JP6209298B1 - 情報提供装置及び情報提供方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物の物品属性について得られる評価結果を用いて、当該対象物に適合する客観的なイメージやスタイリングやコーディネートなどに関する有用かつ的確な情報を少なくとも1つ迅速に提供できる情報提供装置及び情報提供方法を提供する。【解決手段】情報提供装置及び情報提供方法は、物品を構成する少なくとも1の物品属性を選択した上でS1、その物品属性のそれぞれについて取得した少なくとも1つの物品属性測定結果とその基準値と対比しS5、当該対比結果と物品属性について規定された少なくとも1つの傾向性とに基づいて適合情報カテゴリーを特定しS6、複数の物品適合情報群から当該適合情報カテゴリーに含まれる物品適合情報を選出しS7、これを出力するS8。【選択図】図12

Description

本発明は、情報提供装置及び情報提供情報方法に係り、詳細には、物品の種類及び名称や色、形状・大きさ、素材などの測定データを含む物品属性情報に基づいて、体系的に分類蓄積された複数の物品適合情報群からスタイリングなどに関する情報や前記物品に似合う人に関する情報などを提供する情報提供装置及び情報提供方法に関する。
最近では、映画俳優やテレビ番組の出演者などに対してだけでなく、例えばPR用写真などの個人写真を撮影するような場面などで、イメージアップを図りたい顧客に対して、スタイリストが、その人の、その場面に合った衣装、服装やアクセサリー、小物など(以下、物品という。)をコーディネートすることがある。スタイリストは、顧客を全体的に観察したり問診をしたりした後、そのスタイリストの経験に基づいて分類整理したスタイリングに関する情報や知見の中から、顧客やそのスタイリングに適した物品のコーディネートを行っている。しかし、実際には、このようなコーディネートは、スタイリストの主観によるところが大きく、又スタイリストの観察能力、経験・知見不足などによって顧客が装いたいイメージに合った物品や第三者に与えたい印象に合った物をスタイリストがコーディネートすることは困難という問題がある。
また、この問題を解決し、スタイリストによるコーディネートをコンピュータによる検索を通して行うシステムを構築することが好ましい。ところで、近年、コンピュータを用いた占いなどの娯楽に関する提案(例えば、特許文献1参照)や、美容分野におけるメイクアップなどに関する提案(例えば、特許文献2参照)がなされてはいる。しかし、物品のイメージを分析し、それを同じ属性・イメージの物品を検索判定し、物品の検索の整合性・統一性を高めるためには一定の基準が必要となるが、まだそのような一定の基準を有し、コーディネートに活かせるような装置、システムや方法はまだない。そして、このような装置、システムや方法が構築できれば、スタイリストによるコーディネートに限定されず、例えばECサイトにおいて購入者への商品などのリコメンドを行う場合にも有効に応用できる。
ところで、本発明者らはすでに、操作者の顔部位属性について得られる評価結果を用いて、操作者に対して当該操作者に適合するスタイリングなどの有用かつ的確な情報を少なくとも1つ迅速に提供できる情報提供装置及び情報提供方法について提案している。なお、本明細書においては、本発明の情報提供装置において属性などの測定に供される物品を特に「対象物」と呼ぶこととする。
特開2005−352803号公報 特開2014−149841号公報
本発明者らは、前記提案に係る情報提供装置及び情報提供方法のさらなる適用範囲を拡大することについて本発明者らは鋭意検討を加えた結果、物品の属性についての評価結果などに基づいてもこの物品に合うスタイリングやコーディネートに関する情報や当該物品に似合う人物像などの情報を引き出すことができることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、対象物について得られる評価結果などの物品属性情報を用いて、当該対象物に適合する客観的なイメージやスタイリングやコーディネートなどに関する有用かつ的確な情報(以下、物品適合情報という。)を少なくとも1つ迅速に提供できる情報提供装置及び情報提供方法を提供することを目的とする。
前記目的は、本発明の一局面によれば、記憶部、属性情報取得部、評価部、適合情報カテゴリー特定部、情報選出部及び出力部を少なくとも含んでおり、前記記憶部は、対象物を含む複数の物品属性情報と、複数の傾向性と、複数の適合情報カテゴリーと、当該各適合情報カテゴリーに属する複数の物品適合情報群とを記憶し、前記複数の物品属性情報のそれぞれは、物品の種類・名称と、当該物品のそれぞれについて予め規定された少なくとも1つの物品属性と、当該各物品属性の基準となる少なくとも1つの物品属性基準値とを含み、前記複数の傾向性はそれぞれ、前記物品属性情報に関連して前記物品属性基準値を含む直線軸として表され、当該直線軸上において前記少なくとも1つの物品属性基準値を境にして前記複数の物品適合情報群を少なくとも2つの適合情報カテゴリーに分類するように規定されており、前記属性情報取得部は、対象物に対する物品属性情報として、その種類・名称及び属性名とともに、前記対象物について選択された少なくとも1つの物品属性の測定結果を対象物属性測定結果としてそれぞれ取得し、前記評価部は、前記属性情報取得部を通じて前記対象物の物品属性情報を取得し、当該対象物の種類・名称及び属性名に基づいて前記記憶部から呼び出した前記物品属性基準値と前記対象物の物品属性測定値とをそれぞれ対比し、当該各対比結果を前記適合情報カテゴリー特定部に送り、前記適合情報カテゴリー特定部は、前記記憶部から呼び出した前記各物品の属性に関連するそれぞれの傾向性について、入力を受けた前記対比結果に基づいて当該各傾向性で分類されるそれぞれの適合情報カテゴリーの中から重複する1の適合情報カテゴリーを特定するか、又は1つの適合情報カテゴリーに絞り込めない場合には当該適合情報カテゴリーごとの重複数によって順位づけをして複数の適合情報カテゴリーを特定し、前記情報選出部は、特定された当該適合情報カテゴリーに属する少なくとも1つの物品適合情報を前記記憶部における物品適合情報群の中から選出し、前記出力部は、当該選出された各物品適合情報を出力するように構成されてなることを特徴とする情報提供装置によって達成される。
前記目的はまた、本発明の別の局面によれば、対象物の物品属性情報としてその種類・名称とともに、当該対象物について選択された少なくとも1つの物品属性及びその測定結果をそれぞれ取得する属性情報取得工程と、属性情報取得部を通じて前記物品属性情報の入力を受け、前記対象物の種類・名称及び属性名に基づいて記憶部から呼び出した物品属性基準値と前記対象物の属性測定値とをそれぞれ対比し、当該各対比結果を適合情報カテゴリー特定部に送る評価工程と、前記記憶部から呼び出した前記対象物の各物品属性情報に関連する複数のうちの3つの傾向性について、入力を受けた前記対比結果に基づいて当該各傾向性で分類されるそれぞれの適合情報カテゴリーの中から重複する1の適合情報カテゴリーを特定するか、又は1つの適合情報カテゴリーに絞り込めない場合には当該適合情報カテゴリーごとの重複数によって順位づけをして複数の適合情報カテゴリーを特定する適合情報カテゴリー特定工程と、特定された当該適合情報カテゴリーに属する少なくとも1つの物品適合情報を前記記憶部に格納されている物品適合情報群の中から選出する物品適合情報選出工程と、当該選出された各物品適合情報を出力する出力工程とを含む、コンピューターが実行する情報提供方法によって達成される。
