JP6198978B2 - 変圧器 - Google Patents

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Description

本発明は、巻鉄心を用いた変圧器に関する。
世界的な地球温暖化現象が深刻化しており、エネルギーを有効活用して二酸化炭素(CO)の排出量を削減するための技術が強く求められている。ここで、アモルファス箔体は、珪素鋼板と比較して、透磁率(10000〜>1000〜:珪素鋼板)が高く、低鉄損(W10/50=0.1W<1W:珪素鋼板)である。このアモルファス箔体を巻鉄心に用いた変圧器は、珪素鋼板を巻鉄心に用いた変圧器よりも待機電力を大幅に削減することができる。例えば、三相三脚、66kV/25MVAの変圧器で試算すると、珪素鋼板からアモルファス箔体に鉄心の材料を変えることで、74kWの待機電力を削減することができる。
図1は、巻鉄心を用いた三相五脚の変圧器3を示す図である。樹脂でモールドされた筒状のコイル1を三つ並べ、それらの中空部に珪素鋼板またはアモルファス箔体を用いた巻鉄心2が組み込まれている。
図2は、巻鉄心2をコイル1に組み付ける状況を示す図である。珪素鋼板またはアモルファス箔体を積層してリング状にした巻鉄心2の一部を開放し、直線部がコイル1の内部に入るように挿入する。その後、コイル1の下端から突出した巻鉄心の開放部を閉じることで、図1のような変圧器3が組立てられる。現状、巻鉄心には厚さ0.23mm程度の珪素鋼板が広く用いられているが、これを厚さ25μm程度のアモルファス箔体に変えることで、変圧器の効率が大幅に向上できる。
従来は高電圧、大容量(例えば、66kV、25MVA程度)の変圧器については、珪素鋼板の積鉄心を用いてきたが、以上のような背景からアモルファス巻鉄心を用いたいという要求がある。しかし、アモルファス箔体は厚みが薄く脆弱な素材であることから、巻鉄心2が大型化すると、図3に示すように、自重による座屈が生じ自立が不可能となる。
また、図1に示す変圧器3では、コイル1が樹脂モールドされてブロック状になっており、スペーサ5を介して、コイル1が巻鉄心2の自重の一部を受けている。しかし、変圧器が大型化するとコイルの樹脂モールドはできなくなり、巻鉄心2の重量でコイル1が破損する危険が生じる。
このため、国内で生産されているアモルファス変圧器は、三相三脚、6.6kV./2MVAが最大クラスであり、使用する巻鉄心の全質量は2t程度が限界となっている。
そこで、鉄心が大型化した変圧器の性能を維持するためには、自重によって鉄心に加わる応力を低減する必要がある。図4は、アモルファス巻鉄心の一部に圧力を加えた時に、磁束密度に対する鉄損の実測値を示す図である。図の右側に示す、巻鉄心の加圧部(図示のサイズで、加圧部の質量が7.6kg)に矢印方向から圧力を加える。図の左側のグラフが示すように、圧力が増えるに従って、鉄損が大きくなっていくことが理解できる。
また、鉄心に応力が加わると騒音も増えることが、非特許文献1によって知られている。従って、鉄損と騒音の増加を抑制するために、巻鉄心内部の応力を小さくする支持構造が必要となる
ここで、アモルファス巻鉄心の周囲に支持部材を設けた公知例として、特許文献1(特開2013−8808号公報)が挙げられる。この公知例には、コイルにかかる荷重を低減して損傷を防止するために、柵状の支持部材に取り付けた渡し部材によって巻鉄心の上部辺内側を鉛直上向きに支持する構造が開示されているが、巻鉄心の内部応力の低減効果については述べられていない。
そこで、図5に、巻鉄心の上部辺内側の支持の有無による内部応力をシミュレーションにより解析した結果を示す。その解析結果(シミュレーション結果)が示すように、(2)の巻鉄心6および7の上部辺内側をまとめて支持することにより、自重による応力を上下に分散させることが可能となり、(1)の支持なしで自立させた時と比べて内部応力を低減させることができる。
しかしながら、変圧器の性能向上をより一層進めるためには、上記巻鉄心の上部辺内側を支持する支持部材のみならず、更に巻鉄心の内部応力を低減する構造が必要とされている。
