JP6201103B1 - 足指のための吸水性包帯 - Google Patents
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Abstract
本願発明の目的は、足指および足指股周辺の皮膚表面の水分を吸収する用品で、足指に自在に適用でき、老若男女の様々に異なる足指のサイズに対応し、装着および脱着が容易であり、適用中にずれたり外れたり破れたりせず、高い吸水性を持ち、痛みがなく、かつその構成および構造がシンプルな用品を提供することである。解決策として、吸水性素材を包含する吸水性包帯片の複数個と包帯紐とがつながって構成される吸水性の包帯で、そのつながりの箇所に切り離し手段が施されていて、適用に際して吸水性包帯片を部分的に切り離し動かしたり、切り離したりすることが出来る吸水性包帯を提供する。
Description
本願発明は、足指および足指股周辺の皮膚表面の水分を吸収するための用品とその作製方法に関する。
足指および足指股周辺の皮膚表面に発生する疾患として、白癬菌を原因とする皮膚の疾患、いわゆる水虫がある。この皮膚疾患を治療または予防する際の補助的な手段として足指および足指股周辺の皮膚表面の水分を吸収する手当の方法がある。この方法を実現するための用品に関する提案がなされている。(特許文献1から4)
それらは吸水性を有する用品であり足指にあてがうというものであるが、本願発明者の理解の範囲内においてであるが、広く一般の小売店舗等において陳列販売されているというものではなく、市場において受け入れられている様子がない。その理由として、それらの用品は前記の目的の用品として必要な特徴、すなわち要件を満たしていないのではないかと推測される。
それらは吸水性を有する用品であり足指にあてがうというものであるが、本願発明者の理解の範囲内においてであるが、広く一般の小売店舗等において陳列販売されているというものではなく、市場において受け入れられている様子がない。その理由として、それらの用品は前記の目的の用品として必要な特徴、すなわち要件を満たしていないのではないかと推測される。
足指および足指股周辺の皮膚表面の水分を充分に吸収し、前記皮膚疾患に悩む人々の助けとなり広く市場に受け入れられるためには当該用品が持つべきいくつかの特徴があり、それを満たす必要があると考えるのであるが、それらを満たした用品はまだ提供されていないのではないかというのが本願発明者の理解である。
本願発明では、前記皮膚疾患が発生し中々治らない原因のひとつとされる状況において、すなわち日中長く靴を履いて過ごす状況において、当該用品がその目的を達成しかつ広く消費者に受け入れられるために持つべき特徴とはどのようなものであるかについて考察し、それらの持つべき特徴を全て有する発明品を提案するものである。
本願発明では、前記皮膚疾患が発生し中々治らない原因のひとつとされる状況において、すなわち日中長く靴を履いて過ごす状況において、当該用品がその目的を達成しかつ広く消費者に受け入れられるために持つべき特徴とはどのようなものであるかについて考察し、それらの持つべき特徴を全て有する発明品を提案するものである。
本願発明は、足指および足指股周辺の皮膚表面の水分を吸収するための用品およびその作製方法を提供することを目的とする。
当該用品が対象とする前記皮膚疾患について、それが発生し中々治らない原因のひとつとされる状況とは、日中長く靴を履いて過ごす状況にある。このような状況において当該用品がその目的を達成しかつ広く消費者に受け入れられるために持つべき特徴とはどのようなものであるか、本願発明者が考えるところの要件としては以下が挙げられる。
すなわち、まず、適用すべき足指の本数について足指1本から5本まで対象とする本数の足指に適用可能であること。これは対象とする足指の本数に関する適用性である。
次に、それらの適用対象とする足指および足指股周辺に対してあてがうことが可能であること。これは対象とする足指へあてがう箇所に関する適用性である。
次に、老若男女の様々に異なる足指のサイズに対応すること。これは対象とする足指の大きさに関する適用性である。
次に、装着および脱着が容易であること。これは適用の前後における着脱に関する適用性である。
次に、適用中にずれたり外れたりしにくいこと。また、破れたりしないこと。これは継続的な装着に関する適用性である。
次に、高い吸水性を持つこと。これは適格な吸水効果に関する適用性である。
次に、適用中に痛みがないこと。これは快適な装着に関する適用性である。
当該用品がその目的を達成しかつ広く消費者に受け入れられるために持つべき特徴とは以上であると考えられる。
また、当該用品を作製する側面において持つべき特徴として、構成および構造がシンプルであること、複雑な作製工程が含まれていないこと、以上が挙げられる。
これらの特徴の全てを有する用品を提供することが本願発明における課題であり、本願発明はこれらの特徴の全てを有する用品を提供するものである。
当該用品が対象とする前記皮膚疾患について、それが発生し中々治らない原因のひとつとされる状況とは、日中長く靴を履いて過ごす状況にある。このような状況において当該用品がその目的を達成しかつ広く消費者に受け入れられるために持つべき特徴とはどのようなものであるか、本願発明者が考えるところの要件としては以下が挙げられる。
すなわち、まず、適用すべき足指の本数について足指1本から5本まで対象とする本数の足指に適用可能であること。これは対象とする足指の本数に関する適用性である。
次に、それらの適用対象とする足指および足指股周辺に対してあてがうことが可能であること。これは対象とする足指へあてがう箇所に関する適用性である。
次に、老若男女の様々に異なる足指のサイズに対応すること。これは対象とする足指の大きさに関する適用性である。
次に、装着および脱着が容易であること。これは適用の前後における着脱に関する適用性である。
次に、適用中にずれたり外れたりしにくいこと。また、破れたりしないこと。これは継続的な装着に関する適用性である。
次に、高い吸水性を持つこと。これは適格な吸水効果に関する適用性である。
次に、適用中に痛みがないこと。これは快適な装着に関する適用性である。
当該用品がその目的を達成しかつ広く消費者に受け入れられるために持つべき特徴とは以上であると考えられる。
また、当該用品を作製する側面において持つべき特徴として、構成および構造がシンプルであること、複雑な作製工程が含まれていないこと、以上が挙げられる。
これらの特徴の全てを有する用品を提供することが本願発明における課題であり、本願発明はこれらの特徴の全てを有する用品を提供するものである。
本願発明では、前記の特徴の全てを有する用品を提供することがその目的である。しかしながら他の用品、すなわち先行技術文献に掲載した特許文献が提示する用品は、前記の要件のうち少なくとも一つの要件についてそれを満たしていないものと思われる。
例えば、用品が紐状のもので、その長さが固定である場合や、その両端を接着するものの場合、老若男女の様々に異なる足指のサイズに対応出来ない。
同様に用品が紐状のもののときで、その長さが短すぎる場合、足指1本から5本まで対象とする本数の足指に適用可能でなく、また、適用中にずれたり外れたりする恐れがあり、また、装着と脱着が容易ではない。また、その長さが長すぎる場合、余った部分がずれたり、余った部分によって皮膚が圧迫され痛みの原因となる恐れがある。
用品が足指の間に挟む形態の場合、装着時や適用中にずれたり外れたりする恐れがあり、また、足指の周辺をより広く適用対象としてあてがうことができない。
用品が輪の形状で足指を通す形態の場合、老若男女の様々に異なる足指のサイズに対応出来ず、また、装着と脱着が容易ではない。
これらの考察からすると、適用する際に長さを調節できるような比較的長めの紐状の形態が本目的の用品として適しているものと考えられる。紐状の用品はこれを足指にあてがい巻いて適用するため、足指1本から5本まで適用可能であり、足指および足指股周辺に対してあてがうことができ、装着も脱着も楽であり、ずれにくく外れにくい。長さが合わない場合はちょうどよい長さに切ることで老若男女の様々に異なる足指のサイズにも対応可能である。適切な吸水性素材を包含させることで吸水性を確保することができ、また、紐状の包帯の作製は比較的に容易であると考えられる。
しかし、紐状の用品を足指にあてがい巻いて適用し靴を履く場合、そのままでは痛みが発生する恐れがある。特に足指の腹の側でなく甲の側、および親指および小指の側面で靴に当たる側において用品が皮膚を圧迫して痛みを生じさせる恐れがある。また、特許文献4のように低反発性ポリウレタンのような痛みが少ない素材を用いるとしても、均一的な吸水性を確保するために吸水性素材を均一に配置し保持する工夫が必要である。その一例として高分子吸水性ポリマー等の吸水性の特性を有する高分子化合物の粒子を綿状パルプのような繊維素材に配合させるとあるが、このため一定の厚さを持つことになり、一定の厚さを持つ包帯をそのまま足指にあてがい巻いて適用した場合は適用中に痛みを生じさせる恐れがある。したがってその痛みを軽減するかまたは回避する対応策が必要となる。本願発明はこれらの問題を解決する手段を提案するものであり、これにより前記の特徴の全てを有する用品を提供するものである。
同様に用品が紐状のもののときで、その長さが短すぎる場合、足指1本から5本まで対象とする本数の足指に適用可能でなく、また、適用中にずれたり外れたりする恐れがあり、また、装着と脱着が容易ではない。また、その長さが長すぎる場合、余った部分がずれたり、余った部分によって皮膚が圧迫され痛みの原因となる恐れがある。
用品が足指の間に挟む形態の場合、装着時や適用中にずれたり外れたりする恐れがあり、また、足指の周辺をより広く適用対象としてあてがうことができない。
