JP6211554B2 - 発光ダイオード駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光ダイオード駆動装置に関する。
発光ダイオードの故障を検出する技術が開発されている。複数の発光ダイオードが直列に接続された発光ダイオード列を構成する発光ダイオードの開放故障を検出する技術としては、例えば特許文献1に記載の技術が挙げられる。
特開2007−305929号公報
例えば特許文献1に記載の技術を用いる場合には、発光ダイオードに接続されている抵抗に電流が流れなくなることを検出することによって、発光ダイオードの故障を検出する。よって、例えば特許文献1に記載の技術を用いる場合には、パルス幅変調(Pulse Width Modulation。以下「PWM」と示す場合がある。)駆動により発光ダイオードが発光しているときにおいて、発光ダイオードの開放故障を検出することができうる。
ここで、発光ダイオードの故障は、開放故障に限られず、短絡故障もありうる。しかしながら、例えば特許文献1に記載の技術を用いたとしても、発光ダイオードの短絡故障を検出することはできない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、パルス幅変調駆動により発光する発光ダイオードに生じた故障を検出することが可能な、新規かつ改良された発光ダイオード駆動装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一の観点によれば、第1端子が電源と電気的に接続され、制御端子に印加されるパルス幅変調信号に応じてオン状態またはオフ状態となるスイッチングトランジスタと、上記スイッチングトランジスタの第2端子と電気的に接続され、電流が流れることにより発光する発光ダイオードと、上記スイッチングトランジスタと上記発光ダイオードとの間に電気的に接続され、上記発光ダイオードに印加される電圧に対応する第1入力電圧と、第1閾値電圧との比較結果に応じた第1電圧を出力する第1の比較回路と、上記スイッチングトランジスタと上記発光ダイオードとの間に電気的に接続され、上記発光ダイオードに印加される電圧に対応する第2入力電圧と、上記第1閾値電圧と異なる第2閾値電圧との比較結果に応じた第2電圧を出力する第2の比較回路と、上記パルス幅変調信号の出力状態、上記第1電圧、上記第2電圧、および上記スイッチングトランジスタの第2端子側の第3電圧に基づいて、上記発光ダイオードに発生した故障を検出する信号処理回路と、を備える、発光ダイオード駆動装置が提供される。
かかる構成によって、パルス幅変調駆動により発光する発光ダイオードに生じた故障(開放故障、または短絡故障)を検出することができる。
また、上記信号処理回路は、上記パルス幅変調信号の出力状態と、上記第1電圧、上記第2電圧、および上記第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせとに基づいて、上記発光ダイオードの短絡故障、および上記発光ダイオードの開放故障それぞれの発生を検出してもよい。
また、上記信号処理回路は、上記パルス幅変調信号の出力状態、上記第1電圧、上記第2電圧、および上記第3電圧に基づいて、上記スイッチングトランジスタに発生した故障をさらに検出してもよい。
また、上記信号処理回路は、上記パルス幅変調信号の出力状態と、上記第1電圧、上記第2電圧、および上記第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせとに基づいて、上記スイッチングトランジスタの短絡故障、および上記スイッチングトランジスタの開放故障それぞれの発生を検出してもよい。
また、上記パルス幅変調信号の出力状態は、上記発光ダイオードを発光させる上記パルス幅変調信号が出力されている状態、または、上記発光ダイオードの発光を停止させる上記パルス幅変調信号が出力されている状態であってもよい。
また、上記信号処理回路は、上記パルス幅変調信号を出力してもよい。
また、上記パルス幅変調信号を生成し、出力する信号出力回路をさらに備え、上記信号処理回路は、上記信号出力回路における上記パルス幅変調信号の出力状態に基づいて、上記発光ダイオードに発生した故障を検出してもよい。
本発明によれば、パルス幅変調駆動により発光する発光ダイオードに生じた故障(開放故障、または短絡故障)を検出することができる。
本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置の構成の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置が備える信号処理回路における故障検出の第1の例を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置が備える信号処理回路における故障検出の第1の例を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置が備える信号処理回路における故障検出の第2の例を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置が備える信号処理回路における故障検出の第2の例を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置が備える信号処理回路における故障検出の第2の例を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置が備える信号処理回路における故障検出の第2の例を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置が備える信号処理回路における故障検出の第2の例を説明するための説明図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下において、“一の構成要素と、他の構成要素とを、接続する”とは、“当該一の構成要素と当該他の構成要素とが、さらなる他の構成要素を介さずに、電気的に接続されていること”、または、“当該一の構成要素と当該他の構成要素とが、さらなる他の構成要素を介して、電気的に接続されていること”をいう。
