JP3724396B2 - 無線通信システム、無線通信制御装置及び無線通信制御方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びに記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線LAN(Local Area Network)のように複数の無線局間で相互に通信を行う無線通信システム、無線通信制御装置及び無線通信制御方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びに記憶媒体に係り、特に、コーディネータ(無線制御局)が送信するビーコン信号で規定される伝送フレーム周期毎に各無線通信装置間で利用する伝送帯域の割り当てを行なう無線通信システム、無線通信制御装置及び無線通信制御方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びに記憶媒体に関する。
【0002】
更に詳しくは、本発明は、各無線通信装置がコーディネータに対して帯域予約を行なうことによって伝送フレームにおける伝送帯域の割り当てを行う無線通信システム、無線通信制御装置及び無線通信制御方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びに記憶媒体に係り、特に、帯域予約を行う場合に、伝送する情報の特性に合わせて伝送帯域の割り当てを行なう無線通信システム、無線通信制御装置及び無線通信制御方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びに記憶媒体に関する。
【0003】
【従来の技術】
コンピュータの高機能化に伴い、複数のコンピュータを接続してLAN(Local Area Network)を構成し、ファイルやデータなどの情報の共有化、あるいはプリンタなどの周辺機器の共有化を図ったり、電子メールやデータの転送などの情報の交換を行うことが盛んに行われている。
【0004】
従来のLANでは、光ファイバーや同軸ケーブル、あるいはツイストペア・ケーブルを用いて、有線で各コンピュータが接続されている。ところが、このような有線によるLANでは、接続のための工事が必要であり、手軽にLANを構築することが難しいとともに、ケーブルが煩雑になる。また、LAN構築後も、機器の移動範囲がケーブル長によって制限されるため、不便であった。
【0005】
そこで、従来の有線方式によるLANの配線からユーザを解放するシステムとして、無線LANが注目されている。この種の無線LANによれば、オフィスなどの作業空間において、有線ケーブルの大半を省略することができるので、パーソナル・コンピュータ(PC)などの端末を比較的容易に移動させることができる。
【0006】
現在、人の身の回りに存在する複数の電子機器間で小規模な無線ネットワークを構築して情報通信を行なうために、パーソナル・エリア・ネットワーク(PAN)の規格化の検討が行なわれている。
【0007】
例えば、この規格化のうち20Mbpsを超えた高速データ伝送を想定した標準規格の検討が、IEEE 802.15.3規格として標準化されようとしている。
【0008】
このIEEE 802.15.3では、複数の無線通信装置を用いて、ワイヤレスのパーソナル・エリア・ネットワークを構築して、各無線通信装置間で所定の情報伝送のために、伝送帯域すなわちタイムスロットをダイナミックに割当てて伝送を行なう方法が規定されている。
【0009】
この種のワイヤレス・パーソナル・ネットワークにおいては、1つの無線通信装置が「コーディネータ」と呼ばれる制御局として動作し、このコーディネータを中心にして、およそ10m以内の範囲で、パーソナル・エリア・ネットワークが構築される。
【0010】
さらに、このコーディネータが所定の周期でビーコン(Beacon)信号を送信し、そのビーコンの周期が伝送フレーム周期として規定される。そして、この伝送フレーム周期毎に各無線通信装置間で利用するタイムスロットの割り当てを行なう方法が想定されている。
【0011】
タイムスロットの割り当て方法としては、例えば、「ギャランティード・タイムスロット」と、「ダイナミックTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多重アクセス)」と呼ばれる方法が採用されていて、所定の伝送容量を保証しながら、なおかつダイナミックに伝送帯域の割当てを行なう通信方法が想定されている。
【0012】
いままでのパーソナル・エリア・ネットワークで想定されている帯域予約方法では、伝送フレーム周期毎に各無線通信装置間で利用可能な帯域割当てが変化することが許容されている。
【0013】
このため、ネットワーク内の無線通信装置は、伝送フレーム周期の先頭でコーディネータより送信されるビーコン信号を受信できなければ、その伝送フレーム周期での帯域割当て情報を獲得できないために情報送信を行なえなくなる、という問題がある。
【0014】
例えば、ギャランティード・タイムスロットによって伝送帯域の予約を行なおうとしていても、その無線通信装置に送信が許可された領域を正確に把握できないという問題がある。
【0015】
また、伝送容量に変化のない伝送を行なう場合や、再送を行なわない場合、あるいはブロードキャスト伝送を行なう場合には、最初から決められた伝送領域だけが必要であることは自明である。このような伝送データに対してダイナミックTDMAなどを適用して動的に伝送帯域を変化させた場合、伝送に利用しない帯域が残ってしまい、無駄すなわち伝送効率がよくないという問題がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、コーディネータ(無線制御局)が送信するビーコン信号で規定される伝送フレーム周期毎に各無線通信装置間で利用する伝送帯域の割り当てを効率的に行なうことができる、優れた無線通信システム、無線通信制御装置及び無線通信制御方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びに記憶媒体を提供することにある。
【0017】
本発明の更なる目的は、各無線通信装置がコーディネータに対して帯域予約を行なうことによって伝送フレームにおける伝送帯域の割り当てを効率的に行うことができる、優れた無線通信システム、無線通信制御装置及び無線通信制御方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びに記憶媒体を提供することにある。
【0018】