用品が輪の形状で足指を通す形態の場合、老若男女の様々に異なる足指のサイズに対応出来ず、また、装着と脱着が容易ではない。
これらの考察からすると、適用する際に長さを調節できるような比較的長めの紐状の形態が本目的の用品として適しているものと考えられる。紐状の用品はこれを足指にあてがい巻いて適用するため、足指1本から5本まで適用可能であり、足指および足指股周辺に対してあてがうことができ、装着も脱着も楽であり、ずれにくく外れにくい。長さが合わない場合はちょうどよい長さに切ることで老若男女の様々に異なる足指のサイズにも対応可能である。適切な吸水性素材を包含させることで吸水性を確保することができ、また、紐状の包帯の作製は比較的に容易であると考えられる。
しかし、紐状の用品を足指にあてがい巻いて適用し靴を履く場合、そのままでは痛みが発生する恐れがある。特に足指の腹の側でなく甲の側、および親指および小指の側面で靴に当たる側において用品が皮膚を圧迫して痛みを生じさせる恐れがある。また、特許文献4のように低反発性ポリウレタンのような痛みが少ない素材を用いるとしても、均一的な吸水性を確保するために吸水性素材を均一に配置し保持する工夫が必要である。その一例として高分子吸水性ポリマー等の吸水性の特性を有する高分子化合物の粒子を綿状パルプのような繊維素材に配合させるとあるが、このため一定の厚さを持つことになり、一定の厚さを持つ包帯をそのまま足指にあてがい巻いて適用した場合は適用中に痛みを生じさせる恐れがある。したがってその痛みを軽減するかまたは回避する対応策が必要となる。本願発明はこれらの問題を解決する手段を提案するものであり、これにより前記の特徴の全てを有する用品を提供するものである。
本願発明は前記の問題を解決するものであり、本願発明の1は、通気性があり水分も通過する素材により成る包帯であるところの吸水性包帯片(1)複数個と、通気性があり水分も通過する素材または通気性がなく水分が通過しない素材により成る紐であるところの包帯紐(2)少なくとも1本により構成される吸水性包帯(3)であって、前記吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)複数個のうち少なくとも1個はその内部に吸水性素材(6)
を有しており、前記吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)複数個のそれぞれは、前記包帯紐(2)と直接つながっているか、または前記吸水性包帯(3)の他の吸水性包帯片(1)を介して間接的に前記包帯紐(2)とつながっており、前記のつながりの箇所の少なくとも1箇所に切り離し手段が施されていることを特徴とする足指のための吸水性包帯(3)である。
を有しており、前記吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)複数個のそれぞれは、前記包帯紐(2)と直接つながっているか、または前記吸水性包帯(3)の他の吸水性包帯片(1)を介して間接的に前記包帯紐(2)とつながっており、前記のつながりの箇所の少なくとも1箇所に切り離し手段が施されていることを特徴とする足指のための吸水性包帯(3)である。
すなわち、吸水性包帯(3)は、吸水性包帯片(1)複数個と、包帯紐(2)少なくとも1本により構成される。
吸水性包帯片(1)は、通気性があり水分も通過する素材により成る包帯である。
包帯紐(2)は、通気性があり水分も通過する素材により成る紐か、または、通気性がなく水分が通過しない素材により成る紐である。
すなわち、吸水性包帯(3)は、通気性があり水分も通過する素材により成る包帯であるところの吸水性包帯片(1)複数個と、通気性があり水分も通過する素材または通気性がなく水分が通過しない素材により成る紐であるところの包帯紐(2)少なくとも1本により構成される。
ここで、「通気性」と「水分の通過」の意味とその関係性であるが、「通気性」とは「水分以外を通過させて水分を通過させない性質」とするものではない。本願発明では「通気性」をそのように限定的に用いる必要はなく、したがってそのような限定的な意味としては用いない。ここで「通気性」といえば通常そうであるように「水分も通過させる」という意味である。しかし、前記吸水性包帯片(1)の素材を「通気性のある素材」とした場合に、本願発明の趣旨と関係なく水分の通過が排除されて解釈される恐れがあるので、上記のように意味的に重なる点があるが「通気性があり水分も通過させる素材」と表現している。
また、「通気性がなく」と「水分が通過しない」の意味とその関係性であるが、「通気性がなく」とは水分や水蒸気を含めて空気の通過ができないことを指し、「水分が通過しない」とは文字通り水分や水蒸気が通過できないことを指す。したがって、「通気性がなく水分が通過しない」とは意味的に重なる点があるが「水分が通過しない」ことを表現している。
なお、通気性と水分の通過の度合いであるが、これは本願発明の主眼とする部分ではないため数値的に特に規定すべき事項ではないものとし、よって当業者による作製上の適宜の選択事項とする。
前記の吸水性包帯片(1)とは、吸水性を有する包帯であり、使用者の足指および足指股周辺の皮膚表面の水分を吸収するための構成要素である。
また包帯紐(2)とは紐であり、吸水性包帯(3)が全体として紐の形態を維持するための構成要素である。
前記吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)はその内部に吸水性素材(6)を有している。前記吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)複数個のうち少なくとも1個はその内部に吸水性素材(6)を有するものであるが、通常は前記吸水性包帯片(1)複数個の全てにおいてその内部に吸水性素材(6)を包含するのが好適である。
前記吸水性包帯片(1)複数個のそれぞれは前記包帯紐(2)と直接つながっているか、または、前記吸水性包帯片(1)複数個のそれぞれは前記吸水性包帯(3)の他の吸水性包帯片(1)を介して間接的に前記包帯紐(2)とつながっている。
また、前記のつながりの箇所の少なくとも1箇所に切り離し手段が施されている。
切り離し手段とは、素材に対して切れ目もしくはミシン目等の工夫を施すことであり、その他にも切り離し部分に切り離しテープを施して切り離しテープを切り離すことで素材を切り離すことができるものであってもよい。超音波エネルギーを付加することで容易に作製することができるため切れ目が好適であるが、しかしながらこれら以外の手段でもよいものとする。
吸水性包帯片(1)は、通気性があり水分も通過する素材により成る包帯である。
包帯紐(2)は、通気性があり水分も通過する素材により成る紐か、または、通気性がなく水分が通過しない素材により成る紐である。
すなわち、吸水性包帯(3)は、通気性があり水分も通過する素材により成る包帯であるところの吸水性包帯片(1)複数個と、通気性があり水分も通過する素材または通気性がなく水分が通過しない素材により成る紐であるところの包帯紐(2)少なくとも1本により構成される。
ここで、「通気性」と「水分の通過」の意味とその関係性であるが、「通気性」とは「水分以外を通過させて水分を通過させない性質」とするものではない。本願発明では「通気性」をそのように限定的に用いる必要はなく、したがってそのような限定的な意味としては用いない。ここで「通気性」といえば通常そうであるように「水分も通過させる」という意味である。しかし、前記吸水性包帯片(1)の素材を「通気性のある素材」とした場合に、本願発明の趣旨と関係なく水分の通過が排除されて解釈される恐れがあるので、上記のように意味的に重なる点があるが「通気性があり水分も通過させる素材」と表現している。
また、「通気性がなく」と「水分が通過しない」の意味とその関係性であるが、「通気性がなく」とは水分や水蒸気を含めて空気の通過ができないことを指し、「水分が通過しない」とは文字通り水分や水蒸気が通過できないことを指す。したがって、「通気性がなく水分が通過しない」とは意味的に重なる点があるが「水分が通過しない」ことを表現している。
なお、通気性と水分の通過の度合いであるが、これは本願発明の主眼とする部分ではないため数値的に特に規定すべき事項ではないものとし、よって当業者による作製上の適宜の選択事項とする。
前記の吸水性包帯片(1)とは、吸水性を有する包帯であり、使用者の足指および足指股周辺の皮膚表面の水分を吸収するための構成要素である。
また包帯紐(2)とは紐であり、吸水性包帯(3)が全体として紐の形態を維持するための構成要素である。
前記吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)はその内部に吸水性素材(6)を有している。前記吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)複数個のうち少なくとも1個はその内部に吸水性素材(6)を有するものであるが、通常は前記吸水性包帯片(1)複数個の全てにおいてその内部に吸水性素材(6)を包含するのが好適である。
前記吸水性包帯片(1)複数個のそれぞれは前記包帯紐(2)と直接つながっているか、または、前記吸水性包帯片(1)複数個のそれぞれは前記吸水性包帯(3)の他の吸水性包帯片(1)を介して間接的に前記包帯紐(2)とつながっている。
また、前記のつながりの箇所の少なくとも1箇所に切り離し手段が施されている。
切り離し手段とは、素材に対して切れ目もしくはミシン目等の工夫を施すことであり、その他にも切り離し部分に切り離しテープを施して切り離しテープを切り離すことで素材を切り離すことができるものであってもよい。超音波エネルギーを付加することで容易に作製することができるため切れ目が好適であるが、しかしながらこれら以外の手段でもよいものとする。