(本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置
[1]本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置の構成の一例
図1は、本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置100の構成の一例を示す説明図である。
発光ダイオード駆動装置100は、例えば、スイッチングトランジスタTrと、発光ダイオードLEDと、比較回路102と、比較回路104と、信号処理回路106とを備える。
スイッチングトランジスタTrは、第1端子が電源と接続され、第2端子が、発光ダイオードLED、比較回路102、および比較回路104、信号処理回路106それぞれと接続される。スイッチングトランジスタTrは、制御端子に印加されるパルス幅変調信号の信号レベル(電圧レベル)に応じてオン状態(導通状態)またはオフ状態(非導通状態)となる。
ここで、スイッチングトランジスタTrとしては、例えば、バイポーラトランジスタや、TFT(Thin Film Transistor)やMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)などのFET(Field-Effect Transistor)が挙げられる。
図1では、本発明の実施形態に係るスイッチングトランジスタTrが、PNP型のバイポーラトランジスタである例を示しているが、本発明の実施形態に係るスイッチングトランジスタTrは、上記に示す例に限られない。例えば、本発明の実施形態に係るスイッチングトランジスタTrは、NPN型のバイポーラトランジスタであってもよく、また、Pチャネル型のTFTやNチャネル型のTFTであってもよい。さらに、パルス幅変調信号に応じてオン状態またはオフ状態となるスイッチング素子の役目を果たすことが可能であれば、本発明の実施形態に係るスイッチングトランジスタTrは、任意の回路素子であってもよい。
以下では、本発明の実施形態に係るスイッチングトランジスタTrが、PNP型のバイポーラトランジスタである場合、すなわち、スイッチングトランジスタTrの第1端子がエミッタであり、第2端子がコレクタであり、制御端子がベースである場合を例に挙げる。なお、本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置では、例えば、供給される電源電圧や回路構成などによって、本発明の実施形態に係るスイッチングトランジスタTrの第1端子がコレクタとなり、第2端子がエミッタとなる場合もありうる。
スイッチングトランジスタTrと接続される電源としては、例えば、バッテリなどの発光ダイオード駆動装置100が備える内部電源や、発光ダイオード駆動装置100の外部電源が挙げられる。
発光ダイオードLEDは、スイッチングトランジスタTrの第2端子と接続され、電流が流れることにより発光する。発光ダイオードLEDとしては、例えば、有機発光ダイオードや、無機発光ダイオードなどが挙げられる。
なお、図1では、発光ダイオードLEDのアノードがスイッチングトランジスタTrの第2端子と接続されている例を示しているが、本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置の構成は、上記に限られない。例えば、本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置は、供給される電源電圧などに応じて、発光ダイオードLEDのカソードがスイッチングトランジスタTrの第2端子と接続される構成をとることも可能である。
比較回路102は、発光ダイオード駆動装置100が備える第1の比較回路であり、スイッチングトランジスタTrと発光ダイオードLEDとの間に接続される。
比較回路102は、コンパレータCP1を含み、コンパレータCP1は、コンパレータCP1の反転入力端子(−)に入力される電圧(発光ダイオードLEDに印加される電圧に対応する第1入力電圧)と、コンパレータCP1の非反転入力端子(+)に入力される第1閾値電圧とを比較する。そして、比較回路102のコンパレータCP1は、比較結果に応じた第1電圧を出力する。なお、比較回路102は、コンパレータCP1の非反転入力端子(+)に上記第1入力電圧が入力され、コンパレータCP1の反転入力端子(−)に第1閾値電圧が入力される構成であってもよい。
ここで、図1では、第1閾値電圧が2.5[V]である例を示している。第1閾値電圧が2.5[V]に設定されることによって、図1に示す発光ダイオード駆動装置100では、スイッチングトランジスタTrの状態に依存せずに、第1電圧の電圧レベルは、ハイレベルとなる。
なお、比較回路102における第1閾値電圧は、2.5[V]に限られない。例えば、比較回路102における第1閾値電圧は、電源から供給される電源電圧や発光ダイオード駆動装置100が備える発光ダイオードLEDの種類などに応じて設定することが可能である。
比較回路104は、発光ダイオード駆動装置100が備える第2の比較回路であり、スイッチングトランジスタTrと発光ダイオードLEDとの間に接続される。比較回路104は、例えば図1に示すように、比較回路102と並列に接続される。
