JP6212127B2 - 制御された透過率曲線および高酸化鉄含有量を有するβ−石英ガラスセラミック、前記ガラスセラミックから構成された物品、および前駆体ガラス - Google Patents

制御された透過率曲線および高酸化鉄含有量を有するβ−石英ガラスセラミック、前記ガラスセラミックから構成された物品、および前駆体ガラス Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2012年11月22日に出願された仏国特許出願第1261122号明細書(その全体が参照により本明細書に援用される)の米国法典第35編第119条の下での優先権の利益を主張する。
本開示は、一般に、アルミノケイ酸リチウム(LAS)型ガラスセラミックに関し、特に、主要結晶相としてβ−石英の固溶体を有する暗色化されたLASガラスセラミックに関する。また、そのようなガラスセラミックから形成された物品、そのようなガラスセラミックの前駆体ガラス、ならびにそのようなガラスセラミックおよび物品を得る方法も開示される。
本開示は、β−石英ガラスセラミックの分野に関する。特に、本開示は、主要結晶相としてβ−石英の固溶体を含有し、AsおよびSbを実質的に含有しないアルミノケイ酸リチウム型のスズで清澄化され暗色化されたガラスセラミック、前記ガラスセラミックから構成された物品,およびそのようなガラスセラミックの前駆体としてのアルミノケイ酸リチウムガラス、ならびに前記ガラスセラミックおよび前記物品の形成方法に関する。
Asの毒性および事実上ますます厳しくなる規制を考慮すると、この毒性の清澄化化合物はもはや使用されないことが望ましい。環境への配慮から、Sbももはや使用せず、少なくとも部分的に前記清澄剤AsおよびSbの代わりに使用できていたFおよびBrなどのハロゲンも使用しないことが望ましい。
代替の清澄剤としてSnOが提案されている。これは、ガラスセラミックの前駆体ガラス(実際にはガラスセラミック板のガラス板前駆体)がフロート法によって得られる場合に特に使用される。実際、組成中にAsおよび/またはSbを含有するガラスを使用する場合、このようなフロート法によって、表面に金属堆積物を有するガラス板が得られる(金属堆積物はAsおよび/またはSbの酸化によって得られる)。
しかし清澄剤としてのSnO使用は2つの大きな欠点を有する。これはAsよりも効果が少なく(そして、絶対的に、比較的多量に使用するべきであり、それによってなんらかの問題が発生し、特に失透が生じる)、AsおよびSbよりも強力な還元剤として、セラミック化中に望ましくない黄色着色の外観の原因となる。この第2の欠点は、当然ながら、透明で実質的に無色のガラスセラミックを得ようとする場合に邪魔になることである。この黄色着色は、Sn−Fe、Sn−Ti、およびTi−Feの相互作用によって生じ、すなわち電荷移動によって生じる。
特許文献1には、可視領域(赤、さらには青、緑)における透過率に関して組成が最適化されたガラスセラミックが記載されている。前記ガラスセラミックの組成物は、清澄剤としてのSnO、「主要」着色剤としての特定のFe/Vの比率のFeおよびV、ならびに任意選択の別の着色剤(クロム、マンガン、コバルト、ニッケル、銅、セレン、希土類、およびモリブデンの化合物など)を含有する。この文献において、これらの別の着色剤の存在によって、赤外領域の光透過率に悪影響が生じることも示されている。したがって、例においては、追加の着色剤としてクロム化合物は全く見られない。この文献中で、Fe含有量が赤外領域の透過率に悪影響を及ぼすことも示されている。例によって、Feが0.15%の含有量で存在する場合、1,600nmにおける特性が低下し50%未満となることで確認されている。本発明によるβ−石英ガラスセラミックは青色光を透過しないので、この文献に記載される組成物の光学的性質は、可視領域の透過率に関して本発明によるβ−石英ガラスセラミックとは根本的に異なる。
特許文献2には、青色スペクトルにおける透過率に関して組成が最適化されたガラスセラミックが記載されている。例においては、追加の着色剤としてクロム化合物は全く見られない。本発明によるβ−石英ガラスセラミックは青色光を透過しないので、この文献に記載される組成物の光学的性質は、可視領域の透過率に関して本発明によるβ−石英ガラスセラミックとは根本的に異なる。
