JP6212232B1 - 電動式車両玩具におけるスピーカ取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 十分な音量かつ明瞭な音質を以て、周囲に音の拡散が可能な電動式車両玩具におけるスピーカ取付構造を提供する。
【解決手段】 車体底板と車体カバーとからなる車体外殻内に、電源となる電池と、動力源となる電動機と、前記電動機から得られる回転動力を減速して車軸へ伝える減速歯車列と、制御回路部と、前記制御回路部を介して駆動されるスピーカとが組み込まれた電動式車両玩具であって、前記スピーカは、前記車体外殻の底部にあって、前記車体底板の放音孔が存在しない床面に向けて、下向き姿勢で取り付けられる。
【選択図】図5

Description

この発明は、比較的に小型の電動式車両玩具(例えば、電動式列車玩具、電動式自動車玩具等々)に好適な内蔵スピーカの取付構造に関するものである。
昨今、電動式自動車玩具や電動式列車玩具と言った比較的に小型の電動式車両玩具の分野においては、模擬走行音やお喋り音声を発する発音機能を付与することが流行している(非特許文献1〜3参照)。
車体外殻を車体底板と車体カバーとで構成する電動式車両玩具にあっては、発音機能を実現するための扁平な小型のコーンスピーカを車体カバーの天井部分の内面に上向き姿勢で取り付け、このスピーカから発する音を天井部分に開けられた多数の小孔(放音孔)から車体外部へと放出すると言ったスピーカ取付構造が採用されている。
http://www.takaratomy.co.jp/products/plarail/lineup/thomas/ot.htm https://www.amazon.co.jp/s/?ie=UTF8&keywords=%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%B9%E3%82%8A%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A&tag=yahhyd-22&index=aps&jp-ad-ap=0&hvadid=138162672685&hvdev=c&ref=pd_sl_14zkzfipwr_b https://www.keihan.co.jp/traffic/specialtrain-goods/goods-korokorotrain/
このように天井部分に放音孔を設けるスピーカ取付構造にあっては、意匠性を重視する車両玩具(例えば、スケールモデル型の車両玩具)にあっては、外観体裁を損ねる欠点があり、加えて、スピーカからはリード線が導出されることから、電池交換などのために車体外殻を取り外すときに不便でもある。
そこで、意匠性を重視する車両玩具にあっては、発音機能を実現するための扁平なコーンスピーカを車体底板の床面部分の内面に下向き姿勢で取り付け、このスピーカから発する音を床面部分に開けられた多数の放音孔から走行路面に向けて放出し、走行路面で反射させて拡散させると言うスピーカ取付構造が採用されている。
しかしながら、このようなスピーカ取付構造にあっても、走行路面の性状乃至音波の反射特性は区々であることに加えて、車体底板の下面と走行路面との距離も区々であるため、走行路面の性状によっては、音量が足りなかったり、音質が劣化する等の問題がある。
この発明は、上述の技術的課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、十分な音量かつ明瞭な音質を以て、周囲に音の拡散が可能な電動式車両玩具におけるスピーカ取付構造を提供することにある。
この発明のさらに他の目的並びに作用効果については、明細書の以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
上述の技術的課題は、以下の構成を有する電動式車両玩具のスピーカ取付構造により解決できるものと考えられる。
すなわち、この電動式列車玩具におけるスピーカの取付構造は、車体底板と車体カバーとからなる車体外殻内に、電源となる電池と、動力源となる電動機と、前記電動機から得られる回転動力を減速して車軸へ伝える減速歯車列と、制御回路部と、前記制御回路部を介して駆動されるスピーカとが組み込まれた電動式車両玩具であって、前記スピーカは、前記車体外殻の底部にあって、前記車体底板の放音孔の存在しない床面に向けて、下向き姿勢で取り付けられるものである。
