JP6197345B2 - 生体認証装置、生体認証システム、および生体認証方法 - Google Patents

生体認証装置、生体認証システム、および生体認証方法 Download PDF

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Description

本発明は、生体認証装置、生体認証システム、および生体認証方法に関する。
生体認証装置においては、該システムの利用者増加への対応や利用者の対応率向上等を目的として、既存の生体情報に加えて新たな生体情報を追加して利用する場面が増えつつある。このような場面においては、新たに登録される生体情報の入力者が既存の生体情報の登録者と同一人物であることを確認することがセキュリティ上必須である。
新旧の生体情報が同一人物由来であることを保証する従来技術としては、複数回の認証結果に基づいて生体認証装置に新たな生体情報を自動登録する技術や、指紋画像と手のひら画像との位置関係に基づいて2つの生体情報が同一人物由来であることを保証する技術などがある(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2011−123532号公報 特開2012−208682号公報
生体認証装置は、自治体等における個人認証など、多くの利用者が想定される環境においても使用される。このような環境においては、従来技術のように利用者に複数回の認証を行わせることは利便性の面から考えて現実的ではない。
また、生体認証装置において求められるセキュリティの度合は、それぞれの生体認証装置によって異なることが一般的である。したがって、新たな生体情報を登録する際に新旧の生体情報が同一人物由来であることを保証するとき、その保障の確度はセキュリティの度合に応じて変更可能であることが望ましい。しかしながら、従来技術ではそのようなケースが想定されていない。
1つの側面では、本発明は、生体認証装置のセキュリティの度合に応じた確度で新旧の生体情報が同一人物由来であることの確認精度を向上させることができる生体認証装置、生体認証システム、および生体認証方法を提供することを目的とする。
1つの態様では、生体認証装置は、利用者を認証する際に用いられる第1の種類の生体情報と、前記利用者を認証する際に用いられ前記第1の種類とは異なる第2の種類の生体情報を取得する取得部と、前記利用者の前記第1の種類の生体情報と前記利用者の登録データとの照合を行う照合処理部と、前記照合処理部による照合の結果、認証が成功したとき、前記第1の種類の生体情報と前記第2の種類の生体情報とが同一の利用者の生体情報であるか否かを判定するための予め登録された複数の方法のうち、セキュリティの度合に応じて決定される少なくとも1つの方法により、前記取得部により取得された前記第1および前記第2の種類の生体情報とが同一の利用者のものであるか判定を行う判定部と、前記判定部の判定結果に応じて、前記第2の種類の生体情報を登録する登録部と、を備える
新たな生体情報の登録機会が限られた生体認証装置において、該生体認証装置のセキュリティの度合に応じた確度で新旧の生体情報が同一人物由来であることの確認精度を向上させることができる。
(a)は実施例1に係る生体認証装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図であり、(b)は生体センサの模式図である。 生体認証プログラムの実行によって実現される各機能のブロック図である。 追加登録処理の一例を表すフローチャートである。 確認事項リストを取得する際に実行されるフローチャートの一例である。 データベースなどに記憶されている確認事項の一例を表す図である。 (a)は生体センサに対して平行に手のひらをかざした場合の模式図であり、(b)は生体センサによって取得される指紋画像および手のひら静脈画像を表す図である。 (a)は手のひらを離した場合の模式図であり、(b)は生体センサによって取得される指紋画像および手のひら静脈画像を表す図である。 (a)は人差指離した場合の模式図であり、(b)は生体センサによって取得される指紋画像および手のひら静脈画像を表す図である。 作成された手の傾きと指紋画像の面積の関連性のテーブルである。 指のつけねから指紋中心位置までの距離を表す図である。 実施例2に係る生体認証装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。 実施例2に係る生体認証プログラムの実行によって実現される各機能のブロック図である。 実施例2に係る追加登録処理の一例を表すフローチャートである。 確認事項を実施する際に実行されるフローチャートの一例を表す図である。 確認事項を実施する際に実行されるフローチャートの一例を表す図である。 ランダムコードを用いる例を説明するための図である。 実施例3に係る生体認証プログラムの実行によって実現される機能ブロック図である。 確認事項リスト取得処理の際に実行されるフローチャートである。 確認事項候補の例である。 実施例1の生体認証装置を生体認証システムで実現する例である。 図20の生体認証システムのハードウェア構成図である。 実施例2の生体認証装置を生体認証システムで実現する例である。 図22の生体認証システムハードウェア構成図である。 実施例3の生体認証装置を生体認証システムで実現する例である。