本発明の更なる目的は、帯域予約を行う場合に、伝送する情報の特性に合わせて伝送帯域の割り当てを効率的に行なうことができる、優れた無線通信システム、無線通信制御装置及び無線通信制御方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びに記憶媒体を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、複数の無線通信装置からなる無線ネットワークにおいて、所定の伝送フレーム周期を持ち、複数の無線通信装置間で伝送帯域の割り当てを行うタイプの無線通信システムであって、
各無線通信装置が予約伝送する情報の特性を判別する伝送情報判別手段と、
伝送する情報の特性に応じて伝送フレーム中で該伝送する情報に伝送帯域を割り当てる位置を決定する帯域割当て手段と、
を具備することを特徴とする無線通信システムである。
【0020】
但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
【0021】
本発明の第1の側面に係る無線通信システムは、例えば、無線LANで構築されるパーソナル・エリア・ネットワークにおいて、帯域予約伝送を行うために適用される。本発明の第1の側面に係る無線通信システムによれば、伝送する情報の特性に応じて伝送フレーム中で該伝送する情報に伝送帯域を割り当てる位置を決定することができる。したがって、無線通信システム内で稼働する無線通信装置は、制御局から送信される帯域割り当て情報を獲得できない場合であっても、伝送する情報の特性によっては、タイムスロットの開始位置と終了位置を把握することができ、成功裏に無線データの送受信を行うことができる。
【0022】
ここで、前記伝送情報判別手段は、伝送する情報の帯域予約量が一定か否かを判別し、前記帯域割当て手段は、それぞれの帯域予約毎に、帯域予約量が一定となる予約伝送を伝送フレーム周期の特定の位置に割り当てるようにしてもよい。より具体的には、帯域予約量が一定となる予約伝送を伝送フレーム周期の後方の位置に割り当てるようにしてもよい。
【0023】
この結果、帯域予約量が一定となる予約伝送においては、無線通信装置は、制御局から帯域割り当て情報を受信することができなくても、成功裏に無線データを送受信することができる。また、各予約伝送に対して伝送帯域を無駄なく割り当てることができる。
【0024】
また、前記伝送情報判別手段は、伝送する情報の伝送レートの変動を判別し、前記帯域割り当て手段は、それぞれの帯域予約毎に、伝送レートの変動の少ない予約伝送を伝送フレーム周期の固定位置に割り当てるとともに、伝送レートの変動の多い予約伝送を割り当てる位置を可変にするようにしてもよい。より具体的には、伝送レートの変動の少ない予約伝送を伝送フレーム周期の後方に割り当てるとともに、伝送レートの変動の多い予約伝送を伝送フレーム周期の前方に割り当てるようにしてもよい。
【0025】
この結果、伝送レートの変動が少ない予約伝送においては、無線通信装置は、制御局から帯域割り当て情報を受信することができなくても、成功裏に無線データを送受信することができる。また、各予約伝送に対して伝送帯域を無駄なく割り当てることができる。
【0026】
また、本発明の第2の側面は、複数の無線通信装置からなり、所定の伝送フレーム周期の伝送帯域を各無線通信装置に割り当ててデータ伝送を行う無線ネットワークにおいて、各無線通信装置からの帯域予約を処理する無線通信制御装置又は無線通信制御方法であって、
無線通信装置から予約伝送に関する帯域の割り当て要求を受信する帯域割当て要求受信手段又はステップと、
無線通信装置が予約伝送する情報の特性を判別する伝送情報判別手段又はステップと、
伝送する情報の特性に応じて伝送フレーム中で該伝送する情報に伝送帯域を割り当てる位置を決定する帯域割当て手段又はステップと、
該帯域割当て情報を帯域要求元の無線通信装置に送信する帯域割当て情報送信手段又はステップと、
を具備することを特徴とする無線通信制御装置又は無線通信制御方法である。
【0027】
本発明の第2の側面は、例えば、無線LANで構築されるパーソナル・エリア・ネットワークにおいて、帯域予約伝送を行う制御局に適用することができる。すなわち、本発明の第2の側面に係る無線通信制御装置又は無線通信制御方法によれば、伝送する情報の特性に応じて伝送フレーム中で該伝送する情報に伝送帯域を割り当てる位置を決定することができる。したがって、無線ネットワーク内で稼働する無線通信装置は、制御局から送信される帯域割り当て情報を獲得できない場合であっても、伝送する情報の特性によっては、タイムスロットの開始位置と終了位置を把握することができ、成功裏に無線データの送受信を行うことができる。
【0028】
ここで、前記伝送情報判別手段又はステップは、伝送する情報の帯域予約量が一定か否かを判別し、前記帯域割当て手段又はステップは、それぞれの帯域予約毎に、帯域予約量が一定となる予約伝送を伝送フレーム周期の特定の位置に割り当てるようにしてもよい。より具体的には、帯域予約量が一定となる予約伝送を伝送フレーム周期の後方の位置に割り当てるようにしてもよい。
【0029】
この結果、帯域予約量が一定となる予約伝送においては、無線通信装置は、制御局から帯域割り当て情報を受信することができなくても、成功裏に無線データを送受信することができる。また、各予約伝送に対して伝送帯域を無駄なく割り当てることができる。
【0030】
また、前記伝送情報判別手段又はステップは、伝送する情報の伝送レートの変動を判別し、前記帯域割り当て手段又はステップは、それぞれの帯域予約毎に、伝送レートの変動の少ない予約伝送を伝送フレーム周期の固定位置に割り当てるとともに、伝送レートの変動の多い予約伝送を割り当てる位置を可変にするようにしてもよい。より具体的には、伝送レートの変動の少ない予約伝送を伝送フレーム周期の後方に割り当てるとともに、伝送レートの変動の多い予約伝送を伝送フレーム周期の前方に割り当てるようにしてもよい。
【0031】
この結果、伝送レートの変動が少ない予約伝送においては、無線通信装置は、制御局から帯域割り当て情報を受信することができなくても、成功裏に無線データを送受信することができる。また、各予約伝送に対して伝送帯域を無駄なく割り当てることができる。
【0032】
また、本発明の第3の側面は、複数の無線通信装置からなり、所定の伝送フレーム周期の伝送帯域を各無線通信装置に割り当ててデータ伝送が行われる無線ネットワーク上で稼働する無線通信装置又は無線通信方法であって、
伝送する情報の特性を識別する伝送情報識別手段又はステップと、
前記無線ネットワーク上の制御局に対して伝送する情報の特性に応じた帯域予約要求を行う帯域予約要求手段又はステップと、