なお、アモルファスの巻鉄心を用いた高効率の変圧器を例に挙げて背景技術の説明をしたが、珪素鋼板の巻鉄心でも大型化した際には起立が困難になり、鉄損の増加を抑える支持構造が必要となる点は同じである。
特開2013−8808号公報
Yingying WANG, Other 4 coauthors,Experimental Study of Testing Models for Low Noise Amorphous Alloy Core Power Transformers, 2010 International Conference on Electrical and Control Engineering,pp3725−3728(2010)
本発明が解決しようとする課題は、巻鉄心を用いた変圧器において、大型の巻鉄心の座屈や倒れを防止するためにこの巻鉄心を起立させ、かつ巻鉄心の内部応力を低く抑えて鉄損および騒音の増加を防ぐことである。
本発明に係る変圧器は、電線を巻回して構成した筒状のコイルと、磁性材料を積層してリング状にしコイルの中空部に組み込んだ巻鉄心と、コイルおよび巻鉄心を支持するフレームとを少なくとも備え、巻鉄心を同心状で少なくとも内側および外側に分割した複数のブロックで構成し、フレームと繋がった複数の板状部材によって内側ブロックおよび外側ブロックの各巻鉄心の上部辺内側をそれぞれ別々に鉛直上向きに支持することを最も主要な特徴とする。
本発明によると、巻鉄心を同心の複数のブロックに分けて支持することで、上部支持部の内部応力を低減できる。また、上下の鉄心支持面の位置を調整することで、巻鉄心の内部応力をさらに低減することができる。これにより、大型の巻鉄心を組み込んだ変圧器の高効率化(鉄損の減少)および低騒音化が実現できる。
図1は、巻鉄心を用いた従来の三相五脚の変圧器を示す図である。 図2は、従来の三相五脚の変圧器の巻鉄心の組立工程を示す図である。 図3は、巻鉄心が座屈する様子を示す図である。 図4は、巻鉄心に圧力をかけた時の鉄損の実測結果を示す図である。 図5は、巻鉄心の上部辺内側の支持の有無による内部応力を解析した結果を示す図である。 図6は、ブロック毎に巻鉄心の上部を分割支持した時の内部応力を解析した結果を示す図である。 図7は、巻鉄心の上下支持面の位置関係を説明する図である。 図8は、巻鉄心の上下支持面の寸法設定毎に内部応力を解析した結果を示す図である。 図9は、内側巻鉄心と外側巻鉄心を示す図である。 図10は、内側巻鉄心2ブロック、外側巻鉄心3ブロックおよびコイルを組み合わせた状態を示す図である。 図11は、内側巻鉄心2ブロック、外側巻鉄心3ブロックおよびコイルを組み合わせた状態の断面図である。 図12は、実施例1に係る単相三脚の変圧器の斜視図である。 図13は、実施例1に係る単相三脚の変圧器の三面図である。 図14は、実施例1に係る内側巻鉄心と外側巻鉄心を示す図である。 図15は、実施例1に係る変圧器で用いるフレームを示す図である。 図16は、実施例1に係る変圧器の内側巻鉄心のみをフレームに組み付けた状態を示す。 図17は、実施例2に係る単相三脚の変圧器の斜視図である。 図18は、実施例2に係る変圧器の外側巻鉄心を取り除いた様子の斜視図である。 第19図は、内側および外側巻鉄心をそれぞれ第一および第二の支持板で分割支持する場合の巻鉄心の上下支持面の位置関係を説明する図である。 第20図は、内側および外側巻鉄心に分割した両方の巻鉄心を支持板一箇所で支持する場合の巻鉄心の上下支持面の位置関係を説明する図である。 図21は、実施例3に係る単相三脚の変圧器の斜視図である。 図22は、実施例3に係る単相三脚の変圧器の三面図である。 図23は、実施例3に係る変圧器で用いるフレームを示す図である。 図24は、実施例4に係る単相三脚の変圧器の三面図である。 図25は、実施例5に係る変圧器で用いる第一の支持板および第二の支持板の構造を示す図である。 図26は、実施例5に係る変圧器の支持板構造よる応力低減効果を解析した結果を示す図である。
