JP6194334B2 - 映像符号化装置、映像符号化方法及び映像符号化プログラム - Google Patents

映像符号化装置、映像符号化方法及び映像符号化プログラム Download PDF

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Description

本発明は、映像を構成する1枚の画像データを複数のスライスに分割して符号化処理を行う映像符号化装置、映像符号化方法及び映像符号化プログラムに関する。
映像符号化技術は、MPEG−2、MPEG−4、MPEG−4/AVCが多く用いられている。最近では次世代の映像符号化規格であるH.265/HEVC(High Efficiency Video Coding)が策定され、今後普及していくと考えられる。また、近年ではHD(High Definition:1920画素×1080ライン)の4倍の解像度を持つ4K映像(3840画素×2160ライン)や、そのさらに4倍の解像度を持つ8K映像(7680画素×4320ライン)などの超高精細映像が扱われるようになってきている。
このような超高精細・大画面映像の符号化を行うには膨大な演算量が必要となる。また、HEVCをはじめとする映像符号化規格は、符号化対象ブロック周辺の符号化済みブロック情報を用いながら符号化を行うため、逐次処理が必要となる。そのため、超高精細・大画面映像の符号化をリアルタイム(又は、リアルタイムに近い処理時間)で行うためには、ソフトウェアにおいては高速なソフトウェアが、ハードウェアにおいては規模の大きい演算器や高性能なCPUが必要となる。
このような問題に対して、HEVCをはじめとする映像符号化規格では、複数符号化ブロックを1つのシンタックス単位として符号化を行うスライス分割による符号化手法が定められている。これによって大画面映像を複数スライスに分割して並列に符号化を行うことでリアルタイム符号化が可能となる。
しかし、スライス分割符号化はスライスの境界部分で符号化シンタックスが異なるため、原画像には見られなかった境界線が出てしまうことがあるという問題点がある。この問題を解決するために、スライスごとの複雑さを表す指標を算出し、その値に応じて各スライスごとの目標符号量を決定する手法がある(例えば、特許文献1参照)。
なお、本明細書において、画像とは、静止画像、または動画像を構成する1フレーム分の画像のことをいう。また映像とは、動画像と同じ意味であり、一連の画像の集合である。
特開2000−102003号公報
しかしながら、特許文献1に記載の映像符号化装置ではスライス毎の目標符号量設定は適切になるが、スライス内の符号量制御は各スライスで独立に動作するため、上スライスの最下部分と下スライスの最上部分の画質差が生じ、境界線が出てしまう可能性があるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、スライス境界部分の画質劣化を低減することができる映像符号化装置、映像符号化方法及び映像符号化プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、入力した映像を構成する画像を少なくとも2つの水平帯状のスライスに分割し、該スライスそれぞれの符号化手段によって符号化を並列に行う映像符号化装置であって、符号化ブロックラインの符号化終了時に、発生符号量を算出する符号量算出手段と、前記発生符号量を前記スライスの直上のスライスを処理する前記符号化手段へ通知する符号量通知手段と、直下スライスの前記符号化手段から通知された前記発生符号量に対してスケーリング値を乗算することで前記発生符号量を調整する符号量スケーリング手段と、調整後の前記発生符号量と符号化済みブロックの個数に応じて目標符号量を算出する目標符号量算出手段とを備え、前記符号化手段は、前記目標符号量に応じて符号化を行う映像符号化装置である。
本発明の一態様は、前記映像符号化装置であって、前記符号量スケーリング手段は、過去の符号化済みピクチャにおけるスライス境界を跨ぐ2つの符号化ブロックライン符号量の比から前記スケーリング値を算出する。