このような構成によれば、車体天井に放音孔を設ける手法のように、車体外観の美観を損ねることもなく、また車体底板に下向き姿勢でスピーカを取り付け、底板に設けた放音孔から発せられた音を、走行路面に反射させて拡散する場合のように、走行路面の性状や走行路面までの距離などにより音量や音質が変動することもないという利点がある。
しかも、本発明者等の実験によれば、このようなスピーカ取付構造によると、スピーカから発せられる音を天井や底板に開けた放音孔から外部へと放出する場合に比べて、車体外殻の外部へ放出される音量は明らかに増加するし、その音質についても改善され、お喋り音声であれば明瞭さが増すことが確認された。
このような音量の増大及び音質の改善の理由については、未だ定かではないが、車体底板に向けてスピーカから放出される音波により、車体底板が強く振動して、それに伴って発生する音波が閉ざされた車体外殻内にて増幅されることで、車体外殻全体の振動が誘引され、車体外部へと効率よく音波が伝達されるのではないかと推定される。
本発明の好ましい実施の態様においては、前記スピーカの前面と前記車体底板の床面との間には、空所が介在されていてもよい。
このような構成によれば、下向き姿勢で配置されたスピーカと底板の床面との間には、空所が設けられているため、スピーカから放出される音波を減衰させることなく、効果的に底板に伝達することができる。
本発明の好ましい実施の態様においては、前記空所の底部の肉厚は底板の他の領域の肉厚よりも薄肉化されていてもよい。
このような構成によれば、空所の底部の肉厚は薄肉化されているため、それによっても、振動の減衰を抑制することができる。
このとき、前記スピーカが薄型のコーンスピーカであってもよい。さらに、電動式列車玩具として構成してもよい。
本発明によれば、車体底板に下向き姿勢で取り付けられたスピーカにより、車体底板を通じて車体外殻の全体を振動させて車両外部へと音を発するものであるから、車体天井に放音孔を設ける手法のように、車体外観の美観を損ねることもなく、また車体底板に下向き姿勢でスピーカを取り付け、底板に設けた放音孔から発せられた音を、走行路面に反射させて拡散する場合のように、走行路面の性状や走行路面までの距離などにより音量や音質が変動することもない。
しかも、このようなスピーカ取付構造によると、スピーカから発せられる音を天井や底板に開けた放音孔から外部へと放出する場合に比べて、車体外殻の外部へ放出される音量は明らかに増加するし、その音質についても改善され、お喋り音声であれば明瞭さが増すことが確認された。
図1は、列車玩具の外観斜視図である。 図2は、列車玩具の分解斜視図である。 図3は、列車玩具を車体カバーを透視して真上から見た図である。 図4は、回転子側の永久磁石と固定子側の渦巻状扁平コイルとの関係を示す図である。 図5は、扁平スピーカの取付構造を示す図である。 図6は、回路部全体の構成を示す図である。 図7は、制御プログラムの動作を概略的に示すフローチャートである。
以下に、本発明の好適な実施の一形態である電動式列車玩具を図1〜図7の添付図面を参照しながら詳細に説明する。
[1]列車玩具システムとの関係
この電動式列車玩具は、本出願人会社より登録商標「プラレール」の名称で市場に提供され、一般に、広く知られた列車玩具システムの規格に適合するように構成されている。周知のように、この列車玩具システムは、直線状又は円弧状の単位走行軌道板(一般には「レール」と称される)を任意本数だけ連結してなる走行軌道(例えば、円形軌道又は楕円形軌道)と、この走行軌道上を走行可能に構成された様々な型式の電動式列車玩具とから構成される。
[2]車体外殻について
図1〜図3を参照しながら、電動式列車玩具の車体外殻について説明する。図示の電動式列車玩具100は、新幹線などの流線型高速列車の外観を模したプラスチック製の車体外殻1を有する。この車体外殻1は、車体底板11と車体カバー12とからなるもので、両者は図示しないビスの締結により一体化されている。
