JP6196089B2 - 試薬容器用移し替え容器および分析装置用容器セット - Google Patents

試薬容器用移し替え容器および分析装置用容器セット Download PDF

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Description

本発明は、試薬容器移し替え容器および分析装置用容器セットに関し、特に、液体を収容する収容部を含む試薬容器移し替え容器、および、この試薬容器移し替え容器を備える分析装置用容器セットに関する。
従来、液体を収容する収容部を含む小容量試薬容器などの分析装置用容器が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、開口を備えた試薬容器内に装着される小容量試薬容器が開示されている。この小容量試薬容器は、試薬を収容する収容部を含み、試薬容器の開口を介して試薬容器に挿入可能なように構成されている。この収容部は、試薬容器の底面積よりも小さい底面積を有している。また、試薬容器に収容されている試薬は、収容部に移し替えられ吸引管により分注される。
特開2008−224297号公報
しかしながら、吸引管を用いて小容量試薬容器から試薬を分注する際に、例えばセンサー等の故障や誤動作により吸引管が小容量試薬容器の収容部の底に当接してしまう場合がある。この場合には、例えば吸引管の吸引や鋭利に形成された先端が底部に刺さることにより、吸引管が上昇するに伴って小容量試薬容器が持ち上げられ、小容量試薬容器が試薬容器から抜け出てしまうことがある。そして、持ち上げられた小容量試薬容器が吸引管から外れて落下した場合には、小容量試薬容器内の試薬が散乱するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、移し替えられた試薬を収容した移し替え容器が装着された試薬容器から試薬を分注する際に、吸引管とともに移し替え容器が持ち上げられることを抑制することが可能な試薬容器移し替え容器および分析装置用容器セットを提供することである。
この発明の第1の局面による試薬容器用移し替え容器は、第1開口を有し外周にネジ溝を有する筒状開口部を含む分析装置用の試薬容器に収容された試薬を移し替えて収容し、試薬容器内に、第1開口を介して挿入されて装着される試薬容器用移し替え容器であって、第1開口から試薬容器内に挿入可能であり、試薬容器から移し替えられた試薬を収容するための収容部と、収容部の上から半径方向の外側に向けて設けられた円形状の上面部上面部の外縁から下方に向けて設けられた円筒状の側部、および、側部の内周面に設けられた複数の爪部を有しており、試薬容器の筒状開口部の外周に設けられたネジ溝に複数の爪部が係合することにより収容部を試薬容器に固定可能な固定部と、を備える。
この発明の第1の局面による試薬容器移し替え容器では、上記のように、収容部の外側に設けられ、試薬容器の筒状開口の外周に設けられたネジ溝に係合して収容部を試薬容器に固定可能な固定部を設けることによって、固定部とネジ溝とを係合することにより収容部を試薬容器に確実に固定することができるので、吸引管を用いて試薬容器移し替え容器から液体を分注する際に、例えばセンサー等の故障や誤動作により吸引管が収容部(試薬容器移し替え容器)の底に当接し、例えば吸引管の吸引や鋭利に形成された先端が底部に刺さることにより、吸引管が上昇するに伴って、吸引管とともに試薬容器移し替え容器が持ち上げられることを抑制することができる。その結果、収容部(試薬容器移し替え容器)が試薬容器から抜け出るのを抑制することができるので、試薬容器移し替え容器から液体を分注する際に、試薬容器移し替え容器内の液体が散乱するのを抑制することができる。
上記第1の局面による試薬容器用移し替え容器は、固定部は、ネジ溝に係合する爪部を含む。これにより、試薬容器用移し替え容器の爪部を試薬容器のネジ溝に係合させる簡易な構造により、収容部を試薬容器に固定することができる。
上記第1の局面による試薬容器用移し替え容器において、好ましくは、複数の爪部のうち、少なくとも、1組の爪部は互いに対向するように構成されている。このように構成すれば、互いに対向する1組の爪部により試薬容器のネジ溝を挟み込んだ状態で爪部をネジ溝に係合させることができるので、安定した状態で収容部を試薬容器に固定することができる。
上記第1の局面による試薬容器用移し替え容器において、好ましくは、収容部は、試薬容器の第1開口よりも大きい第2開口を有する有底円筒形状の検体容器の第2開口を介して挿入可能であり、固定部は円筒状を有しており、固定部の側部の下方端部に形成されているとともに内周面を有する円筒状のフランジ部をさらに備え、フランジ部の内周面は、固定部の内径よりも大きい内径を有するとともに検体容器の第2開口の外周に係合するように構成されている。このように構成すれば、固定部とフランジ部とにより、それぞれ、試薬容器と試薬容器とは異なる検体容器とに試薬容器用移し替え容器を固定することができるので、試薬容器および検体容器に試薬容器用移し替え容器を固定する場合でも、試薬容器および検体容器ごとに専用の試薬容器用移し替え容器を設ける必要がない。その結果、ユーザの利便性を向上させることができる。
