JP6205817B2 - 電子部品の製造方法 - Google Patents
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Description
部品本体を準備する、第1の工程と、
部品本体をそれぞれ保持するための複数の開口が設けられた保持テープを準備する、第2の工程と、
保持テープの開口に部品本体を挿入することによって、部品本体の第2の領域を保持テープの主面から突出させながら、開口を規定する周縁部に部品本体の第1の領域の一部を接触させて、1対の側面が保持テープの主面と平行な状態となるように、部品本体を保持テープによって保持した状態とする、第3の工程と、
保持テープによって保持された部品本体の第2の領域に第2の外部電極となるべき導電性ペーストを塗布する、第4の工程と、
第2の外部電極となるべき導電性ペーストが塗布された部品本体を、保持テープによる保持から解放する、第5の工程と、
第2の外部電極となるべき導電性ペーストを焼き付ける、第6の工程と、
少なくとも第5の工程の後、部品本体の第1の領域に第1の外部電極となるべき導電性ペーストを塗布する、第7の工程と、
第1の外部電極となるべき導電性ペーストを焼き付ける、第8の工程と、
が実施される。
〈電子部品の説明〉
まず、図4ないし図6を参照して、この発明が適用される電子部品の一例としての貫通型コンデンサ21について説明する。
部品本体22は、その外表面として、互いに対向する1対の主面29および30と、互いに対向する1対の側面31および32と、互いに対向する1対の端面33および34とを有する、直方体形状をなしている。部品本体22は、詳細には図示しないが、主面29および30の方向に延びかつ積層された複数の誘電体セラミック層35からなる積層構造を有する。
2つの第1の外部電極25および26ならびに2つの第2の外部電極27および28は、部品本体22の外表面上で、互いに分離して形成されている。
第1の内部電極23は、図5に示すように、部品本体22の両端面33および34間にわたって延び、2つの第1の外部電極25および26にそれぞれ電気的に接続されるように端面33および34にまで引き出されている。
上述した電子部品としての貫通型コンデンサ21の製造方法、特に外部電極25〜28の形成方法について、以下に説明する。
部品本体22が用意される。部品本体22は、誘電体セラミック層35となるべき複数のセラミックグリーンシートを用意し、複数のセラミックグリーンシート上に内部電極23および24となるべき導電性ペースト膜を形成し、次いで、これら複数のセラミックグリーンシートを積層し、これを焼成する、といった公知の製造技術によって製造される。部品本体22の内部には、第1および第2の内部電極23および24が形成されている。
他方、図1に示すような保持テープ41が用意される。保持テープ41には、部品本体22をそれぞれ保持するための複数の開口42が設けられている。図1には、保持テープ41の一部、すなわち、1つの開口42のみが図示されている。実際には、保持テープ41は、その長手方向に複数の開口42を分布させている。開口42の形状の詳細については、後述する。
次に、保持テープ41の開口42に部品本体22が挿入される。部品本体22の挿入後の状態が図1に示されている。部品本体22は、第2の領域39および40を保持テープ41の主面から突出させながら、開口42を規定する周縁部に部品本体22の第1の領域37および38の一部を接触させた状態で、保持テープ41によって保持される。特に、この実施形態では、部品本体22は、1対の側面31および32が保持テープ41の主面と平行な状態となるように保持テープ41によって保持される。この保持のために、保持テープ41を構成する材料が有する弾性が有効に働く。
次に、保持テープ41によって保持された部品本体22の第2の領域39および40に第2の外部電極27および28となるべき導電性ペーストを塗布する工程が実施される。この塗布工程を実施している状態が図7に示されている。
上述のように、第2の外部電極27および28となるべき導電性ペースト50が塗布されることによって導電性ペースト膜61が形成された部品本体22は、次いで、保持テープ41から外される。このとき、保持テープ41は、再使用されない場合には、部品本体22の迅速かつ容易な解放のため、保持テープ41の適当な位置が切断されることが好ましい。
次に、部品本体22の第1の領域37および38に第1の外部電極25および26となるべき導電性ペーストを塗布する工程が実施される。
次に、第1の外部電極25および26となるべき導電性ペーストと、第2の外部電極27および28となるべき導電性ペーストとが同時に焼き付けられ、焼結した第1および第2の外部電極25〜28が部品本体22上に形成される。
第2の実施形態は、そこで用いられる保持テープの第1の変形例を与えるものである。図2は、図1に対応する図であって、第2の実施形態において用いられる保持テープ41aおよびそれによって保持された部品本体22を拡大して示す図である。図2において、図1に示す要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
第3の実施形態は、そこで用いられる保持テープの第2の変形例を与えるものである。図3は、図1に対応する図であって、第3の実施形態において用いられる保持テープ41bおよびそれによって保持された部品本体22を拡大して示す図である。図3において、図1に示す要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