比較回路104は、コンパレータCP2を含み、コンパレータCP2は、コンパレータCPの反転入力端子(−)に入力される電圧(発光ダイオードLEDに印加される電圧に対応する第2入力電圧)と、コンパレータCP2の非反転入力端子(+)に入力される第2閾値電圧とを比較する。そして、比較回路104のコンパレータCP2は、比較結果に応じた第2電圧を出力する。なお、比較回路104は、コンパレータCP2の非反転入力端子(+)に上記第2入力電圧が入力され、コンパレータCP2の反転入力端子(−)に第2閾値電圧が入力される構成であってもよい。
ここで、第2閾値電圧は、第1閾値電圧と異なる大きさの電圧である。図1では、第2閾値電圧が0.7[V]である例を示している。第2閾値電圧が0.7[V]に設定されることによって、図1に示す発光ダイオード駆動装置100では、スイッチングトランジスタTrの状態(オン状態またはオフ状態)に応じて、第2電圧の電圧レベルが、ハイレベルとローレベルとの間で変化することとなる。
なお、比較回路104における第2閾値電圧は、0.7[V]に限られない。例えば、比較回路104における第2閾値電圧は、電源から供給される電源電圧や発光ダイオード駆動装置100が備える発光ダイオードLEDの種類などに応じて設定することが可能である。
以下では、第1閾値電圧が2.5[V]であり、第2閾値電圧が0.7[V]である場合、すなわち、第1閾値電圧が第2閾値電圧よりも大きい場合を例に挙げる。なお、例えば、第2閾値電圧が2.5[V]であり、第1閾値電圧が0.7[V]である場合など、第2閾値電圧が第1閾値電圧よりも大きい場合であっても、発光ダイオード駆動装置100は、後述する信号処理回路106における処理によって、第1閾値電圧が第2閾値電圧よりも大きい場合と同様の効果を奏することができる。
信号処理回路106は、パルス幅変調信号の出力状態、第1電圧、第2電圧、およびスイッチングトランジスタTrの第2端子側の電圧(以下、「第3電圧」と示す。)に基づいて、発光ダイオードLEDに発生した故障を検出する。
信号処理回路106としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサや、マイクロコントローラなどが挙げられる。
図1では、信号処理回路106の端子DIN1に入力される電圧が第1電圧に該当し、信号処理回路106の端子DIN2に入力される電圧が第2電圧に該当する。また、図1では、信号処理回路106の端子ADに入力される電圧が第3電圧に該当する。
パルス幅変調信号の出力状態としては、例えば、発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号が出力されている状態、または、発光ダイオードLEDの発光を停止させるパルス幅変調信号が出力されている状態が挙げられる。
ここで、図1に示す発光ダイオード駆動装置100における発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号とは、例えば、パルス幅変調信号のデューティ比が、100[%]未満のパルス幅変調信号である。また、図1に示す発光ダイオード駆動装置100における発光ダイオードLEDの発光を停止させるパルス幅変調信号とは、例えば、パルス幅変調信号のデューティ比が、100[%]のパルス幅変調信号である。
なお、本発明の実施形態に係る発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号と、発光ダイオードLEDの発光を停止させるパルス幅変調信号とは、上記に示す例に限られない。例えば、スイッチングトランジスタTrがNPN型のバイポーラトランジスタである場合、発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号としては、デューティ比が0[%]より大きいパルス幅変調信号が挙げられる。また、スイッチングトランジスタTrがNPN型のバイポーラトランジスタである場合、発光ダイオードLEDの発光を停止させるパルス幅変調信号としては、デューティ比が0[%]のパルス幅変調信号が挙げられる。
例えば、信号処理回路106がパルス幅変調信号を生成して出力する機能を有する場合には、信号処理回路106は、当該機能によるパルス幅変調信号の出力の状態を、発光ダイオードLEDの故障の検出(および、後述するスイッチングトランジスタTrの故障の検出)に用いる。
また、例えば、パルス幅変調信号が発光ダイオード駆動装置100の外部装置や発光ダイオード駆動装置100が備える他の構成要素(例えば、後述する信号出力回路)から出力される場合には、信号処理回路106は、当該外部装置などから取得されるパルス幅変調信号の出力の状態を示すデータが示す、パルス幅変調信号の出力の状態を、発光ダイオードLEDの故障の検出(および、後述するスイッチングトランジスタTrの故障の検出)に用いる。
ここで、本発明の実施形態に係るパルス幅変調信号の出力の状態を示すデータとしては、例えば、“発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号が出力されている状態、または、発光ダイオードLEDの発光を停止させるパルス幅変調信号が出力されている状態を示すフラグ”が挙げられる。なお、本発明の実施形態に係るパルス幅変調信号の出力の状態を示すデータは、上記フラグに限られず、発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号が出力されている状態、または、発光ダイオードLEDの発光を停止させるパルス幅変調信号が出力されている状態を示すことが可能な任意の形式のデータであってもよい。
信号処理回路106は、“パルス幅変調信号の出力状態”と、“第1電圧、第2電圧、および第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせ”とに基づいて、発光ダイオードLEDの短絡故障、および発光ダイオードLEDの開放故障それぞれの発生を検出する。
