JP6195148B2 - 微生物栄養源注入装置 - Google Patents

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Description

本発明は化学物質によって汚染された土壌および地下水を浄化するため、土壌中の微生物を活性化させる栄養源を地中に注入する微生物栄養源注入装置に関するものである。
化学物質によって汚染された土壌および地下水は、人ばかりでなく生物界全体のバランスを崩す問題であり、環境保護的な観点から何らかの対策が必要である。また、汚染された土壌および地下水を放置しておくのは、人の活動領域を制限することに繋がり経済的な観点からも対策が必要である。
従来、化学物質で汚染された土壌および地下水を浄化するためには、石灰法、鉄粉法、土壌掘削置換法、土壌湿気式洗浄法、バイオレメディエーション法など様々な方法が提案されている。土壌および地下水の汚染は、広範囲に広がる場合が多く、土壌そのものを置換するといった方法は、規模および経費が莫大となる。
大規模な工事を必要とせず、原位置で経済的に土壌および地下水を浄化する方法の1つとしては、バイオレメディエーション法が好適であるといわれる。これは、土壌および地下水中の好気性若しくは嫌気性の微生物に汚染物質である化学物質を分解させる方法である。
クロストリジウム属の微生物は嫌気性雰囲気中で、有機物を分解し、酢酸等に分解する。その工程中に水素を放出する。この水素は、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエチレンといった有機塩素系化合物の塩素と置換し、これらの化学物質を浄化することができる。すなわち、嫌気性雰囲気下で発生した水素による還元反応で、有機塩素系化合物を脱塩素化し、化学物質を浄化することができる。
特許文献1には、このような微生物の栄養源の供給方法として、原液のソルビトールを2段階希釈を行い、2000ppmに希釈した栄養源を土中に供給する装置が開示されている。
特開2009−11939号公報(特許第5023850号)
特許文献1で開示された栄養源注入装置は、ソルビトールを主剤とした栄養源を2段階で希釈することで、濃度管理を行いやすくしている。しかしながら、2段階で希釈するため、希釈タンクを用いる。希釈タンク中では、希釈用の水がソルビトールと会合し、貯留状態となる。また、希釈タンク中は、保温状態がよく、好気性微生物の繁殖に好適な雰囲気である。
また、ソルビトールは、微生物にとって、栄養源である。したがって、希釈タンクの中で、希釈されたソルビトールを栄養源として、好気性微生物が爆発的に繁殖することとなる。特に、2000ppmまで希釈される第2の希釈タンクでは、好気性微生物にとって、最適な繁殖条件となる。
このように、好気性微生物が繁殖した栄養源は、溶液中に発生した微生物フロックが希釈タンク中に充満する又は、ポンプや注入管中若しくは注入管の出口に詰まり、注入装置自体にダメージを与えるおそれが高い。特に温暖な地域においては、好気性微生物の繁殖は起こりやすいといった課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みて想到されたものであり、比較的温度の高い地域であっても、栄養源の希釈液中の好気性微生物の繁殖を抑制し、土壌および地下水中に栄養源を供給できる微生物栄養源注入装置を提供するものである。
より具体的に本発明に係る微生物栄養源注入装置は、
原液の栄養源を貯留する原液タンクと、
水を移送する水移送配管と、
前記水移送配管に設けられた1つの移送ポンプと、
前記移送ポンプの下流側の前記水移送配管に設けられた流量計と、
前記原液タンクに接続された原液注入ポンプと、
前記移送ポンプにより送水される前記水移送配管中の前記水と前記原液注入ポンプからの前記原液の栄養源を混合するラインミキサと、
前記ラインミキサの排水口に接続された送液管と、
前記送液管に接続され土壌および地下水を浄化するために掘られた複数の井戸のそれぞれの中に設置された注入管を有し、
前記栄養源は化学物質によって汚染された土壌中の微生物を活性化させるために前記注入管に送られ地中に注入され、
前記送液管に連結された分岐管と、
前記分岐管毎に設けられた切替弁と、
