JP6203285B2 - 無線装置および無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、通信処理装置、集積回路、無線通信端末、メモリーカード、無線通信装置および無線通信方法に関する。
無線通信においては、他のシステムまたは他の機器との干渉が問題となる。特に無線LAN(Wireless LAN)やブルートゥース(Bluetooth(登録商標))等で使用される2.4GHz帯は、複数のシステムで同時に使用されたり、同一システムで複数のアクセスポイントにより同時に使用されたりすることが容易に起こりうる。したがって、それらの干渉を回避することが必須となる。
一般に干渉を回避する方法として、事前に定めたチャネルのホッピングパターンに従ってチャネルを切り換えて通信を行うチャネルホッピングが用いられている。IEEE802.15.4では、ホッピングパターンに含まれるチャネルから候補チャネルを特定し、当該候補チャネルについて、チャネル変更およびチャネルスキャンを繰り返し行うことで、ノードが新規チャネルを探す仕組みが規格化されている。しかし、この方法では、スキャンする候補チャネルを制限したとしても、いくつかのチャネルでスキャンを行う必要がある。このため、チャネル変更やチャネルスキャンに時間がかかると共に、消費電力が増大してしまう。
一方、子機がリレーノードの役割を行う通信システムにおいて、以下の仕組みが提案されている。チャネル#f1を使用している親機が、以前の使用チャネル#f0の番号と、変更候補チャネル#f2の番号とを子機に通知する。通知を受けた子機が、以前の使用チャネル#f0によって、現在の通信チャネル#f1の番号、および変更候補チャネル#f2の番号の情報を、親機と直接できない他の子機に通知する。しかし、この仕組みでは、チャネル変更にかかる時間は短縮するが、当該他の子機は、チャネル変更の1つ前のチャネルまでしか追従できない。このため、長期間にわたりスリープする子機が存在する場合に、その子機が最新のチャネルに追従できない可能性がある。
特開2012-4951号公報
IEEE802.15.4
この発明の実施形態は、使用チャネルが変更された場合に、チャネル変更に追従できない端末が発生することを防止することを目的とする。
本発明の実施形態は、アクセス制御部を備える。前記アクセス制御部は、動作チャネルを第1のチャネルに設定し、前記第1のチャネルで報知信号を受信し、前記報知信号を解析して、第2のチャネルを特定するチャネル情報を取得し、前記動作チャネルを前記第2チャネルに設定し、予め定めた期間、前記第2のチャネルで報知信号を受信しない場合は、前記動作チャネルを前記第1のチャネルに再設定して、前記第1のチャネルで報知信号を受信する。
第1の実施形態に係る無線ネットワークシステムの一例を示す図。 第1の実施形態に係るシステムにおけるチャネル変更時のアクセス方式を説明するための図。 スリープードのチャネル変更時のアクセス方式を説明するための図。 第1の実施形態に係る無線通信装置を備えたハブのブロック図。 第1の実施形態に係る無線通信装置を備えたノードのブロック図。 ハブのチャネル管理処理のフローチャート。 ノードのチャネル管理処理のフローチャート。 第2の実施形態に係るシステムにおけるチャネル変更時のアクセス方式を説明するための図。 第2の実施形態に係るハブのチャネル管理処理のフローチャート。 第3の実施形態に係るシステムにおけるチャネル変更時のアクセス方式を説明するための図。 第4の実施形態に係る無線通信装置を備えたハブのブロック図。 第4の実施形態に係る無線通信装置を備えたノードのブロック図。 第5の実施形態に係る無線通信装置を備えたハブのブロック図。 第5の実施形態に係る無線通信装置を備えたノードのブロック図。 第6の実施形態に係る無線通信装置を備えたハブのブロック図。 第6の実施形態に係る無線通信装置を備えたノードのブロック図。 第7の実施形態に係る無線通信装置のハードウェアブロック図。 第8の実施形態に係る無線通信端末の斜視図。 第8の実施形態に係るメモリーカードを示す図。 第16の実施形態に係る無線通信システムを示す図。 第16の実施形態に係るノードのハードウェアブロック図。 第16の実施形態に係るハブのハードウェアブロック図。
以下、図面を参照しながら、本実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1に第1の実施形態に係る無線ネットワークシステムの一例を示す。図1に示す無線ネットワークシステム100は、ハブ10と、複数のノード20、21、22を含む。ハブ10は中央装置として動作する無線通信装置である。各ノードは、中央装置に対する端末として動作する無線通信装置である。ハブ10は、ノード20、21、22にとっての通信対象となる装置である。ノード20、21、22はハブ10にとっての通信対象となる装置である。
各ノードは、例えば1つまたは複数のセンサーを内蔵している。各ノードは、センサーで取得したセンシング情報を、ハブ10に無線で送信する。また各ノードは、通信に必要な制御情報等をハブから無線で受信する。
本システムは、一例として、人体に形成する無線ネットワークである、ボディエリアネットワークと呼ばれるネットワークでもよい。ボディエリアネットワークは、例えば人体に中央装置としてのハブと、端末装置としてのノードを装着して、ハブおよびノード間で通信を行う。各ノードに搭載するセンサーは、例えば睡眠センサー、加速度センサー、心電図センサー、体温センサー、脈センサーなどの生体センサーが想定される。なお、本実施形態はボディエリアネットワークに限定されない。本実施形態に係る通信ネットワークシステムは、ハブとノードを配置して、ハブが中央装置として動作する限り、任意のネットワークシステムでよい。
本システムにおいて、ハブおよびノード間の通信には、制御チャネルとデータチャネルの2種類のチャネルを用いる。制御チャネルは、少なくとも1つのチャネルが存在し、複数のハブが存在する場合は、複数の制御チャネルが存在してもよい。この場合、近接するハブが同一の制御チャネルを使用する場合を許容してもよい。データチャネルは、複数のチャネルが存在し、ハブは使用するデータチャネルを変更することができる。
ハブは、制御チャネルで、一定の周期で、報知信号であるビーコン信号(制御チャネルビーコン信号)を送信する。また、ハブは、データチャネルで一定の周期で報知信号であるビーコン信号(データチャネルビーコン信号)を送信する。
制御チャネルで送信するビーコン信号の周期と、データチャネルで送信するビーコン信号の周期は同じであっても、異なっても良い。連続する2つのビーコン信号間の区間を、ビーコンインターバルと呼ぶ。特に、連続するデータチャネルビーコン信号間の区間を、データチャネルビーコンインターバルと呼ぶ。データチャネルビーコンインターバル内には1つまたは複数のアクセス期間が含まれる。たとえば1種類の特定のアクセス期間が配置されてもよいし、異なる種類の複数のアクセス期間がある順序で配置されてもよい。例えば、1種類の特定のアクセス期間として、割当ベースアクセス期間のみが配置されてもよい。あるいは、異なる種類の複数のアクセス期間として、割当ベースアクセス期間と、競合ベースアクセス期間とが配置されてもよい。あるいは、割当ベースアクセス期間と、競合ベースアクセス期間と、通信が行われない非動作(inactive)期間とが配置されてもよい。異なる種類の複数のアクセス期間が配置される場合、配置の順序は特定のものに限定されなくてもよい。
割当ベースアクセス期間は複数のスロットを含む。各ノードには、それぞれ1つまたは複数のスロットが割り当てられることができる。各ノードは、ビーコンインターバル毎にスロットを割り当てられるとは限らず、一定数のビーコンインターバルおきにスロットが割り当てられる場合もある。ノードは、ハブへ送信するフレーム(データフレーム、制御フレーム、管理フレーム等)がある場合は、自分に割り当てられたスロットでフレームを送信することができる。
競合ベースアクセス期間は、任意の競合ベースのアクセス方式で通信が行われる期間である。競合ベースのアクセス方式として、スロット付きアロハ(slotted aloha)方式またはCSMAベース方式などを用いることができる。例えばスロット付きアロハ方式では、競合ベースアクセス期間に複数のスロットを配置し、ノードが送信用のフレームを有する場合、乱数を生成することで、当該スロットでのフレームの送信または非送信を、規定の送信確率で定める。送信が決定された場合は、スロットの開始タイミングでフレームを送信する。非送信が決定された場合は、フレームの送信を見送る。規定の送信確率はパラメータとして変更可能である。なお、複数のノードがスロットの開始タイミングで同時に送信を行った場合は、フレーム信号が衝突し、送信は失敗となる可能性が高い。競合ベースアクセス期間のスロットは、割当ベースアクセス期間とは異なり、事前にハブから割り当てを受ける必要はない。
一方、制御チャネルでは、キャリアセンスを用いた通信方式、具体的にCSMA(Carrier Sense Multiple Access:キャリアセンス多重アクセアス)ベースの通信方式を想定する。CSMA方式では、キャリアセンスを行い、キャリアセンス結果がアイドルであれば、送信権を得ることができる。なお、ハブが制御チャネルでビーコン信号を送信する時間では、ハブのみがそのタイミングの時間を使用可能であり、ノードはその時間を使用できないとしてもよい。制御チャネルで使用する通信方式は、CSMAベースの通信方式に限定されるものではない。制御チャネルでは、スロット単位で通信を行っても良いし、スロットベースでなく、任意のタイミングで通信を行う構成も可能である。
ノードは、ハブに接続する前は、制御チャネルで制御チャネルビーコン信号の受信を待機する。ノードは、制御チャネルビーコン信号を受信すると、当該ビーコン信号に記載されるデータチャネル番号に従って、データチャネルにチャネル変更を行う。ノードは、データチャネルにて、データチャネルビーコン信号を受信する。ノードは、例えばデータチャネルを用いて、競合ベースアクセス期間において、ハブとの接続処理およびハブとのデータ送受信を行う。
