JP6203153B2 - 揺動選別装置 - Google Patents

揺動選別装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6203153B2
JP6203153B2 JP2014188783A JP2014188783A JP6203153B2 JP 6203153 B2 JP6203153 B2 JP 6203153B2 JP 2014188783 A JP2014188783 A JP 2014188783A JP 2014188783 A JP2014188783 A JP 2014188783A JP 6203153 B2 JP6203153 B2 JP 6203153B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sprocket
shaft
tensioner
drive
drive chain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014188783A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016059858A (ja
Inventor
貴大 市川
貴大 市川
鈴木 宏幸
宏幸 鈴木
泰 長田
泰 長田
富 山口
富 山口
泰博 荒木
泰博 荒木
正田 憲昭
憲昭 正田
善之 鈴木
善之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
JFE Engineering Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
JFE Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp, JFE Engineering Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2014188783A priority Critical patent/JP6203153B2/ja
Publication of JP2016059858A publication Critical patent/JP2016059858A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6203153B2 publication Critical patent/JP6203153B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、被選別物を揺動選別する揺動選別装置に関する。
高炉原料として使用される塊鉱石は、通常、原料ヤードに山積みの状態で保管されており、降雨により塊鉱石が濡れると、例えば粒径が5〜50mmの塊鉱石に5mm以下の微粉が付着する。微粉が多く付着したままの塊鉱石が高炉に装入されると、微粉によって炉内の通気抵抗が増加し、生産性が低下する。
このため、塊鉱石を高炉へ挿入する前に、事前処理として塊鉱石の表面に付着した微粉を除去する処理が行われている。このような処理として、例えば特許文献1には、傾斜スクリーンを揺動軸(クランク軸)の回転により揺動運動させる揺動選別機を用いて、塊鉱石とその表面に付着した微粉とからなる被選別物を、塊鉱石と微粉とに選別し、微粉を分離除去することが開示されている。
このような揺動選別機を用いることにより、傾斜スクリーン(篩)の揺動運動によって、表面に微粉が付着した塊鉱石から表面の微粉を効率良く分離除去することができる。
特開2009−149969号公報
ところで、特許文献1には詳細には記載されていないが、揺動選別機の傾斜スクリーンは複数の揺動軸(クランク軸)を回転させることにより揺動され、これらの揺動軸のうち一つが電動機(モーター)に接続された駆動軸であり、他の揺動軸は駆動チェーンにより駆動される従動軸となっている。また、駆動チェーンが弛まないように駆動チェーンに張力を与えるテンショナーが設けられている。テンショナーは、支柱から延びる主軸に取り付けられたアームの先端にテンショナースプロケットを設け、支柱固定用のボルトにより、主軸を中心にアームを回転させ、固定することで、テンショナースプロケットにより駆動チェーンに適正な張力を与えるようになっている。
しかし、駆動チェーンは高速回転によりばたつきが生じやすく、特に駆動チェーン下部では自重により一層ばたつきが生じやすいが、このばたつきにより主軸やスプロケット軸が振動する。また、主軸は支持柱に片持ち状態で支持され、テンショナースプロケット軸もアームに片持ち状態で取り付けられているため、主軸やスプロケット軸への振動が一層助長される。このようにテンショナーの主軸やスプロケット軸が振動すると、軸の固定部が摩耗しやすくなり、駆動チェーンの外れや破断等のトラブルにつながるおそれがある。