特許文献3には、400〜500nmの間の波長(緑色または青色スペクトル)における透過率に関して0.2〜4%の間となるように組成が最適化されたガラスセラミックが記載されている。実際、ガラスセラミックは、前記波長においてゼロ強度の透過率を有する発光デバイスを有する表示装置の一部となる。例においては、Cr含有量は非常に低く、この文献では、所望の性質を得るために含有量を低く維持すべき不純物としてCrが記載されている。本発明によるβ−石英ガラスセラミックは青色光を透過しないので、この文献に記載される組成物の光学的性質は、本発明によるβ−石英ガラスセラミックと比較して可視領域の透過率に関して根本的に異なる。この差は得られる光透過スペクトルから明白である(本発明による図1およびこの文献の図3を比較した場合)。
特許文献4には、SnOを清澄剤として使用することによってKerablack(登録商標)ガラスセラミックと同じ光学的性質を得るために、0.3〜0.6%の間のSnO含有量、0.025〜0.06%の間のV含有量、0.01〜0.04%の間のCr含有量、および0.05〜0.15%の間のFe含有量を使用することが必要であると教示されている。SnO含有量はさらに好都合には前述のように>0.3%であり、SnO含有量が0.28%である比較例Dは所望の光透過特性を満たさないことが示されている。したがって、この文献では、所望の光学的性質を0.3%未満のSnO含有量および高Fe含有量(0.095%を超え、最大0.32%となりうる)で維持できることは示唆されていない。
独国特許出願第10 2008 050 263号明細書 独国特許出願第10 2010 032 112号明細書 国際公開第2011/089327号 国際公開第2012/156444号
以上を考慮すると、AsおよびSbを実質的に有さず、特にコンロ天板に使用する場合に望ましい光学的性質を有する着色ガラスセラミック組成物が提供されると好都合である。
アルミノケイ酸リチウム(LAS)型のガラスセラミックは、主要結晶相としてβ−石英固溶体を含有し、4mmの厚さの場合、可視領域における積分光透過率Tが0.8〜2%であり、625nmにおける光透過率が3.5%を超え、950nmにおける光透過率が40〜70%の間であり、1,600nmにおける光透過率が50〜75%の間である。
LAS組成物は、酸化物の重量パーセント値として表すと、0.2%〜0.3%未満のSnO、0.025%〜0.2%のV、0.01%〜0.04%のCr、0.095%を超え0.32%までのFe、0.1%未満のAs+Sbを含む。酸化鉄および酸化バナジウムの含有量の比Fe/Vは1〜4である。
本開示の主題のさらなる特徴および利点は、以下の詳細な説明に記載され、部分的には、その説明から当業者には容易に明らかとなるであろうし、以下の詳細な説明および特許請求の範囲を含めて本明細書に記載される本開示の主題を実施することによって理解されよう。
以上の概要および以下の詳細な説明の両方は、本開示の主題の実施形態を示しており、請求される本開示の主題の性質および特徴の理解を得るための外観または枠組みの提供が意図されることを理解されたい。さらに、これらの説明は、単に説明的なものを意味し、請求の範囲の限定を意図するものでは決してない。
実施例1によるガラスセラミック板の光透過スペクトルを示すグラフ
酸化バナジウム(V)で着色されたガラスセラミックは、熱衝撃に耐えるためにゼロに近い熱膨張係数を有することができる。コンロ天板として使用するため、これらは特定の一連の光透過特性を有することができる。実施形態において、このガラスセラミックの厚さ4mmの板の光透過率曲線では、観測者に対して2°の角度で光源D65を用いて測定した可視領域(すなわち380〜780nmの間)の積分光透過率Tが0.8〜2%(たとえば、1〜1.7%)となる。積分光透過率が2%を超えると、コンロ天板が使用されていないときに、板の下に配置された発熱体が適切に隠されない。積分光透過率が0.8%未満であれば、使用中に発熱体が適切に見えることがなくなり、それによって安全上の問題が発生しうる。
