JP6199684B2 - エア通路開閉弁 - Google Patents

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Description

本発明は、検知用エア通路を開閉するエア通路開閉弁に関し、特に監視対象の流体圧が所定圧以上のとき閉弁状態を維持するエア通路開閉弁に関する。
流体圧機器のケース部材の内部にエア通路を形成し、そのエア通路の一端部に検知用加圧エアを供給し、エア通路の他端部を大気開放状態に保持し、エア通路の途中部を開閉する開閉弁を設け、流体圧機器の可動部材の位置が変化したとき開閉弁を閉弁させ、エア通路の一端側のエア圧の変化を検知することで、流体圧機器の可動部材の位置の変化を検知する技術は公知である。
一方、流体通路を開閉するパイロット式開閉弁であって、スプリングにより開弁駆動し、パイロット流体圧により閉弁駆動するパイロット式開閉弁も公知である。
例えば、特許文献1には、逆止弁一体型圧力開閉弁装置が開示されている。この開閉弁装置は、高圧冷媒の冷媒通路を開閉する開閉弁と、この開閉弁の高圧弁体に連結されたダイヤフラム式アクチュエータと、冷媒通路の高圧冷媒をダイヤフラム式アクチュエータの内面側に導く均圧穴とを有し、高圧冷媒の供給が停止した際には、前記ダイヤフラム式アクチュエータで開閉弁を閉弁し、高圧冷媒の供給が継続中には、均圧穴から導く高圧冷媒で前記ダイヤフラム式アクチュエータの駆動力を減少させて、 開閉弁を開弁させる。
特許文献2には、水道の給水弁としてのパイロット式開閉弁であってソレノイドアクチュエータを備えたパイロット式開閉弁が開示されている。
特開2005−315444号公報 特開2008−196669号公報
ワークをクランプするクランプ装置等の流体圧機器において、特定の油室の油圧が所定圧以上の油圧を維持しているか否か監視したいという技術的要請がある。
特許文献1,2の開閉弁装置は、ダイヤフラムアクチュエータを採用しているため、監視対象の流体圧を利用して開閉弁を開閉駆動するような構造にすることはできない。
ここで、前記特定の油室の油圧を検出する油圧センサを流体圧機器に付設することが考えられるが、既存の流体圧機器に改造を施して油圧センサを付設しなければならず、油圧センサも高価であるため、製作費の面で不利である。しかも、油圧センサにはリード線が接続されるため、故障も生じやすくなる。
本発明の目的は、監視対象の流体圧が所定圧以上になったときにエア通路の途中部に介装した開閉弁機構を閉弁駆動するようにしたエア通路開閉弁を提供することである。
請求項1のエア通路開閉弁は、監視対象の流体圧を受圧する弁体を介して検知用エア通路を開閉するエア通路開閉弁であって、弁ケースと、前記弁ケースに形成された検知用エア通路であって、一端部に加圧エアが供給されると共に他端部が大気開放される検知用エア通路と、前記検知用エア通路の途中部を開閉可能な開閉弁機構と、前記開閉弁機構の弁体を開弁方向へ付勢する圧縮スプリングと、外部から供給される監視対象の流体圧を前記開閉弁機構の弁体に作用させて前記圧縮スプリングの付勢力に抗して前記開閉弁機構を閉弁可能な閉弁機構とを備えたことを特徴としている。
請求項2のエア通路開閉弁は、請求項1の発明において、前記弁ケースに前記圧縮スプリングの付勢力を調節可能な付勢力調節機構を設けたことを特徴としている。
請求項3のエア通路開閉弁は、請求項1又は2の発明において、前記弁ケースは、前記圧縮スプリングを収容するスプリング収容穴と、このスプリング収容穴の一端に連通すると共に前記弁体を可動に収容する弁体収容穴とを備えたことを特徴としている。
請求項4のエア通路開閉弁は、請求項3の発明において、前記弁ケースは、前記エア通路の一端部の第1ポートと、前記エア通路の他端部の第2ポートと、前記閉弁機構の流体圧導入孔とが形成されたポート形成部材を備えていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、弁ケースと、前記弁ケースに形成された検知用エア通路と、前記検知用エア通路の途中部を開閉可能な開閉弁機構と、前記開閉弁機構の弁体を開弁方向へ付勢する圧縮スプリングと、外部から供給される監視対象の流体圧を前記開閉弁機構の弁体に作用させて前記圧縮スプリングの付勢力に抗して前記開閉弁機構を閉弁可能な閉弁機構とを備えているため、検知用エア通路の一端側のエア圧から開閉弁機構が閉弁したことを検知することができ、監視用の流体圧が所定圧以上であることを前記エア圧を介して検知することができる。
