JP6213117B2 - 制御装置および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、直流電力によって作動する制御装置およびそれを備える画像形成装置に関する。
商用交流電源によって直流負荷を作動させる各種の電気機器において、直流電源としてスイッチングレギュレーターが用いられている。スイッチングレギュレーターは、交流を整流して平滑した後、DC/DCコンバーターによって所定電圧の直流電力を生成する。スイッチングレギュレーターは、交流電源の瞬断対策として少なくとも交流の1周期分の時間にわたって交流電力の供給が停止しても停止前の直流出力電圧を維持することができるように構成されている。
制御用のプログラムを実行するプロセッサーによって制御される電気機器では、電源スイッチのオフ操作が行われたり商用電源の停電が発生したりして交流電力の供給が停止したことを検知したときに、データバックアップが行われる。データバックアップは、制御に必要なデータを揮発性のワークメモリから不揮発性メモリへ退避させるデータ転送動作である。データバックアップが完了するまでの間、プロセッサーおよびメモリを含む制御回路にこれらを作動させる直流電力を供給し続ける必要がある。
一般に、データバックアップにおける制御回路の電源は、スイッチングレギュレーターの内部のコンデンサーである。すなわち、スイッチングレギュレーターはコンデンサーに蓄えられている電荷を用いて直流電力を生成して制御回路に供給する。コンデンサーの蓄電量が所定量まで減少するまでの間、制御回路は作動することができる。
従来、データバックアップのための電源の確保に関して種々の手法が提案されている。例えば、十分に容量の大きい電解コンデンサーを電源回路に実装する方法がある。稼働中の電源オフ操作の対策として、電源スイッチのオンオフ信号に基づいてリレーを作動させて交流電力の遮断時期を遅らせる方法が知られている。また、ハードディスクドライブの慣性回転を利用して電力を生成する方法(特許文献1)、およびモーターの逆起電力を利用する方法(特許文献2)がある。
さらに、駆動系用と制御系用との二つのコンバーターを搭載した画像形成装置におけるデータバックップに関して、停電時に駆動系用のコンバーターを停止させることにより、制御系用の直流電圧の保持される時間を長くする手法が開示されている(特許文献3)。
特開平11−175203号公報 特開2010−262195号公報 特開2002−359970号公報
コンデンサの大容量化は電源回路の大型化および部品コストの上昇を招く。リレーを用いて交流電力の遮断時期を遅らせる方法は商用交流電源の停電時には効果がない。回転体を利用して発電する場合には電源回路が複雑になる。
一方、近年の電気機器の多機能化および高性能化に伴い、データバックアップのデータ量が増大してデータバップアップの所要時間の長くなる傾向がある。データバップアップの途中でプロセッサーが不作動になると、以後に電力供給が再開されたときに、データの不整合のためにプロセッサーによる制御が不安定になるおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑み、交流電力を直流電力に変換する電源回路を大型化したり複雑にしたりすることなく、交流電力の供給が絶たれた後により長く電源回路から直流電力の供給を受けて作動する制御装置を実現することを目的としている。
上記目的を達成する制御装置は、交流電力を直流電力に変換する出力電圧可変の電源回路から供給される前記直流電力によって作動する制御装置であって、前記電源回路を含む制御対象を制御するためのプログラムを実行するプロセッサーと、設定されている閾値電圧よりも前記電源回路の出力電圧が低くなったときに前記プロセッサーにリセット動作を実行させるリセット回路と、を備える。当該制御装置において、前記プロセッサーは、前記電源回路への前記交流電力の供給の有無を監視し、前記交流電力の供給の停止を検知したときに、前記電源回路の直流出力の設定電圧を、当該プロセッサーが作動可能な電圧範囲内で現在の設定電圧よりも低い電圧でありかつ前記直流電力の供給される直流負荷が大きいほどより低い電圧に切り替えるとともに、前記リセット回路における前記閾値電圧を、前記電源回路における直流出力の切替え後の設定電圧よりも低い電圧に設定し、前記交流電力の供給の停止を検知してから前記リセット回路によって前記リセット動作の実行が指示されるまでの間に、プログラム実行のワークメモリ内のデータを不揮発性メモリへ転送するバックアップ処理を実行する。
本発明によれば、電源回路の出力の設定電圧を低い電圧に切り替えるので、電源回路内の蓄電量が減少しても電源回路は設定どおりの電圧の直流電力を出力することができる。これにより、制御装置は、交流電力の供給が絶たれた後により長く電源回路から直流電力の供給を受けて作動することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略の構成を示す図である。 画像形成装置に組み込まれた電源回路および制御装置の構成を示す図である。 制御装置のAC電源遮断時の動作の概要を示す波形図である。 制御装置における電源電圧の設定変更に係るテーブルの第1例を示す図である。 制御装置における電源電圧の設定変更に係るテーブルの第2例を示す図である。 制御装置における電源電圧の設定変更の第1例を示す波形図である。 制御装置が実行するAC電源遮断時の処理の第1例のフローチャートである。 制御装置における電源電圧の設定変更の第2例を示す波形図である。 制御装置が実行するAC電源遮断時の処理の第2例のフローチャートである。