車体カバー12の天井は、車体の略前半分の領域が前下がりに傾斜する一方、車体の略後半分の領域は水平かつ一定高さとされている。そのため、車体底板11と車体がバー12とで囲まれる車室空間の広さは、車体の略前半分の領域が比較的に狭く、車体の略後半分の領域が比較的に広く設定されている。
上述の車室空間の後部領域には駆動ユニット3が収容され、同車室空間の前部領域には電池ボックス4収容される。なお、図において、符号111は後続車両を連接するための連結具、121は操作レバー33を突出させるためのガイドスロットである。ガイドスロット121には、その長手方向に沿って3つのスライド位置(「OFF」、「ON」、「HI」)が定義されている。操作レバー33をそれらの位置にスライド設定することで、走行停止、通常走行、高速走行のいずれかを選択することができる。
[3]駆動ユニットについて
次に、図2〜図4を参照しながら、駆動ユニット3について説明する。駆動ユニット3は、図2及び図3に示されるように、直方体状のユニットハウジング34を有する。このユニットハウジング34は、この例にあっては、透明な合成樹脂製であって、車体の前後方向に沿った長さ(L)、車体の左右方向に沿った幅(W)、及び垂直方向に沿った高さ(H)を有し、前部中央の1カ所、後部左右の2カ所に設けられたブラケットのビス孔にビスを通して車体底板11のネジ孔にねじ込むことで、車体底板11に対して3点でしっかりと固定される。このユニットハウジング34内には、直交変換回路部(回路部品搭載の基板など)5、交流電動機31(図4参照)、減速歯車列、後輪車軸、及び方向規制部が収容されている。
交流電動機31は、新規な構成を有するもので、図4に示されるように、後輪の車軸と平行に延びる駆動軸311と一体的に回転し、当該駆動軸311と垂直な第1の仮想平面上であって、当該駆動軸311を中心とする所定半径の円周上に、それぞれ永久磁石315a〜315dからなる複数の磁極をその極性を交互に異ならせて等角度間隔で保持する回転子(磁石支持ディスク312)と、回転子の第1の仮想平面と正対する第2の仮想平面上であって、前記駆動軸311を中心とする所定半径の円周上に支持される1又は2以上(図4では2個)の渦巻き状コイル316a,316bを有する固定子とを含む。
駆動軸311には、図4に示されるように、第1の仮想平面を定義する磁石支持ディスク312が一体的に固定されている。磁石支持ディスク312は、電動機31の回転子として機能するものであって、この例にあっては、合成樹脂材料(例えば、POMなど)にて製作されている。駆動軸311は磁石支持ディスク312の中心部を垂直に貫通する。磁石支持ディスク312の周縁部には、角度90度を隔てて、4個の有底円筒状の磁石ホルダ313a,313b,313c,313dが成型技術により一体成形されている。これらの磁石ホルダ313a,313b,313c,313dの凹部のそれぞれには、磁極を定義するための、扁平な円筒状乃至タブレット状を有する永久磁石315a,315b,315c,315dが圧入固定されている。なお、図4において、符号314は磁石支持ディスク312のための十字状補強リブである。
永久磁石315a,315b,315c,315dは、それぞれ表裏方向へと分極するように磁化されており、例えば、永久磁石315a(N極)、315b(S極)、315c(N極)、315d(S極)の如く、交互に極性を異ならせて配置されている。それらの永久磁石315a,315b,315c,315dは、この例にあっては、希土類磁石(例えば、ネオジム磁石、サマリウムコバルト磁石、ブラセオジム磁石、サマリウム鉄窒素磁石等々)あるいは、コバルト磁石等の強磁性体材料を用いて製作されている。
一方、磁石支持ディスク312により定義される第1の仮想平面と僅かな距離を隔てて正対する第2の仮想平面上には、1又は2以上(この例では、2つ)のコイル316a,316bが配置されている。これらのコイル316a,316bは、駆動軸311を中心とする所定半径の円周上に、互いに角度180度を隔てて配置されている。これら2つのコイル316a,316bは、図示例にあっては、巻回方向及び巻数が同一の略円形渦巻状の渦巻状コイルにより構成されており、両者は電気的には直列接続されている。なお、第2の仮想平面としては、例えば、ユニットハウジング34の底面から起立して、2つのコイル316a,316bを例えば接着剤を介して所定位置に保持する垂直支持壁(図示せず)により構成することができる。このとき、2つのコイル316a,316bを支持する垂直支持壁は、電動機31の固定子として機能する。磁石支持ディスク312が回転すると、4つの磁石315a,315b,315c,315dと2つのコイル316a,316bとは、僅かの間隙を隔てて正対しつつ、順次にすれ違う。