上記第1の局面による試薬容器移し替え容器において、好ましくは、収容部は、試薬容器の第1開口と略同じ大きさの第2開口を有する有底円筒形状の検体容器の第2開口を介して挿入可能であり、固定部は円筒状を有しており、固定部の内周面は、検体容器の第2開口の外周に係合するように構成されている。このように構成すれば、固定部により、それぞれ、試薬容器と、試薬容器とは異なる検体容器とに試薬容器移し替え容器を固定することができるので、試薬容器および検体容器に試薬容器移し替え容器を固定する場合でも、試薬容器および検体容器ごとに専用の試薬容器移し替え容器を設ける必要がない。その結果、ユーザの利便性をより向上させることができる。
上記第1の局面による試薬容器移し替え容器において、好ましくは、収容部は、固定部により試薬容器に着脱可能な状態で固定される。このように構成すれば、一旦、試薬容器移し替え容器を試薬容器に固定した後、試薬容器移し替え容器を試薬容器から取り外す必要が生じた場合でも、容易に、試薬容器移し替え容器を試薬容器から取り外すことができる。また、一旦、試薬容器移し替え容器を試薬容器に固定した後、試薬容器移し替え容器を試薬容器から取り外すことができるので、容易に、試薬容器移し替え容器と試薬容器とを分別して廃棄することができる。
上記第1の局面による試薬容器移し替え容器において、好ましくは、固定部は、孔部を有し、孔部は、ネジ溝に対する固定部の係合状態を視認可能な位置に配置されている。このように構成すれば、孔部を介して、ネジ溝に対する固定部の係合状態を容易に視認することができる。
上記第1の局面による試薬容器移し替え容器において、好ましくは、収容部は、略円筒形状に形成され、収容部の側面には、収容部の長手方向に沿って延びる複数のリブが形成され、複数のリブは、収容部の底部側の先端部から突出するように形成されている。このように構成すれば、複数のリブにより試薬容器移し替え容器を単体でもテーブルなどの上に安定して配置することができる。
上記第1の局面による試薬容器移し替え容器において、好ましくは、少なくとも固定部は、樹脂製であるとともに、ガラス製の試薬容器に固定可能なように構成されている。このように構成すれば、樹脂により爪部などを有する固定部を容易に形成することができる。また、ガラス製の試薬容器を用いる場合、固定部が樹脂製の試薬容器移し替え容器に対して試薬容器移し替え容器の自重が大きくなるので、試薬容器移し替え容器から液体を分注する際に、吸引管が上昇するに伴って、試薬容器に固定された収容部が試薬容器と共に持ち上げられるのを抑制することができる。
上記第1の局面による試薬容器移し替え容器において、好ましくは、少なくとも収容部は、略透明である。このように構成すれば、液体を収容部に収容した際に、気泡などが混入したか否かを容易に確認することができる。
上記第1の局面による試薬容器移し替え容器において、好ましくは、収容部および固定部が一体成形により形成されている。このように構成すれば、別個に形成した収容部および固定部を一体化して試薬容器移し替え容器を形成する場合とは異なり、部品点数を削減することができる。
また、上記第1の局面による試薬容器用移し替え容器において、好ましくは、分析装置が、試薬を吸引し吐出するための吸引管として先端が鋭利に形成されたピアサーを備える。
この発明の第2の局面による分析装置用容器セットは、第1開口を有し外周にネジ溝を有する筒状開口部を備え、分析に使用される試薬を収容した分析装置用の試薬容器と、試薬容器に収容された試薬を移し替えて収容し、試薬容器の第1開口を介して試薬容器に挿入されて装着される試薬容器用移し替え容器と、を備え、移し替え容器は、第1開口から挿入可能であり、試薬容器から移し替えられた試薬を収容するための収容部と、収容部の上から半径方向の外側に向けて設けられた円形状の上面部上面部の外縁から下方に向けて設けられた円筒状の側部、および、側部の内周面に設けられた係合部を有しており、試薬容器の筒状開口部の外周に設けられたネジ溝に係合部が係合することにより収容部を試薬容器に固定可能な固定部と、を含む。

この発明の第2の局面による分析装置用容器セットでは、上記のように、収容部の外側に設けられ、試薬容器の筒状開口の外周に設けられたネジ溝に係合して収容部を試薬容器に固定可能な固定部を設けることによって、固定部とネジ溝とを係合することにより収容部を試薬容器に確実に固定することができるので、吸引管を用いて移し替え容器から試薬を分注する際に、例えばセンサー等の故障や誤動作により吸引管が収容部(移し替え容器)の底に当接し、例えば吸引管の吸引や鋭利に形成された先端が底部に刺さることにより、吸引管が上昇するに伴って、吸引管とともに移し替え容器が持ち上げられることを抑制することができる。その結果、収容部(移し替え容器)が試薬容器から抜け出るのを抑制することができるので、移し替え容器から分析に使用される試薬を分注する際に、移し替え容器内の分析に使用される試薬が散乱するのを抑制することができる。また、試薬容器の開口の外周に設けられるキャップ装着用のネジ溝を固定部を係合させるための係合部として流用することができるので、専用の容器を設ける必要がない。
