JP6200626B2 - 荷台にガイドレールを備えるトラックの床構造及びトラック - Google Patents
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Description
ガイドレールは荷役装置の前後方向への移動を案内するための部材であり、ある程度の深さ(例えば約40ミリ程度)が必要になるため、床板と横根太の間にスペーサー203を介在させることで床板表面の高さをガイドレールのフランジとほぼ面一になるように調節している。
ガイドレールを横根太に固定する際は、床板の表面に設けた凹部204にガイドレールのフランジ205を嵌め込んだ状態で、フランジに設けたネジ穴を使用して、フランジから床板及びスペーサーを挟んで横根太にまで至るネジ止め206により行っている。同様の床構造は特許文献1及び2にも開示されている。
すなわち、横根太の配置間隔は車両の前後方向に常に均等になっているわけではなく、例えば前後のタイヤ位置近傍ではフェンダーハウスとの干渉を避けるべく横根太の配置間隔を変えることが一般的である。また、車種や車両のサイズ等に応じて横根太の配置間隔は異なっている。
トラックの床構造の設計においては横根太の配置の方が優先され、全ての横根太の位置を決定したあと、ガイドレールのフランジに設けるネジ穴の位置を横根太の位置に対応させて決定するため、設計作業が煩雑になるという問題やガイドレールの施工性が低下するという問題があった。
また、床板の表面にフランジを嵌め込むための凹部を形成する必要があるため、床板の製造コストが嵩むという問題もあった。
本発明のトラックは、上記トラックの床構造を備えることを特徴とする。
また、従来のように床板の表面にフランジを嵌め込むための凹部を形成する必要がないため、床板の製造コストを抑えることができる。
図1(a)〜(c)に示すように、本実施の形態におけるトラックの床構造100は、トラックのシャーシフレーム(図示略)上に設ける荷室の床面の構造であり、横根太10、床板20、縦スペーサー30、ガイドレール40、連結部材50、サイドスカート60等から概略構成される。前後方向にのびるシャーシフレームの上面には縦スペーサー30を挟んで縦根太(図示略)が配置され、縦根太と横根太10は連結板(図示略)で連結される。なお、図中の符号70は横スペーサーであり、符号71はアンダーシートである。アンダーシートはアルミやステンレス等の金属、樹脂等からなり、防水等の目的で敷設している。
床板20は荷室の床面を構成する部材であり、集成材や樹脂によってパネル状に形成される。
縦スペーサー30は床板20と横根太10の間に挿入されることで床板20表面とガイドレール40のフランジ41とをほぼ面一にすると共に床構造100全体の重量増加を抑制するための部材である。
連結部材50は、ガイドレール40を床面に固定するための長尺部材であり、1本のガイドレール40の左右に2本一組で配置される。連結部材50は薄板に曲げ加工を施すことによって断面略クランク状になるように形成されており、下側水平部材51、垂直部材52及び上側水平部材53から成る。連結部材50としてはスチール、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、樹脂等の一般的な材料を使用できる。
下側水平部材51は床板20の下方(本実施の形態では床板20及び縦スペーサー30の下方)に配置されて水平方向にのびる部材である。
垂直部材52は下側水平部材51の端部から縦スペーサー30及び床板20の側面に沿って上方にのびる部材である。
上側水平部材53は垂直部材52の上端から水平方向にのびる部材である。なお、連結部材50は必ずしも一枚の薄板に曲げ加工を施して形成する必要はなく、例えば下側水平部材51、垂直部材52及び上側水平部材53を別途形成しておき、各々の端部を溶着することで形成してもよい。
ガイドレール40を連結部材50に固定する際には、連結部材50を床面に固定した後、上側水平部材53の表面にガイドレール40のフランジ41を重ね合わせた状態で接着、ネジ止め、リベット止め等の周知の固定手段81により固定する。
あるいは、予め上側水平部材53の表面にフランジ41を固定手段81により固定しておき、これら一体となった連結部材50及びガイドレール40をアンダーシート71上の所定位置に配置した後、下側水平部材51の表面から上方に縦スペーサー30、床板20の順に重ねわせてネジ止め80により固定してもよい。
このように本発明ではガイドレール40を連結部材50に固定するので、横根太10の位置に影響を受けずに固定できることになり、床構造100の設計作業を簡略化できると共にガイドレール40の施工性を向上できる。
なお、上記実施の形態では、下側水平部材51が縦スペーサー30の下側に配置されるものとしたが、図2に示すように縦スペーサー30の上側(床板20と縦スペーサー30の間)に配置してもよい。
また、本発明のトラックの床構造を適用し得るトラックの種類や荷室の構造は上記実施の形態のものに限定されず、横根太上にガイドレール、スペーサー及び床板を固定して成る床構造を備えるトラック全般に本発明を適用できる。
20 床板
30縦スペーサー
40 ガイドレール
41 フランジ
50 連結部材
51 下側水平部材
52 垂直部材
53 上側水平部材
60 サイドスカート
70 横スペーサー
71 アンダーシート
80 ネジ止め
81 固定手段
100 床構造
Claims (2)
- 車両の前後方向に間隔をあけて配置される複数の横根太と、横根太上にスペーサーを介して敷設される床板と、前後方向にのびる断面逆ハット型のガイドレールとを備えるトラックの床構造であって、前記床板の下方に配置される下側水平部材と、下側水平部材の端部から上方にのびる垂直部材と、垂直部材の上端からのびる上側水平部材とから成る断面略クランク状の連結部材を備えており、前記上側水平部材が前記ガイドレールのフランジと重なり合った状態で固定され、前記下側水平部材が前記床板又はスペーサーと重なり合った状態で固定されることを特徴とするトラックの床構造。
- 請求項1に記載のトラックの床構造を備えることを特徴とするトラック。
Priority Applications (1)
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JP2014083823A JP6200626B2 (ja) | 2014-04-15 | 2014-04-15 | 荷台にガイドレールを備えるトラックの床構造及びトラック |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014083823A JP6200626B2 (ja) | 2014-04-15 | 2014-04-15 | 荷台にガイドレールを備えるトラックの床構造及びトラック |
Publications (2)
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JP2015202814A JP2015202814A (ja) | 2015-11-16 |
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Family
ID=54596523
Family Applications (1)
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Families Citing this family (1)
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2014
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