まず、以下の実施例で用いられる用語について説明する。インスタンスとは、認証に用いる生体の単位のことであり、例えば、指、手のひら、顔、目などである。したがって、指と手のひらは、異なるインスタンスである。また、中指と人差し指も異なるインスタンスであり、右目と左目も異なるインスタンスである。モダリティとは、生体特徴の種類のことであり、例えば、指紋、静脈、虹彩、顔形状、手のひら形状などである。したがって、同一の指における指紋および静脈は、異なるモダリティである。
生体情報とは、生体に係る情報のことであり、生体個別の特徴を表す生体特徴などを含む。異なる種類の生体情報とは、モダリティ、インスタンス、取得方法、認証方式のいずれか1つ以上が異なる生体情報のことをいう。モダリティが異なる例として、既存生体情報が指紋で新生体情報が手のひら静脈の場合が挙げられる。また、取得方法が異なる例として、既存生体情報が接触型の指紋センサで取得された中指の指紋で、新生体情報が非接触の指紋センサで取得された人差し指の指紋である場合が挙げられる。さらに、認証方式が異なる例として、既存生体情報が人差し指の指紋で、新生体情報が別の指の指紋であり、両者は同じ指紋センサで取得されるものの、人差し指の指紋を用いた場合の認証方式と別の指の指紋を用いた場合の認証方式が異なる場合が挙げられる。例えば、人差し指と親指、小指は指の幅が大きく異なるため、両者の認証方式が異なる場合がある。また、人差し指と別の指で指紋入力のしやすさに相違があることで、両者の認証方式が異なる場合がある。
以下、図面を参照しつつ、実施例について説明する。
図1(a)は、実施例1に係る生体認証装置100のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。図1(b)は、後述する生体センサ105の模式図である。図1(a)を参照して、生体認証装置100は、CPU101、RAM102、記憶装置103、表示装置104、生体センサ105、通信部106、属性情報取得部107などを備える。これらの各機器は、バスなどによって接続されている。
CPU(Central Processing Unit)101は、中央演算処理装置である。CPU101は、1以上のコアを含む。RAM(Random Access Memory)102は、CPU101が実行するプログラム、CPU101が処理するデータなどを一時的に記憶する揮発性メモリである。
記憶装置103は、不揮発性記憶装置である。記憶装置103として、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどのソリッド・ステート・ドライブ(SSD)、ハードディスクドライブに駆動されるハードディスクなどを用いることができる。本実施例に係る生体認証プログラムは、記憶装置103に記憶されている。表示装置104は、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスパネル等であり、後述する追加登録処理の結果などを表示する。
生体センサ105は、ユーザの生体情報を検出するセンサであり、異なる複数種類の生体情報を検出する。本実施例においては、生体センサ105は、複数の指の指紋画像を既存生体情報として取得するとともに、手のひら静脈画像を新生体情報として取得する。すなわち、生体センサ105は、複数の指および手のひらという異なるインスタンスを対象とし、指紋および静脈という異なるモダリティを取得する。
図1(b)を参照して、生体センサ105は、既存生体情報取得部108および新生体情報取得部109を備える。既存生体情報取得部108は、光学式センサ、静電容量センサなどであり、2本以上の指の指紋画像を取得する。既存生体情報取得部108として、接触型と非接触型のどちらも使用可能である。本実施例においては、既存生体情報取得部108は、人差し指、中指、および薬指の3指の指紋を取得する。新生体情報取得部109は、一例として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラなどである。新生体情報取得部109は、近赤外線を利用することによって、手のひら静脈画像を取得する。
なお、既存生体情報取得部108および新生体情報取得部109は、同一人物の生体情報を安定的に抽出するために、互いに固定して配置されることが望ましい。また、既存生体情報および新生体情報が同時に取得可能であることが望ましい。例えば、既存生体情報取得部108および新生体情報取得部109は、所定の距離L内に固定して配置され、指紋画像および手のひら静脈画像を同時に取得可能であることが望ましい。距離Lは、例えば、一般的な手のひらの大きさ内におさまる数cmから10cm程度である。
通信部106は、例えば、LAN(Local Area Network)などへの接続インタフェースである。属性情報取得部107は、キーボード、マウスなどの入力機器であり、例えば、利用者を識別するためのIDなどを入力するための装置である。
記憶装置103に記憶されている生体認証プログラムは、実行可能にRAM102に展開される。CPU101は、RAM102に展開された生体認証プログラムを実行する。それにより、生体認証装置100による各処理が実行される。生体認証プログラムが実行されることによって、登録処理、照合処理、追加登録処理などが実行される。