より具体的には、信号処理回路106は、例えば、“パルス幅変調信号の出力状態”が発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号が出力されている状態である場合において、“第1電圧、第2電圧、および第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせ”が発光ダイオードLEDが故障していないときの当該組み合わせと異なることを検出することによって、発光ダイオードLEDの故障を検出する。また、信号処理回路106は、“第1電圧、第2電圧、および第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせ”と発光ダイオードLEDが故障していないときの当該組み合わせとの異なり方を判別することによって、発光ダイオードLEDの短絡故障、および発光ダイオードLEDの開放故障それぞれの発生を検出する。
また、信号処理回路106は、パルス幅変調信号の出力状態、第1電圧、第2電圧、および第3電圧に基づいて、スイッチングトランジスタTrに発生した故障をさらに検出することも可能である。
信号処理回路106は、“パルス幅変調信号の出力状態”と、“第1電圧、第2電圧、および第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせ”とに基づいて、スイッチングトランジスタTrの短絡故障、およびスイッチングトランジスタTrの開放故障それぞれの発生を検出する。
より具体的には、信号処理回路106は、例えば、“パルス幅変調信号の出力状態”が発光ダイオードLEDの発光を停止させるパルス幅変調信号が出力されている状態である場合において、“第1電圧、第2電圧、および第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせ”がスイッチングトランジスタTrが故障していないときの当該組み合わせと異なることを検出することによって、スイッチングトランジスタTrの短絡故障を検出する。また、信号処理回路106は、“第1電圧、第2電圧、および第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせ”とスイッチングトランジスタTrが故障していないときの当該組み合わせとの異なり方を判別することによって、スイッチングトランジスタTrの短絡故障を検出してもよい。
また、“パルス幅変調信号の出力状態”が発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号が出力されている状態である場合には、信号処理回路106は、例えば、“第1電圧、第2電圧、および第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせ”がスイッチングトランジスタTrが故障していないときの当該組み合わせと異なることを検出することによって、スイッチングトランジスタTrの故障を検出する。また、信号処理回路106は、“第1電圧、第2電圧、および第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせ”とスイッチングトランジスタTrが故障していないときの当該組み合わせとの異なり方を判別することによって、スイッチングトランジスタTrの短絡故障、およびスイッチングトランジスタTrの開放故障それぞれの発生を検出する。
以下、図1に示す信号処理回路106におけるスイッチングトランジスタTrおよび発光ダイオードLEDそれぞれの故障の検出の具体例を示す。
[1−1]信号処理回路106における故障検出の第1の例:パルス幅変調信号の出力状態が、発光ダイオードLEDの発光を停止させるパルス幅変調信号が出力されている状態である場合の例
図2、図3は、本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置100が備える信号処理回路106における故障検出の第1の例を説明するための説明図である。図2、図3のPWMに示すように、図2、図3は、パルス幅変調信号の出力状態が発光ダイオードLEDの発光を停止させるパルス幅変調信号が出力されている状態である場合を、示している。
図2は、スイッチングトランジスタTrの短絡故障が発生していない場合において、信号処理回路106の端子AD、端子DIN1、および端子DIN2それぞれに入力される電圧(第3電圧、第1電圧、および第2電圧)の電圧レベルを、示している。つまり、図2は、パルス幅変調信号の出力状態が発光ダイオードLEDの発光を停止させるパルス幅変調信号が出力されている状態である場合における、通常の“第1電圧、第2電圧、および第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせ”を示している。
また、図3は、スイッチングトランジスタTrの短絡故障が発生している場合において、信号処理回路106の端子AD、端子DIN1、および端子DIN2それぞれに入力される電圧(第3電圧、第1電圧、および第2電圧)の電圧レベルを、示している。
ここで、信号処理回路106は、例えば、端子ADに入力される第3電圧を、備えているAD変換器(Analog-to-Digital converter)で変換することによって、図2、図3に示す端子ADの電圧レベルを得る。また、端子DIN1および端子DIN2それぞれに入力される電圧は、コンパレータCP1、CP2からそれぞれ出力される電圧であるので、信号処理回路106は、例えば、端子DIN1および端子DIN2それぞれに入力される電圧をAD変換器で変換せずにそのまま用いる。以下、信号処理回路106における故障検出の他の例においても、同様とする。