積分透過率に加えて、実施形態において625nmにおける光透過率(T625)は3.5%を超える(たとえば、4%を超える)。これによって、板の下に配置された赤色表示を見ることができる。950nm(近赤外)における光透過率(T950)は、40〜70%の間(たとえば50〜70%)となりうる。50%以上の近IR透過率であれば、これらの波長で発光および受信が行われる従来の電子制御ボタンが使用可能になる。1,600nmにおける赤外光透過率(T1600)は50〜75%の間となりうる。赤外光透過率が50%未満であると、板の加熱性能が不十分になる。前記赤外光透過率が75%超えると、加熱性能が過剰になる場合があり、たとえば、板の近くに配置された材料の危険な加熱が生じうる。
(水の)沸点測定試験によって、十分な沸騰時間を得るためには1,600nmで50%以上の透過率で十分となることが示されている。
試験するガラスセラミックを直径145mmのホットプレート上に置くことによって沸点試験を行った。ホットプレートを較正することによって2回の試験を行うと、ガラスセラミックの最高表面温度は560℃または620℃となった。それぞれの場合で、1リットルの水の温度を20℃から98℃まで上昇させるのに必要な時間を測定した。水は、ホットプレートと同じ直径のアルミニウムで覆われたポットに入れた。1,600nmにおいて67.9%の透過率を有するKerablack(登録商標)ガラスセラミック、および1,600nmにおいて54.9%の透過率を有する「Glass−ceramic T」と呼ばれるガラスセラミックの2つの比較用ガラスセラミックの試験を行った。2つの材料の結果に顕著な差はない(顕著に差があると見なすためには、2つの沸騰時間の間の差が30秒を超える必要がある)。
Figure 0006212127
沸点データは十分なものであるが、比較用組成物のそれぞれは酸化ヒ素を清澄剤として含有する。原材料のガラス化可能な装入材料の溶融および清澄化、成形、ならびに結晶化(すなわちセラミック化)の連続するガラスセラミック形成ステップの間に、清澄剤としての酸化ヒ素(および酸化アンチモンは回避されることが望ましい。
種々の実施形態において、Kerablack(登録商標)ガラスセラミック板と同等の光透過特性を有するが、組成物中に酸化ヒ素および酸化アンチモンを含まないガラスセラミックが開示される。
ガラスセラミック組成物の例は、Fe、および比較的低い含有量のSnOを含む。比較的高いFe含有量によって、再利用される材料(カレット)をより多量に含む、純度の低い、したがってより安価な出発物質の使用が可能となる。しかし、酸化鉄の添加は、可視領域および赤外領域の透過率に関して、得られる製品の光学的品質に影響を与えると考えられる。
一方、SnOは高価な原材料である。したがって、酸化スズが比較的少ない含有量であることで、原材料費を制限することができ、加熱炉中のスズ金属の凝縮に関連する悪影響を最小限にすることができる。
このような状況において、ヒ素(およびアンチモン)を含有せず、またはそれらを微量でのみ含有し、酸化スズおよび高含有量の酸化鉄を含み、可視領域および赤外領域で最適化された光透過率曲線を有するガラスセラミック組成物が開示される。このようなガラスセラミックは、1,600〜1,700℃の間の従来の清澄化温度において清澄化することができる。
開示される組成物は、比較的低い比率のSnO(清澄剤の機能および還元剤の機能が得られ、この還元剤は製品の最終的な着色に関与する)、高い比率のFe、ならびに着色種としてのVおよびCrの1つ以上を含む。
実施形態において、開示されるガラスセラミックは、β−石英固溶体の必須成分としてLiO、Al、およびSiOを含有するアルミノケイ酸リチウム(LAS)型ガラスセラミックであり、β−石英固溶体は、結晶化分画の全結晶相の80重量%を超える主要結晶相である。
開示されるガラスセラミックは、厚さ4mmの場合に:0.8%≦T≦2%、たとえば、1%≦T≦1.7%、T625>3.5%、たとえば、T625>4%、40%≦T950≦70%、たとえば、50%≦T950≦70%、および50%≦T1600≦75%の光透過特性を示す。
さらなる実施形態において、ガラスセラミックの組成物は、酸化物の重量パーセント値として表して、SnO:0.2〜<0.3%、たとえば0.23〜0.29%、V:0.025〜0.2%、たとえば、0.05〜0.2%、Cr:0.01〜0.04%、Fe:>0.095〜0.32%、As+Sb:<0.1%を含み、Fe/V比は1〜4、たとえば1〜2である。対照的に、Kerablack(登録商標)ガラスセラミックは約700ppmのFeを含有する。