前記制御局からの帯域割り当て情報を受信する帯域割り当て情報受信手段又はステップと、
該帯域割り当て情報に従って情報伝送を行う情報伝送手段又はステップと、
を具備することを特徴とする無線通信装置又は無線通信方法である。
【0033】
また、本発明の第4の側面は、複数の無線通信装置からなり、所定の伝送フレーム周期の伝送帯域を各無線通信装置に割り当ててデータ伝送を行う無線ネットワークにおいて、各無線通信装置からの帯域予約を基に伝送帯域割り当てを行う処理をコンピュータ・システム上で実行するように記述されたコンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読形式で物理的に格納した記憶媒体であって、前記コンピュータ・ソフトウェアは、
無線通信装置から予約伝送に関する帯域の割り当て要求を受信する帯域割当て要求受信ステップと、
無線通信装置が予約伝送する情報の特性を判別する伝送情報判別ステップと、伝送する情報の特性に応じて伝送フレーム中で該伝送する情報に伝送帯域を割り当てる位置を決定する帯域割当てステップと、
該帯域割当て情報を帯域要求元の無線通信装置に送信する帯域割当て情報送信ステップと、
を具備することを特徴とする記憶媒体である。
【0034】
また、本発明の第5の側面は、複数の無線通信装置からなり、所定の伝送フレーム周期の伝送帯域を各無線通信装置に割り当ててデータ伝送が行われる無線ネットワーク上での無線通信処理をコンピュータ・システム上で実行するように記述されたコンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読形式で物理的に格納した記憶媒体であって、前記コンピュータ・ソフトウェアは、
伝送する情報の特性を識別する伝送情報識別ステップと、
前記無線ネットワーク上の制御局に対して伝送する情報の特性に応じた帯域予約要求を行う帯域予約要求ステップと、
前記制御局からの帯域割り当て情報を受信する帯域割り当て情報受信ステップと、
該帯域割り当て情報に従って情報伝送を行う情報伝送ステップと、
を具備することを特徴とする記憶媒体である。
【0035】
本発明の第4及び第5の各側面に係る記憶媒体は、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読な形式で提供する媒体である。このような媒体は、例えば、CD(Compact Disc)やFD(Floppy Disc)、MO(Magneto-Optical disc)などの着脱自在で可搬性の記憶媒体である。ここで言う記憶媒体は、パッケージ・メディアのみならず、プログラムが一時的若しくは永続的に格納される半導体メモリや磁気ディスクなどで実現してもよい。あるいは、ネットワーク(ネットワークは無線、有線の区別を問わない)などの伝送媒体などを経由してコンピュータ・ソフトウェアを特定のコンピュータ・システムに提供することも技術的に可能である。
【0036】
このようなプログラム記憶媒体は、コンピュータ・システム上で所定のコンピュータ・ソフトウェアの機能を実現するための、コンピュータ・ソフトウェアと記憶媒体との構造上又は機能上の協働的関係を定義したものである。換言すれば、本発明の第4及び第5の各側面に係るプログラム記憶媒体を介して所定のコンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ・システムにインストールすることによって、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮され、本発明の第2の側面に係る無線通信制御装置又は無線通信制御方法、又は、本発明の第3の側面に係る無線通信装置又は無線通信方法と同様の作用効果を得ることができる。
【0037】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下では、本発明をIEEE 802.15.3にて規格化された無線ネットワークに適用した場合を例にとって、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
【0039】
図1には、本発明の一実施形態に係る無線ネットワーク1の構成を模式的に示している。この無線ネットワーク1は、複数の無線通信装置10−1,10−2,…で構成される。各無線通信装置10−1,10−2,…は、例えば、パーソナル・コンピュータ(PC)のような一般的な計算機システムに対して、無線送受信機能を備えた無線通信ユニットをローカル接続することで構成される。
【0040】
同図に示す無線ネットワーク1において、1つの無線通信装置10−8は、コーディネータ、すなわち当該ネットワーク1の制御局として機能し、それ以外の各無線通信装置10−1,…,10−7は、制御局10−8による通信秩序の下で無線ネットワーク1経由で接続されている。
【0041】
ここで、無線通信装置10−8は、他のすべての無線通信装置10−1〜10−7と容易に通信ができる状態にあることを表わしていて、制御局として相応しい位置に存在していることとする。
【0042】
また、無線通信装置10−1は、無線通信装置10−2、10−7、10−8と相対的に近い位置に存在するため、これらとは容易に情報伝送が行なえることを示し、逆に、無線通信装置10−3、10−6とは相対的に遠い位置に存在するため、情報伝送がやや困難な場合もあると推測される。また、無線通信装置10−4、10−5とは距離が離れているために、無線通信ができない状態を表わしている。
【0043】
同様にして、残りの無線通信装置10−2から無線通信装置10−7のそれぞれに関しても、周辺に存在する他の無線通信装置との図示の位置関係を基に通信状態が判ることを理解されたい。
【0044】
図2には、本実施形態に係る無線ネットワーク1において、データ伝送のために使用されるフレームの構成例を示している。
【0045】
同図において、伝送フレーム周期20は、フレームの先頭にて制御局(無線通信装置10−8)より当該無線ネットワーク1上に同報送信されるビーコン(Beacon)同報領域(B)21と、例えば当該無線ネットワーク1への参入時の処理や、短い非同期情報やコマンドの交換を行なう競合伝送領域(CAP:コンテンション・アクセス周期)22と、各無線通信装置10−1…がそれぞれ帯域予約を行なって情報伝送を行なう非競合伝送領域(CFP:コンテンション・フリー周期)23とで構成され、次のビーコン同報領域までの間が1つの伝送フレーム周期として提供される。
【0046】
また、このような伝送フレーム20内の構成は、フレームの先頭で当該無線ネットワーク1上に同報送信されるビーコン情報に記載されている。
【0047】