前記目的はまた、本発明の情報提供方法をコンピュータに実行させるためのプログラムによって達成される。
本発明の情報提供装置及び情報提供方法によれば、対象物の属性を少なくとも1つ選択し、当該選択した属性についての少なくとも1つの物品属性測定結果を前記情報提供装置に入力することで、当該対象物の物品属性測定結果とこれに対応する物品属性基準値との対比結果に基づいて、複数の物品適合情報群を分類する複数の適合情報カテゴリーの中から少なくとも1つの傾向性に関連付けられた少なくとも1つの適合情報カテゴリーを特定し、この適合情報カテゴリーに属する物品適合情報を出力できる。これにより、コンピュータを用いて対象物に適合する客観的なイメージやスタイリングなどに関する、さらにはこれらのコーディネートなどに関する有用かつ的確な情報を少なくとも1つ迅速に提供できる。
本発明の情報提供装置の一実施形態のハードウェア構成例を概略的に示すブロック図である。 図1に示す演算制御部の機能構成例を概略的に示すブロック図である。 図1に示す記憶部の一例を概略的に示すブロック図である。 Tシャツを物品とする場合の物品属性情報、及びこれと傾向性との関係の一例を示す表である。 図4に示す物品属性情報と傾向性との関係の一例を図示する図である。 鉛筆を物品とする場合の物品属性情報、及びこれと傾向性との関係の一例を示す表である。 図6に示す物品属性情報と傾向性との関係の一例を図示する図である。 図4〜7に関連し、種々の系統の色とカテゴリーとの関係の一例を示す図である。 物品属性及び傾向性と適合情報カテゴリーとの関係を示した直交座標系(スタイリングマップ)の一例を示す図である。 傾向性と適合情報カテゴリーとの関係の一例を説明するための表である。 適合情報カテゴリーと物品適合情報群との関係の一例を示す図である。 図1に示す情報提供装置を用いた情報提供方法の手順の一例を示すフローチャートである。
本発明の情報提供装置
添付の図1〜図3を参照しながら、本発明の情報提供装置の一実施形態について詳細に説明する。
[ハードウェア構成例]
図1は、本実施形態のハードウェア構成例を概略的に示すブロック図、図2は図1に示す演算制御部の機能構成例を概略的に示すブロック図、また図3は図1に示す記憶部に記憶されている情報の一例を模式的に示す図である。本実施形態の情報提供装置1は、予め、統計的に蓄積された物品の有用な情報(以下、この情報を「物品適合情報」といい、複数の物品適合情報を「物品適合情報群」ということがある。)を蓄えておき、物品の色、形状・大きさ、素材などの属性(以下、「物品属性」という。)についての測定データや入力データ(以下、「物品属性値」という。)に基づいて、物品の固有の情報を抽出し、複数の物品適合情報群からスタイリングや操作者に適した少なくとも1つの物品適合情報を提供する装置である。
情報提供装置1は、演算制御部2と、記憶部3と、入力部5と、出力部7と、内部バス4とを含む。ここで、情報提供装置1としては、汎用のパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォンなどが挙げられる。これらは、スタンドアロンタイプの端末であってもよく、クライアント・サーバシステムにおいて、不図示の通信部を介してサーバと電気通信手段を介して接続されるクライアント端末であってもよい。後者の場合、記憶部3には、サーバ側が備える記憶部(不図示)が含まれるものとする。また、情報提供装置1における前記各部のうちの少なくとも一部の機能は、人口知能(AI)が担うように構成することもできる。なお、内部バス4は、これを除く前記各部、即ち演算制御部2、記憶部3、入力部5及び出力部7を相互に接続する機能を備えている。
演算制御部2は、CPUなどによって各部に対して各種制御を担う。演算制御部2は、ハードウェア的には、CPU,MPU,ROMなどを含む演算制御装置で構成されている。演算制御部2は、本発明の情報提供装置の電源ON後にROMに記憶されている起動用プログラムを実行し、記憶部3内に格納されているオペレーティングシステム(OS)、各種処理ドライバ及び本発明の情報提供方法を実行するためのプログラム及び各種データを主記憶装置であるRAMなどに読み込みをすると共に、RAMなどに展開された表示情報を出力部7のディスプレイ10に出力したり、プリンタ11に出力したりする。本実施形態における演算制御部2は、図2に示すように、画像データ解析部25を含む属性情報取得部21、評価部22、適合情報カテゴリー特定部23及び情報選出部24の各機能部で構成されている。これら各機能部については後述する。
なお、本発明の情報提供方法を実行するためのプログラム及び各種データは、例えばCD―R、DVD−Rなどの記録媒体に保存されていてもよく、その場合、これらは演算制御部2の指示に従い当該記録媒体から必要に応じて記憶部3に格納することもできる。
記憶部3は、演算制御部2によって実行されるプログラムや各種データなどを一時的又は恒久的に保存、格納する。記憶部3は、各種RAMなどの揮発メモリ、ハードディスクドライブ(HDD)などの磁気ディスク、光ディスク、不揮発性メモリなどの副記憶装置で構成されている。記憶部3には、図3に示すように、複数の物品属性情報と、複数(3つないし4つ以上)の傾向性と、複数の適合情報カテゴリーと、複数の物品適合情報群とが予め記憶されている。図3に例示した本実施形態の記憶部3に記憶されている情報について、図4〜図11に基づいて次に説明する。
(物品属性情報)
物品属性情報は、物品の名称・種類と、当該物品についての少なくとも1つの物品属性と、当該各物品属性において予め規定されている少なくとも1つの属性基準値(以下、「物品属性基準値」という。)との組から成り立っている。このうち、物品属性は、本実施形態では、前記のように、物品の形状・大きさ、素材及び色の3種類で規定するが、これらに限定されず、今後の測定技術の進歩などにより追加的に規定可能である。また、物品属性基準値は、今後の測定技術の進歩などにより変更される可能性があるので、適宜更新可能とされている。なお、物品属性基準値は主として数値で定量的に表されるが、数値以外で定性的に表されるものであってもよい。