したがって本発明は、篩部材の揺動軸として用いられる従動軸をチェーン駆動する際に、軸の振動によるトラブルを解消することができる揺動選別装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の(1)〜()を提供する。
(1)被選別物を揺動選別する揺動選別装置であって、
傾斜して設けられた傾斜篩を有する篩部材と、
前記篩部材を揺動させる駆動部と
を備え、
前記駆動部は、
前記篩部材を揺動させる複数の揺動軸として機能する駆動軸および従動軸と、
前記駆動軸を回転させる動力源と、
前記駆動軸の回転を前記従動軸に伝達する駆動チェーンと、
前記駆動チェーンに張力を与えるためのテンショナーと、
を有し、
前記テンショナーは、前記駆動チェーンに所定の張力を与えるために移動可能に設けられたテンショナースプロケットと、
前記駆動チェーンにおける前記テンショナースプロケットが設けられた部分と反対側の部分をガイドするために固定して設けられたガイドスプロケットとを有し、
前記テンショナースプロケットのスプロケット軸は、両持ち状態で支持されており、
前記テンショナースプロケットは、前記駆動チェーンの、前記駆動軸による駆動によってテンションがかかる側と反対側である反テンション側に張力を与え、前記ガイドスプロケットは、前記駆動チェーンの、前記駆動軸による駆動によってテンションがかかる側であるテンション側をガイドし、
前記駆動軸は前記篩部材の中央に1つ設けられ、前記従動軸として、前記篩部材における前記駆動軸の一方側および他方側にそれぞれ設けられた第1従動軸および第2従動軸が設けられ、
前記駆動軸と前記第1従動軸との間に第1中継スプロケットが設けられ、
前記駆動軸と前記第2従動軸との間に第2中継スプロケットが設けられ、
前記駆動チェーンは、前記駆動軸と前記第1中継スプロケットの間、および前記第1中継スプロケットと前記第1従動軸と間に設けられ、前記駆動軸から前記第1従動軸に動力を伝達する第1の駆動チェーンと、前記駆動軸と前記第2中継スプロケットの間、および前記第2中継スプロケットと前記第2従動軸との間に設けられ、前記駆動軸から前記第2従動軸に動力を伝達する第2の駆動チェーンとを有し、
前記テンショナーは、前記駆動軸と前記第1中継スプロケットの間、および前記第1中継スプロケットと前記第1従動軸の間に設けられた第1テンショナーと、前記駆動軸と前記第2中継スプロケットの間、および前記第2中継スプロケットと前記第2従動軸の間に設けられた第2テンショナーとを有し、
前記第1駆動チェーンには、反テンション側である上側に前記第1テンショナーの前記テンショナースプロケットによる張力が与えられ、前記第2の駆動チェーンには、反テンション側である下側に前記第2テンショナーの前記テンショナースプロケットによる張力が与えられることを特徴とする揺動選別装置。
(2)前記テンショナーは、前記テンショナースプロケットと前記ガイドスプロケットとが同一のフレームに設けられてユニット化されていることを特徴とする(1)に記載の揺動選別装置。
(3)前記テンショナーは、門型フレームと、前記テンショナースプロケットの前記スプロケット軸を両持ち状態で昇降可能に支持する軸固定フレームとをさらに有し、前記軸固定フレームが、前記門型フレームの側壁に沿って昇降されることにより、前記テンショナースプロケットが昇降されることを特徴とする(1)に記載の揺動選別装置。
(4)前記ガイドスプロケットのスプロケット軸は、両持ち状態で前記門型フレームの側壁に支持されていることを特徴とする(3)に記載の揺動選別装置。
(5)前記ガイドスプロケットは、前記門型フレーム内の前記テンショナースプロケットに対向する位置に設けられていることを特徴とする(4)に記載の揺動選別装置。
本発明によれば、駆動軸の回転を従動軸に伝達する駆動チェーンに張力を与えるテンショナーを、駆動チェーンに所定の張力を与えるために移動可能に設けられたテンショナースプロケットと、駆動チェーンにおける前記テンショナースプロケットが設けられた部分と反対側の部分をガイドするために固定して設けられたガイドスプロケットとを有し、テンショナースプロケットのスプロケット軸を両持ち状態で支持する構成とした。このようにガイドスプロケットを設けることにより、駆動チェーンのばたつきを生じ難くして、それにともなう軸の振動を生じ難くすることができ、しかも、従来のような支柱から延びる主軸およびスプロケット軸を片持ち状態にするのではなく、テンショナースプロケットのスプロケット軸を両持ち状態としたので、構造的に軸の振動を生じ難くすることができる。したがって、従来のような、軸の振動により軸の固定部が摩耗しやすくなることによる駆動チェーンの外れや破断等のトラブルを有効に防止することができる。