上記第2の局面による分析装置用容器セットにおいて、好ましくは、固定部は円筒状を有しており、移し替え容器は、試薬容器の第1開口よりも大きい第2開口を有する有底円筒形状の検体容器に収容された検体を移し替えるために使用可能であり、固定部の収容部の底部側の端部に形成されているとともに内周面を有する円筒状のフランジ部を含み、フランジ部の内周面は、固定部の内径よりも大きい内径を有するとともに検体容器の第2開口の外周に係合するように構成されている。このように構成すれば、固定部とフランジ部とにより、試薬容器と試薬容器とは異なる検体容器とに移し替え容器を固定することができるので、試薬容器および検体容器ごとに専用の移し替え容器を設ける必要がない。その結果、ユーザの利便性を向上させることができる。
本発明によれば、分析装置用容器から液体を分注する際に、吸引管とともに分析装置用容器が持ち上げられることを抑制することができる。
本発明の一実施形態による分析装置用容器および試薬容器を示した斜視図である。 本発明の一実施形態による分析装置用容器を試薬容器に固定した状態を示した斜視図である。 本発明の一実施形態による分析装置用容器を採血管およびラックに取り付けた状態を示した斜視図である。 本発明の一実施形態による分析装置用容器を固定した試薬容器を検体分析装置に配置した状態を示した図である。 図2の800−800線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による分析装置用容器の底面側を示した図である。 本発明の一実施形態による分析装置用容器の側面を示した図である。 本発明の一実施形態による分析装置用容器の上面側を示した図である。 図3の900−900線に沿った断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図9を参照して、本発明の一実施形態による分析装置用容器100の全体構成について説明する。
本発明の一実施形態による分析装置用容器100は、図1および図2に示すように試薬容器200に装着され、分析装置用容器セット300を構成する。また、分析装置用容器100は、ラック250、採血管260および270(図3参照)の各々に装着可能に構成され、これらに装着されて分析装置用容器セット310を構成する。試薬容器200に収容されている試薬は、試薬容器200に装着された分析装置用容器100(後述する収容部1)に移し替えて使用される。また、採血管260および270などに収容されている検体は、ラック250、採血管260および270に装着された分析装置用容器100に移し替えて使用される。また、試薬(検体)が分析装置用容器100に移し替えられた試薬容器200(採血管260など)は、検体分析装置500(図4参照)の所定位置に設置された状態で使用される。本実施形態の検体分析装置500には、試薬として、分析用試料を調製するための試薬の他、コントロール血液や標準試料(キャリブレータ)等も設置されている。
検体分析装置500は、図4に示すように、測定装置510と、測定装置510の前面側に配置された搬送装置520とにより構成されている。測定装置510は、装置本体の筐体500a内に収容されている。
測定装置510は、搬送装置520から供給された検体から調製された試料に対して光学的な測定を行うことにより、検体の成分を分析することが可能なように構成されている。搬送装置520には、採血管260や採血管270を保持させたラック250が設置される。この検体分析装置500では、搬送装置520の採血管260および270(ラック250)に装着された分析装置用容器100から、測定装置510の図示しないキュベット(反応容器)内に検体が分注される。
また、検体分析装置500は、検体および試薬を吸引し吐出する吸引管として先端が鋭利に形成されたピアサーを含む第1分注部512aを備えている。第1分注部512aにより、搬送装置520の搬送路521上の検体吸引位置P1に搬送されたラック250から、採血管260(270)内の分析装置用容器100に収容された検体を吸引し、所定の検体分注位置に配置されたキュベットに検体を分注するように検体分析装置500が構成されている。また、第1分注部512aは、ピアサーにより分注対象の試薬容器200に装着された分析装置用容器100から試薬を吸引し、所定の分注位置に配置されたキュベットに試薬を分注するように構成されている。
また、検体分析装置500は、第1容器セット部511a、第2容器セット部511b、第2分注部512bおよびキュベット移送部513を備えている。第1容器セット部511aには、検体から分析用試料を調製する際に添加される種々の試薬が収容される複数の分析装置用容器100が固定された試薬容器200が設置される。また、第2容器セット部511bには、検体から分析用試料を調製する際に添加される種々の試薬が収容される試薬容器200が設置される。
第2分注部512bは、試薬を分注するピペット(吸引管)を備え、第2容器セット部511bの上方および試薬分注位置P2を含む領域を移動可能に構成されている。第2分注部512bは、ピペットにより分注対象の試薬容器200から試薬を吸引し、試薬分注位置P2に配置されたキュベットに試薬を分注するように構成されている。