それぞれの物品属性はさらに、図4〜図7に示すように、原則として両極にある2つの属性を有する。例えば、物品属性が形状・大きさの場合には、「直線−曲線」に係る属性と、「小さい、細い、短い−大きい、太い、長い」に係る属性と、「なじむ−目立つ」に係る属性とが規定されている。属性「直線−曲線」は、物品がTシャツの場合(図4参照)、襟のあき方がラウンド型で、縦横の長さ比が縦3:横2の楕円であり、襟のあき横幅20cmを基準に、これよりも相対的に直線的であるか曲線的であるかに関し、また物品が鉛筆の場合(図6参照)、断面が1辺4mmの正六角形であることを基準に、これよりも相対的に画数が小さくなるか、角数が増加し円形に近づくかに関するものである。また、属性「小さい、細い、短い−大きい、太い、長い」は、物品がTシャツの場合(図4参照)、背丈65cm、身幅45cm、袖丈25cmを基準にして、また物品が鉛筆の場合(図6参照)、断面が1辺4mmの正六角形であり長さ175mmを基準にして、これよりも相対的に小さい(細い、短い)か、大きい(太い、長い)かに関するものである。また、属性「なじむ−目立つ」は、物品がTシャツの場合(図4参照)も物品が鉛筆の場合(図6参照)も、柄がなく無地である点を基準にして、この基準よりも際立ちが目立つ(柄の輪郭が明確になる)か、目立たない(柄の輪郭がぼやけ、グラデーションとなる)かに関するものである。
また、物品属性が素材の場合には、「フラット−凸凹」に係る属性と、「薄い、軽い、やわらかい−厚い、重い、かたい」に係る属性と、ツヤがあるかないかという「マット(つや消し)−ツヤ(有り)」に係る属性とが規定されている。属性「フラット−凸凹」は、物品がTシャツの場合(図4参照)、28ゲージを基準に、ゲージ番号がこれよりも相対的に大きくなり網目が小さくフラットであるかゲージ番号が小さくなり網目が大きく凸凹であるかに関し、また物品が鉛筆の場合(図6参照)、表面が無加工であることを基準に、これよりも表面が文字等によりエンボス加工されているか、研磨等により表面が滑らかになっているかに関するものである。また、属性「薄い、軽い、やわらかい−厚い、重い、かたい」は、物品がTシャツの場合(図4参照)、28番手を基準にして、それよりも相対的に大きくなり糸が細く記事が薄く(軽く、柔らかく)なるか、小さくなり糸及び生地が厚く(重く、かたく)なるか、また物品が鉛筆の場合(図6参照)、木質であることを基準にして、プラスチックやゴム類によって軽く柔らかいか、金属などのメタリックな物により重く硬いかに関するものである。また、属性「マット−ツヤ」は、物品がTシャツの場合(図4参照)も物品が鉛筆の場合(図6参照)も、無加工である点を基準にして、この基準よりもツヤがあるかないかに関するものである。
一方、物品属性が色の場合には、「ブルーベース−イエローベース」に係る属性と、明度に関する「明るい−暗い」に係る属性と、彩度に関する「おだやか−あざやか」に係る属性とが規定されている。属性「ブルーベース−イエローベース」は、青味、黄味のどちらにも属さない中間色を基準に(物品属性基準値)、当該基準よりも色味が青味を帯びているか黄味を帯びているかに関するものである。また、属性「明るい−暗い」は、明度がその基準値(物品属性基準値)である中程度よりも相対的に明るいか暗いかに関するものである。また、属性「おだやか−あざやか」は、彩度がその基準値(物品属性基準値)である中程度よりも相対的に大きいか(あざやかな色)小さいか(あざやかさが無いおだやかな色)に関するものである。
(傾向性)
また、図4〜図7は、物品属性情報と傾向性との関係をも示している。これらの図に示すように、物品属性は、3つの傾向性に分類される。即ち、「ブルーベース−イエローベース」、「直線−曲線」及び「フラット−凸凹」に係る属性のそれぞれはクール−ウォーム傾向性に、「明るい−暗い」、「小さい、細い、短い−大きい、太い、長い」及び「薄い、軽い、やわらかい−厚い、重い、かたい」に係る属性のそれぞれはライト−ディープ傾向性に、「おだやか−あざやか」、「なじむ−目立つ」及び「マット(つや消し)−ツヤ(有り)」、に係る属性のそれぞれはグラデーション−コントラスト傾向性にそれぞれ対応している。このようにそれぞれの傾向性は前記物品属性情報に関連しており、前記各物品属性における両極の2つの属性から受ける印象やイメージによって命名され、これら両極の属性の指標となる直線軸(スケール軸)として表される(図5及び図7参照)。そして、前記物品属性基準値はこの直線上の中間の任意の位置に含まれることになる。なお、それぞれの物品属性における属性は、これらに限定されるものではなく、今後の解析・検討により、物品適合情報群との間で統計的に有意な関連が認められる属性がさらに発見されれば、当該属性を現行の属性に代え、又は追加的に採用することは可能である。また、本発明においては、これらの傾向性に限定されるものではなく、さらに統計的な処理を繰り返すことで、物品属性と物品適合情報群との間により関連性の高い傾向性に関する知見が得られれば、新たに傾向性を追加し又は変更できることは言うまでもない。
(物品適合情報群)
物品適合情報群は、統計的処理により過去の物品属性情報と非常に関連が高いと認められる情報を前記各傾向性の両極の属性のそれぞれに関連付けて収集されたものである。この物品適合情報群には、物品に似合う人に関する情報その他の情報やアドバイスなどが含まれている。その他の情報としては、その物品のイメージや印象に合致するもの、例えば食器に関する情報;家具、内装(床や壁の色など)などのインテリアに関する情報;ロゴの色などのグラフィックデザインに関する情報;広告、プロモーション、商品企画(パッケージの色など)に関する情報;ヘアメイクやファッションその他のスタイリングに関する情報;スタイリングに関する検定の教材などが挙げられる。また、物品適合情報群には、前記各情報をさらにコーディネートした情報なども含まれる。これらの物品適合情報群は、それぞれの傾向性についてその属性の強弱によって1次元的に配置することができる。
(適合情報カテゴリー)
物品適合情報群は、任意の1の傾向性によって少なくとも1つの物品属性基準値を境にしてその両極の属性に関連する少なくとも2つのカテゴリーに分類される。以下では、このカテゴリーを「適合情報カテゴリー」と呼ぶこととする。物品属性基準値が1つの場合には、物品適合情報群は、当該物品属性基準値を境にして両極の属性に関連する2つの適合情報カテゴリーに分けられる。例えば、クール−ウォーム傾向性であれば、物品適合情報群は一方の極の直線的、ブルー系などのクールな印象を与える属性についての適合情報カテゴリー(クールカテゴリー)と他方の極の曲線的、イエロー系などのウォームな印象を与える属性についての適合情報カテゴリー(ウォームカテゴリー)とに分けられる。またライト−ディープ傾向性であれば、明るい、小さい、軽いなどのライトな(軽快感がある)印象を与える属性についての適合情報カテゴリー(ライトカテゴリー)と、暗い、大きい、重いなどのディープな(重厚感がある)印象を与える属性についての適合情報カテゴリー(ディープカテゴリー)とに、またグラデーション−コントラスト傾向性であれば、おだやか、なじむ、マット(つや消し)などのグラデーションのある(おだやかな色の印象などを与える)属性についての情報群の範囲(グラデーションカテゴリー)と、あざやか、目立つ、ツヤ(有り)などのコントラストのある(あざやかな印象などを与える)属性についての適合情報カテゴリー(コントラストカテゴリー)とにそれぞれ物品適合情報群は分けられる。また、物品属性基準値が2つ以上ある場合には、これらのうちで最大の物品属性基準値以上の適合情報カテゴリー、2番目の物品属性基準値以上、最大の物品属性基準値未満の適合情報カテゴリー、3番目の物品属性基準値以上、2番目の物品属性基準値未満の適合情報カテゴリー、・・・などのように分けられる。