本発明の実施形態に係る電気機器として画像形成装置を挙げる。
図1に例示される画像形成装置100は、プリンター、複写機、ネットワークスキャナーなどとして使用されるMFP(Multi-functional Peripheral)と呼ばれる情報機器である。画像形成装置100は、電子写真式のカラープリンター101、原稿シートから画像を読み取る縮小投影式フラット型のイメージスキャナー102、および給紙トレイに重ねて載置された原稿シートを順に読取り位置へ搬送するADF(Auto Document Feeder)103を備える。
カラープリンター101は、トナー像を形成するイメージングユニット51,52,53,54、スタッカー50から用紙Pを取り出して搬送する機構55、定着器56のローラーなどの構成要素を有している、そして、これら構成要素を駆動するために、メインモーター56を含む多数のモーター、クラッチ、ソレノイド、およびセンサーを備えている。カラープリンター101と一体のイメージスキャナー102およびADF103も、モーター、クラッチ、およびセンサーを備えている。
画像形成装置100は、使用に際して商用交流電源(以下、AC電源という)に接続され、AC電源から電力の供給を受けて作動する。交流を直流に変換する電源回路10がカラープリンター101に取り付けられており、モーター、クラッチ、センサーなどの直流負荷には電源回路10によって生成された直流電力が供給される。画像形成装置100の動作を制御する制御装置20は、電源回路10からみた直流負荷の一部である。すなわち、制御装置20は電源回路10から供給される直流電力によって作動する。
なお、画像形成装置100では制御装置20がカラープリンター101に組み付けられている。ただし、これに限らず、例えば制御装置20としての回路基板をイメージスキャナー102に組み付けてもよい。
図2は電源回路10および制御装置20の構成を示している。
電源回路10は、スイッチング電源11とDC/DCコンバーター12とを有する。AC電源5からメインスイッチ6を介して電源回路10に供給された交流電力は、まず、スイッチング電源11によって駆動系電源電圧V1の直流電力に変換される。駆動系電源電圧V1の設定値は例えば24ボルトである。駆動系電源電圧V1の直流電力は、モーターやクラッチといった駆動系の直流負荷41およびDC/DCコンバーター12に供給される。
スイッチング電源11は、整流回路、平滑回路およびスイッチングレギュレーター(例えば電流共振型)を備える。スイッチングレギュレーターにおいて、絶縁型トランスの一次側コイルに流れる電流が制御され、二次側コイルの所定端子間に駆動系電源電圧V2が生じる。スイッチング電源11は、電源遮断検出機能を有しており、交流電力の供給の停止を通知するAC電源遮断信号S1を制御装置20に出力する。
DC/DCコンバーター12は、駆動系電源電圧V1の直流電力を駆動系電源電圧V1よりも低い制御系電源電圧V2の直流電力に変換する。例えばDC/DCコンバーター12は、チョークコイルに入力電圧を断続的に印可する非絶縁型降圧チョークコンバーターである。DC/DCコンバーター12から出力される制御系電源電圧V2の直流電力は、制御装置20および直流負荷42に供給される。
DC/DCコンバーター12の出力電圧は可変である。すなわち、DC/DCコンバーター12は制御入力によって設定された値の電圧に出力電圧を保つように動作するので、出力電圧の設定を変更することによって制御系電源電圧V2の値が変わる。本実施形態において制御系電源電圧V2の通常値は5ボルトである。後述するように、交流電力の供給が途絶えたとき、必要に応じて制御系電源電圧V2の値が5ボルトよりも低い値に切り替えられる。
スイッチング電源11およびDC/DCコンバーター12はそれぞれ平滑用のコンデンサーを備えており、これらの内部で所定量の蓄電が行われる。スイッチング電源11およびDC/DCコンバーター12は、AC電源5の瞬断対策として、一般に交流の1周期とされる規定時間にわたって交流電力の供給が停止しても蓄電荷(蓄積電力)を利用して停止前のそれぞれの出力電圧を維持することができるように構成されている。
図2のように制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)21、RAM(Random Access Memory)22、不揮発性メモリ23、リセット回路24、電源電圧設定回路25、リセット電圧設定回路26、およびスイッチ27を有している。