キュベット移送部513は、所定の検体分注位置、試薬分注位置P2および検出部(図示せず)などの各部へキュベットを移送する機能を有する。また、検体や試薬が分注されたキュベットは検出部に移送された後、検出部により分析用試料の光学的な測定が行われ、検体の成分が分析される。
次に、分析装置用容器100の構造について詳細に説明する。
分析装置用容器100は、図1および図2に示すように、外周にネジ溝202を有する開口201を備えた試薬容器200内に、開口201を介して(開口201から)挿入可能なように構成されている。そして、分析装置用容器100は、固定部2により試薬容器200に着脱可能に固定されるように構成されている。また、試薬容器200は、ガラスにより形成されている。なお、ネジ溝202は、試薬容器200に装着されるキャップと螺合するために形成されている。
ここで、分析装置用容器100は、図1に示すように、収容部1と、固定部2とを含んでいる。また、収容部1と固定部2とは、一体成形により一体的に形成されている。これにより製造コストを低減することが可能となる。また、分析装置用容器100は、略透明のプラスチックなどの樹脂により形成されている。収容部1は、固定部2の略中央(図6参照)に形成されている。
収容部1は、図1に示すように、第1収容部11と第2収容部12とリブ13とを含んでいる。また、収容部1には、試薬が収容されるように構成されている。また、収容部1は、試薬容器200の底面積よりも小さい底面積を有している。これにより、試薬を試薬容器200から分析装置用容器100(収容部1)に移し替えることにより、試薬の液面(高さ)を高くすることが可能である。たとえば、1mlの試薬が収容部1に収容された場合、液面は収容部1の底部1b(図5参照)から約31mmの高さを有している。一方、1mlの試薬が試薬容器200に収容された場合、液面は収容部1の底部から約5mmの高さを有している。この結果、小容量の試薬であっても試薬のデッドボリュームを低減することが可能である。
第1収容部11は、略円筒形状に形成されている。また、第1収容部11は、図5に示すように、収容部1の開口1a近傍の内径がR1であるように形成されている。また、第1収容部11は、収容部1の底部1b近傍の内径がR2であるように形成されている。すなわち、第1収容部11は、収容部1の底部1b側に向けて先細りになる略円錐台形状の内部空間を有している。
第2収容部12は、略円筒形状に形成されているとともに、下端部が底部1bによって塞がれている。また、第2収容部12は、収容部1の開口1a側の内径がR3であるように形成されている。また、第2収容部12は、収容部1の底部1b近傍の内径がR3であるように形成されている。すなわち、第2収容部12は、略円柱形状の内部空間を有している。
リブ13は、図6に示すように、第2収容部12の側部(図7参照)に4つ設けられている。リブ13は、第2収容部12の長手方向(Z方向)に沿って延びるように第2収容部12(収容部1)の側面(外側面)に形成されている。また、リブ13は、第2収容部12の側面から底部1bの外表面(先端部1c)にわたって延びるように形成されている。4つのリブ13は、収容部1の底部1b側(Z2方向側)から見て、第2収容部12を取り囲むように配置されている。また、4つのリブ13は、互いに、略等間隔だけ隔てて配置されている。言い換えると、4つのリブ13は、それぞれ、収容部1の底部1b側から見て、第2収容部12を中心として略90度ごとに配置されている。また、図7に示すように、4つのリブ13の先端部13aは、それぞれ、収容部1の底部1bの先端部(外表面)1cから長さLだけ下方(Z2方向)に向けて突出する(略同じ突出量Lを有する)ように形成されている。つまり、リブ13ののうち収容部1の底部1b(先端部1c)に形成されている部分が、突出量Lを有している。また、4つのリブ13の先端部13aは、水平面に対し、略平行になるように形成されている。
また、本実施形態では、固定部2は、図6に示すように、爪部21と、孔部22と、フランジ部23とを含んでいる。また、固定部2は、補強リブ24と、ストッパ部25とを含んでいる。固定部2は、収容部1の外側に設けられている。また、固定部2は、図1に示すように、試薬容器200の開口201の外周に設けられたネジ溝202に係合することにより収容部1を試薬容器200に固定可能なように構成されている。また、固定部2は、収容部1の上端部から半径方向の外側に向けて延びる円形状の上面2aと、上面2aの外縁から下方(Z2方向)に向けて延びる側部2bと、側部2bの裏面部分である内周面2c(図5参照)を有している。