物品は、その種類や固有色の相違、グラデーションなどのほか、光の反射の具合などの影響により種々の色をとり得る。そのため、PCCSトーンの適宜の色がどのカテゴリーに属するかについて
幾つか例を挙げて説明する。例えば、赤色の系統については、PCCSトーンV24(L=+45.4、a=+49.2、b=−8.0)はクールカテゴリーに、PCCSトーンdp2(L−+42.3、a=+43.5、b=+10.7)はウォームカテゴリーに、PCCSトーンIt2(L=+73.3、a=+25.7、b=+8.9)はライトカテゴリーに、PCCSトーンdk2(L=+26.5、a=+34.1、b=+8.9)はディープカテゴリーに、PCCSトーンsf2(L=+65.3、a=+29.9、b=+7.8)はグラデーションカテゴリーに、PCCSトーン2(L=+49.4、a=+70.0、b=+14.5)はコントラストカテゴリーにそれぞれ該当する。
また、黄色の系統については、PCCSトーンb8(L=+75.7、a=+2.3、b=+61.9)はクールカテゴリーに、PCCSトーンV7(L−+76.9、a=+14.3、b=+70.1)はウォームカテゴリーに、PCCSトーンIt8(L=+87.9、a=+2.3、b=+38.2)はライトカテゴリーに、PCCSトーンdp6(L=+56.4、a=+18.9、b=+38.6)はディープカテゴリーに、PCCSトーンsf8(L=+73.6、a=+2.0、b=+40.2)はグラデーションカテゴリーに、PCCSトーン8(L=+84.0、a=+5.2、b=+82.9)はコントラストカテゴリーにそれぞれ該当する。
また、緑色の系統については、PCCSトーンdp14(L=+41.5、a=−28.8、b=+0.6)はクールカテゴリーに、PCCSトーンdp10(L−+53.6、a=−13.3、b=+43.2)はウォームカテゴリーに、PCCSトーンIt10(L=+80.3、a=−6.6、b=+27.3)はライトカテゴリーに、PCCSトーンdk12(L=+40.1、a=−11.5、b=+8.7)はディープカテゴリーに、PCCSトーンd12(L=+57.5、a=−12.8、b=+11.3)はグラデーションカテゴリーに、PCCSトーン12(L=+80.5、a=−21.9、b=+17.9)はコントラストカテゴリーにそれぞれ該当する。
また、青色の系統については、PCCSトーンV19(L=+42.2、a=+2.7、b=−36.9)はクールカテゴリーに、PCCSトーンdp16(L−+42.5、a=−18.9、b=−17.3)はウォームカテゴリーに、PCCSトーンIt16(L=+70.1、a=−19.0、b=−17.4)はライトカテゴリーに、PCCSトーンdk18(L=+29.7、a=−1.2、b=−19.0)はディープカテゴリーに、PCCSトーンd16(L=+50.3、a=−11.2、b=−14.2)はグラデーションカテゴリーに、PCCSトーン16(L=+47.4、a=−20.0、b=−32.8)はコントラストカテゴリーにそれぞれ該当する。
次に、顧客によって複数の物品属性が選択される場合など、前記3つの傾向性のうち少なくとも2つの異なる傾向性が得られた場合における当該少なくとも2つの傾向性と適合情報カテゴリーとの関係について説明する。なお、説明を簡便にするために、いずれの傾向性もそこに含まれる物品属性基準値を1つとしている。図9は、物品属性及び傾向性と適合情報カテゴリーとの関係を示しており、前記3つの傾向性のうち、クール−ウォーム傾向性を横軸に、またライト−ディープ傾向性を縦軸とする直交座標系の一例を示している。また、斜め45°の右下がり及び右上がりの方向にグラデーション−コントラスト傾向性の仮想軸を設けるものとする(図5及び図7においても同様とする。)。この直交座標系において、横軸のクール−ウォーム傾向性及び縦軸のライト−ディープ傾向性はそれぞれの物品属性基準値を原点とし、この原点にて互いに交差するように設けられている。そして、この直交座標系に、図示していないが、前記物品適合情報群が例えば原点からの属性の強弱などに従い2次元的に配置されている。なお、以下では、この直交座標系を「スタイリングマップ」と呼び、特に第1象限(I)を「ブライトテイスト」、第2象限(II)を「アクアテイスト」、第3象限(III)を「クリスタルテイスト」、第4象限(IV)を「アーステイスト」を呼ぶことにする。
このスタイリングマップでは、横軸のクール−ウォーム傾向性により、第1象限(ブライトテイスト)及び第4象限(アーステイスト)がウォームカテゴリーとなり、第2象限(アクアテイスト)及び第3象限(クリスタルテイスト)がクールカテゴリーとなる。また、縦軸のライト−ディープ傾向性により、第1象限(ブライトテイスト)及び第2象限(アクアテイスト)がライトカテゴリーとなり、第3象限(クリスタルテイスト)及び第4象限(アーステイスト)がディープカテゴリーとなる。また、図6に示すように、グラデーション−コントラスト傾向性により、原点を通る斜め45度の右上がりの仮想軸が含まれる第1象限(ブライトテイスト)及び第3象限(クリスタルテイスト)がコントラストカテゴリーとなり、原点を通る斜め45度の右下がりの仮想軸が含まれる第2象限(アクアテイスト)及び第4象限(アーステイスト)がグラデーションカテゴリーとなる。なお、本実施形態における前記各傾向性と適合情報カテゴリーとの関連性を説明するのにこのスタイリングマップが好適であるため、これを用いて説明したが、傾向性と適合情報カテゴリーとの関係は、このようなスタイリングマップを用いる代わりに他の方式や構造を用いて示すこともでき、スタイリングマップを用いることに限定されない。
図10は、図4〜7に示した3つの傾向性によって分類される適合情報カテゴリーと図9に示した第1〜4象限のそれぞれとの関係を表形式でまとめたものである。この表に示すように、前記各傾向性のそれぞれの適合情報カテゴリーは第1〜4象限のうちの2つの象限の組み合わせで構成される。逆に言えば、第1〜4象限のそれぞれは6つの適合情報カテゴリーのうちの3つの一部となる。即ち、第1象限の「ブライトテイスト」は、ライト、ウォーム及びコントラストの各適合情報カテゴリーの一部である。また、第2象限の「アクアテイスト」は、ライト、クール及びグラデーションの各適合情報カテゴリーの一部である。さらにまた、第3象限の「クリスタルテイスト」は、クール、ディープ及びコントラストの各適合情報カテゴリーの一部である。さらにまた、第4象限の「アーステイスト」は、ディープ、ウォーム及びグラデーションの各適合情報カテゴリーの一部である。