CPU21は、画像形成装置100を統括的に制御するためのプログラムを実行するメインプロセッサーとして画像形成装置100に搭載されたマイクロコンピューターである。プログラムは不揮発性メモリ23に格納されており、適時にRAM22へロードされて実行される。CPU21は、イメージスキャナー102やADF103といった画像形成装置100の各部の制御を担うサブプロセッサーである図示しない他のCPUと通信し、画像形成装置100の全体の動作状態を検知する。CPU21は、直流負荷41となる電動要素(モーター、クラッチなど)を直接にまたは他のCPUを介して間接的に制御する。
リセット回路24は、リセット信号S2を出力する。リセット信号S2は、CPU21に対して所定の動作電圧が印加されていない状態(CPU21の動作が不安定になる状態)でのCPU21の実質的な稼働を禁止する2値信号である。リセット回路24の出力端子はCPU21の外部リセット端子に接続されており、リセット信号S2がアクティブ(ローレベル)である間、CPU21の内部状態はいわゆる“初期状態”に保たれる。リセット信号S2がノンアクティブ(ハイレベル)であるときのみ、CPU21は稼働する。
リセット回路24は、CPU21と同じくDC/DCコンバーター12からの電力によって作動する。リセット回路24が作動していないとき、リセット回路24の出力レベルはローレベルである。この状態はリセット信号S2がアクティブである状態に相当する。
リセット回路24は、電源投入時においてパワーオンリセット動作をする。すなわち、リセット回路24は、DC/DCコンバーター12が動き始めて制御系電源電圧V2が所定の閾値電圧まで上昇した時点から一定時間が経過した後にリセット信号S2をノンアクティブに切り替える。これを受けて、CPU21が稼働する。
その後、リセット回路24は、設定されているリセット電圧V3よりも制御系電源電圧V2が低くなったときに、リセット信号S2をノンアクティブからアクティブに切り替える。制御系電源電圧V2が顕著に降下するのは、電源回路10に対する交流電力の供給が一定時間以上にわたって途絶えた場合である。つまり、メインスイッチ6を開く電源オフ操作が行われたり、AC電源5の停電が発生したときに、リセット回路24はCPU21にプログラムカウンタやレジスタを初期化するリセット動作を実行させる。リセット動作が完了した後もリセット信号S2はアクティブとされるので、CPU21は再稼働を開始しない。
ところで、CPU21によって制御されて画像形成装置100が動作をする過程で、以後の制御に関係する保存すべきデータが発生する。例えば、保守管理のためにカウントするプリント枚数やイメージングユニットの稼働時間の累積カウント値、およびユーザーが新たに登録したスキャン画像送信の宛先といったデータが発生する。通常、これらデータはプログラム実行のワークメモリであるRAM22に一旦記憶され、その後の適時に不揮発性メモリ23に転送されて保存される。
画像形成装置100がジョブを実行している最中に電源オフ操作が行われたりAC電源5の停電が生じたりする場合がある。ジョブを実行していない待機状態において、データの保存を開始する以前または保存途中で交流電力の供給が絶たれる場合もある。つまり、データの保存が未完の段階で、保存に関係するCPU21とRAM22と不揮発性メモリ23とに対して供給される電力が電源回路10内の蓄積電力によって賄われる状態になってしまう場合がある。
本実施形態の制御装置20は、交流電力の供給が途絶えたときに行なうデータバックアップを確実に完了させるため、制御系電源電圧V2およびリセット電圧V3の設定を変更する。詳しくは、制御系電源電圧V2をCPU21が作動可能な電圧範囲内で現在よりも低い電圧に切り替えるとともに、リセット電圧V3を切替え後の制御系電源電圧V2よりも低い電圧に設定する。
このような電圧設定を変更する処理として、CPU21は、電源電圧設定回路25およびリセット電圧設定回路26のそれぞれに対して、新たな設定値を通知する切替え信号S5,S6を出力する。電源電圧設定回路25およびリセット電圧設定回路26によって、DC/DCコンバーター12およびリセット回路24のそれぞれにおける出力を規定する時定数が、切替え信号S5,S6の示す設定値に応じた値に変更される。
制御系電源電圧V2の設定を低くすることにより、高い電圧が設定されている場合と比べて、交流電力の供給が途絶えた状態において、DC/DCコンバーター12が設定どおりの電圧の電力を出力し易い。このこととリセット電圧V3を低くすることとによって、交流電力の供給が途絶えた時点からリセット信号S2がアクティブになってCPU21がリセット動作を開始するまでの時間が長くなる。リセット動作を開始が遅くなる分だけデータバックアップの実施が可能な時間が延びる。
加えて、制御装置20は、データバックアップに必要な電力供給をより長く継続させるために、電源回路10内の蓄積電力の消費を抑制する。AC電源遮断信号S1によって交流電力の供給停止が通知されたとき、CPU21は、直流負荷41となるモーターやクラッチのコントローラーにこれら電動要素の作動を停止させる停止指示信号S3を出力する。また、CPU21は、直流負荷42へ電力を供給する電源ラインを開閉するスイッチ27に対して、当該スイッチ27を開状態にさせるスイッチ信号S4を出力する。スイッチ27としてFET(Field Effect Transistor)またはバイポーラトランジスタといった半導体デバイスを用いるのがよい。