爪部21は、図6に示すように、3つの爪部21a〜21cを含んでいる。また、爪部21a〜21cは、平面視において、収容部1から所定間隔だけ離間されて、収容部1を囲むように配置されている。また、爪部21a〜21cは、略水平方向に突出するように形成されている。爪部21a〜21cは、それぞれ、凸形状を有している。また、3つの爪部21a〜21cのうち、爪部21aおよび21cは互いに対向するように構成されている。爪部21a(21b)および21b(21c)は、互いに、略等間隔だけ隔てて配置されている。詳細には、爪部21a(21b)および21b(21c)は、それぞれ、収容部1の底部1b側から見て、収容部1を中心として略90度ごとに配置されている。また、爪部21a〜21cは、それぞれ、試薬容器200のネジ溝202(図1参照)に対応するように、収容部1が延びる方向(Z方向)に対して異なる位置に配置されている。言い換えると、爪部21a〜21cは、それぞれ、試薬容器200のネジ溝202に対応するように、分析装置用容器100が試薬容器200に挿入される方向(Z方向)に対して異なる高さに配置されている。この爪部21a〜21cが試薬容器200のネジ溝202に係合することにより、固定部2(分析装置用容器100)は試薬容器200に固定される。
孔部22は、図8に示すように、3つの孔部22a〜22cを含んでいる。また、孔部22a〜22cは、固定部2の上面2aおよび側面2bに切欠を設けることにより形成されている。3つの孔部22a〜22cは、固定部2に設けられている。また、3つの孔部22a〜22cは、それぞれ、上面2a側から見て、略台形形状を有している。また、3つの孔部22a〜22cは、それぞれ、側面2b側から見て、略矩形形状(図7参照)を有している。孔部22a(22b)および22b(22c)は、互いに、略等間隔だけ隔てて配置されている。詳細には、孔部22a(22b)および22b(22c)は、それぞれ、収容部1の開口1a側(Z1方向側)から見て、収容部1を中心として略90度ごとに配置されている。また、孔部22は、試薬容器200のネジ溝202と爪部21a〜21cとの係合状態を視認可能な位置(図5参照)に配置されている。また、孔部22a〜22cは、それぞれ、平面視において、爪部21a〜21cに対応する(重なる)位置に配置されている。また、孔部22a〜22cは、分析装置用容器100を把持する際の滑り止めとしても機能する。
フランジ部23は、図1に示すように、固定部2の収容部1の底部1b側(図6参照)(Z2方向側)に形成されている。また、フランジ部23は、平面視において、固定部2の縁部2d近傍に形成されている。また、収容部1、固定部2およびフランジ部23は、一体成形により形成されている。また、フランジ部23は、図6に示すように、内周面23aを有する略円筒形状に形成されている。また、フランジ部23は、固定部2の内径R4(爪部21bと爪部21bに対向する固定部の内面との距離)よりも大きい内径R5を有する。また、フランジ部23は試薬容器200とは異なる容器(たとえば、後述する採血管260など)の外周に係合するように構成されている。この点に関しては、後で詳細に説明する。
補強リブ24は、固定部2の内面に複数個(たとえば、5個)形成さている。また、補強リブ24は、それぞれ、収容部1の底部1b側(Z2方向側)から見て、収容部1を中心に放射状に広がるように形成されている。
ストッパ部25は、固定部2の内面に1つ設けられている。ストッパ部25は、分析装置用容器100を試薬容器200に固定(取り付け)する際(図6参照)に、爪部21a〜21cと、試薬容器200のネジ溝202との螺合位置を規制するように構成されている。
ここで、本実施形態では、分析装置用容器100は、図3および図9に示すように、試薬容器200だけでなく、フランジ部261を有する採血管260や採血管260を搭載するラック250にも固定(取り付け)可能なように構成されている。採血管260および270は、ラック250の採血管支持部251の開口250aからラック250(採血管支持部251)に挿入される。
具体的には、固定部2のフランジ部23は、図9に示すように、フランジ部23の内径R5(図6参照)と略同一の外径R5を有する採血管260とラック250とに固定されるように構成されている。詳細には、採血管260の開口260aの外周260b(ラック250の開口250aの外周250b)が外径R5を有しており、この採血管260の開口260aの外周260b(ラック250の開口250aの外周250b)にフランジ部23(内周面23a)が係合される。
また、本実施形態では、固定部2の内周面2cは、採血管260(外周260b)の外径R5よりも小さい外径を有する採血管270の外周270bに係合するように構成されている。具体的には、固定部2は、爪部21bと、固定部2の側部2bのうち爪部21bと対向する対向部2e(図6参照)との間の領域で採血管270に固定されるように構成されている。詳細には、固定部2は、固定部2の対向部2eと、爪部21aおよび21cとの3箇所により、採血管270の開口270aの外周270bに係合する(外周270bを挟み込む)ように構成されている。この場合、採血管270は、収容部1が延びる方向(Z方向)から見て、固定部2の中心C(図6参照)から対向部2e側に偏芯した状態で固定部2と固定される。