登録処理は、各利用者に関連づけて、生体センサ105が取得した既存生体情報をデータベースなどに登録する処理である。照合処理は、生体センサ105によって取得された利用者の生体情報と登録された生体情報との類似度等がしきい値以上であれば当該利用者が登録された利用者と同一人物であると判定する処理である。追加登録処理は、既存生体情報が登録されている利用者の新生体情報を当該利用者と関連付けて追加登録する処理である。
例えば、追加登録処理は、利用者数の増大へ対応する場合が挙げられる。生体認証装置の利用者数は増大傾向にあり、以前よりも高い認証精度が求められている。これを解決するために、既存生体情報に新生体情報を追加して利用することで、認証精度を向上させる場合がある。次に、二重登録チェック機能を追加する場合が挙げられる。生体認証装置の利用者が二重に登録されていないかを確認する二重登録チェックを実施するためには、各利用者の登録データを他の全ての登録データと照合して確認する1:N認証が必要となる。一般的に、1:N認証を実施するためには、識別情報に対応づけられた登録データ1つと入力された照合データとを1対1で照合させて認証する1:1認証よりも高い認証精度が求められる。これを解決するために、新生体情報を追加して利用することで、認証精度を向上させる場合がある。次に、利用者の対応率向上に向けた対策を行う場合が挙げられる。既存生体情報では認証困難な利用者に対して、認証容易な別の新生体情報を追加して利用することで、対応率を向上させる場合などがある。
図2は、生体認証プログラムの実行によって実現される各機能のブロック図である。生体認証プログラムの実行によって、確認事項リスト管理部11、確認事項リスト取得部12、認証データ作成部13、照合処理部14、出力部15、確認事項処理部16、同一人物判定部17、登録データ作成部18、データベース19などが実現される。
(追加登録処理)
図3は、追加登録処理の一例を表すフローチャートである。図3を参照して、まず、管理事項リスト取得部12は、既存生体情報と新生体情報とが同一人物由来の生体情報であることを確認するために実施する確認事項をまとめた確認事項リストを取得する(ステップS1)。
図4は、確認事項リストを取得する際に実行されるフローチャートの一例である。図4を参照して、確認事項リスト管理部11は、実施可能な確認事項を表示装置104に表示させる(ステップS11)。各確認事項は、データベース19などに記憶されている。確認事項リスト取得部12は、セキュリティの高低の度合に応じて決定された確認事項を取得し、確認事項リストを作成する(ステップS12)。以上のステップの実行によって、確認事項が取得される。
図5は、データベース19などに記憶されている確認事項の一例を表す図である。図5を参照して、各確認事項は、既存生体情報と新生体情報とが同一人物の生体情報であることを判定する方法に関連付けられている。また、各確認事項は、生体認証装置100の確認レベルに関連付けられている。確認レベルとは、セキィリティの高低の度合のことである。
取得される確認事項リストは、確認事項を実施する順番を含んでいてもよい。また、確認事項リスト取得部12は、管理者が確認事項を選択する際に、生体認証装置100の確認レベルを満たすような組み合わせのみを取得できるようにしてもよい。例えば、あらかじめ、生体認証装置100か管理者、あるいは生体認証装置100の開発者が、各確認事項にあらかじめ確認レベルを定めておく。管理者が選択した確認事項の確認レベルの和が生体認証装置100の確認レベル以上であれば、確認事項リスト取得部12は、確認レベルを満たす組み合わせであると判定して確認事項リストを取得できるようにする。
再度図3を参照して、次に、属性情報取得部107は、利用者の属性情報を取得する(ステップS2)。属性情報は、例えば、利用者のユーザ名や利用者固有の識別記号などである。次に、既存生体情報取得部108が既存生体情報を、新生体情報取得部109が新生体情報を同時に取得する(ステップS3,S4)。その後、認証データ作成部13は、取得された既存生体情報から認証データを作成する。認証データは、既存生体情報が指紋の場合、例えば、指紋の隆線のパターンやマニューシャの位置情報が挙げられる。
その後、照合処理部14は、認証データとデータベース90に登録されている登録データとの照合処理を行い、照合が成功したか否かを判定する(ステップS5)。この際、属性情報も取得されている場合は、属性情報に対応付けられている登録データのみと認証データとを照合する1:1照合を実施してもよい。照合処理部14の照合処理は、例えば、指紋のパターンマッチング処理、マニューシャマッチング処理などが挙げられる。照合処理の結果として認証データと登録データの1つとが一致すると判定された場合、認証データの利用者があらかじめ登録された正規の利用者であるとする認証成功結果を照合処理部14が出力する。また、認証データと一致する登録データが存在しないと判定された場合、認証データの利用者があらかじめ登録された正規の利用者ではないとする認証失敗を照合処理部14が出力する。