先ず、本発明の実施形態の基本概念について説明する。
図6は、同心の2ブロックのアモルファス巻鉄心である内側巻鉄心6および外側巻鉄心7の内部応力を、(1)の上部辺内側をまとめて支持する場合、および、(2)の内側巻鉄心6と外側巻鉄心7に分けて上部辺内側それぞれを分割して別々に支持する場合の2つの条件下で、内部応力を解析した結果(シミュレーション結果)を示す図である。
(1)のように、巻鉄心の上部辺内側をまとめて支持する場合でも巻鉄心の上下に応力を分散させることができる。そこで、(2)のように、同心の内側巻鉄心6および外側巻鉄心7の上部辺内側を分割して別々に支持する場合には、巻鉄心上部の内部応力を更に低減することができる。
この結果を踏まえて、本発明は、実施形態として、巻鉄心を同心状の複数のブロックに分割し、フレームと繋がった複数の板状部材によって各ブロックの巻鉄心の上部辺内側を鉛直上向きに支持する構造を採用する。
なお、以下の実施例の説明では、同心状の複数のブロックとして、内側巻鉄心および外側巻鉄心の2段の場合を示しているが、変圧器のサイズ等のスペックに応じて3段以上とすることも可能である。また、巻鉄心の奥行方向についても、以下の実施例では、外側3ブロックおよび内側2ブロックとしているが、勿論この数に拘束されるものではなく、それ以外の組合せであってもよい。
一方、図7は、巻鉄心の上下支持面の位置関係を説明する図である。図7に示すように、自重がかからない状態(巻鉄心を寝かせた状態)で(真ん中の図)、巻鉄心2の上部辺内側位置と下部辺外側位置間の距離をLcとする。また、巻鉄心2を支持なしで起立させた場合に(右図)、巻鉄心2の上部が自重によって変形する量をhとする。支持面については、巻鉄心2の上部辺内側を支持する支持面位置(図7の支持板9の上面位置)とその下部辺外側を支持する支持面位置間の距離をLとする(左図)。
そして、図8は、図7で示した距離L(巻鉄心の上部辺内側を支持する支持面位置と下部辺外側を支持する支持面位置間の距離)をLc(巻鉄心の上部辺内側位置と下部外側辺位置間の距離)より小さい値に設定して、巻鉄心に加わる内部応力を解析した結果(シミュレーション結果)を示す図である。図8では、(1)にL=Lcの場合、(2)〜(4)にL<Lcの3つの場合の各解析結果を示す。LをLcよりわずかに小さくすることは、巻鉄心の内部応力を低減させることが理解できる。この場合、(2)に示すように、L=Lc−h/4に設定することで内部応力は最小となる。ただし、巻鉄心の上部が自重によって変形する量hは、Lcに比べるとわずかの大きさであることから、L<Lcを満足するとしても、LはLcよりわずかに小さい距離となるものである。
この結果を踏まえて、本発明は、更なる実施形態として、上記距離L(巻鉄心の上部辺内側を支持する支持面位置と下部辺外側を支持する支持面位置間の距離)を調整する手段を変圧器に持たせ、この距離Lを上記距離Lc(巻鉄心の上部辺内側を支持する支持面位置と下部辺外側を支持する支持面位置間の距離)よりも小さく設定する(L<Lc)。
次に、単相三脚の変圧器を例にして、本発明に係る実施例1〜5を図9〜図25を用いて順に説明する。各実施例を説明するに当たり、単相三脚の変圧器を構成する巻鉄心およびコイルについて説明する。
図9は、変圧器に用いる内側巻鉄心6と外側巻鉄心7を示す図である。各巻鉄心は、アモルファス箔体や珪素鋼板を積層して型に巻き付け、歪取りのために焼鈍を加えて形成する。
図10は、内側巻鉄心2ブロック、外側巻鉄心3ブロックおよびコイルを組み合わせた状態を示す図である。図10に示すように、内側巻鉄心6を2ブロック、外側巻鉄心7を3ブロック組み合わせて同心の巻鉄心群8を構成する。単相三脚の変圧器では、これを二つ並べて左右の巻鉄心群の直線部を組み合わせた中央部分をコイル1に挿入する。
図11は、図10の面Aにおける断面図を示す図である。左右に並べた2つの巻鉄心群8(鉄心10ブロック分)が組み合わさることで、コイル1内の巻鉄心の断面(図中の斜線部)を円形に近づける。