請求項2の発明によれば、前記弁ケースに前記圧縮スプリングの付勢力を調節可能な付勢力調節機構を設けたため、エア通路開閉弁の汎用性が高くなる。
請求項3の発明によれば、前記弁ケースは、前記圧縮スプリングを収容するスプリング収容穴と、このスプリング収容穴の一端に連通すると共に前記弁体を可動に収容する弁体収容穴とを備えたため、エア通路開閉弁を製作する上で有利である。
請求項4の発明によれば、前記弁ケースは、前記エア通路の一端部の第1ポートと、前記エア通路の他端部の第2ポートと、前記閉弁機構の流体圧導入孔とが形成されたポート形成部材を備えているため、エア通路開閉弁を製作する上で有利である。
本発明の実施例1に係るエア通路開閉弁の平面図である。 開弁状態における図1のII−II線断面図である。 閉弁状態における図2相当図である。 図1のIV−IV線断面図である。 本発明の実施例2に係るワーク準備ステーションにおけるワークパレット等の断面図である。 ワーク加工ステーションにおけるワークパレット等の断面図である。 エア通路開閉弁付きパイロット式チェック弁の平面図である。 図7のパイロット式チェック弁の左側面図である。 図7のパイロット式チェック弁の縦断面図(油圧流通状態)である。 図7のパイロット式チェック弁の縦断面図(閉弁状態)である。 図7のパイロット式チェック弁の縦断面図(開弁状態)である。 図5のワークパレットとその周辺装置の油圧/空圧回路図(アンクランプ動作状態)である。 図5のワークパレットとその周辺装置の油圧/空圧回路図(クランプ動作状態)である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
本実施例に係るエア通路開閉弁について説明する。
図1〜図4に示すように、このエア通路開閉弁1は、監視対象の流体圧を受圧する弁体を介して検知用エア通路3を開閉するエア通路開閉弁である。
このエア通路開閉弁1は、弁ケース2と、この弁ケース2に形成された検知用エア通路3と、開閉弁機構4と、圧縮スプリング5と、閉弁機構6とを備えている。尚、以下の説明において、「流体圧」は「加圧流体」を意味する場合がある。
弁ケース2は短い円柱形に形成されているが、この形状以外の形状に形成してもよい。 弁ケース2は、ケース本体2aと、このケース本体2aの下端側部分の円形凹部7に下方から嵌合された円形板状のポート形成部材2bとを有する。ポート形成部材2bは2本のボルト8によりケース本体2aに固定するように構成してある。
弁ケース2には、2つの縦向きのボルト孔9が貫通状に形成され、弁ケース2を外部機器のベース部材10上に載置した状態にして2つのボルト孔9に挿通させたボルト(図示略)により、弁ケース2をベース部材10に固定している。
ポート形成部材2bには、エア通路3の一端部の第1ポート3aと、エア通路3の他端部の第2ポート3dと、閉弁機構6の流体圧導入孔6aとが形成されている。
第1,第2ポート3a,3dの上下両端部にはシール部材11が装着され、流体圧導入孔6aの下端部にもシール部材11が装着されている。
ケース本体2aの中央部の下端部分には平面視円形で偏平な弁体収容穴13が形成され、ケース本体2aの中央部には、弁体収容穴13の上端に連なる縦向きのスプリング収容孔14が形成されている。開閉弁機構4の弁体4Aは、弁体収容穴13に上下に可動に収容された円板部4aと、円板部4aの上端中央部から上方へ突出する突出部4bと、円板部4aの下端中央部から下方へ延びて流体圧導入孔6aに挿入されたロッド状の受圧部4cとを備えている。この受圧部4cの外周側はシール部材12でシールされている。
円板部4aの厚さは弁体収容穴13の高さよりも僅かに小さく、円板部4aの直径は弁体収容穴13の直径よりも僅かに小さく設定されている。
前記検知用エア通路3は、第1ポート3aと、上流側エア通路3bと、弁体収容穴13の一部と、スプリング収容孔14の一部と、下流側エア通路3cと、第2ポート3dとで連続的な通路に構成されている。第1ポート3aはベース部材10の第1エア通路15に接続され、この第1エア通路15は外部エア通路16を介して加圧エア供給源17に接続され、外部エア通路16にはエア圧センサ18又は圧力スイッチが接続され、加圧エア供給源17とエア圧センサ18が制御ユニット19に電気的に接続される。