出力部15は、照合処理部14の結果が認証失敗であった場合、認証に失敗した旨を表示装置104に表示させる。その後、新生体情報が追加登録されずに、追加登録処理が終了する(ステップS6)。出力部15は、照合処理部14の結果が認証成功であった場合、認証に成功した旨を表示装置104に表示させる。また、認証成功によりあるアプリケーションを実行可能とするシステムでは、認証成功であった場合、アプリケーションを実行させてもよい。さらに、認証成功によりログインや入退室管理の許可を出すシステムでは、認証成功であった場合、許可を出してもよい。次に、確認事項処理部16は、確認事項リスト取得部12が取得した確認事項リスト内の確認事項の実施を開始する。
以下で、本実施例の確認事項と、当該確認事項を用いて同一人物判定部17が同一人物由来であると判定する方法の例について述べる。本実施例においては、既存生体情報取得部108によって取得される指紋の撮像領域と、新生体情報取得部109によって取得される手のひらの撮像領域との位置関係を利用して、同一人物由来であるか否かを判定する方法について説明する。なお、既存生体情報取得部108と新生体情報取得部109が、それぞれ指紋画像および手のひら静脈画像を連続的に複数枚撮影可能である場合は、その撮影中に複数の姿勢を利用者に指示して、一連の動作で複数の確認事項結果を得てもよい。
確認事項の第1の例として、様々な入力姿勢での変動調査が挙げられる。利用者が生体センサ105に新生体情報と既存生体情報とを入力する際に、確認事項処理部16が、様々な手の姿勢で入力するような指示メッセージを表示装置104に表示させる。利用者はその指示に従って入力する。様々な手の姿勢は、例えば、手のひらを上げた姿勢、ある指を既存生体情報取得部108から離した姿勢などが挙げられる。
図6(a)は、生体センサ105に対して平行に手のひらをかざした場合の模式図である。図6(b)は、この場合に生体センサ105によって取得される指紋画像および手のひら静脈画像を表す図である。一方、図7(a)のように利用者が手のひらを上げた(新生体情報取得部109から離した)姿勢で指紋と手のひら静脈を入力した場合、指紋画像は、図7(b)のように通常よりも面積が小さくなる。また、手のひら静脈画像は、図7(b)のように手首側が小さくなるように映る。あるいは、図8(a)のように人差し指を既存生体情報取得部108から離した姿勢で入力した場合、図8(b)のように、指紋画像は人差し指の部分だけ映らない。また、手のひら静脈画像は、人差し指のみ指の幅が狭くなる。また、手のひら静脈画像がグレースケールの場合、指のつけねの色の輝度値が、他の指のつけねと比較して低くなる。
手のひらを上げた姿勢の場合、同一人物判定部17は、実際に取得された新生体情報から手の傾きを、既存生体情報から指紋面積の割合をそれぞれ算出する。指紋面積の割合は、手の傾きが0°の場合、すなわち通常の入力の場合を1とした際の割合として算出する。次に、同一人物判定部17は、手の傾きに対する指紋面積の割合を、図9のようなあらかじめ作成された手の傾きと指紋画像の面積の関連性のテーブルの値と比較して、所定の閾値以下の差、例えば0.1ほどの差であれば、新生体情報と既存生体情報とが同一人物由来であると判定する。
また、人差し指を既存生体情報取得部108から離した姿勢の場合、同一人物判定部17は、人差し指を上げた際の輝度値を通常の入力の際の人差し指のつけねの輝度値で割った割合を算出する。例えば、指のつけねの輝度値は、指のつけね部分の領域の輝度値の平均値として求められる。また、同一人物判定部17は、人差し指を上げた際の各指の幅を算出する。指紋画像中に人差し指が存在せず、かつ、指のつけねの輝度値の割合が所定の閾値以下、例えば7割以下であり、さらに、人差し指の幅とその他の指の幅との差が所定の閾値以上、例えば1mm上である場合に、同一人物判定部17は、同一人物由来であると判定する。
確認事項の第2の例として、指紋と手のひら静脈との距離の調査が挙げられる。確認事項処理部16は、利用者に複数回、指紋と手のひら静脈を入力する旨の指示を表示装置104に表示させる。確認事項処理部16は、各入力で得られた指紋画像と手のひら静脈画像のペアから、両者の距離を算出する。両者の距離の例としては、図10(a)および図10(b)のような指のつけねから指紋中心位置までの距離が挙げられる。指の長さは、例えば、特開2012−208682号公報などの手法により算出することができる。同一人物判定部17は、各入力で得られた距離にしきい値以上の大きな隔たりがなければ、既存生体情報と新生体情報とが同一人物の生体情報であると判定する。
確認事項の第3の例として、指紋画像と手のひら静脈画像が、利用者の骨格の稼働範囲内の動きにより取得されたかを確認する場合が挙げられる。まず、既存生体情報取得部108または新生体情報取得部109のいずれかを用いて、利用者の手全体の画像を撮影する。次に、指紋画像から、指先の方向を算出する。また、手のひら静脈画像から、センサからの距離、手のひらの傾き、指のつけねの方向を算出する。その後、各情報をもとに、指紋画像と手のひら静脈画像との間の情報を補間して、入力時の手の姿勢を推定する。手の姿勢の推定が、利用者の手全体の画像から推定される手の稼働範囲内の動きで再現可能であると判定されれば、同一手から入力されていると判定する。再現可能であるという判定の例として、手全体の画像と手の姿勢の推定のそれぞれの指の長さや指の幅の差が所定の閾値以内であること、手全体の画像の各指を指のつけねを中心として回転させることで手の姿勢の推定の指の方向に完全に一致することなどが挙げられる。