2つのコイル316a,316bを直列接続してなる一連のコイル列の両端に所定周波数の交流電圧を印加することで、後に詳述するように、交流電動機31は4個の磁極315a,315b,315c,315dを有するディスク状の回転子と、2個のコイル316a,316bを有する板状の固定子とを有する交流同期電動機として機能することとなる。
そして、この交流電動機31は、正対する第1の仮想平面(回転子側平面)と第2の仮想平面(固定子側平面)のそれぞれに、扁平な磁石315a〜315dと扁平な渦巻状コイル316a,316bとを対向配置すると言う基本構造を有するものであるから、回転軸311の延在方向への外形寸法を小さく設計することができ、そのため、軌道幅との関係で車体幅を大きく取れない列車玩具にも、その駆動軸を車体の幅方向へ向けた状態で組み込むことができる。
加えて、列車玩具であっても、車体の高さ方向の制限はさほど存在しないから、コイルの巻数や磁石の強度の増大のみならず、扁平な磁石315a〜315dの配置される支持体(例えば、磁石支持ディスク312)の直径を増大することによっても、電動機の出力トルク特性を改善することができる。しかも、この交流電動機31は、直流電動機のように耐久性に問題のあるブラシが不要であるから、長時間の連続運転も可能となる。
減速歯車列は、図示しないが、交流電動機31の駆動軸311から得られる回転動力を適宜に減速したのち、後輪車軸を介して左右の後輪114a,114bへと伝達する作用を有する。特に、この例にあっては、減速歯車列には、減速比を二段に切替可能な減速比切替機構と歯車列の一部を噛合状態と噛合解除状態に切替可能な歯車接離切替機構とが含まれている。
そして、操作レバー33がOFF位置にあるとき、歯車接離切替機構が作動して、減速歯車列の一部において噛合解除状態となり、左右の後輪は自由回転可能となる。同時に、電動機への通電路に介在されたスイッチ(通電スイッチ)が非導通状態となって、電動機は作動不能となる。これにより、電動列車玩具の先頭車のみによる手押し走行(属に、手転がし)が可能となるのである。
一方、操作レバー33がON位置にあるとき、通電スイッチが導通状態、通常速度の走行に対応する第1の減速比の噛合状態となって、通常速度の走行が可能となるのに対して、操作レバー33がHI位置にあるとき、通電スイッチが導通状態、高速度の走行に対応する第2の減速比の噛合状態となって、高速度の走行が可能となるのである。
直交変換回路部は、2本の単四乾電池により生成される直流3.0Vを交流電圧に変換して電動機へと給電するものであって、各種のインバータ回路により構成することができるほか、一種の自励発振回路によっても構成することができる。
なお、以上の減速歯車列には、交流電動機(同期電動機)の始動回転方向を一方向へと規制するための回転方向規制用のラチェット機構が含まれている。
[4]電池ボックスについて
次に、主として、図2を参照しながら、電池ボックス4の配置について説明する。本発明に係る駆動ユニット3のハウジング34は、前後方向の長さ(L)、左右方向の幅(W)、垂直方向の高さ(H)を有する直方体であるが、特に、長さ(L)及び幅(W)については、従前のユニットハウジングに比べて、格段に小さく構成できる。
これは、前述したように、1)電動機として、微小な隙間を介して正対する第1の仮想平面(回転子側平面)と第2の仮想平面(固定子側平面)のそれぞれに、扁平な磁石315a〜315dと扁平な渦巻状コイル316a,316bとを対向配置すると言う基本構造を採用したこと、及び2)4本の従動軸を、後輪車軸の上方の空間に、上下方向へと分散しかつ駆動軸311に隣接するようにして配置したこと、を主たる理由とするものである。