図2を用いて、第1の実施形態に係るシステムにおけるチャネル変更時のアクセス方式を説明する。図2(A)には、ハブがデータチャネルでノードと送受信する信号が示され、図2(B)には、ハブが制御チャネルでノードと送受信(ここでは送信のみ)する信号が示される。横軸は時間軸であり、図に沿って右側が時間の流れる方向である。図における「B」の文字が入った縦長の矩形は、ハブが送信するビーコン信号を表す。「D」の文字が入った矩形は、ハブがノードから受信するデータフレームを表し、「A」の文字が入った矩形は、ハブがノードに返す応答フレーム(Ackフレーム)を表す。本例ではデータチャネルビーコンインターバルに、割当ベースアクセス期間と競合ベースアクセス期間が配置される場合を示すが、上述したように、本実施形態は、この配置に限定されるものではない。
ハブは、最初、チャネル番号#Nのデータチャネル(Dch)と、チャネル番号#Nの制御チャネル(Cch)を使用している。ハブは、何らかの判断の元、データチャネルの変更を行うと判断する。ここでは、データチャネルをチャネル番号#Nからチャネル番号#Nに変更すると決定する。このとき、ハブは、現在使用しているチャネル番号#Nのデータチャネルで、データチャネルの変更有りを示す情報と、変更後のデータチャネル番号(新規データチャネル番号)を表す情報を含むビーコン信号201を送信する。例えば、“データチャネル変更ビット”を“1”(データチャネル変更有り)とし “データチャネル番号”フィールドに新しいデータチャネル番号“#N”を挿入する。ハブは、次のビーコン信号からチャネル番号#Nのチャネルを使用して、ビーコン信号202を送信する。ビーコン信号202の“データチャネル変更ビット”は“0”とする。
一方、ハブが送信する制御チャネルビーコン信号には、“データチャネル番号”フィールドが設けられている。ハブは、当該“データチャネル番号”フィールドを、チャネル番号#Nに更新する。例えば、ハブは、データチャネルビーコン信号においてデータチャネルを変更するためのデータ更新(チャネル変更ビットを1にし、新規チャネル番号を設定)をしたことをトリガーに、制御チャネルで送信するビーコン信号のデータチャネル番号を#Nに更新する。
ノードは、ハブと接続した後は、基本的にデータチャネルのみを用いた制御を行う。ノードは、データチャネルのビーコン信号201を受信し、データチャネルの変更有りの情報を確認することで、データチャネルが変更されることを認識する。ノードは、ビーコン信号201に含まれる新規データチャネル番号に、データチャネルを変更する。本例では、チャネル番号#Nから#Nに変更する。変更するタイミングは任意でよい。本実施形態では、データチャネルを変更するタイミングは、データチャネル変更の通知があったデータチャネルビーコン信号201の次にハブからデータチャネルビーコン信号202が送信されるタイミングとする。
なお、本例では、ハブが送信するデータチャネルビーコン信号に“データチャネル変更ビット”フィールドを設け、この1ビットの値で、データチャネル番号の変更の有無がわかるようにした。従って、データチャネルの変更有無を判断する際、ノードの処理負荷を低減できる。ただし、本フィールドは必須ではなく、“データチャネル変更ビット”フィールドが無い構成も可能である。この場合には、ノードは、“データチャネル番号”フィールドを常に確認し、当該フィールドの値が変化していれば、データチャネルを変更する必要があると判断できる。
図3を用いて、スリープノードのチャネル変更時のアクセス方式について説明する。
図3(A)および図3(B)は、基本的に図2(A)および図2(B)と同じである。
ただし、データチャネルビーコンインターバルに、割当ベースアクセス期間と、競合ベースアクセス期間に加え、非動作期間が配置されている。非動作期間が配置されたことによるハブの動作には特に影響は生じないため、これ以上の説明は省略する。また、この配置はあくまで一例であり、上述したように、本実施形態はこの配置に限定されるものではない。
図3(C)は、スリープノードにおけるデータチャネル変更時の動作例を示す。スリープは、消費電力を低減する目的で、定期的に起動して、一定時間経過後、再度、一定期間スリープする処理を繰り返すノードである。なお、スリープは、通常よりも消費電力が低い状態を表し、一例として、通信装置内の一部の構成要素、または当該一部の構成要素の中のさらに一部の回路への電力供給を停止することで実現してもよい。あるいは、動作周波数を下げる、ネットワークから情報を受信できない状態にするなどでもよい。スリープする期間が長いスリープノードを、特にロングスリープノードと呼ぶこともある。スリープノードは、スリープ期間中は、データチャネルビーコン信号を受信しない。「B」の文字が入った破線の矩形211は、データチャネルビーコン信号を受信しないことを表している。スリープノードは、チャネル番号#Nのデータチャネルを使用しているときに、スリープ動作に入ったとする。
ノードは、スリープ動作中(A1)に、時刻T1で起動する。スリープノードは、起動後、少なくとも1データチャネルビーコンインターバル以上の期間にわたり、ハブからのビーコン信号の受信をデータチャネルで待機する(A2)。ノードは、スリープ動作に入る直前に使用していた番号(#N)のデータチャネルで、ビーコン信号の受信を待機する。ノードは、その間にデータチャネル変更を通知するデータチャネルビーコン信号を受信した場合は、図2と同様に、そのビーコン信号に記載されている番号のチャネルにデータチャネルを移行する。
一方、スリープノードは、上記1データチャネルビーコンインターバル以上の期間において、接続しているハブからのデータチャネルビーコン信号を受信しない場合には、一旦、動作チャネルを制御チャネル(#N)に変更する。そして、スリープノードは、制御チャネルにて、接続中のハブから送信される制御チャネルビーコン信号212の受信を待機する(A3)。スリープノードは、制御チャネルビーコン信号212を受信すると、当該ビーコン信号から、ハブが現在使用しているデータチャネル番号を把握する。ここでは、データチャネル番号が#Nであることを把握する。ノードは、それに従い、再度、動作チャネルを制御チャネル(#N)から新規のデータチャネル(#N)に変更する。ノードは、変更後のデータチャネル(#N)で、ビーコン信号213を待機する(A4)。
図4に本実施形態の無線通信装置を備えたハブの構成例を示す。ハブは、アンテナ10、PHY&RF部20、本実施形態に係る通信処理装置であるMAC部30および上位処理部40を備える。PHY&RF部20は、送信部21と受信部22を含む。MAC部30は、送信処理部31、受信処理部32、アクセス制御部33、チャネル制御部34を含む。
アクセス制御部33は、制御チャネルおよびデータチャネルのアクセスを管理する。アクセス制御部33は、所望タイミングにて、各チャネルでビーコン信号の送信を行うよう制御する。アクセス制御部33は、送信処理部31に制御チャネルまたはデータチャネルのビーコン信号の送信を指示する。送信処理部31は、当該指示を受けて、制御チャネルまたはデータチャネルのビーコン信号のフレームを生成する。送信処理部31は、生成したフレームを送信部21へ出力する。制御チャネルのビーコン信号は、データチャネルのチャネル情報(チャネル番号等)を含む。
送信部21は、制御チャネルの送信と、データチャネルの送信を行う。受信部22は、制御チャネルの受信と、データチャネルの受信を行う。送信部21は、それぞれ後述のチャネル制御部34から指示された番号のチャネルで送信を行う。受信部22は、それぞれ後述のチャネル制御部34から指示された番号のチャネルで受信を行う。送信部20はデータチャネルと制御チャネルの送信を同時に、すなわち独立に行うことができ、また受信部22は、データチャネルと制御チャネルの受信を同時に、すなわち独立に行うことができてもよい。制御チャネルのビーコン信号フレームは、制御チャネルにて送信し、データチャネルのビーコン信号フレームは、データチャネルにて送信を行う。データフレームはデータチャネルで送信する。
送信部21は、送信処理部31から入力されたフレームに対し、制御チャネルまたはデータチャネルの通信方式に従って、所望の物理層の処理を行う。送信部21は、処理後のフレームにD/A変換や周波数変換等を行って、送信信号を生成する。送信部21は、生成した送信信号を、アンテナ10を介して空間に電波として送信する。なお、アンテナ10の個数は1つでも、複数でもよい。
受信部22はアンテナ10を介して信号を受信する。受信部22は、受信した信号に受信処理を行って受信フレームを取得し、当該受信フレームを受信処理部32へ出力する。
受信処理としては、例えばベースバンドへの周波数変換やA/D変換、A/D変換後のフレームの物理ヘッダーの解析、および復調処理など、所望の物理層処理を含んでもよい。
チャネル制御部34は、PHY&RF部20の設定、すなわち、送信部21および受信部22の設定を制御する。例えばチャネル制御部34は、アクセス制御部33からの指示に応じて、使用するチャネルの番号をPHY&RF部20に送る。PHY&RF部20は、チャネル制御部34から通知されたチャネル番号に従って、送信部21および受信部22の動作チャネルの設定を行う。なお、送信部および受信部を、データチャネルと制御チャネル用に2系統用意してもよい。なお、本例ではチャネル制御部34をアクセス制御部33とは別に設けているが、チャネル制御部34の機能をアクセス制御部33に組み込んで、1つのブロックの処理部としてもよい。
受信処理部32は、受信部22から入力されたフレームのMACヘッダーの解析等を行う。受信処理部32は、ノードから接続要求フレームを受信した場合には、アクセス制御部33にノードからの接続要求を通知する。アクセス制御部33は、当該接続要求に対してスロットの割り当てを判断し、判断結果を送信処理部31に通知する。例えば、データチャネルビーコンインターバル内のスロットの個数や、スロットの位置、スロットを割り当てるビーコンインターバルの周期等を決定する。なお、ノードは接続要求フレームを例えばデータチャネルの競合ベースアクセス期間で送信する。