なお、IEEE 802.15.3で規格化されている仕様によれば、非競合伝送領域(CFP)23においては、ギャランティード・タイムスロット(GTS)による帯域割当て伝送が、ダイナミックTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多重アクセス)と呼ばれる多重伝送方法に従って、無線ネットワーク1内の任意の無線通信装置間で直接情報伝送が行なわれるようになっている。
【0048】
図3には、IEEE 802.15.3で規格化される帯域予約方法としてのギャランティード・タイムスロット(GTS)の構成を模式的に示している。
【0049】
同図において、帯域予約される1つのギャランティード・タイムスロットは、伝送フレーム周期毎に可変とされており、最低限の伝送を実施するために保証された領域と、この伝送を補助するための冗長な領域とで構成される。冗長に付加される帯域は、伝送路の利用状況に応じて可変長である。
【0050】
また、伝送誤り発生時などには、この冗長な領域を用いて再送処理を行なう構成としてもよい。IEEE 802.15.3で策定された仕様によれば、伝送フレーム周期毎に割当てられる予約量が変動する可能性がありうる構成となっている。
【0051】
図4には、従来から行われている方法に従ってダイナミックTDMAとして伝送帯域を割り当てた様子を示している。
【0052】
同図において、1段目に示す伝送フレームは、所定の周期でフレーム周期が設定されており、その非競合伝送領域(CFP)中に2つのギャランティード・タイムスロットすなわちGTS−#1とGTS−#2が存在している状態を表わしている。
【0053】
1段目に示す例では、伝送帯域(CFP)に余裕があるので、各ギャランティード・タイムスロットには、帯域を保証する部分と同程度の冗長な領域(図中斜線部分)を含んで割り当てられている。
【0054】
また、図4において、2段目に示す伝送フレームは、所定の周期でフレーム周期が設定されていて、その非競合伝送領域(CFP)中でギャランティード・タイムスロットが3つになった状態を表わしている。
【0055】
2段目に示す例では、伝送帯域に余裕がなくなってきたので、各ギャランティード・タイムスロットには、帯域を保証する部分よりも少ない冗長な領域(図中斜線部分)を含んで割り当てられている。
【0056】
また、図4において、3段目に示す伝送フレームは、所定の周期でフレーム周期が設定されていて、その非競合伝送領域(CFP)中でギャランティード・タイムスロットが4つになった状態を表わしている。
【0057】
3段目に示す例では、さらに伝送帯域に余裕がなくなったので、各ギャランティード・タイムスロットには、帯域を保証する部分に、冗長な領域(図中斜線部分)をほとんど含まないで帯域割り当てが行なわれている。
【0058】
また、図4において、4段目に示す伝送フレームは、所定の周期でフレーム周期が設定されていて、その非競合伝送領域(CFP)中でギャランティード・タイムスロットが3つに減った状態を表わしている。
【0059】
4段目に示す例では、伝送帯域に再び余裕が出てきたので、各ギャランティード・タイムスロットには、帯域を保証する部分に加え、冗長な領域(図中斜線部分)を増加して割り当てられている。
【0060】
つまり、従来から行われているダイナミックTDMAとしての帯域割り当て方法では、上述したように、フレーム周期毎に各ギャランティード・タイムスロットの割当量が変化する。このため、各無線通信装置10−1…では、フレームの先頭で制御局となる無線通信装置10−8から送信されてくる帯域割当て情報を獲得できないと、ギャランティード・タイムスロットの開始位置と終了位置を検出できない。この結果、無線通信装置は正しく通信を行うことができないという事態を招来する。
【0061】
図5には、本発明を適用した場合のダイナミックTDMAとして伝送帯域割当てを行った様子を示している。
【0062】
同図において、1段目に示す伝送フレームは、所定の周期でフレーム周期が設定されていて、その非競合伝送領域(CFP)中に2つのギャランティード・タイムスロットが存在している状態を表わしている。
【0063】
1段目に示す伝送フレームでは、伝送帯域に余裕があるので、各ギャランティード・タイムスロットには、帯域を保証する部分と同程度の冗長な領域(図中斜線部分)を含んで割当てられている。
【0064】
また、図5において、2段目に示す伝送フレームはは、所定の周期でフレーム周期が設定されていて、その非競合伝送領域(CFP)中でギャランティード・タイムスロットが3つになった状態を表わしている。
【0065】
2段目に示す伝送フレームでは、伝送帯域に余裕がなくなってきたので、各ギャランティードタイム・スロットには、帯域を保証する部分よりも少ない冗長な領域(図中斜線部分)を含んで割当てられていることを示している。
【0066】
さらに、例えば固定伝送レートの情報伝送を行なうなど、帯域を保証する部分以外に冗長な領域が不要な伝送すなわち帯域予約量が一定となる予約伝送に対しては、ギャランティード・タイムスロットGTS#0が割当てられ、そのような伝送帯域が伝送フレームの末尾に配置されるようになっている。
【0067】
また、図5において、3段目に示す伝送フレームは、所定の周期でフレーム周期が設定されていて、その非競合伝送領域(CFP)中でギャランティード・タイムスロットが4つになった状態を表わしている。
【0068】
3段目に示す伝送フレームでは、さらに伝送帯域に余裕がなくなったので、各ギャランティード・タイムスロットには、帯域を保証する部分に、冗長な領域をほとんど含まないで帯域割当てが行なわれている。
【0069】
さらに、ギャランティード・タイムスロットGTS#0は、冗長な領域を必要としていない、すなわち帯域予約量が一定となるので、帯域割当て量を変動させずに固定的に割り当てられる。
【0070】
また、図5において、4段目に示す伝送フレームは、所定の周期でフレーム周期が設定されていて、その中でギャランティード・タイムスロットが3つに減った状態を表わしている。
【0071】
4段目に示す伝送フレームでは、伝送帯域に余裕が出てきたので、各ギャランティード・タイムスロットには、帯域を保証する部分に加え、冗長な領域を増加して割当てられている。
【0072】
但し、ギャランティード・タイムスロットGTS#0は、冗長な領域を必要としていない、すなわち帯域予約量が一定となるので、帯域割当て量を変動させずに固定的に割り当てられる。
【0073】
以上を要約すれば、本実施形態では、フレーム周期毎に各ギャランティード・タイムスロットの割当量が変化しない帯域割当てを用意するとともに、それらの伝送のためにフレーム周期の特定の部分で伝送帯域の割当てを行なうようになっている。