本発明のガラスセラミックは、暗色を有し、たとえばコンロ天板としての使用に適している。
本発明のガラスセラミックは、AsもSbも含有しないか、またはこれらの化合物の少なくとも一方を微量でのみ含有し、これらの従来の清澄剤の代わりに代用としてSnOが存在する。これらの化合物の少なくとも一方が微量で存在する場合、これは、汚染生成物として存在し、これは原材料のガラス化可能な装入材料中に再利用材料が存在するためと思われる。いずれの場合も、これらの毒性化合物は微量でのみ存在することができ:As+Sb<1,000ppmとなる。
本発明の組成物は酸化スズを含む。酸化スズの含有量は、所望の清澄化を実現しながら、失透またはカラーパッケージに対する悪影響を回避するために制御することができる。特に、SnOは、セラミック化中に存在するバナジウムおよび鉄を還元することができる。実施形態において、SnO含有量は、0.2〜<0.3重量%、たとえば0.23〜0.29%、0.24%〜0.29%、0.25〜0.28%、または0.25〜0.27%の範囲である。SnO含有量の測定の不確定性は±50ppm(±0.005%)である。
酸化バナジウムは着色剤として使用される。実際、SnOの存在下でのVは、セラミック化中にガラスを顕著に暗色化することができる。Vは主として700nm未満の吸収に関与し、その存在下で、赤外領域中で十分高い透過率を維持することができる。0.025〜0.2%の間(すなわち、250〜2,000ppmの間)の量のVを使用することができる。実施形態において、V含有量は、0.03〜0.2%の間、たとえば0.05〜0.2%の間、0.06〜0.2%の間、すなわち、>0.06〜0.2%、または0.07〜0.2%の間である。
SnOおよびVの両方を含むガラスセラミックでは、求められる積分光透過率(T)および625nmにおいて必要な光透過率(T625)を得ることが困難となる。実際、バナジウムによる吸収がこの波長(625nm)において比較的高い限り、積分光透過率で許容される値が実現されると、625nmにおける光透過率値が低くなりすぎる場合があり、逆もまた同様である。
本出願人らは、酸化クロムと酸化バナジウムとを組み合わせて、所望の光学的性質を得ることができる着色パッケージ(V、Cr、およびFeを含む)を得ることによってこの問題を解決した。
酸化クロム(Cr)は、600〜800nmの間の波長で高い透過利率を維持しながら、可視領域(400〜600nm)における暗色化剤として使用することができる。Crの量は、0.01〜0.04重量%の範囲であってよい。たとえば、Cr含有量は、>0.015〜0.04%、たとえば、>0.015〜0.035%、または0.016〜0.035%の範囲であってよい。
従って本発明のガラスセラミックは、青色領域中で非常に低い透過率を示す。厚さ4mmの場合、開示されるガラスセラミックは、一般に、0.1%未満の450nmにおける光透過率(T450<0.1%)、および/または0.1%未満の465nmにおける光透過率(T465<0.1%)を有する。
酸化鉄は、主として赤外領域中の吸収を促進する。再利用製品および低コストの出発物質を効率的に使用するため、Fe含有量は950ppmを超えることができ、たとえば少なくとも1,000ppmであってよい。しかしFe含有量が3,200ppmを超えると、赤外領域の吸収が高くなりすぎる場合がある。このような高Fe含有量によって、溶融および清澄化のプロセスも複雑になりうる。ガラスセラミックの例においては、酸化鉄含有量は、1,000〜3,000ppmの間、たとえば、1,200〜2,900ppmの間,または1,500〜2,900ppmの間である。驚くべきことに、最大3,200ppmの酸化鉄含有量で、1,600nmにおいて50%を超える透過率を得ることが可能なことが確認された。さらに、950〜3200ppmの範囲内の酸化鉄含有量と比較的少量の酸化スズとの組合せによって清澄化が促進される。したがって比較的低いSnO含有量と高い酸化鉄含有量との組合せは、特に、コストの削減と、適切な清澄化能力の維持との両方に関連する。Fe含有量の測定の不確定性は±50ppm(±0.005%)である。