送信処理部31は、アクセス制御部33の判断結果に応じて、接続応答フレームを生成する。ノードからの接続要求フレームに、ノードが備えるセンサーのセンサー種別もしくはそれに類する情報が含まれる場合、アクセス制御部33は、当該情報を抽出して上位処理部40に通知してもよい。上位処理部40は、当該通知された情報に基づき、ノードへの割り当てるスロット数や、スロットを割り当てるビーコンインターバル周期等を判断しても構わない。この場合、上位処理部40は、決定した割り当てスロット数等の情報を、アクセス制御部33に通知する。アクセス制御部33は、通知された情報からスロット割り当てを行う。もしくは、接続要求フレームの送信側であるノード側において、上記と同様の処理を行って、割り当てを受けるスロット数や、ビーコンインターバル周期等を決定し、決定した値を接続要求フレームに含めてもよい。この場合、上位処理部40は、接続要求フレームに含まれる値をもとに、割り当てスロット数等を決めても構わない。アクセス制御部33は、スロットの割り当て情報を含む接続応答フレームを生成するよう、送信処理部30に指示する。送信処理部30は接続応答フレームを生成し、送信部21からデータチャネルを介して接続応答フレームをノードに送信する。
また、受信処理部32は、受信部22から入力されたフレームのMACヘッダーの解析等により、受信したフレームがデータフレームであると判断した場合は、必要に応じて、当該データフレームを上位処理部40へ出力する。
アクセス制御部33は、受信処理部32からチャネル状況(S/N比等)、またはノードと送受信されるフレームの誤り状況等の通知を受け、チャネル変更を行うかを判断する機能も有する。
なお、ノードへ個別に送信するダウンリンクのデータがあるときは、上位処理部40はそのデータを含むデータフレームを、送信処理部31に渡す。アクセス制御部33は、ノードに対して任意の方法(例えばデータチャネルまたは制御チャネルのビーコン信号を用いた方法)で確保したダウンリンク用のスロットで、当該データフレームの送信を送信処理部31に指示する。送信処理部31は、当該フレームにMACヘッダー付加処理などを実施して、処理後のフレームを送信部21へ出力する。送信部21は、送信処理部31から入力されたフレームをデータチャネルで送信する。具体的に当該フレームに対して、変調処理や物理ヘッダー付加など、所望の物理層処理を行う。そして、処理後のフレームに対してD/A変換や周波数変換を行って送信信号を生成し、アンテナ10を介して送信信号を空間に電波として放射する。
図6に、ハブのチャネル管理処理のフローチャートを示す。
ハブのアクセス制御部33は、一定時間ごと、あるいは任意の条件が成立したこと等をトリガーに本処理を開始する。アクセス制御部33は、まずデータチャネルのチャネル変更を行うかを判断する(S11)。例えば、受信処理部32から通知されるチャネル状況、またはノードと送受信されるフレームの誤り状況等からチャネル変更を行うかを決定する。アクセス制御部33は、データチャネルを変更しないと決定した場合は(S12のNO)、本処理を終了する。
アクセス制御部33は、データチャネルを変更すると決定した場合(S12のYES)、送信処理部31に対し、データチャネル変更フィールドのビットを立てたチャネル変更有りの情報とともに、新規データチャネル番号を挿入したビーコン信号フレームを生成することを指示する(S13)。送信処理部31は、アクセス制御部33からの指示に従って、データチャネルのビーコン信号フレームを生成する。
また、アクセス制御部33は、制御チャネルビーコン信号に含まれるデータチャネルの番号を、上記新規データチャネル番号に変更するよう送信処理部31に指示する(S14)。送信処理部31は、アクセス制御部33からの指示に従って、新規データチャネル番号を含むように制御チャネルのビーコン信号フレームを生成する。
アクセス制御部33は、データチャネルのビーコン送信タイミングで、チャネル変更有りの情報および新規データチャネル番号を含むビーコン信号フレームを送信するよう送信処理部31に指示する。送信処理部31は、データチャネルのビーコン送信タイミングで、送信部20を介してデータチャネルで、チャネル変更有りの情報および新規データチャネル番号を含むビーコン信号フレーム送信する(S15)。
また、アクセス制御部33は、制御チャネルのビーコン送信タイミングで、新規データチャネル番号を含むビーコン信号フレームを送信するよう送信処理部31に指示する。送信処理部31は、制御チャネルのビーコン送信タイミングで、送信部20を介して制御チャネルで、新規データチャネル番号等を含むビーコン信号フレーム送信する(S15)。
この後、アクセス制御部33は、次のデータチャネルビーコン信号の送信から新規データチャネル番号のチャネルを使用するように、チャネル制御部34を介して、送信部20および受信部22の設定を変更する。
図5に本実施形態の無線通信装置を備えたノードの構成例を示す。ノードは、アンテナ110、PHY&RF部120、本実施形態に係る通信処理装置であるMAC部130および上位処理部140を備える。PHY&RF部120は、送信部121と受信部122を含む。MAC部130は、送信処理部131、受信処理部132、アクセス制御部133、チャネル制御部134を含む。送信処理部131および受信処理部132は 送信バッファおよび受信バッファを含んでもよい。上位処理部140は、センサーの情報を取得するセンサー情報取得部を含む。センサーの情報は、センサーのセンシング情報のみならず、センサーの状態を特定する情報や、センシング時刻の情報などを含んでもよい。
上位処理部140は、起動時や送信データ発生時など所定のタイミングで、ハブとの接続を行うべく送信要求をアクセス制御部133に出力する。また、上位処理部140は、センシング情報など、送信データを含むデータフレームを生成し、送信処理部131に出力する。送信データとしては、例えば生体センサー等のセンサーにより取得されたセンシング情報や、センシング情報をアプリケーションなどにより処理した結果のデータや、または、現在のノードの状態を含むデータなどがあり得るが、特定のデータに限定されない。
上位処理部140は、CPU等のプロセッサで動作するプログラムによって構成してもよいし、ハードウェアによって構成してもよいし、これらのソフトウェアとハードウェアの両方によって構成してもよい。上位処理部140は、TCP/IPやUDP/IPなど、MAC層の上位層の通信プロトコルの処理を行っても良い。
アクセス制御部133は、上位処理部140から上記送信要求を受けると、接続要求フレームの送信指示を送信処理部131に出力する。送信処理部131は、アクセス制御部133の送信指示を受けて、接続要求フレームを、送信部121に出力する。
送信部121は、制御チャネルの送信と、データチャネルの送信を行う。受信部122は、制御チャネルの受信と、データチャネルの受信を行う。送信部121は、後述のチャネル制御部134から指示された番号のチャネルで、フレームを送信する。より詳細に、送信部121は、送信処理部131から入力されたフレームに対し、所望の物理層の処理を行う。送信部121は、処理後のフレームに対し、D/A変換や周波数変換等を行って送信信号を生成する。送信部121は、アンテナ110を介して送信信号を空間に電波として送信する。
受信部122は、チャネル制御部134から指示された番号のチャネルでフレームを受信する。例えば、受信部122は、ハブから制御チャネルで送信されるビーコン信号フレームを受信する。受信部122は、ハブからデータチャネルで送信されるビーコン信号フレームを受信する。より詳細に、受信部122は、アンテナ110を介して信号を受信し、受信信号に受信処理を行って受信フレームを得る。受信部122は、受信フレームを受信処理部132へ出力する。受信処理としては、例えばベースバンドへの周波数変換やA/D変換、A/D変換後のフレームの物理ヘッダーの解析、および復調処理など、所望の物理層処理を含む。
チャネル制御部134は、PHY&RF部120の設定、すなわち、送信部121および受信部122の動作チャネルの設定を制御する。例えば、チャネル制御部134は、使用するチャネルの番号をPHY&RF部120に送る。PHY&RF部20は、送信部および受信部を、チャネル制御部134から指定された番号のチャネルを送信および受信するように設定する。なお、本例ではチャネル制御部134をアクセス制御部133とは別に設けているが、チャネル制御部134の機能をアクセス制御部133に組み込んで、1つのブロックの処理部としてもよい。
なお、ノードにアンテナを2つ用意し、データチャネルと制御チャネル用にそれぞれ送信部および受信部を2系統設けて、制御チャネルとデータチャネルを同時に使用可能な構成にしてもかまわない。
受信処理部132は、受信部122から入力されたフレームのMACヘッダーの解析等を行う。受信処理部132は、受信フレームが接続応答フレームである場合、アクセス制御部133に当該接続応答を通知する。アクセス制御部133は、当該接続応答を受けると、送信部121および受信部122の動作チャネルを、制御チャネルからデータチャネルに切り替えることを決定する。アクセス制御部133は、チャネル制御部134に、制御チャネルからデータチャネルへのチャネル切り替えを指示する。チャネル制御部134は、当該指示を受けて、データチャネルへ動作チャネルを切り替えるよう、PHY&RF部120に指示する。
アクセス制御部133は、接続応答フレームに含まれるデータチャネルの割り当てスロットの情報等に基づき、データチャネルのアクセスを制御する。アクセス制御部133は、送信処理部131のフレーム保持状況を把握している。アクセス制御部133は、割当ベースアクセス期間において、自ノードに割り当てられたスロットのタイミングにて、送信処理部131へデータフレームの送信を指示する。送信処理部131は、データフレームにMACヘッダー付加処理などを実施し、処理語のフレームを送信部121へ出力する。