第4の実施形態は、製造しようとする電子部品の外部電極の形態の変形例およびそれに伴う製造方法の変形例を与えるものである。図10は、図4に対応する図であって、第4の実施形態において製造しようとする貫通型コンデンサ21aの外観を示す斜視図である。図10において、図4に示す要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
再び、保持テープ41の開口42に部品本体22が挿入される。このとき、部品本体22は、1対の主面29および30が保持テープ41の主面と平行な状態となるように保持テープ41によって保持される。なお、部品本体22が、前述したように、1.0mm×0.5mm×0.5mmの外形寸法を有するというように、主面29および30と側面31および32とが同じ寸法を有している場合には、第1の実施形態の場合と同様の設計の保持テープ41を用いることができるが、主面29および30と側面31および32とが異なる寸法を有している場合には、別の設計の保持テープ41が用意される。
次に、図7に示した方法と同様の方法により、保持テープ41によって保持された部品本体22の1対の主面29および30に第2の外部電極27aの延長部となるべき導電性ペーストを塗布する工程が実施される。この導電性ペーストは、次いで、乾燥される。
次に、第2の外部電極27aとなるべき導電性ペーストが塗布された部品本体22は、保持テープ41から外される。
この発明の範囲内において、その他種々の変形例が可能である。
22 部品本体
25,26 第1の外部電極
27,28,27a 第2の外部電極
29,30 主面
31,32 側面
33,34 端面
36 角部
37,38 第1の領域
39,40,39a 第2の領域
41,41a、41b 保持テープ
42 開口
43,44 第1の接触点
45〜48 第2の接触点
50 導電性ペースト
53,54 塗布用ローラ
61 導電性ペースト膜
64 導電性ペースト層
Claims (6)
- 1対の主面、1対の側面および1対の端面を外表面として有する直方体形状であり、角部を有する部品本体と、前記角部を含むとともに前記1対の端面ならびにそれに隣接する前記1対の主面および前記1対の側面の各一部を含む第1の領域に形成される第1の外部電極と、前記第1の領域とは異なる前記部品本体の前記1対の側面の各一部を含む第2の領域に形成される第2の外部電極とを備える、電子部品を製造する方法であって、
前記部品本体を準備する、第1の工程と、
前記部品本体をそれぞれ保持するための複数の開口が設けられた保持テープを準備する、第2の工程と、
前記保持テープの前記開口に前記部品本体を挿入することによって、前記部品本体の前記第2の領域を前記保持テープの主面から突出させながら、前記開口を規定する周縁部に前記部品本体の前記第1の領域の一部を接触させて、前記1対の側面が前記保持テープの主面と平行な状態となるように、前記部品本体を前記保持テープによって保持した状態とする、第3の工程と、
前記保持テープによって保持された前記部品本体の前記第2の領域に前記第2の外部電極となるべき導電性ペーストを塗布する、第4の工程と、
前記第2の外部電極となるべき導電性ペーストが塗布された前記部品本体を、前記保持テープによる保持から解放する、第5の工程と、
前記第2の外部電極となるべき導電性ペーストを焼き付ける、第6の工程と、
少なくとも前記第5の工程の後、前記部品本体の前記第1の領域に前記第1の外部電極となるべき導電性ペーストを塗布する、第7の工程と、
前記第1の外部電極となるべき導電性ペーストを焼き付ける、第8の工程と、
を備え、
前記保持テープの前記開口を規定する前記周縁部は、前記第3の工程において、前記部品本体の前記角部と、前記1対の主面における、前記第2の領域を前記1対の主面の各々へと延長した領域と、のいずれにも接触し得ない形状を有し、
前記第4の工程では、前記1対の側面に同時に前記導電性ペーストが塗布される、
電子部品の製造方法。 - 前記第2の工程において準備される前記保持テープは、紙から構成される、請求項1に記載の電子部品の製造方法。
- 前記第2の外部電極は、前記部品本体の前記1対の主面および前記1対の側面を周回するように形成され、
前記第5の工程と前記第6の工程との間に、
第2の前記保持テープの前記開口に前記部品本体を再び挿入することによって、前記部品本体の前記1対の主面を第2の前記保持テープの主面と平行な状態となるように前記部品本体を第2の前記保持テープによって保持した状態とする、第9の工程と、
第2の前記保持テープによって保持された前記部品本体の前記1対の主面に前記第2の外部電極の延長部となるべき導電性ペーストを塗布する、第10の工程と、
前記第2の外部電極の延長部となるべき導電性ペーストが塗布された前記部品本体を、第2の前記保持テープによる保持から解放する、第11の工程と、
をさらに備える、請求項1または2に記載の電子部品の製造方法。 - 前記第6の工程と前記第8の工程とは同時に実施される、請求項1ないし3のいずれかに記載の電子部品の製造方法。
- 前記保持テープの前記開口を規定する前記周縁部は、前記部品本体の前記1対の端面の各中央部にそれぞれ接触し得るように互いに対向する少なくとも1対の第1の接触点を有する、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子部品の製造方法。
- 前記保持テープの前記開口を規定する前記周縁部は、前記部品本体の前記1対の主面または前記1対の側面の各一部にそれぞれ接触し得るように互いに対向する少なくとも1対の第2の接触点をさらに有する、請求項5に記載の電子部品の製造方法。
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