第2ポート3dはベース部材10の第2エア通路20に接続され、第2エア通路20は外部エア通路を介して又は介さずに大気開放される。
流体圧導入孔6aはベース部材10の流体圧供給通路21に接続され、流体圧供給通路21には外部の流体圧機器から監視対象の流体圧(油圧又は加圧エア)が供給される。
開閉弁機構4は検知用エア通路3の途中部を開閉可能に構成されている。
開閉弁機構4は、弁体収容穴13と、弁体4Aと、上流側エア通路3bが開放される弁体収容穴13の上端壁に形成された弁座4dと、弁体4Aの上端面に弁座4dに接近対向状に形成された弁面4eとを備えている。弁面4eが弁座4dから離隔しているときには開弁状態となり、弁面4eが弁座4dに密着しているときには閉弁状態となる。圧縮スプリング5は、スプリング収容孔14に圧縮状態で収容され、この圧縮スプリング5は開閉弁機構4の弁体4Aを開弁方向(下方)へ付勢している。
前記弁ケース2に圧縮スプリング5の付勢力を調節可能な付勢力調節機構22が設けられている。この付勢力調節機構22は、スプリング収容孔14の上端壁のネジ孔23と、このネジ孔23に上下方向に進退可能に装着されたネジ部材24と、スプリング収容孔14の上端寄り部位においてネジ部材24の下端と圧縮スプリング5の上端間に挟着されたスプリング受部材25とを有する。尚、ネジ部材24の上端部には六角レンチを係合させるための操作穴24aが形成されている。
閉弁機構6は、流体圧供給通路21から流体圧導入孔6aに供給される監視対象の流体圧を開閉弁機構4の弁体4Aに作用させて圧縮スプリング5の付勢力に抗して開閉弁機構4を閉弁可能に構成されている。
次に、エア通路開閉弁1の作用、効果について説明する。
加圧エア供給源17から外部エア通路16を介して加圧エアを検知用エア通路3の第1ポート3aに供給し、開閉弁機構4が開弁状態である場合には、その加圧エアを第2ポート3dから排出させる。
監視対象の流体圧の圧力が所定圧未満である場合には、図2に示すように、開閉弁機構4が開弁状態を保持するため、エア圧センサ18は圧力「低」を検出し、制御ユニット19において監視対象の流体圧の圧力が所定圧未満であることが検知される。
監視対象の流体圧の圧力が所定圧以上になると、図3に示すように、開閉弁機構4が閉弁状態を保持するため、エア圧センサ18は圧力「高」を検出し、制御ユニット19において監視対象の流体圧の圧力が所定圧以上であることが検知される。このように、油圧センサを用いることなく、油圧センサに比べて安価なエア圧センサ18又は圧力スイッチを介して監視対象の流体圧の圧力が所定圧以上になったことを検知することができる。
前記圧縮スプリング5の付勢力を調節可能な付勢力調節機構22を設けたため、エア通路開閉弁1の汎用性が高くなる。前記弁ケース2は、圧縮スプリング5を収容するスプリング収容穴14と、スプリング収容穴14の一端に連通すると共に弁体4Aを可動に収容する弁体収容穴13とを備えているため、エア通路開閉弁1を製作する上で有利である。
前記弁ケース2は、検知用エア通路3の一端部の第1ポート3aと、検知用エア通路3の他端部の第2ポート3dと、閉弁機構6の流体圧導入孔6aとが形成されたポート形成部材2bを備えているため、第1,第2ポート3a,3dと流体圧導入孔6aを能率的に機械加工できるから、エア通路開閉弁1を製作する上で有利である。
本発明を適用したエア通路開閉弁付きパイロット式チェック弁100と、このパイロット式チェック弁100を組み込んだワークパレット30及びその周辺装置について説明する。図5に示すように、ワークパレット30は、ワークWをクランプする為の1又は複数のクランプ装置31と、エア通路開閉弁付きパイロット式チェック弁100とを有する。
図5は、ワークパレット30にワークWを着脱するワーク準備ステーションに、ワークパレット30をセットした状態を示す図である。図6は、ワークに機械加工を施すワーク加工ステーションに、ワークパレット30をセットした状態を示す図である。尚、本実施例において、クランプ装置31のクランプ油室31a(図12、図13参照)のクランプ用油圧が「監視対象の流体圧」に相当するものである。また、「油圧」は「加圧油」を意味する場合がある。