図2に示されるように、駆動ユニット3のハウジング34を車室空間の後部に収容すると、車室空間の前部には大きな空きスペースを確保され、この空きスペースには、1.5Vの単四乾電池を互い違いに2本並置して収容する電池ボックス4を収容することが可能となる。
この電池ボックス4は、2本の1.5V単四乾電池を出し入れするための開口を上部に有するボックス本体41と、このボックス本体41の上部開口を塞ぐ上蓋42とを有するものである。それら2本の1.5V単四乾電池は、電気的には直列接続されて、3.0Vの直流電源40を構成する。ボックス本体41の側部下面には、電源スイッチ43が取り付けられ、電池ボックス4を車体底板11に装着すると、電源スイッチ43の操作子が車体下面から突出する。
市販の小型直流電動機を採用する従来の車体にあっては、その車室空間のほぼ全長に亘って電動機と減速歯車列とが占有したため、乾電池の収容スペースを十分に確保することかできず、やむなく、1本の1.5V単三乾電池を電動機の上に無理やり載せて収容すると言った構成が採用されていた。この場合、長時間の連続運転を可能とするに足る十分な電力が確保できないことに加えて、そのままでは、昨今流行の発音機能、撮影機能、無線通信機能、照明機能等々の実現に不可欠なマイクロプロセッサの電源電圧が足りず、結局、別途DC/DCコンバータを設けて、電池から得られる1.5Vを適宜に昇圧してからマイクロプロセッサへと供給する必要があり、一層、電池の消耗を早める結果となっていた。
これに対して、本発明にあっては、電池ボックス4から直流3Vを直接に得られることに加えて、DC/DCコンバータにて昇圧する必要もないため、長時間の連続走行に耐え得る十分な電力を確保することができる。また、昨今流行の発音機能、撮影機能、無線通信機能、照明機能等々の実現に不可欠なマイクロプロセッサの安定的な作動も可能となるため、この種の電動式列車玩具の設計自由度の向上を通じて、斬新な電動式走行玩具の商品化にも寄与する。
[5]スピーカについて
次に、主として、図2及び図13を参照しながら、本発明の要部であるスピーカ8の取付構造について説明する。昨今、電動式自動車玩具や電動式列車玩具と言った電動式車両玩具の分野においては、模擬走行音やお喋り音声を発する発音機能を付与することが流行している。車体外殻を車体底板と車体カバーとで構成する電動式車両玩具にあっては、発音機能を実現するための扁平な小型のコーンスピーカを車体カバーの天井部分の内面に上向き姿勢で取り付け、このスピーカから発する音を天井部分に開けられた多数の小孔(放音孔)から車体外部へと放出すると言ったスピーカ取付構造が採用されていた。
このように天井部分に放音孔を設けるスピーカ取付構造にあっては、意匠性を重視する車両玩具にあっては、外観体裁を損ねる欠点があり、加えて、スピーカからはリード線が導出されることから、電池交換などのために車体外殻を取り外すときに不便でもある。
そこで、意匠性を重視する車両玩具にあっては、発音機能を実現するための扁平なコーンスピーカを車体底板の床面部分の内面に下向き姿勢で取り付け、このスピーカから発する音を床面部分に開けられた放音孔から走行路面に向けて放出し、走行路面で反射させて拡散させると言うスピーカ取付構造が採用されている。
しかしながら、このようなスピーカ取付構造にあっても、走行路面の性状乃至音波の反射特性は区々であることに加えて、車体底板の下面と走行路面との距離も区々であるため、走行路面の性状によっては、音量が足りなかったり、音質が劣化する等の問題がある。
これに対して、本発明にあっては、図2及び図5に示されるように、発音機能を実現するための扁平なコーンスピーカ8を車体底板11の床面部分の内面に下向き姿勢で取り付ける一方、スピーカ8の前面側の床面には放音孔を設けず、スピーカ43から発せられる音波により、車体外殻1それ自体を振動させて、車体外殻1の全体振動を介して車体外部へと音波を放出しようとするものである。
より具体的には、図5に示されるように、車体底板11の床面上には、電池ボックス4の真下に位置するようにして、比較的に浅い深さの円形の凹部112が形成される。この凹部112の底部は平坦であって、他の底板領域に比較してやや薄肉化されており、放音孔などの開口は一切設けられていない。凹部112の周囲には、これを取り巻くようにして、高さの比較的低いリング状の突条112cが設けられている。これにより、円形の凹部112の上周縁とリング状の突条112cとの間にはリング状の段部112aが形成され、この段部112aによって、スピーカ8が支持され、例えば接着剤で固定される。その結果、スピーカ8と凹部112の底部との間には空所112bが生ずることとなる。