ここで、つながるとは、次の3つの形態で素材がつながる場合を意味する。すなわち、接
続することでつながっている場合、同一素材で連続することでつながっている場合、組み合わすことでつながっている場合である。どのようなつながり方であってもこの3種類のつながり方に帰することができる。
続することでつながっている場合、同一素材で連続することでつながっている場合、組み合わすことでつながっている場合である。どのようなつながり方であってもこの3種類のつながり方に帰することができる。
接続することでつながっている場合とは、2つの素材を、超音波エネルギーを付与することで接合するか、もしくは接着剤で接着するか、もしくは接着テープで接着するか、もしくは面ファスナーにより接合するか、もしくは両面接着テープにより接着するか、もしくは糸で結ぶか等の接続手段を施してつながっていることを指す。このうち超音波エネルギーを付与することで接合する方法が構成要素が増えないために好適であるが、しかしこれら以外の接続方法でもよいものとする。
同一素材で連続することでつながっている場合とは、同一の素材により作製されていることを指す。見た目上は2つの構成要素がつながっているようにも見えるのであるが、もともと同一の、同種類という意味でなく、もともと同一の素材で作製されている状態である。同一であるから同種類でもある。
組み合わすことでつながっている場合とは、2つの素材に関して、一方の少なくとも1箇所において、穴、もしくは切れ目、もしくは輪等の組み合わせ用の箇所を施し、他方が前記組み合わせ用の箇所を通る等の組み合わせ手段により組み合わされることを指す。一方に切れ目を施し他方がこれを通る方法が作製上容易であるために好適であるが、しかしながらこれら以外の組み合わせ方法でもよいものとする。
以上のように、本願発明の吸水性包帯(3)の各吸水性包帯片(1)はその少なくとも1箇所において、前記包帯紐(2)と、もしくは前記吸水性包帯(3)の他吸水性包帯片(1)と、前記の3種の方法のいずれかによりつながっている。
また、各吸水性包帯片(1)は、少なくとも1枚の繊維素材等の素材を折るかまたは巻くかまたは重ねる等の重ね合わせを施されてできた包帯であり、前記素材の重ね合わせの間の空間に、吸水性を有する吸水性素材(6)を有している。
ここで吸水性包帯片(1)は通気性があり水分も通過する素材よりなる包帯であるが、その素材の例としては不織布、紙、綿布、織布、低反発性ポリウレタン、ウレタン不織布、スポンジ等である。不織布が性能とコストおよび加工性の面から好適であるが、しかしながら通気性があり水分も通過する素材であればこれら以外でもよいものとする。一般に上記に記した繊維素材を初めとして例として挙げた素材は通気性を持ち、水分も通過することが出来、加工性に優れている。なお、例外的にはビニールテープや、プラスチックテープ等の通常は通気性がなく水分が通過しない素材であってもそれに水分が通過するための穴等がある場合は吸水性包帯片(1)の素材の例に含まれるものとする。
また、吸水性素材(6)とは、吸水性を有する素材である。吸水性素材(6)としては、ポリアクリル酸系の高吸水性高分子化合物を始めとして種々の素材がある。ポリアクリル酸系の高吸水性高分子化合物が性能とコストの面から好適であるが、しかしながらこれら以外でもよいものとする。
また、包帯紐(2)とは、通気性があり水分も通過する素材により成る紐、または、通気性がなく水分が通過しない素材により成る紐である。
通気性があり水分も通過する素材の例としては不織布、紙、綿布、織布、低反発性ポリウレタン、ウレタン不織布、スポンジ等である。通気性がなく水分が通過しない素材の例としてはビニールテープや、プラスチックテープ等である。包帯紐(2)の素材としては不織布が性能とコストおよび加工性の面から好適であるが、しかしながらこれ以外でもよいものとする。
上記の吸水性包帯片(1)の素材および包帯紐(2)の素材の総称を以下では包帯素材ともいうこととする。したがって、吸水性包帯片(1)には通気性があり水分を通過する包帯素材が用いられ、包帯紐(2)には通気性があり水分も通過する包帯素材か、または、
通気性がなく水分が通過しない包帯素材が用いられる。
また、各吸水性包帯片(1)は、少なくとも1枚の繊維素材等の素材を折るかまたは巻くかまたは重ねる等の重ね合わせを施されてできた包帯であり、前記素材の重ね合わせの間の空間に、吸水性を有する吸水性素材(6)を有している。
ここで吸水性包帯片(1)は通気性があり水分も通過する素材よりなる包帯であるが、その素材の例としては不織布、紙、綿布、織布、低反発性ポリウレタン、ウレタン不織布、スポンジ等である。不織布が性能とコストおよび加工性の面から好適であるが、しかしながら通気性があり水分も通過する素材であればこれら以外でもよいものとする。一般に上記に記した繊維素材を初めとして例として挙げた素材は通気性を持ち、水分も通過することが出来、加工性に優れている。なお、例外的にはビニールテープや、プラスチックテープ等の通常は通気性がなく水分が通過しない素材であってもそれに水分が通過するための穴等がある場合は吸水性包帯片(1)の素材の例に含まれるものとする。
また、吸水性素材(6)とは、吸水性を有する素材である。吸水性素材(6)としては、ポリアクリル酸系の高吸水性高分子化合物を始めとして種々の素材がある。ポリアクリル酸系の高吸水性高分子化合物が性能とコストの面から好適であるが、しかしながらこれら以外でもよいものとする。
また、包帯紐(2)とは、通気性があり水分も通過する素材により成る紐、または、通気性がなく水分が通過しない素材により成る紐である。
通気性があり水分も通過する素材の例としては不織布、紙、綿布、織布、低反発性ポリウレタン、ウレタン不織布、スポンジ等である。通気性がなく水分が通過しない素材の例としてはビニールテープや、プラスチックテープ等である。包帯紐(2)の素材としては不織布が性能とコストおよび加工性の面から好適であるが、しかしながらこれ以外でもよいものとする。
上記の吸水性包帯片(1)の素材および包帯紐(2)の素材の総称を以下では包帯素材ともいうこととする。したがって、吸水性包帯片(1)には通気性があり水分を通過する包帯素材が用いられ、包帯紐(2)には通気性があり水分も通過する包帯素材か、または、
通気性がなく水分が通過しない包帯素材が用いられる。
前記の構成と構造により成ることから、本願発明の吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用すると、使用者は足指および足指股周辺の皮膚表面の水分を吸収することが出来、さらに加えて各吸水性包帯片(1)について、その切り離し手段を用いて、部分的に切り離し動かしたり、切り離したりすることが出来る。
すなわち、前記吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用する際、使用者は前記吸水性包帯(3)の各吸水性包帯片(1)の前記のつながりの箇所を切るかもしくは部分的に切ることで、前記吸水性包帯片(1)を前記吸水性包帯(3)から部分的に切り離すことが出来、そのため前記吸水性包帯片(1)の前記吸水性包帯(3)における位置や向き等の配置を動かすことが出来る。
または、前記吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用する際、使用者は前記吸水性包帯(3)の各吸水性包帯片(1)の前記のつながりの箇所を切ることで、前記吸水性包帯片(1)を前記吸水性包帯(3)から切り離すことが出来る。
以上のようにして、前記吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用する際、使用者は前記の適用上の調整、すなわち各吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かすか、切り離すか、これらの適用上の調整を行うことが出来る。
その結果として、本願発明の吸水性包帯(3)は、足指にあてがい巻いて適用する用品として当該用品が持つべき前記の特徴のひとつを有する。すなわち、使用者は装着する際または適用中において吸水性包帯(3)の厚みにより痛みが発生した場合、その痛みの原因となる吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かすか、または切り離すことが出来る。従って使用者は痛みを軽減または回避することが出来る。そのため快適な装着に関する適用性を満たす。
または、前記吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用する際、使用者は前記吸水性包帯(3)の各吸水性包帯片(1)の前記のつながりの箇所を切ることで、前記吸水性包帯片(1)を前記吸水性包帯(3)から切り離すことが出来る。
以上のようにして、前記吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用する際、使用者は前記の適用上の調整、すなわち各吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かすか、切り離すか、これらの適用上の調整を行うことが出来る。
その結果として、本願発明の吸水性包帯(3)は、足指にあてがい巻いて適用する用品として当該用品が持つべき前記の特徴のひとつを有する。すなわち、使用者は装着する際または適用中において吸水性包帯(3)の厚みにより痛みが発生した場合、その痛みの原因となる吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かすか、または切り離すことが出来る。従って使用者は痛みを軽減または回避することが出来る。そのため快適な装着に関する適用性を満たす。