図3はAC電源遮断時の制御装置20の動作の概要を示している。図中の太い実線の波形は、制御装置20の特有の動作である制御系電源電圧V2の設定変更を行なう場合における電圧の推移または信号レベルの変化を示す。同中の駆動系電源電圧V1および制御系電源電圧V2のそれぞれの一点鎖線の波形および二点鎖線の波形は、制御系電源電圧V2の設定変更を行なわない場合の電圧の推移を示す。一点鎖線の示す推移はAC電源遮断時点の直流負荷が比較的に小さい場合の推移であり、二点鎖線の示す推移はAC電源遮断時点の直流負荷が大きい場合の推移である。
AC電源5から電源回路10に交流電力が供給されているとき、駆動系電源電圧V1の値は通常値の24ボルトであり、制御系電源電圧V2の値は通常の設定電圧V2aの値(5ボルト)である。このとき、制御系電源電圧V2の許容下限であるリセット電圧の値は通常の設定電圧V3aの値である。また、AC電源遮断信号S1はノンアクティブ(L:ローレベル)であり、リセット信号S2もノンアクティブ(H:ハイレベル)である。
ある時点t0で交流電力の供給が停止したとする。電源回路10のスイッチング電源11は、供給停止を遅滞なく検出して直ちに計時を始め、時点t0から規定の時間(T1)が経過した時点t1でAC電源遮断信号S1をアクティブ(ハイレベル)にする。規定の時間は例えば50Hzの交流の1周期に相当する20msである。これより長くてもよい。AC電源遮断信号S1の変化を検知したCPU21は、制御系電源電圧V2を通常の設定電圧V2aからデータバックアップ時の設定電圧V2bに切り替えるとともに、リセット電圧V3を通常の設定電圧V3aから設定電圧V2bよりも低い設定電圧V3bに切り替える。同時に、CPU21はデータバックアップを開始する。
駆動系電源電圧V1の値は、少なくとも時点t0から時点t1までの規定期間T1にわたって、負荷の大小にかかわらず、時点t0以前の通常値に保たれる。しかし、その後の推移には時点t0以後の直流負荷の大きさが関係する。
例えば、時点t0において画像形成装置100が待機状態であって直流負荷が小さかった場合、規定期間T1におけるスイッチング電源11内の蓄積電力の消費が少ない。この場合、駆動系電源電圧V1の値は時点t1から暫くは通常値に保たれ、その後、蓄積電力の減少につれて低下する。これに対して、時点t0において画像形成装置100がジョブを実行している状態であって直流負荷が大きかった場合、規定期間T1における蓄積電力の消費が多い。このような場合には、駆動系電源電圧V1の値は時点t1から降下することがある。
時点t1以後の駆動系電源電圧V1の降下は、時点t1以後のスイッチング電源11の負荷(制御装置20を含む)が大きいほど急峻になる。言い換えれば、負荷を可能な限り低減することによって、駆動系電源電圧V1の降下を緩慢化することができる。
制御系電源電圧V2は、時点t1まで通常の設定電圧V2aに保たれ、設定変更が行われた時点t1から所定の時間にわたってほぼ設定電圧V2bに保たれる。しかし、DC/DCコンバーター12の入力電圧である駆動系電源電圧V1がある程度まで降下すると、その後の駆動系電源電圧V1の降下につれて制御系電源電圧V2も降下する。制御系電源電圧V2が設定電圧V3b(現在のリセット電圧V3)まで降下した時点t4で、リセット回路24がリセット信号S2をアクティブ(ローレベル)にする。
リセット信号S2がアクティブに切り替わると、直ちにCPU21はリセット動作を始める。リセット動作によってCPU内部は初期状態になる。交流の供給が再開されてリセット信号S2がノンアクティブに切り替わらない限り、CPU21は稼働停止状態のままとなる。
以上のように制御系電源電圧V2の設定変更を行なう動作によれば、時点t1から時点t4までの期間Tbがデータバックアップを行ない得る期間となる。
ここで、比較例として、制御系電源電圧V2の設定変更を行なわない従来の動作を考える。制御系電源電圧V2は、一点鎖線および二点鎖線で示されるように、時点t1以後に駆動系電源電圧V1がある程度降下するまで通常の設定電圧V2aに保たれ、その後の駆動系電源電圧V1の降下につれて降下する。そして、負荷が比較的に小さい場合には(一点鎖線)、時点t3で制御系電源電圧V2が設定電圧V3aまで降下し、負荷が大きい場合には(二点鎖線)、時点t3より以前の時点t2で制御系電源電圧V2が設定電圧V3aまで降下する。
負荷が大きい場合、時点t1から時点t2までの期間Tb(2)がデータバックアップを行ない得る期間となる。負荷が小さい場合には、時点t1から時点t3までの期間Tb(3)がデータバックアップを行ない得る期間となる。期間Tb(3)は期間Tb(2)よりも長い。しかし、期間Tb(3)は上述の期間Tbよりも短い。つまり、制御系電源電圧V2の設定を変更するという特有の動作を行なうことにより、この動作を行なわない場合と比べて、データバックアップの実行可能な時間を長くすることができ、データバックアップが未完で終わる事態の発生を防ぐことができる。
データバックアップをより確実に完了させる上では、データバックアップの実行可能な時間を長くするのがよい。しかし、CPU21による制御の信頼性を高める上では、データバックアップの完了後に速やかにリセット信号S2をアクティブにしてCPU21の動作を実質的に停止させるのがよい。