また、テンショナースプロケットは、駆動チェーンの、駆動軸による駆動によってテンションがかかる側と反対側である反テンション側に張力を与え、ガイドスプロケットは、駆動チェーンの、駆動軸による駆動によってテンションがかかる側であるテンション側をガイドするので、駆動チェーンのテンション側に張力を与えることによる過張力を回避することができ、駆動チェーンの破断を一層有効に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る揺動選別装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る揺動選別装置の駆動軸が設けられた部分を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る揺動選別装置の駆動部の駆動伝達機構を示す部分断面図である。 図3の駆動部の駆動伝達部に用いられる第1テンショナーを示す側面図である。 従来のテンショナーの構成を示す側面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る揺動選別装置の概略構成を示す斜視図、図2は図1の揺動選別装置の駆動軸が設けられた部分を示す断面図、図3は図1の揺動選別装置の駆動部の駆動伝達機構を示す部分断面図、図4は図3の駆動部の駆動伝達部に用いられる第1テンショナーを示す側面図である。
揺動選別装置100は、被選別物を揺動選別するものであり、例えば塊鉱石等の高炉原料とその表面に付着した微粉とからなる被選別物を高炉原料と微粉とに選別し、微粉を分離除去するものである。この揺動選別装置100は、水平面に対して傾斜して設けられた篩部材1と、篩部材1を揺動軸の回転により揺動させる駆動部2と、揺動軸を介して篩部材1を支持する支持架台3を有している。
篩部材1は、傾斜篩(傾斜スクリーン)11と、傾斜篩11を支持する篩枠12とを有している。傾斜篩11は、水平面から20〜30°傾斜して設けられており、多数の篩目(孔)13を有している。篩目13の目開は例えば5mmである。傾斜篩11は、正方網でも打ち抜き板でもよい。また、篩部材1の傾斜下部には主回収口15が設けられている。
篩部材1には、上方からその上部側に被選別物が投入され、駆動部2により篩部材1が揺動されることにより、被選別物を形態選別する。すなわち、被選別物を構成する物体の重量、形状および硬度の差により、傾斜して設けられた傾斜篩11上で反発する弾道が異なることを利用して被選別物を選別する。具体的には、傾斜篩11上の篩目13より大きい大径物は傾斜下部の主回収口15から回収され、傾斜篩11の篩目13より小さい小径物は、傾斜篩11の下方の小径物回収口(図示せず)から回収される構造となっている。
駆動部2は、傾斜篩11の一方側および他方側側面の長さ方向中央にそれぞれ接続された駆動軸22aおよび22bと、傾斜篩11の一方側および他方側側面における駆動軸22aの上側にそれぞれ設けられた従動軸23aおよび23bと、傾斜篩11の一方側および他方側側面における駆動軸22aの下側にそれぞれ設けられた従動軸24aおよび24bと、駆動軸22a,22bをそれぞれ回転させる動力源である電動機(モータ)21a,21bと、駆動軸22aの回転を従動軸23aおよび24aに伝達する駆動伝達機構25aならびに駆動軸22bの回転を従動軸23bおよび24bに伝達する駆動伝達機構25bとを有している。駆動軸22a,22bおよび従動軸23a,23b,24a,24bは、篩部材1を揺動させる揺動軸として機能する。駆動軸22aと駆動軸22b、従動軸23aと従動軸23b、従動軸24aと24bは、篩部材1の一方側側面および他方側側面のそれぞれ対応する位置に設けられている。
図2に示すように、駆動軸22a,22bはクランク軸として構成され、これらはギアカップリング26a,26bを介して中間軸27により接続されている。駆動軸22a,22bは、支持架台3の上部に設けられた大軸受32a,32b、および篩部材1の篩枠12に設けられた小軸受14a,14bに回転可能に支持されている。また、駆動軸22a,22bにおける大軸受32a,32bの外側位置には、駆動伝達機構25a,25bの構成要素である駆動チェーン52,62が巻き掛けられるスプロケット29が取り付けられている。駆動軸22a,22bには、バランスウエイト30が設けられている。なお、従動軸23a,24a、および23b,24bも、駆動軸22a,22bと同様の構成を有している。すなわち、対応する従動軸どうしがギアカップリングを介して中間軸により接続され、大軸受および小軸受に回転可能に支持され、また、駆動チェーンが巻き掛けられるスプロケットが取り付けられ、バランスウエイトが設けられている。