なお、切り離す、切る、というとき、これは手でちぎるとかハサミのような道具を用いて切るとかを始めとする広く一般的な仕方で切ることを意味する。
本願発明の吸水性包帯(3)は、足指および足指股周辺の皮膚表面の水分を吸収するための用品として持つべき前記の特徴の全てを有するものである。
本願発明の用品である吸水性包帯(3)は、その主要な構成要素である吸水性包帯片(1)を、用品を適用する際または適用中に部分的に切り離し動かすか、または切り離すことが出来るという、これまでに想像されなかった機能性を有する発明である。
すなわち、本願発明の用品は、足指に吸水性の用品をあてがうだけの受け身的で固定的な適用形態の用品ではなく、使用者にとって不利益となる部分に対して使用者自身が変化を加えたり除外したりすることが出来るという、そしてそれにより使用者にとって最も適した状態に能動的に変化せしめて適用することが出来るという、これまでとは反対の性質を持った用品である。
本願発明の用品である吸水性包帯(3)は、その主要な構成要素である吸水性包帯片(1)を、用品を適用する際または適用中に部分的に切り離し動かすか、または切り離すことが出来るという、これまでに想像されなかった機能性を有する発明である。
すなわち、本願発明の用品は、足指に吸水性の用品をあてがうだけの受け身的で固定的な適用形態の用品ではなく、使用者にとって不利益となる部分に対して使用者自身が変化を加えたり除外したりすることが出来るという、そしてそれにより使用者にとって最も適した状態に能動的に変化せしめて適用することが出来るという、これまでとは反対の性質を持った用品である。
前記の構成と構造により成ることから、本願発明の用品には特徴として以下がある。
まず、適用すべき足指の本数について、足指1本から5本まで対象とする本数の足指に吸水性包帯(3)を適用可能である。なぜなら吸水性包帯(3)は紐の形状であり、あらかじめ足指5本に巻きつける長さかまたはそれ以上の長さで提供されることが出来、かつ使用者は必要に応じて吸水性包帯(3)を切って適切な長さにして対象とする足指に無駄なく適用することが出来るからである。すなわち、対象とする足指の本数に関する適用性を満たしている。
まず、適用すべき足指の本数について、足指1本から5本まで対象とする本数の足指に吸水性包帯(3)を適用可能である。なぜなら吸水性包帯(3)は紐の形状であり、あらかじめ足指5本に巻きつける長さかまたはそれ以上の長さで提供されることが出来、かつ使用者は必要に応じて吸水性包帯(3)を切って適切な長さにして対象とする足指に無駄なく適用することが出来るからである。すなわち、対象とする足指の本数に関する適用性を満たしている。
また、本願発明の用品の効果として、適用対象とする足指の腹部分および足指股周辺に対して吸水性包帯(3)をあてがい巻いて適用することが可能である。なぜなら吸水性包帯
(3)の形態は紐状であり、これを足指にあてがい巻いて適用するからである。すなわち、対象とする足指へあてがう箇所に関する適用性を満たしている。
(3)の形態は紐状であり、これを足指にあてがい巻いて適用するからである。すなわち、対象とする足指へあてがう箇所に関する適用性を満たしている。
また、本願発明の用品の効果として、老若男女の様々に異なる足指のサイズに対応することが出来る。なぜなら当該用品は紐状でありこれを足指に巻くという使用方法であるためである。また、当該用品は太さと長さの異なる形態で提供することが可能である。
もしも長い場合は使用者は必要に応じて吸水性包帯(3)を適切な長さに切って使うことが出来る。このため余った部分が皮膚を圧迫して痛みの原因となる恐れもない。よって、老若男女の様々に異なる足指のサイズに対応することが出来る。すなわち、対象とする足指の大きさに関する適用性を満たしている。
もしも長い場合は使用者は必要に応じて吸水性包帯(3)を適切な長さに切って使うことが出来る。このため余った部分が皮膚を圧迫して痛みの原因となる恐れもない。よって、老若男女の様々に異なる足指のサイズに対応することが出来る。すなわち、対象とする足指の大きさに関する適用性を満たしている。
また、本願発明の用品の効果として、装着および脱着が容易である。なぜなら装着する際は吸水性包帯(3)を単に足指に巻くだけであり、脱着する際はこれを引いてほどくだけであるからである。従って輪状の用品のように装着したときにちょうどサイズが合う場合にかえって装着および脱着がしづらいという問題はない。すなわち、適用の前後における着脱に関する適用性を満たしている。
また、本願発明の用品の効果として、適用中にずれたり外れたりしにくい。なぜなら吸水性包帯(3)を足指に巻くからである。吸水性包帯片(1)を部分的に切り離して動かして使う場合も、切り離して使う場合も、包帯紐(2)については変化がないのであるから吸水性包帯(3)全体として足指に巻いている状態は変わらない。従って適用中に吸水性包帯(3)がずれたり外れたりすることはない。
また、本願発明の用品として、適切な強度を持った包帯素材を用いることで破れたりしない用品を作製することが出来る。用品としては強度と柔らかさのバランスを有するように適した包帯素材によって、または包帯素材の組合せによって作製する。万一痛みが発生するような場合であっても痛みの発生箇所の吸水性包帯片(1)を部分的に切り離して動かしたり、あるいは切り離したりして調整することができる。すなわち継続的な装着に関する適用性を満たしている。
また、本願発明の用品として、適切な強度を持った包帯素材を用いることで破れたりしない用品を作製することが出来る。用品としては強度と柔らかさのバランスを有するように適した包帯素材によって、または包帯素材の組合せによって作製する。万一痛みが発生するような場合であっても痛みの発生箇所の吸水性包帯片(1)を部分的に切り離して動かしたり、あるいは切り離したりして調整することができる。すなわち継続的な装着に関する適用性を満たしている。
また、本願発明の用品の効果として、高い吸水性を持つことが可能である。なぜなら吸水性包帯片(1)の作製方法として、包帯素材により吸水性包帯片(1)を作製しその内部に高吸水性高分子化合物の粒状体を包含する形態とすることが可能であるからである。高吸水性高分子化合物の例としてはポリアクリル酸系高吸水性樹脂を始めとする高吸水性樹脂が挙げられるが、これらの高吸水性樹脂は吸収率が高い場合には自身の重量の約100倍から約300倍の重量の水分を吸収することが出来るため、これらの粒状体を全体で数グラム程包含する吸水性包帯(3)であれば、それを例えば一日中足指に装着したとしてその間足指および足指股周辺の皮膚表面の水分を充分に吸収することが出来る。
また、吸水性素材(6)の偏りがないため、用品全体として吸水性が部分的に劣る箇所が生じることがない。これは吸水性包帯(3)が複数の吸水性包帯片(1)から構成され、各吸水性包帯片(1)の中に吸水性素材(6)がそれぞれ配置されるからである。また、個々の吸水性包帯片(1)の中の吸水性素材(6)の均一性を確保する工夫を取ることが出来る。例えば綿状パルプと高吸水性高分子化合物の混合体がその例として挙げられる。以上により、適格な吸水効果に関する適用性を満たしている。
なお、本願発明の吸水性包帯片(1)の内部に配置する吸水性素材(6)の種類と重量の度合いであるが、これは本願発明の主眼とする部分ではないためこれらの種類や数値を特に規定すべき事項ではないものとし、よって当業者による作製上の適宜の選択事項とする。
また、吸水性素材(6)の偏りがないため、用品全体として吸水性が部分的に劣る箇所が生じることがない。これは吸水性包帯(3)が複数の吸水性包帯片(1)から構成され、各吸水性包帯片(1)の中に吸水性素材(6)がそれぞれ配置されるからである。また、個々の吸水性包帯片(1)の中の吸水性素材(6)の均一性を確保する工夫を取ることが出来る。例えば綿状パルプと高吸水性高分子化合物の混合体がその例として挙げられる。以上により、適格な吸水効果に関する適用性を満たしている。
なお、本願発明の吸水性包帯片(1)の内部に配置する吸水性素材(6)の種類と重量の度合いであるが、これは本願発明の主眼とする部分ではないためこれらの種類や数値を特に規定すべき事項ではないものとし、よって当業者による作製上の適宜の選択事項とする。
また、本願発明の用品の効果として、適用中に痛みがない。なぜなら使用者は装着する際または適用中において痛みの原因となる吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かすか
、または切り離すことが出来るからである。
前記に、個々の吸水性包帯片(1)の中の吸水性素材(6)の均一性を確保する工夫を記載した。すなわち、例えば綿状パルプと高吸水性高分子化合物の混合体をその例として挙げた。仮にそのために一定の厚さが生じ足指に適用中に痛みが発生する可能性があるとしても、それを回避する手段がある。使用者は装着する際または適用中において痛みの原因となる吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かすか、または切り離すことが出来るからである。
以上のように、本願発明は快適な装着に関する適用性を満たしている。
、または切り離すことが出来るからである。
前記に、個々の吸水性包帯片(1)の中の吸水性素材(6)の均一性を確保する工夫を記載した。すなわち、例えば綿状パルプと高吸水性高分子化合物の混合体をその例として挙げた。仮にそのために一定の厚さが生じ足指に適用中に痛みが発生する可能性があるとしても、それを回避する手段がある。使用者は装着する際または適用中において痛みの原因となる吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かすか、または切り離すことが出来るからである。