【0074】
このような場合、制御局となる無線通信装置10−8から送信されてくる帯域割当て情報を獲得できない場合であっても、それ以外の無線通信装置10−1…は、固定的に割り当てられたギャランティード・タイムスロットの開始位置と終了位置を把握することができる。
【0075】
また、伝送データに対してダイナミックTDMAなどを適用して動的に伝送帯域を変化させた場合であっても、伝送フレーム周期中で伝送に利用しないまま残される帯域が少なくて済むので、伝送効率が向上する。
【0076】
図6には、本実施形態に係る無線ネットワーク1上で動作可能な無線通信装置10の構成を模式的に示している。同図に示すように、無線通信装置10は、インターフェース61と、インターフェース・バッファ62と、無線バッファ63と、無線通信部64と、アンテナ65と、制御部67と、情報記憶部68とで構成される。
【0077】
インターフェース61は、パーソナル・コンピュータ(PC)などの外部装置(図示しない)と接続する。また、インターフェース・バッファ62は、外部装置から届いたメディア情報601を蓄えるためのバッファである。また、無線バッファ63は、インターフェース・バッファ62から送られてきた無線伝送用の情報602を無線伝送パケットとして格納する。
【0078】
制御部67は、この無線通信装置10における一連のデータ伝送処理を統括的にコントロールする。すなわち、制御部67は、無線伝送の通知603に応答して、帯域予約伝送が必要であれば、予約要求604を無線伝送用の無線バッファ63に蓄え、伝送フレーム内の競合伝送領域(CAP)を用いて、制御局10−8宛てに送信処理する。
【0079】
また、制御部67には、伝送する情報の種類を判定する機能が備えられており、伝送量に変化がないと判断されれば、その旨の要求を出力するようになっている。すなわち、伝送の予約要求605は、無線通信部64を介して、アンテナ65から無線伝送されるようになっている。なお、実際上、制御部67は、マイクロプロセッサ構成であり、図示しないEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)などの半導体メモリに格納された制御プログラムに従って動作する。
【0080】
また、無線通信装置10において受信された信号は、アンテナ65を介して無線通信部64に供給され、復号化された信号611として無線バッファ63に送出される。
【0081】
無線通信装置10が制御局10−8として動作する場合には、無線ネットワーク1を構成する他の無線通信装置10−1…からの信号を受信した場合には、制御信号612として、制御部67に供給され、伝送フレーム周期中でどのような帯域割当てが必要であるか判断がなされる。そして、制御部67では、その判断結果に基づいた帯域割当て情報がビーコン信号として構成されて、フレーム周期の先頭部分で無線送信される。すなわち、その伝送フレームのビーコン信号605が、無線通信部64を介してアンテナ65から無線伝送される構成となっている。
【0082】
また、無線通信装置10が制御局以外として動作する場合には、制御局10−8からほぼ周期的に送られてくるビーコン情報を受信すると、これを制御部67に供給する。そして、制御部67は、ビーコン情報に記載されている非競合伝送領域(CFP)中の該当する予約の帯域割当て情報を確認して、その指示に従って無線通信部64の設定を行ない、無線バッファ63に蓄えられた無線伝送パケットの送信を行なう。
【0083】
また、ビーコン情報で非競合伝送領域(CFP)での受信の指定が行なわれていれば、制御部67は、その指示に従って無線通信部64の設定を行ない、所定のタイミングで信号受信を行なう。
【0084】
アンテナ65及び無線通信部64を介して受信した情報611は、無線バッファ63に一時保持される。さらに、制御部67から供給されるフレーム周期信号604に従ってフレーム周期単位で受信した情報614を再構築して、インターフェース・バッファ62へと受け渡す。そして、所定のインターフェース・フォーマットの情報615として、インターフェース61を介して、図示しない外部機器へ情報を受け渡すようになっている。
【0085】
無線通信装置10内における上述した一連の動作は、制御部67からの指示に従って実行される。制御部67には、各種の伝送制御プログラムや制御情報を格納するための情報記憶部68が装備されている。制御部67では、これらの情報を逐次参照するために、情報記憶部68との間にコマンド群616が規定されている。
【0086】
図7には、無線ネットワーク1内の各無線通信装置10−1…が制御局10−8に対して帯域予約を行うための処理手順をフローチャートの形式で示している。この処理手順は、実際には、制御部67が所定の伝送制御プログラムを実行するという形態で実現される。以下、図7に示すフローチャートを参照しながら、帯域予約処理について説明する。
【0087】
まず、インターフェース61に無線伝送が必要な情報を受理したか否かを確認する(ステップS1)。受理していなければ、本処理ルーチン全体を終了する。
【0088】
他方、無線伝送が必要な情報を受理した場合には、次いで、伝送レートに変化がないかどうかを判別する(ステップS2)。
【0089】
伝送レートに変化がない場合には、ギャランティード・タイムスロット固定位置割当てを要求して(ステップS3)、後続の処理ステップS5に進む。
【0090】
また、伝送レートに変化がある場合には、ギャランティード・タイムスロット可変割当て要求を行ってから(ステップS4)、後続の処理ステップS5に進む。
【0091】
ステップS5では、伝送フレーム周期のうち、競合伝送領域(CAP)が到来していて、なおかつ情報送信が可能か否かを判別する(ステップS5)。
【0092】
ステップS5における判別結果が否定的であれば、ステップS5に復帰して、肯定的すなわち競合伝送領域(CAP)が到来し且つ情報送信が可能となるまで待機する。
【0093】
また、該判別結果が肯定的、すなわち、CAP伝送領域が到来し且つ情報送信が可能である場合には、伝送帯域すなわちギャランティード・タイムスロットの割当て要求を制御局10−8に宛てて送信する(ステップS6)。
【0094】
また、図8には、無線ネットワーク1内で制御局として動作する無線通信装置10−8が他の無線通信装置10−1…からの伝送帯域の割当て要求に応じて伝送帯域の割当てを行うための処理手順をフローチャートの形式で示している。この処理手順は、実際には、制御部67が所定の伝送制御プログラムを実行するという形態で実現される。以下、図8に示すフローチャートを参照しながら、帯域割当処理について説明する。