データバックアップが完了してからリセット動作が開始されるまでの待ち時間が長い状況では、この待ち時間中にユーザーによってメインスイッチ6のオン操作が行われたり停電が終わったりして交流の供給が再開されるおそれがある。電源遮断時の処理をした後にリセット動作をしないままであると、CPU21の動作が不安定になることがある。
そこで、制御装置20は、制御系電源電圧V2の設定変更に際して、AC電源遮断時の直流負荷41の大きさに応じて設定値を異ならせる。これにより、データバックアップの実行可能な時間を必要最小限の時間(データバックアップの所要時間)に近づけることができる。リセット動作が開始されるまでの待ち時間が短くなるので、待ち時間中に交流の供給が再開される確率が小さくなる。
図4および図5は制御系電源電圧V2の設定変更に係るテーブルの二つの例を示している。
図4のテーブル61では、直流負荷41の大きさが小、中、大の三つのレベルに区分され、各レベルに対して制御系電源電圧V2の設定値およびリセット電圧V3の設定値の組が対応づけられている。また、画像形成装置100の複数の動作モードのそれぞれが三つのレベルのいずれに対応するかが示されている。
例示における動作モードは、待機モード、スキャニングモード、プリントモード、およびコピーモードの四つである。待機モードのレベルは「小」である。イメージスキャナー102を稼働させるスキャニングモード、およびカラープリンター101を稼働させるプリントモードのレベルは「中」である。イメージスキャナー102およびカラープリンター101の両方を稼働させるコピーモードのレベルは「大」である。CPU21は、交流電力の供給停止を検知したときの動作モードのレベルに応じて、テーブル61が示す値を電源電圧設定回路25およびリセット電圧設定回路26に通知する。
テーブル61において、待機モードに対応する制御系電源電圧V2の設定値は通常値の5ボルトであり、リセット電圧V3の設定値も通常値の4.5ボルトである。つまり、交流電力の供給停止時に待機モードであった場合は、制御系電源電圧V2およびリセット電圧V3の設定が通常時の設定のままとされる。
テーブル61において、「中」または「大」のレベルの設定値は通常値と異なる。したがって、テーブル61に基づく設定変更では、実質的に設定が変更される場合は、交流電力の供給停止時の動作モードが待機モード以外であった場合である。
図5のテーブル62では、図4の例と同様に直流負荷41の大きさが区分され、三つのレベルに動作モードが対応づけられ、さらにデータバックアップのデータ量の多少による場合分けがなされている。データ量は「少ない」と「多い」とに区分されている。データバックアップの所要時間とデータ量とは相関するので、基本的にはデータ量が多いときにはデータバックアップの実行可能な時間を長くする必要がある。
テーブル62に基づく設定変更では、待機モードについてはデータ量の多少にかかわらず、制御系電源電圧V2およびリセット電圧V3の設定が通常時の設定のままとされる。交流電力の供給停止時の動作モードが待機モード以外であった場合に、実質的に設定が変更される。例えば、「大」のレベルに対応するコピーモードにおいて交流電力の供給が停止し、データバックアップのデータ量が多い場合は、制御系電源電圧V2が通常の5ボルトから1.6ボルトに切り替えられる。これに合わせてリセット電圧V3が通常の4.5ボルトから1.4ボルトに切り替えられる。
図6は設定値を三段階として制御系電源電圧V2の設定変更の例を示している。この例は、図4のテーブル61に基づく設定変更に相当する。
図6中に太い破線で示されるように時点t1で制御系電源電圧V2の設定が変更されず、制御系電源電圧V2が通常の設定電圧V2aに保たれた場合、データバックアップの実行可能な期間TBは時点t1から時点taまでの期間TBaとなる。時点taは、制御系電源電圧V2がリセット電圧V3の通常の設定電圧V3aまで降下した時点である。
図6中に太い実線で示されるように時点t1で制御系電源電圧V2の設定電圧がV2aからV2bに変更された場合、データバックアップの実行可能な期間TBは時点t1から時点tbまでの期間TBbとなる。時点tbは、制御系電源電圧V2がリセット電圧V3の設定電圧V3bまで降下した時点である。設定電圧V2bは設定電圧V2aよりも低い。そして、期間TBbは期間TBaよりも長い。
図6中に太い一点鎖線で示されるように時点t1で制御系電源電圧V2の設定電圧がV2aからV2cに変更された場合、データバックアップの実行可能な期間TBは時点t1から時点tcまでの期間TBcとなる。時点tcは、制御系電源電圧V2がリセット電圧V3の設定電圧V3cまで降下した時点である。設定電圧V2cは設定電圧V2bよりも低い。そして、期間TBcは期間TBbよりも長い。
図7はCPU21が実行するAC電源遮断時の処理のフローチャートである。AC電源遮断信号S1がアクティブ(図では「オン」と記す)でないとき(S10でNO)、CPU21は何もせずに当該ルーチンの処理を終了する。
AC電源遮断信号S1がアクティブに切り替わると(S10でYES)、CPU21は図2に示した停止指示信号S3を出力して駆動系の直流負荷41の動作を停止させ(S11)、スイッチ信号S4を出力して直流負荷42に対する電力供給を遮断し(S12)、データバックアップを開始する(S13)。