以上のように、本願発明は快適な装着に関する適用性を満たしている。
以上に示したように本願発明の吸水性包帯(3)は、足指にあてがい巻いて適用する用品として当該用品が持つべき前記の特徴の全てを有している。
なお、当該用品を作製する側面において持つべき特徴については、実施例において記述する。
なお、当該用品を作製する側面において持つべき特徴については、実施例において記述する。
本願発明の吸水性包帯(3)を作製する基本的な方法のひとつとして、吸水性包帯片(1)と包帯紐(2)を同一の包帯素材から作製する方法がある。
この場合、吸水性素材(6)を前記包帯素材の上に複数箇所配置し、前記包帯素材を折るかまたは巻くかまたは重ねる等の重ね合わせを施し、前記包帯素材の重ね合わせの間の空間に、吸水性素材(6)が複数箇所配置されている状態を形成する。この吸水性素材(6)が外に出ないようにその周囲に対し、超音波エネルギーを付与することで接合するかもしくは接着剤で接着するか等の接続手段を施し、さらに切れ目もしくはミシン目等の切り離し手段を施すことで吸水性包帯片(1)複数個と包帯紐(2)とから成る吸水性包帯(3)を作製する。
この作製方法においては包帯紐(2)は吸水性包帯片(1)と同一の包帯素材であるから通気性があり水分も通過する素材により成る紐であることになる。
図1から図3の吸水性包帯(3)はこの作製方法によるものであり、図2はその作製工程例を示すものである。
この場合、吸水性素材(6)を前記包帯素材の上に複数箇所配置し、前記包帯素材を折るかまたは巻くかまたは重ねる等の重ね合わせを施し、前記包帯素材の重ね合わせの間の空間に、吸水性素材(6)が複数箇所配置されている状態を形成する。この吸水性素材(6)が外に出ないようにその周囲に対し、超音波エネルギーを付与することで接合するかもしくは接着剤で接着するか等の接続手段を施し、さらに切れ目もしくはミシン目等の切り離し手段を施すことで吸水性包帯片(1)複数個と包帯紐(2)とから成る吸水性包帯(3)を作製する。
この作製方法においては包帯紐(2)は吸水性包帯片(1)と同一の包帯素材であるから通気性があり水分も通過する素材により成る紐であることになる。
図1から図3の吸水性包帯(3)はこの作製方法によるものであり、図2はその作製工程例を示すものである。
また、本願発明の吸水性包帯(3)の他の基本的な作製方法として、吸水性包帯片(1)複数個と包帯紐(2)を別々に作製して、これらをつなげて、つながりの箇所に切れ目もしくはミシン目等の切り離し手段を施して吸水性包帯(3)を作製する方法がある。
この場合、吸水性素材(6)を包帯素材の上に配置し、前記包帯素材を折るかまたは巻くかまたは重ねる等の重ね合わせを施し、前記包帯素材の重ね合わせの間の空間に、吸水性素材(6)が配置されている状態を形成する。この吸水性包帯片(1)の内部の吸水性素材(6)が外に出ないようにその周囲に対し、超音波エネルギーを付与することで接合するかもしくは接着剤で接着するか等の接続手段を施す。このようにして出来た吸水性包帯片(1)の複数個と包帯紐(2)をつなげて吸水性包帯(3)を作製する。さらにつながりの箇所に切れ目もしくはミシン目等の切り離し手段を施す。
この作製方法においては包帯紐(2)は通気性があり水分も通過する素材により成る紐か、または、通気性がなく水分が通過しない素材により成る紐か、どちらかを選択可能であ
る。
図4から図6の吸水性包帯(3)はこの作製方法によるものであり、図5はその作製工程例を示すものである。
この場合、吸水性素材(6)を包帯素材の上に配置し、前記包帯素材を折るかまたは巻くかまたは重ねる等の重ね合わせを施し、前記包帯素材の重ね合わせの間の空間に、吸水性素材(6)が配置されている状態を形成する。この吸水性包帯片(1)の内部の吸水性素材(6)が外に出ないようにその周囲に対し、超音波エネルギーを付与することで接合するかもしくは接着剤で接着するか等の接続手段を施す。このようにして出来た吸水性包帯片(1)の複数個と包帯紐(2)をつなげて吸水性包帯(3)を作製する。さらにつながりの箇所に切れ目もしくはミシン目等の切り離し手段を施す。
この作製方法においては包帯紐(2)は通気性があり水分も通過する素材により成る紐か、または、通気性がなく水分が通過しない素材により成る紐か、どちらかを選択可能であ
る。
図4から図6の吸水性包帯(3)はこの作製方法によるものであり、図5はその作製工程例を示すものである。
本願発明の吸水性包帯(3)を作製するに当たっては、前記の2つの基本的な作製方法があり、またこれらの作製方法を組み合わせて吸水性包帯(3)を作製することも出来る。このようにして、吸水性包帯片(1)と包帯紐(2)の素材、形、大きさ、数、およびそれらがつながる箇所と方法、吸水性素材(6)の種類と量、これらを様々に工夫することにより、図1から図6の実施例に示すように、吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したりすることが出来るという本願発明の特徴を持った様々な吸水性包帯(3)を作製することが出来る。
これらの作製方法および図からも分かるように本願発明の吸水性包帯(3)は構成および構造がシンプルであり、かつその作製方法には特別に複雑な作製工程は含まれない。従って当該用品を作製する側面において持つべき特徴を有している。
これらの作製方法および図からも分かるように本願発明の吸水性包帯(3)は構成および構造がシンプルであり、かつその作製方法には特別に複雑な作製工程は含まれない。従って当該用品を作製する側面において持つべき特徴を有している。
次に図1から図6について説明する。
図1は本願発明の吸水性包帯(3)の例である。
図1の図中の図(1)は正面図である。図(1)は複数の吸水性包帯片(1)と1本の包帯紐(2)とが同一素材で連続することでつながって吸水性包帯(3)が構成されていることを示している。
各吸水性包帯片(1)と包帯紐(2)とのつながりの箇所には切り離し手段として切れ目(4)が施してある。図中で切れ目(4)に対して符号4を付与しているが、全ての切れ目(4)に対して符号4を付与しているものではない。これは図が煩雑になることを回避するためであることを了解されたい。他の図においても図の煩雑性を回避するために一部の符号を省略することがあるが了解されたい。
また図(1)では包帯紐(2)を指し示す符号2の複数個が記載されているが、これは包帯紐(2)が複数本あるということではなく包帯紐(2)は1本のみである。この記載方法については他の図でも同様な場合がある。
大きさとしては、吸水性包帯(3)の幅はおおよその目安として約1センチメートルから約1.5センチメートルである。これはおおよその目安であり、吸水性包帯(3)の幅はこれよりも太くとも細くともよい。このことは他の例でも同様である。吸水性包帯(3)の長さはおおよその目安として約30センチメートルから約40センチメートルである。これはおおよその目安であり、用品として提供する長さはこれに限らずより長い長さでもより短い長さでもよい。長い場合は使用者がこれを切って適切な長さにして用いることが出来る。このことは他の例でも同様である。
包帯紐(2)の幅はおおよその目安として約0.3センチメートルから約0.6センチメートルである。これはおおよその目安であり、包帯紐(2)の幅はこれよりも太くとも細くともよい。このことは他の例でも同様である。
包帯紐(2)の長さは吸水性包帯(3)の長さと意味的にはほぼ同等であるので長さはほぼ吸水性包帯(3)と同じである。なお、吸水性包帯(3)の端において吸水性包帯片(1)がなく包帯紐(2)のみがやや長めに余裕を持ってあるような形態も作製可能である。この場合、吸水性包帯(3)を足指に巻く際に、最も端の吸水性包帯片(1)を足指に巻いた後にさらに端の包帯紐(2)の余裕の部分を足指に巻くことで、前記の最も端の吸水性包帯片(1)をしっかりとずれないように巻くことができる。このことは他の例でも同様である。
また包帯紐(2)の厚さはごく薄いものであり、薄口の不織布や紙程度かまたはそれよりも薄く、靴下よりも薄いものが好適である。これはおおよその目安であり、その厚さはこれよりも厚くとも薄くともよいものとするが、包帯紐(2)は足指に巻いたときに痛みを感じない程度の薄さを持つ必要がある。このことは他の例でも同様である。
吸水性包帯片(1)の長さはおおよその目安として約1センチメートルから約10センチ
メートルである。これはおおよその目安であり、吸水性包帯(3)の長さはこれよりも長くてもまたは短くてもよい。このことは他の例でも同様である。
図(1)は吸水性包帯片(1)の長さがそれぞれ同じである例であるが、それぞれの長さが異なっているようにしてもよい。このことは他の例でも同様である。
また、吸水性包帯(3)を構成する吸水性包帯片(1)および包帯紐(2)は、すなわちそれらを構成する包帯素材は、足指にあてがい巻いて適用し一日を過ごしたときに破れない程度の強度を持つ必要がある。しかしそのために極端に厚さが増えたりしてはならないし、また硬い包帯素材を用いてはならない。本願発明の吸水性包帯(3)を足指に適用するとき、痛みを回避するために、使用者は各吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したりすることが出来るのであるが、そうであるとしても当該用品は足指にあてがい巻いて適用し一日を過ごしたときに不快感がない程度の柔らかさを持つ必要がある。その包帯素材の厚さや強度や柔らかさは例えば市販の紅茶バッグの不織布等が参考となる。