アクセス制御部133は競合ベースアクセス期間内でデータフレーム等のフレームを送信する場合であれば、スロットアロハ方式では、任意のスロットの開始タイミングで所定の送信確率で送信または非送信を決定する。送信が決定された場合は、当該スロットの開始タイミングでフレームの送信を行うよう送信処理部31へ指示する。非送信が決定された場合は、送信を見送り、競合ベースアクセス期間内の次以降のスロットで同様の処理を行う。
CSMAベースの方式では、受信処理部132を介して受信部122を用いて、キャリアセンスを行う。キャリア検知がなければ、すなわち、所定のレベルを超える信号の受信がなければ、キャリアセンス結果はアイドルであると判断する。この場合、ノードは送信権を獲得し、当該フレームを送信するよう送信処理部31に制御する。CSMAベースの方式でも、スロットアロハ方式と同様にスロット単位で、アクセスを行ってもかまわない。この場合、例えばスロットの開始タイミングでキャリアセンスを行い、キャリアセンス結果がアイドルであれば、送信権を獲得し、当該スロットにおいてフレームを送信する。
なお、図5では、キャリアセンス関連のブロック間の信号の送受信を、受信処理部132を介して行う仕組みを示したが、受信部122とアクセス制御部133にて直接行っても問題ない。
受信処理部132は、受信部122から入力されたフレームのMACヘッダーの解析等の結果、受信フレームがデータフレームである場合は、必要に応じて、処理後のフレームを上位処理部140へ出力する。
なお、チャネル制御部134およびアクセス制御部133は、それぞれ制御に必要な情報を内部に保持しても良いし、アクセス可能な図示しない記憶部に保持してもよい。制御に必要な情報として、例えば、ノードの状況、ハブの状況、データチャネルのチャネル番号、制御チャネルのチャネル番号などを保持してもよい。ノードの状況として、例えば接続処理済みか否かの情報、バッテリー残量の情報がある。また、ハブの状況として、制御チャネルのビーコン信号の送信タイミングや、データチャネルのビーコン信号の送信タイミングの情報がある。また、ハブの状況として、ハブの電源のオン/オフ状態や、その他の情報があってもよい。
以下、ノードの動作例を示す。アクセス制御部133は、上位処理部140からの送信要求に基づき、制御チャネルのアクセスを管理する。ノードは、制御チャネルを特定する情報を予め記憶しておいても良いし、チャネルサーチを行って制御チャネルを特定してもよい。
アクセス制御部133は、ハブから制御チャネルで送信されるビーコン信号を受信して、接続要求の生成に必要な情報や、データチャネルの情報を取得する。アクセス制御部133は、取得した情報に基づき、送信処理部131へ、接続要求フレームの送信を指示する。送信処理部131は、接続要求フレームを生成して、送信部121から制御チャネルを介して送信する。アクセス制御部133はハブからの接続応答フレームを待つ。
アクセス制御部133は、接続応答フレームの受信をトリガーに、チャネル制御部134に対し、動作チャネルを制御チャネルからデータチャネルへ切り替えるよう指示する。
チャネル制御部134は、当該指示に応じて、データチャネルの情報をPHY&RF部120に通知する。PHY&RF部120は、チャネル制御部134からの通知に従って、動作チャネルをデータチャネルへ切り換える。
また、アクセス制御部133は、接続応答フレームに含まれるデータチャネルの割り当てスロットの情報に基づき、データチャネルへのアクセスを管理する。アクセス制御部133は、送信処理部131のフレーム保持状況を把握し、自ノードの割り当てスロットのタイミングにて、送信処理部131へデータフレームの送信を指示する。または、アクセス制御部133は、競合ベースアクセス期間内で、使用する競合ベースアクセス方式に従って送信権を獲得した場合は、送信処理部31へデータフレームの送信を指示する。
次に、ノードの動作として、チャネル変更時の動作を示す。
図7に、ノードのチャネル管理処理のフローチャートを示す。ノードのアクセス制御部133は、データチャネルのビーコンインターバル以上の間、自身に設定されているチャネル番号のデータチャネルで、ハブからのビーコン信号の受信を待機する(S101、S102)。アクセス制御部133は、そのビーコン信号の受信待ちの間に、ハブからデータチャネルビーコン信号を受信した場合(S101のYES)、当該ビーコン信号に基づき、データチャネルが変更されるかを判断する(S103)。例えばビーコン信号にチャネル変更有りの情報が含まれるときは、データチャネルが変更されると判断する。データチャネルが変更されない場合は、ステップS101に戻って、ハブからのデータチャネルビーコン信号の受信を待機する。
アクセス制御部133は、データチャネルが変更されると判断した場合は(S103のYES)、データチャネルビーコン信号に指定されている新規データチャネル番号にデータチャネルを変更する(S104)。具体的に、アクセス制御部133は、チャネル制御部134を介して送信部121および受信部122に新規データチャネル番号へのチャネルの変更を指示する。変更のタイミングは、次に送信されるデータチャネルビーコン信号の送信タイミングでもよいし、現在のビーコンインターバルで通信が発生しない場合は、即時でもよい。
一方、アクセス制御部133は、データチャネルのビーコンインターバル以上の間、データチャネルビーコン信号を受信しない場合には(S101のNO、S102のYES)、制御チャネルに動作チャネルを変更する(S105)。具体的に、アクセス制御部133は、チャネル制御部134を介して送信部121および受信部122に制御チャネル番号へのチャネル変更を指示する。
アクセス制御部133は、制御チャネルで、制御チャネルビーコン信号の受信を待機する(S106)。アクセス制御部133は、制御チャネルビーコン信号を受信したら(S106のYES)、そのビーコン信号に基づき新規データチャネル番号を把握する。そして、アクセス制御部133は、動作チャネルを、制御チャネルから新規データチャネルに変更する(S104)。具体的に、アクセス制御部133は、チャネル制御部134を介して送信部121および受信部122に新規データチャネル番号へのチャネルの変更を指示する。
このように、第1の実施形態によれば、ハブがデータチャネルで送信するビーコン信号にチャネル変更有りの情報と新規データチャネル番号のうち少なくとも後者を含める。また、ハブが制御チャネルで送信するビーコン信号に新規データチャネル番号を表す情報を含める。これにより、スリープしていない通常のノードは、制御チャネルへ動作チャネルを切り換えることなく、新規データチャネルへの移行が可能となる。また、スリープノードは、スリープから起動後に、制御チャネルへ動作チャネルを切り換えることで、すなわち最小限のチャネル変更で、新規データチャネルを把握し、新規データチャネルへ移行することが可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、チャネル変更と新規データチャネル番号を、データチャネルビーコン信号にて通知する仕組みを示した。本実施形態では、チャネル変更および新規データチャネル番号の他に、データチャネル変更タイミングを通知する。データチャネルの変更タイミング前までに送信する各データチャネルビーコン信号の全部または一部には、チャネル変更有りの情報および新規データチャネル番号、およびデータチャネル変更タイミングを含める。これにより、定期的に起動し、それ以外はスリープするノードが存在する場合でも、起動したノードは、制御チャネルに移行せずに、データチャネルに追従できる可能性を高めることができる。より詳細には以下の通りである。
ノードの中には、自ノードの送受信タイミング以外では、スリープするノードも存在し得る。例えば、数データチャネルビーコン信号毎に1回起動して、データチャネルビーコン信号を受信するノードが存在することが考えられる。この場合、第1の実施形態のようにチャネル変更有りの情報および新規データチャネル番号を挿入したデータチャネルビーコン信号の次に送信するデータチャネルビーコン信号の送信タイミングで、データチャネルを変更すると、数ビーコン信号に一度のみデータチャネルビーコン信号を受信するノードは、データチャネル変更を把握できなくなる。したがって、そのノードは、変更後の新規データチャネルで送信されるデータチャネルビーコン信号を見失う。
第1の実施形態では、このような場合に、ノードは一度、制御チャネルに動作チャネルを移行することで、新規データチャネルを把握し、新規データチャネルに移行した。しかしながら、この場合、新規データチャネルへ移行するまでに、2度チャネル変更を行うこととなる。これはノードにおける消費電力の増大につながる。
そこで、本実施形態では、データチャネルビーコン信号に、チャネル変更有りの情報および新規データチャネル番号の他に、データチャネル変更タイミングを追加することで、この問題を解決する。以下、本実施形態の詳細を示す。
図8を用いて、本実施形態に係るシステムにおけるチャネル変更時のアクセス方式を説明する。
図2との差分として、ハブは、データチャネルビーコン信号に、チャネル変更および新規データチャネル番号の他に、データチャネル変更タイミングも挿入する。図示の例では、ビーコン信号301の送信タイミングを特定する情報を、データチャネル変更タイミングとして挿入している。ハブのアクセス制御部33は、データチャネルを変更すると判断した時に、実際にデータチャネルを切り替えるタイミングを決め、決めたタイミングを表す情報を、チャネル変更および新規データチャネル番号とともに、データチャネルビーコン信号に挿入する。
データチャネルビーコン信号を受信したノードは、新規データチャネル番号と、新規データチャネルにデータチャネルを変更するタイミングとを把握する。ノードは、把握したタイミングに合わせて、データチャネルを新規データチャネル番号に変更するように、PHY&RF部120を制御する。図示の例では、ビーコン信号301の送信以降から、データチャネルではチャネル#Nを用いるように、PHY&RF部120における送信部121および受信部122を制御する。