図11は、前記各象限と物品適合情報群との関係を示している。この図では、適合情報カテゴリーによって分類される物品適合情報群として対象物(スタイリング)に関する情報及び対象物が似合う人物像に関する情報を掲載するが、これらに限定されない。対象物(スタイリング)に関する情報としては、例えば、適合情報カテゴリーがブライトテイストの場合、対象物は客観的に「カジュアル感のある物」に分類できる。また、適合情報カテゴリーがアクアテイストの場合、対象物は客観的に「肌触りの良い物」に分類できる。さらにまた、適合情報カテゴリーがクリスタルテイストの場合、対象物は客観的に「金属的な物」に分類できる。さらにまた、適合情報カテゴリーがアーステイストの場合、対象物は客観的に「深みがある物」に分類できる。
また、対象物が似合う人物像に関する情報としては、例えば、適合情報カテゴリーがブライトテイストの場合、その人物は「明るく快活」な性格を有し、「早めに声を掛ける」接客タイプ(他者への対応の仕方)に分類できる。また、適合情報カテゴリーがアクアテイストの場合、その人物は「おだやかで優しい」性格を有し、「話を聞き出す」接客タイプに分類できる。さらにまた、適合情報カテゴリーがクリスタルテイストの場合、その人物は性格としては「エネルギッシュで行動が早く」、「素早い動作で即答する」接客タイプに分類できる。さらにまた、適合情報カテゴリーがアーステイストの場合、その人物は「落着きがあり、じっくり考える」タイプの性格を有し、「手順を追って伝える」接客タイプに分類できる。
図1に示す本実施形態における入力部5は、入力端末9とデバイスドライバ6とを含む。入力端末9やデバイスドライバ6などから入力された情報は、内部バス4を介して記憶部3に格納される。入力端末9は、これの操作者が物品属性の選択結果を入力するためのデバイスである。ここで、操作者は、図5に示す物品属性の組合せを参考にして物品属性を選択することになる。このように少なくとも2つ1組で組合せることで、後述するように適合情報カテゴリーを操作者に見合うようにさらに絞り込むことができ、操作者に対してより適切な物品適合情報を提供することができるためである。この入力部5は主に属性情報取得部21として機能する(図2参照)。
入力端末9は、これを用いて主に選択の指示や必要データの入力が行われる。この入力端末9としては、例えばマウス、ポインティングデバイス、キーボード、タッチパネルなどが挙げられる。入力端末9がマウスやポインティングデバイスの場合、出力部7のディスプレイ10に表示された選択画面上でマウスカーソルやポイントを用いて選択の指示やデータの入力などに使用でき、入力端末9がキーボードの場合は、各種データの入力に使用できる。また、入力端末9がタッチパネルの場合、ディスプレイ10又は別途用意されたディスプレイの画面上の操作入力ボタンを用いて選択の指示やデータの入力を行うことができる。
デバイスドライバ6は、これを介して接続されている測定機器、デジタルカメラ、スキャナー装置や3Dスキャナー装置などの外部機器から後述する物品属性測定結果、物品の画像データ、3Dスキャニングデータなどの各種データを受信するドライバである。そして、このドライバ6は演算制御部2の指示信号に基づいて、例えば、不図示のデジタルカメラによって撮影された物品の画像データ、3Dスキャナーからの3Dスキャニングデータ、所定の属性についての測定結果などの読み込み処理などを実行する。
本実施形態における出力部7は、ディスプレイ10とプリンタ11とを含む。出力部7は、演算制御部2からの指示信号に基づいて種々のフォーマットやデータをディスプレイ10に表示させ、又はプリンタ11に印字させる。種々のフォーマットには、物品がその物品属性を選択するための選択画面や、本実施形態の情報提供装置において選出された物品適合情報群及び当該情報群に対応した複数の物品適合情報を出力するための出力画面が含まれる。ディスプレイ10としては、液晶モニターやプロジェクタなどが挙げられる。
[演算制御部2]
次に、演算制御部2の機能について説明する。図2に示すように、演算制御部2は、ここで本発明の情報提供方法を実行するためのプログラム及び各種データが処理されることで、属性情報取得部21、評価部22、適合情報カテゴリー特定部23及び情報選出部24のそれぞれの機能部の処理が実行される。これらの処理は、演算制御部2からの各種指令信号に応じて行われる。なお、前記各部21〜24は、説明の便宜上、機能別に名称を付し分類したものであり、ソフトウェア構成を限定するものではない。また、本発明においては、これらによる処理の一部を本実施形態の情報提供装置に実装されたハードウェアで実行する形態も含まれるものとする。
[属性情報取得部21]
属性情報取得部21は、操作者による入力部5の入力装置の操作による対象物の選択物品属性の選択結果や、不図示の外部機器(キーボード、タッチパネル、スキャナーなど)からデバイスドライバ6を介して送られた少なくとも1つの物品属性測定結果(測定値)などを取得する機能を備えている。
具体的には、例えば前記選択物品属性が形状・大きさである場合、属性情報取得部21は当該各物品属性における所定の寸法を物品属性測定結果として取得して前記評価部に送る。また、前記選択物品属性が素材である場合、属性情報取得部21は当該選択物品属性における測定値を物品属性測定結果として取得して評価部22に送る。さらに、前記選択物品属性が色である場合、属性情報取得部21は当該各選択物品属性における色彩値を物品属性測定結果として取得して評価部22に送る。
属性情報取得部21はまた、画像データや3Dスキャニングデータを取得することもできる。そのため、属性情報取得部21は、取得した画像データや3Dスキャニングデータを解析するのに画像データ解析部25を備えることができる。画像データなどは、対象物そのものであってもよく、対象物以外の物であってもよい。操作者又は本発明の情報提供装置1の操作者による物品属性の選択結果に応じて、画像データ解析部25では、取得した画像データなどから従来公知の方法で寸法など所定の属性の測定を行い、その結果を物品属性測定結果とする。なお、最終的には、本発明の情報提供装置1は、前者の場合には、対象物そのものについての情報を提供し、後者の場合には当該対象物以外の物についての情報を提供することになる。
以下、2次元の画像データの場合について述べると、例えば、前記選択物品属性が形状・大きさであれば、画像データ解析部25は属性情報取得部21から送られた対象物などの画像データについて前記選択物品属性の形状・大きさに係る所定の寸法を求めて物品属性測定結果とする。
また、前記選択物品属性が色である場合、画像データ解析部25は画像データより色彩値を測色して物品属性測定結果とする。なお、測色は、公知の測色方法によって行うことができる。また、測色の際における測色位置は、これらの領域のそれぞれを代表するように公知の方法により設定できる。代表値を得られるのであれば、1点のみの測色であってもよく、多点を測色しそれらの平均値を求めるようにしてもよい。
さらにまた、選択物品属性が素材である場合、画像データ解析部25は画像データ(この場合、3Dスキャニングデータの方が好ましい。)における当該選択物品属性における素材を確認測定し、これを物品属性測定結果とする。さらにまた、この場合、画像データ解析部25は公知の画像解析手法を用いて素材感を取得し、これを物品属性測定結果とする。
