Bルート6における接続認証にて利用する。
なお、「認証ID」及び「認証情報」が2次元バーコードやQRコード(登録商標)で表されて、それらコードが分電盤14のBルート設定情報読み込み部49に送信されBルート設定情報読み込み部49がコード内容を読み取る、という構成が採用されてもよい。
また、分電盤14のBルート設定情報読み込み部49は、「認証ID」及び「認証情報」が記録されたカード記録媒体(例えば、SDカード)と通信するメモリ通信装置であってもよい。
<4−3.まとめ>
以上のように、実施の形態4に係る分電盤14に含まれる通信装置15は、外部の通信機能付きの電力量計(スマートメータ)と通信する第1の通信部と、住環境に設置された通信ネットワーク上の機器と通信する第2の通信部とを備える。更に通信装置は、第2の通信部を介して、電力量計(スマートメータ)と第1の通信部で通信するための、電力量計(スマートメータ)の認証ID及び通信を行うための認証情報を設定する電力量計設定部とを備える。更に、第2の通信部は、NFC通信、IrDA通信、若しくはBluetooth(登録商標)通信を含む無線通信のための通信部である。
このように、実施の形態4に係る通信装置15を含むホームエネルギマネジメントシステム2では、宅内配線が構築されていない状況であっても、分電盤14のみによりBルート通信のための「認証ID」及び「認証情報」を分電盤14に簡易に設定することができる。このことにより、分電盤14の構成をコンパクト且つ簡易なものにすることができる。
また、「認証ID」や「認証情報」が直接入力機器60に入力される実施の形態1に比べて、操作者の入力ミスが発生する可能性が小さく、よって、スマートメータ12と分電盤14との間の初期接続の失敗が発生する可能性も小さい。更に、認証IDや認証情報が暗号化通信により保護されるので、それらデータが第三者の目に触れることがなくより安全にBルートが構築され得る。
また、本実施の形態では、第三者には通常開示されない分電盤の個体識別番号を用いて「認証ID」や「認証情報」が取得される。このことにより、第三者がBルート通信のための「認証ID」や「認証情報」を悪意で取得してBルート通信に不正に介入するような事態の発生が防がれ得る。
「認証ID」及び「認証情報」を記憶する記憶部50は、スマートメータアダプタ16が備えてもよいし、HEMSアダプタ18が備えてもよい。
なお本実施の形態においても、「認証ID」及び「認証情報」を記憶する記憶部50は、HEMSアダプタ18が備えることがより好ましい。例えば、PLC通信に対応するBルート用通信IF(インタフェース)部42を備えるスマートメータアダプタ、及び、920MHzの無線通信に対応するBルート用通信IF(インタフェース)部42を備えるスマートメータアダプタがそれぞれ準備された上で、分電盤14の設置場所に応じていずれかのスマートメータアダプタが選択されるような場合、記憶部50をHEMSアダプタ18が備えていれば、いずれのスマートメータアダプタが選択されても分電盤14において「認証ID」および「認証情報」が確実に利用され得ることになるからである。
〔実施の形態5〕
図7を用いて、実施の形態5に係る通信装置15、Bルート設定用アダプタ92、入力機器60、及び外部サーバ80を説明する。
<5−1.構成>
実施の形態5に係る分電盤14に含まれる通信装置15、入力機器60及び外部サーバ80は、図6に示す実施の形態4に係る通信装置、入力機器及び外部サーバと略同様の構成を有する。但し、以下で説明するように、実施の形態5に係る入力機器60は、Bルート設定用アダプタ92を介して「認証ID」及び「認証情報」を分電盤14の記憶部50に設定する点で、実施の形態4に係るものとは異なる。
図7は、本発明の実施の形態5に係る、分電盤14に含まれる通信装置15、Bルート設定用アダプタ92、入力機器60、及び外部サーバ80の構成を示すブロック図である。分電盤14に含まれる通信装置15は、スマートメータ12とのBルート通信を行うためのBルート用通信制御部40及びBルート用通信IF(インタフェース)部42を備える。ここで、本実施の形態において、スマートメータ12と分電盤14との間のBルート通信は、PLC若しくは特定小電力無線(920MHz帯)信号を介して行われる。また、本実施の形態においては、Bルート設定用アダプタ92と分電盤14との間の通信も、PLC若しくは特定小電力無線(920MHz帯)信号を介して行われる。よって、Bルート設定用アダプタ92と分電盤14との間の通信においても、分電盤14のBルート用通信IF(インタフェース)部42が用いられる。更に、通信装置15は、Bルート接続を設定するためのBルート設定部44及び記憶部50を備える。