【0095】
まず、無線ネットワーク1内の各無線通信装置10−1…からギャランティード・タイムスロットの帯域割当て要求を受信したか否かを確認する(ステップS11)。
【0096】
帯域割当て要求を受信していなければ、ステップS15に進んで、当該伝送フレーム周期のビーコン情報を構築する。また、帯域割当て要求を受信した場合は、さらに、固定割当て要求であるか否かを判別する(ステップS12)。
【0097】
固定割当て要求である場合には、ステップS13に進んで、当該要求によるギャランティード・タイムスロットを固定の領域に配置してから、ビーコン情報の構築を行う(ステップS15)。また、固定割当て要求でない場合には、当該要求によるギャランティード・タイムスロットを任意の領域に配置してから(ステップS14)、ビーコン情報の構築を行う(ステップS15)。
【0098】
ビーコン情報の構築後、ステップS16に進んで、ビーコン情報の送信タイミングが到来するまで待機する。そして、該タイミングが到来すると、送信フレームのビーコン情報を、当該無線ネットワーク1全体に同報送信する(ステップS17)。
【0099】
また、図9には、無線ネットワーク1内において、制御局から伝送帯域を割当てられた無線通信装置10−1…が無線伝送を行うための処理手順をフローチャートの形式で示している。この処理手順は、実際には、制御部67が所定の伝送制御プログラムを実行するという形態で実現される。以下、図9に示すフローチャートを参照しながら、情報送信処理について説明する。
【0100】
まず、無線ネットワーク1の制御局となる無線通信装置10−8からビーコン情報を受信したか否かを確認する(ステップS21)。
【0101】
ビーコン情報を受信した場合には、さらに、自局の送信割当ての有無を確認する(ステップS22)。
【0102】
送信割当てがあった場合には、さらに、固定位置の割当てであるか否かを判別する(ステップS23)。固定位置の割当てであれば、固定割当て送信情報を格納して(ステップS24)、ステップS26に進む。
【0103】
他方、ステップS21においてビーコン情報を受信できなかった場合、あるいは、ステップS22において自局への送信割当ではなかった場合には、ステップS25に進んで、固定割当て送信情報を参照して、固定割当て送信がある場合には、ステップS26に進む。また、固定割当て送信がない場合には、本処理ルーチン全体を終了する。
【0104】
ステップS26では、該当する送信タイミングの設定を行う。そして、ステップS27では、送信タイミングが到来するまで待機する。送信タイミングが到来した場合には、該当する情報を送信する(ステップS28)。
【0105】
また、図10には、無線ネットワーク1内において、無線通信装置10−1…が他の無線通信装置から送信された無線データの受信を行うための処理手順をフローチャートの形式で示している。この処理手順は、実際には、制御部67が所定の伝送制御プログラムを実行するという形態で実現される。以下、図10に示すフローチャートを参照しながら、情報受信処理について説明する。
【0106】
まず、無線ネットワーク1の制御局となる無線通信装置10−8からビーコン情報を受信したか否かを確認する(ステップS31)。
【0107】
ビーコン情報を受信した場合には、さらに、自局の受信割当ての有無を確認する(ステップS32)。
【0108】
受信割当てがあった場合には、さらに、固定位置の割当てであるか否かを判別する(ステップS33)。固定位置の割当てであれば、固定割当て受信情報を格納して(ステップS34)、ステップS36に進む。
【0109】
他方、ステップS31においてビーコン情報を受信できなかった場合、あるいは、ステップS32において自局の受信割当ではなかった場合には、ステップS35に進んで、固定割当て受信情報を参照して、固定割当て受信がある場合には、ステップS36に進む。また、固定割当て受信がない場合には、本処理ルーチン全体を終了する。
【0110】
ステップS36では、該当する受信タイミングの設定を行う。そして、ステップS37では、受信タイミングが到来するまで待機する。受信タイミングが到来した場合には、該当する情報を受信する(ステップS38)。
【0111】
[追補]
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。
【0112】
上述した本発明の実施形態においては、制御部67を構成するマイクロプロセッサがEEPROMなどのメモリに恒久的に格納された制御プログラムに基づいて各部を制御するようにしたが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、例えば制御プログラムが記録されたプログラム記憶媒体を装置に動的にインストールして制御するようにしてもよい。
【0113】
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0114】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明によれば、コーディネータ(無線制御局)が送信するビーコン信号で規定される伝送フレーム周期毎に各無線通信装置間で利用する伝送帯域の割り当てを効率的に行なうことができる、優れた無線通信システム、無線通信制御装置及び無線通信制御方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びに記憶媒体を提供することができる。
【0115】
また、本発明によれば、各無線通信装置がコーディネータに対して帯域予約を行なうことによって伝送フレームにおける伝送帯域の割り当てを効率的に行うことができる、優れた無線通信システム、無線通信制御装置及び無線通信制御方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びに記憶媒体を提供することができる。
【0116】
また、本発明によれば、帯域予約を行う場合に、伝送する情報の特性に合わせて伝送帯域の割り当てを効率的に行なうことができる、優れた無線通信システム、無線通信制御装置及び無線通信制御方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びに記憶媒体を提供することができる。
【0117】
本発明によれば、伝送フレーム周期の後方に伝送容量に変化のない伝送の割当てを行ない、従来のダイナミックTDMAによる帯域割当て部分を伝送フレーム周期の前方に配置することができる。したがって、既存のギャランティード・タイムスロットと、ダイナミックTDMAの帯域割当て方法に加えて、伝送フレーム内で、伝送帯域が変化しないような安定した部分を用いて、伝送容量に変化のない伝送の割当てを行なうことができる。