本発明の一態様は、入力した映像を構成する画像を少なくとも2つの水平帯状のスライスに分割し、該スライスそれぞれの符号化手段によって符号化を並列に行う映像符号化装置が行う映像符号化方法であって、符号化ブロックラインの符号化終了時に、発生符号量を算出する符号量算出ステップと、前記発生符号量を前記スライスの直上のスライスを処理する前記符号化手段へ通知する符号量通知ステップと、直下スライスの前記符号化手段から通知された前記発生符号量に対してスケーリング値を乗算することで前記発生符号量を調整する符号量スケーリングステップと、調整後の前記発生符号量と符号化済みブロックの個数に応じて目標符号量を算出する目標符号量算出ステップと、前記目標符号量に応じて符号化を行う符号化ステップとを有する映像符号化方法である。
本発明の一態様は、コンピュータを、前記映像符号化装置として機能させるための映像符号化プログラムである。
本発明によれば、映像符号化処理において、スライス境界部分の画質劣化を低減することができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。 通常動作時の符号化対象ブロックの目標符号量算出方法を示す図である。 図2に示す時点の符号化ブロック数と符号量の関係を模式的に表した図である 最初の1符号化ブロックラインの符号化を行っている時点を表す図である。 1符号化ブロックラインの符号化終了時の時点を表す図である。 1符号化ブロックラインの符号化終了時の時点の符号化ブロック数と符号量の関係を示す図である。 残り2符号化ブロックラインの符号化開始からの時間変化を表す図である。 残り1符号化ブロックライン符号化時を示す図である。 残り1符号化ブロックライン符号化時の符号化ブロック数と符号量の関係を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態による映像符号化装置を説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。図1において、符号100−1、2は、映像を構成する画像の符号化を行う符号化部である。図1においては、符号化部を2つ備えた例を示している。符号化部100を備える数は、1枚の画像をいくつのスライスに分割するかによって定まる。図1に示す例は、2つのスライスに分割する例である。すなわち、符号化部100の数は、スライスの数と同数だけ備えられることになる。符号200は、入力した原画像を少なくとも2つ(符号化部100と数と同数)のスライスに分割し、それぞれのスライスデータを符号化部100それぞれに出力する画像分割部である。符号300は、符号化部100−1、2のそれぞれから出力するビットストリームを結合して1つビットストリームとして出力するストリーム結合部である。
符号化部100−1は、イントラ予測処理部101、インター予測処理部102、予測残差信号生成部103、変換・量子化処理部104、エントロピー符号化105−1、符号量制御部106−1、逆量子化・逆変換処理部107、復号映像信号生成部108、ループフィルタ処理部109を備える。
図1に示す符号化部100−1において、符号量を制御する処理を行う符号量制御部106が従来技術と異なる構成であり、他の部分はH.264/AVCやHEVC等の映像符号化装置として用いられている従来の一般的な構成と同様である。また、符号化部100−2についても符号化部100−1と同様の構成を備えている。ただし、符号化部100−1の符号量制御部106−1と符号化部100−2の符号量制御部106−2とは情報のやり取りが可能なように接続されている。3つ以上の符号化部100を備える場合についても隣り合う符号化部100同士が情報のやり取りを行うことができるように接続されることになる
以下に示す「符号化ブロック」についてはMPEG−2やH.264/AVC規格ではマクロブロックのことを示し、HEVCについては符号化ツリーユニット(CTU)のことを指し示す。
次に、図1に示す映像符号化装置の動作を説明する。ここでは、映像符号化装置に備えられる符号化部100−1の動作を説明するが、符号化部100−2の動作についても同様である。まず、映像符号化装置は符号化対象の入力映像信号(原画像)を入力し、画像分割部200によって、複数のスライスに分割する。ここでは、2つのスライスに分割されることになる。分割されたスライスデータは、それぞれの符号化部100−1、2に対して出力される。
符号化部100−1、2は、入力映像信号のスライスデータのピクチャを符号化ブロックに分割して符号化ブロックごとに符号化し、そのビットストリームを符号化ストリームとして出力する。