次に、CPU21は、テーブル61を用いる態様ではワークメモリを参照して現在の動作モードを取得し、テーブル62を用いる態様では現在の動作モードおよびデータバックアップのデータ量とを取得する(S14)。
続いて、CPU21は、予め不揮発性メモリ23に格納されているテーブル21またはテーブル22を参照し、先に取得した動作モードまたは動作モードとデータ量との組合せに対応づけられている設定電圧の値を参照したテーブルから読み込む(S15)。
そして、CPU21は、制御系電源電圧V2およびリセット電圧V3の設定値を、それぞれテーブルから読み込んだ設定値に切り替える(S16)。
その後、CPU21は、リセット信号S2のアクティブ(オン)への切替わりを契機として(S17でYES)、内部状態を初期化するリセット処理を実行する(S18)。
図8は制御系電源電圧V2の設定変更の他の形態を示している。上述の形態ではテーブル61,63が示す複数通りの設定のいずれかを適用することによって、データバックアップの完了からCPU21のリセットまでの待ち時間の短縮が図られた。これに対して、図8に示される形態では、データバックアップの実行可能な時間ができるだけ長くなるように制御系電源電圧V2の設定が変更され、データバックアップの完了時にCPU21が自ら休止状態に移行する。
図8において、交流電力の供給が停止した時点t0から規定の時間(T1)が経過した時点t1で、AC電源遮断信号S1がアクティブになり、制御系電源電圧V2が通常の設定電圧V2aからそれよりも低い設定電圧V2cに切り替えられる。設定電圧V2cは、CPU21の作動可能な電圧範囲内の下限に近い電圧である。制御系電源電圧V2の設定変更に合わせて、リセット電圧V3は設定電圧V2cよりも若干低い電圧V3cに設定される。このように制御系電源電圧V2およびリセット電圧V3の設定を変更することにより、上述したとおりデータバックアップの実行可能な時間を最長化することができる。
一方、AC電源遮断信号S1がアクティブになった時点t1でデータバックアップが開始される。通常、退避(保存)させるべきデータの量は、CPU21が実行した処理によって変動する。したがって、データ量に依存するバックアップの所要時間Txは一定ではない。
時点t5でデータバックアップが完了すると、CPU21の状態が通常の状態である稼働状態から休止状態に切り替わる。休止状態では限定された処理以外は実行されない。休止状態で実行される限定された処理として、AC電源遮断信号S1に基づく交流電力の供給の有無の監視、リセット信号S2によるリセット実行指示の受付、および休止状態の解除がある。
CPU21の状態が休止状態に切り替わった後、時点tcでリセット信号S2がアクティブになると、CPU21においてリセット動作が行われ、CPU21は停止状態になる。このときのCPU21の内部は初期状態である。この後、CPU21の電源端子に印加される制御系電源電圧V2は零になる。
稀に起こり得る状況として、データバックアップが完了した時点t5からリセット動作が開始されるはずであった時点tcまでの期間内の時点t6で交流電力の供給が再開される状況が考えられる。例えば、ユーザーがメインスイッチ6のオフ操作を行ってすぐにオン操作を行なったときに、偶然に操作の間隔が時点t0から時点t6までの期間になることがあり得る。
時点t6で交流電力の供給が再開されてしまった場合には、制御系電源電圧V2は降下することなく設定電圧V2cのまま変わらない。必然的にリセット信号S2は二点鎖線で示されるようにノンアクティブ(H:ハイレベル)のままとなる。ところが、CPU21は、時点t6でAC電源遮断信号S1がノンアクティブ(L:ローレベル)に切り替わるのを契機として、休止状態から稼働状態に復帰する。
図8の形態によれば、交流電力の供給が絶たれた状態において、所要時間の長いデータバックアップを完了するのに十分な時間(例えば、数百ms〜1秒)にわたってデータバックアップに関与するCPU21およびメモリを作動させることができる。また、データバックアップ完了時点でCPU21が休止するので、リセット動作の開始以前に交流電力の供給が再開されたとしてもCPU21の動作が不安定にならない。
図9は図8に示される動作に対応するAC電源遮断時の処理のフローチャートである。AC電源遮断信号S1がアクティブ(図では「オン」と記す)でないとき(S20でNO)、CPU21は何もせずに当該ルーチンの処理を終了する。
AC電源遮断信号S1がアクティブに切り替わると(S20でYES)、CPU21は図2に示した停止指示信号S3を出力して駆動系の直流負荷41の動作を停止させ(S21)、スイッチ信号S4を出力して直流負荷42に対する電力供給を遮断し(S22)、データバックアップを開始する(S23)。そして、CPU21は、制御系電源電圧V2およびリセット電圧V3の設定値をそれぞれについて予め決められた下限値に切り替える(S24)。
データバックアップが完了すると(S25でYES)、CPU21は休止状態に移行する(S26)。休止状態においてCPU21はAC電源遮断信号S1およびリセット信号S2の監視する。