可視領域では、鉄も着色プロセスに関与する。開示される組成物中でのその効果は、バナジウムの効果によって補償されうる。900〜3,200ppmの間のFe含有量では、可視領域の透過率は鉄含有量の増加とともに増加することが確認された。この鉄含有量の範囲を超えると、酸化スズはVよりもFeを優先的に還元すると考えられる。このようなガラスセラミックの明色化は、次に、V含有量を制御することによって補償することができる。したがって、実施形態において、Fe/(V)の比は1〜4、たとえば、1〜2または1.3〜1.8の範囲である。
、Cr、およびFeに加えて、CoO、MnO、NiO、CeOなどの別の着色剤を含むことができる。光透過率曲線の大きな変化を回避するため、このような追加の着色剤を制限することができる。たとえば、CoOは、赤外領域および625nmにおいて強い吸収を示す限り非常に少量で存在することができる。開示されるガラスセラミックは、200ppm未満、たとえば100ppm未満のCoOを含むことができる。
さらなる実施形態によると、ガラスセラミックは、不可避の微量を除いて、FおよびBrなどの清澄助剤を含有しない。このことは、これらの成分の毒性を考慮すると特に好都合である。
前述の重量パーセント値のSnO、V、Cr、およびFe(ならびにAs+Sb<1,000ppm)に加えて、本発明のガラスセラミック組成物は以下のものを含むことができる。
Figure 0006212127
実施形態によると、本発明のガラスセラミックは、少なくとも98重量%、たとえば、少なくとも99重量%,またはさらには100重量%のSnO、V、Cr、Fe、As、Sb、SiO、Al、LiO、MgO、ZnO、TiO、ZrO、BaO、SrO、CaO、NaO、KO、P、およびBから実質的になる組成を有することができる。対応するベースガラスは、Kerablack(登録商標)ガラスセラミック製品の形成に使用されるガラスなどの競合するガラスよりも粘性が低くてもよい。実際、セラミック化後の熱処理中により少ない暗色化を示しうる本明細書に開示されるガラスセラミックは、Kerablack(登録商標)ガラスセラミックの代替品として好適になりうる。
開示されるガラスセラミックは、25℃〜700℃の範囲にわたって10×10−7−1未満、たとえば3×10−7−1未満の熱膨張係数を有することができる。
さらなる実施形態は、開示されるガラスセラミック組成物から構成された物品に関する。このような物品、ガラスセラミックから実質的になる、またはからなることができる。物品の例には、コンロ用天板、調理器具、または電子レンジのトレイがある。
さらなる実施形態は、本発明のガラスセラミックの前駆体であるアルミノケイ酸リチウムガラスに関する。前駆体ガラスは、対応するガラスセラミック組成物と同じ組成を有することができる。
ガラスセラミック、およびガラスセラミックから構成された物品の形成方法も開示される。このような方法は、溶融ステップ、清澄化ステップ、および次のセラミック化ステップを連続して確実に行う条件下で原材料のガラス化可能な装入材料の熱処理を行うステップを含むことができる。
ガラスセラミック物品の形成方法の一例は、ガラス化可能な原材料の装入材料を溶融させるステップにおいて、前記装入材料が清澄剤としてSnOを含有するステップと、得られた溶融ガラスを清澄化するステップと、清澄化した溶融ガラスを冷却し、同時に物品に望まれる形状に成形するステップと、成形したガラスを熱処理してガラスをガラスセラミックに変換するステップとを連続して含む。
図1は、実施例1によるガラスセラミック板の光透過スペクトルを示している。グラフ中、板を透過した光のパーセント量が、x軸上に示される透過ビームのナノメートルの単位での波長の関数としてy軸にプロットされる。
原材料を混合して、表1にまとめた組成を有する1kgのバッチを形成した。この混合物を白金るつぼに入れ、1,650℃で溶融させた。溶融後、得られたガラスを5mmの厚さに圧延し、650℃で1時間アニールした。ガラスサンプル(約10cm×10cmの板の形態)に対して、650℃までの急速加熱、5℃/分の加熱速度での650℃から820℃への加熱、15℃/分の加熱速度での820℃から最高結晶化温度Tmax=920℃への加熱、Tmaxで8分間維持、次にオーブンの冷却速度での冷却を含む結晶化処理を行う。