この符号化のため、予測残差信号生成部103は、入力映像信号とイントラ予測処理部101あるいはインター予測処理部102の出力である予測信号との差分を求め、それを予測残差信号として出力する。変換・量子化処理部104は、予測残差信号に対して離散コサイン変換等の直交変換を行い、変換係数を量子化し、その量子化された変換係数を出力する。
エントロピー符号化処理部105−1は、量子化された変換係数をエントロピー符号化し、符号化ストリームとして出力する。符号量制御部106−1は、エントロピー符号化処理部105から出力された符号化ストリームから符号量等の符号化情報を入力し、次の符号化に必要な量子化パラメータを適応的に切り替えて出力する。また、符号量制御部106−1は、他の符号化部100(ここでは、符号化部100−2)に対し、必要に応じて符号量を通知する。
一方、量子化された変換係数は、逆量子化・逆変換処理部107にも入力され、ここで逆量子化と逆直交変換され、予測残差信号を出力する。復号映像信号生成部108は、予測残差信号とイントラ予測処理部101あるいはインター予測処理部102の出力である予測信号とを加算し、符号化した符号化対象ブロックの復号映像信号を生成する。
この復号映像信号は、イントラ予測処理部101に対して出力するとともに、インター予測処理部102で参照画像として用いるために、ループフィルタ処理部109に対して出力する。ループフィルタ処理部109では符号化歪みを低減するフィルタリング処理を行い、このフィルタリング処理後の画像を復号映像信号としてインター予測処理部102に対して出力する。
そして、ストリーム結合部300は、エントロピー符号化処理部105−1、2のそれぞれから出力するビットストリームを所定の規則にしたがって結合し、1つのビットストリームとして出力する。この1つのビットストリームが映像符号化装置の出力となる。
次に、図1に示す符号量制御部106−1、2の動作を説明する。始めに、図2、図3を参照して通常動作時の対象符号化ブロックの目標符号量算出動作を説明する。図2は、通常動作時の符号化対象ブロックの目標符号量算出方法を示す図である。図2において符号201は符号化スライスを示しており、符号202は符号化対象ブロックを示している。符号203は符号化済み領域を示しており、符号204は符号化未処理の領域を示している。このスライス全体の目標符号量をTBtotal、符号化済み領域203の発生符号量をR、このスライスの符号化ブロック数をBtotal、符号化済み領域203の符号化ブロック数をBとすると、この符号化対象ブロック202の目標符号量TBcurは、(1)式で表される。
TBcur=(TBtotal−R)/(Btotal−B)・・・(1)
図3は、図2に示す時点の符号化ブロック数と符号量の関係を模式的に表した図である。理想的には図3に示す符号205の直線になるように符号量の制御を行う。図3に示す符号206は実際の発生符号量の遷移を示したもので、ある一定の符号化ブロック周期で(1)式の演算を行い、図3に示す符号207の傾きを算出することで次の符号化ブロックの目標符号量を決定する。なお、このスライス全体の目標符号量TBtotalは従来の一般的な符号量制御動作により算出するものとする。
次に、目標符号量算出動作を時間を追って説明する。一例として1枚のピクチャ(画像)を2つのスライスに分割して符号化を行う場合を説明する。図4は、最初の1符号化ブロックラインの符号化を行っている時点を表す図である。図4に示す符号301は符号化ピクチャの上スライス(スライス#0とする)を示している。また、図4に示す符号302は符号化ピクチャの下スライス(スライス#1とする)を示している。ここでは、符号化部100−1がスライス#0を符号化し、符号化部100−2がスライス#1を符号化するものとして説明する。
図4に示す符号303、符号304は符号化対象ブロックを示している。図4に示す符号305、符号306は符号化済み領域を示しており、符号307、符号308は符号化未処理の領域を示している。符号量制御部106−1、2のそれぞれは、最初の1符号化ブロックラインの符号化が終了するまでは(1)式によって目標符号量を算出する。
図5は、1符号化ブロックラインの符号化終了時の時点を表す図である。それぞれのスライスで1符号化ブロックラインの符号化が終了した時点で、符号量制御部106−2は、スライス#1の発生符号量を算出し、そこにスケーリング係数を乗算し、その値を符号量制御部106−1に通知する。スケーリング係数はスライス#1の最上符号化ブロックラインの符号化効率とスライス#0の最下符号化ブロックラインの符号化効率の差異を調整する係数である。