なお、確認事項リストが複数の確認事項を有する場合、同一人物判定部17は、各確認事項の結果から最終の判定を行う。同一人物判定部17は、全ての確認事項で同一人物由来であると判定したならば、同一人物由来であると最終判定する。また、同一人物判定部17は、どれか1つの確認事項で同一人物由来であると判定されなかった場合は、他の確認事項で同一人物由来であると判定されていても、同一人物由来でないとする最終判定を行ってもよい。この場合、新生体情報が追加登録されずに追加登録処理が終了する(ステップS6)。
再度図3を参照して、同一人物判定部17が同一人物由来であると判定した場合、登録データ作成部18は、新生体情報を用いて登録データを再作成する(ステップS7)。例えば、あらかじめ登録されていた既存生体情報に、新生体情報から抽出した静脈パターンを追加して、新たな登録データを作成する。再作成された登録データは、データベース19内に保存される。
以上の過程により、新生体情報を用いた登録データが追加登録される。なお、ある利用者に関して、新生体情報を用いた登録データが登録された場合、それ以降の利用者の認証処理においては、照合処理部14は新生体情報も利用した照合を行うことが望ましい。また、手のひら静脈を新生体情報として追加する際に、既存生体情報の指紋の指の本数を変更してもよい。この場合、登録データ作成部18が、新たに登録される指の種類と登録データ内であらかじめ登録されている指の種類の対応をとり、同じ指が二重に登録されることを防ぐことが望ましい。新生体情報の追加により、既存生体情報取得部108で取得される既存生体情報に変化が生じる場合がある。その際は、新生体情報と一緒に取得された既存生体情報を用いて、登録データを再作成してもよい。
本実施例によれば、新生体情報の登録機会が限られた生体認証装置において、当該生体認証装置のセキュリティの度合に応じた確度で、既存生体情報と新生体情報とが同一人物由来であることの確認精度を向上させることができる。
図11は、実施例2に係る生体認証装置100aのハードウェア構成を説明するためのブロック図である。生体認証装置100aが図1の生体認証装置100と異なる点は、確認事項用外部装置110がさらに設けられている点である。確認事項用外部装置110は、確認事項を実施するための装置であり、一例としてカメラである。
図12は、実施例2に係る生体認証プログラムの実行によって実現される各機能のブロック図である。図2と異なる点は、外部装置結果取得部20がさらに実現される点である。図13は、本実施例に係る追加登録処理の一例を表すフローチャートである。図13を参照して、図3のフローチャートと異なる点は、既存生体情報を取得した後に新生体情報が取得される点である。その他の処理については、図3のフローチャートと同様である。
外部装置結果取得部20は、既存生体情報取得部108の取得タイミングと、新生体情報取得部109の取得タイミングとに、当該取得シーンをそれぞれ撮像する。同一人物判定部17は、それぞれ撮像された取得シーンを比較して、入力した利用者が同一人物であるかを判定する。同一人物の判定には、例えば、カメラで撮像された画像中に写る利用者の顔を用いた顔認証や、利用者の全身を動画で取得し、利用者が一連の動きで新生体情報と既存生体情報とが入力されていることを時系列に判定する方法を用いてもよい。
本実施例においても、新生体情報の登録機会が限られた生体認証装置において、当該生体認証装置のセキュリティの度合に応じた確度で、既存生体情報と新生体情報とが同一人物由来であることの確認精度を向上させることができる。
(変形例1)
新生体情報取得部109を確認事項用外部装置110として新たに使用し、既存生体情報取得部108を備える装置の近くに設置して、新生体情報と既存生体情報とを同時に取得してもよい。上記の通り、同時に取得すると、理想的な姿勢での入力が困難である場合や、別装置の光源の影響がある場合に、どちらかの生体情報の認証精度が落ちることが想定される。しかしながら、新生体情報と既存生体情報とが同一人物由来のものであることが確認可能な認証精度であれば、実現可能である場合がある。
図14は、変形例1に係る構成において確認事項を実施する際に実行されるフローチャートの一例を表す図である。図14を参照して、既存生体情報取得部108が既存生体情報を取得し(ステップS31)、確認事項用外部装置110として用いる新生体情報取得部109が新生体情報を取得する(ステップS32)。次に、照合処理部14は、既存生体情報と登録データとの照合を行う(ステップS33)。
照合処理部14は、ステップS31で取得した既存生体情報による照合が成功したか否かを判定する(ステップS34)。ステップS34で「No」と判定された場合、同一人物判定部17は、同一人物ではないと判定する(ステップS35)。ステップS34で「Yes」と判定された場合、照合処理部14は、ステップS32で取得した新生体情報と、確認事項開始前に取得した(ステップS24)新生体情報との照合を行う(ステップS36)。照合処理部14は、ステップS36の照合が成功したか否かを判定する(ステップS37)。ステップS37で「No」と判定された場合、同一人物判定部17は、同一人物ではないと判定する(ステップS35)。ステップS37で「Yes」と判定された場合、同一人物判定部17は、同一人物であると判定する(ステップS38)。その後、確認事項が終了する。