前記切替弁の下流側にそれぞれ接続された前記注入管と、
前記切替弁に接続された制御装置をさらに有し、
前記制御装置は前記ラインミキサにより前記水と混合され希釈された前記栄養源を前記複数の井戸のそれぞれの注入レートに基づき前記切替弁を切り替えながら前記希釈された前記栄養源を前記複数の井戸に順次注入することを特徴とする。
本発明は、複数の井戸に対して1つの移送ポンプを用いて、前記複数の井戸のそれぞれの注入レートに基づき、ポンプを止めることなく、またポンプの送水レートを変更することなく、栄養源を供給することができる。また、原液状態の栄養源を希釈する際に、水と栄養源を直接ラインミキサで撹拌し、そのまま土壌および地下水中に注入する。そのため希釈された栄養源が貯留されることなく、土壌および地下水中に注入される。したがって、微生物フロックによって配管が詰まるといった問題を抑制することができる。
本発明に係る微生物栄養源注入装置の構成を示す図である。 微生物栄養源注入装置の他の態様の構成を示す図である。 図2の微生物栄養源注入装置の処理フローを示す図である。 微生物栄養源注入装置の他の態様の構成を示す図である。
以下本発明に係る微生物栄養源注入装置を説明する。なお、以下の説明は本発明の1実施形態を例示するものであり、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、変更することができる。
(実施の形態1)
図1に本発明に係る微生物栄養源注入装置1の構成を示す。微生物栄養源注入装置1は、原液の栄養源を貯留する原液タンク10と、原液注入ポンプ12と、水の供給源14と、移送ポンプ16と、ラインミキサ18を含む。
原液タンク10は、原液の栄養源を貯留するタンクである。材質は特に限定されない。微生物栄養源注入装置1は浄化すべき場所で設置し、稼働させるので、ポリタンクといった軽量の材質が望ましい。原液タンク10には、内部に貯留した原液の栄養源を排出するための排水口10outが設けられる。排水口10outには、配管22が連結される。
配管22には、原液注入ポンプ12が設けられている。原液注入ポンプ12は、高粘度低流量に対応できるポンプであればよい。特にダイヤフラムポンプが好適に利用できる。ダイヤフラムポンプは、金属等の薄膜を変形させることで、液体を吸入し、排出するポンプで、微小流量を精度よく送り出すことができる。
水の供給源14は、原液を希釈するための水を供給する。水の供給源14は、地下水でもよいし、微生物栄養源注入装置1を設置する場所で確保できる工業用水や水道水であってもよい。図1では、水の供給源14は、水を入れたタンクとして表している。水の供給源14には、水移送配管23が連通されている。
水移送配管23には、移送ポンプ16が設けられる。また、移送ポンプ16の下流には流量計20が設けられてもよい。ここで測定される流量が土壌および地下水中の注入管26への注入量となる。
ラインミキサ18は、第1入水口18aと第2入水口18bを有し、1つの排水口18cを有する。ラインミキサ18は、第1入水口18aと第2入水口18bから投入された液体を混合し、排水口18cから排出する。より具体的には、筒状の筐体の内部にスクリュー状の流路を形成したスタティックラインミキサやベンチュリーオリフィスを利用したもの等が好適に利用できる。
第1入水口18aは配管22で原液注入ポンプ12と連通され、第2入水口18bは、水移送配管23で水の供給源14と連通される。また、排水口18cには、配管24が接続される。なお、配管24は特に送液管24とも呼ぶ。
なお、ここでは、ラインミキサ18には第1入水口18aと第2入水口18bがあるものとして説明を行うが、ラインミキサ18の上流ですでに配管22と水移送配管23が接続されていてもよい。その場合は、ラインミキサ18の入水口は1つである。
以上の構成を有する微生物栄養源注入装置1の動作について説明する。原液タンク10に貯留されている栄養源は、ソルビトール83%、グリセリン14%、非イオン界面活性剤3%、からなる。すなわち、ソルビトールが高濃度で含有される溶液である。これらの材料は原液タンク10中に投入され、原液タンク10中で撹拌される。