【0118】
本発明を適用した無線ネットワークでは、情報伝送量がほぼ一定の伝送と、情報伝送量がダイナミックに変化する帯域予約伝送とを、同じ伝送路内で共存させることができる。
【0119】
また、本発明を適用した無線ネットワークでは、情報伝送量が一定となる伝送に対しては、最低限の保証帯域だけの予約とすることで、非競合伝送領域(CFP)を効率よく利用することができる。さらに、情報伝送量が可変となる伝送に対しても、冗長な領域をより多く割当てることができる。
【0120】
また、本発明によれば、情報伝送量に変化の少ない帯域予約伝送を伝送フレーム周期の特定の位置に配置することによって、情報伝送量が変化する帯域予約伝送を効率よく割当てることができる。また、複数の情報伝送量に変化の少ない帯域予約が必要な場合であっても、この予約を連続して伝送フレーム周期の特定の位置に配置することによって、情報伝送量が変化する帯域予約伝送にも効率よく帯域割当てを行なうことができる。
【0121】
また、本発明によれば、帯域予約伝送を行なう領域に関して、毎フレーム同じ伝送帯域を割当てることが可能になり、情報伝送を継続して行なう場合に処理を簡素化することができる。例えば、無線通信端末が帯域予約伝送中に制御局から送られてくるビーコン信号を一瞬取り逃がした場合であっても、その帯域予約伝送を継続することができるので、動画像情報などを長時間伝送する場合においても途切れることのない伝送を実現することができる。
【0122】
また、本発明によれば、伝送フレームの後方に変動の少ない伝送を割当てることによって、伝送フレームの前方部分に存在する競合伝送領域(CAP)と非競合伝送領域(CFP)の境界を伝送フレーム周期毎に可変に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る無線ネットワーク1の構成を模式的に示した図である。
【図2】本実施形態に係る無線ネットワーク1において、データ伝送のために使用されるフレームの構成例を示した図である。
【図3】IEEE 802.15.3で規格化される帯域予約方法としてのギャランティード・タイムスロット(GTS)の構成を模式的に示した図である。
【図4】ダイナミックTDMAとして伝送帯域を割り当てた様子(従来例)を示した図である。
【図5】本発明を適用した場合のダイナミックTDMAとして伝送帯域割当てを行った様子を示した図である。
【図6】本実施形態に係る無線ネットワーク1上で動作可能な無線通信装置10の構成を模式的に示した図である。
【図7】無線ネットワーク1内の各無線通信装置10−1…が制御局に対して帯域予約を行うための処理手順を示したフローチャートである。
【図8】無線ネットワーク1内で制御局として動作する無線通信装置10−8が他の無線通信装置10−1…からの伝送帯域の割当て要求に応じて伝送帯域の割当てを行うための処理手順を示したフローチャートである。
【図9】無線ネットワーク1内において制御局から伝送帯域を割当てられた無線通信装置10−1…が無線伝送を行うための処理手順を示したフローチャートである。
【図10】無線ネットワーク1内において無線通信装置10−1…が他の無線通信装置から送信された無線データの受信を行うための処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1…無線ネットワーク
10…無線通信装置
61…インターフェース
62…インターフェース・バッファ
63…無線バッファ
64…無線通信部
65…アンテナ
67…制御部
68…情報記憶部
Claims (16)
- 複数の無線通信装置からなる無線ネットワークにおいて、所定の伝送フレーム周期を持ち、無線通信制御装置が複数の無線通信装置間で伝送帯域の割り当てを行うタイプの無線通信システムであって、
無線通信装置は、送信する情報の伝送量の変化の有無を判別して、伝送量の変化が少ない情報を送信する場合には伝送フレーム中の固定位置の割り当てを要求する固定帯域割当要求を行い、伝送量の変化が大きい情報を送信する場合には伝送フレーム中で可変の位置の割り当てを要求する可変帯域割当要求を行い、
前記無線通信制御装置は、無線通信装置から受信した帯域割当要求の種類を判別し、該帯域割当要求の種類の判別結果に応じて伝送フレーム中で該伝送する情報に伝送帯域を割り当てる位置を決定する、
を具備することを特徴とする無線通信システム。 - 複数の無線通信装置からなり、所定の伝送フレーム周期の伝送帯域を各無線通信装置に割り当ててデータ伝送を行う無線ネットワークにおいて、各無線通信装置からの帯域予約を処理する無線通信制御装置であって、
無線通信装置から、送信する情報の伝送量の変化の有無に応じて伝送フレーム中の固定位置の割り当てを要求する固定帯域割当要求又は伝送フレーム中で可変の位置の割り当てを要求する可変帯域割当要求を受信する帯域割当要求受信手段と、
受信した帯域割当要求が固定帯域割当要求又は可変帯域割当要求のいずれであるかを判別する帯域割当要求判別手段と、
帯域割当要求の判別結果に応じて伝送フレーム中で該伝送する情報に伝送帯域を割り当てる位置を決定する帯域割当手段と、
該帯域割当情報を送信する帯域割当情報送信手段と、
を具備することを特徴とする無線通信制御装置。 - 前記伝送情報判別手段が無線通信装置からの帯域割当要求が固定帯域割当要求であると判別したときには、
前記帯域割当て手段は、該無線通信装置が情報送信に使用する領域として伝送フレーム中の特定の位置を割り当てる、
ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信制御装置。 - 前記伝送情報判別手段が無線通信装置からの帯域割当要求が固定帯域割当要求であると判別したときには、
前記帯域割当て手段は、該無線通信装置が情報送信に使用する領域として伝送フレーム中の後方の固定位置を割り当てる、
ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信制御装置。 - 複数の無線通信装置からなり、所定の伝送フレーム周期の伝送帯域を各無線通信装置に割り当ててデータ伝送を行う無線ネットワークにおいて、各無線通信装置からの帯域予約を処理する無線通信制御方法であって、
無線通信装置から、送信する情報の伝送量の変化の有無に応じて伝送フレーム中の固定位置の割り当てを要求する固定帯域割当要求又は伝送フレーム中で可変の位置の割り当てを要求する可変帯域割当要求を受信する帯域割当要求受信ステップと、