休止状態であるCPU21は、AC電源遮断信号S1がノンアクティブ(図では「オフ」と記す)に変化すると(S27でYES)、休止を解除して稼働状態に復帰する(S28)。また、休止状態であるCPU21は、リセット信号S2がアクティブに切り替わると(S29でYES)、リセット処理を実行する(S31)。
データバックアップが完了する以前にリセット信号S2がアクティブに切り替わった場合にも(S25でNO、S29でYES)、CPU21はリセット処理を実行する(S31)。リセット信号S2がノンアクティブであってかつCPU21が休止状態でなければ(S29でNO、S30でNO)、CPU21はデータバックアップを続ける。
以上の実施形態において、制御装置20の構成は、本発明の趣旨に沿う範囲内で適宜変更することができる。CPU21としては、許容電源電圧範囲の広いデバイスを用いるのが有利である。電源回路10のスイッチング電源11およびDC/DCコンバーター12の形式は、適度の容量のコンテンサーを備えて交流電力を所定の直流電力に変換するものであれば例示に限定されない。
20 制御装置
21 CPU(プロセッサー)
24 リセット回路
22 RAM(ワークメモリ)
23 不揮発性メモリ
27 スイッチ
V2 制御系電源電圧(直流出力)
V3 リセット電圧(閾値電圧)
5 商用交流電源
10 電源回路
41,42 直流負荷
61,62 テーブル
100 画像形成装置

Claims (8)

  1. 交流電力を直流電力に変換する出力電圧可変の電源回路から供給される前記直流電力によって作動する制御装置であって、
    前記電源回路を含む制御対象を制御するためのプログラムを実行するプロセッサーと、
    設定されている閾値電圧よりも前記電源回路の出力電圧が低くなったときに前記プロセッサーにリセット動作を実行させるリセット回路と、を備え、
    前記プロセッサーは、
    前記電源回路への前記交流電力の供給の有無を監視し、
    前記交流電力の供給の停止を検知したときに、前記電源回路の直流出力の設定電圧を、当該プロセッサーが作動可能な電圧範囲内で現在の設定電圧よりも低い電圧でありかつ前記直流電力の供給される直流負荷が大きいほどより低い電圧に切り替えるとともに、前記リセット回路における前記閾値電圧を、前記電源回路における直流出力の切替え後の設定電圧よりも低い電圧に設定し、
    前記交流電力の供給の停止を検知してから前記リセット回路によって前記リセット動作の実行が指示されるまでの間に、プログラム実行のワークメモリ内のデータを不揮発性メモリへ転送するバックアップ処理を実行する
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 交流電力を直流電力に変換する出力電圧可変の電源回路から供給される前記直流電力によって作動する制御装置であって、
    前記電源回路を含む制御対象を制御するためのプログラムを実行するプロセッサーと、
    設定されている閾値電圧よりも前記電源回路の出力電圧が低くなったときに前記プロセッサーにリセット動作を実行させるリセット回路と、を備え、
    前記プロセッサーは、
    前記電源回路への前記交流電力の供給の有無を監視し、
    前記交流電力の供給の停止を検知したときに、前記電源回路の直流出力の設定電圧を、当該プロセッサーが作動可能な電圧範囲内で現在の設定電圧よりも低い電圧でありかつ前記バックアップ処理において転送する前記データのデータ量が多いほどより低い電圧に切り替えるとともに、前記リセット回路における前記閾値電圧を、前記電源回路における直流出力の切替え後の設定電圧よりも低い電圧に設定し、
    前記交流電力の供給の停止を検知してから前記リセット回路によって前記リセット動作の実行が指示されるまでの間に、プログラム実行のワークメモリ内のデータを不揮発性メモリへ転送するバックアップ処理を実行する
    ことを特徴とする制御装置。
  3. 交流電力を直流電力に変換する出力電圧可変の電源回路から供給される前記直流電力によって作動する制御装置であって、
    前記電源回路を含む制御対象を制御するためのプログラムを実行するプロセッサーと、
    設定されている閾値電圧よりも前記電源回路の出力電圧が低くなったときに前記プロセッサーにリセット動作を実行させるリセット回路と、を備え、
    前記プロセッサーは、
    前記電源回路への前記交流電力の供給の有無を監視し、
    前記交流電力の供給の停止を検知したときに、前記電源回路の直流出力の設定電圧を、当該プロセッサーが作動可能な電圧範囲内で現在の設定電圧よりも低い電圧でありかつ前記電圧範囲の下限に近い電圧に切り替えるとともに、前記リセット回路における前記閾値電圧を、前記電源回路における直流出力の切替え後の設定電圧よりも低い電圧に設定し、
    前記交流電力の供給の停止を検知してから前記リセット回路によって前記リセット動作の実行が指示されるまでの間に、プログラム実行のワークメモリ内のデータを不揮発性メモリへ転送するバックアップ処理を実行し、
    前記バックアップ処理が完了したときに、前記リセット動作を含む最小限の動作以外の動作を実行しない休止状態に移行する
    ことを特徴とする制御装置。