Bルート用通信制御部40及びBルート用通信IF(インタフェース)部42は、スマートメータアダプタ16に含まれスマートメータアダプタ16を構成する。
Bルート設定用アダプタ92は、Bルート設定情報入手部94、PLC/920MHzIF(インタフェース)部96、Bルート設定情報通知部98、及び記憶部100を備える。Bルート設定用アダプタ92は、PLC/920MHzIF(インタフェース)部96によって、分電盤14との、PLC通信若しくは特定小電力無線(920MHz帯)信号通信を行う。
なお、Bルート設定用アダプタ92は、Bルート設定時に分電盤14の近傍に設定されることが望ましい。
入力機器60は、実施の形態4に係るものと同様に、データ入力のための入力部62、記憶部63、Bルート設定情報通知部67、及び、Bルート設定情報入手部65を備える。Bルート設定情報通知部67は、Bルート接続を設定するために、Bルート設定用アダプタ92のBルート設定情報入手部94とNFC通信、IrDA規格通信、若しくはBluetooth(登録商標)通信を行う。Bルート設定情報入手部65は、Bルート接続を設定するための設定情報の入手を行う。
外部サーバ80は、実施の形態2に係るものと同様に、通信部82と記憶部84を備える。記憶部84では、ユーザ識別情報と「識別ID」及び「認証情報」とが、予め紐付けて記憶されている。更に記憶部84では、ユーザ識別情報、分電盤の個体識別番号、並びに「識別ID」及び「認証情報」が予め紐付けて記憶されていてもよい。
<5−2.動作>
5−2−1.通信装置、Bルート設定用アダプタ、入力機器及び外部サーバの動作
図2を用いて説明したように、分電盤14にはBルート接続のための「認証ID」と「認証情報」が設定されなければならない。本実施の形態では、外部サーバ80に送信されるデータ(ユーザ識別情報、分電盤の個体識別番号など)を用いて外部サーバ80にて「認証ID」と「認証情報」が取得され、これら「認証ID」と「認証情報」が分電盤14に含まれる通信装置15に「認証ID」と「認証情報」が設定される。
まず、NFC通信、IrDA規格通信、若しくはBluetooth(登録商標)通信を介して、入力機器60がBルート設定用アダプタ92と接続される。これと同時に、PLC通信若しくは特定小電力無線(920MHz帯)信号通信を介して、分電盤14がBルート設定用アダプタ92と接続される。
続いて、入力機器60の入力部62から、分電盤14のユーザに関するユーザ識別情報(例えば、ユーザの住所・氏名に関するデータ)が入力される。入力されたユーザ識別情報は、入力機器60のBルート設定情報入手部65から、インターネット28を経由して、外部サーバ80の通信部82に送信される。ここで、分電盤14の個体識別番号も、入力機器60の入力部62から入力されて、Bルート設定情報入手部65から外部サーバ80の通信部82に送信されてもよい。更に、入力機器60から外部サーバ80にユーザ識別情報及び分電盤14の個体識別番号が送信される際には、暗号化通信によりユーザ識別情報及び個体識別番号が保護されるのが好ましい。
外部サーバ80においては、通信部82が受信したユーザ識別情報に基づいて、その情報に予め紐付けられている「認証ID」及び「認証情報」が探索され取得される。このとき、通信部82が受信したユーザ識別情報及び分電盤の個体識別番号に基づいて、それら情報に予め紐付けられている「認証ID」及び「認証情報」が探索され取得されてもよい。取得された「認証ID」及び「認証情報」は外部サーバ80の通信部82から、インターネット28を経由して、入力機器60のBルート設定情報入手部65に送信される。外部サーバ80から入力機器60に「認証ID」及び「認証情報」が送信される際には、暗号化通信によりそれら情報が保護されるのが好ましい。
外部サーバ80から取得された「認証ID」及び「認証情報」は、入力機器60におけるBルート設定情報通知部67から、NFC通信、IrDA規格通信、若しくはBluetooth(登録商標)通信を介して、Bルート設定用アダプタ92におけるBルート設定情報入手部94に通知される。
入力機器60から取得された「認証ID」及び「認証情報」は、Bルート設定用アダプタ92におけるBルート設定情報通知部98及びPLC/920MHzIF部96から、PLC通信若しくは特定小電力無線(920MHz帯)信号通信を介して、分電盤14におけるBルート用通信IF部42に通知される。
分電盤14における、Bルート用通信IF部42に通知される「認証ID」及び「認証情報」は、Bルート設定部44が、分電盤14の通信装置15の記憶部50に記憶させる。
このように記憶部50に記憶された「認証ID」及び「認証情報」を、分電盤14は、Bルート6における接続認証にて利用する。