得られたガラスセラミック板の光学的性質を厚さ4mmの研磨サンプルに対して測定する。光源D65(2°における観測者)を使用した。Tは可視領域における積分透過率であり、T450、T465、T625、T950、およびT1600は、それぞれ450、465、625、950、および1,600nmにおいて測定される透過率である。
表1b中、例A、B、C、D、およびEは比較例である。例Aは、Kerablack(登録商標)ガラスセラミックであり、ヒ素を含有する。例Bは、Fe/V比が4.64であり、高すぎる可視光透過率を有する。例CはV含有量が0.255であり、低すぎる可視光透過率を有する。例Dにおいて、Fe含有量およびV含有量のそれぞれが高すぎ、可視光および赤外光の透過率が低すぎる。例Eにおいて、Fe/V比が低すぎ、可視光透過率が低すぎる。
Figure 0006212127
Figure 0006212127
選択したガラスセラミックに対していくつかのさらなる特性決定を行い、結果を表2に示している。25℃〜700℃の間の熱膨張係数(CTE25−700℃(10−7−1))およびX線回折分析を実施例5および7に対して行った。X線データを使用して、β−石英相の重量パーセント値、およびこれらの結晶の平均サイズを計算した。
Figure 0006212127
実施例9および比較例Fに対応する前駆体ガラスを用いて溶融試験を行った。どちらのガラスも、組成は表3に示されており、1,400℃にあらかじめ加熱した電気炉を用いて溶融させた。この溶融サイクルは、2時間以内に温度を1,400℃から1,600℃まで上昇させ、1,600℃で1時間維持することを含む。
サンプルを加熱炉から取り出し、溶融したガラスを加熱した鋼板上に注いだ。ガラスを5mmの厚さに圧延し、650℃で1時間アニールした。1,600℃で維持した時間が短かったため、清澄化は不十分である。画像分析装置に接続したカメラによって、ガラス板中の気泡の数を数えた。これらの結果を表3に示しており、1cm当たりの気泡数で表している。それらのデータは、実施例9が比較例ガラスFと少なくとも同程度に清澄化されることを示している。
Figure 0006212127
本明細書において使用される場合、文脈が明らかに別のことを意味するのでなければ、名詞の単数形は複数の指示対象を含んでいる。したがって、たとえば、1つの「ガラス化可能な原材料」に対する言及は、文脈が明らかに別のことを示すのでなければ、2つ以上のそのような「ガラス化可能な原材料」を有する例を含んでいる。
「約」ある特定の範囲から、および/または「約」別の特定の範囲として、本明細書において範囲を表現することができる。このような範囲が表現される場合、例では、ある特定の値から、および/または別の特定の値までが含まれる。同様に、「約」を前に付けることで値が近似値として表される場合、特定の値が別の態様を形成することを理解されたい。それぞれの範囲の端点は、他方の端点と関連、他方の端点とは独立の両方で有効となることもさらに理解されたい。
他に明記されない限り、本明細書に記載のあらゆる方法が、特定の順序でステップを実施することが要求されると解釈されることを意図したものでは決してない。したがって、方法クレームが、そのステップが続けられる順序を実際に列挙したものではない場合、または他の場合でステップが特定の順序に限定されると請求項または説明に明確に記載されていない場合、なんらかの特定の順序が類推されることを意図したものでは決してない。いずれか1つの請求項に記載の任意の1つまたは複数の特徴または態様は、任意の他の1つ以上の請求項に記載の任意の他の特徴または態様と組み合わせたり並び替えたりすることができる。
本明細書における説明は、ある構成要素が、特定の方法で「構成される」または機能に「適合する」ことを意味することにも留意されたい。これに関して、このような説明が、意図する用途の説明とは対照的な構造的な説明である場合、このような構成要素は、特定の方法で「構成される」、あるいは特定の性質または機能を具体化するために「適合する」。特に、構成要素が「構成される」または「適合する」方法に関する本明細書の言及は、その構成要素の既存の物理的条件を示し、したがって、その構成要素の構造的特性の限定的な説明と解釈されるべきである。