本変形例によれば、既存生体情報取得部108および新生体情報取得部109が同時に既存生体情報と新生体情報とを同時に取得することによって、同一人物由来であるか否かを判定することができる。
(変形例2)
新生体情報取得部109を確認事項用外部装置110として新たに使用し、新生体情報取得部109を用いて新生体情報および既存生体情報を取得し、同一人物由来であることの確認に利用してもよい。あるいは、既存生体情報取得部108を確認事項用外部装置110として新たに使用し、既存生体情報取得部108を用いて新生体情報および既存生体情報を取得し、同一人物由来であることの確認に利用してもよい。
図15は、変形例2に係る構成において確認事項を実施する際に実行されるフローチャートの一例を表す図である。図15を参照して、確認事項用外部装置120は、既存生体情報を取得するとともに(ステップS41)、新生体情報を取得する(ステップS42)。例えば、顔を新生体情報、指紋を既存生体情報とした場合、利用者に顔のすぐ横に指を持ってきてもらったうえで、新生体情報として顔画像を撮影するカメラに、顔と同時に指紋も撮影させる。
その際に、顔と指紋が同じ人から入力されていることを示すために、カメラは、ズーム機能を調整しながら利用者を撮影する。利用者の上半身全体が写っている状態から、徐々に顔と指紋付近までズームする。最終的にできる限り指紋が大きく写り、かつ顔の輪郭が見えている位置までズームする。あるいは、上半身全体がカメラで撮影できる位置から、利用者に徐々に近づいてきてもらい、その間の様子をカメラで撮影してもよい。最終的にできる限り指紋が大きく写り、かつ顔の輪郭が見えている位置まで近づいてもらう。
カメラは、所定の間隔で一連の画像を取得し、利用者の上半身の画像から顔の輪郭と指紋が写っている画像までを取得する。カメラで画像を取得する上記所定の間隔は、一連の動作中に他の指の指紋に置き換えることが困難となるように、例えば1秒以下などの短い時間であることが好ましい。
新生体情報取得部109は、画像の中で、指紋領域が最も広い画像から、指紋領域を抽出して、既存生体情報として取得する。また、新生体情報取得部109は、画像の中で顔全体が写っておりかつ顔領域の面積が最大となる画像から、顔領域のみを抽出して、新生体情報として取得する。
同一人物判定部17は、初めに、カメラで取得された画像を用いて、指紋と顔画像が同じ人から入力されていることを確認する。まず、同一人物判定部17は、上半身が写っている画像において、利用者の身体の領域の抽出を行う。手と顔の位置が同一の身体の領域内にあれば、上半身が写っている画像において、顔と指紋が同じ人から入力されていると判定し、処理を続行する。顔と指紋が異なる身体の領域となった画像があったならば、指紋が異なる人から入力されていると判定して、もう一度同じ作業を要求するか、または同一人物判定処理を終了する。
次に、同一人物判定部17は、カメラで撮影された全ての画像で、指紋と顔の輪郭との最短距離で変動が所定の数値未満であれば、全ての画像において、顔と指紋が同じ人から入力されていると判定し、処理を続行する。上記変動が所定の数値以上である画像があったならば、異なる人から入力されていると判定し、もう一度始めから同じ作業を要求するか、または確認事項の実施を終了する。上記所定の数値は、例えば10cm程度に設定してもよい。
次に、照合処理部14は、既存生体情報と登録データとの照合を行う(ステップS43)。照合処理部14は、ステップS41で取得した既存生体情報による照合が成功したか否かを判定する(ステップS44)。ステップS44で「No」と判定された場合、同一人物判定部17は、同一人物ではないと判定する(ステップS45)。ステップS44で「Yes」と判定された場合、照合処理部14は、新生体情報と、確認事項開始前に取得した(ステップS24)新生体情報との照合を行う(ステップS46)。照合処理部14は、ステップS46の照合が成功したか否かを判定する(ステップS47)。ステップS47で「No」と判定された場合、同一人物判定部17は、同一人物ではないと判定する(ステップS45)。ステップS47で「Yes」と判定された場合、同一人物判定部17は、同一人物であると判定する(ステップS48)。その後、確認事項が終了する。
(変形例3)
パルスオキシメータなどの脈拍センサを確認事項用外部装置110として用いてもよい。例えば、新生体情報取得部109が新生体情報を取得する際に、新生体情報が取得されるインスタンスまたはその周辺の脈拍を測定し、既存生体情報が取得される際に既存生体情報が取得されるインスタンスまたはその周辺の脈伯を測定して、両者の脈拍が一致すれば同一人物由来であると判定してもよい。
(変形例4)
ランダムコードの決定、保管、表示する装置を確認事項用外部装置110として用いてもよい。図16を参照して、確認事項用外部装置110は、既存生体情報取得部108に設けられており、ランダムコードを表示する。ランダムコードの表示位置は、新生体情報取得部109の撮像可能範囲内に位置する。既存生体情報取得部108が既存生体情報を取得する際に、確認事項用外部装置110は、ランダムコードを1つ決定して表示する。新生体情報取得部109は、新生体情報と一緒にランダムコードを撮像する。新生体情報と一緒に撮像されたランダムコードと、既存生体情報を取得する際に表示したランダムコードとが一致した場合に、同一人物由来であると判定してもよい。