駆動伝達機構25aは、駆動軸22aの回転を従動軸23aに伝達する第1機構41aと、駆動軸22aの回転を従動軸24aに伝達する第2機構42aとを有している。また、駆動伝達機構25bは、駆動軸22bの回転を従動軸23bに伝達する第1機構41bと、駆動軸22bの回転を従動軸24bに伝達する第2機構42bとを有している。
図3に示すように、第1機構41aは、駆動軸22aと従動軸23aとの間に設けられた第1中継スプロケット51と、駆動軸22aに設けられたスプロケット29と第1中継スプロケット51との間、および従動軸23aに設けられたスプロケット29と第1中継スプロケット51との間にそれぞれ設けられ、駆動軸22aの回転を従動軸23aに伝達する2つの駆動チェーン52と、これら2つの駆動チェーン52にそれぞれ張力を与える2つの第1テンショナー53とを有している。なお、駆動軸22aは矢印で示すように右方向に回転しているため、第1機構41aの駆動チェーン52は、下側が駆動軸22aによる駆動によってテンションがかかる側であるテンション側、上側がテンション側と反対側である反テンション側となる。
また、第2機構42aは、駆動軸22aと従動軸24aとの間に設けられた第2中継スプロケット61と、駆動軸22aに設けられたスプロケット29と第2中継スプロケット61との間、および従動軸24aに設けられたスプロケット29と第2中継スプロケット61との間にそれぞれ設けられ、駆動軸22aの回転を従動軸24aに伝達する2つの駆動チェーン62と、これら2つの駆動チェーン62にそれぞれ張力を与える2つの第2テンショナー63とを有している。上述したように、駆動軸22aは右方向に回転しているため、第2機構42aの駆動チェーン62は、第1機構41aの駆動チェーン52とは逆に、上側がテンション側、下側が反テンション側となる。
なお、駆動伝達機構25bを構成する第1機構41bおよび第2機構42bは、第1機構41aおよび第2機構42aと同様に構成されている。
第1テンショナー53は、図3、4に示すように、支持架台3のフレームに固定され、側面の開口部75(図4参照)から駆動チェーン52が通される門型フレーム71と、門型フレーム71の内部に昇降可能に設けられ、駆動チェーン52の反テンション側である上側に張力を与えるテンショナースプロケット72と、門型フレーム71に取り付けられ、駆動チェーン52のテンション側である下側(すなわち、駆動チェーン52におけるテンショナースプロケット72が設けられた部分と反対側の部分)をガイドするガイドスプロケット73と、テンショナースプロケット72のスプロケット軸72a(図4参照)を両持ち状態で支持し、門型フレーム71の両側壁71a(図4参照)にガイドされて昇降する門型の軸固定フレーム74とを有しており、ボルト・ナット(図示せず)によりテンショナースプロケット72が軸固定フレーム74とともに昇降されるようになっている。ガイドスプロケット73のスプロケット軸73aは、門型フレーム71の両側壁71aに両持ち状態で支持されている。
一方、第2テンショナー63は、図3に示すように、支持架台3に固定され、側面の開口部から駆動チェーン62が通される門型フレーム71と、門型フレーム71の内部に昇降可能に設けられ、駆動チェーン62の反テンション側である下側に張力を与えるテンショナースプロケット72と、門型フレーム71に取り付けられ、駆動チェーン62のテンション側である上側をガイドするガイドスプロケット73と、テンショナースプロケット72のスプロケット軸を両持ち状態で支持し、門型フレーム71の両側壁71aにガイドされて昇降する門型の軸固定フレーム74とを有しており、軸固定フレーム74がボルト・ナット(図示せず)により昇降されるようになっている。ガイドスプロケット73の軸73aは、門型フレーム71の両側壁71aに両持ち状態で支持されている。
すなわち、第1テンショナー53と、第2テンショナー63とは、テンショナースプロケット72とガイドスプロケット73の位置が逆である他は、ほぼ同様に構成されている。ただし、第1テンショナー53では、テンショナースプロケット72とガイドスプロケット73とが門型フレーム71の内部に対向して設けられているが、第2テンショナー63では、ガイドスプロケット73がテンショナースプロケット72の上下動の妨げにならないように、門型フレーム71のテンショナースプロケット72から張り出した位置に設けられている。
支持架台3は、フレーム構造を有しており、大軸受32a,32b、ならびに揺動軸である駆動軸22a,22bおよび従動軸23a,23b,24a,24bを介して篩部材1を傾斜させた状態で揺動可能に支持する。支持架台3は、基礎の床に固定されたベース部材31上に設置されている(図2参照)。