図12は、本発明の実施例1に係る変圧器の斜視図である。図13は、同変圧器の三面図である。また、図14は、同変圧器の内側巻鉄心6と外側巻鉄心7を示す図である。実施例1の形態の場合、図14に示すように、内側巻鉄心6と外側巻鉄心7を組み合わせた際に、両鉄心の上部辺に隙間が生じるように各々の巻鉄心の寸法を決めておく。
次に、図12および13により、実施例1に係る変圧器の構造を説明する。
内側巻鉄心2ブロックの上部辺内側に第一の支持板12、外側巻鉄心3ブロックの上部辺内側に第二の支持板13をそれぞれ配置する。第一の支持板12で内側巻鉄心6を、第二の支持板13で外側巻鉄心7を、それぞれ鉛直上方に向けて支持する。そして、第一の支持板12および第二の支持板13と繋がったフレーム10によって、1つの巻鉄心群8(鉄心5ブロック分)を鉛直上方に向けて支持することになる。
図15は、巻鉄心群とコイルを除いたフレーム10の斜視図である。第一の支持板12および第二の支持板13の各上部には、内側巻鉄心6および外側巻鉄心7の位置を決めるためのガイド11を設ける(ただし、図15では、第一の支持板12上の後方のガイド2つは隠れて見えない)。
図16は、内側巻鉄心6のみをフレーム10に組み付けた状態を示す図である。図示のように、フレーム10に取り付けた第一の支持板12に内側巻鉄心6の上部辺を載置して取り付ける。この後、その状態から図15に示すように、第二の支持板13を支える棒状部材14を第一の支持板12の上に取り付けた後、その上に第二の支持板13を取り付ける。そして、最後に外側巻鉄心7の上部辺を第二の支持板13に載置して取り付ける。これによって、最終的に、図12に示す構造となる。
以上のように、実施例1では、巻鉄心の自重を第一および第二の支持板で分散して支持することで巻鉄心の内部応力を低減する。これにより、大型の巻鉄心を用いた変圧器の高効率化(鉄損の減少)および低騒音化が実現可能となる。
図17は、本発明の実施例2に係る変圧器の斜視図である。また、図18は、実施例2に係る変圧器の外側巻鉄心を取り除いた様子の斜視図であり、内側巻鉄心6の上方に第二の支持板13を取り付けた様子を示す。基本的には、実施例1と略同じ構造である。異なる点は、第一の支持板12の上に取り付けられ、第二の支持板13を支える棒状部材14が、実施例1(図12)では前方と後方に各1本であるところ、実施例2(図17および図18)では前方と後方に各2本設けている。また、棒状部材14は、前方と後方に各2本で固定されるものではなく、外側巻鉄心の幅(上部辺長さ)に応じてそれ以上の本数としてもよい。
これにより、実施例2では、第二の支持板13を2本以上の棒状部材14により変圧器の設置面に対して平行に強固に固定することができ、巻鉄心に局所的に応力がかかることを防止できる。
ここで、先の図7では巻鉄心の上下支持面の位置関係を説明したが、巻鉄心を内側と外側に分割し、内側巻鉄心6および外側巻鉄心7としてそれぞれを支持板により支持する場合(すなわち、実施例1および実施例2)において、巻鉄心の上下支持面の位置関係ついて説明する。
図19は、内側巻鉄心6および外側巻鉄心7をそれぞれ第一の支持板12および第二の支持板13で分割して別々に支持する場合の上下支持面の位置関係を説明する図である。図19に示すように、自重がかからない状態(巻鉄心を寝かせた状態)で(真ん中の図)、内側巻鉄心6の上部辺内側位置と外側巻鉄心7の下部辺外側位置間の距離をLic、外側巻鉄心7の上部辺内側位置とその下部辺外側位置間の距離をLocとする。また、内側巻鉄心6および外側巻鉄心7を支持なしで起立させた場合に(右図)、内側巻鉄心6の上部が自重によって変形する量をhi、外側巻鉄心7の上部が自重によって変形する量をhoとする。支持面については、内側巻鉄心6の上部辺内側を支持する支持面位置(第一の支持板12の上面位置)と外側巻鉄心7の下部辺外側を支持する支持面位置間の距離をLi、外側巻鉄心7の上部辺内側を支持する支持面位置(第二の支持板13の上面位置)とその下部辺外側を支持する支持面位置間の距離をLoとする(左図)。