受信した帯域割当要求が固定帯域割当要求又は可変帯域割当要求のいずれであるかを判別する帯域割当要求判別ステップと、
帯域割当要求の判別結果に応じて伝送フレーム中で該伝送する情報に伝送帯域を割り当てる位置を決定する帯域割当ステップと、
該帯域割当情報を送信する帯域割当情報送信ステップと、
を具備することを特徴とする無線通信制御方法。 - 前記伝送情報判別ステップにおいて無線通信装置からの帯域割当要求が固定帯域割当要求であると判別したときには、
前記帯域割当てステップでは、該無線通信装置が情報送信に使用する領域として伝送フレーム中の特定の位置を割り当てる、
ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信制御方法。 - 前記伝送情報判別ステップにおいて無線通信装置からの帯域割当要求が固定帯域割当要求であると判別したときには、
前記帯域割り当てステップでは、該無線通信装置が情報送信に使用する領域として伝送フレーム中の後方の固定位置を割り当てる、
ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信制御方法。 - 複数の無線通信装置からなり、制御局が所定の伝送フレーム周期の伝送帯域を各無線通信装置に割り当ててデータ伝送が行われる無線ネットワーク上で稼働する無線通信装置であって、
送信する情報の伝送量の変化の有無を判別する伝送情報判別手段と、
前記伝送情報判別手段による判別結果に応じて、伝送量の変化が少ない情報を送信する場合には伝送フレーム中の固定位置の割り当てを要求する固定帯域割当要求を行い、伝送量の変化が大きい情報を送信する場合には伝送フレーム中で可変の位置の割り当てを要求する可変帯域割当要求を行う帯域予約要求手段と、
前記制御局からの帯域割当情報を受信する帯域割当情報受信手段と、
該帯域割当情報に従って情報伝送を行う情報伝送手段と、
を具備することを特徴とする無線通信装置。 - 前記帯域割当情報受信手段が前記制御局からの帯域割当情報を受信できなかった場合、前記情報伝送手段は、固定帯域が割り当てられた送信情報に関し、それより前に受信した帯域割当情報に基づいて情報伝送を行う、
ことを特徴とする請求項8に記載の無線通信装置。 - 複数の無線通信装置からなり、制御局が所定の伝送フレーム周期の伝送帯域を各無線通信装置に割り当ててデータ伝送が行われる無線ネットワーク上での無線通信方法であって、
送信する情報の伝送量の変化の有無を判別する伝送情報判別ステップと、
前記伝送情報判別ステップにおける判別結果に応じて、伝送量の変化が少ない情報を送信する場合には伝送フレーム中の固定位置の割り当てを要求する固定帯域割当要求を行い、伝送量の変化が大きい情報を送信する場合には伝送フレーム中で可変の位置の割り当てを要求する可変帯域割当要求を行う帯域予約要求ステップと、
前記制御局からの帯域割当情報を受信する帯域割当情報受信ステップと、
該帯域割当情報に従って情報伝送を行う情報伝送ステップと、
を具備することを特徴とする無線通信方法。 - 前記帯域割当情報受信ステップにおいて前記制御局からの帯域割当情報を受信できなかった場合、前記情報伝送ステップでは、固定帯域が割り当てられた送信情報に関し、それより前に受信した帯域割当情報に基づいて情報伝送を行う、
ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信方法。 - 複数の無線通信装置からなり、所定の伝送フレーム周期の伝送帯域を各無線通信装置に割り当ててデータ伝送を行う無線ネットワークにおいて、各無線通信装置からの帯域予約を基に伝送帯域割り当てを行う処理をコンピュータ・システム上で実行するように記述されたコンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読形式で物理的に格納した記憶媒体であって、前記コンピュータ・ソフトウェアは、前記コンピュータ・システムに対し、
無線通信装置から、送信する情報の伝送量の変化の有無に応じて伝送フレーム中の固定位置の割り当てを要求する固定帯域割当要求又は伝送フレーム中で可変の位置の割り当てを要求する可変帯域割当要求を受信する帯域割当要求受信手順と、
受信した帯域割当要求が固定帯域割当要求又は可変帯域割当要求のいずれであるかを判別する帯域割当要求判別手順と、
帯域割当要求の判別結果に応じて伝送フレーム中で該伝送する情報に伝送帯域を割り当てる位置を決定する帯域割当手順と、
該帯域割当情報を送信する帯域割当情報送信手順と、
を実行させることを特徴とする記憶媒体。 - 前記伝送情報判別手順において無線通信装置からの帯域割当要求が固定帯域割当要求であると判別したときには、
前記帯域割当て手順では、該無線通信装置が情報送信に使用する領域として伝送フレーム中の特定の位置を割り当てる、
ことを特徴とする請求項12に記載の記憶媒体。 - 前記伝送情報判別ステップにおいて無線通信装置からの帯域割当要求が固定帯域割当要求であると判別したときには、
前記帯域割り当てステップでは、該無線通信装置が情報送信に使用する領域として伝送フレーム中の後方の固定位置を割り当てる、
ことを特徴とする請求項12に記載の記憶媒体。 - 複数の無線通信装置からなり、制御局が所定の伝送フレーム周期の伝送帯域を各無線通信装置に割り当ててデータ伝送が行われる無線ネットワーク上での無線通信処理をコンピュータ・システム上で実行するように記述されたコンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読形式で物理的に格納した記憶媒体であって、前記コンピュータ・ソフトウェアは、前記コンピュータ・システムに対し、
送信する情報の伝送量の変化の有無を判別する伝送情報判別手順と、
前記伝送情報判別ステップにおける判別結果に応じて、伝送量の変化が少ない情報を送信する場合には伝送フレーム中の固定位置の割り当てを要求する固定帯域割当要求を行い、伝送量の変化が大きい情報を送信する場合には伝送フレーム中で可変の位置の割り当てを要求する可変帯域割当要求を行う帯域予約要求手順と、
前記制御局からの帯域割当情報を受信する帯域割当情報受信手順と、
該帯域割当情報に従って情報伝送を行う情報伝送手順と、
を実行させることを特徴とする記憶媒体。 - 前記帯域割当情報受信手順において前記制御局からの帯域割当情報を受信できなかった場合、前記情報伝送手順では、固定帯域が割り当てられた送信情報に関し、それより前に受信した帯域割当情報に基づいて情報伝送を行う、
ことを特徴とする請求項15に記載の記憶媒体。
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