スピーカ8は、この例にあっては、扁平なコーンスピーカであって、フレームの中心に位置する扁平な円形の磁石8aと、磁石8aを取り巻くボイスコイル8bと、ボイスコイル8bに連接されてフレーム外周縁部との間に張設される振動膜8cとを有するものである。図中、符号8dはフレームに開けられたスピーカの呼吸孔である。
このような構成によれば、スピーカ8が所定のオーディオ信号により駆動されて、ボイスコイル8b及び振動膜8cを介して音波が生成されると、この音波は共鳴室としても機能する空所112b内の空気を振動させ、これにより、円形凹部112の薄肉の底部が振動して、車体底板11の全体へと震度は伝達される。すると、この車体底板11の振動は車体カバー12にも伝達される結果、車体外殻1の全体の振動を通じて、十分な音量並びに良好な音質を以て音波は外部へと放出されることとなる。
このようなスピーカ取り付け構造によれば、車体底板11に下向き姿勢で取り付けられたスピーカにより、車体底板を通じて車体外殻の全体を振動させて車両外部へと音を発するものであるから、車体天井に放音孔を設ける手法のように、車体外観の美観を損ねることもなく、また車体底板に下向き姿勢でスピーカを取り付け、底板に設けた放音孔から発せられた音を、走行路面に反射させて拡散する場合のように、走行路面の性状や走行路面までの距離などにより音量や音質が変動することもないという利点がある。
殊に、この例にあっては、下向き姿勢で配置されたスピーカ8と底板11の床面との間には、共鳴室を構成する閉じた空所112bが設けられているため、スピーカ8から放出される音波を減衰させることなく、効果的に底板に伝達することができる。しかも、円形の凹部112の底は薄肉化されているため、それによっても、振動の減衰を抑制することができる。
本発明者等の実験によれば、図1〜図3、図5に示される車体外殻1を有する列車玩具100を製品サンプルとして、音量40dB前後のオフィス環境において、車体前方10cmの位置にdBメータを配置して、内蔵スピーカ8に起因する音量を測定したところ、以下の結果を得た。
・条件1:車体ケース12を車体底板11に取り付けた状態での音量測定
1)スピーカ下向き+放音孔あり : 55〜60dB
2)スピーカ下向き+放音孔なし : 63〜70dB
・条件2:車体ケース12を車体底板11から取り外した状態での音量測定
1)スピーカ下向き+放音孔あり : 46〜52dB
2)スピーカ下向き+放音孔なし : 67〜72dB
以上の結果から明らかなように、車体ケースの有無に拘わらず、放音孔有りの場合よりも放音孔なしの状態の方が、高い音量レベルが得られることが確認された。このような音量の増大及び音質の改善の理由については、未だ定かではないが、車体底板11に向けてスピーカ8から放出される音波により、車体底板11が強く振動して、それに伴って発生する音波が閉ざされた車体外殻1内にて増幅されることで、車体外殻1の全体の振動が誘引され、車体外部へと効率よく音波が伝達されるのではないかと推定される。
[6]電気的ハードウェア構成の全体について
次に、主として、図6を参照しながら、電動式列車玩具100の電気的ハードウェア構成の全体について説明する。電動式列車玩具100の電気的ハードウェアの全体は、図6に示されるように、直流電源40と、制御回路部6と、直交変換回路部5とから構成されている。
直流電源40は、電池ボックス4に収容された2本の1.5Vの単四乾電池で構成された3.0Vの直流電源である。この3.0Vの直流電源40は、制御回路部6へと給電されるほか、さらに、給電スイッチ(図示せず)を介して直流変換回路部5へとも給電されている。ここで重要な点は、従前の1.5V直流電源の場合とは異なり、直流電源40と制御回路部6との間は、DC/DCコンバータを介することなく、直接に接続されていることである。給電スイッチは、先に説明したように、操作レバー33がON位置及びHI位置にあるときにはON状態、OFF位置にあるときにはOFF状態となる。