上記のような位置関係にあった場合に、先で図7および図8を用いて説明したように、内側巻鉄心6については、LiをLicよりわずかに小さくし(Li<Lic)、外側巻鉄心7についても、LoをLocよりわずかに小さくする(Lo<Loc)。そして、第一の支持板12および第二の支持板13の各設置位置をLiおよびLoに基づいて調整すれば、内側巻鉄心および外側巻鉄心それぞれの内部応力を低減させることができる。
すなわち、実施例1および実施例2において、さらに内部応力を低減することができ、鉄損および騒音の抑制を図ることができる。
第20図は、内側巻鉄心6および外側巻鉄心7に分割した両方の巻鉄心を支持板9一箇所で支持する場合における巻鉄心の上下支持面の位置関係を説明する図である。図20に示すように、自重がかからない状態(巻鉄心を寝かせた状態)で(真ん中の図)、内側巻鉄心6の上部辺内側位置と外側巻鉄心7の下部辺外側位置間の距離をLicとする。また、内側巻鉄心6および外側巻鉄心7を支持なしで起立させた場合に(右図)、内側巻鉄心6の上部が両方の巻鉄心の自重によって変形する量をhiとする。支持面については、内側巻鉄心6の上部辺内側を支持する支持面位置(支持板9の上面位置)と外側巻鉄心7の下部辺外側を支持する支持面位置間の距離をLiとする(左図)。
図21は、本発明の実施例3に係る変圧器の斜視図である。図22は、同変圧器の三面図である。図21に示すように、実施例3では、1つの巻鉄心群8(鉄心5ブロック分)の内、内側巻鉄心6の上部辺内側に対して支持板9を配置し、内側および外側に分割した巻鉄心を一箇所で支持する。そして、支持板9と繋がったフレーム10によって、1つの巻鉄心群8(鉄心5ブロック分)をまとめて鉛直上方に向けて支持することになる。
図23は、巻鉄心群とコイルを除いたフレーム10の斜視図である。支持板9の上部には内側巻鉄心の位置を決めるためのガイド11を設ける。巻鉄心群をフレーム10に組み付ける際には、このガイドに従い内側巻鉄心ブロックの上部辺内側を支持板9に載置する形で組み付け、その後組み付けた内側巻鉄心ブロックの上に外側巻鉄心のブロックを載置する形で組み付ける。
ここで、図21、図22および図23において、図20で定義した距離Liおよび距離Licについて、上記の支持面位置に係わる距離Liを、上記の巻鉄心に係わる距離Licよりわずかに小さくする(Li<Lic)。
これにより、実施例3においても、Li=Licの状態よりも巻鉄心の内部応力を小さくすることができ、鉄損および騒音の抑制を図ることができる。
図24は、本発明の実施例4に係る変圧器の三面図である。実施例4は、先の実施例1〜3に係る変圧器に共通して適用可能である。図24は、実施例1に係る変圧器に適用した例を示している。
図示のように、少なくとも、フレーム10上面と第一の支持板12下面との間および棒状部材14上面と第二の支持板13下面との間、いずれかにスペーサ15を挿入して、巻鉄心の上部辺内側を支持する第一および第二の支持板12および13の高さ方向の位置を変更可能にする。
また、ベース4上面と外側巻鉄心7の下部辺外面との間にスペーサ15を挿入して外側巻鉄心7の下部辺外側面がスペーサ15に接触する高さ方向の位置を変更可能にしてもよい。
そしてまた、この高さ方向の位置を変更するために、棒状部材14およびフレーム10の支柱16にネジを切り、ナットを締め込んだ位置でもって、支持板12および13との接触位置(=支持板12および13の高さ方向の位置)を調整可能とすることもできる。
この実施例4に係る構造により、先の実施例3と同様に、上記の支持面位置に係わる距離Lを上記の巻鉄心に係わる距離Lcよりもわずかに小さく設定し、L=Lcの状態よりも巻鉄心の内部応力を小さくすることができる。
実施例5は、巻鉄心の支持板構造に工夫を施したものである。図25は、内側巻鉄心用の第一の支持板12および外側巻鉄心用の第二の支持板13の構造を示す図である。
先の実施例1〜4において、巻鉄心の上面内側を支持する支持板9(実施例3、図25には図示せず)、支持板12および13(実施例1または2、図25に実施例1の場合を図示)が、巻鉄心の内側角部と接触する部位(図25に示す、支持板12および13の斜線部)に、巻鉄心の内側Rの大きさRc(図7に図示)より大きいR加工Rp(Rp>Rc)を施す。