上記実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、収容部1の外側に設けられ、試薬容器200の開口201の外周に設けられたネジ溝202に係合することにより収容部1を試薬容器200に固定可能な固定部2を設ける。これにより、固定部2とネジ溝202とを係合させて収容部1を試薬容器200に確実に固定することができるので、吸引管を用いて分析装置用容器100から試薬を分注する際に、例えばセンサー等の故障や誤動作により吸引管が収容部1(分析装置用容器100)の底に当接し、例えば吸引管の吸引や鋭利に形成された先端が底部に刺さることにより、吸引管が上昇するに伴って、吸引管とともに分析装置用容器100が持ち上げられることを抑制することができる。その結果、収容部1(分析装置用容器100)が試薬容器200から抜け出るのを抑制することができるので、分析装置用容器100から試薬を分注する際に、分析装置用容器100内の試薬が散乱するのを抑制することができる。また、試薬容器200の開口201の外周に設けられたキャップ装着用のネジ溝202を固定部2を係合させるための係合部として流用することができるので、専用の容器を設ける必要がない。
また、本実施形態では、上記のように、ネジ溝202に係合する爪部21a〜21cを固定部2に設ける。これにより、分析装置用容器100の爪部21a〜21cを試薬容器200のネジ溝202に係合させる簡易な構造により、収容部1を試薬容器200に固定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、1組の爪部21aおよび21cが互いに対向するように複数の爪部21a〜21cを構成する。これにより、互いに対向する1組の爪部21aおよび21cにより試薬容器200のネジ溝202を挟み込んだ状態で爪部21a〜21cをネジ溝202に係合させることができるので、安定した状態で収容部1を試薬容器200に固定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、採血管260の開口260aを介して挿入可能な収容部1を設けるとともに、固定部2の収容部1の底部1b側に形成されるとともに内周面23aを有するフランジ部23を設け、固定部2の内径R4よりも大きい内径R5を有するとともに試薬容器200とは異なる採血管260の外周260b(ラック250の外周250b)に係合するようにフランジ部23の内周面23aを構成する。これにより、固定部2とフランジ部23とにより、それぞれ、試薬容器200と試薬容器200とは異なる採血管260(ラック250)とに分析装置用容器100を固定することができるので、試薬容器200および採血管260(ラック250)に分析装置用容器100を固定する場合でも、試薬容器200および採血管260(ラック250)ごとに専用の分析装置用容器100を設ける必要がない。その結果、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、採血管270の開口270aを介して挿入可能な収容部1を設けるとともに、採血管270の外周270bに係合するように固定部2の内周面2cを構成する。これにより、固定部2により、それぞれ、試薬容器200および採血管270に分析装置用容器100を固定することができるので、試薬容器200および採血管270に分析装置用容器100を固定する場合でも、試薬容器200および採血管270ごとに専用の分析装置用容器100を設ける必要がない。その結果、ユーザの利便性をより向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、固定部2により試薬容器200に着脱可能な状態で固定されるように収容部1を構成する。これにより、一旦、分析装置用容器100を試薬容器200に固定した後、分析装置用容器100を試薬容器200から取り外す必要が生じた場合でも、容易に、分析装置用容器100を試薬容器200から取り外すことができる。また、一旦、分析装置用容器100を試薬容器200に固定した後、分析装置用容器100を試薬容器200から取り外すことができるので、容易に、分析装置用容器100と試薬容器200とを分別して廃棄することができる。
また、本実施形態では、上記のように、固定部2に孔部22(22a〜22c)を設け、ネジ溝202に対する固定部2の係合状態を視認可能な位置に孔部22(22a〜22c)を配置する。これにより、孔部22(22a〜22c)を介して、ネジ溝202に対する固定部2の係合状態を容易に視認することができる。
また、本実施形態では、上記のように、略円筒形状に収容部1を形成し、収容部1の側面に収容部1の複数のリブ13を形成する。また、収容部1の底部1b側の先端部1cから突出するように複数のリブ13を形成する。これにより、分析装置用容器100を単体でもテーブルなどの上に安定して配置することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ガラス製の試薬容器200に固定可能なように樹脂製の固定部2を構成する。これにより、樹脂により爪部21a〜21cなどを有する固定部2を容易に形成することができる。また、ガラス製の試薬容器200を用いる場合、固定部2が樹脂製の分析装置用容器100に対して分析装置用容器100の自重が大きくなるので、分析装置用容器100から試薬を分注する際に、吸引管が上昇するのに伴って、試薬容器200に固定された収容部1が試薬容器200と共に持ち上げられるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、収容部1を略透明に形成する。これにより、試薬を収容部1に収容した際に、気泡などが混入したか否かを容易に確認することができる。