スイッチングトランジスタTrのエミッタ−コレクタ間(第1端子−第2端子間)が短絡し、スイッチングトランジスタTrの短絡故障が発生した場合には、スイッチングトランジスタTrは、制御端子に印加されるパルス幅変調信号によらずにオン状態となる。よって、スイッチングトランジスタTrの短絡故障が発生した場合には、図3に示すように、端子ADに入力される第3電圧の電圧レベルと端子DIN2に入力される第2電圧の電圧レベルとが、図2に示す電圧レベルと異なることとなる。
具体的には、パルス幅変調信号の出力状態が発光ダイオードLEDの発光を停止させるパルス幅変調信号が出力されている状態であるときにおいて、スイッチングトランジスタTrの短絡故障が発生した場合には、スイッチングトランジスタTrがオン状態となることによって、端子ADに入力される第3電圧の電圧レベルと端子DIN2に入力される第2電圧の電圧レベルとは、下記のようになる。
・端子ADに入力される第3電圧の電圧レベルが、ハイレベルとなる。
・比較回路102より閾値電圧が小さい比較回路104から出力される第2電圧の電圧レベルが、ローレベルとなる。
信号処理回路106は、例えば、“パルス幅変調信号の出力状態”が発光ダイオードLEDの発光を停止させるパルス幅変調信号が出力されている状態である場合には、“第1電圧、第2電圧、および第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせ”が図3に示す組み合わせであるとき、スイッチングトランジスタTrの短絡故障が発生したと判定する。信号処理回路106は、例えば上記のように、スイッチングトランジスタTrの短絡故障の発生を判定することによって、スイッチングトランジスタTrの短絡故障を検出する。
[1−2]信号処理回路106における故障検出の第2の例:パルス幅変調信号の出力状態が、発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号が出力されている状態である場合の例
図4〜図8は、本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置100が備える信号処理回路106における故障検出の第2の例を説明するための説明図である。図4〜図8のPWMに示すように、図4〜図8は、パルス幅変調信号の出力状態が発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号が出力されている状態である場合を、示している。
図4は、スイッチングトランジスタTrおよび発光ダイオードLEDの故障が発生していない場合において、信号処理回路106の端子AD、端子DIN1、および端子DIN2それぞれに入力される電圧(第3電圧、第1電圧、および第2電圧)の電圧レベルを、示している。つまり、図4は、パルス幅変調信号の出力状態が発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号が出力されている状態である場合における、通常の“第1電圧、第2電圧、および第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせ”を示している。
[1−2−1]スイッチングトランジスタTrの短絡故障の検出
図5は、スイッチングトランジスタTrの短絡故障が発生している場合において、信号処理回路106の端子AD、端子DIN1、および端子DIN2それぞれに入力される電圧(第3電圧、第1電圧、および第2電圧)の電圧レベルを、示している。
上述したように、スイッチングトランジスタTrのエミッタ−コレクタ間が短絡し、スイッチングトランジスタTrの短絡故障が発生した場合には、スイッチングトランジスタTrは、制御端子に印加されるパルス幅変調信号によらずにオン状態となる。よって、スイッチングトランジスタTrの短絡故障が発生した場合には、図5に示すように、端子ADに入力される第3電圧の電圧レベルと、端子DIN2に入力される第2電圧の電圧レベルとが、図4に示す電圧レベルと異なることとなる。
具体的には、パルス幅変調信号の出力状態が発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号が出力されている状態であるときにおいて、スイッチングトランジスタTrの短絡故障が発生した場合には、スイッチングトランジスタTrがオン状態となることによって、端子ADに入力される第3電圧の電圧レベルと端子DIN2に入力される第2電圧の電圧レベルとは、制御端子に印加されるパルス幅変調信号によらずに下記のようになる。
・端子ADに入力される第3電圧の電圧レベルが、ハイレベルとなる。
・比較回路102より閾値電圧が小さい比較回路104から出力される第2電圧の電圧レベルが、ローレベルとなる。
信号処理回路106は、例えば、“パルス幅変調信号の出力状態”が発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号が出力されている状態である場合には、“第1電圧、第2電圧、および第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせ”が図5に示す組み合わせであるとき、スイッチングトランジスタTrの短絡故障が発生したと判定する。信号処理回路106は、例えば上記のように、スイッチングトランジスタTrの短絡故障の発生を判定することによって、スイッチングトランジスタTrの短絡故障を検出する。
[1−2−2]スイッチングトランジスタTrの開放故障の検出
図6は、スイッチングトランジスタTrの開放故障が発生している場合において、信号処理回路106の端子AD、端子DIN1、および端子DIN2それぞれに入力される電圧(第3電圧、第1電圧、および第2電圧)の電圧レベルを、示している。