データチャネル変更タイミングを決定する例を、以下に示す。例えばハブは、接続している各ノードから、あらかじめ起動周期とスリープ期間長の通知を受けている。例えば何ビーコンインターバルごとに1回起動してデータチャネルビーコンを受信し、次のビーコン送信タイミングから再びスリープに入るなどである。そこで、接続している各ノードのうち、最も起動周期が長い周期に合わせて、データチャネル変更タイミングを決定する。
起動周期は、データチャネルビーコンの受信周期に相当する。
例えばチャネル変更を通知するデータチャネルビーコン信号の送信から、当該最も長い周期後のビーコン信号の送信タイミングを、データチャネル変更タイミングに決定する。
ただし、接続している各ノードの中に、非常に長い周期で起動するロングスリープノードが含まれる場合もある。ロングスリープノードは、X回以上連続してビーコン信号を受信しないノードなどと定義できる。Xの値(上限値)は特に限定しないが、通常のスリープノードと区別できるようにするには、2以上である必要がある。そういったロングスリープノードが存在する場合は、ロングスリープノード以外のスリープノードの起動周期に合わせて、データチャネル変更タイミングを決定してもよい。
データチャネルビーコン信号に挿入するデータチャネル変更タイミングの形態は任意でよい。例えば、チャネルを切り替えるタイミングのデータチャネルビーコンのシーケンス番号(SN)を、変更タイミングを表す値として指定してもよい。もしくは、当該データチャネルビーコン信号のx回後に送信されるビーコン信号のタイミングを変更タイミングとして特定する場合は、“x”を、変更タイミングを表す値として指定してもよい。
図9に、本実施形態に係るハブのチャネル管理処理のフローチャートを示す。
ハブのアクセス制御部33は、一定時間ごと、あるいは任意の条件が成立したこと等をトリガーに本処理を開始する。アクセス制御部33は、まずデータチャネルのチャネル変更を行うかを判断する(S201)。アクセス制御部33は、データチャネルを変更しないと決定した場合は(S202のNO)、本処理を終了する。
アクセス制御部33は、データチャネルを変更すると決定した場合(S202のYES)、送信処理部31に対し、データチャネル変更フィールドのビットを立てたチャネル変更有りの情報とともに、新規データチャネル番号とデータチャネル変更タイミングの情報とを挿入したビーコン信号フレームを生成することを指示する(S203)。送信処理部31は、アクセス制御部33からの指示に従って、データチャネルのビーコン信号フレームを生成する。
アクセス制御部33は、データチャネルの変更タイミングが到来したかを判断する(S204)。データチャネルの変更タイミングが到来した場合は、送信処理部31に対し、制御チャネルビーコン信号に含まれるデータチャネルの番号を、上記新規データチャネル番号に変更するよう送信処理部31に指示する(S205)。送信処理部31は、アクセス制御部33からの指示に従って、新規データチャネル番号を含むように制御チャネルのビーコン信号フレームを生成する。アクセス制御部33は、データチャネルの変更タイミングが到来していない場合は、データチャネルの番号の更新を送信処理部31に指示しない。
アクセス制御部33は、データチャネルのビーコン送信タイミングで、チャネル変更有りの情報、新規データチャネル番号およびデータチャネル変更タイミングを含むビーコン信号フレームを送信するよう送信処理部31に指示する(S206)。また、送信処理部31は、制御チャネルのビーコン送信タイミングで、送信部20を介して制御チャネルで、新規データチャネル番号を含むビーコン信号フレーム送信する(同S206)。なお、アクセス制御部33は、データチャネルの変更タイミングから、新規データチャネルでデータチャネルビーコン信号およびその他の信号の送受信を行うように、チャネル制御部34を介して、送信部20および受信部22の動作チャネルの設定を変更する。
このように、第2の実施形態によれば、データチャネル変更時にデータチャネル変更タイミングを決定し、当該データチャネル変更タイミング前までに送信する各データチャネルビーコン信号に、データチャネル変更タイミング等の情報を含める。これにより、定期的に起動してデータチャネルビーコン信号を受信するノードであっても、制御チャネルに移行する必要なく、データチャネルの変更およびそのタイミングを認識して、変更後のデータチャネルに追従できる可能性を高めることができる。
(第3の実施形態)
第1および第2の実施形態では、制御チャネルビーコン信号の送信周期は一定であったが、本実施形態では、データチャネルを変更する場合に、制御チャネルビーコン信号の送信周期を変更する場合を示す。
図10を用いて、第3の実施形態に係るシステムにおけるチャネル変更時のアクセス方式を説明する。
本実施形態に係るハブは、低消費電力化のため、制御チャネルビーコン信号の送信周期を、基本周期よりも長く設定していたとする。例えば基本周期の2倍に設定していたとする。ここで、基本周期は、近接するハブ間にて、信号衝突等が生じないように、予め取り決めておいた値とする。制御チャネルビーコン信号には、他のハブとの状況共有の役割もあり、かつ同一の制御チャネルにて複数のハブがそれぞれの制御チャネルビーコン信号を、タイムシェアリングで送信する場合も考えられる。そこで、制御チャネルビーコン信号の基本周期を、近接するハブ間にてそれぞれの信号の衝突等を防止するように、予め取り決めておく。
ハブは、データチャネル変更を決定した場合に、データチャネル変更をトリガーに、制御チャネルビーコン信号の送信周期を上げる、もしくは基本周期に戻す動作を行う。基本周期より高く送信周期を設定する場合は、事前に近接するハブ間で、信号の衝突等を防止するため互いが使用し得る周期について合意しておいてもよい。なお、複数のハブが存在する場合には、お互いの制御チャネルビーコン信号を受信することで、近接する他のハブが使用しているデータチャネルの情報などを把握できる。したがって、ハブは、近接する他のハブが使用していないデータチャネルを変更先のチャネルに決定することも可能である。
図10(A)に示すように、ハブはデータチャネル#Nで、データチャネルビーコン信号401により、データチャネル変更タイミング等を通知している。ここでは、データチャネル変更タイミングは、次のデータチャネルビーコン信号402の送信タイミングである。変更先のデータチャネルはチャネル#Nである。この場合、ハブは、図10(B)に示すように、データチャネルビーコン信号401の送信タイミング以降から、制御チャネルビーコン信号の送信周期を上げる(A31)。または、データチャネルビーコン信号401の次のビーコン信号の送信タイミング以降から制御チャネルビーコン信号の送信周期を上げても良い。
本例では、データチャネルビーコン信号401の次のビーコン信号の送信タイミングからチャネルを変更しているが、数データチャネルビーコン信号先の送信タイミングからチャネル変更することもある。この場合には、当該チャネル変更タイミング以降、もしくはその1つまたはそれ以上前のビーコン信号送信タイミング以降から、制御チャネルビーコン信号の送信周期を上げるように制御してもよい。
一方、図10(C)に示すように、スリープノードが時刻T2で起動したとする。このスリープノードは、時刻T2での起動後に、1データチャネルビーコンインターバルの間、チャネル#Nでデータチャネルビーコン信号の受信を待機する(A32)。
しかし、スリープノードは、チャネル#Nでデータチャネルビーコン信号を受信ができない。このため、スリープノードは、制御チャネル#Nに移行して、ビーコン信号の受信を待機する(A33)。
図示の例では、スリープノードは、待機の間、複数の制御チャネルビーコン411、412を受信している。第1の実施形態において図3(C)に示した例でも、スリープノードは、図10(C)で示したのと同じ時間だけ、ビーコン信号の受信を待機していたが、ビーコン信号の受信は1回だけであった。これに対し、図10(C)の例では、ビーコン信号の送信周期が上げられていることにより、ビーコン信号を2回受信できている。
このことから1回目の制御チャネルビーコン信号411を正しく受信できていれば(フレーム誤りがなければ)、すなわち、新規データチャネル番号を確認できれば、以降の制御チャネルビーコン信号の待機処理および受信処理を中断してもよい。これにより、早期に新規データチャネルへ移行できる。
また、1回目に受信した制御チャネルビーコン信号411にフレーム誤りがあった場合でも、2回目の制御チャネルビーコン信号を早期に受信できるため、早期に新規データチャネルへ移行できる可能性を高めることができる。
スリープノードは、新規データチャネル番号を確認したら、動作チャネルを制御チャネルあらデータチャネルに変更する(A34)。
一方、ハブは、制御チャネルビーコン信号の送信周期を上げた後、予め定めた条件が満たされた場合は、再度、制御チャネルビーコン信号の送信周期を下げる。予め定めた条件としては、接続中のノードの一定数または一定割合のノードが、新規チャネルへ移行したことを確認できたことがある。例えば、接続中のすべてのノードが新規チャネルへ移行したことがある。
あるいは、予め定めた条件として、所定のトリガーから、一定時間経過したことがあり得る。例えば、送信周期を上げたタイミングから一定時間経過したことがある。または、事前に定めた台数(ノードの全台数より小さい値)または事前に定めた割合(1より小さい値)のノードが新規チャネルへ移行したことを確認できたタイミングがある。
ここで、接続中のノードが新規チャネルを移行したことを確認する方法としては、以下の方法がある。
一例として、新規チャネルに移行したノードは、変更後のデータチャネルで、自身に割り当てられたスロットにおいて、任意のデータ、またはチャネル変更通知(Channel change announcement)等の制御信号を送信する。任意のデータとしては、ハブに送信する必要があるデータ(例えばセンサデータ等の通常のデータ)でもよいし、データのフレームボディーがないヌルデータ(Null data)等でもよい。