以上のように構成された揺動選別装置100においては、電動機21a,21bにより、クランク構造の揺動軸である駆動軸22a,22bを回転させ、駆動軸22a,22bの回転を駆動伝達機構25a,25bによりクランク構造の揺動軸である従動軸23a,24bおよび23b,24bに伝達させ、これらの回転により篩部材1を揺動させつつ、篩部材1内の上部側に上方から、高炉原料、例えば塊鉱石と、その表面に水分で付着した微粉(小径物)とからなる被選別物を投入する。
揺動された篩部材1上においては、被選別物どうしの衝突が促進され、塊鉱石表面に付着した微粉が払い落されて傾斜篩11を通過し、被選別物が小径物(微粉)と大径物(塊鉱石)とに選別される。これにより、塊鉱石から微粉が分離除去される。したがって、高炉に送られる微粉の割合が少なくなって、高炉において通気抵抗が増加することを抑制することができる。
揺動選別に際しては、被選別物の中の篩目13を通過しない径を有する大径物(塊鉱石)は、傾斜下部の主回収口15から回収され、傾斜篩11の篩目13より小さい小径物は、傾斜篩11の下方の小径物回収口から回収される。
このとき、従動軸23a,23b、24a,24bは、駆動伝達部25a,25bの駆動チェーン52,62により駆動軸22a,22bの回転が伝達されて駆動される。このようなチェーン駆動の場合には、一般的に駆動チェーンが弛まないようにテンショナーを用いて駆動チェーンに張力が与えられる。
従来の一般的なテンショナーの構造は、図5に示すようなものであった。すなわち、従来のテンショナー80は、支持柱81と、支持柱81に片持ち状態で支持された主軸82と、主軸82の先端に固定されるアーム83と、アーム83の先端に片持ち状態で支持されたスプロケット軸84aに設けられたテンショナースプロケット84とを有し、支柱固定用のボルトにより主軸82を中心にアーム83を回転させ、固定することで、テンショナースプロケット84により駆動チェーンに適正な張力を与える。
しかし、駆動チェーンは高速回転によりばたつきが生じやすく、特に、駆動チェーン下部では一層ばたつきが生じやすいこと、および主軸82およびスプロケット軸84aが片持ち状態で取り付けられていることから、主軸82およびスプロケット軸84aが大きく振動し、軸の固定部が摩耗しやすくなり、駆動チェーンの外れや破断等のトラブルにつながるおそれがある。
そこで、本実施形態では、第1テンショナー53および第2テンショナー63を、駆動チェーンに張力を与えるテンショナースプロケット72を反テンション側に設けるとともに、テンショナースプロケット72の他に、駆動チェーンのテンション側に固定式のガイドスプロケット73を設け、かつ、テンショナースプロケット72のスプロケット軸72aを門型の軸固定フレーム74で支持して、軸固定フレーム74を門型フレーム71の両側壁71aにガイドされて昇降するような構成とした。
このように、駆動チェーンがテンショナースプロケット72とガイドスプロケット73とで拘束された状態としたので、駆動チェーンのばたつきを生じ難くして、それにともなう軸の振動を生じ難くすることができ、しかも、従来のような支柱から延びる主軸およびスプロケット軸を片持ち状態にするのではなく、スプロケット軸72aを両持ち状態としたので、構造的に軸の振動を生じ難くすることができる。したがって、従来のような、軸の振動により軸の固定部が摩耗しやすくなることによる駆動チェーンの外れや破断等のトラブルを有効に防止することができる。このため、設備停止時間を低減することができる。
また、第1テンショナー53および第2テンショナー63は、テンショナースプロケット72とガイドスプロケット73とを、いずれも門型フレーム71に取り付けてユニット化した構成を有するので、テンショナーを製作する際に各スプロケットの位置を決定することができ、据え付けの際に据付精度を考慮する必要がない。このため、据え付けが容易であるとともに、据え付けの際に各スプロケットの芯ずれによる駆動チェーンへの悪影響を最小限に抑えることが可能となる。また、第1テンショナー53では、門型フレーム71の内部にテンショナースプロケット72とガイドスプロケット73とが対向して設けられているので、駆動チェーンへの悪影響をさらに抑制することができる。
さらに、駆動チェーンに張力を与えるテンショナースプロケット72を駆動チェーンの反テンション側に設け、固定して設けられるガイドスプロケット73を駆動チェーンのテンション側に設けるので、駆動チェーンのテンション側に張力を与えることによる過張力を回避することができ、駆動チェーンの破断を一層有効に防止することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々変形可能である。例えば、上記実施形態では、揺動選別装置として、1本の駆動軸および2本の従動軸を篩部材の一方側側面と他方側側面の対応する部分に設けてこれらを揺動軸とする3軸構造とした場合について示したが、本発明はこれに限るものではなく、2軸以上の多軸を有し、従動軸を駆動チェーンを用いて駆動するものであれば適用可能である。