スイッチングトランジスタTrの開放故障が発生した場合には、スイッチングトランジスタTrは、制御端子に印加されるパルス幅変調信号によらずにオフ状態となる。よって、スイッチングトランジスタTrの開放故障が発生した場合には、図6に示すように、端子ADに入力される第3電圧の電圧レベルと、端子DIN2に入力される第2電圧の電圧レベルとが、図4に示す電圧レベルと異なることとなる。
具体的には、パルス幅変調信号の出力状態が発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号が出力されている状態であるときにおいて、スイッチングトランジスタTrの開放故障が発生した場合には、スイッチングトランジスタTrがオフ状態となることによって、端子ADに入力される第3電圧の電圧レベルと端子DIN2に入力される第2電圧の電圧レベルとは、制御端子に印加されるパルス幅変調信号によらずに下記のようになる。
・端子ADに入力される第3電圧の電圧レベルが、ローレベルとなる。
・比較回路102より閾値電圧が小さい比較回路104から出力される第2電圧の電圧レベルが、ハイレベルとなる。
信号処理回路106は、例えば、“パルス幅変調信号の出力状態”が発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号が出力されている状態である場合には、“第1電圧、第2電圧、および第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせ”が図6に示す組み合わせであるとき、スイッチングトランジスタTrの開放故障が発生したと判定する。信号処理回路106は、例えば上記のように、スイッチングトランジスタTrの開放故障の発生を判定することによって、スイッチングトランジスタTrの開放故障を検出する。
[1−2−3]発光ダイオードLEDの短絡故障の検出
図7は、発光ダイオードLEDの短絡故障が発生している場合において、信号処理回路106の端子AD、端子DIN1、および端子DIN2それぞれに入力される電圧(第3電圧、第1電圧、および第2電圧)の電圧レベルを、示している。
発光ダイオードLEDのアノード−カソード間が短絡し、発光ダイオードLEDの短絡故障が発生した場合には、発光ダイオードLEDによる電圧降下は生じない。よって、発光ダイオードLEDの短絡故障が発生した場合には、図7に示すように、端子DIN2に入力される第2電圧の電圧レベルが、図4に示す電圧レベルと異なることとなる。
具体的には、パルス幅変調信号の出力状態が発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号が出力されている状態であるときにおいて、発光ダイオードLEDの短絡故障が発生した場合には、端子DIN2に入力される第2電圧の電圧レベルは、制御端子に印加されるパルス幅変調信号によらずに下記のようになる。
・比較回路102より閾値電圧が小さい比較回路104から出力される第2電圧の電圧レベルが、ハイレベルとなる。
信号処理回路106は、例えば、“パルス幅変調信号の出力状態”が発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号が出力されている状態である場合には、“第1電圧、第2電圧、および第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせ”が図7に示す組み合わせであるとき、発光ダイオードLEDの短絡故障が発生したと判定する。信号処理回路106は、例えば上記のように、発光ダイオードLEDの短絡故障の発生を判定することによって、発光ダイオードLEDの短絡故障を検出する。
[1−2−4]発光ダイオードLEDの開放故障の検出
図8は、発光ダイオードLEDの開放故障が発生している場合において、信号処理回路106の端子AD、端子DIN1、および端子DIN2それぞれに入力される電圧(第3電圧、第1電圧、および第2電圧)の電圧レベルを、示している。
発光ダイオードLEDの開放故障が発生した場合には、発光ダイオードLEDの抵抗値が非常に大きくなることから、オームの法則により発光ダイオードLEDには電流がほとんど流れない。よって、発光ダイオードLEDの開放故障が発生した場合には、図8に示すように、端子DIN1に入力される第1電圧の電圧レベルが、図4に示す電圧レベルと異なることとなる。
具体的には、パルス幅変調信号の出力状態が発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号が出力されている状態であるときにおいて、発光ダイオードLEDの開放故障が発生した場合には、端子DIN1に入力される第1電圧の電圧レベルは、下記のようになる。
・比較回路102から出力される第1電圧の電圧レベルが、制御端子に印加されるパルス幅変調信号の信号レベルに応じて変化する。
信号処理回路106は、例えば、“パルス幅変調信号の出力状態”が発光ダイオードLEDを発光させるパルス幅変調信号が出力されている状態である場合には、“第1電圧、第2電圧、および第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせ”が図8に示す組み合わせであるとき、発光ダイオードLEDの開放故障が発生したと判定する。信号処理回路106は、例えば上記のように、発光ダイオードLEDの開放故障の発生を判定することによって、発光ダイオードLEDの開放故障を検出する。
信号処理回路106は、例えば上記[1−1]に示す第1の例および上記[1−2]に示す第2の例(上記[1−2−1]〜[1−2−4])に示すように、“パルス幅変調信号の出力状態”と、“第1電圧、第2電圧、および第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせ”とに基づいて、スイッチングトランジスタTrの短絡故障、スイッチングトランジスタTrの開放故障、発光ダイオードLEDの短絡故障、および発光ダイオードLEDの開放故障それぞれの発生を、検出することができる。