図10(A)の例では、ノードは、新規チャネル#Nへ移行して3データチャネルビーコン周期目の割当ベースアクセス期間内の割当スロットにて、チャネル変更通知またはデータを送信している。「M」の文字が入った矩形の信号がこれを表している。
図10(C)の例では、スリープノードは、新規チャネル#Nへ移行して1データチャネルビーコン周期目の割当ベースアクセス期間内の割当スロットにて、チャネル変更通知またはデータを送信している。「M」の文字が入った矩形の信号がこれを表している。
このように、第3の実施形態によれば、データチャネル変更時に制御チャネルビーコン信号の送信周期を上げることで、各ノードを早期に新規チャネルへ移行させる可能性を高めることができる。また、データチャネル変更時以外では、制御チャネルビーコン信号の送信周期を低くすることで、ハブの消費電力を低減できる。
(第4の実施形態)
図11に第4の実施形態に係る無線通信装置を備えたハブの構成例のブロック図を示す。
図11に示すハブは、図4に示した第1の実施形態に係る無線通信装置のMAC部30に、バッファ71、72を追加した構成を有する。送信処理部31と受信処理部32とにそれぞれバッファ71、72が接続されている。上位処理部40はバッファ71、72を介して送信処理部30および受信処理部32と入出力を行う。バッファ71、72は、例えば任意の揮発性メモリまたは不揮発性メモリで構成できる。このように、バッファ71、72を備えることで、送信フレームおよび受信フレームをバッファ71、72に保持して、再送処理、フレーム種別等に応じたQoS制御、または上位処理部40への出力処理を容易に行うことができる。
このようにバッファを追加する構成は、ノードに対しても同様に実施できる。
図12に第4の実施形態に係る無線通信装置を備えたノードの構成例のブロック図を示す。
図12に示すノードは、図5に示した第1の実施形態に係る無線通信装置のMAC部130に、バッファ171、172を追加した構成を有する。送信処理部131と受信処理部132とにそれぞれバッファ171、172が接続されている。上位処理部140はバッファ171、172を介して送信処理部130および受信処理部132と入出力を行う。バッファ171、172は、例えば任意の揮発性メモリまたは不揮発性メモリで構成できる。このように、バッファ171、172を備えることで、送信データおよび受信データをバッファ171、172に保持して、再送処理、フレーム種別等に応じたQoS制御、または上位処理部140への出力処理を容易に行うことができる。
(第5の実施形態)
図13に第5の実施形態に係る無線通信装置を備えたハブの構成例のブロック図を示す。
図13に示すハブは、図11に示した第4の実施形態におけるバッファ71、72、アクセス制御部33にバス73を接続し、バス73に上位インターフェース部74とプロセッサ部75を接続した形態を有する。MAC部30は、上位インターフェース部74において上位処理部40と接続されている。プロセッサ部75では、ファームウェアが動作する。ファームウェアの書き換えによって無線通信装置の機能変更を容易に行うことができる。アクセス制御部33およびチャネル制御部34の少なくとも一方の機能をプロセッサ部75で実現してもよい。
図14に第5の実施形態に係る無線通信装置を備えたノードの構成例のブロック図を示す。
図14に示すノードは、図12に示した第4の実施形態におけるバッファ171、172、アクセス制御部133にバス173を接続し、バス173に上位インターフェース部174とプロセッサ部175を接続した形態を有する。MAC部130は、上位インターフェース部174において上位処理部140と接続されている。プロセッサ部175では、ファームウェアが動作する。ファームウェアの書き換えによって無線通信装置の機能変更を容易に行うことができる。アクセス制御部133およびチャネル制御部134の少なくとも一方の機能をプロセッサ部175で実現してもよい。
(第6の実施形態)
図15に第6の実施形態に係る無線通信装置を備えたハブの構成例のブロック図を示す。
図15に示す無線通信装置は、図4に示した第1の実施形態に係るハブにおけるMAC部30にクロック生成部76を接続した形態を有する。クロック生成部76は、出力端子を介して外部のホスト(ここでは上位処理部40)に接続され、クロック生成部76により生成されたクロックは、MAC部30に与えられるとともに、外部のホストにも出力される。ホストをクロック生成部76から入力されるクロックによって動作させることにより、ホスト側と無線通信装置側を同期させて動作させることが可能となる。この例ではクロック生成部76は、MAC部30の外側に配置されているが、MAC部30の内部に設けてもよい。
図16に第6の実施形態に係る無線通信装置を備えたノードの構成例のブロック図を示す。
図16に示す無線通信装置は、図5に示した第1の実施形態に係るノードにおけるMAC部130にクロック生成部176を接続した形態を有する。クロック生成部176は、出力端子を介して外部のホスト(ここでは上位処理部140)に接続され、クロック生成部176により生成されたクロックは、MAC部130に与えられるとともに、外部のホストにも出力される。ホストをクロック生成部176から入力されるクロックによって動作させることにより、ホスト側と無線通信装置側を同期させて動作させることが可能となる。この例ではクロック生成部176は、MAC部130の外側に配置されているが、MAC部130の内部に設けてもよい。
(第7の実施形態)
図17は、第7の実施形態に係る無線通信装置のハードウェア構成例を示したものである。このハードウェア構成は一例であり、ハードウェア構成は種々の変更が可能である。図17に示した無線通信装置の動作は、これまで述べた実施形態の無線通信装置と同様であるため、以下では、ハードウェア構成上の違いを中心に説明し、詳細な動作の説明は省略する。なお、図示のハードウェア構成は、ハブとして動作する無線通信装置およびノードとして動作する無線通信装置のいずれにも適用可能である。
本無線通信装置は、ベースバンド部211、RF部221と、アンテナ50(1)〜50(N)(Nは1以上の整数)とを備える。
ベースバンド部211は、制御回路212と、送信処理回路213と、受信処理回路214と、DA変換回路215、216と、AD変換回路217、218とを含む。RF部221とベースバンド部211は、まとめて1チップのIC(Integrated Circuit:集積回路)として構成されてもよいし、別々のチップで構成されてもよい。
一例として、ベースバンド部211は、ベースバンドLSIまたはベースバンドICである。または、ベースバンド部211が、図示の点線の枠で示すように、IC232とIC231とを備えてもよい。このとき、IC232が制御回路212と送信処理回路213と受信処理回路214とを含み、IC231が、DA変換回路215、216とAD変換回路217、218を含むように、各ICに分かれてもよい。
制御回路212は、主として図3Aおよび図3B等のMAC部30、130の機能を実行する。上位処理部40、140の機能を、制御回路212に含めても構わない。
送信処理回路213は、図3Aおよび図3B等の送信部21、121のDA変換処理の前までを行う部分に対応する。すなわち、送信処理回路213は、プリアンブル及びPHYヘッダーの追加や符号化、変調(MIMO変調を含んでも良い)などの物理層の処理を主に行い、例えば2種類のデジタルベースバンド信号(以下、デジタルI信号とデジタルQ信号)を生成する。なお、図3Aおよび図3B等の送信部21、121のDA変換処理の前までの機能を送信処理回路213に含めるとともに、受信部22、122のAD変換処理より後の機能を受信処理回路214に含める構成も可能である。
本実施形態の通信処理装置は、例えば制御回路212と送信処理回路213と受信処理回路214に対応する。本実施形態の通信処理装置は、1チップICの形態、複数のチップICからなる形態のいずれも含む。
DA変換回路215、216は、図3Aおよび図3B等の送信部21、121の処理のうち、DA変換を行う部分に相当する。DA変換回路215、216は、送信処理回路213から入力される信号をDA変換する。より詳細には、DA変換回路215はデジタルI信号をアナログのI信号に変換し、DA変換回路216はデジタルQ信号をアナログのQ信号に変換する。なお、直交変調せずに一系統の信号のままで送信する場合もありうる。この場合、DA変換回路は1つだけでもよい。また、一系統または複数系統の送信信号をアンテナの数だけ振り分けて送信する場合には、アンテナの数に応じた数のDA変換回路を設けてもよい。
RF部221は、一例としてRFアナログICあるいは高周波ICである。RF部221における送信回路222は、図3Aおよび図3B等に示した送信部21、121の処理のうち、DA変換より後の送信時の処理を行う部分に相当する。送信回路222は、DA変換回路215、216によりDA変換されたフレームの信号から所望帯域の信号を抽出する送信フィルタ、発振装置から供給される一定周波数の信号を利用して、フィルタリング後の信号を無線周波数にアップコンバートするミキサ、アップコンバート後の信号を増幅するプリアンプ(PA)等を含む。
RF部221における受信回路223は、図3Aおよび図3B等に示した受信部22、122の処理のうち、AD変換より前までの受信時の処理を行う部分に相当する。受信回路223は、アンテナで受信された信号を増幅するLNA(低雑音増幅器)、発振装置から供給される一定周波数の信号を利用して、増幅後の信号をベースバンドにダウンコンバートするミキサ、ダウンコーバート後の信号から所望帯域の信号を抽出する受信フィルタ等を含む。より詳細には、受信回路223は、不図示の低雑音増幅部で低雑音増幅された受信信号を互いに90°位相のずれた搬送波により直交復調して、受信信号と同位相のI(In−phase)信号と、これより90°位相が遅れたQ(Quad−phase)信号とを生成する。これらI信号とQ信号は、ゲインが調整された後に、受信回路223から出力される。