なお、本願発明の吸水性包帯(3)を構成する包帯素材の厚さや強度や柔らかさの度合い、および吸水性包帯片(1)および包帯紐(2)の厚さや強度や柔らかさの度合いについては、これらは本願発明の主眼とする部分ではないため数値的に特に規定すべき事項ではないものとし、よって当業者による作製上の適宜の選択事項とする。
図1は本願発明の吸水性包帯(3)の例である。
図1の図中の図(1)は正面図である。図(1)は複数の吸水性包帯片(1)と1本の包帯紐(2)とが同一素材で連続することでつながって吸水性包帯(3)が構成されていることを示している。
各吸水性包帯片(1)と包帯紐(2)とのつながりの箇所には切り離し手段として切れ目(4)が施してある。図中で切れ目(4)に対して符号4を付与しているが、全ての切れ目(4)に対して符号4を付与しているものではない。これは図が煩雑になることを回避するためであることを了解されたい。他の図においても図の煩雑性を回避するために一部の符号を省略することがあるが了解されたい。
また図(1)では包帯紐(2)を指し示す符号2の複数個が記載されているが、これは包帯紐(2)が複数本あるということではなく包帯紐(2)は1本のみである。この記載方法については他の図でも同様な場合がある。
大きさとしては、吸水性包帯(3)の幅はおおよその目安として約1センチメートルから約1.5センチメートルである。これはおおよその目安であり、吸水性包帯(3)の幅はこれよりも太くとも細くともよい。このことは他の例でも同様である。吸水性包帯(3)の長さはおおよその目安として約30センチメートルから約40センチメートルである。これはおおよその目安であり、用品として提供する長さはこれに限らずより長い長さでもより短い長さでもよい。長い場合は使用者がこれを切って適切な長さにして用いることが出来る。このことは他の例でも同様である。
包帯紐(2)の幅はおおよその目安として約0.3センチメートルから約0.6センチメートルである。これはおおよその目安であり、包帯紐(2)の幅はこれよりも太くとも細くともよい。このことは他の例でも同様である。
包帯紐(2)の長さは吸水性包帯(3)の長さと意味的にはほぼ同等であるので長さはほぼ吸水性包帯(3)と同じである。なお、吸水性包帯(3)の端において吸水性包帯片(1)がなく包帯紐(2)のみがやや長めに余裕を持ってあるような形態も作製可能である。この場合、吸水性包帯(3)を足指に巻く際に、最も端の吸水性包帯片(1)を足指に巻いた後にさらに端の包帯紐(2)の余裕の部分を足指に巻くことで、前記の最も端の吸水性包帯片(1)をしっかりとずれないように巻くことができる。このことは他の例でも同様である。
また包帯紐(2)の厚さはごく薄いものであり、薄口の不織布や紙程度かまたはそれよりも薄く、靴下よりも薄いものが好適である。これはおおよその目安であり、その厚さはこれよりも厚くとも薄くともよいものとするが、包帯紐(2)は足指に巻いたときに痛みを感じない程度の薄さを持つ必要がある。このことは他の例でも同様である。
吸水性包帯片(1)の長さはおおよその目安として約1センチメートルから約10センチ
メートルである。これはおおよその目安であり、吸水性包帯(3)の長さはこれよりも長くてもまたは短くてもよい。このことは他の例でも同様である。
図(1)は吸水性包帯片(1)の長さがそれぞれ同じである例であるが、それぞれの長さが異なっているようにしてもよい。このことは他の例でも同様である。
また、吸水性包帯(3)を構成する吸水性包帯片(1)および包帯紐(2)は、すなわちそれらを構成する包帯素材は、足指にあてがい巻いて適用し一日を過ごしたときに破れない程度の強度を持つ必要がある。しかしそのために極端に厚さが増えたりしてはならないし、また硬い包帯素材を用いてはならない。本願発明の吸水性包帯(3)を足指に適用するとき、痛みを回避するために、使用者は各吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したりすることが出来るのであるが、そうであるとしても当該用品は足指にあてがい巻いて適用し一日を過ごしたときに不快感がない程度の柔らかさを持つ必要がある。その包帯素材の厚さや強度や柔らかさは例えば市販の紅茶バッグの不織布等が参考となる。
なお、本願発明の吸水性包帯(3)を構成する包帯素材の厚さや強度や柔らかさの度合い、および吸水性包帯片(1)および包帯紐(2)の厚さや強度や柔らかさの度合いについては、これらは本願発明の主眼とする部分ではないため数値的に特に規定すべき事項ではないものとし、よって当業者による作製上の適宜の選択事項とする。
図1の図中の図(2)は図(1)のA−A断面図である。この例では吸水性包帯片(1)が不織布(7)で出来ていること、そしてその中に吸水紙(5)があり、さらにその中に吸水性素材(6)が配置されていることを示している。吸水性素材(6)とは例えば高吸水性高分子化合物と綿状パルプの混合体である。
当該図中の図(3)は上から見た平面図である。吸水性包帯片(1)毎に膨らみ、その間のつながりの部分は厚さが薄い。これは各吸水性包帯片(1)の周辺で中の吸水性素材(6)が外に出ないように前記の接続手段により接合または接着しているためである。
吸水性包帯(3)の厚い部分の厚さはおおよその目安として約0.3センチメートルから約0.6センチメートルである。これはおおよその目安であり、吸水性包帯(3)の厚さはこれよりも厚くてもまたは薄くてもよい。このことは他の例でも同様である。
上記の大きさの数値はおおよその目安であり、老若男女の足指にあてがい巻いて適用するのに適切な大きさとするものとする。
当該図中の図(4)は、吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したりする様子を示している。切り離した吸水性包帯片(1)は図に含めていない。切り離した吸水性包帯片(1)を図に含めない点については以下の他の例でも同様である。
足指に適用する場合、図(1)の吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用するのであるが、必要に応じて図(4)のように吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したりして適用することが出来る。
当該図中の図(5)は、前記吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用した例を示す。右図が右足の甲の側から見た図であり、左図が右足の裏の側から見た図である。図(5)では親指および小指の側面で靴に当たる側の2つの吸水性包帯片(1)を切り離して適用した例を示している。また、吸水性包帯(3)の両端の始末は吸水性包帯(3)自身に絡めて収めるなどの簡単な方法で済ませることが出来ることを示している。
当該図中の図(3)は上から見た平面図である。吸水性包帯片(1)毎に膨らみ、その間のつながりの部分は厚さが薄い。これは各吸水性包帯片(1)の周辺で中の吸水性素材(6)が外に出ないように前記の接続手段により接合または接着しているためである。
吸水性包帯(3)の厚い部分の厚さはおおよその目安として約0.3センチメートルから約0.6センチメートルである。これはおおよその目安であり、吸水性包帯(3)の厚さはこれよりも厚くてもまたは薄くてもよい。このことは他の例でも同様である。
上記の大きさの数値はおおよその目安であり、老若男女の足指にあてがい巻いて適用するのに適切な大きさとするものとする。
当該図中の図(4)は、吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したりする様子を示している。切り離した吸水性包帯片(1)は図に含めていない。切り離した吸水性包帯片(1)を図に含めない点については以下の他の例でも同様である。
足指に適用する場合、図(1)の吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用するのであるが、必要に応じて図(4)のように吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したりして適用することが出来る。
当該図中の図(5)は、前記吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用した例を示す。右図が右足の甲の側から見た図であり、左図が右足の裏の側から見た図である。図(5)では親指および小指の側面で靴に当たる側の2つの吸水性包帯片(1)を切り離して適用した例を示している。また、吸水性包帯(3)の両端の始末は吸水性包帯(3)自身に絡めて収めるなどの簡単な方法で済ませることが出来ることを示している。
図2は図1の吸水性包帯(3)を作製する工程の例である。
図2の図中の図(1)は不織布(7)の上に吸水紙(5)を配置し、その吸水紙(5)の上に吸水性素材(6)、例として高吸水性高分子化合物と綿状パルプの混合体を配置した状態である。
当該図中の図(2)は図(1)を折り畳んだ様子を表している。図(1)における吸水紙(5)と吸水性素材(6)は内側にあるために見えない様子を表している。
当該図中の図(3)は図(2)の各吸水性包帯片(1)に当たる部分の周辺を超音波エネ
ルギーによって接合した状態を示している。接合部分の位置を説明するためにその位置を図中に接合部分(8)として点線で示している。図では点線で示してあるが実際は接合部分(8)そのものに隙間はなく、接合したことにより内部の吸水性素材(6)が外に出ないようにする。次に切れ目(4)を施すが、切れ目(4)を施した部分において接合部分(8)が切れて内部の吸水性素材(6)が外に出ないようにするため接合部分(8)は適切な幅を持つ必要がある。