図26は、実施例5の支持板構造による応力低減効果を解析した結果(シミュレーション結果)を示す図である。(2)のRp>Rcの場合は、(1)のRp=Rcの場合よりも応力が低減されることが理解できる。
これにより、実施例5では、巻鉄心上部の角部に応力が集中するのを防ぎ、鉄損および騒音の増加を防止できる。
以上述べたように、本発明では、変圧器を構成するコイルを破損させることなく大型で質量の大きな巻鉄心を起立させることができ、かつ巻鉄心の内部応力を低く抑えることできる。これにより、鉄損および騒音を抑制し、効率が高く低騒音の変圧器を実現することが可能である。
また、以上では、本発明の実施形態の説明として、アモルファスの巻鉄心を用いた変圧器について示したが、本発明を珪素鋼板の巻鉄心を用いた変圧器に適用してもよいことは言うに及ばない。
そしてまた、本発明の実施形態の説明では、単相三脚の変圧器を取り上げたが、コイルの数を1から3に、巻鉄心群の数を2から4に増やした三相五脚の変圧器、また、コイルの数を1から3に、巻鉄心群の数を2から3に増やした三相三脚の変圧器でも、同様の構造を取ることができる。
1 コイル、2 巻鉄心、3 変圧器、4 ベース、5 スペーサ、6 内側巻鉄心、7 外側巻鉄心、8 同心の巻鉄心群、9 支持板、10 フレーム、11 ガイド、12 第一の支持板、13 第二の支持板、14 棒状部材、15 スペーサ(高さ方向位置調整用)、16 フレーム10の支柱

Claims (15)

  1. 電線を巻回して構成した筒状のコイルと、
    磁性材料を積層してリング状にして前記コイルの中空部に組み込んだ巻鉄心と、
    前記コイルおよび前記巻鉄心を支持するフレームと、を少なくとも備え、
    前記巻鉄心の内側を貫通し、前記フレームの鉛直上側に配置された鉄心支持部材を有し、
    前記巻鉄心は、同心状で内側ブロックと外側ブロックとに分割されており、
    前記鉄心支持部材は、前記内側ブロックの上部辺内側を鉛直上向きに支持する内側ブロック支持部と、前記外側ブロックの上部辺内側を鉛直上向きに支持する外側ブロック支持部と、前記内側ブロック支持部の鉛直上側に配置された前記外側ブロック支持部を支持する支持部材と、から構成される
    ことを特徴とする変圧器。
  2. 請求項1に記載の変圧器であって、
    前記内側ブロックの上部辺内側を支持する前記内側ブロック支持部の内側ブロック支持面と前記外側ブロックの下部辺外側の設置面との距離が、前記内側ブロックに鉛直方向に自重が加わらない状態における前記内側ブロックの上部辺内側と前記外側ブロックの下部辺外側との距離よりも小さい
    ことを特徴とする変圧器。
  3. 請求項1に記載の変圧器であって、
    前記外側ブロックの上部辺内側を支持する前記外側ブロック支持部の外側ブロック支持面と前記外側ブロックの下部辺外側の設置面との距離が、前記外側ブロックに鉛直方向に自重が加わらない状態における前記外側ブロックの上部辺内側と前記外側ブロックの下部辺外側と
    の距離よりも小さい
    ことを特徴とする変圧器。
  4. 請求項1に記載の変圧器であって、
    前記内側ブロックの上部辺内側を支持する前記内側ブロック支持部の内側ブロック支持面と前記外側ブロックの下部辺外側の設置面との距離が、前記内側ブロックに鉛直方向に自重が加わらない状態における前記内側ブロックの上部辺内側と前記外側ブロックの下部辺外側との距離よりも小さく、かつ、前記外側ブロックの上部辺内側を支持する前記外側ブロック支持部の外側ブロック支持面と前記外側ブロックの下部辺外側の設置面との距離が、前記外側ブロックに鉛直方向に自重が加わらない状態における前記外側ブロックの上部辺内側と前記外側ブロックの下部辺外側との距離よりも小さい
    ことを特徴とする変圧器。
  5. 請求項4に記載の変圧器であって、