また、本実施形態では、上記のように、収容部1および固定部2を一体成形する。このように構成すれば、別個に形成した収容部1および固定部2を一体化して分析装置用容器100を形成する場合とは異なり、部品点数を削減することができる。
また、本実施形態では、上記のように、試薬容器200に収容された試薬に加えて、採血管260に収容された検体を移し替えることが可能であり、固定部2の収容部1の底部1b側に形成されるとともに内周面23aを有するフランジ部23を含むように分析装置用容器100を構成する。また、試薬に加えて、検体を収容可能に収容部1を構成し、固定部2の内径R4よりも大きい内径R5を有するとともに採血管260の外周260bに係合するようにフランジ部23の内周面23aを構成する。これにより、固定部2とフランジ部23とにより、試薬容器200と採血管260とに分析装置用容器100を固定することができるので、試薬容器200および採血管260ごとに専用の分析装置用容器を設ける必要がない。その結果、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、収容部のネジ溝と係合する爪部を分析装置用容器の固定部に設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、収容部のネジ溝と係合するネジ溝など、収容部のネジ溝と係合する爪部以外の部材を、分析装置用容器の固定部に設けてもよい。
また、上記実施形態では、3つの爪部を固定部に設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、1つ、2つ、または、4つ以上の爪部が固定部に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、1組の爪部が互いに対向する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、2組以上の爪部が互いに対向していてもよい。
また、上記実施形態では、固定部にフランジ部を設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、固定部にフランジ部を設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、固定部よりも大きい内径を有するフランジ部(第1のフランジ部)を設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、固定部よりも大きい内径を有する第1のフランジ部に加え、固定部および第1のフランジ部より大きい内径を有する第2のフランジ部を設けてもよい。これにより、固定部と第1のフランジ部と第2のフランジ部との各々により、試薬容器と、試薬容器とは異なる検体容器と、試薬容器および検体容器とは異なる他の容器に分析装置用容器を固定することができるので、試薬容器、検体容器および他の容器ごとに専用の分析装置用容器を設ける必要がない。その結果、ユーザの利便性をより向上させることができる。
また、上記実施形態では、分析装置用容器の収容部が、試薬容器に着脱可能に固定される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、分析装置用容器が試薬容器に着脱不可能に固定されていてもよい。
また、上記実施形態では、分析に使用される液体としての試薬または検体を収容部に収容する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、分析に使用される液体であれば、試薬または検体以外の液体を収容部に収容してもよい。
また、上記実施形態では、孔部が、分析装置用容器の固定部に設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、分析装置用容器の固定部に孔部を設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、収容部が略円筒形状である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、収容部が、たとえば、略角柱形状など、略円筒形状以外の形状であってもよい。
また、上記実施形態では、固定部をプラスチックにより形成し、試薬容器をガラスにより形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、固定部をプラスチック以外の材料により形成してもよいし、試薬容器をガラス以外の材料により形成してもよい。
また、上記実施形態では、分析装置用容器が透明である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、分析装置用容器が半透明または有色であってもよい。
1 収容部
1b 底部
1c 先端部
2 固定部
2c 内周面
13 リブ
21、21a〜21c 爪部
22、22a〜22c 孔部
23 フランジ部
23a 内周面
100 分析装置用容器
200 試薬容器
201 開口
202 ネジ溝
250a、250b 開口
250b、270b 外周