制御回路212は、送信回路222の送信フィルタおよび受信回路223の受信フィルタの動作を制御してもよい。送信回路222および受信回路223を制御する別の制御部が存在し、制御回路212がその制御部に指示を出すことで、同様の制御を行ってもよい。
ベースバンド部211におけるAD変換回路217、218は、図3Aおよび図3B等に示した受信部22、122の処理のうち、AD変換を行う部分に相当する。AD変換回路217、218は、受信回路223からの入力信号をAD変換する。より詳細には、AD変換回路217はI信号をデジタルI信号に変換し、AD変換回路218はQ信号をデジタルQ信号に変換する。なお、直交復調せずに一系統の信号だけを受信する場合もありうる。この場合、AD変換回路は1つだけでよい。また、複数のアンテナが設けられる場合には、アンテナの数に応じた数のAD変換回路を設けてもよい。受信処理回路214は、図3Aおよび図3B等に示した受信部22、122の処理のうち、AD変換より後の処理を行う部分に対応する。すなわち、受信処理回路214は、AD変換後の信号の復調処理、プリアンブル及びPHYヘッダーを取り除く処理などを行い、処理後のフレームを制御回路212に渡す。
なお、アンテナ50(1)〜50(N)を、送信回路222および受信回路223のいずれか一方に切り換えるスイッチがRF部に配置されてもよい。スイッチを制御することで、送信時にはアンテナ50(1)〜50(N)を送信回路222に接続し、受信時には、アンテナ50(1)〜50(N)を受信回路223に接続してもよい。
図17では、DA変換回路215、216およびAD変換回路217、218がベースバンド部211側に配置されていたが、RF部221側に配置されるように構成してもよい。
なお、送信回路222および受信回路223により無線通信部を形成してもよい。送信回路222および受信回路223にさらに、DA変換回路215、216およびDA変換回路217、218を含めて無線通信部を形成してもよい。さらに、これらに加えて、送信処理回路213および受信処理回路214のPHY処理部分(すなわち変調部55および復調部56)を含めて無線通信部を形成してもよい。または、送信処理回路213および受信処理回路214のPHY受信処理部分により無線通信部を形成してもよい。
(第8の実施形態)
図18(A)および図18(B)は、それぞれ第8の実施形態に係る無線通信端末(無線機器)の斜視図である。図18(A)の無線機器はノートPC301であり、図18(B)の無線機器は移動体端末321である。それぞれ、端末(基地局および子局のいずれとして動作してもよい)の一形態に対応する。ノートPC301および移動体端末321は、それぞれ無線通信装置305、315を搭載している。無線通信装置305、315として、これまで説明してきた無線通信装置を用いることができる。無線通信装置を搭載する無線機器は、ノートPCや移動体端末に限定されない。例えば、TV、デジタルカメラ、ウェアラブルデバイス、タブレット、スマートフォン等にも搭載可能である。
また、無線通信装置は、メモリーカードにも搭載可能である。当該無線通信装置をメモリーカードに搭載した例を図19に示す。メモリーカード331は、無線通信装置355と、メモリーカード本体332とを含む。メモリーカード331は、外部の装置との無線通信のために無線通信装置335を利用する。なお、図19では、メモリーカード331内の他の要素(例えばメモリ等)の記載は省略している。
(第9の実施形態)
第9の実施形態では、第1〜第8の実施形態のいずれかに係る無線通信装置の構成に加えて、バス、プロセッサ部、及び外部インターフェース部を備える。プロセッサ部及び外部インターフェース部は、バスを介してバッファと接続される。プロセッサ部ではファームウェアが動作する。このように、ファームウェアを無線通信装置に含める構成とすることにより、ファームウェアの書き換えによって無線通信装置の機能の変更を容易に行うことが可能となる。
(第10の実施形態)
第10の実施形態では、第1〜第8の実施形態のいずれかに係る無線通信装置の構成に加えて、クロック生成部を備える。クロック生成部は、クロックを生成して出力端子より無線通信装置の外部にクロックを出力する。このように、無線通信装置内部で生成されたクロックを外部に出力し、外部に出力されたクロックによってホスト側を動作させることにより、ホスト側と無線通信装置側とを同期させて動作させることが可能となる。
(第11の実施形態)
第11の実施形態では、第1〜第8の実施形態のいずれかに係る無線通信装置の構成に加えて、電源部、電源制御部、及び無線電力給電部を含む。電源制御部は、電源部と無線電力給電部とに接続され、無線通信装置に供給する電源を選択する制御を行う。このように、電源を無線通信装置に備える構成とすることにより、電源を制御した低消費電力化動作が可能となる。
(第12の実施形態)
第12の実施形態では、第11の実施形態に係る無線通信装置の構成に加えて、SIMカードを含む。SIMカードは、例えば、無線通信装置におけるMAC部、または、制御部等と接続される。このように、SIMカードを無線通信装置に備える構成とすることにより、容易に認証処理を行うことが可能となる。
(第13の実施形態)
第13の実施形態では、第9の実施形態に係る無線通信装置の構成に加えて、動画像圧縮/伸長部を含む。動画像圧縮/伸長部は、バスと接続される。このように、動画像圧縮/伸長部を無線通信装置に備える構成とすることにより、圧縮した動画像の伝送と受信した圧縮動画像の伸長とを容易に行うことが可能となる。
(第14の実施形態)
第14の実施形態では、第1〜第8の実施形態に係る無線通信装置の構成に加えて、LED部を含む。LED部は、例えば、無線通信装置におけるMAC部、送信処理回路213、受信処理回路214、または制御回路212等と接続される。このように、LED部を無線通信装置に備える構成とすることにより、無線通信装置の動作状態を、ユーザに容易に通知することが可能となる。
(第15の実施形態)
第15の実施形態では、第1〜第8の実施形態のいずれかに係る無線通信装置の構成に加えて、バイブレータ部を含む。バイブレータ部は、例えば、無線通信装置におけるMAC部、送信処理回路213、受信処理回路214、または制御回路212等と接続される。このように、バイブレータ部を無線通信装置に備える構成とすることにより、無線通信装置の動作状態を、ユーザに容易に通知することが可能となる。
(第16の実施形態)
図20は、第16の実施形態に係る無線通信システムの全体構成を示す。この無線通信システムは、ボディエリアネットワークの例である。無線通信システムは、ノード401、402を含む複数のノードと、ハブ451とを含む。各ノードおよびハブは人体に装着され、各ノードはハブ451と無線通信を行う。人体に装着とは、人体に直接接触する形態、服の上から装着する形態、首からかけた紐に設ける形態、ポケットの収容する形態など、人体に近接した位置に配置するあらゆる場合を含でよい。ハブ451は、一例として、スマートフォンや携帯電話、タブレット、ノート型PCなどの端末である。
ノード401は、生体センサー411と無線通信装置412を備える。生体センサー411として、例えば、体温、血圧、脈拍、心電、心拍、血中酸素濃度、尿糖、または血糖等をセンシングするセンサーを用いることができる。ただし、これら以外の生体データをセンシングするセンサーを用いてもかまわない。無線通信装置412は、これまで述べた実施形態のいずれかの無線通信装置である。無線通信装置412は、ハブ451の無線通信装置453と無線通信を行う。無線通信装置412は、生体センサー411でセンシングされた生体データ(センシング情報)を、ハブ451の無線通信装置453に無線送信する。ノード401はタグ状の装置として構成されてもよい。
ノード402は、生体センサー421と無線通信装置422を備える。生体センサー421と無線通信装置422は、ノード401の生体センサー411と無線通信装置412と同様であるため、説明を省略する。
ハブ451は、通信装置452と無線通信装置453とを備える。無線通信装置453は、各ノードの無線通信装置と無線通信を行う。無線通信装置453は、これまで述べた実施形態のいずれかの無線通信装置でもよいし、ノードの無線通信装置と通信可能であれば、これまで述べた実施形態とは別の無線通信装置でもよい。通信装置452は、有線または無線によりネットワーク471と接続される。ネットワーク471は、インターネットや無線LAN等のネットワークでもよいし、有線ネットワークと無線ネットワークとのハイブリッドネットワークでもよい。通信装置452は、無線通信装置453により各ノードから収集されたデータを、ネットワーク471上の装置に送信する。無線通信装置453から通信装置へのデータの受け渡しは、CPUやメモリ、補助記憶装置等を介して、行われてもよい。ネットワーク471上の装置は、具体的に、データを保存するサーバ装置でもよいし、データ解析を行うサーバ装置でもよいし、その他のサーバ装置でもよい。ハブ451も、ノード401、402と同様に生体センサーを搭載してもよい。この場合、ハブ451は、当該生体センサーで取得したデータも、通信装置452を介してネットワーク471上の装置に送信する。ハブ451にSDカード等のメモリーカードを挿入するインターフェースを搭載し、生体センサーで取得したデータまたは各ノードから取得したデータを、メモリーカードに保存してもよい。また、ハブ451に、ユーザが各種指示を入力するユーザ入力部、およびデータ等を画像表示する表示部を搭載してもよい。