当該図中の図(4)は図(3)の吸水性包帯片(1)の周辺に切り離し手段として切れ目(4)を施した状態であり、吸水性包帯(3)が完成した状態である。この図(4)は図1の図(1)に同じである。
当該図中の図(5)は図(3)のB−B断面図である。この例では吸水性包帯片(1)としては不織布(7)で出来ていること、その中に吸水紙(5)があり、さらにその中に吸水性素材(6)が配置されていることを示している。
当該図中の図(6)は図(3)のB−B断面図であるが、図(1)において吸水紙(5)を省略した場合の例を示している。
当該図中の図(7)は図(3)のB−B断面図であるが、図(1)において吸水紙(5)の変わりに立毛不織布(10)を用い、吸水性素材(6)として高吸水性高分子化合物の粒状体のみを用いた場合の吸水性包帯片(1)の断面図を示している。高吸水性高分子化合物の粒状体は図中で高吸水性高分子化合物粒状体(9)として示している。立毛不織布(10)とは表面が毛羽立つ不織布であり、少なくとも片面、すなわち高吸水性高分子化合物の粒状体が接する側の面の繊維が毛羽立っている必要がある。図(7)ではその様子を示している。また図(7)では高吸水性高分子化合物粒状体(9)は点描により示している。
図2の図中の図(1)は不織布(7)の上に吸水紙(5)を配置し、その吸水紙(5)の上に吸水性素材(6)、例として高吸水性高分子化合物と綿状パルプの混合体を配置した状態である。
当該図中の図(2)は図(1)を折り畳んだ様子を表している。図(1)における吸水紙(5)と吸水性素材(6)は内側にあるために見えない様子を表している。
当該図中の図(3)は図(2)の各吸水性包帯片(1)に当たる部分の周辺を超音波エネ
ルギーによって接合した状態を示している。接合部分の位置を説明するためにその位置を図中に接合部分(8)として点線で示している。図では点線で示してあるが実際は接合部分(8)そのものに隙間はなく、接合したことにより内部の吸水性素材(6)が外に出ないようにする。次に切れ目(4)を施すが、切れ目(4)を施した部分において接合部分(8)が切れて内部の吸水性素材(6)が外に出ないようにするため接合部分(8)は適切な幅を持つ必要がある。
当該図中の図(4)は図(3)の吸水性包帯片(1)の周辺に切り離し手段として切れ目(4)を施した状態であり、吸水性包帯(3)が完成した状態である。この図(4)は図1の図(1)に同じである。
当該図中の図(5)は図(3)のB−B断面図である。この例では吸水性包帯片(1)としては不織布(7)で出来ていること、その中に吸水紙(5)があり、さらにその中に吸水性素材(6)が配置されていることを示している。
当該図中の図(6)は図(3)のB−B断面図であるが、図(1)において吸水紙(5)を省略した場合の例を示している。
当該図中の図(7)は図(3)のB−B断面図であるが、図(1)において吸水紙(5)の変わりに立毛不織布(10)を用い、吸水性素材(6)として高吸水性高分子化合物の粒状体のみを用いた場合の吸水性包帯片(1)の断面図を示している。高吸水性高分子化合物の粒状体は図中で高吸水性高分子化合物粒状体(9)として示している。立毛不織布(10)とは表面が毛羽立つ不織布であり、少なくとも片面、すなわち高吸水性高分子化合物の粒状体が接する側の面の繊維が毛羽立っている必要がある。図(7)ではその様子を示している。また図(7)では高吸水性高分子化合物粒状体(9)は点描により示している。
図3は図1の吸水性包帯(3)の例と類似した他の例を示している。
図3の図中の図(1)は、複数の吸水性包帯片(1)が包帯紐(2)と同一素材で連続することでつながって構成されている状態を示している。複数の吸水性包帯片(1)と包帯紐(2)の境には切り離し手段としてミシン目(11)が施されている。
当該図中の図(2)は、吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したり出来る様子を示している。
使用者は、図(1)の吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用するが、必要に応じて図(2)のように吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したりして適用することが出来る。
前記吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用した状態は図1の図(5)にほぼ同様であるので省略している。
図3は図1に類似の製品であるため、正面図は示したが断面図や上方から見た平面図は省略している。
図3の図中の図(1)は、複数の吸水性包帯片(1)が包帯紐(2)と同一素材で連続することでつながって構成されている状態を示している。複数の吸水性包帯片(1)と包帯紐(2)の境には切り離し手段としてミシン目(11)が施されている。
当該図中の図(2)は、吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したり出来る様子を示している。
使用者は、図(1)の吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用するが、必要に応じて図(2)のように吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したりして適用することが出来る。
前記吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用した状態は図1の図(5)にほぼ同様であるので省略している。
図3は図1に類似の製品であるため、正面図は示したが断面図や上方から見た平面図は省略している。
図4は本願発明の吸水性包帯(3)の別の例である。
図4の図中の図(1)は正面図である。図(1)では複数の吸水性包帯片(1)が1本の包帯紐(2)と接続することでつながって構成されている状態を示している。つながりの箇所に切り離し手段としてミシン目(11)が施してある。以下図4から図6のどれもつながりの箇所に切り離し手段としてミシン目(11)が施してある。
当該図中の図(2)は図(1)のC−C断面図である。この例では吸水性包帯片(1)が不織布(7)で出来ていること、そしてその中に吸水紙(5)があり、さらにその中に吸水性素材(6)が配置されていることを示している。吸水性素材(6)とは例えば高吸水性高分子化合物と綿状パルプの混合体である。
当該図中の図(3)は上から見た平面図である。吸水性包帯片(1)毎に膨らむ様子があるが、これは各吸水性包帯片(1)の周辺で中の吸水性素材(6)が外に出ないように前記の接続手段により接合または接着しているためである。
当該図中の図(4)は、吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動か
したり、切り離したりする様子を示している。
足指に適用する場合、図(1)の吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用するのであるが、必要に応じて図(4)のように吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したりして適用することが出来る。
当該図中の図(5)は、前記吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用した例を示す。右図が右足の甲の側から見た図であり、左図が右足の裏の側から見た図である。図(5)では親指および小指の側面で靴に当たる側の2つの吸水性包帯片(1)を切り離した吸水性包帯(3)を適用した様子の例を示している。また、吸水性包帯(3)の両端の始末は吸水性包帯(3)自身に絡めて収めるなどの簡単な方法で済ませることが出来ることを示している。
吸水性包帯片(1)、包帯紐(2)、および吸水性包帯(3)の長さ、幅、厚さ等については、図1における説明と同様であるので図1の説明を参照されたい。
図4の図中の図(1)は正面図である。図(1)では複数の吸水性包帯片(1)が1本の包帯紐(2)と接続することでつながって構成されている状態を示している。つながりの箇所に切り離し手段としてミシン目(11)が施してある。以下図4から図6のどれもつながりの箇所に切り離し手段としてミシン目(11)が施してある。
当該図中の図(2)は図(1)のC−C断面図である。この例では吸水性包帯片(1)が不織布(7)で出来ていること、そしてその中に吸水紙(5)があり、さらにその中に吸水性素材(6)が配置されていることを示している。吸水性素材(6)とは例えば高吸水性高分子化合物と綿状パルプの混合体である。
当該図中の図(3)は上から見た平面図である。吸水性包帯片(1)毎に膨らむ様子があるが、これは各吸水性包帯片(1)の周辺で中の吸水性素材(6)が外に出ないように前記の接続手段により接合または接着しているためである。
当該図中の図(4)は、吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動か
したり、切り離したりする様子を示している。
足指に適用する場合、図(1)の吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用するのであるが、必要に応じて図(4)のように吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したりして適用することが出来る。