これら各物品属性測定結果は、評価部22に送られる。
[評価部22]
評価部22は、属性情報取得部21から送られた物品属性測定結果と、後述する記憶部3から呼び出した物品属性基準値とを対比し、その対比結果を適合情報カテゴリー特定部23(後述)に送るように構成されている。例えば前記選択物品属性が形状・大きさである場合、評価部22は属性情報取得部21から送られた各寸法(画像データ解析部25における測定値も含む。)と記憶部3から呼び出したそれぞれの寸法の基準値とを対比する。
以下、物品属性のそれぞれに係る評価部22における評価内容について具体的に説明する。物品属性「形状・大きさ」として「直線(的)−曲線(的)」及び「小さい、細い、短い−大きい、太い、長い」及び「なじむ−目立つ」という3つの属性がある(図4及び図6参照)。また、物品属性「素材」としては、「フラット−凸凹」、「軽い、柔らかいなど−重い、かたいなど」及び「マット−ツヤ」という3つの属性がある。さらに、物品属性「色」としては、「ブルー−イエロー」、「明るい−暗い」(明度)及び「あざやか−おだやか」(彩度)という3つの属性がある。
操作者による物品属性、又は双方の選択数が複数である場合、評価部22では、選択物品属性と物品属性測定結果についての対比結果とをそれぞれ適合情報カテゴリー特定部23に送る。
[適合情報カテゴリー特定部23]
適合情報カテゴリー特定部23は、評価部22から送られた選択物品属性の選択結果のそれぞれから少なくとも1つの所定の傾向性を呼び出すとともに、物品属性測定結果の対比結果に基づいて当該各傾向性に関連づけられた少なくとも1つの適合情報カテゴリーを特定し、この特定結果を情報選出部24に送るように構成されている。評価部22からの物品属性測定結果が1つの場合、適合情報カテゴリー特定部23はその物品属性に対応する傾向性を記憶部3から呼び出す。そうして、物品属性測定結果に基づいて当該傾向性によって分類される2つの適合情報カテゴリーのうちのいずれかを特定し、情報選出部24に対して特定した適合情報カテゴリーに属する物品適合情報群を選出するように指令を発する。
例えば、物品属性「形状・大きさ」の属性「直線(直線的)−曲線(曲線的)」であり、評価部22での評価結果が「直線」である場合、適合情報カテゴリー特定部23は、クール−ウォーム傾向性を記憶部3から呼び出し、図6のスタイリングマップ上、横軸のクール−ウォーム傾向性によって区画される第2象限(アクアテイスト)及び第3象限(クリスタルテイスト)を適合情報カテゴリーとして特定する。また、物品属性がその色(明暗)であり、評価部22での評価結果が「明るい」であった場合、適合情報カテゴリー特定部23は、記憶部3からライト−ディープ傾向性図6のスタイリングマップ上、縦軸のライト−ディープ傾向性によって区画される第1象限(ブライトテイスト)及び第2象限(アクアテイスト)を適合情報カテゴリーとして特定する。さらに、物品属性がその色(おだやか−あざやか)であり、評価部22での評価結果が「おだやか」であった場合、適合情報カテゴリー特定部23は、記憶部3からグラデーション−コントラスト傾向性を呼び出し、図6のスタイリングマップ上、原点を通る斜め45度の右下がりの仮想軸が含まれる第2象限(アクアテイスト)及び第4象限(アーステイスト)を適合情報カテゴリーとして特定する。
また、本発明の情報提供装置の操作者が物品属性を以下の(a)〜(b)などのように選択することで、適合情報カテゴリー特定部23が前記3つの傾向性のうちの少なくとも2つの傾向性についてそれぞれ適合情報カテゴリーを特定することになる場合には、図6に示したスタイリングマップ上にそれぞれの適合情報カテゴリーを重畳させて配置し、重複する適合情報カテゴリーを特定することで当該カテゴリーの絞り込みを実施することができる。これにより、結果として1つの傾向性の場合の任意の2つの象限を含む適合情報カテゴリーに含まれるものよりも絞り込みによってより的確な(操作者により適合する)物品適合情報群を提供できるようになる。
(a)1の物品に対して1の物品属性のうち少なくとも2つの属性を1組にして選択する場合
例えば、図4や図6において、物品属性「色」の2つの属性を1組にして選択する場合である。この場合、評価部22での対比結果がそれぞれ「イエロー」及び「明るい」であれば、適合情報カテゴリー特定部23は、前者の適合情報カテゴリーである第1象限(ブライトテイスト)及び第4象限(アーステイスト)と後者のカテゴリーである第1象限(ブライトテイスト)及び第2象限(アクアテイスト)とを重畳させて両者が重複する第1象限(ブライトテイスト)に絞り込んで適合情報カテゴリーとして特定する。
(b)1の対象物に対して2以上の物品属性にそれぞれ含まれ、それぞれ異なる傾向性に対応する少なくとも1の属性を選択する場合
例えば、図4や図6において物品属性「色」における属性「ブルー−イエロー」及び「明るい−暗い」に追加して物品属性「素材」における属性「マット(つや消し)−ツヤ(有り)」をさらに選択する場合などである。この場合、評価部22での対比結果がそれぞれ「イエロー」、「明るい」及び「ツヤ」であれば、適合情報カテゴリー特定部23は前者のカテゴリーである第1象限(ブライトテイスト)、第2象限(アクアテイスト)、第4象限(アーステイスト)と後者のカテゴリーである第1象限(ブライトテイスト)、第3象限(クリスタルテイスト)とを重畳させて重複する第1象限(ブライトテイスト)を適合性が相対的に高い適合情報カテゴリーとして、またその他のカテゴリーも第1象限よりも相対的には低い適合性であるものの適合性を否定できないカテゴリーとして特定することになる。
このように、異なる傾向性が含まれるように複数の物品属性を選択することで、さらに適合情報カテゴリーの絞り込みが可能であり、操作者に対してさらにより的確な物品適合情報を提供できることになる。また仮に複数の物品についての物品属性測定結果が1つまたは2つの傾向性の両極の属性に属し、1つの適合情報カテゴリーに絞り込めず複数になってしまう場合には、順位付けをして適合情報カテゴリーを特定することができる。この場合、適合情報カテゴリー特定部23は、特定した複数の適合情報カテゴリーをその順位で情報選出部24に送ることで、最も適合する物品適合情報(群)、次に適合する物品適合情報(群)、・・・などのように順位を付けて操作者に提供できる利点がある。