図21は、図20に示したノード401またはノード402のハードウェア構成例を示したブロック図である。CPU512、メモリ513、補助記憶装置516、無線通信装置514、および生体センサー515がバス511に接続されている。ここでは1つのバスに各部512〜516が接続されているが、チップセット等を介して複数のバスを設け、各部512〜516が複数のバスに分かれて接続されてもよい。無線通信装置514は、図20の無線通信装置412、422に対応し、生体センサー515は、図20の生体センサー411、421に対応する。CPU512は、無線通信装置514および生体センサー514を制御する。補助記憶装置516は、SSD、ハードディスク等のデータを永続的に記憶する装置である。補助記憶装置516は、CPU512が実行するプログラムを格納している。また、補助記憶装置516は、生体センサー515により取得されたデータを格納してもよい。CPU512は、補助記憶装置516からプログラムを読み出して、メモリ513に展開して実行する。メモリ513は、DRAM等の揮発性メモリでもよいし、MRAM等の不揮発メモリでもよい。CPU512は、生体センサー515を駆動し、生体センサー515により取得されたデータをメモリ513または補助記憶装置516に格納し、当該データを、無線通信装置514を介してハブに送信する。CPU512は、MAC層より上位の通信プロトコルやアプリケーション層の処理を実行してもよい。
図22は、図20に示したハブ451のハードウェア構成例を示したブロック図である。CPU612、メモリ613、補助記憶装置616、通信装置614、無線通信装置615、入力部616および表示部617が、バス611に接続されている。ここでは1つのバスに各部612〜617が接続されているが、チップセット等を介して複数のバスを設け、各部612〜617が複数のバスに分かれて接続されてもよい。生体センサーまたはメモリカードインタフェースが、さらにバス611に接続されてもよい。入力部616は、各種指示の入力をユーザから受けて、入力された指示の信号をCPU612に出力する。表示部617は、CPU612により指示されたデータ等を画像表示する。通信装置614および無線通信装置615は、図20のハブが備える通信装置452および無線通信装置453にそれぞれ対応する。CPU612は、無線通信装置615および通信装置614を制御する。補助記憶装置616は、SSD、ハードディスク等のデータを永続的に記憶する装置である。補助記憶装置616は、CPU612が実行するプログラムを格納しており、また、各ノードから受信したデータを格納してもよい。CPU612は、補助記憶装置616からプログラムを読み出して、メモリ613に展開して実行する。メモリ613は、DRAM等の揮発性メモリでもよいし、MRAM等の不揮発メモリでもよい。CPU612は、無線通信装置615で各ノードから受信したデータをメモリ613または補助記憶装置616に格納し、当該データを、通信装置614を介してネットワーク471に送信する。CPU612は、MAC層より上位の通信プロトコルやアプリケーション層の処理を実行してもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
100:無線ネットワークシステム
10:ハブ
20〜22:ノード
10、110:アンテナ
20、120:送受信部(PHY&RF部、通信部)
21、121:送信部
22、122:受信部
30、130:MAC部
31、131:送信処理部
32、132:受信処理部
33、133:アクセス制御部
34、134:チャネル制御部
35、135:送信バッファ
36、136:受信バッファ
141:センサー情報取得部
40、140:上位処理部
71、72、171、172:バッファ
73、173:バス
74、174:上位インターフェース部
75、175:プロセッサ部
76、176:クロック生成部
211:ベースバンド部
221:RF部
50(1)〜50(N):アンテナ
212:制御回路
213:送信処理回路
214:受信処理回路
215、216:DA変換回路
217、218:AD変換回路
231、232:IC
301:ノートPC
321:移動体端末
305、315:無線通信装置
331:メモリーカード
332:メモリーカード本体
355:無線通信装置
401、402:ノード
451:ハブ
471:ネットワーク
511、611:バス
512、612:CPU
513、613:メモリ
514、615:無線通信装置
515:生体センサー
516、616:補助記憶装置
614:通信装置

Claims (17)

  1. 第1のチャネルで第1報知信号を受信する受信部と、
    前記第1報知信号を解析して、第2のチャネルを特定するチャネル情報を取得し、前記受信部の動作チャネルを前記第1のチャネルから前記第2のチャネルに変更し、
    前記第2チャネルにおける第2報知信号の送信間隔以上の間、前記受信部が前記第2のチャネルで前記第2報知信号を受信しない場合、前記動作チャネルを前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに変更する制御部と、を備え、
    前記受信部は、前記動作チャネルが前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに変更された後、前記第1のチャネルで第3報知信号を受信し、
    前記制御部は、前記第3報知信号を解析して、前記第2のチャネルの変更後のチャネルである第3のチャネルを特定するチャネル情報を取得し、前記動作チャネルを前記第3のチャネルに変更する
    無線装置。
  2. 前記受信部は、前記第2のチャネルで前記第2報知信号を受信し、
    前記制御部は、前記第2報知信号を解析することにより前記第2のチャネルが変更されることを検知した場合、前記第2報知信号に含まれる変更後のチャネルを特定するチャネル情報に基づいて、前記動作チャネルを変更する
    請求項1に記載の無線装置。
  3. 前記制御部は、前記第2報知信号にチャネル変更有りを示す情報が含まれる場合は、前記第2のチャネルが変更されることを検知する
    請求項に記載の無線装置。
  4. 前記制御部は、前記第2報知信号に前記第2のチャネルのチャネル変更タイミングを表す情報が含まれる場合、前記情報に従ったタイミングで前記動作チャネルを変更する
    請求項2または3に記載の無線装置。
  5. 前記動作チャネルが変更された場合、変更後の動作チャネルで、データまたはチャネル変更通知を送信する送信部、をさらに備える
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載の無線装置。
  6. 少なくとも1つのアンテナをさらに備えた、
    請求項1ないしのいずれか一項に記載の無線装置。
  7. 第1のチャネルで、第2のチャネルのチャネル情報を含む第1報知信号を送信する送信部を備え、
    前記送信部は、前記第2のチャネルを第3のチャネルに変更する場合、前記第3のチャネルのチャネル情報を含む第2報知信号を前記第2のチャネルで送信し、前記第3のチャネルへの変更後、前記第3のチャネルのチャネル情報を含む第3報知信号を前記第1のチャネルで送信する、
    無線装置。
  8. 前記送信部の動作チャネルの変更を制御する制御部、を更に備える
    請求項7に記載の無線装置。
  9. 前記制御部は、前記第2報知信号が送信された後、前記第2のチャネルを前記第3のチャネルに変更する
    請求項8に記載の無線装置。
  10. 前記第2報知信号は、前記第3のチャネルのチャネル情報とともに、前記第2のチャネルを変更するチャネル変更タイミングを表す情報を含む
    請求項8または9に記載の無線装置。
  11. 前記制御部は、前記第2報知信号により通知した前記チャネル変更タイミングに従って、前記第2のチャネルを前記第3のチャネルに変更する
    請求項10に記載の無線装置。
  12. 前記送信部は、前記第2報知信号を、前記第2のチャネルで一定の周期で送信し、
    前記制御部は、通信対象となる装置が前記第2のチャネルで送信される前記第2報知信号を受信する周期に基づき、前記チャネル変更タイミングを決定する
    請求項10または11に記載の無線装置。
  13. 前記第3報知信号を送信する周期、前記第1報知信号を送信する周期よりも短い
    請求項7ないし12のいずれか一項に記載の無線装置。
  14. 少なくとも1つのアンテナをさらに備えた、
    請求項7ないし13のいずれか一項に記載の無線装置。
  15. 第1のチャネルで、第2のチャネルのチャネル情報を含む第1報知信号を送信し、
    前記第2のチャネルを第3のチャネルに変更する場合、前記第3のチャネルのチャネル情報を含む第2報知信号を前記第2のチャネルで送信し、
    前記第3のチャネルへの変更後、前記第3のチャネルのチャネル情報を含む第3報知信号を前記第1のチャネルで送信する、
    無線通信方法。
  16. 前記第2報知信号は、前記第3のチャネルのチャネル情報とともに、前記第2のチャネルを変更するチャネル変更タイミングを表す情報を含む
    請求項15に記載の無線通信方法。
  17. 第1のチャネルで第1報知信号を受信し、
    前記第1報知信号を解析して、第2のチャネルを特定するチャネル情報を取得し、
    動作チャネルを前記第1のチャネルから前記第2のチャネルに変更し、
    前記第2チャネルにおける第2報知信号の送信間隔以上の間、前記第2のチャネルで前記第2報知信号を受信しない場合、前記動作チャネルを前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに変更し、
    前記動作チャネルが前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに変更された後、前記第1のチャネルで第3報知信号を受信し、
    前記第3報知信号を解析して、前記第2のチャネルの変更後のチャネルである第3のチャネルを特定するチャネル情報を取得し、前記動作チャネルを前記第3のチャネルに変更する
    無線通信方法。
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