当該図中の図(5)は、前記吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用した例を示す。右図が右足の甲の側から見た図であり、左図が右足の裏の側から見た図である。図(5)では親指および小指の側面で靴に当たる側の2つの吸水性包帯片(1)を切り離した吸水性包帯(3)を適用した様子の例を示している。また、吸水性包帯(3)の両端の始末は吸水性包帯(3)自身に絡めて収めるなどの簡単な方法で済ませることが出来ることを示している。
吸水性包帯片(1)、包帯紐(2)、および吸水性包帯(3)の長さ、幅、厚さ等については、図1における説明と同様であるので図1の説明を参照されたい。
図5は図4の吸水性包帯(3)を作製する工程の例である。
図5の図中の図(1)は不織布(7)の上に吸水紙(5)を配置し、その吸水紙(5)の上に吸水性素材(6)、例として高吸水性高分子化合物と綿状パルプの混合体を配置した状態である。
当該図中の図(2)は図(1)を折り畳んだ様子を示している。図(1)における吸水紙(5)と吸水性素材(6)は内側にあるために見えない様子を表している。
当該図中の図(3)は図(2)の吸水性包帯片(1)の周辺を超音波エネルギーによって接合した状態を示している。接合部分の位置を説明するためにその位置を図中に接合部分(8)として点線で示している。図では点線で示してあるが実際は接合部分(8)そのものに隙間はなく、接合したことにより内部の吸水性素材(6)が外に出ないようにする。当該図中の図(4)は図(3)の吸水性包帯片(1)のひとつを包帯紐(2)につなげた状態である。つながりの箇所に切り離し手段としてミシン目(11)が施してある。
同様にして複数の吸水性包帯片(1)を作製し前記包帯紐(2)に次々とつなげることで吸水性包帯(3)が完成する。当該図の例では完成した吸水性包帯(3)は図4の図(1)に相当する。
当該図中の図(5)は図(3)のD−Dの断面図である。この例では吸水性包帯片(1)としては不織布(7)で出来ていること、その中に吸水紙(5)があり、さらにその中に吸水性素材(6)が配置されていることを示している。
当該図中の図(6)は図(3)のD−D断面図であるが、図(1)において吸水紙(5)を省略した場合の例を示している。
当該図中の図(7)は図(3)のD−D断面図であるが、図(1)において吸水紙(5)の変わりに立毛不織布(10)を用い、吸水性素材(6)として高吸水性高分子化合物の粒状体のみを用いた場合の吸水性包帯片(1)の断面図を示している。図(7)の断面図は図2の図(7)と類似であるので、図2の図(7)の説明を参照されたい。
図5の図中の図(1)は不織布(7)の上に吸水紙(5)を配置し、その吸水紙(5)の上に吸水性素材(6)、例として高吸水性高分子化合物と綿状パルプの混合体を配置した状態である。
当該図中の図(2)は図(1)を折り畳んだ様子を示している。図(1)における吸水紙(5)と吸水性素材(6)は内側にあるために見えない様子を表している。
当該図中の図(3)は図(2)の吸水性包帯片(1)の周辺を超音波エネルギーによって接合した状態を示している。接合部分の位置を説明するためにその位置を図中に接合部分(8)として点線で示している。図では点線で示してあるが実際は接合部分(8)そのものに隙間はなく、接合したことにより内部の吸水性素材(6)が外に出ないようにする。当該図中の図(4)は図(3)の吸水性包帯片(1)のひとつを包帯紐(2)につなげた状態である。つながりの箇所に切り離し手段としてミシン目(11)が施してある。
同様にして複数の吸水性包帯片(1)を作製し前記包帯紐(2)に次々とつなげることで吸水性包帯(3)が完成する。当該図の例では完成した吸水性包帯(3)は図4の図(1)に相当する。
当該図中の図(5)は図(3)のD−Dの断面図である。この例では吸水性包帯片(1)としては不織布(7)で出来ていること、その中に吸水紙(5)があり、さらにその中に吸水性素材(6)が配置されていることを示している。
当該図中の図(6)は図(3)のD−D断面図であるが、図(1)において吸水紙(5)を省略した場合の例を示している。
当該図中の図(7)は図(3)のD−D断面図であるが、図(1)において吸水紙(5)の変わりに立毛不織布(10)を用い、吸水性素材(6)として高吸水性高分子化合物の粒状体のみを用いた場合の吸水性包帯片(1)の断面図を示している。図(7)の断面図は図2の図(7)と類似であるので、図2の図(7)の説明を参照されたい。
図6は図4の吸水性包帯(3)の例と類似した他の例を示している。
図6の図中の図(1)は、複数の吸水性包帯片(1)が包帯紐(2)と組み合わすことでつながって構成されている状態を示している。各吸水性包帯片(1)にはその端に2箇所、穴が施してあり、包帯紐(2)がその穴を通っている。各吸水性包帯片(1)の端の穴のあるつながりの箇所に切り離し手段としてミシン目(11)が施してある。
当該図中の図(2)は、吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したり出来る様子を示している。
使用者は、図(1)の吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用するが、必要に応じて図(2)のように吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したりして適用することが出来る。
前記吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用した状態は図4の図(5)にほぼ同様であるので省略している。
図6は図4に類似の製品であるため、正面図は示したが断面図や上方から見た平面図は省略している。
図6の図中の図(1)は、複数の吸水性包帯片(1)が包帯紐(2)と組み合わすことでつながって構成されている状態を示している。各吸水性包帯片(1)にはその端に2箇所、穴が施してあり、包帯紐(2)がその穴を通っている。各吸水性包帯片(1)の端の穴のあるつながりの箇所に切り離し手段としてミシン目(11)が施してある。
当該図中の図(2)は、吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したり出来る様子を示している。
使用者は、図(1)の吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用するが、必要に応じて図(2)のように吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したりして適用することが出来る。
前記吸水性包帯(3)を足指にあてがい巻いて適用した状態は図4の図(5)にほぼ同様であるので省略している。
図6は図4に類似の製品であるため、正面図は示したが断面図や上方から見た平面図は省略している。
以上、図1から図6により吸水性包帯(3)の形態とその作製の例を示した。
このようにして、吸水性包帯片(1)と包帯紐(2)の素材、形、大きさ、数、およびそれらがつながる箇所と方法、吸水性素材(6)の種類と量、これらを様々に工夫することにより、図1から図6の実施例に示すように、吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したりすることが出来るという本願発明の特徴を持った様々な吸水性包帯(3)を作製することが出来る。
このように作製された本願発明の用品すなわち吸水性包帯(3)は、構成および構造がシンプルであり、そのため作製も容易であり、そして最も重要であることとして足指および足指股周辺の皮膚表面の水分を吸収するための用品が持つべき前記の特徴の全てを有している。
このようにして、吸水性包帯片(1)と包帯紐(2)の素材、形、大きさ、数、およびそれらがつながる箇所と方法、吸水性素材(6)の種類と量、これらを様々に工夫することにより、図1から図6の実施例に示すように、吸水性包帯片(1)を部分的に切り離し動かしたり、切り離したりすることが出来るという本願発明の特徴を持った様々な吸水性包帯(3)を作製することが出来る。
このように作製された本願発明の用品すなわち吸水性包帯(3)は、構成および構造がシンプルであり、そのため作製も容易であり、そして最も重要であることとして足指および足指股周辺の皮膚表面の水分を吸収するための用品が持つべき前記の特徴の全てを有している。
本願発明の吸水性包帯(3)の複数本をつなげて、種々の平面的または立体的形状を形成することで、足指ばかりでなく他の体の部分において水分または分泌物を吸収する用途にも適用できる。
1 吸水性包帯片
2 包帯紐
3 吸水性包帯
4 切れ目
5 吸水紙
6 吸水性素材
7 不織布
8 接合部分
9 高吸水性高分子化合物粒状体
10 立毛不織布
11 ミシン目
12 足
2 包帯紐
3 吸水性包帯
4 切れ目
5 吸水紙
6 吸水性素材
7 不織布
8 接合部分
9 高吸水性高分子化合物粒状体
10 立毛不織布
11 ミシン目
12 足
Claims (1)
- 通気性があり水分も通過する素材により成る包帯であるところの吸水性包帯片(1)複数個と、通気性がなく水分が通過しない素材により成る紐であるところの包帯紐(2)少なくとも1本により構成される吸水性包帯(3)であって、前記吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)複数個のうち少なくとも1個はその内部に吸水性素材(6)を有しており、前記吸水性包帯(3)の吸水性包帯片(1)複数個のそれぞれは、前記包帯紐(2)と直接つながっているか、または前記吸水性包帯(3)の他の吸水性包帯片(1)を介して間接的に前記包帯紐(2)とつながっており、前記のつながりの箇所の少なくとも1箇所に切り離し手段が施されていることを特徴とする足指のための吸水性包帯。
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