次に、仮に3つの傾向性のそれぞれが2つ以上の物品属性基準値を有する場合には、以下のように適合情報カテゴリーを特定する。説明を簡便にするために、クール−ウォーム傾向性(スタイリングマップの横軸)及びライト−ディープ傾向性(スタイリングマップの縦軸)の2つの傾向性の場合、これら各傾向性について、適合情報カテゴリーは最大の物品属性基準値以上、2番目の物品属性基準値以上、最大の物品属性基準値未満、3番目の物品属性基準値以上、2番目の物品属性基準値未満、・・・に分けられる。スタイリングマップを共通にして、これらをそれぞれ当該スタイリングマップ上に投影させると、碁盤の目状に区画される。複数の物品属性測定結果はこの碁盤の目のいずれかに含まれる(プロッタされる)ことになるので、前記区画単位でプロット数の大小によって順位を付けて適合情報カテゴリーを特定し、この特定した結果を当該順位で情報選出部24に送るようにする。次に、さらにグラデーション−コントラスト傾向性を含める場合には、スタイリングマップ上の斜めの仮想軸上の測定結果のプロットが前記いずれかの碁盤の目状の区画に含まれるので、同様に前記区画単位でプロット数の大小によって順位を付けて適合情報カテゴリーを特定し、この特定した結果を当該順位で情報選出部24に送るようにする。3つの傾向性のそれぞれが2つ以上の物品属性基準値を有する場合には、以上のようにスタイリングマップ上、属性の強弱、つまり原点からの距離に応じた属性の度合いを踏まえた物品適合情報(群)を提供することができる。
[情報選出部24〜出力部25]
情報選出部24は、適合情報カテゴリー特定部23からの特定結果に基づいて特定された当該適合情報カテゴリーに属する少なくとも1つの物品適合情報を記憶部3における物品適合情報群の中から選出し、出力部25は、当該選出された各物品適合情報を出力するように構成されている。本実施形態においては、ディスプレイ10上に表示させ、プリンタ11に印字させるように構成しているが、出力の方法はこれらに限定されず、他の方法によってもよい。
本発明の情報提供方法
次に、図12を参照して、本発明に係る情報提供装置1を用いる情報提供方法の一例について説明する。図12は、図1に示す情報提供装置を用いる情報提供方法の全体の手順を示すフローチャートを示している。以下に説明する本発明の情報提供方法における各工程の少なくとも一部についても、人工知能(AI)が担うことができる。
図12に示すように、本発明の情報提供装置1は、演算制御部2の機能によりディスプレイ10に図4及び図6の例を参考にして対象物の物品属性情報(物品の種類・名称、並びにその形状・大きさ、色及び素材)のそれぞれを選択可能なように表示させるので、操作者はその中から物品の種類・名称及び物品属性を入力する。物品属性は、これを予め記憶部3から呼び出し、ディスプレイ10上に表示させ、その中から選択されるようにしてもよい。また、物品の種類・名称が限定的である場合などでは、あらかじめ記憶部3に格納した物品の種類・名称をディスプレイ10上に表示させ、その中から選択するように設定されていてもよい。そうして入力又は選択された物品の種類・名称(ステップS1)及び物品属性(ステップS2)を取得した上で、本発明の情報提供装置1は次の(1)及び(2)のうちのいずれかの方法により対象物についての物品属性測定結果を取得する(ステップS3)。その後、属性情報取得部21では、対象物について取得した選択物品属性の選択結果と物品属性測定結果とを評価部22に送る。
(1) 対象物の画像データや3Dスキャニングデータより物品属性測定結果を求める方法
本発明の情報提供装置1が物品を撮影した画像データなどを取得後、当該データより選択された物品属性について予め規定されている方法で物品属性測定結果を求めるものである。具体的には、図1において、演算制御部2が、不図示のデジタルカメラや3Dスキャナー装置などによって対象物の画像及び必要な場合には所定角度からの対象物を撮影した画像データを取得する。画像データは、デバイスドライバ6を介して記憶部3に格納される。なお、画像データは、これをデジタルデータとして取得、処理できればよく、デジタルカメラや3Dスキャナー装置で撮像したものに限定されず、例えば対象物を撮影したアナログ写真をスキャナで読み込んだものであってもよい。
本発明の情報提供装置1は、対象物について規定されている各寸法(物品属性測定結果)を当該画像データから求め、その物品属性測定結果を取得する(ステップS3)。このとき、タッチパネル等の入力端末5から別の物品属性についての物品属性測定結果を直接入力することもできる。なお、図示していないが、3Dスキャニングデータの場合も、概ね前記した2次元の画像データの場合と同様に処理する。
(2)操作者の物品属性測定結果入力による方法
操作者が、本発明の情報提供装置1に物品について求めた属性の測定結果を入力し、これを物品属性測定結果とするものである。例えば、物品が図4に示したTシャツであり、物品属性「形状・大きさ」における属性「直線―曲線」である場合、襟開口の横幅などの測定値を直接、入力端末5から入力して物品属性測定結果とする。
次に、対象物の画像データから又は対象物から直接、物品属性測定結果である色彩値を得るのに(ステップS3)、従来公知の方法によることができる。なお、色彩値は、同様に3Dスキャニングデータから得ることもできる(ステップS3)。
図12に戻り、物品のさらに別の属性を取得するか否かを操作者の入力操作によって確認する(ステップS4)。別の物品属性を取得する場合には、再びステップS2に戻ることで、結果として複数の物品属性を選択することができる。また、別の物品属性を取得しない場合にはステップS5に進む。
評価部22では、以下の評価工程を実施する(ステップS5)。即ち、記憶部3から選択物品属性の選択結果、物品属性測定結果及び物品属性基準値をそれぞれ呼び出し、物品属性測定結果と物品属性基準値との対比を行う。こうして、1つ以上の物品属性の評価結果が得られる。評価部22は、前記の対比結果を適合情報カテゴリー特定部23に送る。
適合情報カテゴリー特定部23では、評価部22からの選択された物品属性が1つである場合、当該物品属性について規定されている傾向性によって少なくとも1つの物品属性基準値を境にしてその両側の属性に関連する2つのカテゴリーのいずれか(図6に示すスタイリングマップにおいて、4つの象限のうちの2つからなる適合情報カテゴリー)を特定する。また、操作者によって1つの物品に規定されている2つ以上(好適には3つ以上)の物品属性が選択された場合、又は複数の物品属性から異なる傾向性に属する少なくとも2つ(好適には少なくとも3つ)の属性が選択されている場合、適合情報カテゴリー特定部23は各物品属性についての傾向性と評価部22における対比結果とから、図6に示すスタイリングマップ上、適合情報カテゴリーを重畳させて重複するものを適合性の高い適合情報カテゴリーとして特定する(ステップS6)。3つ以上の属性が選択されており、同様に適合情報カテゴリーを重畳させても1つの適合情報カテゴリーに絞り込めない場合には、当該適合情報カテゴリーごとの重複数によって順位づけをして複数の適合情報カテゴリーを特定する(ステップS6)。このように少なくとも2つの物品属性を選択した場合には、重複数が最も多い適合情報カテゴリーが対象物に適合する有用な物品適合情報(群)を含んでいることになる。次に、情報選出部24にて適合情報カテゴリーの中から物品適合情報を選出し(ステップS7)、選出された物品適合情報を出力部7に出力する(ステップS8)。読み出された物品適合情報群は、出力部7に送られ、ディスプレイ10に表示させ、あるいはプリンタ12により印刷することが可能となる。