  4. 交流電力を直流電力に変換する出力電圧可変の電源回路から供給される前記直流電力によって作動する制御装置であって、
    前記電源回路を含む制御対象を制御するためのプログラムを実行するプロセッサーと、
    設定されている閾値電圧よりも前記電源回路の出力電圧が低くなったときに前記プロセッサーにリセット動作を実行させるリセット回路と、を備え、
    前記プロセッサーは、
    前記電源回路への前記交流電力の供給の有無を監視し、
    前記交流電力の供給の停止を検知したときに、前記電源回路の直流出力の設定電圧を、当該プロセッサーが作動可能な電圧範囲内で現在の設定電圧よりも低い電圧でありかつ前記電圧範囲の下限に近い電圧に切り替えるとともに、前記リセット回路における前記閾値電圧を、前記電源回路における直流出力の切替え後の設定電圧よりも低い電圧に設定し、
    前記交流電力の供給の停止を検知してから前記リセット回路によって前記リセット動作の実行が指示されるまでの間に、プログラム実行のワークメモリ内のデータを不揮発性メモリへ転送するバックアップ処理を実行し、
    前記バックアップ処理が完了したときに、前記交流電力の供給の有無の監視および休止状態解除を含む限定された動作以外の動作を実行しない休止状態に移行し、
    前記休止状態に移行した後であって前記リセット動作の実行が指示される以前に、前記交流電力の供給の再開を検知した場合に、休止状態を解除して稼働状態に移行する
    ことを特徴とする制御装置。
  5. 前記直流電力が供給される直流負荷のうちの前記バックアップ処理に関与しない負荷に対する前記直流電力の供給路を開閉するスイッチを備え、
    前記プロセッサーは、
    前記交流電力の供給の停止を検知したときに、前記スイッチを閉状態から開状態に切り替えて前記バックアップ処理に関与しない負荷への前記直流電力の供給を遮断する
    請求項1ないしのいずれかに記載の制御装置。
  6. 交流電源から供給される電力によって作動する画像形成装置であって、
    コンデンサーを用いて交流電力を直流電力に変換する出力電圧可変の電源回路、および前記直流電力によって作動する制御装置を備え、かつ前記電源回路から電力供給を受ける直流負荷の大きさが異なる複数の動作モードを有し、
    前記制御装置は、
    当該画像形成装置を制御するためのプログラムを実行するプロセッサーと、
    設定されている閾値電圧よりも前記電源回路の出力電圧が低くなったときに前記プロセッサーにリセット動作を実行させるリセット回路と、を有しており、
    前記プロセッサーは、
    前記電源回路への前記交流電力の供給の有無を監視し、
    前記交流電力の供給の停止を検知したときに、前記電源回路における直流出力の設定電圧を、当該プロセッサーが作動可能な電圧範囲内で現在の設定電圧よりも低い電圧でありかつ前記直流電力の供給される直流負荷が大きいほどより低い電圧に切り替えるとともに、前記リセット回路における前記閾値電圧を、前記電源回路における直流出力の切替え後の設定電圧よりも低い電圧に設定し、
    前記交流電力の供給の停止を検知してから前記リセット回路によって前記リセット動作の実行が指示されるまでの間に、プログラム実行のワークメモリ内のデータを不揮発性メモリへ転送するバックアップ処理を実行する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記プロセッサーは、
    前記交流電力の供給の停止を検知したときに、前記直流出力の設定電圧を、前記バックアップ処理において転送する前記データのデータ量が多いほどより低い電圧に切り替える
    請求項記載の画像形成装置。
  8. 交流電源から供給される電力によって作動する画像形成装置であって、
    コンデンサーを用いて交流電力を直流電力に変換する出力電圧可変の電源回路、および前記直流電力によって作動する制御装置を備え、
    前記制御装置は、
    当該画像形成装置を制御するためのプログラムを実行するプロセッサーと、
    設定されている閾値電圧よりも前記電源回路の出力電圧が低くなったときに前記プロセッサーにリセット動作を実行させるリセット回路と、を有しており、
    前記プロセッサーは、
    前記電源回路への前記交流電力の供給の有無を監視し、
    前記交流電力の供給の停止を検知したときに、前記電源回路における直流出力の設定電圧を、当該プロセッサーが作動可能な電圧範囲内で現在の設定電圧よりも低い電圧でありかつ前記バックアップ処理において転送する前記データのデータ量が多いほどより低い電圧に切り替えるとともに、前記リセット回路における前記閾値電圧を、前記電源回路における直流出力の切替え後の設定電圧よりも低い電圧に設定し、
    前記交流電力の供給の停止を検知してから前記リセット回路によって前記リセット動作の実行が指示されるまでの間に、プログラム実行のワークメモリ内のデータを不揮発性メモリへ転送するバックアップ処理を実行する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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