270 採血管
300、310 分析装置用容器セット

Claims (13)

  1. 第1開口を有し外周にネジ溝を有する筒状開口部を含む分析装置用の試薬容器に収容された試薬を移し替えて収容し、前記試薬容器内に、前記第1開口を介して挿入されて装着される試薬容器用移し替え容器であって、
    前記第1開口から前記試薬容器内に挿入可能であり、前記試薬容器から移し替えられた前記試薬を収容するための収容部と、
    前記収容部の上から半径方向の外側に向けて設けられた円形状の上面部前記上面部の外縁から下方に向けて設けられた円筒状の側部、および、前記側部の内周面に設けられた複数の爪部を有しており、前記試薬容器の前記筒状開口部の外周に設けられた前記ネジ溝に複数の前記爪部が係合することにより前記収容部を前記試薬容器に固定可能な固定部と、を備える、試薬容器用移し替え容器。
  2. 数の前記爪部のうち、少なくとも、1組の前記爪部は互いに対向するように構成されている、請求項に記載の試薬容器用移し替え容器。
  3. 前記収容部は、前記試薬容器の前記第1開口よりも大きい第2開口を有する有底円筒形状の検体容器の前記第2開口を介して挿入可能であり、
    前記固定部は円筒状を有しており、
    前記固定部の前記側部の下方端部に形成されているとともに内周面を有する円筒状のフランジ部をさらに備え、
    前記フランジ部の内周面は、前記固定部の内径よりも大きい内径を有するとともに前記検体容器の前記第2開口の外周に係合するように構成されている、請求項1または2に記載の試薬容器用移し替え容器。
  4. 前記収容部は、前記試薬容器の前記第1開口と略同じ大きさの第2開口を有する有底円筒形状の検体容器の前記第2開口を介して挿入可能であり、
    前記固定部は円筒状を有しており、
    前記固定部の内周面は、前記検体容器の前記第2開口の外周に係合するように構成されている、請求項1または2に記載の試薬容器用移し替え容器。
  5. 前記収容部は、前記固定部により前記試薬容器に着脱可能な状態で固定される、請求項1〜のいずれか1項に記載の試薬容器用移し替え容器。
  6. 前記固定部は、孔部を有し、
    前記孔部は、前記ネジ溝に対する前記固定部の係合状態を視認可能な位置に配置されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の試薬容器用移し替え容器。
  7. 前記収容部は、略円筒形状に形成され、
    前記収容部の側面には、前記収容部の長手方向に沿って延びる複数のリブが形成され、
    前記複数のリブは、前記収容部の底部側の先端部から突出するように形成されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の試薬容器用移し替え容器。
  8. 少なくとも前記固定部は、樹脂製であるとともに、ガラス製の前記試薬容器に固定可能なように構成されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の試薬容器用移し替え容器。
  9. 少なくとも前記収容部は、略透明である、請求項1〜のいずれか1項に記載の試薬容器用移し替え容器。
  10. 前記収容部および前記固定部が一体成形により形成されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の試薬容器用移し替え容器。
  11. 前記分析装置が、前記試薬を吸引し吐出するための吸引管として先端が鋭利に形成されたピアサーを備える、請求項1〜10のいずれか1項に記載の試薬容器用移し替え容器。
  12. 第1開口を有し外周にネジ溝を有する筒状開口部を備え、分析に使用される試薬を収容した分析装置用の試薬容器と、
    前記試薬容器に収容された前記試薬を移し替えて収容し、前記試薬容器の前記第1開口を介して前記試薬容器に挿入されて装着される試薬容器用移し替え容器と、を備え、
    前記移し替え容器は、
    前記第1開口から挿入可能であり、前記試薬容器から移し替えられた前記試薬を収容するための収容部と、
    前記収容部の上から半径方向の外側に向けて設けられた円形状の上面部前記上面部の外縁から下方に向けて設けられた円筒状の側部、および、前記側部の内周面に設けられた係合部を有しており、前記試薬容器の前記筒状開口部の外周に設けられた前記ネジ溝に前記係合部が係合することにより前記収容部を前記試薬容器に固定可能な固定部と、を含む、分析装置用容器セット。
  13. 前記固定部は円筒状を有しており、
    前記移し替え容器は、前記試薬容器の前記第1開口よりも大きい第2開口を有する有底円筒形状の検体容器に収容された検体を移し替えるために使用可能であり、前記固定部の前記収容部の底部側の端部に形成されているとともに内周面を有する円筒状のフランジ部を含み、
    前記フランジ部の内周面は、前記固定部の内径よりも大きい内径を有するとともに前記検体容器の前記第2開口の外周に係合するように構成されている、請求項12に記載の分析装置用容器セット。
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