なお、信号処理回路106における処理は、上述したような、発光ダイオードLEDとスイッチングトランジスタTrとの故障の検出に係る処理に限られない。
例えば、信号処理回路106は、発光ダイオードLEDの発光制御に係る処理をさらに行うことも可能である。
発光制御に係る処理を行う場合、信号処理回路106は、例えば、パルス幅変調信号を生成して、スイッチングトランジスタTrに対して出力することによって、発光ダイオードLEDの発光を制御する。例えば、発光ダイオード駆動装置100が、車などの車両の状態を通知するインジゲータに係る装置など、システム(または装置)の状態の通知に係る装置である場合には、信号処理回路106は、システムの状態に応じてパルス幅変調信号を生成して発光ダイオードLEDを発光させることによって、ユーザにシステムの状態を視覚的に通知する。
また、信号処理回路106は、例えば、故障が検出されたことを通知させる通知制御処理をさらに行うことも可能である。
例えば、信号処理回路106は、故障が検出された場合に、故障が発生した旨の音声(警告音や音楽も含む。)を示す信号をスピーカなどの音声出力デバイスに伝達する。音声出力デバイスは、発光ダイオード駆動装置100が備えるデバイスであってもよいし、発光ダイオード駆動装置100に接続されている外部のデバイスであってもよい。
上記音声出力デバイスが故障が発生した旨の音声を出力することによって、例えば、発光ダイオード駆動装置100において故障が発生したことや、発生した故障の内容が、発光ダイオード駆動装置100のユーザなどに対して聴覚的に通知される。
また、例えば、信号処理回路106は、発生した故障の内容を示すデータを、発光ダイオード駆動装置100の製造メーカのサーバなどの外部装置に対して送信させる。信号処理回路106は、例えば、発光ダイオード駆動装置100が備える通信デバイスや、発光ダイオード駆動装置100に接続されている外部の通信デバイスに、発生した故障の内容を示すデータを送信させる。通信デバイスは、無線通信または有線通信によって、発生した故障の内容を示すデータを送信する。
本発明の実施形態に係る通信デバイスとしては、例えば、通信アンテナおよびRF(Radio Frequency)回路(無線通信)や、IEEE802.15.1ポートおよび送受信回路(無線通信)、IEEE802.11ポートおよび送受信回路(無線通信)、あるいはLAN(Local Area Network)端子および送受信回路(有線通信)などが挙げられる。
通信デバイスが、発生した故障の内容を示すデータを外部装置に対して送信することによって、外部装置のユーザ(例えば、発光ダイオード駆動装置100の製造メーカの保守担当者など)は、発光ダイオード駆動装置100において検出された故障を認識することができる。
信号処理回路106は、通知制御処理として、例えば上記のような処理を行う。なお、本発明の実施形態に係る通知制御処理は、上記に示す例に限られない。例えば、信号処理回路106は、故障が検出された場合に振動デバイスを振動させることによる触覚的な通知など、故障が検出されたことを通知することが可能な、任意の通知方法に係る処理を行うことが可能である。
本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置は、例えば図1に示す構成を有する。
なお、本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置の構成は、図1に示す構成に限られない。
例えば、本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置は、パルス幅変調信号を生成し、出力する信号出力回路(図示せず)をさらに備えていてもよい。
信号出力回路(図示せず)は、例えば上記発光ダイオードLEDの発光制御に係る処理を行うことによって、パルス幅変調信号を生成する。そして、信号出力回路(図示せず)は、生成したパルス幅変調信号を、スイッチングトランジスタTrに出力する。
また、信号出力回路(図示せず)は、パルス幅変調信号の出力の状態を示すデータを、信号処理回路106へ伝達する。
信号出力回路(図示せず)を備える場合には、信号処理回路106は、上記パルス幅変調信号の出力の状態を示すデータが示す、パルス幅変調信号の出力の状態に基づいて、発光ダイオードLED、スイッチングトランジスタTrそれぞれの故障を検出する。
[2]本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置が奏する効果
図1に示す発光ダイオード駆動装置100を例に挙げて、本発明の実施形態に係る発光ダイオード駆動装置が奏する効果の一例を示す。
発光ダイオード駆動装置100では、上述したように、信号処理回路106が、パルス幅変調信号の出力状態、第1電圧、第2電圧、および第3電圧に基づいて、発光ダイオードに発生した故障を検出する。よって、上記[1−2−3]、および上記[1−2−4]に示すように、パルス幅変調駆動による発光中の発光ダイオードLEDが短絡故障または開放故障を起こした場合であっても、発光ダイオード駆動装置100は、発光ダイオードLEDの短絡故障、開放故障をそれぞれ検出することができる。
したがって、発光ダイオード駆動装置100は、パルス幅変調駆動により発光する発光ダイオードLEDに生じた故障(開放故障、または短絡故障)を検出することができる。
また、発光ダイオード駆動装置100では、信号処理回路106が、パルス幅変調信号の出力状態、第1電圧、第2電圧、および第3電圧に基づいて、スイッチングトランジスタTrに発生した故障をさらに検出することが可能である。よって、上記[1−1]、上記[1−2−1]、および上記[1−2−2]に示すように、発光ダイオード駆動装置100は、スイッチングトランジスタTrの短絡故障、開放故障をそれぞれ検出することができる。