図5に示すように、ワークパレット30は、パレット本体32と、クランプ装置31と、ワーク支持部材33と、エア通路開閉弁付きパイロット式チェック弁100と、エア通路接続用カプラー34と、油圧通路接続用のカプラー35,36と、ワークパレット固定用クランプ装置50の環状係合部材52などを備えている。尚、図5において、PAは加圧エア供給源37から供給される加圧エアを示し、CLは油圧供給源39から供給されるクランプ用油圧を示し、UCLは油圧供給源39から供給されるアンクランプ用油圧を示す。
前記クランプ装置31は、油圧シリンダで昇降駆動される出力部材31aと、この出力部材31aの上端部に固定されたクランプアーム31bと、出力部材31aの昇降時に出力部材31aを90°旋回させる旋回機構(図示略)を備えている。尚、クランプ装置31としては種々のクランプ装置を採用することができる。
ワーク準備ステーションにおいて、ワークパレット30はベース部材41の上に載置され、複数のワークパレット固定用クランプ装置50により固定される。このクランプ装置50は、ベース部材41に装備されたクランプ機構51と、ワークパレット30に装備された環状係合部材52を有する。ベース部材41には、加圧エア通路42及びそのカプラー43と、クランプ用油路44及びそのカプラー45と、アンクランプ用油路46及びそのカプラー47とが設けられている。
ベース部材41上のクランプ機構51は、クランプ本体53と、クランプ本体53のシリンダ孔に昇降可能に装着されたピストン部54aとこのピストン部54aから上方へ延びる出力ロッド54bとを含む出力部材54と、ピストン部54aの下側に形成されたアンクランプ油室55と、ピストン部54aの上側の環状収容室に圧縮状態で収容された皿バネ積層体56と、ボールロック機構57と、環状係合部材52を水平方向に位置決めする水平方向位置決め機構58と、環状係合部材52を着座させる着座面59(クランプ本体53の上端に形成されている)と、クリーニング用加圧エアを供給するエア通路60(これは加圧エア供給源37に接続されている)と、着座検知用の加圧エアのエア通路61と、油圧供給源39に接続された油圧通路62などを備えている。
ボールロック機構57は、クランプ本体53の筒状部53aの上部に形成した複数の水平な保持穴に装着された複数の鋼球63と、複数の鋼球63に対応するように出力ロッド54bに形成された複数の係合凹部64とを備えている。環状係合部材52は、その中央穴の上端の外周近傍部に形成された環状テーパ面65などを備えている。ボールロック機構57は、複数の鋼球63で環状テーパ面65を下方へ押圧することで環状係合部材52を固定する。
クランプ装置50において、アンクランプ油室55に供給した油圧で出力部材54を上方移動させ、鋼球63を係合凹部64に部分的に退避させることで、鋼球63が環状テーパ面65に係合しなくなってアンクランプ状態になる。また、アンクランプ油室55の油圧を抜いて皿バネ積層体56の弾性力で出力部材54を下降させると、鋼球63が出力ロッド54bで外側へ押動されて環状テーパ面65に係合し、その環状テーパ面65を下方へ押圧するためクランプ状態になる。
水平方向位置決め機構58は、筒状部53aの下部の外周面に形成された上方程小径化する環状テーパ面58aを備えている。環状係合部材52は、環状テーパ面58aに外嵌して密着するように環状係合部材52に形成された環状弾性壁部58bと、この環状弾性壁部58bの外周側に形成された環状溝58cとを備えている。尚、環状溝58cには、異物侵入防止の為に軟質の弾力性に優れる合成樹脂材料を充填してもよい。
前記のクランプ状態になるとき、環状弾性壁部58bが径拡大方向へ弾性変形して、環状弾性壁部58bが環状テーパ面58aに密着し、環状係合部材52が水平方向へ高精度に位置決めされる。この時、環状係合部材52の下端面が着座面59に密着して鉛直方向に高精度に位置決めされる。
クランプ本体53の着座面59に開口したエアノズル61aには、エア通路42,61を介して加圧エアが供給され、エア通路42は外部エア通路42aを介して加圧エア供給源37に接続され、外部エア通路42aにはエア圧センサ38が接続され、加圧エア供給源37とエア圧センサ38とは制御ユニット40に電気的に接続されている。それ故、エア圧センサ38で検出するエア圧を介してワークパレット30の着座を検知可能である。
ワークパレット30のワーク支持部材33のワーク着座面33aに開口したエアノズル33bには、エア通路42からカプラー43,34とエア通路34aを介して加圧エアが供給され、エア圧センサ38で検出するエア圧を介してワークWの着座を検知可能である。