原液注入ポンプ12が駆動することで所定量の原液の栄養源が配管22中を移送される。一方、移送ポンプ16が駆動すると所定量の水が水移送配管23中を移送される。原液の栄養源と水は、第1入水口18aと第2入水口18bからそれぞれラインミキサ18中に導入され、ラインミキサ18中で混合される。
このラインミキサ18への栄養源と水の移送量で栄養源の希釈度を決める。
具体的には、ラインミキサ18の排出時に、栄養源が1000ppmになる程度に流量を決める。この濃度は、例えば水を10L/分に対して、栄養源を10mL/分の割合で流すなどすることで、実現することができる。
ラインミキサ18の排水口18cからは、希釈された栄養源が、送液管24を介して、排出され井戸の中に設置された注入管26に送られる。このように本発明の微生物栄養源注入装置1では、原液の栄養源と水を空気に触れることなく希釈し、土壌および地下水中に注入するので、希釈された栄養源に好気性微生物のフロックの発生を抑制することができる。
(実施の形態2)
図2に本実施の形態に係る微生物栄養源注入装置2の構成を示す。実施の形態1で示した微生物栄養源注入装置1と同じ部分については同じ符号を付し、説明は省略する。微生物栄養源注入装置2は、複数の井戸に対して、順に希釈された栄養源を注入する。
浄化すべき土壌および地下水は、地層の状況によって、注入レートに制限を受ける場合がある。例えば、砂礫、砂、粘性土など土質の状態によって透水性が異なる。このような場合は、微生物の栄養源を注入できる注入レートは異なる。また、複数の井戸に対して、1つのポンプを使って注入しなければならない場合もある。土壌および地下水を浄化するために、多くの井戸を掘った場合、井戸の数だけポンプを設置するのは、運搬、コストといった点でできない場合があるからである。
このような場合は、1つのポンプで複数の井戸に栄養源を供給する必要もある。微生物栄養源注入装置2はそのような場合に好適に利用することができる。
以後、井戸は3本あるとして説明を続けるが、3本に限定されるものではなく、複数本であれば、何本であってもよい。また、井戸はそれぞれ井戸A、井戸B、井戸Cとする。微生物栄養源注入装置2は、ラインミキサ18の排水口18cに接続された送液管24から複数の分岐管24a〜24cが設けられる。それぞれの分岐管は別々の井戸A〜Cに配設された注入管26a〜26cに接続される。
各注入管26aから26cの直前の分岐管24a〜24cには、切替弁30a〜30cが設けられる。切替弁30a〜30cには、電磁弁、電動弁など電気信号によって開閉する機能を備えた弁が好適に利用できる。また、各切替弁30a〜30cを制御する制御装置40も設けられる。なお、制御装置40は、移送ポンプ16および原液注入ポンプ12と接続され、それぞれを制御することができる構成としてもよい。
制御装置40には、メモリ41を含む。メモリ41には、各井戸A〜Cに注入すべき時間割が記録されている。時間割とは、どの井戸にどれだけの時間連続して栄養源を供給するかを示す情報である。上述したように、透水性の違いによって決まる注入レートに基づくものであってもよいし、測定されたVOC濃度に基づいて決められたものであってもよい。
例えば、井戸Aおよび井戸Bだけがあるとし、井戸Aは5L/分の注入レートでしか栄養源を注入できず、井戸Bは、15L/分の注入レートで栄養源を注入できるとする。これらの井戸の注入レートの違いは、主として、それぞれの井戸が設けられた透水層の透水性の違いである。または、井戸の深さである場合もある。
この場合、ポンプの送水量を20L/分とすると、井戸Aには、15秒間栄養源を注入し、45秒間待機すれば、注入レート5L/分を実現したことになる。井戸Aが待機状態にある間は、井戸Bに注入すればよい。
また、井戸Bでは、井戸Aから注入が切り替えられた時から、45秒間で1分間の注入レートである15Lが注入されてしまう。そして15秒間待機すれば、井戸Bの注入レートが実現される。
井戸への注入レートが異なると、通常は注入レートの異なるポンプを用意しなければならない。ポンプの送水量を数分毎に変えるのは、容易でないからである。しかし、このように、一定時間毎に注入先を変更することで、ポンプの送水量を一定にしたままで、注入レートが異なる複数の井戸に栄養源を注入することができる。