以上説明したように、本発明の情報提供装置及び情報提供方法は、前記のように、物品など(物品属性測定結果や画像データの提供物を含む)が物品を構成する複数の物品属性の中から選択した少なくとも1つの選択物品属性に係る少なくとも1つの物品属性測定結果に基づいて当該物品が似合う人物に関する物品適合情報、その他の情報やアドバイスなどを提供できる。その他の情報やアドバイスとしては、装いたいイメージにマッチする物品や与えたい印象に当てはまる物品に関するもの、例えば食器に関する情報;家具、内装(床や壁の色など)などのインテリアに関する情報;ロゴの色などのグラフィックデザインに関する情報;広告、プロモーション、商品企画(パッケージの色など)に関する情報;ヘアメイクやファッションその他のスタイリングに関する情報;スタイリングに関する検定の教材、これら各情報をさらにコーディネートした情報などが挙げられる。このような機能を持つ本発明の情報提供装置及び情報提供方法は、例えばオンラインショップなどにおいて1の商品を選択、購入したオンラインショップ使用者に対してさらにその商品のイメージに客観的にマッチした1又はそれ以上の商品をレコメンドする協調フィルタリングやコンテンツベースフィルタリングなどのレコメンドエンジン(AIを活用するものも含む。)における評価機能に十分に適用可能である。
また、本発明の情報提供装置及び情報提供方法によれば、物品のイメージを分析軸で測りそれと同じ属性のイメージの物を検索判定して表記するなどすることで、物品の検索の整合性を高めたり、共通させることができる。また、物品属性と統計的に高い関連性を示す情報群が得られた場合には、当該情報群を適合情報カテゴリーごとに物品適合情報群に分類包含させ、物品に対するその後の物品適合情報提供に活用できる。また、情報提供装置内の記憶部に格納されている物品適合情報群と統計的に高い関連性を示す物品属性が確認された場合などには、当該物品属性を傾向性や適合情報カテゴリーと関連させて本発明の情報提供装置における記憶部の物品属性情報に追加的に記憶させるなどして、その後の情報提供に活用できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を外したり、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせたりすることができる。
1 情報提供装置
2 演算制御部
3 記憶部
4 内部バス
5 入力部
6 デバイスドライバ
7 出力部
9 入力端末
10 ディスプレイ
11 プリンタ
21 属性情報取得部
22 評価部
23 適合情報カテゴリー特定部
24 情報選出部
25 画像データ解析部

Claims (5)

  1. 記憶部、属性情報取得部、評価部、適合情報カテゴリー特定部、情報選出部及び出力部を少なくとも含んでおり、
    前記記憶部は、対象物を含む複数の物品属性情報と、複数の傾向性と、複数の適合情報カテゴリーと、当該各適合情報カテゴリーに属する複数の物品適合情報群とを記憶し、
    前記複数の物品属性情報のそれぞれは、物品の種類・名称と、当該物品のそれぞれについて予め規定された少なくとも1つの物品属性と、当該各物品属性の基準となる少なくとも1つの物品属性基準値とを含み、
    前記複数の傾向性はそれぞれ、前記物品属性情報に関連して前記物品属性基準値を含む直線軸として表され、当該直線軸上において前記少なくとも1つの物品属性基準値を境にして前記複数の物品適合情報群を少なくとも2つの適合情報カテゴリーに分類するように規定されており、
    前記属性情報取得部は、対象物に対する物品属性情報として、その種類・名称及び属性名とともに、前記対象物について選択された少なくとも1つの物品属性の測定結果を対象物属性測定結果としてそれぞれ取得し、
    前記評価部は、前記属性情報取得部を通じて前記対象物の物品属性情報を取得し、当該対象物の種類・名称及び属性名に基づいて前記記憶部から呼び出した前記物品属性基準値と前記対象物の物品属性測定値とをそれぞれ対比し、当該各対比結果を前記適合情報カテゴリー特定部に送り、
    前記適合情報カテゴリー特定部は、前記記憶部から呼び出した前記各物品の属性に関連するそれぞれの傾向性について、入力を受けた前記対比結果に基づいて当該各傾向性で分類されるそれぞれの適合情報カテゴリーの中から重複する1の適合情報カテゴリーを特定するか、又は1つの適合情報カテゴリーに絞り込めない場合には当該適合情報カテゴリーごとの重複数によって順位づけをして複数の適合情報カテゴリーを特定し、
    前記情報選出部は、特定された当該適合情報カテゴリーに属する少なくとも1つの物品適合情報を前記記憶部における物品適合情報群の中から選出し、
    前記出力部は、当該選出された各物品適合情報を出力するように構成されてなることを特徴とする情報提供装置。
  2. 前記属性情報取得部はさらに画像データ解析部を備えており、前記対象物の属性測定結果に代えて又は前記対象物の属性測定結果とともに当該対象物の画像データを取得して前記画像データ解析部において所定の解析を行うものである請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 対象物の物品属性情報としてその種類・名称とともに、当該対象物について選択された少なくとも1つの物品属性及びその測定結果をそれぞれ取得する属性情報取得工程と、
    属性情報取得部を通じて前記物品属性情報の入力を受け、前記対象物の種類・名称及び属性名に基づいて記憶部から呼び出した物品属性基準値と前記対象物の属性測定値とをそれぞれ対比し、当該各対比結果を適合情報カテゴリー特定部に送る評価工程と、
    前記記憶部から呼び出した前記対象物の各物品属性情報に関連する複数のうちの3つの傾向性について、入力を受けた前記対比結果に基づいて当該各傾向性で分類されるそれぞれの適合情報カテゴリーの中から重複する1の適合情報カテゴリーを特定するか、又は1つの適合情報カテゴリーに絞り込めない場合には当該適合情報カテゴリーごとの重複数によって順位づけをして複数の適合情報カテゴリーを特定する適合情報カテゴリー特定工程と、特定された当該適合情報カテゴリーに属する少なくとも1つの物品適合情報を前記記憶部に格納されている物品適合情報群の中から選出する物品適合情報選出工程と、
    当該選出された各物品適合情報を出力する出力工程とを含む、コンピューターが実行する情報提供方法。
  4. 前記属性情報取得工程はさらに画像データ解析工程を備えており、前記対象物の属性測定結果に代えて又は前記対象物の属性測定結果とともに当該対象物の画像データを取得して前記画像データ解析工程において所定の解析を行うものである請求項3に記載の情報提供方法。
  5. 請求項3〜4のいずれか1項に記載の情報提供方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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