パイロット式チェック弁100の第1油圧ポート101は、油圧供給源39から油路44と、カプラー45,35と、油路35aを介して油圧を供給/排出可能である。第1油圧ポート101はチェック弁100内の油路を介して第2油圧ポート102へ接続可能であり、第2油圧ポート102は油路35bによりクランプ装置31のクランプ油室31aに接続されている。
チェック弁100のパイロットポート103は油路36aによりクランプ装置31のアンクランプ油室31bに接続され、油路36aは油路36bと、カプラー36,47と、油路46を介して油圧供給源39に接続されている。
前記のように、ワーク準備ステーションにおいて、クランプ装置31をクランプ駆動し、ワークWをクランプした状態で、ベース部材41のクランプ装置50をクランプ解除し、カプラー45,35、47,36、43,34を分離してからワークパレット30を図6に示すワーク加工ステーションのマシニングセンタのテーブル70上に搬送し、テーブル70に装備したクランプ装置50Aによりワークパレット30を固定する。これと同時に、テーブル70のカプラー71にカプラー34を接続する。尚、クランプ装置31のクランプ油室31aに充填した油圧は、パイロット式チェック弁100で遮断されているため、カプラー45,35、47,36を分離しても、クランプ状態を維持することができる。
テーブル70に装備したクランプ装置50Aは、前記クランプ装置50と同様のものであるので説明を省略する。着座面59Aに開口したエアノズル61aAへは加圧エア供給源37Aから外部エア通路72aとエア通路72を介して加圧エアが供給され、外部エア通路72aにはエア圧センサ38Aが接続されており、加圧エア供給源37Aとエア圧センサ38Aは制御ユニット40Aに電気的に接続されている。そのため、エア圧センサ38Aと制御ユニット40Aによりワークパレット30の着座面59Aへの着座を確認することができる。
次に、エア通路開閉弁付きパイロット式チェック弁100について、図7〜図11に基づいて説明する。エア通路開閉弁80は、監視対象の油圧を受圧する弁体84を介して検知用エア通路82を開閉するエア通路開閉弁であり、実施例1のエア通路開閉弁と同様のものであるから、簡単に説明する。
このエア通路開閉弁80は、弁ケース81と、弁ケース81に形成された検知用エア通路82であって、一端部の第1ポート82aに加圧エアが供給されると共に他端部の第2ポート82bが大気開放される検知用エア通路82と、検知用エア通路82の途中部を開閉可能な開閉弁機構83と、開閉弁機構83の弁体84を開弁方向へ付勢する圧縮スプリング85と、クランプ装置31のクランプ油室31aの油圧(監視対象の流体圧)を開閉弁機構83の弁体84に作用させて圧縮スプリング85の付勢力に抗して開閉弁機構83を閉弁可能な閉弁機構86とを備えている。閉弁機構86の油圧導入孔86a(流体圧導入孔)には、クランプ装置31のクランプ油室31aの油圧と同圧力の油圧が導入される。このエア通路開閉弁80では、油圧導入孔86aの油圧が所定圧以上のとき閉弁状態を維持するようになっている。
前記弁ケース81にはネジ部材87aを介して圧縮スプリング85の付勢力を調節可能な付勢力調節機構87が設けられている。弁ケース81は、圧縮スプリング85を収容するスプリング収容穴88と、このスプリング収容穴88の一端に連通すると共に弁体84を左右方向へ可動に収容する弁体収容穴89とを備えている。弁体収容穴89に連通した第1ポート82aと、スプリング収容穴88に連通されて大気開放された第2ポート82bとが形成されている。第1ポート82aは、ワークパレット30内のエア通路34bに連通されている。このエア通路開閉弁80の弁ケース81は、パイロット式チェック弁100の弁ケース104の一端面に当接させた状態で、4本のボルト90により弁ケース104に固定されている。
次に、パイロット式チェック弁100について説明する。
図7〜図11に示すように、パイロット式チェック弁100は、弁ケース104と、弁ケース104内に形成された収容穴105と、この収容穴105に収容されたチェック弁機構106及びパイロット機構107と、補助弁ケース108と、第1油圧ポート101と、第2油圧ポート102と、パイロットポート103とを備えている。チェック弁機構106は、チェック弁ケース109と、弁体110と、この弁体100を閉弁方向へ付勢する圧縮スプリング111とを備えている。弁ケース104は、4本のボルト91によりワークパレット30に固定される。