なお、スケーリング係数の乗算処理は、符号量制御部106−2で行うのではなく、発生符号量を受け取った符号量制御106−1が行うようにしてもよい。
一般的な映像符号化では符号化対象ブロックの符号化の際に隣接する符号化済みの符号化情報を用いることで高い符号化効率を実現しているが、スライスの最上符号化ブロックラインでは、符号化対象ブロックの上に隣接した符号化済みブロックが存在せず、符号化効率が悪くなる可能性があるため、スケーリングして調整を行う。
スケーリング係数は0.9〜1.0程度の値を用いることが有用であるが、過去の符号化済みピクチャの同位置の発生符号量の比をスケーリング値として用いるようにしてもよい。また、過去の符号化済みピクチャにおけるスライス境界を跨ぐ2つの符号化ブロックライン符号量の比からスケーリング値を算出するようにしてもよい。
符号化部100−1(スライス#0)では符号化部100−2(スライス#1)より通知された発生符号量情報を、このスライスの最下符号化ブロックラインで発生すると見込まれる符号量として(図5に示す符号401の部分)、目標符号量TBtotalから差し引いた値を新たな目標符号量(TBtotal’とする)として符号量制御を続ける。この時の符号化対象ブロックの目標符号量は(2)式で表される。ここで、R1lineはスライス#1で発生した1符号化ブロックラインの発生符号量を表し、B1lineは1符号化ブロックラインのブロック数を表している。
TBcur=(TBtotal−R1line×α−R)/(Btotal−B1line−B)・・・(2)
図6は、1符号化ブロックラインの符号化終了時の時点の符号化ブロック数と符号量の関係を示す図である。図6に示す符号402は1符号化ブロックライン終了時の発生符号量の点を示しており、図6に示す符号403は新しく設定した目標符号量の点を示している。このようなスライス#0の最下符号化ブロックラインで発生すると見込まれる符号量を確保することでスライス境界部分の画質劣化を低減することができる。
図7は、残り2符号化ブロックラインの符号化開始からの時間変化を表す図である。符号化開始から1符号化ブロックラインの間は、符号化対象ブロックの直下の符号化ブロック符号量をTBtotal’に順次加算していくことによって、徐々に当初の目標符号量に戻していく処理を加える。このような処理を行うことにより、最下符号化ブロックラインとスライスの下から2番目の符号化ブロックラインとの間の画質劣化の差を軽減する効果がある。この場合の目標符号量は式(3)のようになる。ここで、図7に示すB’は符号化を行っている符号化ブロックラインの中の符号化済みブロックの数を示している。
TBcur=(TBtotal−R1line×α×B’/B1line)/B1line・・・(3)
図8は、残り1符号化ブロックライン符号化時を示す図である。図9は、残り1符号化ブロックライン符号化時の符号化ブロック数と符号量の関係を示す図である。最後の1符号化ブロックラインは式(1)によって目標符号量TBcurを設定する。
このように各符号化時点に応じて目標符号量算出方法を切り替えて制御することでスライス境界の画質劣化を低減することが可能となる。
なお、前述の実施形態では2つのスライスに分割した例を示したが、各スライスで同様の処理を行うことで任意のスライス分割数の符号化に適用可能である。また、残り2符号化ブロックラインから図7による制御を開始する例を示したが、2以上の符号化ブロックラインの時点から前述した処理を開始するようにしてもよい。
また、前述した説明において、スライスの数に応じた符号化部100を備える例を説明したが、符号化部100は複数に分かれている必要はなく、1つの符号化部100内において並列処理を行うようにしてもよい。
以上説明したように、符号化対象ブロックをスライスに分割して符号化する映像符号化装置において、隣接する二つのスライスのうち、下に位置するスライスの最上位ブロックラインの符号量を上に位置するスライスの最下位ブロックラインの符号量制御に用いることで、スライスの境界付近の符号量が同程度になるようにしてスライス境界付近での画質劣化の低減を図るようにした。