また、各井戸の透水性がほぼ同じである場合は、同じ時間だけ栄養源を注入してもよい。また、地中のVOCの量に応じて、注入時間に多寡をつけてもよい。いずれの場合にしても、各井戸への注入量は加算され、総注入時間が管理される。
次に微生物栄養源注入装置2の動作について図3の処理フローを用いて説明する。ここでは、先に説明したように、井戸は3つあるとしている。微生物栄養源注入装置2がスタートすると(ステップS100)、初期設定を行う(ステップS102)。初期設定としては、各井戸への時間割のロード、時間変数の初期化といった制御装置40の準備を行うと共に、移送ポンプ16の初期化も行う。移送ポンプ16の初期化とは、移送ポンプ16の送水量が安定するまで、送水先を各井戸に切り替えながら送水するという動作である。このとき、原液注入ポンプ12も稼動させてもよい。
移送ポンプ16の送水量は、予め決められている。これは移送ポンプ16の能力などで決められる。また、ここでは、井戸Aへの総注入時間がTA、井戸Bへの総注入時間がTB、井戸Cへの総注入時間をTCとする。これらの総注入時間は、ポンプの送水量と、各井戸へ供給する栄養源の総量から算出される。
各井戸へ供給する栄養源の総量は、予め井戸中のVOCの含有量を調べておき、その値から予定されるものであってよい。また、それぞれの井戸への連続注入時間(分/回)をta、tb、tcとする。連続注入時間とは、1度の注入で連続注入できる時間である。これらは、各井戸への注入レートおよび井戸の体積、注入レートを満足させるための待機時間によって決められる。
より詳しくは、各井戸において、注入レート以上の送水を行い、なおかつ注入レートを満足させるためには、連続注入時間の間、栄養源を注入した後に待機時間を設ける必要がある。その待機時間は、他の井戸への連続注入時間の合計より短くなければならない。そうしなければ、井戸があふれるか、ポンプを停止しなければならないからである。連続注入時間は、これらの条件を満足し、ポンプを稼動させたまま、各井戸へ順次栄養源を注入できるように設定される。これらの時間は時間割に予め記録されている。
また、時間変数が各井戸毎に設けられる。ここではそれぞれSma、Smb、Smcとする。時間変数とは、各井戸への注入時間を合計した時間を示す。初期化では、各時間変数はゼロに設定される。
制御装置40および移送ポンプ16の初期化が終了したら、井戸Aの時間変数Smaが総注入時間TAより長くなったか否かを判断する(ステップS104)。時間変数Smaが総注入時間TAより長くなければ(ステップS104のN分岐)、井戸Aへの注入を開始する。具体的には、切替弁30aを開き、切替弁30b、30cは閉じる。井戸Aの連続注入時間がtaであるので、制御装置40は、taの時間だけ井戸Aに栄養源を注入する(ステップS106)。
井戸Aへの連続注入時間taが経過したら、制御装置40は、時間変数Smaにtaを加算し、新たなSmaとする(ステップS108)。
時間変数Smaが総注入時間TAより長ければ(ステップS104のY分岐)、井戸Aへの注入は終わったと判断し、ステップS110に移行する。なお、制御装置40内では、終了のフラグを設定するなどして、井戸Aの終了状態を参照可能にしておく。
ステップS110は井戸Bに関する処理である。ここでの処理は、井戸Aでの処理であるステップS104からステップS108と同様の処理を行う。すなわち、次に時間変数Smbと総注入時間TBを比較し(ステップS110)、井戸Bに引き続き注入する必要があると判断したら、井戸Bへ注入を切り替える(ステップS112)。つまり、切替弁30aを閉じ、切替弁30bを開く。なお、切替弁30cは閉じたままである。そして、連続注入時間tbの間栄養源を注入するという処理を行う。時間変数Smbの更新(ステップS114)も井戸A同様に行う。また、これらのステップは井戸Cについても行われる(ステップS116〜S120)。
井戸Aから井戸Cまでのフローが一巡したら、井戸Aから井戸Cまでの全ての注入作業が終了したか否かを判断する(ステップS122)。これは井戸への注入が終了した時点で設けられたフラグなどで参照することができる。全ての井戸について注入が終了していれば(ステップS122のY分岐)、処理を終了し、微生物栄養源注入装置2を停止させる(ステップS124)。注入が終了していなければ(ステップS122のN分岐)、またステップS104に戻る。