図17は、実施例3に係る生体認証プログラムの実行によって実現される機能ブロック図である。実施例3に係る生体認証装置100bは、実施例1と同様の装置構成を有する。図17の機能が図2の機能と異なる点は、確認事項候補作成部21が新たに実現される点である。追加登録処理の際に、図3と同様の処理が行われる。ただし、確認事項リスト取得処理の際には、一例として図18のフローチャートが実行される。
確認事項リスト管理部10は、実施可能な確認事項を列挙する(ステップS51)。その後、確認事項候補作成部21は、生体認証装置100bの利用環境に応じて、適切な確認事項のみを抜粋して優先度が高い順に並べた確認事項候補を作成する。確認事項候補を作成するため、生体認証装置100bは、あらかじめ確認事項ごとに、数値が高いほど確認事項の信頼度が高い確認レベル、実施時間、同一人物由来の判定に必要な総データサイズなどを定めておく。
確認事項候補を作成する際に、確認事項候補作成部21は、セキュリティを重視する環境であるならば、実施可能な確認事項を確認レベルの高さが高い順に確認事項を並べた図19のような確認事項候補を作成する。あるいは、確認事項候補作成部21は、利用者人数が多い環境で1人当たりの追加登録時間を最小限に抑える必要がある場合には、実施時間の短い順に確認事項を並べた確認事項候補を作成する。あるいは、利用者人数が多い環境で、保存するデータサイズを最小限に抑える必要がある場合は、同一人物由来の判定に必要な総データサイズが小さい順に確認事項を並べた確認事項候補を作成する。生体認証装置100bが所定の確認レベルを必要とする場合、確認事項候補作成部21は、所定の確認レベルを満たすような確認事項の組み合わせで、確認事項候補を作成してもよい。また、管理者が優先すべき事項を管理者用端末から入力して、確認事項候補の修正を行ってもよい。
確認事項リスト取得部12は、確認事項候補から管理者が選択した確認事項を取得し、確認事項リストを作成する(ステップS53)。以上のステップの実行によって、確認事項が取得される。
本実施例においても、新生体情報の登録機会が限られた生体認証装置において、当該生体認証装置のセキュリティの度合に応じた確度で、既存生体情報と新生体情報とが同一人物由来であることの確認精度を向上させることができる。
(他の例)
上記各実施例においては、各機能が1台の生体認証装置に備わる例について説明したが、それに限られない。例えば、実施例1の各機能は、端末、サーバなどに分散していてもよい。図20は、実施例1の生体認証装置100を複数の端末およびサーバを含む生体認証システムで実現する例である。認証データ作成部13および出力部15は、属性情報取得部107、既存生体情報取得部108および新生体情報取得部109を備える利用者用端末30内に実現されてもよい。確認事項リスト管理部11および確認事項リスト取得部12は、管理者用端末40内に実現されてもよい。照合処理部14は、データベース70を備える認証サーバ60内に実現されてもよい。確認事項処理部16、同一人物判定部17および登録データ作成部18は、属性情報取得部107、既存生体情報取得部108および新生体情報取得部109を備える登録用端末50内に実現されてもよい。
図21は、図20の生体認証システムのハードウェア構成図である。図21を参照して、利用者用端末30は、CPU、RAM、記憶装置、表示装置、生体センサ、通信部、属性情報取得部などを備える。当該生体センサが既存生体情報取得部108および新生体情報取得部109を備える。管理者用端末40は、CPU、RAM、記憶装置、表示装置、通信部などを備える。登録用端末50は、CPU、RAM、記憶装置、表示装置、生体センサ、通信部などを備える。当該生体センサが既存生体情報取得部108および新生体情報取得部109を備える。認証サーバ60は、CPU、RAM、記憶装置、表示装置、通信部などを備える。生体認証プログラムは、いずれか1以上の装置内に記憶され、各装置で実行される。
図22は、実施例2の生体認証装置100aを複数の端末およびサーバを含む生体認証システムで実現する例である。図22を参照して、図20と異なる点は、外部装置結果取得部20が登録用端末50内に実現される点である。図23は、図22の生体認証システムハードウェア構成図である。図23を参照して、図21と異なる点は、確認事項用外部装置110が登録用端末50内に備わっている点である。なお、確認事項用外部装置110は、登録用端末50とはネットワークを介して独立に備わっていてもよい。
図24は、実施例3の生体認証装置100bを複数の端末およびサーバを含む生体認証システムで実現する例である。図24を参照して、図20と異なる点は、確認事項候補作成部21が管理者用端末40内に実現される点である。ハードウェア構成は、図21と同様である。
なお、上記各実施例においては、既存生体情報として指の指紋画像を用い、新生体情報として手のひら静脈画像を用いたが、互いに異なる種類の生体情報を用いればよい。また、上記各実施例において、偽造指紋に対する対策として、例えば、特開2009−238014号公報のような生体が偽造指であるかを判定する技術を用いてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