この構成によれば、スライス境界付近の符号量(画像の歪み量)が同程度になるように符号量を制御することができるため、スライス境界部分の画質劣化を低減することができる。特に、入力映像信号を少なくとも2つ以上の水平帯状のスライスに分割し、複数の符号化部によって並列に符号化を行う映像符号化装置において、スライスの1符号化ブロックラインの符号量を直上スライスの符号量制御に用いて、スライス境界付近の符号量が同程度になるように制御するようにしたため、スライス境界部分の画質劣化を低減することができる。
前述した実施形態における映像符号化装置の全部または一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明してきたが、上記実施の形態は本発明の例示に過ぎず、本発明が上記実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素の追加、省略、置換、その他の変更を行ってもよい。
1枚のピクチャを複数のスライスに分割して並列に符号化を行うことが不可欠な用途に適用できる。
100−1、2・・・符号化部、200・・・画像分割部、300・・・ストリーム結合部、101・・・イントラ予測処理部、102・・・インター予測処理部、103・・・予測残差信号生成部、104・・・変換・量子化処理部、105−1、2・・・エントロピー符号化部、106−1、2・・・符号量制御部、107・・・逆量子化・逆変換処理部、108・・・復号映像信号生成部、109・・・ループフィルタ処理部、201・・・符号化スライス、202・・・符号化対象ブロック、203・・・符号化済み領域、204・・・未符号化領域、205・・・1スライスの理想的な符号量遷移、206・・・実際の符号量遷移、207・・・符号化対象ブロックからの目標符号量遷移、301・・・スライス#0、302・・・スライス#1、303・・・符号化対象ブロック(スライス#0)、304・・・符号化対象ブロック(スライス#1)、305・・・符号化済み領域(スライス#0)、306・・・符号化済み領域(スライス#1)、307・・・未符号化領域(スライス#0)、308・・・未符号化領域(スライス#1)、401・・・スライス#1からスライス#0へ送信された符号化ブロックライン符号量、402・・・符号化対象ブロックまでの符号量、403・・・新たに設定された目標符号量

Claims (4)

  1. 入力した映像を構成する画像を少なくとも2つの水平帯状のスライスに分割し、該スライスそれぞれの符号化手段によって符号化を並列に行う映像符号化装置であって、
    符号化ブロックラインの符号化終了時に、発生符号量を算出する符号量算出手段と、
    前記発生符号量を前記スライスの直上のスライスを処理する前記符号化手段へ通知する符号量通知手段と、
    直下スライスの前記符号化手段から通知された前記発生符号量に対してスケーリング値を乗算することで前記発生符号量を調整する符号量スケーリング手段と、
    調整後の前記発生符号量と符号化済みブロックの個数に応じて目標符号量を算出する目標符号量算出手段とを備え、
    前記符号化手段は、前記目標符号量に応じて符号化を行う映像符号化装置。
  2. 前記符号量スケーリング手段は、過去の符号化済みピクチャにおけるスライス境界を跨ぐ2つの符号化ブロックライン符号量の比から前記スケーリング値を算出する請求項1に記載の映像符号化装置。
  3. 入力した映像を構成する画像を少なくとも2つの水平帯状のスライスに分割し、該スライスそれぞれの符号化手段によって符号化を並列に行う映像符号化装置が行う映像符号化方法であって、
    符号化ブロックラインの符号化終了時に、発生符号量を算出する符号量算出ステップと、
    前記発生符号量を前記スライスの直上のスライスを処理する前記符号化手段へ通知する符号量通知ステップと、
    直下スライスの前記符号化手段から通知された前記発生符号量に対してスケーリング値を乗算することで前記発生符号量を調整する符号量スケーリングステップと、
    調整後の前記発生符号量と符号化済みブロックの個数に応じて目標符号量を算出する目標符号量算出ステップと、
    前記目標符号量に応じて符号化を行う符号化ステップと
    を有する映像符号化方法。
  4. コンピュータを、請求項1または2に記載の映像符号化装置として機能させるための映像符号化プログラム。
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