個別の実施形態の種順の特徴、要素、またはステップは、移行句「含む」を用いて開示することができるが、移行句「からなる」または「から実質的になる」を用いて記載できるものを含む別の実施形態が暗示されることを理解されたい。したがって、たとえば、種々の酸化物を含むガラスセラミックに関して暗示される別の実施形態としては、ガラスセラミックがそのような酸化物からなる実施形態、およびガラスセラミックがそのような酸化物から実質的になる実施形態が挙げられる。
本発明の意図および範囲から逸脱することなく本発明に対する種々の修正および変形が可能であることは、当業者には明らかであろう。本発明の意図および本質を含む開示の実施形態の修正、組合せ、副次的組合せ、および変形は当業者によって行うことができるので、本発明は、添付の特許請求の範囲およびそれらの同等物の範囲内のあらゆるものを含むと解釈されるべきである。

Claims (10)

  1. β−石英固溶体を主要結晶相として含有する、アルミノケイ酸リチウム型ガラスセラミックにおいて、厚さ4mmの場合に:
    可視領域の積分光透過率Tが0.8〜2%であり、
    625nmにおける光透過率が3.5%を超え、
    950nmにおける光透過率が40〜70%の間であり、
    1,600nmにおける光透過率が50〜75%の間であり、
    酸化物の重量パーセント値で表されるその組成が:
    SnO 0.2〜<0.3;
    0.025〜0.2;
    Cr 0.01〜0.04;
    Fe >0.095〜0.32;および
    As+Sb <0.1;
    を含み、
    Fe/V 1〜4
    であることを特徴とするガラスセラミック。
  2. SnO 0.25〜0.28
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のガラスセラミック。
  3. Fe 0.12〜0.29
    を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のガラスセラミック。
  4. 200ppm未満のCoOを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のガラスセラミック。
  5. 前記組成が、不可避の微量を除けばFおよびBrを含有しないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のガラスセラミック。
  6. SiO 60〜72
    Al 18〜23
    LiO 2.5〜4.5
    MgO 0〜3
    ZnO 0〜3
    TiO 1.5〜4
    ZrO 0〜2.5
    BaO 0〜5
    SrO 0〜5
    BaO+SrO 0〜5
    CaO 0〜2
    NaO 0〜1.5
    O 0〜1.5
    0〜5、および
    0〜2
    をさらに含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のガラスセラミック。
  7. 前記組成が、少なくとも98重量%のSnO、V、Cr、Fe、SiO、Al、LiO、MgO、ZnO、TiO、ZrO、BaO、SrO、CaO、NaO、KO、P、およびBを含むことを特徴とする請求項6に記載のガラスセラミック。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のガラスセラミックから構成された物品。
  9. 酸化物の重量パーセント値で表される組成が:
    SnO 0.2〜<0.3;
    0.025〜0.2;
    Cr 0.01〜0.04;
    Fe >0.095〜0.32;および
    As+Sb <0.1;
    を含み、
    Fe/V 1〜4
    であることを特徴とするアルミノケイ酸リチウムガラス。
  10. 請求項8に記載の物品の形成方法において、
    ガラス化可能な原材料の装入材料であって、SnOを清澄剤として含有する装入材料を溶融させるステップと;
    得られた溶融ガラスを清澄化するステップと;
    この清澄化した溶融ガラスを冷却し、同時に前記物品に望ましい形状に成形するステップと;
    この成形したガラスを熱処理して、前記ガラスをガラスセラミックに変換するステップと、
    を連続して含むことを特徴とする方法。
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