制御回路部6は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、その他、専用の回路機能が組み込まれたASIC等で構成されたCPU61と、レンズやイメージセンサ等で構成された撮影部62と、スピーカ8からの発音動作を行うためのLSIやドライバで構成される発音部63と、前照灯として機能する白色LED7を駆動するためのドライバ等で構成された照明部64と、スマートフォン等のリモートコントローラとの間における無線送受信を行うための無線送受信部65と、走行パルス(この例では、前輪の1回転あたり1個のパルス)を発生する走行パルス発生回路66とを含んでいる。
なお、この例にあっては、走行パルス発生回路66は、図5(a)に示されるように、左前輪113aにインサート成型された磁石片9aとその近傍に配置されたリードスイッチ9とから構成され、従前のカムとカムフォロアとを介してマイクロプロセッサを作動させる機構に比べて構成が格段に簡素化され、耐久性も改善されている。
直交変換回路部5は、先に説明したものであり、給電スイッチ(図示せず)を介して供給される3Vの直流電圧を直交変換したのち、得られた交流電圧を交流電動機31を構成する2つの直列接続された渦巻き状コイル316a,316bに対して供給するものである。
[7]電気的ソフトウェア構成の全体について
次に、主として、図7を参照しながら、電動式列車玩具100の電気的ソフトウェア構成の全体について説明する。電源スイッチ43の投入により処理が開始されると、先ず、イニシャライズ処理(ステップST101)によって、各種の演算の前処理としてフラグやレジスタ類の初期設定が行われる。
しかるのち、走行パルスの有無(ステップST102)、送受信要求の有無(ステップST104)、撮影要求の有無(ステップST106)、照明要求の有無(ステップST108)、発音要求の有無(ステップST110)の判定がサイクリックに行われる。
ここで、走行パルス発生部66からの信号に基づいて走行パルスの有無を判定した結果、走行パルス有りと判定された場合には(ステップST102YES)、当該走行パルスのカウント処理を実行すると共に、カウント結果が所定の条件を満足するか否かに応じて所定の条件フラグの内容を制御すると言った走行パルス対応処理を実行する(ステップST103)。
無線送受信部65からの信号に基づいて送受信要求の有無を判定した結果、送受信要求有りと判定された場合には(ステップST104YES)、該当するコマンドの無線送信又は無線受信処理、あるいは、該当するデータの無線送信又は無線受信処理をリモートコントローラ(例えば、スマートフォンや専用のコントローラ等)との間で実行する(ステップST105)。このとき、受信されるべきコマンドとしては、例えば、前照灯の点消灯コマンド、カメラでの撮影開始又は終了コマンド、音の発生又は停止コマンド等を上げることができ、送信されるべきデータとしては、例えば、撮影された映像データ、走行距離を示す車速パルスのカウントデータなどを挙げることができる。
撮影要求の有無を判定した結果、撮影要求有りと判定された場合には(ステップST106YES)、撮影部62から画像データを取得して、所定の画像メモリに保存する撮影処理を実行する(ステップST107)。こうして得られる画像データは、所定のタイミングでリモートコントローラーへと無線送信され、例えばスマートフォンの画面上に表示されることとなる。
照明要求の有無を判定した結果、照明点灯要求有りと判定された場合には(ステップST108YES)、照明部64を駆動することにより、前照灯を点灯させると言った照明処理を実行する(ステップST109)。なお、言うまでもないが、照明要求の内容が照明消灯であれば、前照灯を消灯させると言った照明処理を実行する(ステップST109)。
発音要求の有無を判定した結果、発音要求有りと判定された場合には(ステップST110YES)、予め記憶させた各種の音声データ(例えば、模擬走行音データ、子供に語りかけるお喋り音声データ等々)を音声メモリから読み出して、発音部63を駆動することにより、スピーカ8から該当する音(サウンド)を発生する発音処理を実行する(ステップST111)。