また、上記のように、パルス幅変調信号の出力状態、第1電圧、第2電圧、および第3電圧に基づいて、発光ダイオードLEDの短絡故障、発光ダイオードLEDの開放故障、スイッチングトランジスタTrの短絡故障、およびスイッチングトランジスタTrの開放故障それぞれが検出されるので、発光ダイオード駆動装置100は、発生した故障を迅速に検出することができる。
また、発光ダイオード駆動装置100は、信号処理回路106において通知制御処理が行われることによって、検出された故障を、発光ダイオード駆動装置100のユーザや、外部装置のユーザなどに、迅速に通知することができる。
以上、本発明の実施形態として、発光ダイオード駆動装置を挙げて説明したが、本発明の実施形態は、上記に限られない。本発明の実施形態は、例えば、車などの車両(または、車両システムを構成するインジゲータ部分など車両システムの一部)や、携帯電話やスマートフォンなどの通信装置、タブレット型の装置、テレビ受像機、PC(Personal Computer)などのコンピュータなど、パルス幅変調駆動により発光する発光ダイオードを含む様々なシステムや機器に適用することができる。
また、上記では、本発明の実施形態として、図1に示すように発光ダイオードを含む装置を説明したが、図1に示す発光ダイオードを、“パルス幅変調駆動により制御され、電流が流れることにより電圧降下が生じる任意の構成要素(パルス幅変調駆動により制御され、有する通常機能が働くことにより電圧降下が生じる任意の構成要素)”に置き換えることも可能である。
図1に示す発光ダイオードが上記構成要素に置き換えられた装置は、図1に示す発光ダイオード駆動装置100と同様に、パルス幅変調信号の出力状態、第1電圧、第2電圧、および第3電圧に基づいて、上記構成要素、およびスイッチングトランジスタTrの故障をそれぞれ検出することが可能である。また、図1に示す発光ダイオードが上記構成要素に置き換えられた装置は、図1に示す発光ダイオード駆動装置100と同様の効果を奏することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 発光ダイオード駆動装置
102、104 比較回路
106 信号処理回路
Tr スイッチングトランジスタ
LED 発光ダイオード

Claims (7)

  1. 第1端子が電源と電気的に接続され、制御端子に印加されるパルス幅変調信号に応じてオン状態またはオフ状態となるスイッチングトランジスタと、
    前記スイッチングトランジスタの第2端子と電気的に接続され、電流が流れることにより発光する発光ダイオードと、
    前記スイッチングトランジスタと前記発光ダイオードとの間に電気的に接続され、前記発光ダイオードに印加される電圧に対応する第1入力電圧と、第1閾値電圧との比較結果に応じた第1電圧を出力する第1の比較回路と、
    前記スイッチングトランジスタと前記発光ダイオードとの間に電気的に接続され、前記発光ダイオードに印加される電圧に対応する第2入力電圧と、前記第1閾値電圧と異なる第2閾値電圧との比較結果に応じた第2電圧を出力する第2の比較回路と、
    前記パルス幅変調信号の出力状態、前記第1電圧、前記第2電圧、および前記スイッチングトランジスタの第2端子側の第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせとに基づいて、前記発光ダイオードに発生した故障を検出する信号処理回路と、
    を備えることを特徴とする、発光ダイオード駆動装置。
  2. 前記信号処理回路は、前記パルス幅変調信号の出力状態と、前記第1電圧、前記第2電圧、および前記第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせとに基づいて、前記発光ダイオードの短絡故障、および前記発光ダイオードの開放故障それぞれの発生を検出することを特徴とする、請求項1に記載の発光ダイオード駆動装置。
  3. 前記信号処理回路は、前記パルス幅変調信号の出力状態、前記第1電圧、前記第2電圧、および前記第3電圧に基づいて、前記スイッチングトランジスタに発生した故障をさらに検出することを特徴とする、請求項1、または2に記載の発光ダイオード駆動装置。
  4. 前記信号処理回路は、前記パルス幅変調信号の出力状態と、前記第1電圧、前記第2電圧、および前記第3電圧それぞれの電圧レベルの組み合わせとに基づいて、前記スイッチングトランジスタの短絡故障、および前記スイッチングトランジスタの開放故障それぞれの発生を検出することを特徴とする、請求項3に記載の発光ダイオード駆動装置。
  5. 前記パルス幅変調信号の出力状態は、前記発光ダイオードを発光させる前記パルス幅変調信号が出力されている状態、または、前記発光ダイオードの発光を停止させる前記パルス幅変調信号が出力されている状態であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発光ダイオード駆動装置。
  6. 前記信号処理回路は、前記パルス幅変調信号を出力することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光ダイオード駆動装置。
  7. 前記パルス幅変調信号を生成し、出力する信号出力回路をさらに備え、
    前記信号処理回路は、前記信号出力回路における前記パルス幅変調信号の出力状態に基づいて、前記発光ダイオードに発生した故障を検出することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光ダイオード駆動装置。
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