以上のように微生物栄養源注入装置2は、複数の井戸に対して、ポンプを止めることなく、またポンプの送水レートを変更することなく、栄養源を供給することができる。
(実施の形態3)
図4に微生物栄養源注入装置3の構成を示す。実施の形態1および2と同じ要素の部分は、同一番号を付し、説明を省略する。微生物栄養源注入装置3は、水の供給源14に、水供給タンク14aを有する。水供給タンク14aは供給される水を一時貯留するタンクである。そして、水供給タンク14a中に、UV照射装置32と塩素投入手段34を有する。なお、UV照射装置32と塩素投入手段34は少なくともいずれか一方があればよい。もちろん、両方備えていてもよい。また、送液管24と注入管26は抗菌性材料を用いる。
栄養源を地中に注入する際には、希釈された栄養源が流れる配管中に好気性微生物が大量に発生する。これらは、特に栄養源が希釈されるラインミキサ18以後の送液管24(分岐管を含む)および注入管26(以後「配管等」と呼ぶ。)、井戸内で発生する。これらの微生物の大量発生は、配管等を詰まらせる原因となるため、好ましくない。
そこで、微生物栄養源注入装置3では、水供給タンク14a内にUV照射装置32を設け、水中の好気性微生物を除去する。また、塩素投入手段34によって塩素を投入することで好気性微生物の発生を抑える。また、好気性微生物が大量に発生する送液管24および注入管26を抗菌性材料で構成する。このような構成にすることで、配管等及び井戸内の微生物の大量発生を抑制することができる。
本発明に係る微生物栄養源注入装置は、バイオレメディエーションを行う際に好適に利用することができる。
1、2、3 微生物栄養源注入装置
10 原液タンク
10out (原液タンクの)排水口
12 原液注入ポンプ
14 水の供給源
14a 水供給タンク
16 移送ポンプ
18 ラインミキサ
18a (ラインミキサの)第1入水口
18b (ラインミキサの)第2入水口
18c (ラインミキサの)排水口
20 流量計
22 配管
23 水移送配管
24 送液管(配管)
24a、24b、24c 分岐管
26、26a、26b、26c 注入管
30a、30b、30c 切替弁
32 UV照射装置
34 塩素投入手段
40 制御装置
41 メモリ

Claims (3)

  1. 原液の栄養源を貯留する原液タンクと、
    水を移送する水移送配管と、
    前記水移送配管に設けられた1つの移送ポンプと、
    前記移送ポンプの下流側の前記水移送配管に設けられた流量計と、
    前記原液タンクに接続された原液注入ポンプと、
    前記移送ポンプにより送水される前記水移送配管中の前記水と前記原液注入ポンプからの前記原液の栄養源を混合するラインミキサと、
    前記ラインミキサの排水口に接続された送液管と、
    前記送液管に接続され土壌および地下水を浄化するために掘られた複数の井戸のそれぞれの中に設置された注入管を有し、
    前記栄養源は化学物質によって汚染された土壌中の微生物を活性化させるために前記注入管に送られ地中に注入され、
    前記送液管に連結された分岐管と、
    前記分岐管毎に設けられた切替弁と、
    前記切替弁の下流側にそれぞれ接続された前記注入管と、
    前記切替弁に接続された制御装置をさらに有し、
    前記制御装置は前記ラインミキサにより前記水と混合され希釈された前記栄養源を前記複数の井戸のそれぞれの注入レートに基づき前記切替弁を切り替えながら前記希釈された前記栄養源を前記複数の井戸に順次注入することを特徴とする微生物栄養源注入装置。
  2. 前記水移送配管が連結された水供給タンクをさらに有し、
    前記水供給タンクには、UV照射装置若しくは塩素投入手段の少なくともいずれかが設けられていることを特徴とする請求項1に記載された微生物栄養源注入装置。
  3. 前記ラインミキサの排水口より下流側の送液管および注入管が抗菌性材料で構成されていることを特徴とする請求項1または2のいずれかの請求項に記載された微生物栄養源注入装置。
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