    前記内側ブロック支持面または前記外側ブロック支持面と前記外側ブロックの下部辺外側の設置面との距離を調整する手段を、前記フレーム、前記内側ブロック支持部、前記支持部材、または前記巻鉄心を載置する当該変圧器のベース、のいずれかに設けた
    ことを特徴とする変圧器。
  6. 請求項5に記載の変圧器であって、
    前記調整する手段は、スペーサの挿入またはねじ切りに対するナットの締め込みにより調整すること
    ことを特徴とする変圧器。
  7. 請求項1に記載の変圧器であって、
    前記外側ブロック支持部における前記外側ブロックの上部辺内側を支持する面の角部は、前記外側ブロックの上部辺角部内側の形状に対応する形状である
    ことを特徴とする変圧器。
  8. 請求項7に記載の変圧器であって、
    前記対応する形状とは、前記外側ブロックの上部辺角部内側の形状に倣う形状である
    ことを特徴とする変圧器。
  9. 請求項7に記載の変圧器であって、
    前記角部の半径は、前記外側ブロックの上部辺角部内側の半径よりも大きい
    ことを特徴とする変圧器。
  10. 請求項1に記載の変圧器であって、
    前記支持部材は、前記外側ブロックの上部辺長手方向に沿って2本以上の棒状部材で構成され、前記内側ブロック支持部に取り付けられる
    ことを特徴とする変圧器。
  11. 電線を巻回して構成した筒状のコイルと、
    磁性材料を積層してリング状にして前記コイルの中空部に組み込んだ巻鉄心と、
    前記コイルおよび前記巻鉄心を支持するフレームと、を少なくとも備え、
    前記巻鉄心の内側を貫通し、前記フレームの鉛直上側に配置された鉄心支持部材を有し、
    前記巻鉄心は、同心状で第1のブロックと前記第1のブロックよりも外側に配置される第2のブロックとに分割されており、
    前記鉄心支持部材は、前記第1のブロックの上部辺内側を鉛直上向きに支持する第1のブロック支持部と、前記第2のブロックの上部辺内側を鉛直上向きに支持する第2のブロック支持部と、前記第1のブロック支持部の鉛直上側に配置された前記第2のブロック支持部を支持する支持部材と、から構成される
    ことを特徴とする変圧器。
  12. 請求項11に記載の変圧器であって、
    前記第1のブロックの上部辺内側を支持する前記第1のブロック支持部の第1のブロック支持面と前記第2のブロックの下部辺外側の設置面との距離が、前記第1のブロックの側面部を設置させた状態の前記第1のブロックの上部辺内側と前記第2のブロックの下部辺外側との距離よりも小さい
    ことを特徴とする変圧器。
  13. 請求項11に記載の変圧器であって、
    前記第2のブロックの上部辺内側を支持する前記第2のブロック支持部の第2のブロック支持面と前記第2のブロックの下部辺外側の設置面との距離が、前記第2のブロックの側面部を設置させた状態の前記第2のブロックの上部辺内側と前記第2のブロックの下部辺外側との距離よりも小さい
    ことを特徴とする変圧器。
  14. 請求項11に記載の変圧器であって、
    前記第1のブロックの上部辺内側を支持する前記第1のブロック支持部の第1のブロック支持面と前記第2のブロックの下部辺外側の設置面との距離が、前記第1のブロックの側面部を設置させた状態の前記第1のブロックの上部辺内側と前記第2のブロックの下部辺外側との距離よりも小さく、さらに、前記第2のブロックの上部辺内側を支持する前記第2のブロック支持部の第2のブロック支持面と前記第2のブロックの下部辺外側の設置面との距離が、前記第2のブロックの側面部を設置させた状態の前記第2のブロックの上部辺内側と前記第2のブロックの下部辺外側との距離よりも小さい
    ことを特徴とする変圧器。
  15. 請求項11に記載の変圧器であって、
    前記第2のブロック支持部の角部は、前記第2のブロックの上部辺角部内側の形状に倣う形状であって、当該角部の半径は、前記第2のブロックの上部辺角部内側の半径よりも大きい
    ことを特徴とする変圧器。
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