チェック弁ケース109は、収容凹部109aと、この収容凹部109aの一端側の壁部に形成された中央穴109bと、第1油圧ポート101に連通状に形成され且つ中央穴109bに連通する第1横断油路112と、第2油圧ポート102に連通状に形成され且つ収容凹部109aに連通された第2横断油路113と、中央穴109bの内面側外周部に突出状に形成された環状弁座114とを備えている。第1横断油路112に臨む第1環状フィルター112aと、第2横断油路113に臨む第2環状フィルター113aも装着されている。
弁体110は、合成樹脂製の環状部材で構成された弁面110aと、外周部に形成された複数の通路溝110bとを有する。弁体110は、収容凹部109aに軸心方向へ可動に装着されている。圧縮スプリング111は、補助弁ケース108の凹部108aと弁体110の凹部110cとに圧縮状態に装着されて弁体110を閉弁方向へ付勢している。 凹部108a,110cは、第2横断油路113に連通すると共に油圧導入孔86aに連通し、第2油圧ポート102に連通している。
パイロット機構107は、シリンダ形成部材114と、このシリンダ形成部材114に軸心方向へ可動に装着されたピストン部材115とを有する。ピストン部材115は、ピストン部115aとロッド部115bとを有し、ピストン部115aは、パイロットポート103からパイロット油室107aに導入される油圧を受圧可能に構成されている。ロッド部115bは、ピストン部115aからシリンダ形成部材114の貫通穴114aを貫通してチェック弁機構106の方へ延び、中心穴109bに挿入されている。
パイロットポート103は、油路36aによりクランプ装置31のアンクランプ油室31Bに接続され、このパイロットポート103は、油路36a,36b、カプラー36,47、油路46を介して油圧供給源39に接続されている(図5参照)。
クランプ装置31のクランプ用油室31aに油圧を充填する際には、第1油圧ポート101に油圧が供給され、第1油圧ポート101から第2油圧ポート102を経てクランプ用油室31aに流れ、アンクランプ用油室31bの油圧が排出されるため、図9に示すように、チェック弁機構106が開弁状態になると共にエア通路開閉弁80が閉弁状態になるから、エア圧センサ38と制御ユニット40によりクランプ用油室31aに充填される油圧を監視することができる。
クランプ用油室31aへの油圧の充填が完了すると、図10に示すように、チェック弁機構106が圧縮スプリング111の付勢力で閉弁状態になると共にエア通路開閉弁80が閉弁状態を維持するため、クランプ用油室31aに充填された油圧が所定圧以上であるか否かエア圧センサ38と制御ユニット40により監視することができる。
図10の状態では、クランプ用油室31aに所定の圧力の油圧が封入状態になっているため、ワークWをクランプ状態に維持したまま、カプラー35,45、36,47、34,43を分離することができる。それ故、ワークパレット30をワーク加工ステーションへ搬送して機械加工に供することができる。この機械加工中においても、クランプ用油室31aに所定圧以上の圧力の油圧が保持されている限り、エア通路開閉弁80は閉弁状態を維持するため、エア圧センサ38Aと制御ユニット40Aにより、クランプ用油室31aの油圧を監視することができる。
ワークWの機械加工終了後に、ワークパレット30をワーク準備ステーションに搬送し、クランプ装置31をクランプ解除する際には、アンクランプ用油室31bに油圧を供給するため、パイロットポート103にも油圧が供給され、図11に示すように、パイロット機構107がチェック弁機構106を開弁状態に切換える。そのため、クランプ用油室31aの油圧が第2油圧ポート102からチェック弁機構106を通って第1油圧ポート101へ流れ、油圧供給源39に排出される。
前記のクランプ装置31と、エア通路開閉弁付きパイロット式チェック弁100などの油圧回路は、図12、図13のようになる。図12、図13は、ワークパレット30がワーク準備ステーションにある場合を示す図である。尚、電磁開閉弁39aは、油圧供給源39側に設けられたものであり、制御ユニット40により駆動制御される。図12はクランプ装置31をクランプ解除している状態を示し、図13はクランプ装置31をクランプ状態にした場合を示す。