1 篩部材
2 駆動部
3 支持架台
11 傾斜篩
12 篩枠
13 篩目
14a,14b 小軸受
21a,21b 電動機
22a,22b 駆動軸
23a,23b,24a,24b 従動軸
25a,25b 駆動伝達機構
27 中間軸
29 スプロケット
32a,32b 大軸受
41a,41b 第1機構
42a,42b 第2機構
52,62 駆動チェーン
53 第1テンショナー
63 第2テンショナー
71 門型フレーム
71a 側壁
72 テンショナースプロケット
72a,73a スプロケット軸
73 ガイドスプロケット
74 軸固定フレーム
100 揺動選別装置

Claims (5)

  1. 被選別物を揺動選別する揺動選別装置であって、
    傾斜して設けられた傾斜篩を有する篩部材と、
    前記篩部材を揺動させる駆動部と
    を備え、
    前記駆動部は、
    前記篩部材を揺動させる複数の揺動軸として機能する駆動軸および従動軸と、
    前記駆動軸を回転させる動力源と、
    前記駆動軸の回転を前記従動軸に伝達する駆動チェーンと、
    前記駆動チェーンに張力を与えるためのテンショナーと、
    を有し、
    前記テンショナーは、前記駆動チェーンに所定の張力を与えるために移動可能に設けられたテンショナースプロケットと、
    前記駆動チェーンにおける前記テンショナースプロケットが設けられた部分と反対側の部分をガイドするために固定して設けられたガイドスプロケットとを有し、
    前記テンショナースプロケットのスプロケット軸は、両持ち状態で支持されており、
    前記テンショナースプロケットは、前記駆動チェーンの、前記駆動軸による駆動によってテンションがかかる側と反対側である反テンション側に張力を与え、前記ガイドスプロケットは、前記駆動チェーンの、前記駆動軸による駆動によってテンションがかかる側であるテンション側をガイドし、
    前記駆動軸は前記篩部材の中央に1つ設けられ、前記従動軸として、前記篩部材における前記駆動軸の一方側および他方側にそれぞれ設けられた第1従動軸および第2従動軸が設けられ、
    前記駆動軸と前記第1従動軸との間に第1中継スプロケットが設けられ、
    前記駆動軸と前記第2従動軸との間に第2中継スプロケットが設けられ、
    前記駆動チェーンは、前記駆動軸と前記第1中継スプロケットの間、および前記第1中継スプロケットと前記第1従動軸と間に設けられ、前記駆動軸から前記第1従動軸に動力を伝達する第1の駆動チェーンと、前記駆動軸と前記第2中継スプロケットの間、および前記第2中継スプロケットと前記第2従動軸との間に設けられ、前記駆動軸から前記第2従動軸に動力を伝達する第2の駆動チェーンとを有し、
    前記テンショナーは、前記駆動軸と前記第1中継スプロケットの間、および前記第1中継スプロケットと前記第1従動軸の間に設けられた第1テンショナーと、前記駆動軸と前記第2中継スプロケットの間、および前記第2中継スプロケットと前記第2従動軸の間に設けられた第2テンショナーとを有し、
    前記第1駆動チェーンには、反テンション側である上側に前記第1テンショナーの前記テンショナースプロケットによる張力が与えられ、前記第2の駆動チェーンには、反テンション側である下側に前記第2テンショナーの前記テンショナースプロケットによる張力が与えられることを特徴とする揺動選別装置。
  2. 前記テンショナーは、前記テンショナースプロケットと前記ガイドスプロケットとが同一のフレームに設けられてユニット化されていることを特徴とする請求項1に記載の揺動選別装置。
  3. 前記テンショナーは、門型フレームと、前記テンショナースプロケットの前記スプロケット軸を両持ち状態で昇降可能に支持する軸固定フレームとをさらに有し、前記軸固定フレームが、前記門型フレームの側壁に沿って昇降されることにより、前記テンショナースプロケットが昇降されることを特徴とする請求項1に記載の揺動選別装置。
  4. 前記ガイドスプロケットのスプロケット軸は、両持ち状態で前記門型フレームの側壁に支持されていることを特徴とする請求項3に記載の揺動選別装置。
  5. 前記ガイドスプロケットは、前記門型フレーム内の前記テンショナースプロケットに対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の揺動選別装置。