なお、「認証ID」及び「認証情報」がバーコードやQRコード(登録商標)で表されて、それらコードが分電盤14のBルート用通信IF部42に送信されBルート用通信IF部42がコード内容を読み取る、という構成が採用されてもよい。
また、分電盤14のBルート用通信IF部42は、「認証ID」及び「認証情報」が記録されたカード記録媒体(例えば、SDカード)と通信するメモリ通信装置であってもよい。
<5−3.まとめ>
以上のように、実施の形態5に係るホームエネルギマネジメントシステム2におけるBルート設定用アダプタ92は、NFC通信、IrDA通信、若しくはBluetooth(登録商標)通信を含む無線通信を介して取得した電力量計の認証ID及び通信を行うための認証情報を、PLC通信若しくは特定小電力無線通信を介して、前記電力量計に接続する分電盤14に発信する。
このように、実施の形態5に係る通信装置15を含むホームエネルギマネジメントシステム2では、宅内配線が構築されていない状況であっても、分電盤14のみによりBルート通信のための「認証ID」及び「認証情報」を分電盤14に簡易に設定することができる。更に、本実施の形態に係る分電盤14は、NFC通信、IrDA規格通信、若しくはBluetooth(登録商標)通信のための設備を備える必要が無い。これらのことにより、分電盤14の構成をコンパクト且つ簡易なものにすることができる。
また、「認証ID」や「認証情報」が直接入力機器60に入力される実施の形態1に比べて、操作者の入力ミスが発生する可能性が小さく、よって、スマートメータ12と分電盤14との間の初期接続の失敗が発生する可能性も小さい。更に、認証IDや認証情報が暗号化通信により保護されるので、それらデータが第三者の目に触れることがなくより安全にBルートが構築され得る。
また、本実施の形態では、第三者には通常開示されない分電盤の個体識別番号を用いて「認証ID」や「認証情報」が取得される。このことにより、第三者がBルート通信のための「認証ID」や「認証情報」を悪意で取得してBルート通信に不正に介入するような事態の発生が防がれ得る。
「認証ID」及び「認証情報」を記憶する記憶部50は、スマートメータアダプタ16が備えてもよいし、HEMSアダプタ18が備えてもよい。
なお、本実施の形態においても、「認証ID」及び「認証情報」を記憶する記憶部50は、HEMSアダプタ18が備えることがより好ましい。例えば、PLC通信に対応するBルート用通信IF(インタフェース)部42を備えるスマートメータアダプタ、及び、920MHzの無線通信に対応するBルート用通信IF(インタフェース)部42を備えるスマートメータアダプタがそれぞれ準備された上で、分電盤14の設置場所に応じていずれかのスマートメータアダプタが選択されるような場合、記憶部50をHEMSアダプタ18が備えていれば、いずれのスマートメータアダプタが選択されても分電盤14において「認証ID」および「認証情報」が確実に利用され得ることになるからである。
2・・・ホームエネルギマネジメントシステム(HEMS)、
4・・・Aルート、
6・・・Bルート、
8・・・ホームエリアネットワーク、
10・・・電力会社サーバ、
12・・・スマートメータ、
14・・・分電盤、
15・・・通信装置、
22・・・HEMSコントローラ、
24・・・HEMSサーバ、
26・・・ルータ、
28・・・インターネット、
30・・・汎用表示装置、
32・・・HAN側機器、
60・・・入力機器、
70・・・イーサネット(登録商標)、
80・・・外部サーバ、
92・・・Bルート設定用アダプタ。

Claims (3)

  1. 外部の通信機能付きの電力量計と通信する第1の通信部と、
    住環境に設置された通信ネットワーク上の機器と通信する第2の通信部と、
    前記第2の通信部を介して、前記電力量計と前記第1の通信部で通信するための、前記電力量計の認証ID及び通信を行うための認証情報を設定する電力量計設定部と
    を備えた通信装置。
  2. 前記第2の通信部は、NFC通信、IrDA通信、若しくはBluetooth(登録商標)通信を含む無線通信のための通信部であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第2の通信部は、前記電力量計の認証ID及び通信を行うための認証情報が記録されているカード記録媒体と通信するメモリ通信装置であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
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