11 確認事項リスト管理部
12 確認事項リスト取得部
13 認証データ作成部
14 照合処理部
15 出力部
16 確認事項処理部
17 同一人物判定部
18 登録データ作成部
19 データベース
20 外部装置結果取得部
21 確認事項候補作成部
100 生体認証装置
105 生体センサ
107 属性情報取得部
108 既存生体情報取得部
109 新生体情報取得部

Claims (10)

  1. 利用者を認証する際に用いられる第1の種類の生体情報と、前記利用者を認証する際に用いられ前記第1の種類とは異なる第2の種類の生体情報を取得する取得部と、
    前記利用者の前記第1の種類の生体情報と前記利用者の登録データとの照合を行う照合処理部と、
    前記照合処理部による照合の結果、認証が成功したとき、前記第1の種類の生体情報と前記第2の種類の生体情報とが同一の利用者の生体情報であるか否かを判定するための予め登録された複数の方法のうち、セキュリティの度合に応じて決定される少なくとも1つの方法により、前記取得部により取得された前記第1および前記第2の種類の生体情報とが同一の利用者のものであるか判定を行う判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じて、前記第2の種類の生体情報を登録する登録部と、を備えることを特徴とする生体認証装置。
  2. 前記複数の方法は、前記第1の種類の生体情報を取得するための第1の撮像領域と、前記第2の種類の生体情報を取得するための第2の撮像領域との位置関係を利用した方法を含むことを特徴とする請求項1記載の生体認証装置。
  3. 前記複数の方法は、前記取得部が前記第1の種類の生体情報および前記第2の種類の生体情報を取得するシーンの画像を利用した方法を含むことを特徴とする請求項1または2記載の生体認証装置。
  4. 前記複数の方法は、前記取得部が同時に取得した前記第1の種類の生体情報および前記第2の種類の生体情報を利用した方法を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の生体認証装置。
  5. 前記複数の方法は、前記第1の種類の生体情報のインスタンスまたはその周辺の脈拍および前記第2の種類の生体情報のインスタンスまたはその周辺の脈拍を用いた方法を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の生体認証装置。
  6. 前記複数の方法は、前記第1の種類の生体情報を取得する際に表示されたランダムコードと、前記第2の種類の生体情報を取得する際に画像として取得したランダムコードとが一致した場合に同一の利用者であると判定する方法を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の生体認証装置。
  7. 前記第1の種類の生体情報は、指の指紋であり、
    前記第2の種類の生体情報は、手のひら静脈であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の生体認証装置。
  8. 利用者を認証する際に用いられる第1の種類の生体情報と、前記利用者を認証する際に用いられ前記第1の種類とは異なる第2の種類の生体情報を取得し、
    前記利用者の前記第1の種類の生体情報と前記利用者の登録データとの照合を行い、
    前記照合の結果、認証が成功したとき、前記第1の種類の生体情報と前記第2の種類の生体情報とが同一の利用者の生体情報であるか否かを判定するための予め登録された複数の方法のうち、セキュリティの度合に応じて決定される少なくとも1つの方法により、前記第1および前記第2の種類の生体情報とが同一の利用者のものであるか判定し、当該判定結果に応じて前記第2の種類の生体情報を登録する、ことを特徴とする生体認証システム。
  9. 利用者を認証する際に用いられる第1の種類の生体情報と、前記利用者を認証する際に用いられ前記第1の種類とは異なる第2の種類の生体情報を取得し、
    前記利用者の前記第1の種類の生体情報と前記利用者の登録データとの照合を行い、
    前記照合の結果、認証が成功したとき、前記第1の種類の生体情報と前記第2の種類の生体情報とが同一の利用者の生体情報であるか否かを判定するための予め登録された複数の方法のうち、セキュリティの度合に応じて決定される少なくとも1つの方法により、前記第1および前記第2の種類の生体情報とが同一の利用者のものであるか判定し、
    前記判定結果に応じて前記第2の種類の生体情報を登録することを特徴とする生体認証方法。
  10. 前記複数の方法にレベルを関連付けて格納する格納部を備え、
    前記判定部は、決定された前記方法に関連付けられたレベルの和が前記セキュリティの度合以上である場合に当該決定された方法を採用し、前記レベルの和が前記セキュリティの度合未満である場合に当該決定された方法を採用しないことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の生体認証装置。
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