次に、エア通路開閉弁付きパイロット式チェック弁100の作用、効果について補足説明する。前記エア通路開閉弁80は、前記実施例1のエア通路開閉弁1と同様の作用、効果を奏するため、その説明は省略する。
ワークパレット30にパイロット式チェック弁100を装備したため、クランプ用油室31aに油圧を充填した状態で、カプラー35,45、36,47、34,43を分離することができる。
パイロット式チェック弁100にエア通路開閉弁80を付設したため、クランプ用油室31aに充填した油圧が保持されているか否かをエア通路開閉弁80を介して監視することができる。しかも、ワークパレット30において、共通のエア通路34aからエアノズル33bと、エア通路開閉弁80に加圧エアを供給することができるため、ワークパレット30のエア通路が簡単になる。クランプ装置50のエアノズル61aに対してもエア通路34aが分岐するエア通路42又はエア通路72から加圧エアを供給するため、ワークパレット30とベース部材41とテーブル70に形成するエア通路が簡単になるうえ、共通のエア圧センサ38,38Aの検出信号からクランプ用油室31aの油圧が所定圧以上であることを確認することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
1)エア通路開閉弁1において、圧縮スプリング5として図示のものより小型のスプリングを採用する場合もあり、コイルスプリング以外のスプリングを採用する場合もある。
2)受圧部4cの直径は、図示のものに限定されるものではなく、監視対象の流体圧の大きさ、圧縮スプリング5の弾性力との関係で適宜設定される。
3)開閉弁機構4の代わりに、実施例2のパイロット式チェック弁100に組み込んだポペット弁構造の開閉弁機構を設けてもよく、或いはスプール弁構造の開閉弁機構を設けてもよい。
4)エア通路開閉弁80をワークパレット30の上面に装備したが、ワークパレット30の側面に装備してもよく、ワークパレット30に形成した収容凹部に装備してもよい。
5)エア通路開閉弁80に対しては、独立のエア通路とカプラーを介して加圧エアを供給するように構成してもよい。
6)その他、当業者ならば、前記実施例を部分的に変更して実施することができる。
本発明は、監視対象の流体圧を受圧する弁体を介して検知用エア通路を開閉する種々の用途のエア通路開閉弁を提供する。
1,80 エア通路開閉弁
2,81 弁ケース
2b ポート形成部材
3,82 検知用エア通路
3a,82a 第1ポート
3d,82b 第2ポート
4,83 開閉弁機構
4A,84 弁体
5,85 圧縮スプリング
6,86 閉弁機構
6a, 流体圧導入孔
86a 油圧導入孔
13,89 弁体収容穴
14,88 スプリング収容穴
22,87 付勢力調整機構

Claims (4)

  1. 監視対象の流体圧を受圧する弁体を介して検知用エア通路を開閉するエア通路開閉弁であって、
    弁ケースと、
    前記弁ケースに形成された検知用エア通路であって、一端部に加圧エアが供給されると共に他端部が大気開放される検知用エア通路と、
    前記検知用エア通路の途中部を開閉可能な開閉弁機構と、
    前記開閉弁機構の弁体を開弁方向へ付勢する圧縮スプリングと、
    外部から供給される監視対象の流体圧を前記開閉弁機構の弁体に作用させて前記圧縮スプリングの付勢力に抗して前記開閉弁機構を閉弁可能な閉弁機構とを備えたことを特徴とするエア通路開閉弁。
  2. 前記弁ケースに前記圧縮スプリングの付勢力を調節可能な付勢力調節機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載のエア通路開閉弁。
  3. 前記弁ケースは、前記圧縮スプリングを収容するスプリング収容穴と、このスプリング収容穴の一端に連通すると共に前記弁体を可動に収容する弁体収容穴とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のエア通路開閉弁。
  4. 前記弁ケースは、前記エア通路の一端部の第1ポートと、前記エア通路の他端部の第2ポートと、前記閉弁機構の流体圧導入孔とが形成されたポート形成部材を備えていることを特徴とする請求項3に記載のエア通路開閉弁。
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