JP2014188783A 2014-09-17 2014-09-17 揺動選別装置 Active JP6203153B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014188783A JP6203153B2 (ja) 2014-09-17 2014-09-17 揺動選別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014188783A JP6203153B2 (ja) 2014-09-17 2014-09-17 揺動選別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016059858A JP2016059858A (ja) 2016-04-25
JP6203153B2 true JP6203153B2 (ja) 2017-09-27

Family

ID=55796778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014188783A Active JP6203153B2 (ja) 2014-09-17 2014-09-17 揺動選別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6203153B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113426669B (zh) * 2021-05-07 2023-03-10 红塔烟草(集团)有限责任公司 除杂机自公转驱动系统
CN113752413B (zh) * 2021-08-20 2023-09-01 河南汇鑫塑业有限公司 一种塑料粒子分级筛选装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6117034A (en) * 1999-06-14 2000-09-12 Poly Hi Solidur Floating flexible drive element tensioner
JP3343532B2 (ja) * 1999-09-06 2002-11-11 株式会社御池鐵工所 選別機
JP2001162190A (ja) * 1999-12-06 2001-06-19 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ごみ質調整装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016059858A (ja) 2016-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100742861B1 (ko) 스크린의 낙하수송물 분산유도장치
JP2016078015A (ja) 揺動篩装置
JP6203153B2 (ja) 揺動選別装置
JP2016060929A (ja) 揺動選別装置
ATE450321T1 (de) Trennvorrichtung
CN202155317U (zh) 果品分级机
KR100804987B1 (ko) 회전식 원형 스크린장치
CN206854073U (zh) 一种具有保护筛网和防静电功能的振动筛
KR200434291Y1 (ko) 충격력을 이용한 컨베이어 벨트 클리너
CN216583146U (zh) 矿石原料输送装置
KR200468106Y1 (ko) 스팽글 정렬장치
CN204234341U (zh) 一种滚筒筛的自动倒渣装置
CN203845362U (zh) 振动输送机摇臂防脱落装置
CN211756829U (zh) 一种建筑工程用筛沙装置
CN2544836Y (zh) 双振动器大型圆振动筛
CN107470135A (zh) 一种建筑用筛沙机
CN210675954U (zh) 一种用于冶金加工的废渣清除装置
CN209306305U (zh) 一种pvc手套生产线上的手套输送装置
CN208177617U (zh) 一种移动式破石、筛分生产线
CN201832780U (zh) 用于垃圾的分类装置
KR101070105B1 (ko) 슈트 내의 운송물 고착 방지 장치
KR101299835B1 (ko) 진동스크린 청소장치
CN205731944U (zh) 一种具有除尘功能的环保型三轴椭圆振动筛
CN206552917U (zh) 压轮输送结构
CN109701743B (zh) 可对物料进行分拣并除尘的设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160404

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6203153

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250