以上の処理(ステップST101〜ST111)を実行することにより、操作レバー33の切替により、停止状態、通常走行状態、高速走行状態を選択するのみならず、無線送受信部65を介して受信される各種の制御コマンドや走行パルス発生部66から得られる走行パルスに基づいて、撮影機能、発音機能、照明機能等々を実現させることができる。
本発明によれば、車体底板に下向き姿勢で取り付けられたスピーカにより、車体底板を通じて車体外殻の全体を振動させて車両外部へと音を発するものであるから、車体天井に放音孔を設ける手法のように、車体外観の美観を損ねることもなく、また車体底板に下向き姿勢でスピーカを取り付け、底板に設けた放音孔から発せられた音を、走行路面に反射させて拡散する場合のように、走行路面の性状や走行路面までの距離などにより音量や音質が変動することもないという利点がある。
しかも、このようなスピーカ取付構造によると、スピーカから発せられる音を天井や底板に開けた放音孔から外部へと放出する場合に比べて、車体外殻の外部へ放出される音量は明らかに増加するし、その音質についても改善され、お喋り音声であれば明瞭さが増すことが確認された。
1 車体外殻
2 走行軌道板
3 駆動ユニット
4 電池ボックス
5 直交変換回路部
6 制御回路部
7 LED
8 扁平スピーカ
9 リードスイッチ
9a 磁石片
11 車体底板
12 車体カバー
33 操作レバー
34 ユニットハウジング
40 直流電源
41 ボックス本体
42 上蓋
61 CPU
62 撮影部
63 発音部
64 照明部
65 無線送受信部
66 走行パルス発生部
111 連結具
112 円形凹部
112a 段部
112b 空隙
112c 円形突条
112d 呼吸孔
113 前輪車軸
113a 左前輪
113b 右前輪
114 後輪車軸
114a 左後輪
114b 右後輪
114c 車軸歯車
121 ガイドスロット
311 駆動軸
312 磁石支持ディスク
313a 磁石ホルダ
313b 磁石ホルダ
313c 磁石ホルダ
313d 磁石ホルダ
314 リブ
315a 磁石
315b 磁石
315c 磁石
315d 磁石
316a 渦巻状コイル
316b 渦巻状コイル
100 電動式列車玩具

Claims (4)

  1. 車体底板(11)と車体カバー(12)とからなる車体外殻(1)内に、電源(4)と、走行動力源となる電動機(31)と、制御回路部(61)と、前記制御回路部を介して駆動されるスピーカ(8)とが組み込まれた電動式車両玩具(100)におけるスピーカ取付構造であって、
    前記スピーカ(8)は、磁石(8a)と、ボイスコイル(8b)と、振動膜(8c)とを有する扁平なダイナミック型のスピーカであり、
    前記車体底板(11)には、前記スピーカの外径に対応する開口径を有し、かつ比較的に浅い深さの円形の凹部(112)が形成され、
    前記スピーカ(8)は、前記円形の凹部(112)の開口を塞ぐように、前記凹部(112)の放音孔が存在しない底面に向けて、下向き姿勢で前記車体底板(11)に固定され、
    それにより、スピーカ(8)の振動膜(8c)から発せられる音波は、凹部(112)が形成する密閉空所(112b)を介して前記車体底板(11)へと伝達される、電動式車両玩具におけるスピーカ取付構造。
  2. 前記スピーカ(8)において、
    前記磁石(8a)は、フレームの中心に位置する扁平な円形の磁石とされ、
    前記ボイスコイル(8b)は、前記磁石を取り巻くようにして配置され、
    前記振動膜(8c)は、前記ボイスコイルに連接されて前記フレームの外周縁部との間に張設される、請求項1に記載の電動式車両玩具におけるスピーカ取付構造。
  3. 前記凹部(112)が、前記車体底板(11)を局部的に薄肉化してその上面レベルを一段下げることにより形成される、請求項1又は2に記載の電動式車両玩具におけるスピーカ取付構造。
  4. 前記電動式車両玩具が電動式列車玩具である、請求項1~3のいずれか1つに記載の電動式車両玩具におけるスピーカ取付構造。
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